JP3105642B2 - 不整地歩行型運搬機械の脚先接地機構 - Google Patents

不整地歩行型運搬機械の脚先接地機構

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JP3105642B2
JP3105642B2 JP04133793A JP13379392A JP3105642B2 JP 3105642 B2 JP3105642 B2 JP 3105642B2 JP 04133793 A JP04133793 A JP 04133793A JP 13379392 A JP13379392 A JP 13379392A JP 3105642 B2 JP3105642 B2 JP 3105642B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不整地、傾斜地等を歩
行する不整地歩行型運搬機械の脚先接地機構に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】不整地歩行型運搬機械、建設機械、ロボ
ット、試作研究ロボット等の脚先接地機構の各来例を
図6〜図9に示した。先ず図6の脚先接地機構を説明す
ると、aが運搬機械本体等の垂直脚、bがボールジョイ
ント、b1が同ボールジョイントbの首振り中心点、c
が接地部、c1が同接地部cの接地面で、接地部cがボ
ールジョイントbを介して垂直軸aの下端部に首振り可
能に取付けられている。
【0003】次に図7の脚先接地機構を説明すると、a
が運搬機械本体等の垂直脚、bがボールジョイント、c
が接地部で、接地部cがボールジョイントbを介して垂
直脚aの下端部に首振り可能に取付けられている。次に
図8の脚先接地機構を説明すると、aが運搬機械本体等
の垂直脚、bがユニバーサルジョイント、cが接地部
で、接地部cがユニバーサルジョイントbを介して首振
り可能に取付けられている。
【0004】次に図9の脚先接地機構を説明すると、a
が運搬機械本体等の垂直脚、cが同垂直脚aの下端部に
固定した接地部で、同接地部cがゴム、スポンジ等の柔
軟材により構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記図6に示す脚先接
地機構では、接地部cが接地対象地面の形状に応じて首
振りして、適当な方向を向くが、接地部cの形状が一定
であり、接地部cが接地対象地面の形状(凹凸)に的確
に適応しなくて、確実に接地できない。またこの脚先接
地機構には、首振り中心点b1 と接地面c1 との間に距
離rが必ず存在し、脚を上方から接地させる際、接地面
1 が接地対象地面に適応して首振りを行うと、接地面
1 の中心点が首振り中心点b1 から水平距離dだけ離
れて、接地面c1 と接地対象地面との間に滑りが生じ、
垂直脚aが矢印A方向の水平力を受けて、垂直脚aにス
トレスが加わるか、運搬機械本体に位置ずれが発生す
る。
【0006】上記の問題は、図7、図8に示す脚先接地
機構でも同様に発生している。また図9に示す脚先接地
機構では、接地部cをゴム、スポンジ等の柔軟材により
構成しており、接地部cが接地対象地面の形状(凹凸)
に適応するが、試作研究ロボット等以外の運搬機械に適
用した場合、接地部cが岩石、土砂等により早期に損耗
して、耐久性、信頼性に欠けるという問題があった。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、確実に接地できる。また
垂直脚にストレスを加えたり、運搬機械本体に位置ずれ
を生じさせたりすることがない不整地歩行型運搬機械の
脚先接地機構を提供しようとする点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、不整地、傾斜を歩行する不整地歩行
型運搬機械において、運搬機械本体に取付けた垂直脚フ
レームと、同垂直脚フレームの下端部に取付けた水平基
板フレームと、同水平基板フレームの外周部の複数箇所
に昇降可能に取付けた複数のスライド棒と、同各スライ
ド棒の下端部に取付けた複数の接地パットと、同各接地
パットと上記水平基板フレームとの間に介装して各スラ
イド棒を方へ付勢する複数のばねと、上記各スライド
棒の上端部に取付けた複数の上部滑車と、同各スライド
棒の間の上記水平基板フレームの外周部に取付けた複数
の下部滑車と、上記各上部滑車と上記各下部滑車とに交
互に掛けられて一巡する無端状のワイヤとを具えてい
る。
【0009】
【作用】本発明の不整地歩行型運搬機械の脚先接地機構
は前記のように構成されており、複数ある接地パットの
うち、一部の接地パットが接地対象地面の凸部に設置す
ると、この接地パットのスライド棒上昇する一方、こ
の動きが各上部滑車及び各下部滑車に交互に掛けられて
一巡する無端状のワイヤを介し残りの各スライド棒に伝
えられ、同各スライド棒がそのばねに抗して下降して、
これらスライド棒の接地パットが接地対象地面の傾斜部
乃至凹部に接地する。このとき、各接地パットは、地面
から均等な力を受ける。また各スライド棒は、水平力を
受けることがなくて、不整地歩行型運搬機械に位置ずれ
が発生しない。
【0010】
【実施例】次に本発明の不整地歩行型運搬機械の脚先接
地機構を図1〜図5に示す一実施例により説明すると、
6が運搬機械本体(図示せず)に取付けた垂直脚フレー
ム、5が同垂直脚フレーム6の下端部に取付けた水平基
板フレーム、1が同水平基板フレーム5の外周部の複数
個所にスライドベアリング4を介して昇降可能に取付け
た複数(本実施例では4つ)のスライド棒である。
【0011】2が同各スライド棒1の下端部に取付けた
複数の接地パット、10が同各接地パット2と上記水平
基板フレーム5との間に介装して各スライド棒1を
へ付勢する複数のばね、3が上記各スライド棒1の上端
部に取付けた複数の上部滑車、9が同各スライド棒1の
間の上記水平基板フレーム5の外周部に取付けた複数の
下部滑車、7が上記各上部滑車3と上記各下部滑車9と
に交互に掛けられて一巡し、かつ前記複数の接地パット
2が無負荷の状態(図1の状態)において上記各スライ
ド棒1を上記複数のばね10に抗して下方へ移動させる
長さの無端状のワイヤである。すなわち、複数の接地パ
ット2が接地対象地面に接触しない図1の状態では、複
数のばね10による上方への力と、ワイヤ7により各上
部滑車3へかかる下方への力とが釣り合って、各スライ
ド棒1は昇降可能範囲の例えば中間位置に位置する。
【0012】同ワイヤ7は、上部滑車3の両側から下部
滑車9の両側へ垂直方向下方に垂下して、ワイヤ7の中
心点8が上部滑車3の両側に見える(図2参照)。この
ワイヤ7の中心点8は、合計8つあり、これらの中心点
8を結ぶ平面視8角形を展開して示したのが図3〜図5
である。次に前記図1〜図5に示す不整地歩行型運搬機
械の脚先接地機構の作用を具体的に説明する。
【0013】図3に示すように4つある接地パット2の
うち、一部の接地パット2が接地対象地面の凸部に接地
すると、この接地パット2のスライド棒1上昇する一
方、この動きが各滑車3、9に交互に掛けられて一巡す
る無端状のワイヤ7を介し残りの各スライド棒1に伝え
られ、同各スライド棒1がそのばね10に抗して下降し
て、これらスライド棒1の接地パット2が接地対象地面
の傾斜部乃至凹部に接地する。
【0014】このとき、各接地パット2は、地面から均
等な力を受ける。また各スライド棒1は、図6に示す水
平力Aを受けることがなくて、不整地歩行型運搬機械に
位置ずれが発生しない。図4は、4つの接地パット2の
うち、3つの接地パット2が接地した状態を示してい
る。また図5は、4つの接地パット2のうち、2つの接
地パット2が接地した状態を示している。これらの場合
にも、各接地パット2は、地面から均等な力を受ける。
また各スライド棒1は、図6に示す水平力Aを受けるこ
とがなくて、不整地歩行型運搬機械に位置ずれが発生し
ない。
【0015】
【発明の効果】本発明の不整地歩行型運搬機械の脚先接
地機構は前記のように複数ある接地パットのうち、一部
の接地パットが接地対象地面の凸部に接地すると、この
接地パットのスライド棒上昇する一方、この動きが各
上部滑車及び各下部滑車に交互に掛けられて一巡する無
端状のワイヤを介し残りの各スライド棒に伝えられ、同
各スライド棒がそのばねに抗して下降して、これらスラ
イド棒の接地パットが接地対象地面の傾斜部乃至凹部に
接地する。このとき、各接地パットは地面から均等な力
を受けるので、確実に接地できる。また各スライド棒
は、水平力を受けることがなくて、垂直脚にストレスを
加えたり、運搬機械本体に位置ずれを生じさせたりする
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる不整地歩行型運搬機械の脚先接
地機構の一実施例を示す側面図である。
【図2】その平面図である。
【図3】その作用説明図である。
【図4】その作用説明図である。
【図5】その作用説明図である。
【図6】従来の脚先接地機構の一例を示す側面図であ
る。
【図7】従来の脚先接地機構の他の例を示す側面図であ
る。
【図8】従来の脚先接地機構の他の例を示す側面図であ
る。
【図9】従来の脚先接地機構のさらに他の例を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 スライド棒 2 接地パット 3 上部滑車 4 スライドベアリング 5 水平基板フレーム 6 垂直脚フレーム 7 ワイヤ 9 下部滑車 10 ばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不整地、傾斜を歩行する不整地歩行型
    運搬機械において、運搬機械本体に取付けた垂直脚フレ
    ームと、同垂直脚フレームの下端部に取付けた水平基板
    フレームと、同水平基板フレームの外周部の複数箇所に
    昇降可能に取付けた複数のスライド棒と、同各スライド
    棒の下端部に取付けた複数の接地パットと、同各接地パ
    ットと上記水平基板フレームとの間に介装して各スライ
    ド棒を方へ付勢する複数のばねと、上記各スライド棒
    の上端部に取付けた複数の上部滑車と、同各スライド棒
    の間の上記水平基板フレームの外周部に取付けた複数の
    下部滑車と、上記各上部滑車と上記各下部滑車とに交互
    に掛けられて一巡する無端状のワイヤとを具えているこ
    とを特徴とした不整地歩行型運搬機械の脚先接地機構。
JP04133793A 1992-05-26 1992-05-26 不整地歩行型運搬機械の脚先接地機構 Expired - Fee Related JP3105642B2 (ja)

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