JP3105887U - 防弾用土嚢 - Google Patents

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亨 児島
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Abstract

【課題】使用の際に土砂詰め土嚢と同等の強度を持ち、防弾効果が充分である上に、運搬時、保管時において体積が少ないとともに軽量であり、迅速、容易かつ確実に運搬、設置作業をすることができるとともに小スペースで備蓄することができ、テロ等の急を要する突発的事故に対処できる防弾用土嚢を提供する。
【解決手段】袋1の中に粉末状の吸水ポリマー2を封入し、しかも該袋を扁平状に形成する。この袋は内袋3と外袋4とからなる二重袋であり、前記吸水ポリマーは上記内袋内に封入されている。
【選択図】図1

Description

本考案はテロなど突発的な事故の際に弾除けとして使用する土嚢に関する。
従来から知られている防弾用土嚢は袋の中に土砂を詰め込んで膨満させている。
前記の従来例は強度が大きく、防弾効果があるものの、重量および体積が大きく、運搬、積み上げ、保管等の作業を迅速にすることができず、テロ等の突発的事故に迅速に対処できず、不都合である。
本考案はこれらの不都合を解消することを課題とする。
本考案の第1の手段は袋の中に粉末状の吸水ポリマーを封入し、しかも該袋を扁平状に形成するものである。
本考案の第2の手段は袋が内袋と外袋とからなる二重袋であり、吸水ポリマーが上記内袋内に封入されているものである。
請求項1の本考案によれば、使用時において従来例と略同等の強度を持ち、防弾効果が充分である上に、運搬時、保管時において扁平で、かつ体積が少なく、しかも軽量であり、迅速、容易かつ確実に運搬、設置作業をすることができるとともに小スペースで備蓄することができ、テロ等の急を要する突発的事故に効果的である。
請求項2の本考案によれば、請求項1の考案に加えて丈夫であり、良好な段積み状態にすることができ、しかも内部のポリマーを確実に収納することができる。
細目の綿布からなる内袋3を天然麻からなる外袋4に入れて袋1として二重袋を形成する。前記内袋3内に吸水ポリマー2として架橋ポリアクリル酸塩を粉末状にして封入し、内袋3、外袋4を縫着して袋1全体を扁平状にする。
次に本考案例の使用法を説明する。
図1で示す例は、袋1の大きさが縦585mm、横350mmであり、吸水ポリマー2としての粉末状の架橋ポリアクリル酸塩を袋1内に400g封入して袋1を扁平状にし、これを水6を張ったコンテナケースやトロ箱等の箱状体5に3分〜5分間、浸漬する。前記吸水ポリマー2は吸水倍率が約400倍に容積が膨満し、15kgの土嚢10となったものである。
また、前記方法により製作した土嚢10の防弾試験を図2、3で示すように、土嚢10(高さ330mm、幅250mm、1袋の奥行200mmを縦長で前後方向に6袋、当接して並べ、射程距離を50mとし、また使用装弾はライフルド・スラグ(散弾銃用アポロタイプ)で、その仕様内訳はアポロ装弾仕様(試作装弾)で、初速350m/sec相当品と初速450m/sec相当品で矢印方向から弾丸Sを射入したところ、次に示す表1のとおりであった。
なお、ライフルド・スラグ装弾は猪等大型獣の捕獲に使用され、その特性は破壊力重視の装弾で、貫通力は小さい。またその特性は弾丸に軟質鉛を採用し、命中弾丸をいち早くマッシュルーム型に変形または数個の大塊に破裂させ、体内の組織や神経等を破断して倒すことにある。
Figure 0003105887
表1から明らかなように試験例の場合、80cm以内で防弾可能であることがわかる。
また前記方法により製作した土嚢10を図4、5で示すように奥行を2列で1200mm、千鳥状に平積みにして最下段を5列で1,500mm、これを5段にして高さ500mmにし、しかも射程距離を30mにして前記と同一の使用装弾で図5の矢印方向から弾丸sを射入したところ、次に示す表のとおりであった。
Figure 0003105887
表2から明らかなように試験例の場合、60cm以内で防弾可能であることがわかる。
また上記350m/sec追射での弾丸通過は、着弾で生じる衝撃で土嚢10が揺れ動き千鳥積みの荷姿が崩れ、土嚢10、10間を通過したものと推察する。その根拠は後列土嚢10に損傷の痕跡が見られていないからである。なお、弾丸sは確認板7で防弾されていた。ちなみに図2〜7において符号8はセット用底板、符号9は枕木、符号80はセット用立て板である。
次に、表2の結果を得た場合と同一条件で、射程距離を10mにして試験した場合は次に示す表のとおりであった。
Figure 0003105887
表3から明らかなように試験例の場合、60cm以内で防弾可能であることがわかる。
また内部に土砂を詰めた従来の土嚢10′で図6、7で示す試験をした。各土嚢10′の幅は350mm、高さが400mm、奥行が250mmで前後方向に当接させて4袋(1,000mm)並設し、表3の結果を得た場合と、射程距離10mを含め、同一条件で図6矢印方向から弾丸sを射入したところ、次に示す表のとおりであった。
Figure 0003105887
表4から明らかなように、従来土嚢10′の場合、350m/secの場合は75cm以内で防弾が可能であり、450m/secの場合は50cm以内であることがわかる。
表1〜4で示すように、積み方で若干異なるが、いずれも80cm以内で貫通が防止されており、本考案の場合も従来の土砂詰め土嚢と略同等の強度があり、防弾効果が充分である。それにもかかわらず、常時は扁平で、しかも重量および体積が従来土嚢より遥かに小さくなり、運搬、保管、回収作業を極めて迅速にすることができ、テロのような突発事故対策に非常に有効である。
また、内袋3に細目の綿布を用いると、内部の吸水ポリマーの漏れがなく、しかも外袋4に天然麻を用いると袋1自体の耐圧性が大きく、段積み状態で使用する本考案に最適であり、かつ麻布、綿布とも天然素材であり、産業廃棄物の対象外であり、一般ゴミとして処理が可能であるとともに自然放置した場合でも風化して土壌に帰し、環境的にも優しいものである。前記吸水ポリマー2、袋1とも焼却処分しても無害である。
なお、本考案例の土嚢を使用した後の処理方法について説明する。
まず、袋1を切り裂き、中の吸水ポリマー2を直接日光に晒しておくと、約半日で風化分解する。乾いた後には細かいポリアクリル酸ソーダーの粉末が微量に残るが無害である。また少量の場合は土に混ぜておくと生分解し消滅する(土壌改良剤と同等)。
さらに、急速処理したい場合には、塩化カルシウム(凍結防止剤)10%〜20%水溶液を土嚢10にかけると、急速に収縮し、5分程度で水を排出する。
本考案の使用状況を示す説明図である。 同上の試験状況(縦列)を側面視した概略図である。 同上の正面図である。 同上の他の試験状況(千鳥状平積み)を正面視した概略図である。 同上の拡大側面図である。 従来例の試験状態(縦列)を側面視した説明図である。 同上の拡大正面図である。
符号の説明
1−袋
2−吸水ポリマー
3−内袋
4−外袋

Claims (2)

  1. 袋の中に粉末状の吸水ポリマーを封入し、しかも該袋を扁平状に形成してなることを特徴とする防弾用土嚢。
  2. 前記袋が内袋と外袋とからなる二重袋であり、吸水ポリマーが上記内袋内に封入されている請求項1の防弾用土嚢。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006123440A1 (ja) * 2005-05-20 2006-11-23 Higashinihon Co., Ltd. 防弾性能を有する防御袋

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