JP3106416U - 磁気流体活性化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 水道水の活性化による洗浄力などの強化、また、液体燃料、ガス燃料などの活性化による燃焼効率の向上を目的とする磁気活性化装置において、供給導管を通過する水、燃料などの流体に、永久磁石の磁力を充分に作用させることのできる効率のよい磁気活性化装置を提供する。
【解決手段】 前記流体の前記供給導管に挿入接続して使用する。破線楕円10に示す如く、内部管体1の外周部に近接して1対以上の永久磁石ユニット9を備える磁界単位を有し、長手方向には前記磁界単位を1基から複数基を備えて、全体で一体ものを形成していて、前記供給導管に挿入接続するための前記内部管体の両端部が、ハウジング2から露出している磁気流体活性化装置を提供した。既存の供給導管の管体の材質などに左右されずに、前記供給導管を通過する水道水、燃料に効率よく磁力を及ぼさせることができる。
【選択図】 図 2
【解決手段】 前記流体の前記供給導管に挿入接続して使用する。破線楕円10に示す如く、内部管体1の外周部に近接して1対以上の永久磁石ユニット9を備える磁界単位を有し、長手方向には前記磁界単位を1基から複数基を備えて、全体で一体ものを形成していて、前記供給導管に挿入接続するための前記内部管体の両端部が、ハウジング2から露出している磁気流体活性化装置を提供した。既存の供給導管の管体の材質などに左右されずに、前記供給導管を通過する水道水、燃料に効率よく磁力を及ぼさせることができる。
【選択図】 図 2
Description
本考案は、供給導管内を通過する流体に、磁界を及ぼさせるための磁気活性化装置に係わる。
住居用、あるいは工場、オフィスビルなどの事業場で使用する公共水道水、あるいは自前給水の水道水の活性化を目的とする磁気を利用した磁気活性化装置が使われていて、磁界部に水を通過させて活性化すると洗浄効果などが向上するといわれている。
水道水の磁気活性化装置には、住居や事業場などの域内の引込水道管自体の外周部に適用するタイプと、蛇口部など水道端末部に適用するタイプとがある。
水道水の磁気活性化装置には、住居や事業場などの域内の引込水道管自体の外周部に適用するタイプと、蛇口部など水道端末部に適用するタイプとがある。
また、液体燃料やガス燃料などの流体の供給導管に磁気を利用した磁気活性化装置が使われている。
自動車のエンジン、発電機の原動エンジンなどにおいて、ガソリンなど液体燃料が前記エンジンに至る供給導管、あるいはプロパンガスなどのガス燃料が前記エンジンに至る供給導管に磁界部を設け、前記磁界部に前記液体燃料やガス燃料を通過させて活性化すると燃焼効率が向上するといわれている。
この一例として、内燃エンジンを用いた自動車において、前記液体燃料あるいはガス燃料の供給導管に磁界部を設けると、燃料単位質量あたりの走行距離を高めるといわれている。
自動車のエンジン、発電機の原動エンジンなどにおいて、ガソリンなど液体燃料が前記エンジンに至る供給導管、あるいはプロパンガスなどのガス燃料が前記エンジンに至る供給導管に磁界部を設け、前記磁界部に前記液体燃料やガス燃料を通過させて活性化すると燃焼効率が向上するといわれている。
この一例として、内燃エンジンを用いた自動車において、前記液体燃料あるいはガス燃料の供給導管に磁界部を設けると、燃料単位質量あたりの走行距離を高めるといわれている。
水道水、あるいはガソリンなどの液体燃料、LGN(液化天然ガス)やプロパンガスなどのガス燃料などが流体として通過する供給導管において、前記供給導管の内部に磁気作用を与えると、磁場エネルギが前記流体の分子、あるいは電子エネルギに効果を及ぼし、前記流体分子のクラスタ(cluster;集団)を小さくするなど、前記流体の活性を向上させるといわれている。
分子のクラスタが小さくなれば、クラスタの総数が増えてクラスタ界面の総面積が増大するから、活性炭と同様の理由で前記流体が活性化する。
活性化の結果として、水においては界面の活性を高め、洗浄力などが向上する効果があるといわれている。
また、燃料においては、燃焼速度が増し、燃焼効率が高まるといわれている。
分子のクラスタが小さくなれば、クラスタの総数が増えてクラスタ界面の総面積が増大するから、活性炭と同様の理由で前記流体が活性化する。
活性化の結果として、水においては界面の活性を高め、洗浄力などが向上する効果があるといわれている。
また、燃料においては、燃焼速度が増し、燃焼効率が高まるといわれている。
この作用は、ファラデーの法則にもとづいて、強い磁場と電解質などの電荷物質の流れ(動き)によって誘導され、発生する二次的な電気力線による作用であって、電場作用の一つの効果であると考えられている。
このように、磁場中においては静止状態よりも流体であることが活性化をさらに向上させると考えられていることから、流体として通過する供給導管に適用することが注目されている。
このように、磁場中においては静止状態よりも流体であることが活性化をさらに向上させると考えられていることから、流体として通過する供給導管に適用することが注目されている。
水道水の磁気活性化装置には、住居や事業場などの域内の引込水道管自体の外周部に永久磁石を配置するタイプが主であり、液体燃料やガス燃料の供給導管の場合も外周部に永久磁石を配置する構造に変わりはない。
次に、ガソリンなどの燃料導管や上水の水道導管の外周部に永久磁石を配置するタイプの、流体の磁気活性化装置における従来技術の例をあげる。
実用新案登録3057763 実用新案登録3082581 特開2004−114033 実公平5−9118
なお、引用文献からの引用文、及びその説明は、前記引用文の表現をそのまま用いるものとする。
なお、引用文献からの引用文、及びその説明は、前記引用文の表現をそのまま用いるものとする。
「特許文献1」は、ガソリンに磁化を利用する流体磁化装置に関する開示である。
すなわち「特許文献1」には、ガソリン、水、空気、生理、農作物などに及ぼす磁力の作用の開示があり、「特許文献1」の段落番号「0002」に、「流体磁化装置の概念は1970年代に起こり、当時の科学者の研究の重点は磁場がいかに導管内の流体の化学及び物理性質を改変するかということに限られ、管内流体の磁化効果の肯定及び応用は1980年になってやっと開始した。 現在知られている磁場の管内流体に対する影響は以下を包括する。」として、下記の記載がある。
すなわち、「(1)ガソリンに対する影響;活性化磁化油の水素が炭素が瞬間的に酸素に接触する機会を増加しうる。
(2)水質に対する影響;磁化水の溶解度を増し、並びにその表面張力を下げる。
(3)空気に対する影響;空気中の酸素ガスをより活発にする。
(4)生理に対する影響;身体を充電させ、陰陽を平衡となす。
(5)飲料水に対する影響;磁化飲料水は新陳代謝、血液の浄化、排出物と毒素の排出を促進する。
(6)農作物に対する影響;作物の生長を促進し、生産高を増す。」と開示されている。
すなわち「特許文献1」には、ガソリン、水、空気、生理、農作物などに及ぼす磁力の作用の開示があり、「特許文献1」の段落番号「0002」に、「流体磁化装置の概念は1970年代に起こり、当時の科学者の研究の重点は磁場がいかに導管内の流体の化学及び物理性質を改変するかということに限られ、管内流体の磁化効果の肯定及び応用は1980年になってやっと開始した。 現在知られている磁場の管内流体に対する影響は以下を包括する。」として、下記の記載がある。
すなわち、「(1)ガソリンに対する影響;活性化磁化油の水素が炭素が瞬間的に酸素に接触する機会を増加しうる。
(2)水質に対する影響;磁化水の溶解度を増し、並びにその表面張力を下げる。
(3)空気に対する影響;空気中の酸素ガスをより活発にする。
(4)生理に対する影響;身体を充電させ、陰陽を平衡となす。
(5)飲料水に対する影響;磁化飲料水は新陳代謝、血液の浄化、排出物と毒素の排出を促進する。
(6)農作物に対する影響;作物の生長を促進し、生産高を増す。」と開示されている。
また、ガソリン磁化に利用した流体磁化装置に関する開示として「特許文献1」の段落番号「0006」に、「二つの同寸法の、対向して連接されるU形の導磁層11内それぞれに、適当な厚さと幅を具え折り曲げられたアルミ片条22を利用して寸法と大きさが等しい矩形の磁石2が装着され、該磁石2の厚さが該U形の導磁層11の両側壁12の高さより小さく、二つの磁石2の両側壁とU形の導磁層11の両側間に適当な距離があり、二つの導磁層11が組み合わされて一体とされた後に、二つの磁石2の間に一つの適当な距離が発生して一つの空間である挟持孔21が形成され、この挟持孔21内に複数の折り曲げ部41を具えたガソリン連接管4が挟設され、該ガソリン連接管4が自動車の導油管42の間に介装され、ガソリンが該ガソリン連接管4を流れるときに、ガソリンの磁化を進行し、該ガソリン連接管4に設けられた複数の折り曲げ部41によりガソリンの磁化を受ける時間が延長され、二つの導磁層11の外壁面及びその両壁面12内面と磁石2の間の空間がいずれに軟性プラスチック3で被覆及び充填され、二つの導磁層11の連接端121は軟性プラスチックで3で被覆されず、こうして一つの磁化装置1が形成され、二つの導磁層11及び矩形の磁石2の磁化部品が、対向して組み合わされて一つの磁化装置1を形成した後、磁石2の発生する磁力線は最適化され、有効に導油管4壁を透過し、且つ均一に分布する磁力線を形成するようにしてあり、以上の構成からなる流体磁化装置としている」と開示されている。
「特許文献2」は、本件考案者の出願によるものであり、家庭用あるいは事業場用の水道管の外周部に永久磁石を設置する浄水用磁石取付器具に関する開示である。
すなわち、「特許文献2」の段落番号「0007」には、「図3、図4に描くように永久磁石を装填した一対の取付器具で互いに該水道管を夾む如く嵌合する構造であって、該一対の取付器具の一方の片割れ部の側面には、図4の28に示す如き鋸歯状のラックがあり、相対する他方の片割れ部には図4の36に示す如き該鋸歯に食い込む位置に爪状突起を有するバネ作用のある梁板34があり、該一対の取付器具で該水道管を夾んで嵌合させると、図5に描くように該鋸歯の斜面側側面を爪状突起がバネの作用で摺動して進み水道管外周に沿うように夾み、逆方向には該鋸歯の垂直面側を爪状突起が押すことになり摺動しないので戻れない構造であるので、任意外径の水道管に安定状態で強固に固定される」と開示されている。
すなわち、「特許文献2」の段落番号「0007」には、「図3、図4に描くように永久磁石を装填した一対の取付器具で互いに該水道管を夾む如く嵌合する構造であって、該一対の取付器具の一方の片割れ部の側面には、図4の28に示す如き鋸歯状のラックがあり、相対する他方の片割れ部には図4の36に示す如き該鋸歯に食い込む位置に爪状突起を有するバネ作用のある梁板34があり、該一対の取付器具で該水道管を夾んで嵌合させると、図5に描くように該鋸歯の斜面側側面を爪状突起がバネの作用で摺動して進み水道管外周に沿うように夾み、逆方向には該鋸歯の垂直面側を爪状突起が押すことになり摺動しないので戻れない構造であるので、任意外径の水道管に安定状態で強固に固定される」と開示されている。
「特許文献3」は、水道管の外周部に磁石を設置する磁化活性水発生器に関する開示である。
すなわち、「特許文献3」の「請求項1」には、「略筒状をなす器具本体の軸心に水道管を挿通させる孔部が形成されるとともに、この器具本体に一対の磁石材が上記孔部を夾んで対称となるように内装され、これら磁石材による磁場が、上記水道管内の水道水の流れ方向に対して直交するように照射される磁化活性水発生器であって、上記器具本体は、軸心を通る平面で二分割された一対の半割体同士を統合して形成され、各半割体の内側にそれぞれ磁石材が内装されたことを特徴とする磁化活性水発生器」と開示されている。
すなわち、「特許文献3」の「請求項1」には、「略筒状をなす器具本体の軸心に水道管を挿通させる孔部が形成されるとともに、この器具本体に一対の磁石材が上記孔部を夾んで対称となるように内装され、これら磁石材による磁場が、上記水道管内の水道水の流れ方向に対して直交するように照射される磁化活性水発生器であって、上記器具本体は、軸心を通る平面で二分割された一対の半割体同士を統合して形成され、各半割体の内側にそれぞれ磁石材が内装されたことを特徴とする磁化活性水発生器」と開示されている。
また、「特許文献3」における前記半割体同士の統合方法として、段落番号「0025」には、「各半割体2A、2Bは、それぞれ凹形断面を有する外殻部2aと、外殻部2aの両端にそれぞれ形成された端面部3a及び3bとを備えている。
両半割体2A、2Bは、各外殻部2aの一側縁に形成された薄肉の接曲部材2cを折りまげることにより開閉することができる。
各外殻部2aの他側縁には、両半割体2A、2Bを閉じ合わせたときに互いに嵌合しうる凹凸部2bが形成される」との開示がある。
両半割体2A、2Bは、各外殻部2aの一側縁に形成された薄肉の接曲部材2cを折りまげることにより開閉することができる。
各外殻部2aの他側縁には、両半割体2A、2Bを閉じ合わせたときに互いに嵌合しうる凹凸部2bが形成される」との開示がある。
「特許文献4」は、水道管の外部に永久磁石と遠赤外線放射体を設置して、その相乗効果による水処理装置に関する開示である。
すなわち、「特許文献4」の2頁4欄の7行〜14行に、「処理を所望する水を給水する水道管などの給水管5の外周に装着可能に構成されたケース2内に、上記給水管5を中心として上下あるいは左右位置をもって、永久磁石3とセラミック遠赤外放射体4を互いに対応するように配設した磁気と遠赤外線の相乗効果による水処理装置である」と開示されている。
すなわち、「特許文献4」の2頁4欄の7行〜14行に、「処理を所望する水を給水する水道管などの給水管5の外周に装着可能に構成されたケース2内に、上記給水管5を中心として上下あるいは左右位置をもって、永久磁石3とセラミック遠赤外放射体4を互いに対応するように配設した磁気と遠赤外線の相乗効果による水処理装置である」と開示されている。
「特許文献4」における、永久磁石3とセラミック遠赤外放射体4を互いに対応するように水道管外周に配設する方法として、2頁4欄の15行〜23行に、「上記ケース2を、上記給水管5の外周に装着可能に構成された上方ケース体2Aと下方ケース体2Bとから構成し、上記上方ケース体2Aには、適数個の上方永久磁石3Aと上方セラミック遠赤外放射体4Aが添着し、上記下方ケース体2B内には上記上方永久磁石3Aと上方セラミック遠赤外線放射体4Aに対応するよう適数個の下方永久磁石3Bと下方セラミック遠赤外線放射体4Bを添着する」と開示されている。
このように、磁気活性化装置として、ガソリン供給導管の外周、あるいは水道水供給導管の外周の断面方向に対向する磁石の適用方法などが開示されている。
しかしながら、ガソリンなどの燃料導管や水導管は、切断しない限り実質的にエンドレスであり、エンドレスな燃料導管や水導管の外周に対向して磁石を固定しようとすれば、2個ないし2個以上の半円状などの磁石を設置した殻体で、燃料導管や水導管を夾み込むようにする型式が一般的であり、「特許文献1〜4」に例示されている通りである。
しかしながら、ガソリンなどの燃料導管や水導管は、切断しない限り実質的にエンドレスであり、エンドレスな燃料導管や水導管の外周に対向して磁石を固定しようとすれば、2個ないし2個以上の半円状などの磁石を設置した殻体で、燃料導管や水導管を夾み込むようにする型式が一般的であり、「特許文献1〜4」に例示されている通りである。
水道水、液体燃料、ガス燃料など流れを伴う流体状態で磁界を作用させることが、その流体の活性化を向上させると考えられていることから、既存の流体供給導管の外周に、前記供給導管を夾んで対向するように永久磁石を設置し、その磁力線が前記供給導管内に及ぶようにする技術が実施されている。
前記供給導管の外周に永久磁石を設置する方法として、過去には、可撓性のあるバンド(帯)に永久磁石を固定し、あたかも腕時計のように供給導管に巻き付ける、あるいは水道管に接着剤で固定する、粘着テープなどでテーピングするなどの方法がとられていた。
前記供給導管の外周に永久磁石を設置する方法として、過去には、可撓性のあるバンド(帯)に永久磁石を固定し、あたかも腕時計のように供給導管に巻き付ける、あるいは水道管に接着剤で固定する、粘着テープなどでテーピングするなどの方法がとられていた。
しかしながら、露出状態や、露出に近い状態で永久磁石を既存の供給導管に取り付けることは、永久磁石自体が破壊されやすい、歪み力を受けやすい、汚れるなど、耐久性や磁力の減衰につながるなどの問題があった。
かようなことから、永久磁石を内蔵した半円状などの殻体2個で、供給導管側の前記永久磁石の極性が互いにN極、S極になるようにして既存の供給導管を夾み込むようにする型式が一般的になった。なお、これらの示唆は「特許文献1〜4」などに開示されている通りである。
かようなことから、永久磁石を内蔵した半円状などの殻体2個で、供給導管側の前記永久磁石の極性が互いにN極、S極になるようにして既存の供給導管を夾み込むようにする型式が一般的になった。なお、これらの示唆は「特許文献1〜4」などに開示されている通りである。
供給導管内を通過する流体を活性化するためには、供給導管内に磁力線を十分及ぼさせる必要がある。
一方、供給導管などに用いられる管体は、水道水の場合には、金属製であれば鋼管、ステンレス鋼管、鉛管など、合成樹脂製であればPVC(塩化ビニル)樹脂管、PE(ポリエチレン)樹脂管などが使われている。
液体燃料、ガス燃料の供給導管には、鋼管、ステンレス鋼管、あるいはCu(銅)管、Al(アルミニウム)などの非鉄金属管などが使われている。
一方、供給導管などに用いられる管体は、水道水の場合には、金属製であれば鋼管、ステンレス鋼管、鉛管など、合成樹脂製であればPVC(塩化ビニル)樹脂管、PE(ポリエチレン)樹脂管などが使われている。
液体燃料、ガス燃料の供給導管には、鋼管、ステンレス鋼管、あるいはCu(銅)管、Al(アルミニウム)などの非鉄金属管などが使われている。
供給導管などに用いられる管体は前記管体のうちから、管内を通過する流体の種類、圧力、流量など、また、設置場所が地中か空中か、屋内か屋外か、温度環境、振動など周囲の状況などによって、その使用場所に最も適合する管体が用いられている。
一方、磁気的性質からいえば、鋼管、ある種のステンレス鋼管などは強磁性体であり、ある種のステンレス鋼管、鉛管、Al管などは常磁性体であり、合成樹脂管は非磁性体である。
一方、磁気的性質からいえば、鋼管、ある種のステンレス鋼管などは強磁性体であり、ある種のステンレス鋼管、鉛管、Al管などは常磁性体であり、合成樹脂管は非磁性体である。
ところで、磁界中に物質を置いたとき、前記物質中に新たな磁束を作る磁気的効果を磁化という。
供給導管が強磁性体の場合には、前記供給導管外周の永久磁石による前記管体自体の磁化が大きく、供給導管が磁気回路となってしまい、外周の永久磁石の磁力線が供給導管内の流体には及ばない。
供給導管が比透磁率で1近傍の常磁性体の場合には、前記供給導管の外周部の永久磁石によって前記管体自体はある程度磁化されるが、前記供給導管の外周部の永久磁石からの磁力線の大部分は前記管体内の流体に及ぶことになる。
供給導管が合成樹脂管などの非磁性体であれば、前記供給導管外周の永久磁石による前記供給導管自体の磁化はなく、前記供給導管の外周部の永久磁石の磁力線は前記供給導管内の流体に及ぶ。
供給導管が強磁性体の場合には、前記供給導管外周の永久磁石による前記管体自体の磁化が大きく、供給導管が磁気回路となってしまい、外周の永久磁石の磁力線が供給導管内の流体には及ばない。
供給導管が比透磁率で1近傍の常磁性体の場合には、前記供給導管の外周部の永久磁石によって前記管体自体はある程度磁化されるが、前記供給導管の外周部の永久磁石からの磁力線の大部分は前記管体内の流体に及ぶことになる。
供給導管が合成樹脂管などの非磁性体であれば、前記供給導管外周の永久磁石による前記供給導管自体の磁化はなく、前記供給導管の外周部の永久磁石の磁力線は前記供給導管内の流体に及ぶ。
かように、既存の供給導管の外周部に永久磁石を適用する場合、前記供給導管の種類によっては、永久磁石の磁力線を内部の流体に及ぼすに至らなかったり、不十分であったりする。
また、新たに供給導管を設置する場合でも、前記供給導管の外周の永久磁石からの磁力線を管内に及ぼす作用の面で選択する必要があり、本来の目的である流体の安全で確実な供給という観点からは本末転倒といわねばならない。
また、既存の供給導管の外周部に永久磁石を適用する場合、その配管系統に導入するのに適した場所がないなどの問題があった。
また、新たに供給導管を設置する場合でも、前記供給導管の外周の永久磁石からの磁力線を管内に及ぼす作用の面で選択する必要があり、本来の目的である流体の安全で確実な供給という観点からは本末転倒といわねばならない。
また、既存の供給導管の外周部に永久磁石を適用する場合、その配管系統に導入するのに適した場所がないなどの問題があった。
本考案は、上記従来の課題を考慮し、水道水の活性化による洗浄力などの強化、また、液体燃料、ガス燃料などの活性化による燃焼効率の向上などを目的とする磁気を利用した磁気活性化装置であって、既存の供給導管の管体の材質などに左右されずに、磁気による活性化が可能で、使用永久磁石の効力を充分に引き出し、通過する流体に磁力を効率よく及ぼすことのできる磁気活性化装置を提供することを目的とする。
考案者は鋭意検討の結果、以下に示す考案に至ったものである。
すなわち、供給導管内を通過する流体に磁界を作用させる磁気流体活性化装置において、前記磁気流体活性化装置は、前記供給導管に挿入接続して使用される。
前記磁気流体活性化装置の構造は、図2における内部管体1において、前記内部管体の外周部に近接して1対以上の永久磁石ユニット9を備えて、破線楕円10に示すような1基の磁界単位とし、前記内部管体の長手方向には前記磁界単位を1基から複数基を備えて、全体で一体ものを形成している。
前記供給導管に挿入接続するための前記内部管体の両端部以外の部分が、ハウジング2に覆われていることを特徴とする、永久磁石を利用した磁気流体活性化装置の考案に至った。
すなわち、供給導管内を通過する流体に磁界を作用させる磁気流体活性化装置において、前記磁気流体活性化装置は、前記供給導管に挿入接続して使用される。
前記磁気流体活性化装置の構造は、図2における内部管体1において、前記内部管体の外周部に近接して1対以上の永久磁石ユニット9を備えて、破線楕円10に示すような1基の磁界単位とし、前記内部管体の長手方向には前記磁界単位を1基から複数基を備えて、全体で一体ものを形成している。
前記供給導管に挿入接続するための前記内部管体の両端部以外の部分が、ハウジング2に覆われていることを特徴とする、永久磁石を利用した磁気流体活性化装置の考案に至った。
また、水道給水施設における引込水道管等の供給導管に、図6における如く、前記磁気流体活性化装置5が挿入接続されていることを特徴とする、永久磁石を利用した磁気流体活性化装置の考案である。
さらに、液体燃料、あるいはガス燃料を、前記燃料を使用する機器に送るための供給導管に、前記磁気流体活性化装置が挿入接続されていることを特徴とする、永久磁石を利用した磁気流体活性化装置の考案である。
さらに、液体燃料、あるいはガス燃料を、前記燃料を使用する機器に送るための供給導管に、前記磁気流体活性化装置が挿入接続されていることを特徴とする、永久磁石を利用した磁気流体活性化装置の考案である。
(1) 本考案の磁気流体活性化装置は、水道水、液体燃料やガス燃料などの既存の供給導管自体の外周から永久磁石の磁力を作用させるのではなく、前記磁気流体活性化装置に内蔵する内部管体に永久磁石を作用させ、一体ものとした前記磁気流体活性化装置を、流体の供給導管に挿入接続する形式とした。
したがって、既存の前記供給導管の材質や形状などに左右されずに、永久磁石による流体の活性化が可能で、永久磁石の効力を充分に引き出すことができる磁気流体活性化装置の提供ができた。
(2) 本考案の磁気流体活性化装置は、単に前記供給導管に挿入接続るだけでよく、既存の供給導管の材質、形状など、また配管場所などの仕様に係わる制約を殆ど受けない。
(3) 本考案の磁気流体活性化装置は、内部管体内の流体に磁力線を十分及ぼすように、前記内部管体、前記永久磁石、前記永久磁石ユニットなどの部材の材質や配置を最も適合するように1基の磁界単位として設計できるので、前記磁界単位の磁気流体活性化の程度を著しく向上させることができる。
(4) さらに、本考案の磁気流体活性化装置は、長手方向において前記磁界単位を1基以上任意の基数を備えることができ、前記流体への磁力を十分与えるように設計して、ハウジングでコンパクトに保護して一体ものとしているので、流体の活性化において欲する如何なる磁力にも対応ができる。
(5) 本考案の磁気流体活性化装置を公共水道からの供給導管になどに挿入接続して利用する場合、水道導管からの引込分岐部に最も近い水道引込管の流量の中規模段階の位置で接続でき、自前給水の場合でもこれに準拠した位置で接続できる。
したがって、流量の中規模段階の位置で挿入接続しても流水分子のクラスタを効率よく小さくすることなどから、洗浄力などを著しく高める効果がある。
また、従来の磁気活性化装置は、既存の水道管の外周に取付けるタイプであるので、メーターの位置などの狭いスペースを利用して各戸個別に取付ける必要があったが、本考案の磁気流体活性化装置は、水道導管からの引込み直後の太くて流量の多い充分スペースのある配管場所、例えば用役機械室などで接続できる。
したがって、個々の水道端末の近傍位置にそれぞれ磁気活性化装置を備える場合よりトータルとしてかなり設置コストの低減化が可能である。
(6) 本考案の磁気流体活性化装置を液体燃料やガス燃料などの供給導管に挿入接続して利用する場合、内部管体内の磁場エネルギが流体の分子、あるいは電子エネルギへの効果を増大できるので、前記流体分子のクラスタを効率よく小さくすることなどから、迅速に燃焼することとなり、前記液体燃料やガス燃料の完全燃焼状態が得られ、著しく燃焼効率を高める。
したがって、ガソリンなどの液体燃料やプロパンガスなどガス燃料を用いる自動車において、燃料質量の単位あたりの走行距離を著しく伸ばす効果がある。
(7) 本考案の磁気流体活性化装置の、水への利用効果、液体やガス燃料への利用効果は、前者は洗浄力など、後者は燃焼効率などと異なる目的のものではあるが、内部管体内の磁場エネルギを強化し、流体分子のクラスタを効率よく小さくすることなどの作用では共通するものである。
したがって、本考案の磁気流体活性化装置の水への利用、液体やガス燃料への利用は、工業用途、ひいては全産業用途に適用でき、効率向上、省資源化などに寄与することから、産業界に資するところが大きい。
したがって、既存の前記供給導管の材質や形状などに左右されずに、永久磁石による流体の活性化が可能で、永久磁石の効力を充分に引き出すことができる磁気流体活性化装置の提供ができた。
(2) 本考案の磁気流体活性化装置は、単に前記供給導管に挿入接続るだけでよく、既存の供給導管の材質、形状など、また配管場所などの仕様に係わる制約を殆ど受けない。
(3) 本考案の磁気流体活性化装置は、内部管体内の流体に磁力線を十分及ぼすように、前記内部管体、前記永久磁石、前記永久磁石ユニットなどの部材の材質や配置を最も適合するように1基の磁界単位として設計できるので、前記磁界単位の磁気流体活性化の程度を著しく向上させることができる。
(4) さらに、本考案の磁気流体活性化装置は、長手方向において前記磁界単位を1基以上任意の基数を備えることができ、前記流体への磁力を十分与えるように設計して、ハウジングでコンパクトに保護して一体ものとしているので、流体の活性化において欲する如何なる磁力にも対応ができる。
(5) 本考案の磁気流体活性化装置を公共水道からの供給導管になどに挿入接続して利用する場合、水道導管からの引込分岐部に最も近い水道引込管の流量の中規模段階の位置で接続でき、自前給水の場合でもこれに準拠した位置で接続できる。
したがって、流量の中規模段階の位置で挿入接続しても流水分子のクラスタを効率よく小さくすることなどから、洗浄力などを著しく高める効果がある。
また、従来の磁気活性化装置は、既存の水道管の外周に取付けるタイプであるので、メーターの位置などの狭いスペースを利用して各戸個別に取付ける必要があったが、本考案の磁気流体活性化装置は、水道導管からの引込み直後の太くて流量の多い充分スペースのある配管場所、例えば用役機械室などで接続できる。
したがって、個々の水道端末の近傍位置にそれぞれ磁気活性化装置を備える場合よりトータルとしてかなり設置コストの低減化が可能である。
(6) 本考案の磁気流体活性化装置を液体燃料やガス燃料などの供給導管に挿入接続して利用する場合、内部管体内の磁場エネルギが流体の分子、あるいは電子エネルギへの効果を増大できるので、前記流体分子のクラスタを効率よく小さくすることなどから、迅速に燃焼することとなり、前記液体燃料やガス燃料の完全燃焼状態が得られ、著しく燃焼効率を高める。
したがって、ガソリンなどの液体燃料やプロパンガスなどガス燃料を用いる自動車において、燃料質量の単位あたりの走行距離を著しく伸ばす効果がある。
(7) 本考案の磁気流体活性化装置の、水への利用効果、液体やガス燃料への利用効果は、前者は洗浄力など、後者は燃焼効率などと異なる目的のものではあるが、内部管体内の磁場エネルギを強化し、流体分子のクラスタを効率よく小さくすることなどの作用では共通するものである。
したがって、本考案の磁気流体活性化装置の水への利用、液体やガス燃料への利用は、工業用途、ひいては全産業用途に適用でき、効率向上、省資源化などに寄与することから、産業界に資するところが大きい。
考案の実施の形態を実施例にもとづき、図面を参照して説明する。
図1は、本考案の磁気流体活性化装置の斜視略図である。
図1の磁気流体活性化装置5において、内部管体1はハウジング2を貫通して、両フランジ部3から外部に露出している。
内部管体1の露出部は、水道であれば公共水道の引込水道管などの供給導管に、液体燃料やガス燃料であれば、その使用機器への供給導管に、挿入接続できるようになっている。
図1の例においては、挿入接続用の管(くだ)用ネジ部4を備えた例で描いている。
前記磁気流体活性化装置のサイズの目安をハウジング2の部分でいえば、例えば、内部管体1の外径が60mmの場合、ハウジング2の外径が大凡120mm程度、長さ大凡350mm程度以上であるが、これは本考案の磁気流体活性化装置のサイズがどの程度のものであるかの目安であって、内部管体1の外径が小さければ本考案の磁気流体活性化装置のサイズもかなり小さくなり、本考案がこの値に制約されるものではない。
図1は、本考案の磁気流体活性化装置の斜視略図である。
図1の磁気流体活性化装置5において、内部管体1はハウジング2を貫通して、両フランジ部3から外部に露出している。
内部管体1の露出部は、水道であれば公共水道の引込水道管などの供給導管に、液体燃料やガス燃料であれば、その使用機器への供給導管に、挿入接続できるようになっている。
図1の例においては、挿入接続用の管(くだ)用ネジ部4を備えた例で描いている。
前記磁気流体活性化装置のサイズの目安をハウジング2の部分でいえば、例えば、内部管体1の外径が60mmの場合、ハウジング2の外径が大凡120mm程度、長さ大凡350mm程度以上であるが、これは本考案の磁気流体活性化装置のサイズがどの程度のものであるかの目安であって、内部管体1の外径が小さければ本考案の磁気流体活性化装置のサイズもかなり小さくなり、本考案がこの値に制約されるものではない。
図2は、本考案の磁気流体活性化装置の一例であり、本考案の磁気流体活性化装置の側面略図を描き、図の一部についてハウジング2を省いた透視部分8として内部が見えるように描いている。
図2は内部管体1の外径が60mmの場合の例で、透視部分8における破線楕円10の部分に示すように、永久磁石ユニット9が内部管体1の外周に近接して、2対4個(内部管体1の裏側は見えない)で、同一外周部分の1基の磁界単位を形成している。
これを内部管体1の長手方向中央部7の位置の磁界単位1基と、その左右に磁界単位2基が配置され、合計、磁界単位3基の構成で、永久磁石ユニット9を6対12個、ハウジング2内に使用している例である。
かような磁気流体活性化装置を、水道水、液体燃料、ガス燃料などの供給導管に挿入接続することによって、内部管体1の流体が内部管体の外周からの磁界により活性化される。
図2は内部管体1の外径が60mmの場合の例で、透視部分8における破線楕円10の部分に示すように、永久磁石ユニット9が内部管体1の外周に近接して、2対4個(内部管体1の裏側は見えない)で、同一外周部分の1基の磁界単位を形成している。
これを内部管体1の長手方向中央部7の位置の磁界単位1基と、その左右に磁界単位2基が配置され、合計、磁界単位3基の構成で、永久磁石ユニット9を6対12個、ハウジング2内に使用している例である。
かような磁気流体活性化装置を、水道水、液体燃料、ガス燃料などの供給導管に挿入接続することによって、内部管体1の流体が内部管体の外周からの磁界により活性化される。
図2においては、同一外周部分の磁界単位1基が、2対4個の永久磁石ユニットで構成している例である。
1基の磁界単位は、1対2個、あるいは3対6個の永久磁石ユニットなど、前記内部管体の外径や、前記内部管体を通過する流体の流量などによって前記内部管体の1基の磁界単位を定めるものとする。
また、前記内部管体の長手方向の磁界単位の基数は、前記内部管体を通過する流体物質やその流量などによって1基から任意の複数基とする。
1基の磁界単位は、1対2個、あるいは3対6個の永久磁石ユニットなど、前記内部管体の外径や、前記内部管体を通過する流体の流量などによって前記内部管体の1基の磁界単位を定めるものとする。
また、前記内部管体の長手方向の磁界単位の基数は、前記内部管体を通過する流体物質やその流量などによって1基から任意の複数基とする。
図3は、本考案の磁気流体活性化装置の永久磁石ユニット1個の略図であり、左図15は側面図、右図16は正面図である。
図3において、永久磁石ユニット9は、匣体19の中に破線で描く永久磁石17を内蔵している。
前記永久磁石の極性において、前記内部管体側(図3で下側)がN極(背面はS極)の永久磁石ユニット、あるいは前記内部管体側がS極(背面はN極)の永久磁石ユニットとなっている。
図3における、永久磁石17の背面には軟鉄片18が接合していて、前記軟鉄片の接合は内部管体側に効率よく磁力線を出すための機能を持つが、前記軟鉄片は特に具備してなくてもよい。
図3において、永久磁石ユニット9は、匣体19の中に破線で描く永久磁石17を内蔵している。
前記永久磁石の極性において、前記内部管体側(図3で下側)がN極(背面はS極)の永久磁石ユニット、あるいは前記内部管体側がS極(背面はN極)の永久磁石ユニットとなっている。
図3における、永久磁石17の背面には軟鉄片18が接合していて、前記軟鉄片の接合は内部管体側に効率よく磁力線を出すための機能を持つが、前記軟鉄片は特に具備してなくてもよい。
図4は、図2に描く磁気流体活性化装置のA−A部の断面略図である。
図4は、ハウジング2とその内部断面略図を描いていて、内部管体1の外周に永久磁石ユニット9が2対4個装着されている状態を示していて、2対4個の永久磁石ユニット9が対向するように装着具25によって配置固定されている。
図4において、4個の前記永久磁石ユニット9の内部管体側の極性は、時計回りでN極、S極、S極、N極という配置で、隣合うN極−S極、S極−N極が、それぞれ永久磁石ユニット2個で1対を形成していて、永久磁石ユニット2対4個の場合の磁界単位1基を形成している。
図4は、ハウジング2とその内部断面略図を描いていて、内部管体1の外周に永久磁石ユニット9が2対4個装着されている状態を示していて、2対4個の永久磁石ユニット9が対向するように装着具25によって配置固定されている。
図4において、4個の前記永久磁石ユニット9の内部管体側の極性は、時計回りでN極、S極、S極、N極という配置で、隣合うN極−S極、S極−N極が、それぞれ永久磁石ユニット2個で1対を形成していて、永久磁石ユニット2対4個の場合の磁界単位1基を形成している。
図5は、本考案の磁気流体活性化装置の磁気作用の説明略図である。
図5は、図4の磁気流体活性化装置の断面略図に描く永久磁石ユニット9中の永久磁石17およびその配置と、内部管体1のみを取り出して、その断面略図を描いていて、永久磁石17の極性をN極26、S極27で示している。
図5に描く如き永久磁石17の2対4個の配置の場合では、内部管体1側におけるN極26からS極27へ破線で示す磁力線28が生じ、内部管体1の内部に磁界を形成している様子を描いている。
それゆえに内部管体1中を通過する流体が、前記磁界によって活性化される。
図5は、図4の磁気流体活性化装置の断面略図に描く永久磁石ユニット9中の永久磁石17およびその配置と、内部管体1のみを取り出して、その断面略図を描いていて、永久磁石17の極性をN極26、S極27で示している。
図5に描く如き永久磁石17の2対4個の配置の場合では、内部管体1側におけるN極26からS極27へ破線で示す磁力線28が生じ、内部管体1の内部に磁界を形成している様子を描いている。
それゆえに内部管体1中を通過する流体が、前記磁界によって活性化される。
図5は、4個の永久磁石17を内部管体1の外周に互いに均等位置に配置した例であるが、前記内部管体側の同極性の永久磁石を近接し、異極性の永久磁石を離して配置すれば、前記内部管体内の中心部に及ぼす磁力線がさらに強化されることが分かった。
また、前記内部管体の同一外周部分に設置する磁界単位1基における前記永久磁石ユニットの対数は、内部管体1の外径が大きければ2対を越える数の配置、例えば3対などの磁界単位としてもよく、前記対数は前記内部管体の外径に応じて定め、前記内部管体内に効率よく磁力が及ぶように定める。
図4は、永久磁石ユニット2対4個で構成する磁界単位の断面略図の一例であるが、内部管体1の外径と、永久磁石ユニット9の対数との関係の目安は、前記内部管体の外径が25mm程度以下の場合では永久磁石ユニットは1対、50〜60mm程度の場合では2対、75〜90mm程度の場合では3対程度である。
また、前記内部管体の同一外周部分に設置する磁界単位1基における前記永久磁石ユニットの対数は、内部管体1の外径が大きければ2対を越える数の配置、例えば3対などの磁界単位としてもよく、前記対数は前記内部管体の外径に応じて定め、前記内部管体内に効率よく磁力が及ぶように定める。
図4は、永久磁石ユニット2対4個で構成する磁界単位の断面略図の一例であるが、内部管体1の外径と、永久磁石ユニット9の対数との関係の目安は、前記内部管体の外径が25mm程度以下の場合では永久磁石ユニットは1対、50〜60mm程度の場合では2対、75〜90mm程度の場合では3対程度である。
内部管体の長手方向には、磁界単位を1基、必要に応じて2基以上複数基の磁界単位を配置してもよく、図2、図4、あるいは図5に描く前記内部管体の外周部の永久磁石の対数や、図2に描く磁界単位の基数に本考案が制約されるものではない。
つまり、本考案の磁気流体活性化装置は、内部管体の同一外周部分に1対から複数対からなる前記永久磁石ユニットを1基の磁界単位として設置し、前記内部管体の長手方向には前記磁界単位を1基、あるいは複数基の任意の基数を配置する。
つまり、本考案の磁気流体活性化装置は、内部管体の同一外周部分に1対から複数対からなる前記永久磁石ユニットを1基の磁界単位として設置し、前記内部管体の長手方向には前記磁界単位を1基、あるいは複数基の任意の基数を配置する。
外径が25mmというような細い内部管体の場合には、前記直径部を夾むようにN極とS極の一対の永久磁石を設置しても、磁力の作用は十分な場合がある。
しかしながら、外径が50mm、あるいはそれ以上の太い供給導管に適用する型式では、前記供給導管の直径部に永久磁石1対を対向させるだけでは、前記1対間の距離が離れすぎるなどで内部管体内の磁界が不十分であるので、前記供給導管の中心部に十分磁力線を及ぼすためにかような型式とする必要がある。
しかしながら、勿論本考案の磁気流体活性化装置は、細い水道管の場合にも適用できることは勿論である。
しかしながら、外径が50mm、あるいはそれ以上の太い供給導管に適用する型式では、前記供給導管の直径部に永久磁石1対を対向させるだけでは、前記1対間の距離が離れすぎるなどで内部管体内の磁界が不十分であるので、前記供給導管の中心部に十分磁力線を及ぼすためにかような型式とする必要がある。
しかしながら、勿論本考案の磁気流体活性化装置は、細い水道管の場合にも適用できることは勿論である。
図6は、本考案の磁気流体活性化装置を集合住宅の引込水道路に用いた場合の取付位置の一例であり、この場合のフローシート線図である。
図6において、公共水道の水道導管34から引込分岐点35、止水栓36を経て引込水道管37に、本考案の磁気流体活性化装置5を挿入接続し、しかして後に前記集合住宅の住居各戸への水道端末38に配管する場合をフローシート線図で示している。
従来の磁気活性化装置は、既存の水道管の外周に取付けタイプであるので、メーターの位置などの狭いスペースを利用して各戸個別に取付ける必要があったが、本考案の磁気流体活性化装置は、通常引込み直後の充分スペースのある機械室などで挿入接続でき、トータルとして経済的である。
図6において、公共水道の水道導管34から引込分岐点35、止水栓36を経て引込水道管37に、本考案の磁気流体活性化装置5を挿入接続し、しかして後に前記集合住宅の住居各戸への水道端末38に配管する場合をフローシート線図で示している。
従来の磁気活性化装置は、既存の水道管の外周に取付けタイプであるので、メーターの位置などの狭いスペースを利用して各戸個別に取付ける必要があったが、本考案の磁気流体活性化装置は、通常引込み直後の充分スペースのある機械室などで挿入接続でき、トータルとして経済的である。
次に、本考案の磁気流体活性化装置の実施の態様について説明する。
先ず、本考案の磁気流体活性化装置に適用する前記内部管体について記載する。
適用する内部管体は前記内部管体の管体内部を通過する流体によって定める。前記流体が水道水の場合は、金属管、合成樹脂管の何れも適用できる。
金属管の場合は、その材料の比透磁率が1近辺の低比透磁率の材料を適用する。低比透磁率の金属材料の例としては、Al、Cu、Pb(鉛)管、およびこれらの合金管などの非鉄金属管、あるいは低比透磁率ステンレス鋼管などが適用できる。
合成樹脂も適用でき、一般の水道管に使われている、PVC管、PE管、PP(ポリプロピレン)管などが適用できる。
先ず、本考案の磁気流体活性化装置に適用する前記内部管体について記載する。
適用する内部管体は前記内部管体の管体内部を通過する流体によって定める。前記流体が水道水の場合は、金属管、合成樹脂管の何れも適用できる。
金属管の場合は、その材料の比透磁率が1近辺の低比透磁率の材料を適用する。低比透磁率の金属材料の例としては、Al、Cu、Pb(鉛)管、およびこれらの合金管などの非鉄金属管、あるいは低比透磁率ステンレス鋼管などが適用できる。
合成樹脂も適用でき、一般の水道管に使われている、PVC管、PE管、PP(ポリプロピレン)管などが適用できる。
前記流体が液体燃料あるいはガス燃料の場合は、金属管の適用が望ましい。金属管は、その金属の比透磁率が1近辺の低比透磁率の材料を適用する。
低比透磁率の金属材料の例としては、ステンレス鋼管、Cu管、およびこれらの合金管などが適用できる。
なお、水道水が対象でも、液体燃料あるいはガス燃料が対象でも、本考案の磁気流体活性化装置の内部管体に金属管を適用する場合、前記内部管体には比透磁率が1付近の金属を使用する。
なぜなら、比透磁率の高い金属製の内部管体を使用すると、前記内部管体自体が磁気回路を形成してしまい、磁力が前記内部管体の空隙部に及ばないからである。
低比透磁率の金属材料の例としては、ステンレス鋼管、Cu管、およびこれらの合金管などが適用できる。
なお、水道水が対象でも、液体燃料あるいはガス燃料が対象でも、本考案の磁気流体活性化装置の内部管体に金属管を適用する場合、前記内部管体には比透磁率が1付近の金属を使用する。
なぜなら、比透磁率の高い金属製の内部管体を使用すると、前記内部管体自体が磁気回路を形成してしまい、磁力が前記内部管体の空隙部に及ばないからである。
次に、永久磁石ユニットと内部管体への固定方法について説明する。
図3に描く如き永久磁石ユニット9は、その匣体19に永久磁石17を内蔵し、これを保護すると共に、前記内部管体の外周に取り付ける機能を担う。
匣体19は、一般的にはABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)、NY(ナイロン)、PVC、PE、PPなどの合成樹脂製とするが、Al、Cu(銅)など比透磁率が低い金属も適用できる。
図2および図4における永久磁石ユニット9の固定方法は、バンド締結法を適用した例であり、あたかも腕時計を腕に装着するように、締結バンド25で永久磁石ユニット9を内部管体1の外周に締結している。
前記締結バンドは、NY、PVC、PE、PPなどの軟質合成樹脂が適用できるが、金属製の締結バンドでも差し支えない。
このほか前記永久磁石ユニットの固定方法は、合成樹脂などの前記永久磁石ユニット群の雌型を有する固定具を用いる方法、接着法、硬質PU(ポリウレタン)発泡樹脂注入固化法など当業者に知られている適宜方法が適用できる。
図3に描く如き永久磁石ユニット9は、その匣体19に永久磁石17を内蔵し、これを保護すると共に、前記内部管体の外周に取り付ける機能を担う。
匣体19は、一般的にはABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)、NY(ナイロン)、PVC、PE、PPなどの合成樹脂製とするが、Al、Cu(銅)など比透磁率が低い金属も適用できる。
図2および図4における永久磁石ユニット9の固定方法は、バンド締結法を適用した例であり、あたかも腕時計を腕に装着するように、締結バンド25で永久磁石ユニット9を内部管体1の外周に締結している。
前記締結バンドは、NY、PVC、PE、PPなどの軟質合成樹脂が適用できるが、金属製の締結バンドでも差し支えない。
このほか前記永久磁石ユニットの固定方法は、合成樹脂などの前記永久磁石ユニット群の雌型を有する固定具を用いる方法、接着法、硬質PU(ポリウレタン)発泡樹脂注入固化法など当業者に知られている適宜方法が適用できる。
次に、本考案の磁気流体活性化装置に適用する永久磁石について説明する。
適用する永久磁石は、当業者に知られている永久磁石の何れも適用できる。
前記永久磁石の残留磁束密度は高ければ高いほどよく、残留磁束密度が高い適用できる永久磁石の例を挙げれば、ネオジウム磁石、コバルト磁石、フェライト磁石などである。
うち、ネオジウム磁石は、残留磁束密度が1.0〜1.2T(テスラ;Wb(ウエーバ)/m2)程度の高いものがあり、本考案の磁気流体活性化装置に適用できる永久磁石の適合例である。
適用する永久磁石は、当業者に知られている永久磁石の何れも適用できる。
前記永久磁石の残留磁束密度は高ければ高いほどよく、残留磁束密度が高い適用できる永久磁石の例を挙げれば、ネオジウム磁石、コバルト磁石、フェライト磁石などである。
うち、ネオジウム磁石は、残留磁束密度が1.0〜1.2T(テスラ;Wb(ウエーバ)/m2)程度の高いものがあり、本考案の磁気流体活性化装置に適用できる永久磁石の適合例である。
次に、本考案の磁気流体活性化装置を、水、液体燃料、ガス燃料などの供給導管に挿入接続する方法について説明する。
図1および図2に描くように、本考案の磁気流体活性化装置のハウジング2の両端フランジ部3から、供給導管に挿入接続するための内部管体1の両端が露出部となっていて、前記露出部を利用して前記水道管に挿入接続する。
挿入接続方法は、図1および図2に描くような管ネジによる方法の他、当業者に知られている任意の方法が適用できる。
例えば、金属同士であれば、ろう付法、溶接法、フランジ止め法など、熱可塑性合成樹脂同士であれば、熱溶着法、接着法などが適宜採用できる。
図1および図2に描くように、本考案の磁気流体活性化装置のハウジング2の両端フランジ部3から、供給導管に挿入接続するための内部管体1の両端が露出部となっていて、前記露出部を利用して前記水道管に挿入接続する。
挿入接続方法は、図1および図2に描くような管ネジによる方法の他、当業者に知られている任意の方法が適用できる。
例えば、金属同士であれば、ろう付法、溶接法、フランジ止め法など、熱可塑性合成樹脂同士であれば、熱溶着法、接着法などが適宜採用できる。
前記供給導管挿入接続方法の例として、図1に示すようにハウジング2からの内部管体1の露出部両端に雄ネジの管用ネジ部4を設け、互いに右ネジ、左ネジの関係とし、前記供給導管の切断両端部をこれに対応する雌ネジとして、本考案の磁気流体活性化装置自体を一方向に廻すことによって容易に挿入接続できる。
図1および図2では、管用ネジ部4は雄ネジの例であるが、磁気流体活性化装置側が雌ネジ、前記供給導管側が雄ネジであってもよい。
また、管用ネジには図1の管用ネジ部4に示す如きテーパネジと、平行ネジとがあるが、その何れでもよい。
本考案の磁気流体活性化装置の挿入接続に前記管用ネジ部の利用、あるいは他の方法の利用に拘らずに、たわみ管(メタルホース)を適宜に併用すれば、供給導管への接続がさらに容易になる。
図1および図2では、管用ネジ部4は雄ネジの例であるが、磁気流体活性化装置側が雌ネジ、前記供給導管側が雄ネジであってもよい。
また、管用ネジには図1の管用ネジ部4に示す如きテーパネジと、平行ネジとがあるが、その何れでもよい。
本考案の磁気流体活性化装置の挿入接続に前記管用ネジ部の利用、あるいは他の方法の利用に拘らずに、たわみ管(メタルホース)を適宜に併用すれば、供給導管への接続がさらに容易になる。
本考案の磁気流体活性化装置に適用す前記ハウジングは、前記永久磁石ユニットおよびその配置を保護する目的であるので、強度が大きい材料の選択が望ましく、鏡面加工したステンレス鋼が外観上からも適合するが、軟鉄、Alあるいはその合金など非鉄金属などの金属材料が適用できる。
この場合、金属材料の比透磁率は高くても差し支えなく、比透磁率が高ければヨーク(界磁継鉄)の役割も果たし、ハウジング外部への磁気漏れを防ぐ効果もある。
もちろん合成樹脂も適用でき、PVC、PE、PP、PC(ポリカーボネート)、POM(ポリアセタール)などが任意に適用できる。
なお、前記ハウジングの形状は、図1では円筒形で描いているが、四角柱などの角柱形などでもよく、形状は任意である。
この場合、金属材料の比透磁率は高くても差し支えなく、比透磁率が高ければヨーク(界磁継鉄)の役割も果たし、ハウジング外部への磁気漏れを防ぐ効果もある。
もちろん合成樹脂も適用でき、PVC、PE、PP、PC(ポリカーボネート)、POM(ポリアセタール)などが任意に適用できる。
なお、前記ハウジングの形状は、図1では円筒形で描いているが、四角柱などの角柱形などでもよく、形状は任意である。
本考案の磁気流体活性化装置は、内部管体と、前記内部管体の断面方向において前記内部管体の外周を取り巻く如く配置された1対から複数対の永久磁石ユニットからなる磁界単位からなり、長手方向においては前記磁界単位を1基以上備え、これをハウジングで覆って一体ものとしているので、コンパクトな構造であり、水道、液体燃料、ガス燃料などの供給導管の任意の場所に挿入接続できる。
また、本考案の磁気流体活性化装置は、既存の供給導管の外部に永久磁石を配するタイプとは異なり、流体に磁力線が充分及ぼすように内部管体を任意に選択でき、永久磁石ユニットを構成する永久磁石およびその匣体などの部材と形状、あるいは配置などを最も適合するように設計できるので、磁気流体活性化の程度を著しく向上させることができる。
また、本考案の磁気流体活性化装置は、既存の供給導管の外部に永久磁石を配するタイプとは異なり、流体に磁力線が充分及ぼすように内部管体を任意に選択でき、永久磁石ユニットを構成する永久磁石およびその匣体などの部材と形状、あるいは配置などを最も適合するように設計できるので、磁気流体活性化の程度を著しく向上させることができる。
本考案の磁気流体活性化装置を水道管に適用する場合について述べる。
本考案の磁気流体活性化装置の水道管への適用は、水道引込管あるいは給水配管に任意の場所で挿入接続するだけでよい。
したがって、既存の水道管の材質、形状などの仕様に係わる制約を殆ど受けないで適用できる。
また、1対から複数対の永久磁石ユニットによる磁界単位を、内部管体の長手方向に1基から複数基配置でき、前記内部管体内の磁力を任意に大きくできるので、例えば水道管外径が60mm以上というような比較的太い中規模流量の位置に挿入接続できる。
このように、本考案の磁気流体活性化装置を水道に適用すれば、集合住宅ビルやオフィスビルなどにおいて、引込み配管されている充分スペースのある機械室などの場所で挿入接続できるので、各個の水道端末近傍に取り付けるよりもトータルとしては非常に経済的である。
また、かような機能から学校、図書館、公民館、集会施設など公共施設にも適用できる。
さらに、産業用給水施設にも適用でき、水道管内の赤錆の防止、耐久性の向上にも寄与するところから、洗浄用水、冷却用水、ボイラー用水などの多岐に亘る水道導管に適用できる。
また、配管の保全、腐食防止、保守メンテナンス不要、さらに取り付け工事が簡単なことなどの作用効果から、生活用水の質的向上、環境保全、工業用途を含めて各種産業分野など、極めて広範囲な分野に適用できるので、産業上の利用可能性が極めて大きい。
本考案の磁気流体活性化装置の水道管への適用は、水道引込管あるいは給水配管に任意の場所で挿入接続するだけでよい。
したがって、既存の水道管の材質、形状などの仕様に係わる制約を殆ど受けないで適用できる。
また、1対から複数対の永久磁石ユニットによる磁界単位を、内部管体の長手方向に1基から複数基配置でき、前記内部管体内の磁力を任意に大きくできるので、例えば水道管外径が60mm以上というような比較的太い中規模流量の位置に挿入接続できる。
このように、本考案の磁気流体活性化装置を水道に適用すれば、集合住宅ビルやオフィスビルなどにおいて、引込み配管されている充分スペースのある機械室などの場所で挿入接続できるので、各個の水道端末近傍に取り付けるよりもトータルとしては非常に経済的である。
また、かような機能から学校、図書館、公民館、集会施設など公共施設にも適用できる。
さらに、産業用給水施設にも適用でき、水道管内の赤錆の防止、耐久性の向上にも寄与するところから、洗浄用水、冷却用水、ボイラー用水などの多岐に亘る水道導管に適用できる。
また、配管の保全、腐食防止、保守メンテナンス不要、さらに取り付け工事が簡単なことなどの作用効果から、生活用水の質的向上、環境保全、工業用途を含めて各種産業分野など、極めて広範囲な分野に適用できるので、産業上の利用可能性が極めて大きい。
本考案の磁気流体活性化装置を液体燃料やガス燃料の供給導管に適用する場合について述べる。
本考案の磁気流体活性化装置を液体燃料やガス燃料の供給導管に挿入接続すると、内部管体内の磁場エネルギが流体の分子、あるいは電子エネルギに高効率で効果を及ぼし、前記流体分子のクラスタを小さくすることなどから、迅速に燃焼することとなり、前記液体燃料やガス燃料の完全燃焼状態が得られ、著しく燃焼効率を高める。
たとえば従来の方法である、自動車のガソリンなど液体燃料がエンジンに至る既存の配管系統の、あるいはプロパンガスなどのガス燃料のエンジンに至る既存の配管系統の何れかの位置の外周部に永久磁石を備えて磁界を形成して、前記液体燃料あるいはガス燃料の単位質量あたりの走行距離を高めることが行われている。
これに代えて、本考案の磁気流体活性化装置を挿入接続が可能であり、本考案の磁気流体活性化装置を挿入接続すれば、さらに走行燃費の低減化が可能になる。
本考案の磁気流体活性化装置を液体燃料やガス燃料の供給導管に挿入接続すると、内部管体内の磁場エネルギが流体の分子、あるいは電子エネルギに高効率で効果を及ぼし、前記流体分子のクラスタを小さくすることなどから、迅速に燃焼することとなり、前記液体燃料やガス燃料の完全燃焼状態が得られ、著しく燃焼効率を高める。
たとえば従来の方法である、自動車のガソリンなど液体燃料がエンジンに至る既存の配管系統の、あるいはプロパンガスなどのガス燃料のエンジンに至る既存の配管系統の何れかの位置の外周部に永久磁石を備えて磁界を形成して、前記液体燃料あるいはガス燃料の単位質量あたりの走行距離を高めることが行われている。
これに代えて、本考案の磁気流体活性化装置を挿入接続が可能であり、本考案の磁気流体活性化装置を挿入接続すれば、さらに走行燃費の低減化が可能になる。
本考案の磁気流体活性化装置の水への利用効果、液体やガス燃料への利用効果は、前者は洗浄力など、後者は燃焼効率などと異なる目的のものではあるが、その要求に合わせて内部管体内の磁場エネルギを強化し、流体分子のクラスタを効率よく小さくすることなどの作用を高める面では共通するものである。
したがって、本考案の磁気流体活性化装置の水への利用、液体やガス燃料への利用は、洗浄施設、用役施設、加熱機器などの工業用途、ひいては全産業用途に適用でき、省資源化に寄与することから産業界に資するところが大きい。
したがって、本考案の磁気流体活性化装置の水への利用、液体やガス燃料への利用は、洗浄施設、用役施設、加熱機器などの工業用途、ひいては全産業用途に適用でき、省資源化に寄与することから産業界に資するところが大きい。
1 内部管体
2 ハウジング
3 フランジ部
4 管用ネジ部
5 磁気流体活性化装置
7 ハウジング中央部
8 ハウジングを省いた透視部分
9 永久磁石ユニット
15 左図;側面図
16 右図;正面図
17 永久磁石
18 軟鉄片
19 永久磁石ユニットの匣体
25 締結バンド
26 N極
27 S極
28 磁力線
34 公共水道導管
35 引込分岐点
36 止水栓
37 集合住宅の引込水道管
38 各戸の水道端末へ至る矢印
2 ハウジング
3 フランジ部
4 管用ネジ部
5 磁気流体活性化装置
7 ハウジング中央部
8 ハウジングを省いた透視部分
9 永久磁石ユニット
15 左図;側面図
16 右図;正面図
17 永久磁石
18 軟鉄片
19 永久磁石ユニットの匣体
25 締結バンド
26 N極
27 S極
28 磁力線
34 公共水道導管
35 引込分岐点
36 止水栓
37 集合住宅の引込水道管
38 各戸の水道端末へ至る矢印
Claims (3)
- 供給導管内を通過する流体に磁界を作用させる磁気流体活性化装置において、
前記磁気流体活性化装置は、前記供給導管に挿入接続して使用され、
前記磁気流体活性化装置の構造は、内部管体において、前記内部管体の外周部に近接して1対以上の永久磁石ユニットを備えて1基の磁界単位とし、前記内部管体の長手方向には前記磁界単位を1基から複数基を備え、全体で一体ものを形成し、
前記供給導管に挿入接続するための前記内部管体の両端部以外の部分が、ハウジングに覆われていることを特徴とする、
永久磁石を利用した磁気流体活性化装置。 - 水道給水施設における引込水道管等の供給導管に、
前記磁気流体活性化装置が挿入接続されていることを特徴とする、
請求項1に記載する永久磁石を利用した磁気流体活性化装置。 - 液体燃料、あるいはガス燃料を、前記燃料を使用する機器に送るための供給導管に、
前記磁気流体活性化装置が挿入接続されていることを特徴とする、
請求項1に記載する永久磁石を利用した磁気流体活性化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004639U JP3106416U (ja) | 2004-07-06 | 2004-07-06 | 磁気流体活性化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004639U JP3106416U (ja) | 2004-07-06 | 2004-07-06 | 磁気流体活性化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3106416U true JP3106416U (ja) | 2005-01-06 |
Family
ID=43269189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004004639U Expired - Fee Related JP3106416U (ja) | 2004-07-06 | 2004-07-06 | 磁気流体活性化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106416U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008035615A1 (fr) * | 2006-09-22 | 2008-03-27 | Yoshioka, Eisuke | Dispositif activateur de fluide |
CN106006880A (zh) * | 2016-08-05 | 2016-10-12 | 北京水木华威磁化科技有限公司 | 一种流体磁化器 |
CN106904682A (zh) * | 2017-04-10 | 2017-06-30 | 中科圣泉(深圳)生物有限公司 | 一种非接触式分子低频共振活化水装置 |
CN109281777A (zh) * | 2018-11-12 | 2019-01-29 | 韩明熹 | 一种新型车船磁性节油器 |
-
2004
- 2004-07-06 JP JP2004004639U patent/JP3106416U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008035615A1 (fr) * | 2006-09-22 | 2008-03-27 | Yoshioka, Eisuke | Dispositif activateur de fluide |
CN106006880A (zh) * | 2016-08-05 | 2016-10-12 | 北京水木华威磁化科技有限公司 | 一种流体磁化器 |
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