JP3105154U - 薄型軽量三つ折三層構造マットレス - Google Patents
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Abstract
【課題】好適な寝心地や整体、指圧効果、スムースな入眠、安眠効果を損なうことなく、薄型、軽量化を実現する。
【解決手段】上層2は、圧縮に対して復元力を有するウレタンフォームを材料としその上面に多数の突起2aを有している。中層4は、荷重に対して所定の硬さを有しその上面に波状の凹凸が形成され下面に上面の波状の凸部4aに対応する個所に凹部4cが形成されたポリエチレンフォームを材料としている。下層6は、圧縮に対して復元力を有する平板状のウレタンフォームを材料とし、これら上層2、中層4、下層6は積層され全体として三層構造体を形成している。上層2の厚さは略35mm、中層4の厚さは略35mm、下層6の厚さは略20mmに設定され、中層4の圧縮硬さは人体の筋肉の硬さの略1.75倍の硬さに設定されている。
【選択図】図1
【解決手段】上層2は、圧縮に対して復元力を有するウレタンフォームを材料としその上面に多数の突起2aを有している。中層4は、荷重に対して所定の硬さを有しその上面に波状の凹凸が形成され下面に上面の波状の凸部4aに対応する個所に凹部4cが形成されたポリエチレンフォームを材料としている。下層6は、圧縮に対して復元力を有する平板状のウレタンフォームを材料とし、これら上層2、中層4、下層6は積層され全体として三層構造体を形成している。上層2の厚さは略35mm、中層4の厚さは略35mm、下層6の厚さは略20mmに設定され、中層4の圧縮硬さは人体の筋肉の硬さの略1.75倍の硬さに設定されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、指圧、整体効果及び安眠効果を有する上層、中層、下層の三層構造からなる三つ折三層構造マットレスの改良に関し、特に三つ折三層構造マットレス特有の良好な感触と優れた諸効果を維持したまま薄型軽量化に工夫をこらしてなるものである。
独特の構造を有する三層構造からなるマットレスが存在し(例えば特許文献1及び特許文献2参照)、この三層構造マットレスは仰臥人体に対し指圧効果、整体効果等を与え、且つ体圧分散されて尻部・背部を沈み込ませることなく、適度なクッション性で体重を支え正しい寝姿勢を与えるものである。この従来の三層構造マットレスの構成は、上層は圧縮に対して復元力を有する合成樹脂発泡材を材料とし、上面に多数の突起を形成されてなり、中層は荷重に対してある程度の硬さを有する合成樹脂発泡材を材料とし、その上面に波状の凹凸を形成されるとともに下面には上面の波状の凸部に対応する個所に凹部を形成されてなり、下層は復元力を有する弾性合成樹脂発泡材を材料とし、前記上層、中層、下層を積層し全体として三層構造体を形成する三層構造マットレスからなるものである。
上述した三層構造マットレスは収納・運搬を考慮して3つに折畳むことができる三つ折構造とされる場合が多い。
上述した三層構造マットレスは収納・運搬を考慮して3つに折畳むことができる三つ折構造とされる場合が多い。
また、上記三層構造マットレスにおいて、ほぼ3等分された三層構造体の中層の周端面に上層および中層と略同材質の弾性復元力を有する合成樹脂発泡材からなる側板を設け、三つ折三層構造マットレス特有の良好な感触の維持と、隙間よりの寒気の侵入を完全に防止するようにした三つ折三層構造マットレスが知られている(例えば特許文献3参照)。
第2図は、実際に商品化された現行の三つ折三層構造マットレスの構造を示し、上層2は厚さaが40mm、中層4は厚さbが52mm、下層6は厚さcが28mmに設定されている。前記中層4は一次発泡後、熱圧成形され、官能テストに基づいて、適度な圧縮硬さ即ち人体の筋肉と同じ硬さに設定され、快適な寝心地を達成している。
特公昭53−8249号公報
実公昭55−9234号公報
実公平3−40195号公報
第2図は、実際に商品化された現行の三つ折三層構造マットレスの構造を示し、上層2は厚さaが40mm、中層4は厚さbが52mm、下層6は厚さcが28mmに設定されている。前記中層4は一次発泡後、熱圧成形され、官能テストに基づいて、適度な圧縮硬さ即ち人体の筋肉と同じ硬さに設定され、快適な寝心地を達成している。
従来の図2に示す実施品においては、官能テストの結果、仰臥人体に対し指圧効果、整体効果を与え、適度なクッション性が認められ、良好な寝心地が得られることが確認されている。従来品のこの良好な寝心地は、厚さが12cmの三層構造により可能となっている。しかるに、厚さが12cmの三層構造マットレスは、三つ折時の寸法が36cmとなり、かさばって収納性が悪く、しかも製品重量が略7.5キログラムとなってしまい、薄型、軽量化に難が存した。
しかして、薄型、軽量で寝心地を含めこの種三層構造マットレス特有の諸効果を発揮できるマットレスが出現すればこれに勝るものはない。
本考案は、従来の良好な寝心地を損なうことなく、薄型、軽量化を実現し、上記諸問題点を全て解決することを目的とするものである。
しかして、薄型、軽量で寝心地を含めこの種三層構造マットレス特有の諸効果を発揮できるマットレスが出現すればこれに勝るものはない。
本考案は、従来の良好な寝心地を損なうことなく、薄型、軽量化を実現し、上記諸問題点を全て解決することを目的とするものである。
本考案は、従来の良好な寝心地を損なうことなく、薄型、軽量化を実現し、上記諸問題点を全て解決することを目的とするものである。
上記目的を達成するため本考案は、圧縮に対して復元力を有するウレタンフォームを材料としその上面に多数の突起を有する上層と、荷重に対して所定の硬さを有しその上面に波状の凹凸が形成され下面に上面の波状の凸部に対応する個所に凹部が形成されたポリエチレンフォームを材料とする中層と、圧縮に対して復元力を有するウレタンフォームを材料とする平板状の下層とを備え、前記上層、中層、下層を積層し全体として三層構造体を形成し、この三層構造体を三つ折自在とした三層構造マットレスにおいて、前記上層の厚さを略35mm、前記中層の厚さを略35mm、前記下層の厚さを略20mmとし、前記中層の圧縮硬さを人体の筋肉の硬さの略1.75倍の硬さとしたものである。
また、上層下面は平坦に形成され中層の凸部に水平に当接していることを特徴とするものである。
本考案は、中層の圧縮硬さを人体の筋肉の硬さの略1.75倍の硬さとし、上層、中層、下層の厚さをそれぞれ、略35mm、略35mm、略20mmとし三層構造体の厚さを略9cmとすることで、従来の三層構造マットレスとほぼ同一の寝心地が得られ、しかもこの種三層構造マットレス特有の指圧、整体効果、スムースな入眠、安眠効果を何等支障なく充分に発揮することができ、何よりも薄型、軽量でコンパクトであることからその取扱性、圧収納性に優れた諸効果を発揮することが可能となった。
上層下面は平坦に形成され中層の凸部に水平に当接していることから薄型軽量化してもより一層この種三層構造マットレス特有の諸機能・効果の維持を図ることができる。
以下に本考案の実施の形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。
図1は本考案にかかる三層構造マットレスの実施形態を示し、三層構造体1は、頭部分1a、腰部分1b、足部分1cにほぼ3等分され、それぞれ外装側地(図示省略)により覆われるとともに、該側地の対向面の上縁若しくは下縁が連結されて3つに折畳むことができる三つ折構造となるものである。
図1は本考案にかかる三層構造マットレスの実施形態を示し、三層構造体1は、頭部分1a、腰部分1b、足部分1cにほぼ3等分され、それぞれ外装側地(図示省略)により覆われるとともに、該側地の対向面の上縁若しくは下縁が連結されて3つに折畳むことができる三つ折構造となるものである。
三層構造体1は、平板状の発泡ウレタンフォーム等の合成樹脂発泡材からなり弾性復元力を有し睡眠の妨げとなる外界の振動を吸収する等の目的を有する下層6と、布団の巾方向にほぼ平行して凸部4aと凹部4bが繰り返し連続する波状部が上面に形成され且つ下面には上面の波状の凸部4aに対応する個所に凹部4cが形成されたポリエチレンフォーム等の合成樹脂発泡材からなり且つ圧縮荷重負荷に対する対向性を有する中層4と、上面が多数の山状の凸部2aが形成されたウレタンフォーム等の合成樹脂発泡材からなる圧縮に対して弾性復元力を有する上層2が積層された三層構造体である。
上層2の厚さdは、35mm(谷の深さ15mm)、中層4の厚さeは35mm(山の数計9山)、下層6の厚さfは20mmに設定され、三層構造体1の全体の厚さは9cmとなっている。上層2の下面は平坦に形成され、上層2の下面は中層4の山に水平に当接あるいは接着されている。
中層4は、人体の筋肉の1.75倍の圧縮硬さを有し、この硬さにより、三層構造体1の各層の薄型化を可能としている。中層4は波状体により構成され、仰臥する人体の体重を堅固に支持するもので、尻部、背部等部分的に重量の多い部位を過度に沈み込ませることなく背骨を正しく保ち正しい寝姿勢を与えるものであり、日中に於いて無理な姿勢から生ずる背骨の歪み等を整え(整体効果)、腰痛等の障害を緩解或いは治癒する効果を有している。
中層4は、人体の筋肉の1.75倍の圧縮硬さを有し、この硬さにより、三層構造体1の各層の薄型化を可能としている。中層4は波状体により構成され、仰臥する人体の体重を堅固に支持するもので、尻部、背部等部分的に重量の多い部位を過度に沈み込ませることなく背骨を正しく保ち正しい寝姿勢を与えるものであり、日中に於いて無理な姿勢から生ずる背骨の歪み等を整え(整体効果)、腰痛等の障害を緩解或いは治癒する効果を有している。
また上層2は、中層4(特に凸部4a部)による体重支持を柔げるとともに、上層2の多数の凸起2aが人体皮膚表面を押圧する効果(指圧効果)を与えるものである。 尚、上層2の足元部にイオン電床帯(図示省略)を配設し、高電圧のマイナス電荷をこのイオン電床帯に与えれば、人体が酸性化するのを防止し、腰痛、肩こり、不眠症等に治療効果を有する陰電位療法を睡眠中になすことも可能である。
本実施形態にかかる三層構造マットレスは、薄型化により製品重量が5.1キログラムであり、現行品に比べ2.4キログラム軽量化されている。また、三つ折り時の寸法は27cmとなっており、現行品の36cmに比しより薄型化されている。また、本実施品は、官能テストにより、現行品の12cmの厚さの三層構造の寝心地とほぼ同一の寝心地が確認されている。
1 三層構造マットレス
2 上層
2a 凸部
4 中層
4a 凸部
4b 凹部
4c 凹部
6 下層
2 上層
2a 凸部
4 中層
4a 凸部
4b 凹部
4c 凹部
6 下層
Claims (2)
- 圧縮に対して復元力を有するウレタンフォームを材料としその上面に多数の突起を有する上層と、荷重に対して所定の硬さを有しその上面に波状の凹凸が形成され下面に上面の波状の凸部に対応する個所に凹部が形成されたポリエチレンフォームを材料とする中層と、圧縮に対して復元力を有するウレタンフォームを材料とする平板状の下層とを備え、前記上層、中層、下層を積層し全体として三層構造体を形成し、この三層構造体を三つ折自在とした三層構造マットレスにおいて、前記上層の厚さを略35mm、前記中層の厚さを略35mm、前記下層の厚さを略20mmとし、前記中層の圧縮硬さを人体の筋肉の硬さの略1.75倍の硬さとしたことを特徴とする薄型軽量三つ折三層構造マットレス。
- 上層下面は平坦に形成され中層の凸部に水平に当接していることを特徴とする請求項1記載の薄型軽量三つ折三層構造マットレス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004002616U JP3105154U (ja) | 2004-05-12 | 2004-05-12 | 薄型軽量三つ折三層構造マットレス |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101588977B (zh) * | 2007-03-01 | 2011-11-23 | 夏普株式会社 | 基材处理装置及使用该基材处理装置的基材处理方法 |
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2004
- 2004-05-12 JP JP2004002616U patent/JP3105154U/ja not_active Expired - Fee Related
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