JP3105771U - ゴルフスイング練習器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】アドレス時における正しい方向取りの習得およびスイング時における上半身の理想的な回転の視認に有効かつ手軽なゴルフスイング練習器具を提供する。
【解決手段】身体の両肩部分を把持するベルト本体2と該ベルト本体2の両肩部前方または後方に配置された一対の保持部5と該保持部5にアドレスの方向性および上半身の回転を視認できるように貫設された棒状体10とを備える。ベルト本体2が8の字型形状を有する。身体の腰部を把持するベルト本体2とベルト本体2の両腰部前方に配置された保持部5と保持部5に腰の回転を視認できるように貫設された棒状体10とを備える。ベルト本体2がゴムを織り込んだ布製バンドまたは弾性を有する紐で構成されゴムの弾性によって身体を把持する。棒状体10がスライド式または螺子式により伸縮可能である。棒状体10の両端に色彩を施した。
【選択図】図1

Description

本考案は、ゴルフスイング練習器具に関し、特にはアドレス時の正しい方向設定と、スイング時における上半身の理想的な回転確認を行うことができるゴルフスイング練習器具に関する。
従来、スイングの基本動作、特にバックスイングやフォロースルーにおいてひじを支点として前腕を折り曲げていく動作を身に付けるのに有効なゴルフ用スイング矯正具がある(例えば特許文献1参照)。
特開平9−131424号公報(第1−2頁、図1)
上掲特許文献1のゴルフ用スイング矯正具は、上腕を把持可能な把持部材と、該把持部材に接続され、長さ調節機構を有する弾性部材と、該弾性部材に接続され、スラックスやスカートのウエストバンド部等を挟持可能な挟持部材とを備え、前記挟持部材と弾性部材とは、ワンタッチで接続・切離が可能な着脱機構によって接続されている。そのため、バックスイングやフォロースルーにおいてひじの矯正がなされるとされているが、アドレスでの方向性を矯正する機能や、スイング時における上半身の正しい回転と不要な傾きを確認することはできなかった。また、煩雑な構造を有しているため装着に手間がかかり、装着しても違和感があり、さらに、スイング時にフィニッシュまで振り抜けないという問題があった。
そこで本考案は上記の点に鑑み、アドレス時における正しい方向取りの習得およびスイング時における上半身の理想的な回転の視認に有効かつ手軽なゴルフスイング練習器具を提供することにある。
本考案者は、上記課題を解決すべく、永年に亘るプロゴルファーとしての経験に基づき鋭意検討した結果、本考案を完成するに至った。
即ち、請求項1に係る本考案のゴルフスイング練習器具は、身体の両肩部分を把持するベルト本体と、該ベルト本体の両肩部前方または後方に配置された一対の保持部と、該保持部に、アドレスの方向性および上半身の回転を視認できるように貫設された棒状体と、を備えることを特徴とする。前記ベルト本体は、好ましくは8の字型の形状とする。
また、請求項3に係る本考案のゴルフスイング練習器具は、身体の腰部を把持するベルト本体と、該ベルト本体の両腰部前方に配置された保持部と、該保持部に、腰の回転を視認できるように貫設された棒状体と、を備えることを特徴とする。
さらに、請求項1記載のゴルフスイング練習器具と請求項3記載のゴルフスイング練習器具とを組み合わせてもよい。
前記ベルト本体は、ゴムを織り込んだ布製バンドまたは弾性を有する紐で構成されており、該弾性によって、身体を把持してもよい。また、前記棒状体はスライド式または螺子式により伸縮可能であってもよく、前記棒状体の両端に視認し易い色彩を施してもよい。
請求項1に係る本考案のゴルフスイング練習器具によれば、アドレス時の正しい方向性およびスイング時における上半身の正しい回転を視認でき、不要な体重移動を矯正することで、理想的なスイングを習得できる。
また、請求項3に係る本考案のゴルフスイング練習器具によれば、腰の回転を視認でき、バックスイングでの下半身の回り過ぎを抑制できる。
請求項1および請求項3に係る本考案のゴルフスイング練習器具を併用することにより、下半身と上半身の回転差を視認でき、スイングのためを確認できる。
また、請求項1に係る本考案では、ベルト本体を8の字型の形状という、極めてシンプルな形状を採用するため、装着時に違和感がなく、装着したまま通常のスイングすることに抵抗がない。
また、ベルト本体をゴムを織り込んだ布製バンドまたは弾性を有する紐で構成することにより、着脱が非常に容易となる。
さらに、スイング練習時において、ベルト本体は伸縮されるので装着時の違和感も解消される。さらにまた、棒状体を伸縮可能とすることで、子供から大人まであらゆる体格の利用者にも対応できる上、携帯にも便利である。
さらにまた、棒状体の両端に色彩を施すことでアドレス時の正しい方向性およびスイング時における上半身の正しい回転の視認が容易となる。
以下、本考案におけるゴルフスイング練習器具の一実施例を図面を参照しながら説明する。
図1に示す本考案の一実施形態に係るゴルフスイング練習器具1は、アドレス時に正しい方向の取り方が習得でき、スイング時における上半身の理想的な回転を実現するもので、身体の両肩部分を把持するベルト本体2と、ベルト本体2の両肩部前方または後方に配置された一対の保持部5と、保持部5に、アドレスの方向性および上半身の回転を確認できる棒状体10とを備えている。
ベルト本体2は、身体の両肩部分に襷状に装着されるもので、左の肩に配設される肩保持部3aと、右の肩に配設される肩保持部3bとが、背当部4を介して一連の状態で連結され、8の字型の形状となっている。また、肩保持部3aと肩保持部3bの上部には、棒状体10を保持する保持部5aと5bが設置されている。
ベルト本体2の部材は、いわゆるベルトでもよいが、伸縮自在の弾性材料、例えば、ゴムを織り込んだ布製バンドや紐と同様の構成のものが好ましい。本考案のゴルフスイング練習器具の着脱が容易にでき、身体に適度に密着されるからである。スイング練習時においては、ベルト本体2は身体の動きに応じて適度に伸縮されるので動きやすく、装着時の違和感も解消される役割を果たす。
棒状体10は、適宜長さ、例えば90〜120cm程度の長さを有するもので、ベルト本体2の保持部5aと5b内に貫設される。棒状体10をベルト本体2に装着し、図2に示すように棒状体10が両肩の前方に配置される状態にセットして使用する。これにより、身体の水平状態が容易に確認することができる。また、棒状体10の先端を意識することで、アドレス時の正しい方向性を認識することが可能になる。さらに、棒状体10を中心としたイメージで上半身を回転させることで、理想的なバックスイングやダウンスイングの回転が得られ、スイング時における身体の体重移行や傾きを矯正することができる。
棒状体10の材質は、特に限定されるものではないが、軽量のものが好ましく、例えば木製、中空パイプ等とすることができる。また、棒状体10は、スライド式や螺子式(図示せず)等により容易に伸縮できるように形成してもよい。これにより、様々な状況を想定した練習を行うことができる。また、子供から大人まで体格の異なる利用者にも幅広く利用することができる。
棒状体10の先端には、視認し易いような色彩を施してもよい。色彩部分を目印に、先端が正しいアドレス時の方向を指すことにより常に正しい方向性を容易に取ることができるようになる。従って、特に限定されるものではないが、暗色よりは明色の方が好ましく、蛍光塗料を塗布すると夜間の練習においても便利である。
次に、本考案のゴルフスイング練習器具を使用した練習方法を図3および図4に基づいて説明する。
従来のドリルにおいては、手のひらを両肩につけるように腕を胸の前にクロスさせて、クラブを両肩に沿って支える。その姿勢でバックスイングからダウンスイングまで繰り返し行うことで上体の回転の量や方向、角度を知るものであった。本考案のゴルフスイング練習器具は両手で支えることなくドリルが可能であると同時に、実際にクラブを構えてボールを打つことでより明確な正しい身体の回転を体感することができる。なお、鏡や窓ガラス等に全身を映して本考案のゴルフスイング練習器具を使用すると、正しいフォームを視認することができるので、非常に効果的である。
本考案のゴルフスイング練習器具は、スイングの始動からトップオブスイングまで棒の動きを視認することによって正しい上半身の捻転を確認できるものである。
先ず、棒状体10を両肩の前方に配置する状態を保持して、通常のアドレス状態をとる。この際、棒状体10の水平状態を確認することで身体の傾きを修正する。また、先端を意識することで、アドレス時の正しい方向を認識する(図3の(a))。
次に、棒状体10に意識を向け、棒状体10を回転させるようにバックスイングを行う。バックスイング始動からトップスイングまで棒状体10の回転を意識することで、上半身の正しい捻りを確認する(図3の(b))。この際、右足の内足側に飛球線と垂直にクラブを置きバックスイングを取ると、足下のクラブと棒状体10とが同一線上に重なるのを確認することで正しいバックスイングの形が認識できる。
トップスイングからダウンスイングする動作において、棒状体10の先端を視認しつつ棒状体10の回転に意識を向けることで、正しい上半身の回転が得られ、両肩の不要な上下動を矯正する(図4の(a))。また、ダウンスイングにおいて上半身の早すぎる開きを矯正できる。
インパクト以降においては、棒状体10の位置と角度を確認することにより、理想的なフォロースルーの姿勢を維持できる(図4の(b)(c))。
本考案に係るゴルフスイング練習器具の他の好適例として、ゴルフスイング練習器具を腰部に装着して使用する。これにより、棒状体10の先端を視認しつつバックスイングでの下半身の回りすぎを抑制できる。
また、本考案に係るゴルフスイング練習器具の他の好適例として、図5に示すように、1のゴルフスイング練習器具を棒状体10が両肩の前方に配置する状態にセットし、別のゴルフスイング練習器具を、ベルト本体2を腰に装着し、棒状体10´を水平状態に保つように腰の前面に配置する状態にセットして併用する。これにより、下半身と上半身の回転差を同時に視認でき、スイング時における“ため”の確認も可能となる。
さらに、本考案に係るゴルフスイング練習器具の他の好適例として、棒状体10´´を、水平を維持した状態で身体の背部に配置してもよい。図6の(a)(b)(c)に示すように、棒状体10´´の両端を持ち、スイングの形をとることで、上半身のストレッチと共に正しい捻転を確認することができる。即ち、装着した棒状体10を身体を軸に回転させる意識を持つことでスイング中の軸が決まりいわゆるリバースボット(身体の軸の逆体重・傾き)を矯正する。
本考案のゴルフスイング練習器具の全体斜視図である。 前記ゴルフスイング練習器具を装着した使用状態を示す図である。 (a)はアドレスの状態、(b)はバックスイングの状態を示す図である。 (a)はダウンスイングの状態、(b)(c)はフォロースルーの状態、を示す図である。 本考案のゴルフスイング練習器具の他の好適例の使用状態を示す図である。 (a)(b)(c)は本考案のゴルフスイング練習器具の他の好適例の使用状態を示す図である。
符号の説明
1 ゴルフスイング練習器具
2 ベルト本体
3 肩保持部
4 背当部
5 保持部
10 棒状体

Claims (9)

  1. 身体の両肩部分を把持するベルト本体と、該ベルト本体の両肩部前方または後方に配置された一対の保持部と、該保持部に、アドレスの方向性および上半身の回転を視認できるように貫設された棒状体と、を備えることを特徴とするゴルフスイング練習器具。
  2. 前記ベルト本体が8の字型の形状を有する請求項1項記載のゴルフスイング練習器具。
  3. 身体の腰部を把持するベルト本体と、該ベルト本体の両腰部前方に配置された保持部と、該保持部に、腰の回転を視認できるように貫設された棒状体と、を備えることを特徴とするゴルフスイング練習器具。
  4. 請求項1記載のゴルフスイング練習器具と請求項3記載のゴルフスイング練習器具とを組み合わせたゴルフスイング練習器具。
  5. 前記ベルト本体がゴムを織り込んだ布製バンドで構成されており、該ゴムの弾性によって、身体を把持する請求項1〜4のうちいずれか一項記載のゴルフスイング練習器具。
  6. 前記ベルト本体が弾性を有する紐で構成されており、該紐の弾性によって、身体を把持する請求項1〜4のうちいずれか一項記載のゴルフスイング練習器具。
  7. 前記棒状体がスライド式に伸縮可能である請求項1〜6のうちいずれか一項記載のゴルフスイング練習器具。
  8. 前記棒状体が螺子式により伸縮可能である請求項1〜6のうちいずれか一項記載のゴルフスイング練習器具。
  9. 前記棒状体の両端に視認し易い色彩を施した請求項1〜8のうちいずれか一項記載のゴルフスイング練習器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9447885B2 (en) 2012-08-22 2016-09-20 Eagle Industry Co., Ltd. Double mechanical seal device
KR20220050392A (ko) * 2020-10-16 2022-04-25 김종기 휴대용 골프스윙 연습기 및 이를 포함하는 골프스윙 동작정보 제공장치

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