JP3106011B2 - 2値化パルス生成方法及びその装置 - Google Patents

2値化パルス生成方法及びその装置

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JP3106011B2 JP04218892A JP21889292A JP3106011B2 JP 3106011 B2 JP3106011 B2 JP 3106011B2 JP 04218892 A JP04218892 A JP 04218892A JP 21889292 A JP21889292 A JP 21889292A JP 3106011 B2 JP3106011 B2 JP 3106011B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクドライブ装
置や光磁気ディスクドライブ装置の信号再生時に利用さ
れる2値化パルス生成方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクドライブ装置や光磁気ディス
クドライブ装置において、高密度記録に適した記録方式
としてマークエッジ記録方式がある。これは、図15に
示すように、1つのマークに2変調ビットを記録するこ
とにより記録密度を向上させる記録方式であり、記録デ
ータ(a)のパターンとしては、変調コードをNRZI
(Non Return to Zero Inverse)コードデータ
(b)に変換して情報記録媒体(以下、ディスクと呼
ぶ)に記録する。また、データ再生時には、ディスクか
ら得られる再生信号(d)のNRZIコードデータ
(b)の立上り及び立下りエッジに相当する2つのエッ
ジ位置を検出することにより再生信号(d)の2値化を
行い、2値化パルス(e)を生成している。
【0003】このような2値化方式の第一の従来例を図
16及び図17に示す。なお、図16中に示す信号
(d),(e)は、図17(d),(e)の各信号に相
当するものとする。この場合、図16に示す2値化回路
1を用い、ディスクから得られる再生信号(d)のレベ
ルと、予め設定された閾値Thとをコンパレータ(C
P)2で比較し、このコンパレータ2の出力信号からエ
ッジパルス検出器(ED)3によってNRZIコードデ
ータ(a)の立上り及び立下りエッジに相当する2つの
エッジ位置を検出することにより、2値化パルス(e)
を生成するようにしている。
【0004】また、その第二の従来例を図18に示す。
これは、同図に示す2値化回路4を用い、ディスクから
得られる再生信号を2階微分回路5で2階微分し、その
出力信号のレベルをコンパレータ(CP)6でグランド
レベルと比較することにより、NRZIコードデータの
立上り及び立下りエッジに相当する2つのエッジ位置を
検出し、2値化パルスを生成するようにしたものであ
る。
【0005】さらに、その第三の従来例として、特開平
2−137128号公報に開示された再生信号処理装置
なるものがある。これは、ディスクからの再生信号を2
階微分し、この2階微分された信号のゼロクロスを2値
化回路のゼロクロスコンパレータにより検出して2値化
を行うようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マーク
エッジ記録方式によりディスクにデータを記録すると、
ディスクの熱伝導などによる影響で、図19(b)に示
すように、実際のライトパルス(記録パルス)とは異な
った長さの記録マークとなり、しかも、記録マーク形状
に不整が生じる。この現象は、光磁気ディスクのような
熱伝導率が高い情報記録媒体ほど顕著となり、その結
果、従来の2値化方式では、NRZIコードデータの立
上り、立下りエッジに相当する2つのエッジ位置の検出
が正しく行えず、データ再生エラーが発生する。ここ
で、例えば、図17(b)に示すように、全てのライト
パルスを故意に短くしてデータを記録するというライト
パルス前補正を行うことで、記録マークの長さをある程
度は制御でき、理想のマーク長に近づけられるが、マー
ク形状の不整を抑えることは極めて困難である。
【0007】具体的には、図17の図示例によると、記
録マーク(c)の前縁に形状の不整が生じているため、
本来の位置P0 より後方位置P1 にエッジ位置を検出
し、エッジ位置の検出ずれPaが生じている。この場
合、特に記録マーク(c)の前縁はLD(半導体レー
ザ)光の照射が開始されて間もなくのため、ディスクの
記録層への熱伝導が遅く、記録マーク形状に不整が生じ
る結果となり、データ再生エラーが発生することにな
る。
【0008】また、使用するディスクの種類や特性の違
い、さらには、ドライブ装置内の温度変化に対して、記
録マーク形状の不整の発生の仕方が異なるため、これら
の要因により、NRZIコードデータの立上り及び立下
りエッジに相当する2つのエッジ位置の検出ずれが一層
大きくなってしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項記載の発明で
は、NRZIコードデータが記録マークとして記録され
た情報記録媒体の再生信号から2値化手段により前記N
RZIコードデータの立上り及び立下りエッジに相当す
る2つのエッジ位置を検出して2値化パルスを生成する
2値化パルス生成装置において、前記2値化手段により
生成された前記2値化パルスを遅延させる複数の異なる
遅延量に設定されたタップを有する遅延手段と、制御手
段の指令にしたがって前記遅延手段の前記各タップの中
から1つの遅延量のタップを選択する選択手段と、この
選択手段により選択された前記タップの遅延量で前記2
値化パルスを遅延した遅延パルスと前記2値化パルスと
の論理和を算出する論理和演算手段とを備え、この論理
和演算手段の演算結果となる出力パルスを前記情報記録
媒体に記録された前記NRZIコードデータの再生パル
スとする2値化パルス補正手段を設けた。
【0010】請求項記載の発明では、請求項記載の
発明において、情報記録媒体の種類や特性の違いに応じ
て遅延量の最適設定値を予め前記情報記録媒体の指定領
域に記憶させ、この指定領域に記憶された遅延量の最適
設定値にしたがって選択手段により遅延手段の最適な遅
延量のタップを選択させる制御手段とした。
【0011】請求項記載の発明では、請求項記載の
発明において、選択手段による遅延手段の最適な遅延量
のタップの選択をドライブ装置の電源立上げ時又はアイ
ドル状態時に実行させる制御手段とした。
【0012】請求項記載の発明では、請求項記載の
発明において、ドライブ装置内に温度検知手段を配設
し、前記ドライブ装置内の温度に対する遅延量の最適設
定値を予め前記ドライブ装置内のメモリ領域又は情報記
録媒体の指定領域に記憶させ、前記温度検知手段の出力
データに対する前記メモリ領域又は前記指定領域に記憶
された遅延量の最適設定値にしたがって選択手段により
遅延手段の最適な遅延量のタップを選択させる制御手段
とした。
【0013】請求項記載の発明では、請求項記載の
発明において、ドライブ装置内に温度検知手段を配設
し、前記ドライブ装置内の温度に対する遅延量の最適設
定値を予め前記ドライブ装置内のメモリ領域又は情報記
録媒体の指定領域に記憶させるとともに、前記情報記録
媒体の種類や特性の違いに応じて遅延量の最適設定値を
予め前記情報記録媒体の指定領域に記憶させ、前記温度
検知手段の出力データに対する前記メモリ領域又は前記
指定領域に記憶された遅延量の最適設定値と、前記情報
記録媒体の種類や特性の違いに応じて前記指定領域に記
憶された遅延量の最適設定値とにしたがって選択手段に
より遅延手段の最適な遅延量のタップを選択させる制御
手段とした。
【0014】請求項記載の発明では、NRZIコード
データが記録マークとして記録された情報記録媒体から
の再生信号をコンパレータにより2値化用スライスレベ
ル近傍の2値化基準電圧レベルと比較して2値化基準パ
ルスを生成し、この2値化基準パルスを遅延手段により
所定時間だけ遅延させて遅延パルスを生成し、この遅延
パルスをフィードバックして前記2値化基準電圧レベル
に重畳させることにより2値化用スライスパルスを生成
し、この2値化用スライスパルスと前記再生信号とを前
記コンパレータで比較することにより2値化パルスを生
成するようにした。
【0015】請求項記載の発明では、NRZIコード
データが記録マークとして記録された情報記録媒体から
の再生信号が一方の入力端に入力されるとともに他方の
入力端に前記再生信号の2値化用スライスレベル近傍の
2値化基準電圧が第1抵抗器を介して印加されたコンパ
レータを設け、このコンパレータの出力端に接続されて
その出力パルスを前記NRZIコードデータの立上り・
立下り区間の最短周期内に設定された遅延量で遅延する
遅延手段を設け、この遅延手段の出力端を前記コンパレ
ータの他方の入力端にフィードバック接続する第2抵抗
器を設けた。
【0016】請求項記載の発明では、NRZIコード
データが記録マークとして記録された情報記録媒体から
の再生信号が一方の入力端に入力されるとともに他方の
入力端に前記再生信号の2値化用スライスレベル近傍の
2値化基準電圧が第1抵抗器を介して印加されたコンパ
レータを設け、このコンパレータの出力端に接続されて
その出力パルスを前記NRZIコードデータの立上り・
立下り区間の最短周期内に設定された所定の遅延量で遅
延する遅延手段を設け、この遅延手段の出力端を前記コ
ンパレータの他方の入力端にフィードバック接続する抵
抗値の可変自在な第2抵抗器を設け、制御手段の指令に
したがって前記第2抵抗器を所定の抵抗値に可変設定す
る抵抗値設定手段を設けた。
【0017】請求項記載の発明では、請求項記載の
発明において、異なる抵抗値の複数の抵抗器を有する第
2抵抗器とし、制御手段の指令にしたがって前記第2抵
抗器の各抵抗器の中から1つの抵抗値の抵抗器を選択設
定する抵抗値設定手段とした。
【0018】請求項1記載の発明では、請求項7,8
又は記載の発明において、遅延手段と第2抵抗器との
間に所定の基準電圧値にプルアップされたオープンコレ
クタ型のバッファを設けた。
【0019】請求項1記載の発明では、請求項7,8
又は記載の発明において、遅延手段の出力レベルに応
じて所定の基準電圧値を第2抵抗器を介してコンパレー
タの他方の入力端にフィードバックするアナログスイッ
チを設けた。
【0020】請求項1記載の発明では、請求項又は
記載の発明において、情報記録媒体の種類や特性の違
いに応じて第2抵抗器の最適抵抗値を予め前記情報記録
媒体の指定領域に記憶させ、この指定領域に記憶された
最適抵抗値にしたがって抵抗値設定手段により前記第2
抵抗器の最適な抵抗値を設定させる制御手段とした。
【0021】請求項1記載の発明では、請求項又は
記載の発明において、抵抗値設定手段による第2抵抗
器の最適な抵抗値の設定をドライブ装置の電源立上げ時
又はアイドル状態時に実行させる制御手段とした。
【0022】
【作用】求項記載の発明においては、遅延手段の複
数の異なる遅延量に設定されたタップの中から、記録マ
ーク形状の不整によるエッジ位置の検出ずれに相当する
時間分の遅延量のタップを制御手段の指令にしたがって
選択手段によって選択させることにより、様々な記録マ
ーク形状の不整に適応してエッジ位置の検出ずれの補正
を行い得るものとなる。
【0023】請求項記載の発明においては、予め情報
記録媒体の指定領域に記憶されている情報記録媒体の種
類や特性の違いに対応する遅延量の最適設定値にしたが
って遅延手段の最適な遅延量のタップを選択手段により
選択させるように制御手段で制御することにより、あら
ゆる種類の情報記録媒体に適応して記録マーク形状の不
整によるエッジ位置の検出ずれの補正を行い得るものと
なる。
【0024】請求項記載の発明においては、選択手段
による遅延手段の最適な遅延量のタップの選択を制御手
段によりドライブ装置の電源立上げ時又はアイドル状態
時に実行させるように制御しているため、ドライブ装置
の他の諸動作を妨げることなく記録マーク形状の不整に
よるエッジ位置の検出ずれの補正を行い得るものとな
る。
【0025】請求項記載の発明においては、温度検知
手段によってドライブ装置内部の温度を検知させ、ドラ
イブ装置内のメモリ領域又は情報記録媒体の指定領域に
記憶されている実際のドライブ装置内部の温度に対する
遅延量の最適設定値にしたがって遅延手段の最適な遅延
量のタップを選択手段により選択させるように制御手段
で制御することにより、ドライブ装置内部の温度変化に
伴って記録マーク形状の不整量が変化しても、ドライブ
装置内部の様々な温度に適応して記録マーク形状の不整
によるエッジ位置の検出ずれの補正を行い得るものとな
る。
【0026】請求項記載の発明においては、請求項
記載の発明と請求項6記載の発明とを組合わせた構成と
することにより、使用する情報記録媒体の種類や特性の
違いのみならず、ドライブ装置内部の温度変化にも適応
して記録マーク形状の不整によるエッジ位置の検出ずれ
の補正を行い得るものとなる。
【0027】請求項及び記載の発明においては、再
生信号と2値化基準電圧レベルとをコンパレータで比較
して得られる2値化基準パルスを遅延手段によりNRZ
Iコードデータの立上り・立下り区間の最短周期内に設
定された遅延量で遅延して遅延パルスを生成し、この遅
延パルスをフィードバックして2値化基準電圧レベルに
重畳した2値化用スライスパルスを生成することで、N
RZIコードデータの立上りエッジ位置検出時と立下り
エッジ位置検出時とで再生信号を2値化するための2値
化用スライスレベルを変えることが可能となり、これに
より、記録マーク形状の不整によるエッジ位置の検出ず
れを補正した2値化パルスを生成し得るものとなる。
【0028】請求項8記載の発明においては、記録マー
ク形状の不整によるエッジ位置の検出ずれ量に応じて第
2抵抗器の最適な抵抗値を制御手段の指令にしたがって
抵抗値設定手段によって可変設定させることにより、様
々な記録マーク形状の不整に適応してエッジ位置の検出
ずれを補正した2値化パルスを生成し得るものとなる。
【0029】請求項記載の発明においては、第2抵抗
器の複数の抵抗器の中から記録マーク形状の不整による
エッジ位置の検出ずれ量に応じた抵抗値の抵抗器を制御
手段の指令にしたがって抵抗値設定手段によって選択設
定させることにより、様々な記録マーク形状の不整に適
応してエッジ位置の検出ずれを補正した2値化パルスを
生成し得るものとなる。
【0030】請求項1記載の発明においては、所定の
基準電圧値にプルアップされたバッファの出力を第2抵
抗器を介してコンパレータと第1抵抗器との接続中点に
フィードバックすることにより、たとえ回路系の電源電
圧が変動してコンパレータの出力レベルが変動しても2
値化用スライスレベルはコンパレータの出力レベルとは
無関係に設定されるため、回路系の電源電圧の変動の影
響を受けることなく記録マーク形状の不整によるエッジ
位置の検出ずれを補正した2値化パルスを確実に生成し
得るものとなる。
【0031】請求項1記載の発明においては、遅延手
段の出力レベルに応じてアナログスイッチを適宜オンさ
せて所定の基準電圧値を第2抵抗器を介してコンパレー
タと第1抵抗器との接続中点にフィードバックすること
により、たとえ回路系の電源電圧が変動してコンパレー
タの出力レベルが変動しても2値化用スライスレベルは
コンパレータの出力レベルとは無関係に設定されるた
め、回路系の電源電圧の変動の影響を受けることなく記
録マーク形状の不整によるエッジ位置の検出ずれを補正
した2値化パルスを確実に生成し得るものとなる。
【0032】請求項1記載の発明においては、予め情
報記録媒体の指定領域に記憶されている情報記録媒体の
種類や特性の違いに対応する第2抵抗器の最適抵抗値に
したがって第2抵抗器の最適な抵抗値を抵抗値設定手段
で設定させるように制御手段で制御することにより、あ
らゆる種類の情報記録媒体に適応して記録マーク形状の
不整によるエッジ位置の検出ずれを補正した2値化パル
スを生成し得るものとなる。
【0033】請求項1記載の発明においては、抵抗値
設定手段による第2抵抗器の最適な抵抗値の設定をドラ
イブ装置の電源立上げ時又はアイドル状態時に実行させ
るように制御手段で制御することにより、ドライブ装置
の他の諸動作を妨げることなく記録マーク形状の不整に
よるエッジ位置の検出ずれを補正した2値化パルスを生
成し得るものとなる。
【0034】
【実施例】本発明の基礎となる一例を図1及び図2に基
づいて説明する。なお、図1中に示す信号(c)〜
(f)は、図2(c)〜(f)の各信号に相当するもの
とする。まず、マークエッジ記録方式によりNRZIコ
ードデータ(a)が記録マーク(b)として記録されて
いる図示しないディスク(情報記録媒体)の再生信号
(c)から前記NRZIコードデータ(a)の立上り及
び立下りエッジに相当する2つのエッジ位置を検出する
ことにより2値化パルス(d)を生成する2値化回路
(2値化手段)1が設けられている。但し、この2値化
回路1は、図16に示した第一の従来例と同様な構成と
されている。ここに、本実施例は、この2値化回路1の
後段に2値化パルス補正手段7を設け、この2値化パル
ス補正手段7により前記2値化パルス(d)のパルス幅
を所定時間だけ長くした補正パルスを生成し、この補正
パルスを前記ディスクに記録された前記NRZIコード
データ(a)の再生パルスPexとして用いるようにした
ものである。
【0035】図1は本例の概略回路構成を示すもの
で、前記2値化回路1の後段に設けられた前記2値化パ
ルス補正手段7は、前記2値化回路1の出力を入力とす
る遅延手段としての遅延素子(DL)8と、この遅延素
子8の出力と前記2値化回路1の出力とを入力とする論
理和演算手段としてのORゲート9とにより構成されて
いる。
【0036】このような構成において、まず、図2
(a)〜(d)に示すように、マークエッジ記録方式に
よりNRZIコードデータ(a)が記録マーク(b)と
して記録されたディスクからの再生信号(c)は、従来
の2値化方式と同様にして2値化回路1により所定の閾
値Thと比較され、NRZIコードデータ(a)の立上
り及び立下りエッジに相当する2つのエッジ位置が検出
されて2値化パルス(d)が生成される。この時、実際
の記録マーク(b)はその前縁に形状の不整が生じ、本
来の位置P0 より後方位置P1 にエッジ位置を検出して
エッジ位置の検出ずれPaが生じている。このため、N
RZIコードデータ(a)が記録された記録パルスの、
ある時間のパルスのパルス幅をL1 、その次のパルスの
パルス幅をL3 、これらのパルス間隔をL2 とすると、
2値化パルス(d)は、実際のNRZIコードデータ
(a)の記録パルスに対して、パルス幅L1 ,L3 より
小さいパルス幅L1 ′,L3 ′で、パルス間隔L2 より
大きいパルス間隔L2 ′となる。
【0037】このようにして2値化回路1で生成された
2値化パルス(d)は遅延素子8に入力され、この遅延
素子8により2値化パルス(d)を所定時間だけ遅延さ
せた遅延パルス(e)が生成される。そして、この遅延
パルス(e)と2値化パルス(d)とがORゲート9に
入力されて論理和が演算されて合成される。その結果、
2値化パルス(d)を所定時間だけ長くした補正パルス
がORゲート9の出力パルス(f)として得られること
になる。ここで、遅延素子8の遅延量をマークエッジ記
録の際に発生する記録マーク形状の不整によるエッジ位
置の検出ずれPaに相当する時間分に予め設定しておけ
ば、NRZIコードデータ(a)の記録パルスのパルス
幅及びパルス間隔と同じパルス幅L1 ,L3 、及びパル
ス間隔L2 をもつ補正パルスがORゲート9の出力パル
ス(f)として得られることになる。そこで、この出力
パルス(f)をディスクに記録されたNRZIコードデ
ータ(a)の再生パルスPexとして用いることにより、
マークエッジ記録の際に発生する記録マーク形状の不整
によるエッジ位置の検出ずれPaを補正することが可能
となる。
【0038】上述したように、本例では、2値化回路
1により生成された2値化パルス(d)を遅延素子8と
ORゲート9とよりなる2値化パルス補正手段7により
記録マーク形状の不整によるエッジ位置の検出ずれPa
に相当する時間分だけ長くした補正パルスを生成するこ
とにより、記録マーク形状の不整によるエッジ位置の検
出ずれPaの補正を簡単な回路構成によって実現し得る
ものとなる。これにより、データ再生エラーを生じない
良好な再生パルスPexを得ることが可能となる。
【0039】続いて、請求項ないし記載の発明の一
実施例を図3及び図4に基づいて説明する。なお、図1
及び図2において説明した部分と同一部分は同一符号で
示し、説明も省略する。本実施例は、図1に示した
の遅延量固定の遅延素子8に代えて、図3に示すよう
に、2値化パルス(d)を遅延させるn個の異なる遅延
量に設定されたタップT1 〜Tnを有する遅延素子(D
L)10と、CPU(制御手段)11の指令にしたがっ
て前記遅延素子10の前記各タップT1 〜Tnの中から
1つの遅延量のタップTを選択するセレクタ(選択手
段)12とを、2値化回路1とORゲート9の一方の入
力端との間に設けたものである。そして、前記遅延素子
10とCPU11とセレクタ12とORゲート9とによ
り2値化パルス補正手段13が形成されている。ここ
に、ディスクの種類や特性の違いに対応する遅延量の最
適設定値は、予め使用するディスク毎に、その指定エリ
ア(指定領域)、例えば、SFP(Standard Formate
d Part )エリアに記録されているものとする。また、
CPU11には、ドライブ装置の電源立上げ時やアイド
ル状態時に、使用するディスクから遅延量の最適設定値
をリードさせ、この最適設定値にしたがって遅延素子8
の最適な遅延量のタップTを選択させるようにセレクタ
12を制御するアルゴリズムが用意されている。
【0040】このような構成において、まず、2値化回
路1によって生成された2値化パルス(d)は、遅延素
子10に入力され、CPU11のセレクト指令にしたが
ってセレクタ12により遅延素子10の最適な遅延量の
タップTが選択される。この時のセレクタ12を制御す
るCPU11のアルゴリズムを図4のフローチャートに
示す。即ち、ドライブ装置の電源立上げ時やアイドル状
態時に、使用するディスクの指定エリアにドライブ装置
の光ヘッドがシークされ、ディスクの指定エリアに記録
された遅延量の最適設定値が光ヘッドによりリードされ
てそのリードデータがCPU11に取込まれ、このリー
ドデータに応じた遅延素子10の遅延量のタップTを選
択させるセレクト指令をセレクタ12に送るようになっ
ている。
【0041】そして、このCPU11の指令を受けたセ
レクタ12では、使用するディスクの種類や特性の違い
に対応した遅延素子10の遅延量のタップTが選択さ
れ、この選択されたタップTの遅延量で遅延された遅延
パルス(e)と2値化パルス(d)とがORゲート9に
入力され、ORゲート9で図1に示した例と同様にし
て論理和が演算されて合成される。これにより、使用す
るディスクの種類や特性の違いに適応して記録マーク形
状の不整によるエッジ位置の検出ずれを補正することが
可能となる。しかも、セレクタ12による遅延素子10
の最適な遅延量のタップTの選択をドライブ装置の電源
立上げ時又はアイドル状態時に実行させるようにCPU
11によって制御しているため、ドライブ装置の他の諸
動作を妨げることなく記録マーク形状の不整によるエッ
ジ位置の検出ずれを補正することが可能となる。
【0042】上述したように、本実施例では、ドライブ
装置の電源立上げ時又はアイドル状態時に、ディスクの
種類や特性の違いに対応する遅延量の最適設定値にした
がって遅延素子10の遅延量のタップTをセレクタ12
によって選択させるようにCPU11で制御しているた
め、ドライブ装置の他の諸動作を妨げることなく、あら
ゆる種類のディスクに適応して記録マーク形状の不整に
よるエッジ位置の検出ずれの補正を行い得るものとな
る。これにより、ジッタの少ない良好な再生パルスPex
を得ることが可能となり、データ再生エラーが生じない
ことになる。
【0043】また、請求項記載の発明の一実施例を図
5に基づいて説明する。なお、図3において説明した部
分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。本実
施例は、図3に示した前記実施例の構成に加えて、ドラ
イブ装置内に、その内部の温度を検知する図示しない温
度センサ(温度検知手段)を取付けたものである。ま
た、ドライブ装置の内部の温度に対する記録マーク形状
の不整によるエッジ位置の検出ずれに相当する時間分の
遅延量の最適設定値は、予めドライブ装置のコントロー
ラ内のメモリエリア(メモリ領域)、又は、使用するデ
ィスクの指定エリア(指定領域)に記録されている。さ
らに、CPU11には、前記温度センサの出力データ、
即ち、ドライブ装置の内部温度に対する遅延量の最適設
定値にしたがって遅延素子10の最適な遅延量のタップ
Tを選択させるようにセレクタ12を制御するアルゴリ
ズムが用意されている。
【0044】このような構成によれば、温度センサの出
力データに基づいて実際のドライブ装置内部の温度に対
する遅延量の最適設定値にしたがって遅延素子10の最
適な遅延量のタップTが選択されることになる。これに
より、ドライブ装置内部の温度変化に伴って記録マーク
形状の不整量が変化しても、ドライブ装置内部の様々な
温度に適応して記録マーク形状の不整によるエッジ位置
の検出ずれの補正を行い得るものとなる。その結果、ジ
ッタの少ない良好な再生パルスPexを得ることが可能と
なり、データ再生エラーが生じないことになる。
【0045】続いて、請求項記載の発明の一実施例を
図6に基づいて説明する。なお、図3及び図5において
説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略
する。本実施例は図3に示した前記実施例と図5に示し
た前記実施例とを組合わせて構成したものである。即
ち、図6に示すように、ドライブ装置内には、温度セン
サ(図示せず)が取付けられている。また、ドライブ装
置内部の温度に対する記録マーク形状の不整によるエッ
ジ位置の検出ずれに相当する時間分の遅延量の最適設定
値は、予めドライブ装置のコントローラ内のメモリエリ
ア、又は、使用するディスクの指定エリアに記録される
とともに、使用するディスクの種類や特性の違いに対応
する遅延量の最適設定値は、予めディスクの指定エリア
に記憶されている。また、CPU11には、前記温度セ
ンサの出力データに対する遅延量の最適設定値と、ディ
スクの種類や特性の違いに対応する遅延量の最適設定値
とにしたがって遅延素子10の最適な遅延量のタップT
を選択させるようにセレクタ12を制御するアルゴリズ
ムが用意されている。
【0046】このような構成によれば、温度センサの出
力データ(ドライブ装置の内部温度)に対する遅延量の
最適設定値と、ディスクの種類や特性の違いに対応する
遅延量の最適設定値との2つのデータにしたがってセレ
クタ12により遅延素子10の最適な遅延量のタップT
が選択されることになる。これにより、使用するディス
クの種類や特性の違いに依存するエッジ位置の検出ずれ
のみならず、ドライブ装置内部の温度変化に対するエッ
ジ位置の検出ずれにも適応して2値化パルス(d)の補
正を行い得るものとなる。その結果、一層ジッタの少な
い良好な再生パルスPexを得ることが可能となり、デー
タ再生エラーが生じないことになる。
【0047】次に、請求項及び記載の発明の一実施
例を図7ないし図10に基づいて説明する。なお、図7
中に示す信号(e1),(e2),(f)は、図8
(e),(f)の各信号に相当するものとする。図7は
本実施例の2値化パルス生成装置14の概略回路構成を
示すもので、図8中に示すNRZIコードデータ(b)
が記録マーク(d)として記録されたディスクからの再
生信号(e1)が一方の入力端15aに入力されるとと
もに、他方の入力端15bに前記再生信号(e1)の2
値化用スライスレベル近傍の2値化基準電圧Vsが第1
抵抗器R1を介して印加されたコンパレータ15が設け
られている。このコンパレータ15の出力端には、この
コンパレータ15の出力パルスを所定の遅延量で遅延す
る遅延手段としての遅延素子(DL)16が接続されて
おり、この遅延素子16の出力端は、第2抵抗器R2を
介して前記コンパレータ15の他方の入力端15bにフ
ィードバック接続されている。
【0048】ここで、前記第1抵抗器R1と前記第2抵
抗器R2との関係を、R1≪R2となるように設定し、
コンパレータ15の出力が“L”レベルの時を0V,
“H”レベルの時をVH とする。この時、コンパレータ
15の入力端15bのレベル、即ち、2値化用スライス
レベルVthは、 Vth1 =Vs・R2/(R1+R2) …(1) Vth2 =(VH −Vs)・R1/(R1+R2)+Vs …(2) となる。ただし、(1)式のVth1 はコンパレータ15
の出力が“L”レベルの時の2値化用スライスレベルV
thの値、(2)式のVth2 は“H”レベルの時の2値化
用スライスレベルVthの値を示すものとする。
【0049】また、前記遅延素子16の遅延量は、前記
NRZIコードデータ(b)の立上り−立下り区間の最
短周期内に設定されている。例えば、変調コードとし
て、(1,7)RLLを使用した時には、そのNRZI
コードデータ(b)の立上り−立下り区間の最短周期は
チャネルビットの`101´、即ち、2チャネルビット
長に相当するので、前記遅延素子16の遅延量は2チャ
ネルビット長以下に設定すればよい。ただし、実際に
は、前記コンパレータ15のプロパゲーションディレイ
があるため、十分に余裕をもたせて1チャネルビット長
以下に設定する。さらに、前記第1,2抵抗器R1,R
2の抵抗値は、(1),(2)式に基づいて算出・設定
する。
【0050】このような構成において、図7の遅延素子
16を無くした場合を考えると、図9に示すように、記
録マーク形状の不整により再生信号(e1)のNRZI
コードデータ(b)の立上り及び立下りエッジに相当す
る2つのエッジ位置の検出が不安定となり、コンパレー
タ15が誤動作してデータ再生エラーを発生する恐れが
ある。そこで、本実施例では、図10に示すように、遅
延素子16により再生信号(e1)のNRZIコードデ
ータ(b)の立上りエッジ位置検出時と立下りエッジ位
置検出時とで2値化用スライスレベルVthを変えるよう
にコンパレータ15の出力パルスを遅延素子16により
遅延して2値化用スライスパルス(e2)を生成する。
【0051】具体的には、図7及び図8に示すように、
まず、コンパレータ15の入力端15aにディスクから
の再生信号(e1)が入力され、コンパレータ15の入
力端15bに第1抵抗器R1を負荷として2値化用スラ
イスレベル近傍の2値化基準電圧Vsレベルが入力され
ると、コンパレータ15では再生信号(e1)と2値化
基準電圧Vsレベルとを比較して2値化基準パルスが生
成される。この2値化基準パルスは遅延素子16により
所定時間だけ遅延されて遅延パルスとなる。そして、こ
の遅延パルスは第2抵抗器R2を介してコンパレータ1
5の入力端15bにフィードバックされて2値化基準電
圧Vsレベルに重畳され、2値化用スライスパルス(e
2)が生成される。ここで、遅延素子16の遅延量は1
チャネルビット長以下に設定され、しかも、第1,2抵
抗器R1,R2はマーク形状の検出ずれ量に応じて設定
されているため、2値化用スライスパルス(e2)は、
再生信号(e1)のNRZIコードデータ(b)の立上
りエッジ位置検出時と立下りエッジ位置検出時とで異な
る2つの2値化用スライスレベルVth1 ,Vth2 を有す
るものとなる。その結果、再生信号(e1)がコンパレ
ータ15により2値化用スライスレベルVth1 ,Vth2
でスライスされて、記録マーク形状の不整によるエッジ
位置の検出ずれを補正した2値化パルス(f)が生成さ
れる。これにより、データ再生エラーを生じない良好な
再生パルスを得ることが可能となる。
【0052】続いて、請求項1記載の発明の一実施例
を図11に基づいて説明する。なお、図7ないし図10
において説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説
明も省略する。本実施例の2値化パルス生成装置17
は、図11に示すように、図7に示した前記実施例の構
成に加え、遅延素子16と第2抵抗器R2との間に所定
の基準電圧値Vref にプルアップされたオープンコレク
タ型のバッファ(BUF)18を設けたものである。
【0053】このような構成によれば、たとえ2値化パ
ルス生成装置17の回路系の電源電圧の変動によりコン
パレータ15の出力レベルVH が変動しても、再生信号
(e1)の2値化用スライスレベルVthは、 Vth1 =Vs・R2/(R1+R2) …(3) Vth2 =(Vref −Vs)・R1/(R1+R2)+Vs …(4) となる。ただし、(3)式のVth1 はコンパレータ15
の出力が“L”レベルの時の2値化用スライスレベルV
thの値、(4)式のVth2 は“H”レベルの時の2値化
用スライスレベルVthの値を示すものとする。これらの
(3),(4)式に示すように、再生信号(e1)の2
値化用スライスレベルVth2 は、コンパレータ15の出
力レベルVH とは無関係に設定されるため、回路系の電
源電圧の変動の影響を受けることなく正確に2値化用ス
ライスレベルVth1 ,Vth2 を設定でき、マーク形状の
不整によるエッジ位置の検出ずれを補正した2値化パル
ス(f)を確実に生成し得るものとなる。
【0054】また、請求項1記載の発明の一実施例を
図12に基づいて説明する。なお、図7ないし図10に
おいて説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明
も省略する。本実施例の2値化パルス生成装置19は、
図12に示すように、図7に示した前記実施例の構成に
加え、遅延素子16の出力レベルに応じて所定の基準電
圧値Vref を第2抵抗器R2を介してコンパレータ15
の入力端15bにフィードバックするアナログスイッチ
SWを設けたものである。
【0055】このような構成によれば、遅延素子16の
出力レベルに応じてアナログスイッチSWを適宜オンさ
せ、このアナログスイッチSWがオン状態の時のみ基準
電圧値Vref を第2抵抗器R2を介してコンパレータ1
5の入力端15bにフィードバックさせることにより、
図11に示した前記実施例と同様に、2値化パルス生成
装置19の回路系の電源電圧の変動の影響を受けること
なく正確に2値化用スライスレベルVth1 ,Vth2 を設
定でき、マーク形状の不整によるエッジ位置の検出ずれ
を補正した2値化パルス(f)を確実に生成し得るもの
となる。
【0056】続いて、請求項8,9,10,12及び
記載の発明の一実施例を図13及び図14に基づいて
説明する。なお、図11において説明した部分と同一部
分は同一符号で示し、説明も省略する。本実施例の2値
化パルス生成装置20は、図11に示した前記実施例の
抵抗値固定の第2抵抗器R2に代えて、図13に示すよ
うに、遅延素子16による遅延パルスをコンパレータ1
5の入力端15bにフィードバックする抵抗値の可変自
在な第2抵抗器R2′と、この第2抵抗器R2′をCP
U(制御手段)21の指令にしたがって可変設定する抵
抗値設定手段とを設けたものである。即ち、異なる抵抗
値に設定されたn個の抵抗器R1 〜Rnを有する第2抵
抗器R2′と、この第2抵抗器R2′の前記各抵抗器R
1 〜Rn中から前記CPU21の指令にしたがって1つ
抵抗値の抵抗器Rを選択設定する抵抗値設定手段として
のマルチプレクサ(AMUX)22とが、前記コンパレ
ータ15の入力端15bとバッファ18の出力端との間
に設けられている。ここに、ディスクの種類や特性の違
いに応じて前記第2抵抗器R2′の最適抵抗値は、予め
使用するディスク毎にその指定エリアに記憶されてい
る。また、CPU21には、ドライブ装置の電源立上げ
時やアイドル状態時に、使用するディスクから第2抵抗
器R2′の最適抵抗値をリードさせ、この最適抵抗値に
したがって第2抵抗器R2′の最適な抵抗器Rを選択さ
せるようにマルチプレクサ22を制御するアルゴリズム
が用意されている。
【0057】このような構成において、遅延素子16に
より遅延された遅延パルスは、バッファ18と、CPU
21の指令にしたがってマルチプレクサ22により選択
された第2抵抗器R2′の最適な抵抗値の抵抗器Rとを
介してコンパレータ15の入力端15bにフィードバッ
クされる。この時のマルチプレクサ22を制御するCP
U21のアルゴリズムを図14のフローチャートに示
す。即ち、ドライブ装置の電源立上げ時やアイドル状態
時に、使用したディスクの指定エリアに記録された最適
抵抗値(補正値情報)がリードされてそのリードデータ
がCPU21に取込まれ、このリードデータに応じた第
2抵抗器R2′の抵抗値が算出され、この算出された抵
抗値の抵抗器Rを選択させるセレクト指令がマルチプレ
クサ22に送られる。CPU21のセレクト指令を受け
たマルチプレクサ22では、使用したディスクの種類や
特性の違いに適応した第2抵抗器R2′の抵抗器Rが選
択される。
【0058】そして、この選択された抵抗器Rを介して
バッファ18から出力された遅延パルスがコンパレータ
15の入力端15bにフィードバックされ、2値化基準
電圧Vsレベルに重畳されて2値化用スライスパルス
(e2)が生成される。この2値化用スライスパルス
(e2)は、使用したディスクに最適な2つの2値化用
スライスレベルVth1 ,Vth2 を有しているため、この
2値化用スライスレベルVth1 ,Vth2 で再生信号(e
1)がスライスされて2値化パルス(f)が生成され
る。
【0059】このように、使用するディスク毎に2値化
パルス(f)を生成するための最適な2値化用スライス
レベルVth1 ,Vth2 を設定できるため、使用するディ
スクの種類や特性の違いに適応して記録マーク形状の不
整によるエッジ位置の検出ずれを補正することが可能と
なる。しかも、マルチプレクサ22による第2抵抗器R
2′の最適な抵抗値の抵抗器Rの選択をドライブ装置の
電源立上げ時又はアイドル状態時に実行させるようにC
PU21によって制御しているため、ドライブ装置の他
の諸動作を妨げることなく記録マーク形状の不整による
エッジ位置の検出ずれを補正した2値化パルス(f)を
確実に生成し得るものとなる。その結果、ジッタの少な
い良好な再生パルスを得ることが可能となり、データ再
生エラーがなくなる。また、本実施例は図11に示した
2値化パルス生成装置17に適用したが、図12に示し
た2値化パルス生成装置19に適用しても同様に実施可
能である。
【0060】なお、図7ないし図14に示した前記各実
施例では遅延手段として遅延素子16を用いて説明した
が、この遅延素子16の代わりにコンデンサを用いてコ
ンパレータ15の出力を遅延させることも同様に実施可
能である。
【0061】以上に説明したように、本発明の前記各実
施例において、使用するディスクの熱伝導率が低いこと
を主要因として、記録マーク形状の不整によりエッジ位
置の検出ずれが生じるような時には、そのまま前記各実
施例を採用することによりエッジ位置の検出ずれを補正
することが可能である。一方、使用するディスクの熱伝
導率が高いことを主要因として、記録マーク形状の長さ
も大きく変化してしまうような時には、図17(b)に
示す従来例で述べた記録時のライトパルス前補正と前記
各実施例との併用により、エッジ位置の検出ずれを補正
し得るものとなる。
【0062】したがって、前記各実施例を採用すること
により、マークエッジ記録方式によりデータが記録され
ているディスクからの再生信号を2値化する際に、NR
ZIコードデータの立上り及び立下りエッジ位置の検出
ずれを最適に補正した2値化パルスを生成することが可
能となる。その結果、ジッタの少ない良好な再生パルス
を得ることが可能となり、データ再生エラーをなくし得
るものとなる。
【0063】
【発明の効果】本発明は上述したように構成したので、
求項記載の発明によれば、遅延手段の複数の異なる
遅延量に設定されたタップの中から、記録マーク形状の
不整によるエッジ位置の検出ずれに相当する時間分の遅
延量のタップを制御手段の指令にしたがって選択手段に
よって選択させることにより、様々な記録マーク形状の
不整によるエッジ位置の検出ずれに適応した補正を行う
ことができるものである。
【0064】この際、請求項記載の発明によれば、予
め情報記録媒体の指定領域に記憶されている情報記録媒
体の種類や特性の違いに対応する遅延量の最適設定値に
したがって遅延手段の最適な遅延量のタップを選択手段
により選択させるように制御手段で制御することによ
り、あらゆる種類の情報記録媒体に適応して記録マーク
形状の不整によるエッジ位置の検出ずれを補正すること
ができものである。
【0065】また、請求項記載の発明によれば、選択
手段による遅延手段の最適な遅延量のタップの選択を制
御手段によりドライブ装置の電源立上げ時又はアイドル
状態時に実行させるように制御しているため、ドライブ
装置の他の諸動作を妨げることなく記録マーク形状の不
整によるエッジ位置の検出ずれを補正することができる
ものである。
【0066】さらに、請求項記載の発明によれば、温
度検知手段によってドライブ装置内部の温度を検知さ
せ、ドライブ装置内のメモリ領域又は情報記録媒体の指
定領域に記憶されている実際のドライブ装置内部の温度
に対する遅延量の最適設定値にしたがって遅延手段の最
適な遅延量のタップを選択手段により選択させるように
制御手段で制御することにより、ドライブ装置内部の温
度変化に伴って記録マーク形状の不整量が変化しても、
ドライブ装置内部の様々な温度に適応して記録マーク形
状の不整によるエッジ位置の検出ずれを補正することが
できるものである。
【0067】請求項記載の発明によれば、請求項
載の発明と請求項記載の発明とを組合わせることで、
使用する情報記録媒体の種類や特性の違いのみならず、
ドライブ装置内部の温度変化にも適応して記録マーク形
状の不整によるエッジ位置の検出ずれを補正することが
でき、これにより、一層ジッタの少ない良好な再生パル
スを得ることができ、データ再生エラーをなくすること
ができるものである。
【0068】一方、請求項及び記載の発明によれ
ば、再生信号と2値化基準電圧レベルとをコンパレータ
で比較して得られる2値化基準パルスを遅延手段により
NRZIコードデータの立上り・立下り区間の最短周期
内に設定された遅延量で遅延して遅延パルスを生成し、
この遅延パルスをフィードバックして2値化基準電圧レ
ベルに重畳した2値化用スライスパルスを生成すること
で、NRZIコードデータの立上りエッジ位置検出時と
立下りエッジ位置検出時とで再生信号を2値化するため
の2値化用スライスレベルを変えることにより、記録マ
ーク形状の不整によるエッジ位置の検出ずれを補正した
2値化パルスを生成することができ、これにより、デー
タ再生エラーを生じない良好な再生パルスを得ることが
できるものである。
【0069】この際、請求項記載の発明によれば、記
録マーク形状の不整によるエッジ位置の検出ずれ量に応
じて第2抵抗器の最適な抵抗値を制御手段の指令にした
がって抵抗値設定手段によって可変設定させることによ
り、様々な記録マーク形状の不整に応じてエッジ位置の
検出ずれを補正した2値化パルスを生成することができ
るものである。
【0070】具体的には、請求項記載の発明によれ
ば、異なる抵抗値の複数の抵抗器の中から記録マーク形
状の不整によるエッジ位置の検出ずれ量に応じた抵抗値
の抵抗器を制御手段の指令にしたがって抵抗値設定手段
によって選択設定させることにより、様々な記録マーク
形状の不整に応じてエッジ位置の検出ずれを補正した2
値化パルスを生成することができるものである。
【0071】また、請求項1記載の発明によれば、所
定の基準電圧値にプルアップされたバッファの出力を第
2抵抗器を介してコンパレータと第1抵抗器との接続中
点にフィードバックすることにより、たとえ回路系の電
源電圧が変動してコンパレータの出力レベルが変動して
も2値化用スライスレベルはコンパレータの出力レベル
とは無関係に設定されるため、回路系の電源電圧の変動
の影響を受けることなく記録マーク形状の不整によるエ
ッジ位置の検出ずれを補正した2値化パルスを確実に生
成することができるものである。
【0072】さらに、請求項1記載の発明によれば、
遅延手段の出力レベルに応じてアナログスイッチを適宜
オンさせて所定の基準電圧値を第2抵抗器を介してコン
パレータと第1抵抗器との接続中点にフィードバックす
ることにより、たとえ回路系の電源電圧が変動してコン
パレータの出力レベルが変動しても2値化用スライスレ
ベルはコンパレータの出力レベルとは無関係に設定され
るため、回路系の電源電圧の変動の影響を受けることな
く記録マーク形状の不整によるエッジ位置の検出ずれを
補正した2値化パルスを確実に生成することができるも
のである。
【0073】請求項1記載の発明によれば、予め情報
記録媒体の指定領域に記憶されている情報記録媒体の種
類や特性の違いに対応する第2抵抗器の最適抵抗値にし
たがって第2抵抗器の最適な抵抗値を抵抗値設定手段で
設定させるように制御手段で制御することにより、あら
ゆる種類の情報記録媒体に適応して記録マーク形状の不
整によるエッジ位置の検出ずれを補正した2値化パルス
を生成することができ、これにより、ジッタの少ない良
好な再生パルスを得ることができ、データ再生エラーを
なくすることができるものである。
【0074】また、請求項1記載の発明によれば、抵
抗値設定手段による第2抵抗器の最適な抵抗値の設定を
ドライブ装置の電源立上げ時又はアイドル状態時に実行
させるように制御手段で制御することにより、ドライブ
装置の他の諸動作を妨げることなく記録マーク形状の不
整によるエッジ位置の検出ずれを補正した2値化パルス
を確実に生成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基礎となる一例を示すブロック回路図
である。
【図2】その各部の信号を示す波形図である。
【図3】請求項ないし記載の発明の一実施例を示す
ブロック回路図である。
【図4】そのCPUの制御アルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【図5】請求項記載の発明の一実施例を示すブロック
回路図である。
【図6】請求項記載の発明の一実施例を示すブロック
回路図である。
【図7】請求項及び記載の発明の一実施例を示すブ
ロック回路図である。
【図8】その各部の信号を示す波形図である。
【図9】図7において遅延素子が無い場合の2値化処理
を示す波形図である。
【図10】図7の2値化処理を拡大して示す波形図であ
る。
【図11】請求項1記載の発明の一実施例を示すブロ
ック回路図である。
【図12】請求項1記載の発明の一実施例を示すブロ
ック回路図である。
【図13】請求項8,9,10,11,12及び1
載の発明の一実施例を示すブロック回路図である。
【図14】そのCPUの制御アルゴリズムを示すフロー
チャートである。
【図15】従来の理想的な2値化処理を示す波形図であ
る。
【図16】第一の従来例を示すブロック回路図である。
【図17】その各部の信号を示す波形図である。
【図18】第二の従来例を示すブロック回路図である。
【図19】マーク形状の不整を示す波形図である。
【符号の説明】
1 2値化手 9 論理和演算手段 10 遅延手段 11 制御手段 12 選択手段 13 2値化パルス補正手段 15 コンパレータ 16 遅延手段 18 バッファ 21 制御手段 22 抵抗値設定手段 R1 第1抵抗器 R2 第2抵抗器 R2′ 第2抵抗器 R1 〜Rn 抵抗器 SW アナログスイッチ T1 〜Tn タップ

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NRZIコードデータが記録マークとし
    て記録された情報記録媒体の再生信号から2値化手段に
    より前記NRZIコードデータの立上り及び立下りエッ
    ジに相当する2つのエッジ位置を検出して2値化パルス
    を生成する2値化パルス生成装置において、前記2値化
    手段により生成された前記2値化パルスを遅延させる複
    数の異なる遅延量に設定されたタップを有する遅延手段
    と、制御手段の指令にしたがって前記遅延手段の前記各
    タップの中から1つの遅延量のタップを選択する選択手
    段と、この選択手段により選択された前記タップの遅延
    量で前記2値化パルスを遅延した遅延パルスと前記2値
    化パルスとの論理和を算出する論理和演算手段とを備
    え、この論理和演算手段の演算結果となる出力パルスを
    前記情報記録媒体に記録された前記NRZIコードデー
    タの再生パルスとする2値化パルス補正手段を設けたこ
    とを特徴とする2値化パルス生成装置。
  2. 【請求項2】 情報記録媒体の種類や特性の違いに応じ
    て遅延量の最適設定値を予め前記情報記録媒体の指定領
    域に記憶させ、この指定領域に記憶された遅延量の最適
    設定値にしたがって選択手段により遅延手段の最適な遅
    延量のタップを選択させる制御手段としたことを特徴と
    する請求項記載の2値化パルス生成装置。
  3. 【請求項3】 選択手段による遅延手段の最適な遅延量
    のタップの選択をドライブ装置の電源立上げ時又はアイ
    ドル状態時に実行させる制御手段としたことを特徴とす
    る請求項記載の2値化パルス生成装置。
  4. 【請求項4】 ドライブ装置内に温度検知手段を配設
    し、前記ドライブ装置内の温度に対する遅延量の最適設
    定値を予め前記ドライブ装置内のメモリ領域又は情報記
    録媒体の指定領域に記憶させ、前記温度検知手段の出力
    データに対する前記メモリ領域又は前記指定領域に記憶
    された遅延量の最適設定値にしたがって選択手段により
    遅延手段の最適な遅延量のタップを選択させる制御手段
    としたことを特徴とする請求項記載の2値化パルス生
    成装置。
  5. 【請求項5】 ドライブ装置内に温度検知手段を配設
    し、前記ドライブ装置内の温度に対する遅延量の最適設
    定値を予め前記ドライブ装置内のメモリ領域又は情報記
    録媒体の指定領域に記憶させるとともに、前記情報記録
    媒体の種類や特性の違いに応じて遅延量の最適設定値を
    予め前記情報記録媒体の指定領域に記憶させ、前記温度
    検知手段の出力データに対する前記メモリ領域又は前記
    指定領域に記憶された遅延量の最適設定値と、前記情報
    記録媒体の種類や特性の違いに応じて前記指定領域に記
    憶された遅延量の最適設定値とにしたがって選択手段に
    より遅延手段の最適な遅延量のタップを選択させる制御
    手段としたことを特徴とする請求項記載の2値化パル
    ス生成装置。
  6. 【請求項6】 NRZIコードデータが記録マークとし
    て記録された情報記録媒体からの再生信号をコンパレー
    タにより2値化用スライスレベル近傍の2値化基準電圧
    レベルと比較して2値化基準パルスを生成し、この2値
    化基準パルスを遅延手段により所定時間だけ遅延させて
    遅延パルスを生成し、この遅延パルスをフィードバック
    して前記2値化基準電圧レベルに重畳させることにより
    2値化用スライスパルスを生成し、この2値化用スライ
    スパルスと前記再生信号とを前記コンパレータで比較す
    ることにより2値化パルスを生成するようにしたことを
    特徴とする2値化パルス生成方法。
  7. 【請求項7】 NRZIコードデータが記録マークとし
    て記録された情報記録媒体からの再生信号が一方の入力
    端に入力されるとともに他方の入力端に前記再生信号の
    2値化用スライスレベル近傍の2値化基準電圧が第1抵
    抗器を介して印加されたコンパレータを設け、このコン
    パレータの出力端に接続されてその出力パルスを前記N
    RZIコードデータの立上り・立下り区間の最短周期内
    に設定された遅延量で遅延する遅延手段を設け、この遅
    延手段の出力端を前記コンパレータの他方の入力端にフ
    ィードバック接続する第2抵抗器を設けたことを特徴と
    する2値化パルス生成装置。
  8. 【請求項8】 NRZIコードデータが記録マークとし
    て記録された情報記録媒体からの再生信号が一方の入力
    端に入力されるとともに他方の入力端に前記再生信号の
    2値化用スライスレベル近傍の2値化基準電圧が第1抵
    抗器を介して印加されたコンパレータを設け、このコン
    パレータの出力端に接続されてその出力パルスを前記N
    RZIコードデータの立上り・立下り区間の最短周期内
    に設定された所定の遅延量で遅延する遅延手段を設け、
    この遅延手段の出力端を前記コンパレータの他方の入力
    端にフィードバック接続する抵抗値の可変自在な第2抵
    抗器を設け、制御手段の指令にしたがって前記第2抵抗
    器を所定の抵抗値に可変設定する抵抗値設定手段を設け
    たことを特徴とする2値化パルス生成装置。
  9. 【請求項9】 異なる抵抗値の複数の抵抗器を有する第
    2抵抗器とし、制御手段の指令にしたがって前記第2抵
    抗器の各抵抗器の中から1つの抵抗値の抵抗器を選択設
    定する抵抗値設定手段としたことを特徴とする請求項
    記載の2値化パルス生成装置。
  10. 【請求項10】 遅延手段と第2抵抗器との間に所定の
    基準電圧値にプルアップされたオープンコレクタ型のバ
    ッファを設けたことを特徴とする請求項7,8又は
    載の2値化パルス生成装置。
  11. 【請求項11】 遅延手段の出力レベルに応じて所定の
    基準電圧値を第2抵抗器を介してコンパレータの他方の
    入力端にフィードバックするアナログスイッチを設けた
    ことを特徴とする請求項請求項7,8又は記載の2値
    化パルス生成装置。
  12. 【請求項12】 情報記録媒体の種類や特性の違いに応
    じて第2抵抗器の最適抵抗値を予め前記情報記録媒体の
    指定領域に記憶させ、この指定領域に記憶された最適抵
    抗値にしたがって抵抗値設定手段により前記第2抵抗器
    の最適な抵抗値を設定させる制御手段としたことを特徴
    とする請求項又は記載の2値化パルス生成装置。
  13. 【請求項13】 抵抗値設定手段による第2抵抗器の最
    適な抵抗値の設定をドライブ装置の電源立上げ時又はア
    イドル状態時に実行させる制御手段としたことを特徴と
    する請求項又は記載の2値化パルス生成装置。
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