JP3107266U - 枕 - Google Patents
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Abstract
【課題】 放熱性,通気性,吸湿性等のソバ殻の本来の良さを享受できるようにするとともに、別途の防虫処理、例えば、薬品処理(燻蒸処理)や高熱処理等を施すことなく、カビやダニ等の発生を有効に抑制する。
【解決手段】 枕袋2に中素材としてソバ殻3…を充填した枕1を構成するに際して、枕袋2に水分含有率が10〔%〕以下になるまで乾燥させたソバ殻3…を中素材として充填することにより枕本体4を構成し、この枕本体4を密封袋5に収容する。この場合、密封袋5には、湿気を通さない合成樹脂製の包装用袋5sを用いる。
【選択図】 図1
【解決手段】 枕袋2に中素材としてソバ殻3…を充填した枕1を構成するに際して、枕袋2に水分含有率が10〔%〕以下になるまで乾燥させたソバ殻3…を中素材として充填することにより枕本体4を構成し、この枕本体4を密封袋5に収容する。この場合、密封袋5には、湿気を通さない合成樹脂製の包装用袋5sを用いる。
【選択図】 図1
Description
本考案は、枕袋にソバ殻を充填してなる枕の改良に関する。
一般に、枕袋にソバ殻を充填した枕(ソバ殻枕)は広く知られている。ところで、ソバ殻は、通常、16〔%〕程度の水分を含有しているため、包装袋に収容した商品として店舗等に置かれた場合、包装袋の内部で水蒸気が発生し、これにより、包装袋の内部における湿度は、約55〜65〔%〕程度まで上昇する。一方、湿度が60〔%〕を越え、温度が25〔℃〕を越えた環境では、カビやダニ等が発生しやすいと云われている。したがって、上述した包装袋にソバ殻枕を収容した商品の場合、包装袋の内部は、カビやダニ等が発生しやすい環境となり、例えば、お客が店舗で枕を購入し、家で包装袋を開けたら中に虫が入ったいたなどの不具合を生じかねない。
このため、従来より、虫の発生防止を考慮した枕も、例えば、特開2002−306300号公報で知られている。この枕は、袋状の本体と、この本体に収容された中材とからなるとともに、中材として豆の種皮を乾燥させた乾燥種皮を用いたものであり、特に、乾燥種皮により虫が付くことが防止される。
特開2002−306300号
しかし、上述した従来の枕は、次のような問題点があった。
第一に、中材に豆の種皮を使用するという材料変更を内容とするため、いわばソバ殻の良さ、即ち、放熱性,通気性,吸湿性等のソバ殻の良さを得ることができない。
第二に、乾燥種皮は、単なる乾燥したものに過ぎないため、虫の発生を完全に抑えることができるか否か不明であり、数値的に十分な乾燥が行われるとは云い難い。
本考案は、このような背景技術に存在する課題を解決した枕の提供を目的とするものである。
本考案は、上述した課題を解決するため、枕袋2に中素材としてソバ殻3…を充填した枕1を構成するに際して、枕袋2に水分含有率が10〔%〕以下になるまで乾燥させたソバ殻3…を中素材として充填することにより枕本体4を構成し、この枕本体4を密封袋5に収容してなることを特徴とする。この場合、考案の好適な態様により、密封袋5には、湿気を通さない合成樹脂製の包装用袋5sを用いることができる。
このような構成を有する本考案に係る枕1によれば、次のような顕著な効果を得ることができる。
(1) 水分含有率が10〔%〕以下になるまで乾燥させたソバ殻3…を中素材として用いるため、ソバ殻3…の特長、即ち、放熱性,通気性,吸湿性等のソバ殻の本来の良さを享受できる。
(2) ソバ殻3…を水分含有率が10〔%〕以下になるまで乾燥させるため、枕本体4を密封袋5に収容した場合、密封袋5内部の湿度を30〔%〕以下に抑えることができ、別途の防虫処理、例えば、薬品処理(燻蒸処理)や高熱処理等を施すことなく、カビやダニ等の発生を有効に抑制できる。
(3) 好適な態様により、密封袋5として、湿気を通さない合成樹脂製の包装用袋5sを用いれば、包装用袋5sを密封袋5に兼用できるため、別途の密封袋5が不要にできる利点がある。
次に、本考案に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る枕1の製造方法について、図1及び図2を参照しつつ図3に示すフローチャートに従って説明する。
最初に、所要量のソバ殻3…を準備し、洗浄を行う(ステップS1,S2)。天然(原ソバ)のソバ殻3…は、通常、16〔%〕程度の水分を含有しており、乾燥させた後、大気中にそのまま放置した場合には、13〔%〕程度の水分含有率となる。本実施形態では、洗浄したソバ殻3…を、80〔℃〕程度の温風下に20〜30分間晒すことにより除湿乾燥処理を行う(ステップS3,S4)。この場合、乾燥温度(設定温度)及び乾燥時間(設定時間)は、除湿乾燥処理後におけるソバ殻3…の水分含有率が10〔%〕以下、望ましくは6〜7〔%〕程度となるように設定する。
一方、ソバ殻3…に対する除湿乾燥処理を行ったなら直ちに計量を行う(ステップS5)。なお、計量は、ソバ殻3…の準備段階等において、予め行っておいてもよい。そして、計量したソバ殻3…は、中素材として予め用意した布材等により製作された枕袋2に充填し、開口を封止する(ステップS6)。これにより、通常使用する際における枕本体4が得られる。
次いで、枕本体4が得られたなら、吸湿が進行しないように、速やかに密封袋5に収容して密封する(ステップS7)。この場合、密封袋5としては、湿気を通さない合成樹脂製の包装用袋5sを用いることができる。包装用袋5sであるため、この包装用袋5sは、内部が透けて見える透明袋として形成され、袋面には、所要の商品名,使用方法,特長等が印刷(表示)されている。このように、密封袋5として、湿気を通さない合成樹脂製の包装用袋5sを利用すれば、包装用袋5sを密封袋5として兼用でき、別途の密封袋5が不要になる利点がある。これにより、図2に示すような、目的とする枕1を得ることができる。
よって、このように構成される枕1は、水分含有率が10〔%〕以下になるまで乾燥させたソバ殻3…を中素材として用いるため、ソバ殻3…の特長、即ち、放熱性,通気性,吸湿性等のソバ殻の本来の良さを享受できることに加え、ソバ殻3…を水分含有率が10〔%〕以下になるまで乾燥させるため、枕本体4を密封袋5に収容した場合、密封袋5内部の湿度を30〔%〕以下に抑えることができ、別途の防虫処理、例えば、薬品処理(燻蒸処理)や高熱処理等を施すことなく、カビやダニ等の発生を有効に抑制できる。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本考案は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本考案の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、中素材としてソバ殻3…のみを枕袋2に充填した場合を例示したが、必要に応じてソバ殻3…に加え、他の材料、例えば、芳香剤や補助充填材等を添加してもよい。また、密封袋5は、湿気を通さない合成樹脂製の包装用袋5sと兼用する場合を示したが、専用の密封袋5を使用し、この密封袋5を別体の包装用袋5sに収容したり、或いは密封袋5に別体の包装紙を付すなどしてもよい。
1 枕
2 枕袋
3… ソバ殻
4 枕本体
5 密封袋
5s 包装用袋
2 枕袋
3… ソバ殻
4 枕本体
5 密封袋
5s 包装用袋
Claims (2)
- 枕袋に中素材としてソバ殻を充填した枕において、前記枕袋に水分含有率が10〔%〕以下になるまで乾燥させたソバ殻を中素材として充填することにより枕本体を構成し、この枕本体を密封袋に収容してなることを特徴とする枕。
- 前記密封袋は、湿気を通さない合成樹脂製の包装用袋であることを特徴とする請求項1記載の枕。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004957U JP3107266U (ja) | 2004-08-18 | 2004-08-18 | 枕 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004957U JP3107266U (ja) | 2004-08-18 | 2004-08-18 | 枕 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3107266U true JP3107266U (ja) | 2005-01-27 |
Family
ID=43269987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004004957U Expired - Fee Related JP3107266U (ja) | 2004-08-18 | 2004-08-18 | 枕 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3107266U (ja) |
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2004
- 2004-08-18 JP JP2004004957U patent/JP3107266U/ja not_active Expired - Fee Related
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