JP3105870U

JP3105870U - 枕の内部構造体

Info

Publication number: JP3105870U
Application number: JP2004003384U
Authority: JP
Inventors: 知司小林
Original assignee: 知司小林
Priority date: 2004-06-11
Filing date: 2004-06-11
Publication date: 2004-12-02
Anticipated expiration: 2010-06-11

Abstract

【課題】少ない部材で構成することができ、高い通気性とクッション性を発揮すると共に、使用時において上下及び水平方向の移動ができ、心地よい浮遊感を実感することができる枕の内部構造体を提供すること。
【解決手段】枕の内部構造体１は、側面部に配設された一対の支持体３と、該支持体３間に連結された一対の連結材４とで構成される本体部２と、前記支持体３間に跨設された伸縮材５とを備えることを特徴とする。また、前記伸縮材５はコイルスプリング６である。前記伸縮材５を弾性ゴムにより形成してもよい。
【選択図】図１

Description

本考案は、枕の内部構造体に関し、特には通気性とクッション性を有すると共に、使用時において心地よい浮遊感を付与することができる枕の内部構造体に関する。

従来、良好な通気性を備えて理想的な温度を維持でき、長期間使用しても型崩れせず、快適な睡眠を確保することができるクッション素材とそれを用いた枕及びその製造方法がある（例えば特許文献１参照）。
上掲特許文献１には、径方向に整列した多数個のスプリングを通気性のある二枚の布材で挟み込んで、各スプリングを個々に独立包皮した状態で両布材の重合部位を接着した長尺な帯状部材を蛇行状に折り重ねて、その折り重ねにより帯状部材の接触する部位を接着することにより所定の平面形状を有するクッション素材と、そのクッション素材を収納した通気性のある内袋体と、その内袋体をその周囲に充填材を配した状態で収納した外袋体とで構成される。そのため、通気性が良好となり、理想的な温度と湿度を維持でき、型崩れが生じないことを特徴としている。
特開平１１−２０６５１７号公報（第１−２頁、図１、図２）

しかし、前記構造においては、製造が複雑になりコスト高になるという問題があった。また、スプリングが径方向に整列されているので、上下のクッション性は得られても、水平方向の浮遊感を得るまでには至らなかった。

そこで本考案は上記の点に鑑み、少ない部材で構成することができ、高い通気性とクッション性を発揮すると共に、使用時において上下及び水平方向の移動ができ、心地よい浮遊感を実感することができる枕の内部構造体を提供することにある。

上記課題を解決するために本考案の枕の内部構造体は、側面部に配設された一対の支持体と、該支持体間に連結された一対の連結材とで構成される本体部と、前記支持体間に跨設された伸縮材とを備えることを特徴とする。前記伸縮材はコイルスプリングからなるものでもよいし、伸縮材を有する弾性ゴムにより形成してもよい。

本考案の枕の内部構造体は、側面部に配設された一対の支持体と、該支持体間に連結された一対の連結材とで構成される本体部と、前記支持体間に跨設された伸縮材とを備えることにより、優れた通気性が得られて快適な安眠が実現される。また、支持体間に、コイルスプリング、または弾性ゴムからなる伸縮材を跨設することにより、使用時において頭部の上下及び水平方向（前後方向）の移動が容易にでき、クッション性と浮遊感を実感することができる。

以下、本考案における枕の内部構造体の好適な一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図１に示す内部構造体１は、枕１０の内部に配設されるもので、側面部に配設された一対の支持体３、３´と、支持体３、３´間に連結された一対の連結材４、４´とで構成される本体部２と、支持体３、３´間に跨設された伸縮材５とを備えることを特徴とする。また、図２に示すように、枕として使用される場合、内部構造体１はその周囲に発泡ウレタン等の素材からなる肉厚の緩衝材１２により被覆され、さらにその周囲は通気性の高いカバー材１３により被覆される。

支持体３、３´は、枕１０の両側面に配設されるもので、中空状の金属パイプをコ字形状態に屈曲して形成される。この支持体３、３´は、適宜間隔、例えば、３５〜４５ｃｍを有する状態で連結材４にて連結されていることが好ましい。

支持体３、３´間には、伸縮性及び弾力性を有する伸縮材５が複数跨設されている。かかる伸縮材５は、図１及び図２に示すように、汎用のコイルスプリング６を使用することが好ましく、好適には、支持体３、３´に設置された接続具７を介して支持体３、３´の上部に二本、側面部分に一本ずつ跨設される。支持体３、３´間に伸縮材５を設けることで、図５に示すように、頭部を載置した際、伸縮材５が上下動すると共に、水平方向（前後方向）にも容易に移行することができ、高いクッション性と浮遊感を実感することができる。また、内部構造体１特有の高い通気性が得られて快適な安眠が実現される。

本考案の内部構造体の他の好適例として、図３に示すように、伸縮材５を弾性ゴム８により形成してもよい。かかる弾性ゴム８は、使用の際、載置した頭部が適宜幅で上下動され、さらに水平方向の移動にも耐えられる強度を有するものが好ましい。なお、支持体３、３´間に跨設される伸縮材５は、図中四本記載されているが、跨設する本数は特に限定されるものではい。

また、本考案の内部構造体の他の好適例として、図４に示すように、支持体３、３´をく字形状とし、かかる支持体３、３´を連結材４、４´にて連結すると共に、支持体３、３´間に複数の伸縮材５を跨設することが好ましい。それにより、図６に示すように、腰部の下に配設する腰枕１１として使用することもできる。

本考案における枕の内部構造体の全体斜視図である。前記内部構造体を配設した枕の一部切欠状態である。本考案の枕の内部構造体の他の好適例を示す全体斜視図である。本考案の枕の内部構造体の他の好適例である腰枕の内部構造体の斜視図である。枕としての使用状態を示す側面図である。腰枕としての使用状態を示す側面図である。

符号の説明

１内部構造体
２本体部
３支持体
４連結材
５伸縮材
６コイルスプリング
７接続具
８弾性ゴム
１０枕
１１腰枕
１２緩衝材
１３カバー材

Claims

側面部に配設された一対の支持体と、該支持体間に連結された一対の連結材とで構成される本体部と、前記支持体間に跨設された伸縮材とを備えることを特徴とする枕の内部構造体。
前記伸縮材がコイルスプリングである請求項１記載の枕の内部構造体。
前記伸縮材を弾性ゴムにより形成した請求項１記載の枕の内部構造体。