JP3104815U - 溝切り用ブレード - Google Patents

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素裕 鈴木
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長岡技研株式会社
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Abstract

【課題】切り取る溝の幅を容易に変更することができると共に、深い溝を容易に切取ることができる新たな溝切り用ブレードを提供する。
【解決手段】ブレード本体1を略円錐板状に形成しその外周縁fを含む外表面sにダイヤモンドチップなどによる刃2,3を設けた。ブレード本体の外表面に設けるダイヤモンドチップなどによる刃を、そのブレード本体の中心部から外周縁に向け放射状をなすように設けることが好ましく、このブレード本体に放射状に設けるダイヤモンドチップなどによる刃は、ブレード本体上に同心状に形成される環状区画ごとに位相差を付けて設けるのがより好ましい。また、隣合う環状区画に設ける刃は、設ける刃の長さ方向において同一ラインに並ばないようにするのが好ましい。
【選択図】図1

Description

本考案はコンクリートや石材、道路のアスファルト等の溝切り用ブレードに関する。
コンクリート道路舗装においては、道路のひび割れを防ぐために、例えば2m間隔で幅10mm程度の目地、即ち、割れ目(溝)を付けることが行われている。この目地付けのために幅10mm程度の切削幅を有する特殊なブレードが使用されていた。
上記ブレードとしては、例えば、特許文献1〜3に記載されているようなものがあり、一例として図3,4に示したように、中心部に回転駆動源が連結される扁平な円盤状のブレード本体11の本体周縁部に、互いに離間した刃として固定される多数のダイヤモンドチップ12を有する構造のものである。
上記従来のブレードは、周縁部に固定されたダイヤモンドチップ12による刃の厚み幅の溝を切るのに適したもので、通常は、このチップ12の厚みをブレード本体11の厚みより厚くし、切削したカスなどがブレード本体11と溝の側壁との間に溜まらないようにしている。
しかしながら、溝を深く切るときなどは切削したカスの排除が間に合わず、それらが溝の側壁とブレード本体11との間に詰まってブレーキ作用をしてブレードの回転力を弱めてしまうため、溝切りを続けるためにはブレード全体を溝から一旦引き出しカスを取除いてから、再度ブレードを溝に入れるなどの操作を何回も繰り返しながら作業しているが、これではあまりにも作業効率が悪く、改善の余地があった。
また、目地の幅を大きくする、例えば、20mmとか30mmの溝を切るときなどは、従来はブレードを2枚,3枚と重ねて使用していたが、溝の側壁とブレード本体との抵抗がディスクブレーキのように働いてしまい切込み作業が容易に進まないため、コンクリートが生乾きのときに切込みを行うなどしていた。しかし、これでは作業効率が悪いという問題がある。
なお、ディスクブレードにより曲線的な切断を手加減操作で実行したりするとブレード本体が切り込んだ溝の側壁に接してブレードが焼付き使用不能になってしまうという問題があったので、この問題を解決するためにブレード本体の側面にダイヤモンド刃を付け、ブレードの焼付きを防止する考案が特許文献4に提案されている。しかし、この提案に係る考案のブレードを重合せて使用すると、側面の刃同士が衝当して刃こぼれが起きるという問題があった。
更に、幅の広い、例えば、100mm程度の溝を切るときは、従来のダイヤモンドチップの厚みが10mm程度のブレードを用いたとき、100mmの幅の両側に10mmの溝を平行に切り入れ、その間を取除くなどしていたが、これでは作業効率が悪く、実用的でなかった。
特開2001−38718号公報 特開2003−53670号公報 実開平4−57367号公報 実開平5−72365号公報
本考案は、従来のブレードには上記のような問題点があったことに鑑み、切り取る溝の幅を容易に変更することができると共に、深い溝を容易に切取ることができる新たな溝切り用ブレードを提供することを、その課題とするものである。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案の構成は、ブレード本体を略円錐板状に形成しその外周縁を含む外表面にダイヤモンドチップなどによる刃を設けたことを特徴とするものである。
本考案は、上記構成において、ブレード本体の外表面に設けるダイヤモンドチップなどによる刃を、そのブレード本体の中心部から外周縁に向け放射状をなすように設けることが好ましく、このブレード本体に放射状に設けるダイヤモンドチップなどによる刃は、ブレード本体上に同心状に形成される環状区画ごとに位相差を付けて設けるのがより好ましい。また、隣合う環状区画に設ける刃は、設ける刃の長さ方向において同一ラインに並ばないようにするのが好ましい。更に、ブレード本体の外周縁に設ける刃は、周方向に離間して設けた構成にすることができる。
本考案の溝切り用ブレードは、略円錐板状に形成したブレード本体の外周縁を含む外表面にダイヤモンドチップなどによる刃を設けたので、切り取る溝の幅を容易に変更することができると共に、ブレード本体にかかる抵抗が少ないため、スムーズに溝切りができるという効果が得られる。また、円錐板状のブレード本体を製作するとき、切取る溝の最大幅を考慮してその円錐の傾斜角度を任意に設定することにより、要求される切取る溝の幅に対応することができる。
更に、本考案の溝切り用ブレードは、円切り切断にも使用することができる。円切り切断では、ブレードの切込み角度を変えて切断すれば、任意の幅で円形の溝を切ることができ、ブレーカー,削岩機などの作業工程を省略乃至軽減することができる。
一方、本考案の溝切り用ブレードは、浅い溝から相当深い溝まで、例えば1cmから30cm程度までのように容易に切ることができ、深さによって溝の幅を選ぶことができるという効果がある。
本考案の実施の形態例について図により説明する。図1は本考案ブレードの一例の正面図、図2は図1のブレードの平断面図、図3は従来のブレードの一例の正面図、図4は図3のブレードの側面図である。
図1,2において、1は、本考案ブレードBにおいて全体を略円錐板状に形成したブレード本体、2はこのブレード本体1の外周縁fに設けたダイヤモンドチップによる刃、3はブレード本体1の外表面sに設けた複数のダイヤモンドチップによる刃である。なお、これらの刃はダイヤモンドチップの他、超硬質の合金やセラミックなどの刃を使用することもできる。ここで外表面sとは、図2に示したブレード本体1の左側の面である。
ブレード本体1は上記の通り円錐板状をなし、その中心部tから外周縁fに向けて全体が略屋根状をなすように傾斜しているが、ここでは略扁平な中央壁1aとこの中央壁1aから外周縁fにかけて傾斜した周壁1bにより形成されている。周壁1bの傾斜角度θは、切り取る溝mの最大幅Hに対応して設定している。例えば、溝mの最大幅Hを100mmとすると、平面から見た切断面(コンクリート面)に対する中心部tと外周縁fとの差Hが100mmとなる角度にする。
次に、ブレード本体1の外表面sに設けるダイヤモンドチップによる刃3は、ブレード本体1の中心部tから外周縁fに向けて放射状をなすように設けてある。より具体的には、ブレード本体1の周壁1bに同心状に環状区画k1,k2,k3を形成し、これらの環状区画k1,k2,k3ごとに複数のダイヤモンドチップによる刃3を位相差を付けて設けてある。ここで位相差を付けたのは、回転するブレード本体に対し切取る溝からの負荷が径方向において同時にかからないようにするためである。より具体的には、隣合う環状区画k1,k2,k3に設ける刃3は、設ける刃3の長さ方向において同一ラインに並ばないようにしてある。なお、環状区画の幅や数は、任意に設定することができ、例えば、溝をより精密に切るために、環状区画の数を増やしたりすることができる。
また、ブレード本体1の外周縁fに設けたダイヤモンドチップによる刃2は、ここでは、ブレード本体1の外周全体に設けてあるが、複数の刃を周方向に離間して設けることもある。なお、外周縁fに設ける刃2は、ブレード本体1の内表面側を一部覆うように設けることもある。
本考案の溝切り用ブレードBの構成の一例は上記の通りであるが、本考案では略円錐板状のブレード本体1の外表面sを弯曲面にすることもでき、また、軽量化のために、ブレード本体1の外表面sに設けた各刃3の間に小径の孔を穿設してもよい。更に、補強のためにブレード本体1の内表面側に放射状にリブを設けてもよい。
而して、本考案ブレードBの中心部tに適宜の回転駆動源を連結し、当該ブレードBを高速で回転させながら、アスファルトの路面などに垂直な姿勢で押付けると共に路面に沿って移動させることにより、直線又は曲線の溝を切取ることができる。このとき、ブレードBの押付け力或は押付け角度(切込み角)を調節することにより、任意の幅と深さの溝を切取ることができる。また、ブレードBを高速で回転させると共に、ブレードBの外周縁fが路面に直角に切込まれる姿勢でその路面に押付けることにより、狭い幅で深い溝を切取ることもできる。
本考案溝切り用ブレードは、従来のブレードと比較して1枚のブレードで任意の幅の溝を容易に切ることができると共に、深い溝もブレードに負担をかけることなく簡単に切取ることができるので、極めて利用価値が高く、実際の作業を効率よく進めることができる。
本考案ブレードの一例の正面図。 図1のブレードの平断面図。 従来のブレードの一例の正面図面図。 図3のブレードの側面図。
符号の説明
1 ブレード本体
1a 中央壁
1b 周壁
2,3 ダイヤモンドチップによる刃
11 ブレード本体
12 ダイヤモンドチップ
B ブレード
S 外表面
t 中心部
f 外周縁
k1,k2,k3 環状区画

Claims (5)

  1. ブレード本体を略円錐板状に形成しその外周縁を含む外表面にダイヤモンドチップなどによる刃を設けたことを特徴とする溝切り用ブレード。
  2. ブレード本体の外表面に設けるダイヤモンドチップなどによる刃は、そのブレード本体の中心部から外周縁に向け放射状をなすように設けた請求項1の溝切り用ブレード。
  3. ブレード本体に放射状に設けるダイヤモンドチップなどによる刃は、ブレード本体上に同心状に形成される環状区画ごとに位相差を付けて設けた請求項1又は2の溝切り用ブレード。
  4. 隣合う環状区画に設ける刃は、設ける刃の長さ方向において同一ラインに並ばないようにした請求項3の溝切り用ブレード。
  5. ブレード本体の外周縁に設ける刃は、周方向に離間して設けた請求項1〜4のいずれかの溝切り用ブレード。
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