JP3106503B2 - ボールねじ装置 - Google Patents

ボールねじ装置

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JP3106503B2 JP02405766A JP40576690A JP3106503B2 JP 3106503 B2 JP3106503 B2 JP 3106503B2 JP 02405766 A JP02405766 A JP 02405766A JP 40576690 A JP40576690 A JP 40576690A JP 3106503 B2 JP3106503 B2 JP 3106503B2
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    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/22Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members
    • F16H25/2204Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls
    • F16H2025/2242Thread profile of the screw or nut showing a pointed "gothic" arch in cross-section

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械,スカラー型
ロボットその他の産業機械装置用のアクチュエータとし
て好適に利用できるボールねじ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のボールねじ装置として
は、例えば特開平1−229160号公報に示されるも
のがある。このものは、単一の軸体の外周面にボールね
じ溝とボールスプライン溝とを重複させて形成した軸
に、多数のボールを介してボールねじナットを嵌合する
と共に、多数のボールを介してボールスプラインナット
を嵌合し、さらに上記両ナットを同一のハウジングに対
しそれぞれ一対のサポートベアリングを介して回転自在
に組付けると共に、上記両ナットをおのおの独立に駆動
するための伝動部材を備えている。しかして、前記各ナ
ットをそれぞれ支持する一対のサポートベアリングは、
アンギュラコンタクト構造とすると共に当該一対のサポ
ートベアリング同士を背面組合せに配設し、その両ベア
リング間に間座を介装することにより予圧を付与してい
る。そしてこの間座の幅を適宜選択することにより、予
圧を任意の大きさに調整するようにしている。その予圧
調整で、軸が往復運動時に急停止した場合のベアリング
転動体の弾性変形によるガタつきを防止せんとするもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のボールねじ装置にあっては、ボールねじナット及び
ボールスプラインナットをそれぞれ支持するサポートベ
アリングは、アンギュラコンタクト構造とされ、且つ2
個一対のベアリング同士を背面組合せ(DB組合せ)に
配設した間に間座を介装して、いわゆる引張り予圧を負
荷するものとされている。すなわち、この従来例の構造
では、サポートベアリングを正面組合せ(DF組合せ)
に配設して圧縮予圧を付与するようにしたり、あるいは
ボール溝空間よりも僅かに大きなオーバーサイズボール
を使用し、ボール溝面にボールを4点接触させていわゆ
る「P予圧」を設定したりする機能選択の自由度が全く
ないという問題点があった。
【0004】また、間座を介装するために部品点数が多
くなり、且つまたナットの長手寸法が長くなり、ひいて
はボールねじ装置全体が大形化せざるを得ないという問
題点があった。更に、上記従来例では、ボールねじナッ
ト及びボールスプラインナットのいずれも、ボールの潤
滑に関して特別に給油機構は設けられておらず、単にグ
リースを封入しておくだけであり、過剰な封入でグリー
スを外部に飛散させ外部を汚染させたり、反対に不足気
味で潤滑不良を起こし頻繁な補給を必要とするのは、メ
インテナンスに手間がかかるという問題点もあった。
【0005】そこで本発明は、上記従来の問題点に着目
してなされたものであり、機能選択の自由度を増し、且
つ部品点数、組立工数を低減し、組立精度を向上させ、
コンパクトで低コストで使い勝手の良いボールねじ装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボールねじ溝
とボールスプライン溝とを有するボールねじ軸にボール
ねじナットとボールスプラインナットとがボールを介し
て螺着され、前記ボールねじナットとボールスプライン
ナットとは、ボールベアリングのボールの転動を介して
回転可能にハウジングに支持されているボールねじ装置
において、前記ボールベアリングの内輪溝を前記ボール
ねじナットとボールスプラインナットとの外周面にそれ
ぞれ形成すると共に、前記ボールベアリングの外輪溝を
前記ハウジングの内周面に前記内輪溝の溝間隔に対して
所望の溝間隔で形成した。
【0007】本発明はまた、前記ボールベアリングのボ
ールをオーバーサイズボールを含むものとすることもで
きる。また、上記本発明のボールねじ装置にあっては、
ボールねじ軸の、前記ボールねじナットとボールスプラ
インナットとの中間位置に、油かき部品を螺合したもの
とすることができる。
【0008】
【作用】間座を使用することなく、DBタイプの予圧、
DFタイプの予圧、あるいはP予圧を、必要に応じて選
択することが容易にできる。そのため、部品点数が従来
より減少し、それに伴って組立工数の低減、組立精度の
向上等が果たせると同時に、コンパクト化、低コスト
化、使い勝手の良さ等を実現することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1ないし図5は本発明の第1の実施例である。
図1にボールねじ装置1の概要を示す。図中、2はボー
ルねじ軸であり、このボールねじ軸2には、ゴシックア
ーチ溝からなる螺旋状のボールねじ溝3と共に軸方向に
直線状の3条のボールスプライン溝4が形成されてい
て、ボールねじナット5とボールスプラインナット6と
がそれぞれ装着されている。
【0010】ボールねじナット5は、ゴシックアーチ溝
からなるボールねじ溝3に対応するゴシックアーチ形状
の図示されないボールねじ溝を内周面に有しており、そ
のナットのボールねじ溝と前記ボールねじ軸2のボール
ねじ溝3との間に図示されない多数のボールが転動自在
に介装されている。しかして、ボールねじナット5に
は、図示しないがそれらのボールの循環路が形成されて
おり、ボールはボールねじ軸2とボールねじナット5と
の相対回転と共にねじ溝内を転動しつつ螺旋状に移動
し、ねじ溝を1回半ないし3回半回ってからナット内の
戻し通路を経て元の位置に戻り、循環を繰り返す公知の
構造になっている。そして上記ボールねじナット5の円
筒状の外周面には、ゴシックアーチ溝からなるベアリン
グ内輪溝10が2条平行に、間隔P1 を隔てて形成され
ている。
【0011】一方、ボールスプラインナット6は、ボー
ルねじ軸2に沿って直線的に延びるボールスプライン溝
4に対応する図示されないボールスプライン溝を内周面
に有しており、そのナットのボールねじ溝と前記ボール
ねじ軸2のボールねじ溝3との間に図示されない多数の
ボールが転動自在に介装されている。しかして、ボール
スプラインナット6には、図示しないがそれらのボール
の循環路が形成されており、ボールはボールねじ軸2と
ボールスプラインナット6との相対的な直線移動と共に
ねじ溝内を転動しつつ直線方向に移動し、ナット端部に
至ってナット内の戻し通路に入りUターンして元の位置
にもどり循環を繰り返す構造になっている。そして上記
ボールスプラインナット6の円筒状の外周面にも、やは
りゴシックアーチ溝からなるベアリング内輪溝11が2
条平行に、間隔P2 を隔てて形成されている。
【0012】ボールねじ軸2に螺合されたボールねじナ
ット5とボールスプラインナット6の外周には共通のハ
ウジング12が被せてある。このハウジング12は、内
ハウジング12Aと、外ハウジング12Bとからなる2
重構造を有する。内ハウジング12Aは一端にフランジ
13を有すると共に、内周面14には、前記ボールねじ
ナット5のベアリング内輪溝10に対応するゴシックア
ーチ形状のベアリング外輪溝15と、前記ボールスプラ
インナット6のベアリング内輪溝11に対応する同じく
ゴシックアーチ形状のベアリング外輪溝17とが、それ
ぞれ形成されている。したがって、ゴシックアーチ溝の
一方の溝面又は両方の溝面をボールの転動面として使用
できる。そしてベアリング内輪溝10とベアリング外輪
溝15とでなる溝空間、及びベアリング内輪溝11とベ
アリング外輪溝17とでなる溝空間に、それぞれ多数の
ベアリングボール18が装着されている。これらのベア
リングボール18の挿入は、内ハウジング12Aの円筒
胴部に予め穿設されているベアリングボール挿入孔19
を用いて行われる。すなわち、内ハウジング12Aの円
筒胴部に、各ベアリング外輪溝15,17に対応させ、
ただしベアリング外輪溝15の溝フランクのボール接触
点E側の斜面は避けて(図2参照)、ベアリングボール
18が挿通できる大きさの貫通孔を設けてベアリングボ
ール挿入孔19を形成し、ここから所定数のベアリング
ボール18を挿入した後、コマ20を埋め込んでベアリ
ングボール挿入孔19を塞ぐ。このようにして、ベアリ
ング内輪溝10,ベアリング外輪溝15,ベアリングボ
ール18並びにベアリング内輪溝11,ベアリング外輪
溝17,ベアリングボール18で、それぞれボールベア
リングBrが構成されている。ボールねじナット5とボ
ールスプラインナット6がそのボールベアリングBrの
内輪を兼用し、ハウジング12の内ハウジング12Aは
そのボールベアリングBrの共通の外輪を兼用してい
る。
【0013】この実施例の場合、ボールベアリングBr
におけるボールねじナット5側のベアリング外輪溝15
の溝間隔P3 は、対応するベアリング内輪溝10の溝間
隔P 1より僅かに大きい(P1 <P3)。また、ボールス
プラインナット6側の前記ベアリング外輪溝15の溝間
隔P2 は、対応するベアリング内輪溝10の溝間隔P 4
より僅かに大きい(P2 <P4)。このようにベアリング
内外輪溝の溝間隔をオフセットさせることにより、ベア
リングボール18に対して、アンギュラ玉軸受のDB組
合わせにおけると同様の引張り予圧を付与している。
【0014】しかして、溝間隔の関係を上記とは反対
に、P1 >P3 ,P2 >P4 とすれば、アンギュラ玉軸
受のDF組合わせにおけると同様の圧縮予圧を付与する
ことが可能である。更にまた、各溝間隔を等しく(P1
=P3 , P2 =P4)するか、あるいは単列の溝として、
その溝空間よりも僅かに大きいベアリングボール18を
挿入して4点接触させることによりP予圧を付与するこ
ともできる(この場合は、作動性向上のため、より小径
のスペーサボールを交互に挿入するとよい。)ボールね
じナット5及びボールスプラインナット6の外周端部付
近には、リング状のプーリ固定用フランジ22がそれぞ
れ設けられており、これにプーリ23,23がおのおの
取付けられている。そして、このプーリ23は精密伝動
用のタイミングベルト24を介して図外の駆動装置によ
り回転駆動されるようになっている。なお、25はボー
ルねじナット5の両端とボールスプラインナット6の両
端とにそれぞれ装着されたワイパーシール、又26は内
ハウジング12Aのフランジ13側の端面に装着された
ワイパーシール、27は内ハウジング12Aの反対側端
面に形成されたラビリンスシールである。
【0015】また、この実施例にあっては、ボールねじ
軸2には、ボールねじナット5とボールスプラインナッ
ト6との間に、油かき部品30が螺合されている。その
詳細を図3ないし図5により説明する。油かき部品30
は、外周につば31を有するボールねじ溝用油かき部品
30Aと、前記つば31が係合する溝32を有するボー
ルスプライン溝用油かき部品30Bとを組合せてなる。
ボールねじ溝用油かき部品30A,ボールスプライン溝
用油かき部品30Bとも、環状体を直径方向に2つ割り
にした潤滑性に富む合成樹脂製部材を、Oリング等の弾
性部材33で締付けてリング状にされている。そして、
ボールねじ溝用油かき部品30Aの内周面には、ボール
ねじ軸2のボールねじ溝3に嵌合する突起34が突設さ
れている。一方、ボールスプライン溝用油かき部品30
B内周面には、ボールねじ軸2の3条のボールスプライ
ン溝4にそれぞれ嵌合する3個の突起35が突設されて
いる。
【0016】次に作用を述べる。上記のボールねじ装置
1は、例えばハウジング12を図外の工作機械やロボッ
ト等の取付部に固定して装着し、タイミングベルト24
を介してプーリ23を回転駆動させることで、ボールね
じ軸2を駆動せしめる。ボールねじナット5のみを回転
させれば、ボールねじ軸2は軸方向に運動する。ボール
スプラインナット6のみを回転させれば、ボールねじ軸
2は回転運動を伴って軸方向に運動する。またボールね
じナット5とボールスプラインナット6とを共に同じ回
転数で同方向に回転させれば、ボールねじ軸2は軸方向
の運動をせずに回転運動のみを行う。ボールねじナット
5とボールスプラインナット6とを異なる回転数で駆動
すれば、ボールねじ軸2は回転運動と軸方向運動との複
合された運動となる。回転方向を逆とすれば、各運動も
逆方向となる。これらの運動に際して、ボールベアリン
グBrには予圧が付与されているから、ボールねじ軸2
のガタつきは阻止され、ボールねじ軸2の円滑な運動と
高い位置決め精度が確保できる。しかして、この実施例
によれば、ボールスプラインナット6のモーメント剛性
を特に高めたいときは、その予圧を引張り予圧に形成
し、一方こじりを嫌うボールねじナット5は圧縮予圧に
形成するとか、あるいは省スペースが要求される場合に
は単列のP予圧タイプに形成するなど、ボールベアリン
グBrのベアリング内輪溝10,11又はベアリング外
輪溝15,17の溝間隔の加工上の変更のみで、必要に
応じて任意のタイプの予圧を選択でき、構成部品を全て
交換せずに適応することができる。
【0017】従来例のアンギュラコンタクト構造のボー
ルベアリングのものとは異なり、間座を必要としないか
ら部品点数が少なくて済み、容易に精度良く組立ること
ができる。更に、先に述べたように引張り予圧のみなら
ず、圧縮予圧あるいはP予圧等の機能選択が容易であ
り、使用状況に応じて最適の機能を与えることが容易で
ある。また、単列のP予圧にすれば極めてコンパクトな
製品が得られるから、省スペースの要求にも応えること
ができる。
【0018】次に潤滑に関して述べると、ボールねじナ
ット5及びボールスプラインナット6の内部全体には敢
えてグリースを封入せず、両ナット5,6に挟まれた間
の空間Sを、グリース溜まりとしている。油かき部品3
0は、ボールねじ軸2の両ナット5,6間を自由に動く
ように取付けられており、移動するボールねじ軸2に引
きずられて両ナット5,6間を移動して、図6に模式的
に示すようにナット端面に当たって止まる。更にボール
ねじ軸2が移動し続けることで、ボールねじ軸2上のグ
リースは油かき部品30に掻き上げられてその側面に溜
まると共に、そこを通過したボールねじ軸2の面には微
量のグリースが塗布されることになるから、外部へ余分
なグリースが漏出することが少なくできる。余分のグリ
ースはグリース溜め空間Sに止まり、油かき部品に付着
しているから、給油期間は従来より大幅に延長される。
【0019】なお、内ハウジング12Aの端部に設けら
れたワイパーシール26とラビリンスシール27が、グ
リース溜め空間Sから外部へのグリース漏出を極力抑制
する。このように潤滑することで、従来のように各ナッ
ト5,6内に過剰なグリースを封入してしまい、それが
外部に飛散して汚染が発生したり、反対に不足気味で頻
繁な補給を必要とするなどの問題は生じることがなくな
り、メインテナンスに手間がかからない。
【0020】図7に、第2の実施例を示す。この実施例
にあっては、ベアリング外輪溝15を有する内ハウジン
グ12Aが共通ではなく、長さの短い2個に分割されて
いて、ボールねじナット5用とボールスプラインナット
6用とに別れている。そして、プーリ23がボールねじ
ナット5とボールスプラインナット6との対向端側に取
付けられると共に、外ハウジング12Bの中央部にベル
ト挿通孔40が設けられ、両ナット5,6をおのおの回
転駆動させる2本のタイミングベルト24の離間距離を
狭くしてある点が第1の実施例とは異なっている。な
お、ボールねじナット5とボールスプラインナット6の
各外側端部には、グリース溜め空間Sから外部へのグリ
ース漏出を防止するべく、シール用の薄板のシム41が
圧入され取付けてある。なお42は、各内ハウジング1
2Aの外端部に設けられている取付けフランジ13にボ
ルト止めされたプロテクタである。
【0021】この実施例の作用・効果は上記第1の実施
例とほぼ同様である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明のボールねじ
装置は、ボールねじ軸に螺合されたボールねじナットと
ボールスプラインナットとを回転可能に支持するボール
ベアリング用の内輪溝をボールねじナットとボールスプ
ラインナットとの外周面にそれぞれ形成すると共に、ハ
ウジングの内周面にボールベアリングの外輪溝を形成し
て、前記内輪溝の溝間隔と外輪溝とは溝間隔を異ならし
めるものとした。そのため、間座を使用する必要がなく
なり、且つまたDBタイプの予圧、DFタイプの予圧、
あるいはP予圧などの各種の予圧を必要に応じて選択す
ることが容易にできることとなり、その結果、部品点数
の減少,組立工数の低減,組立精度の向上が達成される
と共に、コンパクトで低コストで使い易いボールねじ装
置を提供できるという効果が得られる。
【0023】また、ボールねじナットとボールスプライ
ンナットとの中間位置において、ボールねじ軸に油かき
部品を螺合することにより、潤滑用のグリースを過剰に
封入して外部を汚染させたり、グリース不足で頻繁な補
給をするなどのメインテナンスの手間を不要にできると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるボールねじ装置の第1の実施例の
縦断面図。
【図2】図1のII部拡大断面図。
【図3】図1に示す油かき部品の縦断面図。
【図4】図3のIV-IV 線断面図。
【図5】図3のV-V 線断面図。
【図6】油かき部品の作用を説明する模式図。
【図7】本発明によるボールねじ装置の第2の実施例の
縦断面図。
【符号の説明】
1 ボールねじ装置 2 ボールねじ軸 3 ボールねじ溝 4 ボールスプライン溝 5 ボールねじナット 6 ボールスプラインナット 10,11 ベアリング内輪溝 12 ハウジング 15 ベアリング外輪溝 17 ベアリング外輪溝 18 ベアリングボール 30 油かき部品

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールねじ溝とボールスプライン溝とを
    有するボールねじ軸にボールねじナットとボールスプラ
    インナットとがボールを介して螺着され、ボールねじナ
    ットとボールスプラインナットとは、ボールベアリング
    のボールの転動を介して回転可能にハウジングに支持さ
    れているボールねじ装置において、前記ボールベアリン
    グの内輪溝を前記ボールねじナットとボールスプライン
    ナットとの外周面にそれぞれ形成すると共に、前記ボー
    ルベアリングの外輪溝を前記ハウジングの内周面に前記
    内輪溝の溝間隔に対して所望の溝間隔で形成したことを
    特徴とするボールねじ装置。
  2. 【請求項2】 前記ボールねじ軸の、前記ボールねじナ
    ットとボールスプラインナットとの中間位置に、油かき
    部品を螺合したことを特徴とする請求項1に記載のボー
    ルねじ装置。
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