JP3105386B2 - 液晶表示パネルおよび液晶表示装置の製法 - Google Patents

液晶表示パネルおよび液晶表示装置の製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示パネルおよび液
晶表示装置の製法に関する。さらに詳しくは、2枚の透
光性基板の接着方法を改善した液晶表示パネルおよび液
晶表示装置の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、たとえば図3に示すよ
うに構成されている。すなわち、ガラスなどの透明また
は半透明材料からなる2枚の透光性基板11、12にそれぞ
れITOやSnO2 などからなる電極膜13、14のパター
ンおよびポリイミドなどからなる配向膜15、16が設けら
れ、前記2枚の透光性基板11、12の間隔が一定に保持さ
れるように、スペーサ(図示せず)がちりばめられ、前
記透光性基板11、12の周縁を熱硬化性接着剤からなるシ
ール剤層17により接着されて液晶表示パネルが形成され
ている。この液晶表示パネルの間隙に液晶材料が充填さ
れて液晶層18が形成され、この2枚の透光性基板11、12
の両側にそれぞれ偏光板19、20が設けられている。そし
て透光性基板12の端部に引き出された前記電極膜13、14
の電極端子部に駆動回路(図示せず)が接続され、バッ
クライトなどの光源(図示せず)が設けられることによ
り液晶表示装置が構成されている。
【0003】この液晶表示パネルの製造は、たとえばつ
ぎのように行われる。すなわち、たとえば30cm×3
0cmの大きさの2枚のガラスなどの透光性材料からな
る原板に各液晶表示パネル用の電極膜、配向膜などから
なるパターンをそれぞれ、たとえば6個分形成し、一方
の原板の前記パターンの周囲にシール剤層を印刷などに
より設ける。
【0004】この2枚のガラス原板をスペーサを介して
重ね合わせ、図4に示すように、20層程度、テフロ
ン、シリコーンゴムなどからなる圧力緩衝板22を介して
積層し、加圧板23により上下から押圧しながら加圧板23
内のヒータ24により加熱する。そして熱硬化性接着剤で
あるシール剤層17を固化して2枚のガラス原板を接着し
ている。
【0005】なお、加圧板23にヒータを設けないで、こ
れらをオーブン内に設置して押圧しながら雰囲気加熱す
ることにより熱硬化性樹脂を硬化させ、2枚のガラス原
板21を接着することもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにガ
ラス原板を重ね合わせたものを多数組積層して加圧板23
により加熱すると、上層または下層の加圧板23に近いガ
ラス原板と中層の加圧板23から遠いガラス原板とのあい
だで、熱伝導の相違による温度ムラが発生し易く、均一
なガラス板の間隔で安定した品質の接着がえられない。
またオーブンを利用した雰囲気加熱を行うと積層した中
心部のガラス原板の中心部の温度が上りにくく、温度ム
ラが発生し易く、完全な均一温度にするには長時間を要
するという問題がある。
【0007】また、加圧板内にヒータが設けられている
ばあいは、ヒータの熱勾配により加圧板が反り、圧力ム
ラが発生し、これによりガラス原板の間隙にギャップム
ラが発生するという問題もある。
【0008】さらに、重ね合わせたガラス原板の組を多
数組積層して加圧するために、ガラス原板と圧力緩衝板
とのあいだに異物やごみなどが付着したまま加圧したば
あいはごみ付着部に圧力の集中がおこり、やはり重ね合
わせたガラス原板の間隙にギャップムラが発生し、著し
いばあいはガラス原板の破損に至るという問題もある。
【0009】本発明の目的はこのような問題を解消し、
ガラス板の割れや接着された2枚のガラス板のギャップ
ムラが生じない液晶表示パネルおよび液晶表示装置の製
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示パネル
の製法は、少なくとも1個の液晶表示パネル用のパター
ンがそれぞれ形成された2枚の透光性基材からなる原板
を、該2枚の原板の少なくとも一方の前記パターンの周
囲に設けられたシール剤層により一定間隙を保持して接
着したのち、該シール剤層の外周で前記2枚の原板をそ
れぞれ切断することにより液晶表示パネルを製造する方
法であって、前記2枚の原板を位置合わせをして重ね合
わせたのち前記原板の外周を全周に亘って封着し、つい
で加熱加圧室内で大気圧より高い圧力による非接触の
しながら加熱して前記2枚の原板を前記シール剤層
により接着することを特徴とするものである。
【0011】ここに透光性基材からなる原板とは、1枚
または数枚の液晶表示パネル用透光性基板を形成するた
めのもとになる透光性の板材を意味する。
【0012】前記シール剤層として熱硬化性接着剤を使
用し、前記加熱加圧室内で加熱することにより前記シー
ル剤層による接着をすることが好ましい。
【0013】また、前記2枚の原板の周囲の封着を紫外
線硬化性樹脂で行うことが好ましい。
【0014】本発明の液晶表示装置の製法は、前記方法
により製造された液晶表示パネルの透光性基板の間隙に
液晶材料封入、さらに偏光板および駆動回路設け
ることを特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、透光性基材からなる原板を重
ね合わせた状態でその周囲を封着し、加圧室内で加熱す
るため、重ね合わされた原板の間隙が1気圧より高い均
一な圧力で押しつけられた状態でシール剤層が硬化し接
着される。そのため、加圧板により加圧する必要がな
く、常に均一な圧力で押しつけられた状態で接着され、
均一なギャップがえられる。
【0016】また、加圧板により挟みつけて加圧してい
ないため、重ね合わされた原板を複数組積層する必要は
なくごみなどが透光性基板の外面に付着していてもその
部分に圧力が集中することはないので、ごみ付着部でギ
ャップムラが生じたり、透光性基板が破損したりするこ
ともない。
【0017】さらに、重ね合わされた透光性基材からな
る原板を複数組積層しておく必要がないため、それぞれ
バラバラの状態で雰囲気加熱され、温度ムラも発生しな
い。
【0018】
【実施例】つぎに、図面を参照しながら本発明を説明す
る。図1は本発明の液晶表示パネルの製法の一工程で、
接着された2枚の透光性基材からなる原板であるガラス
原板の平面説明図、図2は図1のII−II線断面図であ
る。
【0019】図1および図2において、1は透光性基材
からなる原板として用いられるガラス原板で、たとえば
30cm×30cmの大きさで、その表面に蒸着法やス
パッタリング法などによりITOやSnO2 などからな
る電極膜などのパターン(図示せず)が各液晶表示パネ
ル2ごとに形成されている。さらに、電極膜の表面にポ
リイミドなどからなる配向膜(図示せず)などが印刷な
どにより形成されている。なお、図1に示される例で
は、このガラス原板1からは液晶表示パネル2が6個形
成される例が示されているが、ガラス原板1の大きさお
よび液晶表示パネル2の大きさは自由に選定でき、この
個数には限定されない。2枚のガラス原板のうち少なく
とも一方の各液晶表示パネル2のパターンの周囲には、
たとえばエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂が印刷などに
より一部を開口して設けられ、シール剤層3が形成され
ている。
【0020】シール剤層3および各パターンが形成され
たガラス原板1ともう一方のパターンが形成されたガラ
ス原板とを用意し、この2枚のガラス原板1のあいだに
スペーサ4を均一にちりばめ、それぞれ電極膜が内側に
なり、対応する電極膜が対向するように位置合わせをし
て重ね合わせ、ガラス原板1の周囲全周にたとえば紫外
線硬化性樹脂を付着させる。紫外線硬化性樹脂は一度に
周囲全周に付着させないで、一部に開口部を設けてお
き、最後に開口部を封着することもできる。そののち、
紫外線を照射して、紫外線硬化性樹脂を硬化させ、紫外
線硬化性樹脂層5とする。その結果、2枚のガラス原板
1はスペーサ4により一定間隙に保持されて紫外線硬化
性樹脂層5により気密に固着される。
【0021】この周囲が気密に固着されたガラス原板を
たとえばボートなどに載せ、互いに離間して、加熱加圧
室6へ入れ、1.5〜5.0気圧程度に加圧し、ヒータ
7により100〜150℃程度に加熱する。加熱加圧時
間は30〜60分間程度である。これにより、シール剤
層3が熱硬化し2枚のガラス原板1は各液晶表示パネル
2ごとにその周囲で接着される。ついで、接着されたガ
ラス原板1を加熱加圧室6より取り出し、シール剤層3
の外周でガラス原板1を切断する。その結果、各液晶表
示パネル2に分割でき、周囲がシール剤層3で接着さ
れ、一定間隙で電極膜が対向して設けられた透光性基板
からなる液晶表示パネルがえられる。そののち、シール
剤層3の開口部より液晶材料を注入し、この開口部を封
止する。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、透光性基材からなる原
板を一定間隙を保持して重ねて位置合わせをしたのち、
その周囲を封着して原板の間隙内の気圧を一定にし、そ
ののち加圧室内で加圧するため、どの部分も一様に加圧
される。このため、圧力ムラから生じる液晶表示パネル
の基板間のギャップムラは発生せず、均一間隔で品質の
安定した液晶表示装置がえられる。
【0023】また、加圧板などによる機械的な圧力でな
く気圧による非接触の加圧を利用しているため、重ね合
わされた透光性基板を複数組積層する必要がなく、ごみ
などが透光性基板の外面に付着していてもその部分に圧
力が集中することはないので、ごみ付着部でギャップム
ラが生じたり、透光性基板が破損したりすることもな
く、歩留向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の液晶表示パネルの製法の一実施
例の一工程を示す平面説明図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】従来の液晶表示パネルの断面説明図である。
【図4】従来の液晶表示パネルの製法の一例の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ガラス原板 2 液晶表示パネル 3 シール剤層 5 紫外線硬化性樹脂層 6 加熱加圧室

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個の液晶表示パネル用のパ
    ターンがそれぞれ形成された2枚の透光性基材からなる
    原板を、該2枚の原板の少なくとも一方の前記パターン
    の周囲に設けられたシール剤層により一定間隙を保持し
    て接着したのち、該シール剤層の外周で前記2枚の原板
    をそれぞれ切断することにより液晶表示パネルを製造す
    る方法であって、 前記2枚の原板を位置合わせをして重ね合わせたのち前
    記原板の外周を全周に亘って封着し、ついで加熱加圧室
    内で大気圧より高い圧力による非接触の加圧しながら
    加熱して前記2枚の原板を前記シール剤層により接着す
    ることを特徴とする液晶表示パネルの製法。
  2. 【請求項2】 前記シール剤層として熱硬化性接着剤を
    使用し、前記加熱加圧室内で加熱することにより前記シ
    ール剤層による接着をすることを特徴とする請求項1記
    載の液晶表示パネルの製法。
  3. 【請求項3】 前記2枚の原板の周囲の封着を紫外線硬
    化性樹脂で行う請求項1または2記載の液晶表示パネル
    の製法。
  4. 【請求項4】 請求項1により製造された液晶表示パネ
    ルの透光性基板の間隙に液晶材料封入、さらに偏光
    板および駆動回路設けることを特徴とする液晶表示装
    置の製法
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