JP3107125U - フォトマスク貼近式撮影装置 - Google Patents

Abstract

【課題】均一な光線により撮影装置の自動照準を利用して、快速に、且つ、鮮明な画像が撮影でき、高効率使用の要求を満たすことができるフォトマスク貼近式撮影装置を提供する。
【解決手段】本考案のフォトマスク貼近式撮影装置は、開口を有するマスクからなり、マスク内に光源と撮影装置を設置する。光源が発する光線は、マスクの開口から均一に投射され、撮影装置のレンズは、マスクの開口に向けられ、マスクの開口を被写体に貼近して撮影する。
【選択図】図１

Description

本考案は、撮影装置に関するものであって、特に、フォトマスク貼近式撮影装置で、撮影装置の焦点と均一な光線により、快速に、鮮明な画像を撮影する撮影装置に関するものである。

科学技術の発展に伴い、カメラなどの撮影装置は、次々と新しい機種が発売され、また、性能もますます精密になってきている。カメラは、日常生活だけでなく、医療における人体患部の撮影にも幅広く応用されている。

現在、被写体を撮影する時、被写体を開放式、或いは、封閉式の空間の底面上に置き、更に、相当の距離で、カメラにより撮影を行う。しかし、デジタルカメラの使用では、定距離焦点、過度の露光、光線不足、或いは、光線が不均衡である、などの問題で、撮影された画像は鮮明ではなく、灯光やカメラのホワイトバランスを調整しないといけないので、操作が不便で、撮影時間も冗長である。

一方、公知の撮影装置の構造設計では、人物や対象物の局部を撮影したい場合、手でしっかりと、カメラを定位させ、被写体に照準させて、カメラがぶれないようにしないと局部特写ができないので、操作が容易でない。もう一つの医療用の撮影装置では、密閉空間内で、カメラを一箇所に固定して、患部の撮影をする。しかし、この種の撮影装置は、手でカメラを固定する手間は省かれるが、カメラ自身のダブルフォーカス功能に頼って撮影フォーカスを調整するのには限りがあり、また、光源が不均衡で、画像がはっきりしないという欠点がある。この他、撮影装置が調整可能式に設計されても、通常は、トラックとチューナーにより移動及び定位するので、快速な撮影が不可能で、また、自動移動するものは、構造が複雑で、価格も高いという欠点がある。

よって、本考案は、上述の問題を改善するフォトマスク貼近式撮影装置を提供し、マスク、光源、及び、撮影装置を整合して一体構造にすることにより、公知技術の欠点を改善する。

本考案は、フォトマスク貼近式撮影装置を提供し、マスク、光源、及び、撮影装置を整合して一体構造にすることにより、撮影装置が自動照準する際に、同時に、充分で均一な輝度を確保し、簡単、且つ、快速に、鮮明な画像を撮影することができ、公知技術の欠点を改善することを目的とする。

本考案は、フォトマスク貼近式撮影装置を提供し、撮影物に貼近する方式により、被写人体、或いは、物体のいかなる部位も、容易、且つ、快速に撮影ができ、高効率使用を達成することをもう一つの目的とする。

本考案は、マスクの伸縮により、数段の異なる撮影距離を調整し、高品質画像を撮影することを更なる目的とする。

本考案によると、フォトマスク貼近式撮影装置は、開口を有するマスクからなり、マスク内に光源を設置する。それが発する光線は、マスクの開口から均一に投射される。また、マスク内には、画像撮影装置が設置されている。レンズは、マスクの開口に向けられ、マスクの開口を被写体に貼近し、撮影装置の自動照準を利用し、均一な光線により、近距離の快速な撮影で、鮮明な画像が撮影できる。

簡単、且つ、快速に、鮮明な画像を撮影することができ、公知技術の欠点を改善する

図１は、本考案のフォトマスク貼近式撮影装置の構造を示し、マスク１０からなり、マスク１０は開口１２を有し、マスク１０内壁は、光線を反射し、光線が外漏するのを防止する、例えば、金属、電気鍍金材、或いは、焼付け塗装材料からなる。マスク１０内に、複数の光源１４及び撮影装置１６を設置する。光源１４は、マスク１０内壁、或いは、頂面に均等に設置され、光線は、マスク１０の開口１２から、均一に投射する。撮影装置１６は、通常、カメラ、デジタルカメラで、制御ボタンユニット（図示しない）及びレンズ１６２を有する。撮影装置１６は、マスク１０内に固定され、且つ、開口１２と相対する内壁上に位置し、制御ボタンユニットは、マスク１０の表面から露出し、レンズ１６２はマスク１０の開口１２に向いて、マスク１０の開口を、被写体に貼近させ、均一な光線を利用して、撮影装置１６により撮影して、近距離で、鮮明な画像を快速に撮影する。

マスク１０は、固定式マスク、或いは、数段に伸縮する伸縮式マスクで、マスク１０の形状は限定されず、通常は、角柱体、円柱体、角錐体、或いは、円錐体等で、図１中、マスク１０は直方体である。図２〜図４は、本考案のもう三種の実施例を示す。図２中、マスク１０は円柱体で、図３中、マスク１０は円錐体で、図４中、投射する光源１４及び撮影装置１６は、マスク内の頂面に設置される。

このフォトマスク貼近式撮影装置の設計により、図５で示されるような応用が可能で、本考案のマスク１０は、手持式に設計でき、マスク１０の外表面に、更に、取っ手１８を設置し、撮影者が手持できるようになっている。医療用の撮影において、医療スタッフが患者２０の患部、或いは、傷口を撮影したい時、取っ手１８を手持し、直接、マスク１０を撮影部位に接近、或いは、貼接すれば、均一な光源１４及び撮影装置により、撮影を行うことができる。

前述のマスク１０は手持式で、撮影装置１６の制御ボタンユニットにより撮影する。この他、制御ボタンユニットは、コンピュータと連接して、コンピュータにより撮影装置１６の撮影を操作することもできる。この他、本考案は、図６で示されるように、撮影装置１６が、信号伝送線２２を連接し、この信号連接線２２は、マスク１０の外に延伸露出して、コンピュータ２４と連接し、コンピュータ２４を利用し、信号伝送線２２により、撮影装置１６を制御して、撮影装置１６が撮影した画像を保存する。信号伝送線２２とコンピュータ２４間は、調節可能な固定台座２６により連接され、固定台座２６は、伸縮式容置槽２８からなり、伸縮式容置槽２８底部にコントロールボックス３０を設置する。伸縮湾管３２は、伸縮式容置槽２８内に容置され、且つ、一端は、伸縮式容置槽２８内の底面に連固され、もう一端は伸縮式容置槽２８外に伸出し、マスク１０上に連固されて、撮影装置１６の信号伝送線２２が、伸縮湾管３２内部から延伸して、コントロールボックス３０に連接される。更に、コントロールボックス３０により、信号をコンピュータ２４に伝送し、伸縮湾管３２及び伸縮式容置槽２８の調整により、マスク１０の定位位置及び角度を決定し、同時に、コンピュータ２４により、撮影装置１６の操作パラメータ及び作動を制御する。

本考案を使用するとき、図５で示されるように、フォトマスク貼近式撮影装置を手持して、物件或いは人体に貼近させて、撮影を行う。図６で示されるような伸縮式容置槽２８及び伸縮湾管３２により、撮影の高度、水平位置、撮影角度を調整し、被写体に貼近することにより撮影を実行する。撮影装置１６がデジタルカメラであるとし、撮影距離を変更する場合、デジタルカメラの自動撮影モードにより全自動撮影するか、或いは、手動モードにより、手動調整法式で撮影する。コンピュータ２４によりデジタルカメラの撮影を制御する場合、デジタルカメラを手動モードに調整して、コンピュータ２４を利用して、信号伝送線２２により、カメラプレセット（pre−set）の絞り、シャッター等の操作要素を制御する。手持式撮影、或いは、固定台座２６を結合したコンピュータ２４による撮影制御でも、マスク１０により、光線を反射し、光線の外漏を防止する作用を提供し、光源１４は充分、且つ、均一な光線を提供すると共に、撮影装置１６により人体部位、或いは、物件を撮影する時、マスク貼近式撮影装置が提供する撮影距離、光線輝度に従って、撮影を実行し、好ましい品質の画像を撮る。

上述のような設計により、マスク貼近式撮影装置は、医療撮影、人、人の顔部の撮影、実験研究等に応用され、使用が便利で、撮影効果が好ましい撮影道具となる。

本考案は、マスク、光源、及び、撮影装置を整合して一体構造にすることにより、充分で、均一な輝度を確保すると共に、マスクの伸縮により数段の異なる撮影距離を調整して、容易、且つ、快速に、鮮明で高品質の画像を撮影することができる。この他、本考案は、撮影物に貼近する方式により、公知技術と比較すると、被写体のいかなる部位でも容易、且つ、快速に撮影でき、効率的である。

本考案では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本考案に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本考案の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本考案明の保護範囲は、実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。

本考案の構造を示した説明図である。 本考案の各実施例を示した説明図である。 本考案の各実施例を示した説明図である。 本考案の各実施例を示した説明図である。 本考案の実際の使用時を示した説明図である。 本考案のもう一つの実施例を実際に使用する際の構造を示した説明図である。

符号の説明

１０…マスク
１２…開口
１４…光源
１６…撮影装置
１６２…レンズ
１８…取っ手
２０…患者
２２…信号伝送線
２４…コンピュータ
２６…調整可能式固定台座
２８…伸縮式容置槽
３０…コントロールボックス
３２…伸縮湾管

Claims (10)

1. フォトマスク貼近式撮影装置であって、
   開口を有するマスクと、
   前記マスク内に設置され、光線を発して、前記マスクの前記開口から均一に投射する光源と、
   前記マスク内に設置され、且つ、レンズが前記マスクの前記開口に向き、前記マスクの前記開口を被写体に貼近することにより、照準すると共に、均一な光線を利用して、近距離の快速な撮影で鮮明な画像を得る撮影装置と、
   からなることを特徴とするフォトマスク貼近式撮影装置。
2. 前記撮影装置は、前記マスク内の前記開口と相対する内壁上に固定され、且つ、前記撮影装置の制御ボタンユニットは、前記マスクの表面外に露出し、前記制御ボタンユニットにより撮影を実行するか、或いは、前記制御ボタンユニットとコンピュータを連接し、前記コンピュータにより前記撮影装置の撮影を制御することを特徴とする請求項１に記載のフォトマスク貼近式撮影装置。
3. 前記撮影装置は、更に、信号伝送線を連接し、且つ、前記信号連接線は、前記マスク外に延伸し、コンピュータシステムと連接して、前記コンピュータシステムは、前記信号伝送線により、前記撮影装置を制御し、前記撮影装置が撮影した画像を保存することを特徴とする請求項１に記載のフォトマスク貼近式撮影装置。
4. 前記マスクの外表面に、更に、取っ手を有することを特徴とする請求項１に記載のフォトマスク貼近式撮影装置。
5. 前記マスクは、更に、調節可能な固定台座に連設され、前記固定台座は、
   伸縮式容置槽と、
   一端が、前記伸縮式容置槽内の底面に連固され、もう一端は前記マスク上に連固されて、且つ、前記信号伝送線が、内部からコンピュータシステムに連接され、前記伸縮式容置槽と共に調整して、前記マスクの定位位置及び角度を決定する伸縮湾管と、
   からなることを特徴とする請求項３に記載のフォトマスク貼近式撮影装置。
6. 前記撮影装置は、カメラ、デジタルカメラ、デジタルビデオのどれかであることを特徴とする請求項１に記載のフォトマスク貼近式撮影装置。
7. 前記マスクは、固定式マスク、伸縮式マスクのどちらかであることを特徴とする請求項１に記載のフォトマスク貼近式撮影装置。
8. 前記マスクの形状は、多角柱体、円柱体、多角錐体、及び、円錐体のどれかであることを特徴とする請求項１に記載のフォトマスク貼近式撮影装置。
9. 前記光源は、前記マスクの内壁上に固定されることを特徴とする請求項１に記載のフォトマスク貼近式撮影装置。
10. 前記光源は、前記マスクの頂面上に固定されることを特徴とする請求項１に記載のフォトマスク貼近式撮影装置。

Images