JP3105028U

JP3105028U - 弾性パッド

Info

Publication number: JP3105028U
Application number: JP2004002470U
Authority: JP
Inventors: 慶勳呉
Original assignee: 拉比特股▲分▼有限公司
Priority date: 2004-05-06
Filing date: 2004-05-06
Publication date: 2004-10-21
Anticipated expiration: 2010-05-06

Abstract

【課題】長時間の使用しても弾性力が衰えない弾性パッドを提供する。
【解決手段】不規則に交差するプラスチック糸からなるブロック本体と、ブロック本体の外側を包み込むカバーを有し、該プラスチック糸の内部に中空部が形成されると共に、各プラスチック糸の接触箇所に連接部が設けられ、各プラスチック糸同士の間に複数の隙間が形成されることを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本考案は、特に長時間の使用しても弾性力が衰えない弾性パッドに関するものである。

自動車用パッド又は椅子用パッドは、例えば図５に示すように、布からなり、一側にファスナーが設けられるカバー（６０）の内部に軟質のスポンジ（６５）が充填されるものであるが、長時間使用すると、以下に示すような問題が発生する。

１、熱放散性が悪い：スポンジの組織は細かいため、通気性や熱放散性が悪く、長時間使用すると、皮膚病になりやすい。

２、使用寿命が短い：二年間程度使用すると、粉砕化現象が発生し、弾性力が衰えてしまうので、使用寿命が非常に短い。

又、図６に示すように、従来の他のパッドは、椰子繊維からなるブロック状の椰子繊維ブロック（７５）と、該椰子繊維ブロック（７５）の外側にカバーされる樹脂棉（７０）とを有し、該樹脂棉（７０）と椰子繊維ブロック（７５）とを共にカバー（６０）の内部に収容するものである。

しかしながら、前記図６に示すパッドは、内部にスポンジを充填したものより優れた通気性を有するが、椰子繊維ブロック（７５）の外側に通気性のよくない樹脂棉（７０）が設けられるので、依然として、皮膚病を予防することができない。又、椰子繊維ブロック（７５）は粉砕しやすいので、カバー（６０）の外形を長時間維持することができなく、結局的に弾性力を失ってしまう。

そこで、案出されたのが本考案であって、長時間の使用しても弾性力が衰えない弾性パッドを提供することを目的としている。

本願の請求項１の考案は、不規則に交差するプラスチック糸からなるブロック本体と、ブロック本体の外側を包み込むカバーを有し、該プラスチック糸の内部に中空部が形成されると共に、各プラスチック糸の接触箇所に連接部が設けられ、各プラスチック糸同士の間に複数の隙間が形成されることを特徴とする弾性パッド及び、
本願の請求項２の考案は、前記ブロック本体の下段におけるプラスチック糸の密度は高く、中段位置以上におけるプラスチック糸の密度は低いことを特徴とする請求項１に記載の弾性パッド及び、
本願の請求項３の考案は、前記ブロック本体の上面が円弧状であることを特徴とする請求項１に記載の弾性パッド、を提供する。

本考案は上記の課題を解決するものであり、不規則に交差するプラスチック糸からなるブロック本体と、ブロック本体の外側を包み込むカバーを有し、該プラスチック糸の内部に中空部が形成されると共に、各プラスチック糸の接触箇所に連接部が設けられ、各プラスチック糸の間に複数の隙間が形成されるので、長時間着座しても不快感を与えることはなく、且つ長時間に使用しても、ブロック本体が変形することもない。

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。

図１は本考案に係る弾性パッドの斜視図であり、図２は本考案に係る弾性パッドの一部拡大斜視図であり、図３は本考案に係る弾性パッドの一部拡大断面図であり、図４は本考案に係る弾性パッドが押圧された際の状態を示す一部拡大断面図である。

図１及び図２に示すように、本考案に係る弾性パッドは不規則に交差するプラスチック糸（１０）からなるブロック本体（３０）と、ブロック本体（３０）の外側を包み込むカバー（３５）を有し、該プラスチック糸（１０）の内部に中空部（１１）が形成されると共に、各プラスチック糸（１０）の接触箇所に連接部（２０）が設けられ、又、各プラスチック糸（１０）同士の間に複数の隙間（２２）が形成され、ブロック本体（１０）の下段におけるプラスチック糸（１０）の密度は高く、中段位置以上におけるプラスチック糸（１０）の密度は低い。

前記ブロック本体（３０）におけるプラスチック糸（１０）の連接部（２０）と隙間（２２）は射出成形機によってプラスチック糸（１０）を成型した後、該プラスチック糸（１０）に空気を注入することにより、中空部（１１）が形成し、中空部（１１）を成形したプラスチック糸（１０）が加熱装置を有するモールドに射出することにより、不規則に交差する構造になる。

又、前記ブロック本体（３０）の上面は加工機械によって円弧状としてもよい。

本考案の弾性パッドによれば、以下に示す効果を有する。

１、図３及び図４に示すように、ブロック本体（３０）が押圧される場合、プラスチック糸（１０）同士の間に複数の隙間（２２）を有することにより、優れた通気性を有するので、長時間着座しても不快感を与えることはない。

２、プラスチック糸（１０）の内部に中空部（１１）が形成されるので、優れる弾性力を有し、且つプラスチック糸（１０）の強度が強いので、ブロック本体（３０）の使用寿命を延長することができる。

３、プラスチック糸（１０）をリサイクルさせて再利用することができるので、スポンジを捨てる汚染のような問題を防止できる。

４、プラスチック糸（１０）が弾性を有すると共に、ブロック本体（３０）の内部に複数の隙間（２２）が形成されるので、長時間使用しても、ブロック本体（３０）が変形しない。

本考案は上記の構成を有するので、不規則に交差するプラスチック糸からなるブロック本体と、ブロック本体の外側を包み込むカバーを有し、該プラスチック糸の内部に中空部が形成されると共に、各プラスチック糸の接触箇所に連接部が設けられ、各プラスチック糸の間に複数の隙間が形成されるので、長時間着座しても不快感を与えることはなく、且つ長時間に使用しても、ブロック本体が変形することもない。

本考案に係る弾性パッドの斜視図である。本考案に係る弾性パッドの一部拡大斜視図である。本考案に係る弾性パッドの一部拡大断面図である。本考案に係る弾性パッドが押圧された際の状態を示す一部拡大断面図である。従来のパッドを示す斜視図である。従来の他のパッドを示す斜視図である。

符号の説明

１０プラスチック糸
１１中空部
２２隙間
３０ブロック本体
６０カバー
７０樹脂棉
７５椰子繊維ブロック

Claims

不規則に交差するプラスチック糸からなるブロック本体と、ブロック本体の外側を包み込むカバーを有し、該プラスチック糸の内部に中空部が形成されると共に、各プラスチック糸の接触箇所に連接部が設けられ、各プラスチック糸同士の間に複数の隙間が形成されることを特徴とする弾性パッド。
前記ブロック本体の下段におけるプラスチック糸の密度は高く、中段位置以上におけるプラスチック糸の密度は低いことを特徴とする請求項１に記載の弾性パッド。
前記ブロック本体の上面が円弧状であることを特徴とする請求項１に記載の弾性パッド。