JP3104717U - スタンド - Google Patents

Abstract

【課題】 一輪挿しのスタンド（花瓶）は、胴部を大きくして安定を保つようにしてあるので、大径化し、卓上に置くと邪魔になって、ともすれば使用されず、また注入してある水の残量がわかりにくいため草花がかれるなどの問題があった。
【解決手段】 ２枚１組の起立板状体１と、この板状体間に配置する有底状の筒体２とからなり、上記筒体に上記両板状体を適宜の固定手段３により固定して草花用のスタンドＡを形成し、使用に際し両起立板によってスタンドの安定した起立を維持する。
【選択図】 図１

Description

この考案は、例えば一輪挿しとして用いるスタンドに関するものである。

一輪挿しは、周知のようにガラス製や陶器製が主流で、上記以外に竹製などもある。

ところで、安定性を損なわない目的で胴部（直径）を大きくするので、一輪挿しであっても大型化する問題があった。

また、大型化にともない卓上に置くと邪魔になって使用されない問題も発生した。

さらに、不透明な材料で形成すると、水の残量を見極めることができず、水の量が少なくなると草花が枯れることもある。

そこで、この考案は、極めて小型化をはかると共に、小型化しても卓上で倒れない安定を保障し、また、水の残量を一目でわかるようにしたスタンドを提供することにある。

上記のような課題を解決するために、この考案は、２枚１組の起立板状体と、この板状体間に配置する有底状の筒体とからなり、上記筒体に上記両板状体を適宜の固定手段により固定した構成を採用する。

すると、一輪挿しの筒体の起立維持を、筒体を挟んで起立する両板状体により安定させて行なう。

また、前記板状体及び筒体が、透明である構成を採用する。

すると、筒体内の水の量を、透明な板状体及び透明な筒体によって一目でわかる。

以上のように、この考案のスタンドによれば、筒体に取付けてある対の板状体により筒体の安定した起立状態をはかることができるので、一輪挿しの筒状体の胴部（直径）や丈を小さくしても倒れることがない。

このため、スタンドの極めて小型化をはかることができると共に、卓上に置いても邪魔にならない効果がある。

また、透明な板状体や筒体を使用するので、水の量を一目で知ることができて、草花が枯れるのを防止する。

この考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。

この考案の実施形態に示すスタンドＡは、図１、図２に示すように、２枚１組の起立板状体１、１と、この板状体１、１間に配置する有底状の草花ａ挿入用の筒体２とからなり、筒体２に両板状体１、１を固定手段３により固定する。

上記両板状体１、１の下縁は、卓上にスタンドＡを置いたとき、安定した起立を保障するように同レベルに揃えてあり、筒体２は、板状体１の丈よりも丈が低くて、板状体１の下縁よりも上方に筒体２の底を位置させてあるが、板状体１の下縁と筒体２の底を同レベルにしてもよい。

そして、筒体２の上端を板状体１、１の上縁に対し低くなるようにしたが、限定されず、例えば同レベルにしもてよい。

また、板状体１、１及び筒体２を透明な材質で形成して、筒体２内の水の残量を板状体１、１から一目でわかるように透視することができるようにしておく。

すると、水の残量を容易に知ることができて、水不足による草花が枯れるのを未然に防止することができる。

上記の透明な材質（板ガラス１、１及び筒体２の）としては、ガラス板と有底状の筒状ガラス製以外に、合成樹脂製であってもよい。

そして、上述の固定手段３としては、ガラス製の板状体１、１とガラス製の筒体２を用いる関係上、接着材（剤）を使用したが、その他の手段、例えば熱融（溶）着などを採用して固着することもできる。

なお、水の残量の透視を必要としない場合は、金属製の板状体１や筒体２を使用することもできる。

そして、板状体１、１も美観上各種形状のものを使用することもできる。

この考案のスタンドを示す斜視図 同縦断側面図

符号の説明

Ａ スタンド
１ 板状体
２ 筒体
３ 固着手段

Claims (2)

1. ２枚１組の起立板状体と、この板状体間に配置する有底状の筒体とからなり、上記筒体に上記両板状体を適宜の固定手段により固定したことを特徴とするスタンド。
2. 前記板状体及び筒体が、透明であることを特徴とする請求項１に記載のスタンド。

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