JP3104447B2 - 量子化方法と量子化装置 - Google Patents

量子化方法と量子化装置

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JP3104447B2 JP34340292A JP34340292A JP3104447B2 JP 3104447 B2 JP3104447 B2 JP 3104447B2 JP 34340292 A JP34340292 A JP 34340292A JP 34340292 A JP34340292 A JP 34340292A JP 3104447 B2 JP3104447 B2 JP 3104447B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオ信号(映像信号)
などを符号化する符号化装置などにおける量子化装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ信号をビット数が少なくてすみ正
確に符号化可能な高能率符号化方法として、ビデオ信号
の持つ時空間の強い相関性を利用した適応形ダイナミッ
クレンジ符号化方法(以下、ADRC法と呼ぶ)が提案
されている(たとえば、1986年12月11日、電子
通信学会、論文MR86−43、参照)。その処理内容
を述べる。画像をブロックに区分すると、各ブロック内
では局所的な相関により小さいダイナミックレンジしか
持たないことが多い。ADRC法においては、符号化装
置(送信装置)において、画像を複数のブロックに区分
し、各ブロックごとの最小値と、ダイナミックレンジ
(最大値−最小値)とを算出する。各ブロック内のそれ
ぞれの画素データから最小値を減じた差分を算出し、こ
れら差分をダイナミックレンジを用いて適応的に再符号
化してそれぞれの画素データよりもビット数の少ないデ
ータに圧縮する。差分について再符号化するから、ビッ
ト数の少ない圧縮された能率的な再符号化データが得ら
れる。これら画素単位の圧縮データ、最小値およびダイ
ナミックレンジを伝送系を介して復号化装置(受信装
置)に伝送する。
【0003】ダイナミックレンジを用いて差分ビデオ信
号を再符号化する方法には、固定長ADRC法と可変長
ADRC法とが提案されている(たとえば、特開昭61
−147689号公報、参照)。固定長ADRC法と
は、再符号化に際して新たにビット数を割り当てる場合
に、どのブロックでもビット数を一定にし、ブロックご
とのダイナミックレンジに対応して量子化のステップ幅
を変化させる方法である。可変長ADRC法とは、ブロ
ックごとにそのダイナミックレンジに対応してビット数
を変更し、量子化のステップ幅を一定にする方法であ
る。
【0004】このような高能率符号化装置において、ビ
デオ信号を量子化する際のビデオ信号に重畳するノイズ
および量子化誤差が符号化の精度に大きく作用する。従
来の量子化のアルゴリズムを下記式1に示す。
【数1】 記号Qは量子化誤差を示し、ハット(Hat.)がついた記
号Hat.xt は仮の量子化データを示し、ハットがついて
いない記号xt は量子化の対象となる現フレームのビデ
オ信号を示す。この量子化アルゴリズムの意味は、現フ
レームのビデオ信号に最も近似する量子化データを仮の
量子化データから選択することを意味する。仮の量子化
データとしては、たとえば、ビデオ信号を量子化したま
まのシフトなし仮量子化データと、該仮量子化データを
所定値だけプラス側にシフトした仮プラス側シフト量子
化データと、前記仮量子化データを所定値だけマイナス
側にシフトした仮マイナス側シフト量子化データを用
い、これらの仮の量子化データと元のビデオ信号との上
記量子化誤差が最小になる仮の量子化データを正規の量
子化データとして選択する。
【0005】図7に従来の量子化方法を示す。この例は
判りやすく、「1」または「0」の1ビットで量子化す
る例を示す。このビデオ信号は背景部または静止画部分
で本来一定レベルである場合を例示する。小さな丸印で
示したものが本来、一定レベルであるべき値がノイズに
よって変動している画像データ(ビデオ信号)の値を示
し、中央の線は量子化基準値を示し、矢印は量子化結果
を示す。この例において、量子化値が「1」、「0」、
「1」と変動している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、量子化対
象のビデオ信号のみを用いて正規の量子化データを決定
する従来の方法では、本来一定レベル、たとえば、
「1」であるべき量子化値が、量子化基準値の近傍の臨
界値にビデオ信号が存在すると、量子化値が「1」にな
ったり、「0」になったり変動し、量子化後のデコード
値がわずかに変動し、符号化した画質が低下するという
問題がある。特に、静止画像、背景部の画像が変動する
と、画質の低下が目立つ。このような量子化変動は再符
号化における誤差となり、最終的には、受信装置で復号
し再生したビデオ信号の画質低下を招く。
【0007】したがって、本発明は上述したフレーム相
互間における量子化変動に依存せず、正確な量子化を可
能にする量子化方法とその装置を提供することを目的と
する。また、本発明は量子化精度を向上させ、たとえ
ば、上述したようにADRCなどを採用する高能率符号
化および高能率復号化を実質的に有効ならしめることを
目的とする。つまり、本発明はより少ないビット数で正
確な量子化を可能にし、より少ないビット数で符号化、
復号化を可能にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ため、本発明の第1の量子化方法とその装置は、フレー
ム間について量子化アルゴリズムを適用する。好適に
は、前記量子化判定には、仮の量子化データトして、ビ
デオ信号を量子化したままのシフトなし仮量子化データ
と、該仮量子化データを所定値だけプラス側にシフトし
た仮プラス側シフト量子化データと、前記仮量子化デー
タを所定値だけマイナス側にシフトした仮マイナス側シ
フト量子化データを用いる。
【0009】また本発明の第2の量子化方法とその装置
は、フレーム間と量子化対象の画素の周囲の画素のビデ
オ信号についての量子化アルゴリズムを適用する。上記
周囲の画素としては、量子化対象の画素に隣接する斜め
上の画素、または、量子化対象の画素に隣接する上部画
素、または、量子化対象の画素に隣接する左側画素のい
ずれか、または、これらの任意に組み合わせである。
【0010】さらに本発明の第3の量子化方法とその装
置は、従来と同様の量子化対象のビデオ信号と、上記量
子化対象の画素の周囲の画素のビデオ信号についての量
子化アルゴリズムを適用する。
【0011】さらにまた本発明の第4の量子化方法とそ
の装置は、上記アルゴリズムの全ての組み合わせ、つま
り、上記フレーム間のビデオ信号、上記従来と同様の量
子化対象のビデオ信号と、上記量子化対象の画素の周囲
の画素のビデオ信号についての量子化アルゴリズムを適
用する。
【0012】
【作用】第1の量子化方法においては、フレーム間、つ
まり、ビデオ信号の時間的推移を考慮して量子化を行
う。つまり、現フレームのビデオ信号を量子化した仮の
量子化データから前フレームの対応するビデオ信号につ
いての正規の量子化データを減じた値と、現フレームの
ビデオ信号から前フレームの対応するビデオ信号を減じ
た値との差の絶対値が最も小さくなる仮の量子化データ
を現フレームのビデオ信号の正規の量子化データとす
る。このとき、仮の量子化データとしては、前記ビデオ
信号を量子化したままのシフトなし仮量子化データと、
該仮量子化データを所定値だけプラス側にシフトした仮
プラス側シフト量子化データと、前記仮量子化データを
所定値だけマイナス側にシフトした仮マイナス側シフト
量子化データを用いる。
【0013】第2の量子化方法においては、上記フレー
ム間、つまり、時間的変化と、量子化対象の画素の周囲
の画素のビデオ信号の空間的な変動(変化)とを考慮し
て量子化を行う。つまり、現フレームのビデオ信号を量
子化した仮の量子化データから前フレームの対応するビ
デオ信号についての正規の量子化データを減じた値と、
現フレームのビデオ信号から前フレームの対応するビデ
オ信号を減じた値との差の第1の絶対値を算出し、前記
仮の量子化データからそのビデオ信号の画素に隣接する
周囲の画素の前フレームのビデオ信号についての正規の
量子化データを減じた値と、前記現フレームのビデオ信
号から該ビデオ信号に対応する前フレームのビデオ信号
の画素に隣接する周囲の画素のビデオ信号を減じた値と
の差の第2の絶対値を算出し、前記第1および第2の絶
対値の和が最小となる仮の量子化データを現フレームの
ビデオ信号の正規の量子化データとする。
【0014】第3の量子化方法においては、上記量子化
対象の画素の周囲の画素のビデオ信号の空間的な変動
(変化)と、現フレームの量子化対象のビデオ信号とを
考慮して量子化を行う。つまり、現フレームのビデオ信
号を量子化した仮の量子化データからそのビデオ信号の
画素に隣接する周囲の画素の前フレームのビデオ信号に
ついての正規の量子化データを減じた値と、前記現フレ
ームのビデオ信号から該ビデオ信号に対応する前フレー
ムのビデオ信号の画素に隣接する周囲の画素のビデオ信
号を減じた値との差の第1の絶対値を算出し、前記仮の
量子化データから該量子化データの元のビデオ信号を減
じた値に所定の係数を乗じた第2の絶対値を算出し、第
1および第2の絶対値の和が最も小さくなる仮の量子化
データを現フレームのビデオ信号の正規の量子化データ
とする。
【0015】第4の量子化方法においては、上記全ての
要素を組み合わせる。つまり、上記量子化対象の画素の
周囲の画素のビデオ信号の空間的な変動(変化)と、現
フレームの量子化対象のビデオ信号と、上記フレーム間
の時間的変化とを考慮して量子化を行う。つまり、現フ
レームのビデオ信号を量子化した仮の量子化データから
そのビデオ信号の画素に隣接する周囲の画素の前フレー
ムのビデオ信号についての正規の量子化データを減じた
値と、前記現フレームのビデオ信号から該ビデオ信号に
対応する前フレームのビデオ信号の画素に隣接する周囲
の画素のビデオ信号を減じた値との差の第1の絶対値を
算出し、前記仮の量子化データから該量子化データの元
のビデオ信号を減じた値に所定の係数を乗じた第2の絶
対値を算出し、さらに、現フレームのビデオ信号を量子
化した仮の量子化データから前フレームの対応するビデ
オ信号についての正規の量子化データを減じた値と、現
フレームのビデオ信号から前フレームの対応するビデオ
信号を減じた値との差の第3の絶対値を算出し、第1〜
第3の絶対値の和が最も小さくなる仮の量子化データを
現フレームのビデオ信号の正規の量子化データとする。
【0016】
【実施例】図1は本発明の量子化装置の第1実施例の回
路構成図である。図1に示した第1実施例は式2で示さ
れる量子化処理を行う。
【数2】 式1および以下の記述において使用する記号の説明を下
記表−1に示す。なお、電子出願の文字制約上、明細書
の記載においては、たとえば、記号xtの上に山形のハ
ットがついている記号を、Hat.xt として表記する。
【表1】
【0017】図2は式2に示す量子化演算に基づく動作
原理図を示す。時間tを現フレーム時間とし、時間t−
1を1フレーム前、時間t+1を次のフレームとする。
ここでは説明を簡単にするため1ビットの量子化を考え
る。量子化前のビデオ信号が丸印で示したように、ノイ
ズなどにより多少変化したとき、従来の量子化方法で
は、1フレーム前では量子化結果は「1」、現フレーム
では「0」、次のフレームでは「1」となる。背景など
においては、本来、ビデオ信号のレベルは変化していな
いから、実線で示した量子化値、「1」、「1」、
「1」となることが望ましい。第1実施例では、式2−
1に示す、前回のフレームと今回(現)フレームとの量
子化偏差、つまり、量子化データの傾きから、式2─2
に示す前回のフレームと現フレームのビデオ信号との偏
差、つまり、ビデオ信号の傾きを減じて、その絶対値を
算出し、現フレームの正規の量子化データを、前回フレ
ームとの推移と、現在のビデオ信号の値とから決定す
る。
【数3】
【0018】この決定に際して、上述した現フレームの
ビデオ信号の量子化データそのものはまだ不明である。
量子化としては、たとえば、10ビットの原ビデオ信号
を5ビットにする。まず、各画素ごとの10ビットの原
ビデオ信号を5ビットに量子化する。この量子化データ
は仮のものであるから、仮量子化データHat.xt 0 と呼
ぶこれに対して、量子化回路の誤差を考慮し、仮量子化
データHat.xt 0 の上下に1ビットシフトした仮プラス
側シフト量子化データHat.xt + と仮マイナス側シフト
量子化データHat.xt - とを計算する。式1に示した量
子化誤差Qは実際には、これら仮量子化データHat.xt
0 、仮プラス側シフト量子化データHat.xt + 、仮マイ
ナス側シフト量子化データHat.xt - を用いた、式3−
1〜式3−3について、それぞれシフトなし量子化誤差
結果Q0 、プラス側シフト量子化誤差結果Q+ 、マイナ
ス側シフト量子化誤差結果Qt - を計算し、これらの量
子化誤差結果Q0 、Q+ 、Qt - が最小になる、仮量子
化データHat.xt 0 、仮プラス側シフト量子化データHa
t.xt + または仮マイナス側シフト量子化データHat.x
t - を正規の量子化データとする。
【数4】
【0019】図1に示した量子化装置は、現フレームの
量子化対象画素ビデオ信号xt を1フレームについて二
次元状に配列された複数の画素についての現フレーム量
子化対象ビデオ信号列〔Xt 〕として記憶する現フレー
ム・ビデオ信号記憶メモリ4、このメモリ4の後段に設
けられ現フレーム量子化対象ビデオ信号列〔Xt 〕の1
フレーム前の前フレーム量子化対象ビデオ信号列〔X
t-1 〕を二次元状に記憶する前フレーム・ビデオ信号記
憶メモリ6を有する。第1実施例においては、量子化装
置内に、現フレーム量子化対象ビデオ信号列〔Xt 〕を
記憶するメモリは必ずしも必要ではないが、量子化装置
の動作記述を判りやすくするため、現フレーム・ビデオ
信号記憶メモリ4を設けた例を示す。もちろん、量子化
装置が配設される高能率符号化装置においては、現フレ
ーム・ビデオ信号記憶メモリ4に相当するメモリが通常
は設けられているから、現フレーム・ビデオ信号記憶メ
モリ4に代えてそのメモリを用いてもよい。
【0020】量子化の詳細は後述するが、図1に示した
量子化装置はさらに、正規に量子化されたデータであ
る、現フレーム量子化データHat.xt を1フレーム分、
現フレーム量子化データ群〔Hat.Xt 〕として記憶する
現フレーム量子化データ記憶メモリ32を有する。この
現フレーム量子化データ記憶メモリ32も、本実施例に
おいては、必ずしも必須ではないが、動作説明を容易に
するため、現フレーム量子化データ記憶メモリ32を設
けた例について述べる。この現フレーム量子化データ記
憶メモリ32に相当するメモリは通常、量子化装置が設
けられた高能率符号化装置に設けられている場合が多い
から、そのメモリを現フレーム量子化データ記憶メモリ
32に代えて使用することもできる。量子化装置はさら
に、現フレーム量子化データ群〔Hat.Xt 〕の1フレー
ム前の前フレーム量子化データ群〔Hat.Xt-1 〕を記憶
する前フレーム量子化データ記憶メモリ34を有する。
【0021】上記式3−1〜式3−3に示した量子化誤
差演算を行う回路構成について述べる。制御回路2は図
1に示した量子化装置の全体のタイミング制御などを行
う。量子化回路10は、現フレーム・ビデオ信号記憶メ
モリ4から順次出力される、10ビットの現フレームの
量子化対象画素ビデオ信号xt を5ビットの仮量子化デ
ータHat.xt 0 に量子化する。プラス側シフト回路12
は、仮量子化データHat.xt 0 に所定のしきい値を加算
して、仮量子化データHat.xt 0 より1ビット大きな仮
プラス側シフト量子化データHat.xt + を計算する。マ
イナス側シフト回路14は、仮量子化データHat.xt 0
から所定のしきい値を減じて、仮量子化データHat.xt
0 より1ビット小さな仮マイナス側シフト量子化データ
Hat.xt - を計算する。仮プラス側シフト量子化データ
Hat.xt + を計算するしきい値と仮マイナス側シフト量
子化データHat.xt - を計算するしいき値とは等しい。
このしきい値は仮量子化データHat.xt 0 のビット長に
よって決定される。上述したように、この仮量子化デー
タHat.xt 0 、仮プラス側シフト量子化データHat.xt
+ または仮マイナス側シフト量子化データHat.xt -
それぞれ、まだ現フレームの量子化対象画素ビデオ信号
t の正規の量子化データではなく、これらのデータHa
t.xt 0 、Hat.xt + 、Hat.xt - を用いて計算した量
子化誤差結果Q0 、Q+ 、Qt - のいずれが最小の誤差
のとき正規の量子化データとなる得る、仮の量子化デー
タである。
【0022】フレーム間・量子化シフトなし偏差計算回
路16は下記式4−1に示す計算を行う。フレーム間量
子化プラス側シフト偏差計算回路18は下記式4−2に
示す計算を行う。フレーム間量子化マイナス側シフト偏
差計算回路20は下記式4−3に示す計算を行う。
【数5】 上記演算に使用する前フレーム量子化データHat.xt-1
は、前フレーム量子化データ記憶メモリ34から読み出
される。
【0023】フレーム間ビデオ信号偏差計算回路8は現
フレーム・ビデオ信号記憶メモリ42らの現フレームの
量子化対象画素ビデオ信号xt から現フレーム・ビデオ
信号記憶メモリ4からの現フレームの量子化対象画素ビ
デオ信号xt に対応する1フレーム前の前フレーム・対
応画素ビデオ信号xt-1 を前フレーム・ビデオ信号記憶
メモリ6から読み出し、式5に示す計算を行う。
【数6】 式5に示したフレーム間ビデオ信号偏差計算回路8の演
算結果は、シフトなし量子化誤差計算回路22、プラス
側シフト量子化誤差計算回路24、マイナス側シフト量
子化誤差計算回路26に印加されて、それぞれ、これら
の回路においてて、式4−1に示したフレーム間・量子
化シフトなし偏差計算回路16の演算結果、式4−2に
示したフレーム間量子化プラス側シフト偏差計算回路1
8の演算結果、式4−3に示したフレーム間量子化マイ
ナス側シフト偏差計算回路20から、式5で示したフレ
ーム間ビデオ信号偏差計算回路8の演算結果を減じて、
さらにそれらの絶対値をとる。以上の演算処理によっ
て、シフトなし量子化誤差計算回路22、プラス側シフ
ト量子化誤差計算回路24、マイナス側シフト量子化誤
差計算回路26においては、式3−1、式3−2、式3
−3に示した計算結果、つまり、シフトなし量子化誤差
結果Q0 、プラス側シフト量子化誤差結果Q+ 、マイナ
ス側シフト量子化誤差結果Qt - が得られる。
【0024】誤差判定回路28はシフトなし量子化誤差
結果Q0 、プラス側シフト量子化誤差結果Q+ 、マイナ
ス側シフト量子化誤差結果Qt - を相互に比較して、最
小値を判断する。スイッチング回路30には、量子化回
路10の出力、つまり、仮量子化データHat.xt 0 、プ
ラス側シフト回路12の出力、つまり、仮プラス側シフ
ト量子化データHat.xt + 、および、マイナス側シフト
回路14の出力、つまり、仮マイナス側シフト量子化デ
ータHat.xt - が印加されており、誤差判定回路28で
最小量子化誤差をもたらした、いずれか1つを選択出力
する。つまり、図2を参照して述べたように、丸印で示
した現フレームの量子化対象画素ビデオ信号xt と前フ
レーム・対応画素ビデオ信号xt-1 との傾き、および、
矢印で示した仮量子化データHat.xt 0 、仮プラス側シ
フト量子化データHat.xt + 、仮マイナス側シフト量子
化データHat.xt - のそれぞれと1フレーム前の正規の
量子化データHat.xt-1 との傾きとを参照して、仮量子
化データHat.xt 0 、仮プラス側シフト量子化データHa
t.xt + 、仮マイナス側シフト量子化データHat.xt -
の中から最も確からしい仮量子化データを、正規の量子
化データ、つまり、現フレーム量子化データHat.xt
して決定し、現フレーム量子化データ記憶メモリ32に
記憶する。その他のビデオ信号についても、上記同様に
量子化する。
【0025】現フレームのビデオ信号についての上記処
理が終了し、次のフレームになるとき、現フレーム・ビ
デオ信号記憶メモリ4に記憶されている現フレーム量子
化対象ビデオ信号列〔Xt 〕が前フレーム・ビデオ信号
記憶メモリ6に転送されて、前フレームビデオ信号列
〔Xt-1 〕となる。同様に、現フレーム量子化データ記
憶メモリ32に記憶されている現フレーム量子化データ
群〔Hat.Xt 〕が前フレーム量子化データ記憶メモリ3
4に転送されて、前フレーム量子化データ群〔Hat.X
t-1 〕になる。以上の処理によれば、現フレームのビデ
オ信号の値のみで量子化しないから、背景部分などの静
止画部分が、仮にノイズなどで変動していても、図2の
実線で示すような量子化データが得られる。したがっ
て、高能率符号化処理装置などの上記量子化装置を適用
すると、符号化精度が一層向上する。
【0026】図3は本発明の第2実施例としての量子化
装置の回路構成図である。図3に示した量子化装置は、
下記基本式6の演算処理に基づく量子化処理を行う。
【数7】 その処理形態図を図4に示す。第2実施例の量子化装置
は、現フレームの量子化対象画素ビデオ信号xt の画素
に隣接する上部画素のビデオ信号bおよび隣接する左側
画素のビデオ信号dについての、前フレーム・対応画素
の隣接上部画素のビデオ信号bt-1 、前フレーム・対応
画素の隣接左側画素のビデオ信号dt-1 、および、前フ
レーム・対応画素の隣接上部画素の量子化データHat.b
t-1 、前フレーム・対応画素の隣接左側画素の量子化デ
ータHat.dt-1 を用いて、その推移(傾き)を考察す
る。第1実施例は1フレーム前のデータとの時間的な推
移を考察したが、第2実施例は時間的な量子化アルゴリ
ズムに加えて、現フレームの量子化対象画素ビデオ信号
t の周囲の空間的な推移をも量子化アルゴリズムに加
える。
【0027】図3に示した量子化装置は、図1に示した
と同様の、制御回路2、現フレーム・ビデオ信号記憶メ
モリ4、前フレーム・ビデオ信号記憶メモリ6、量子化
回路10、プラス側シフト回路12、マイナス側シフト
回路14、誤差判定回路28、スイッチング回路30、
現フレーム量子化データ記憶メモリ32、前フレーム量
子化データ記憶メモリ34を有する。第1実施例と同
様、第2実施例においても、基本式6を実現するため下
記式7−1〜式7−3に基づく演算処理を行う。
【数8】
【0028】第2実施例においても、これらのシフトな
し量子化誤差結果Q0 、プラス側シフト量子化誤差結果
+ 、マイナス側シフト量子化誤差結果Qt - を演算す
るため、シフトなし量子化誤差計算回路22A、プラス
側シフト量子化誤差計算回路24A、マイナス側シフト
量子化誤差計算回路26Aが設けられている。シフトな
し量子化誤差計算回路22Aにおいて、シフトなし量子
化誤差結果Q0 を計算するため、その前段に、フレーム
間上下方向量子化シフトなし偏差計算回路16Aとフレ
ーム間左右方向量子化シフトなし偏差計算回路16Bが
設けられている。プラス側シフト量子化誤差計算回路2
4Aにおいて、プラス側シフト量子化誤差結果Q+ を計
算するため、その前段に、フレーム間上下方向量子化プ
ラス側シフト偏差計算回路18A、フレーム間左右方向
量子化プラス側シフト偏差計算回路18Bが設けられて
いる。マイナス側シフト量子化誤差計算回路26Aにお
いて、マイナス側シフト量子化誤差結果Qt - を計算す
るため、フレーム間上下方向量子化マイナス側シフト偏
差計算回路20Aおよびフレーム間左右方向量子化マイ
ナス側シフト偏差計算回路20Bが設けられている。ま
た、フレーム間上下方向ビデオ信号偏差計算回路8Aお
よびフレーム間左右方向ビデオ信号偏差計算回路8Bが
共通に設けられ、前フレーム量子化データ記憶メモリ3
4から前フレーム・対応画素の隣接上部画素の量子化デ
ータHat.bt-1 および前フレーム・対応画素の隣接左側
画素の量子化データHat.dt-1 が出力される。
【0029】式7−1に示す演算、つまり、シフトなし
量子化誤差結果Q0 の計算処理を述べる。量子化回路1
0において現フレームの量子化対象画素ビデオ信号xt
を量子化したシフトなし状態の仮量子化データHat.xt
0 が得られる。フレーム間上下方向量子化シフトなし偏
差計算回路16Aにおいて下記式8−1を計算する。フ
レーム間左右方向量子化シフトなし偏差計算回路16B
において下記式8−2に示す計算を行う。
【数9】 前フレーム・対応画素の隣接上部画素の量子化データHa
t.bt-1 、および、前フレーム・対応画素の隣接左側画
素の量子化データHat.dt-1 はそれぞれ前フレーム量子
化データ記憶メモリ34から読み出される。フレーム間
上下方向ビデオ信号偏差計算回路8Aは下記式9−1に
示した計算を行い、フレーム間左右方向ビデオ信号偏差
計算回路8Bは下記式9−2に示した計算を行う。
【数10】 シフトなし量子化誤差計算回路22Aは、式8−1に示
したフレーム間上下方向量子化シフトなし偏差計算回路
16Aの計算結果から式9−1に示したフレーム間上下
方向ビデオ信号偏差計算回路8Aの計算結果を減じて、
その絶対値、第1の絶対値を算出する。また、シフトな
し量子化誤差計算回路22Aは、式8−2に示したフレ
ーム間左右方向量子化シフトなし偏差計算回路16Bの
計算結果から式9−2に示したフレーム間左右方向ビデ
オ信号偏差計算回路8Bの計算結果を減じて、その絶対
値、第2の絶対値を算出する。さらにシフトなし量子化
誤差計算回路22Aは第1の絶対値と第2の絶対値とを
加算して、式7−1に示すシフトなし量子化誤差結果Q
0 を計算する。
【0030】プラス側シフト量子化誤差結果Q+ は、プ
ラス側シフト回路12、フレーム間上下方向量子化プラ
ス側シフト偏差計算回路18A、フレーム間左右方向量
子化プラス側シフト偏差計算回路18Bおよびプラス側
シフト量子化誤差計算回路24Aにおいて、上記シフト
なし量子化誤差結果Q0 と同様に計算される。マイナス
側シフト量子化誤差結果Qt - は、マイナス側シフト回
路14、フレーム間上下方向量子化マイナス側シフト偏
差計算回路20A、フレーム間左右方向量子化マイナス
側シフト偏差計算回路20B、および、マイナス側シフ
ト量子化誤差計算回路26Aにおいて、シフトなし量子
化誤差結果Q0 と同様に計算される。誤差判定回路28
はシフトなし量子化誤差計算回路22A、プラス側シフ
ト量子化誤差計算回路24A、マイナス側シフト量子化
誤差計算回路26Aから出力されるシフトなし量子化誤
差結果Q0 、プラス側シフト量子化誤差結果Q+ 、マイ
ナス側シフト量子化誤差結果Qt - を相互に比較して、
最小誤差を判断し、最小誤差をもたらす仮量子化データ
Hat.xt 0 、仮プラス側シフト量子化データHat.
t + 、仮マイナス側シフト量子化データHat.x
t - が、スイッチング回路30から選択出力され、現フ
レーム量子化データ記憶メモリ32に記憶される。以上
のように、第2実施例は、時間・空間的に量子化精度の
高い量子化データを提供する。
【0031】図5は本発明の第3実施例の量子化装置の
構成図である。第3実施例の量子化装置は下記式10を
量子化アルゴリズムとする量子化演算処理を行う。
【数11】 この式10を分析すると明らかなように、それぞれ係数
αとγが乗じられているが、第1項は第1実施例におけ
る式2に示した量子化誤差、第3項および第4は第2実
施例における式7に示した量子化誤差に対応している。
式10にはさらに、従来技術として述べた式1に示した
量子化誤差に係数βが乗じられた値が、第1項、第3項
および第4項に加算されている。第3実施例の量子化装
置は、従来技術としての量子化アルゴリズム、第2実施
例としての量子化アルゴリズム、および、第2実施例と
しての量子化アルゴリズムを組み合わせたものである。
したがって、第3実施例は、フレーム間、隣接する画素
相互間、そして、仮の量子化データともとのビデオ信号
との相関に基づく量子化判断を行って、正規の量子化デ
ータを決定する。
【0032】この量子化装置は、上述した第1実施例お
よび第2実施例において示した制御回路2、現フレーム
・ビデオ信号記憶メモリ4、前フレーム・ビデオ信号記
憶メモリ6、量子化回路10、プラス側シフト回路1
2、マイナス側シフト回路14、誤差判定回路28、ス
イッチング回路30、現フレーム量子化データ記憶メモ
リ32および前フレーム量子化データ記憶メモリ34、
フレーム間ビデオ信号偏差計算回路8、フレーム間上下
方向ビデオ信号偏差計算回路8A、および、フレーム間
左右方向ビデオ信号偏差計算回路8Bを有する。さらに
量子化装置は、シフトなし量子化誤差計算回路23、プ
ラス側シフト量子化誤差計算回路25、マイナス側シフ
ト量子化誤差計算回路27を有する。
【0033】代表例として、シフトなし量子化誤差計算
回路23の詳細回路構成を図6に示す。このシフトなし
量子化誤差計算回路23は、式10をシフトなし量子化
誤差結果Q0 計算に適合させた式10−1に示す計算を
行う回路構成をしている。
【数12】 フレーム間・量子化シフトなし偏差計算回路16、フレ
ーム間上下方向量子化シフトなし偏差計算回路16A、
フレーム間左右方向量子化シフトなし偏差計算回路16
Bは上述した計算を行う。さらにフレーム内・量子化シ
フトなし偏差計算回路16Cは、従来技術として述べた
式1に相当する下記式11−1に示す計算を行う。な
お、ここでは、第3項の係数γ1と第4項の係数γ2を
それぞれ異なる値にしているが、第2実施例に示したよ
うに、同じ値にすることもできる。
【数13】 シフトなし量子化誤差結果Q0 について部分計算を行う
回路17、17A、17B、17Cはそれぞれ、式10
−1に示した第1項、第3項、第4項および第2項の計
算を行う。シフトなし量子化誤差計算回路23は回路1
7、17A、17B、17Cからの計算結果を加算し
て、式10−1に示すシフトなし量子化誤差結果Q0
算出する。
【0034】プラス側シフト量子化誤差計算回路25
も、シフトなし量子化誤差計算回路23と同様に、式1
0−2に示す計算を行いプラス側シフト量子化誤差結果
+ を算出する。プラス側シフト量子化誤差計算回路2
5の回路構成も図6と同様であるが、プラス側シフト回
路12が追加される。マイナス側シフト量子化誤差計算
回路27も、シフトなし量子化誤差計算回路23と同様
に、式10−3に示す計算を行いマイナス側シフト量子
化誤差結果Qt - を算出する。マイナス側シフト量子化
誤差計算回路27の回路構成も図6と同様であるが、マ
イナス側シフト回路14が追加される。シフトなし量子
化誤差計算回路23から出力されるシフトなし量子化誤
差結果Q0 、プラス側シフト量子化誤差計算回路25か
ら出力されるプラス側シフト量子化誤差結果Q+ 、マイ
ナス側シフト量子化誤差計算回路27から出力されるマ
イナス側シフト量子化誤差結果Qt - が、誤差判定回路
28において最小値が検出され、スイッチング回路30
を介して最小量子化誤差をもたらした3つの仮の量子化
データ、仮量子化データHat.xt 0 、仮プラス側シフト
量子化データHat.xt + または仮マイナス側シフト量子
化データHat.xt - のいずれか1つがスイッチング回路
30から選択出力され、現フレーム量子化データ記憶メ
モリ32に記憶される。
【0035】式11で示した第3実施例の量子化アルゴ
リズムを簡略化した種々の量子化アルゴリズムをとるこ
とができる。たとえば、本発明の量子化装置の第4実施
例として、式10から式1に示す計算を除いたものを示
す。量子化アルゴリズムを示すと、式12で表すことが
できる。
【数14】 第4実施例の回路構成は、図6に示した回路構成から、
フレーム内・量子化シフトなし偏差計算回路16Cを除
いた回路となる。
【0036】さらに本発明の量子化装置の第5実施例を
述べる。第5実施例は式1に示す従来技術としての式1
に量子化アルゴリズムに、第1実施例の量子化アルゴリ
ズムを組み合わせたものである。式13で表すことがで
きる。
【数15】 第5実施例の回路構成も、上述した回路構成を類推すれ
ば容易に構成することができる。
【0037】以下同様に、式11を適宜簡略した量子化
アルゴリズムを採用した量子化装置を構成することがで
きる。また本発明の実施に際しては、量子化対象の画素
の周辺の画素データとして、図4に示した斜め方向の画
素eを画素b、dと併用して、あるいは、単独で使用す
ることもできる。たとえば、画素b、dに加えて画素e
をも考慮した量子化アルゴリズムは、式10を変形して
下記式14として表すことができる。
【数16】 式14を実施する回路構成も上述した回路構成から容易
に構成することができる。このように、本発明において
は、量子化の対象となる画素の周囲の画素データを参照
することができる。
【0038】式16で示した量子化アルゴリズムを、式
10に示した量子化アルゴリズムと同様、種々の簡略化
し、そのアルゴリズムに従った量子化を行うことができ
る。
【0039】以上、本発明の量子化方法とその装置をA
DRCを採用した高能率符号およびその復号に適用する
場合を想定してその実施例を述べたが、本発明の量子化
方法とその装置は上記高能率符号およびその復号への適
用に限定されず、量子化方法または量子化装置単独とし
て、あるいは、他の方法および装置における量子化に適
用できる。
【0040】
【発明の効果】以上、本発明によれば、フレーム間、ま
たは、フレーム間に周辺の画素のビデオ信号の影響を考
慮してノイズの影響を受けない正確な量子化を行うこと
ができる。したがって、本発明の量子化方法および装置
を符号化などに適用すると、画質の低下のない高能率符
号化を実現することができ、その復号結果も画質低下が
なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の量子化装置の第1実施例の回路構成図
である。
【図2】図1に示した量子化装置の動作を説明するグラ
フである。
【図3】本発明の量子化装置の第2実施例の回路構成図
である。
【図4】図3に示した量子化装置の動作を説明するグラ
フである。
【図5】本発明の量子化装置の第3実施例の回路構成図
である。
【図6】図5に示した第2実施例の量子化装置の部分詳
細回路図である。
【図7】従来の量子化方法を説明する図である。
【符号の説明】
2・・制御回路 4・・現フレーム・ビデオ信号記憶メモリ 6・・前フレーム・ビデオ信号記憶メモリ 8・・フレーム間ビデオ信号偏差計算回路 8A・・フレーム間上下方向ビデオ信号偏差計算回路 8B・・フレーム間左右方向ビデオ信号偏差計算回路 10・・量子化回路 12・・プラス側シフト
回路 14・・マイナス側シフト回路 16・・フレーム間・量子化シフトなし偏差計算回路 16A・・フレーム間上下方向量子化シフトなし偏差計
算回路 16B・・フレーム間左右方向量子化シフトなし偏差計
算回路 16C・・フレーム内・量子化シフトなし偏差計算回路 18・・フレーム間量子化プラス側シフト偏差計算回路 18A・・フレーム間上下方向量子化プラス側シフト偏
差計算回路 18B・・フレーム間左右方向量子化プラス側シフト偏
差計算回路 20・・フレーム間量子化マイナス側シフト偏差計算回
路 20A・・フレーム間上下方向量子化マイナス側シフト
偏差計算回路 20B・・フレーム間左右方向量子化マイナス側シフト
偏差計算回路 22・・シフトなし量子化誤差計算回路 22A・・シフトなし量子化誤差計算回路 23・・シフトなし量子化誤差計算回路 24・・プラス側シフト量子化誤差計算回路 24A・・プラス側シフト量子化誤差計算回路 25・・プラス側シフト量子化誤差計算回路 26・・マイナス側シフト量子化誤差計算回路 26A・・マイナス側シフト量子化誤差計算回路 27・・マイナス側シフト量子化誤差計算回路 28・・誤差判定回路 30・・スイッチング
回路 32・・現フレーム量子化データ記憶メモリ 34・・前フレーム量子化データ記憶メモリ
【数17】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−74486(JP,A) 特開 平2−65372(JP,A) 特開 平2−192378(JP,A) 特開 平4−322590(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/36

Claims (36)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現フレームのビデオ信号を量子化した仮の
    量子化データから前フレームの対応するビデオ信号につ
    いての正規の量子化データを減じた値と、現フレームの
    ビデオ信号から前フレームの対応するビデオ信号を減じ
    た値との差の絶対値が最も小さくなる仮の量子化データ
    を現フレームのビデオ信号の正規の量子化データとする
    量子化方法。
  2. 【請求項2】前記仮の量子化データは、前記ビデオ信号
    を量子化したままのシフトなし仮量子化データと、該仮
    量子化データを所定値だけプラス側にシフトした仮プラ
    ス側シフト量子化データと、前記仮量子化データを所定
    値だけマイナス側にシフトした仮マイナス側シフト量子
    化データである請求項2記載の量子化方法。
  3. 【請求項3】ビデオ信号を量子化する量子化装置におい
    て、 現フレームのビデオ信号を量子化した仮の量子化データ
    から前フレームの対応するビデオ信号の正規の量子化デ
    ータを減じた値と、現フレームのビデオ信号から前フレ
    ームの対応するビデオ信号を減じた値との差の絶対値を
    算出する第1の量子化誤差算出手段と、 前記仮量子化データをプラス側に所定値ずらした仮プラ
    ス側シフト量子化データから前記前フレームの対応する
    ビデオ信号の正規の量子化データを減じた値と、現フレ
    ームのビデオ信号から前フレームの対応するビデオ信号
    を減じた値との差の絶対値を算出する第2の量子化誤差
    算出手段と、 前記仮量子化データをマイナス側に所定値ずらした仮マ
    イナス側シフト量子化データから前記前フレームの対応
    するビデオ信号の正規の量子化データを減じた値と、現
    フレームのビデオ信号から前フレームの対応するビデオ
    信号を減じた値との差の絶対値を算出する第3の量子化
    誤差算出手段と、 第1〜第3量子化誤差算出手段において算出した量子化
    誤差のうちの最小値を判断する判断手段と、 前記仮量子化データ、前記仮プラス側シフト量子化デー
    タおよび前記仮マイナス側シフト量子化データを入力
    し、前記判断手段における判断結果に応答し最小量子化
    誤差をもたらした前記3つ仮量子化データの1つを正規
    の量子化データとして選択出力する選択手段とを有する
    ことを特徴とする量子化装置。
  4. 【請求項4】前記演算処理をビデオ信号の画素ごとに行
    う請求項3記載の量子化装置。
  5. 【請求項5】現フレームのビデオ信号を量子化した仮の
    量子化データからそのビデオ信号の画素に隣接する周囲
    の画素の前フレームのビデオ信号についての正規の量子
    化データを減じた値と、前記現フレームのビデオ信号か
    ら該ビデオ信号に対応する前フレームのビデオ信号の画
    素に隣接する周囲の画素のビデオ信号を減じた値との差
    の絶対値を算出し、 前記絶対値が最小となる仮の量子化データを現フレーム
    のビデオ信号の正規の量子化データとする量子化方法。
  6. 【請求項6】前記仮の量子化データは、前記ビデオ信号
    を量子化したままのシフトなし仮量子化データと、該仮
    量子化データを所定値だけプラス側にシフトした仮プラ
    ス側シフト量子化データと、前記仮量子化データを所定
    値だけマイナス側にシフトした仮マイナス側シフト量子
    化データである請求項5記載の量子化方法。
  7. 【請求項7】前記周囲の画素は、量子化対象の画素に隣
    接する斜め上の画素である請求項6記載の量子化方法。
  8. 【請求項8】前記周囲の画素は、量子化対象の画素に隣
    接する上部画素である請求項6または7記載の量子化方
    法。
  9. 【請求項9】前記周囲の画素は、量子化対象の画素に隣
    接する左側画素である請求項6〜8いずれか記載の量子
    化方法。
  10. 【請求項10】ビデオ信号を画素ごとに量子化する量子
    化装置において、 現フレームのある量子化対象の画素のビデオ信号を量子
    化した仮の仮量子化データから前フレームの当該画素の
    周囲の画素のビデオ信号についての正規の量子化データ
    を減じた値と、現フレームの前記当該画素のビデオ信号
    から前フレームの当該画素の周囲の画素のビデオ信号を
    減じた値との差の絶対値を算出する第1の量子化誤差算
    出手段と、 前記仮量子化データをプラス側に所定値ずらしたプラス
    側仮量子化データから前フレームの当該画素の周囲の画
    素のビデオ信号についての正規の量子化データを減じた
    値と、現フレームの当該画素のビデオ信号から前フレー
    ムの当該画素の周囲の画素のビデオ信号を減じた値との
    差の絶対値を算出する第2の量子化誤差算出手段と、 前記仮量子化データをマイナス側に所定値ずらしたマイ
    ナス側仮量子化データから前フレームの当該画素の周囲
    の画素のビデオ信号についての正規の量子化データを減
    じた値と、現フレームの当該画素のビデオ信号から前フ
    レームの当該画素の周囲の画素のビデオ信号を減じた値
    との差の絶対値を算出する第3の量子化誤差算出手段
    と、 第1〜第3の量子化誤差算出手段からの量子化誤差のう
    ちの最小値を判断する判断手段と、 前記仮量子化データ、前記仮プラス側シフト量子化デー
    タおよび前記仮マイナス側シフト量子化データを入力
    し、前記判断手段の判断結果に応答して最小量子化誤差
    をもたらした前記3つの仮量子化データの1つを正規の
    量子化データとして選択出力する選択手段とを有するこ
    とを特徴とする量子化装置。
  11. 【請求項11】前記周囲の画素は、量子化対象の当該画
    素に隣接する斜め上の画素である請求項10記載の量子
    化装置。
  12. 【請求項12】前記周囲の画素は、量子化対象の当該画
    素に隣接する上部画素である請求項10または11記載
    の量子化装置。
  13. 【請求項13】前記周囲の画素は、量子化対象の当該画
    素に隣接する左側画素である請求項10〜12いずれか
    記載の量子化装置。
  14. 【請求項14】現フレームのビデオ信号を量子化した仮
    の量子化データから前フレームの対応するビデオ信号に
    ついての正規の量子化データを減じた値と、現フレーム
    のビデオ信号から前フレームの対応するビデオ信号を減
    じた値との差の第1の絶対値を算出し、 前記仮の量子化データからそのビデオ信号の画素に隣接
    する周囲の画素の前フレームのビデオ信号についての正
    規の量子化データを減じた値と、前記現フレームのビデ
    オ信号から該ビデオ信号に対応する前フレームのビデオ
    信号の画素に隣接する周囲の画素のビデオ信号を減じた
    値との差の第2の絶対値を算出し、 前記第1および第2の絶対値の和が最小となる仮の量子
    化データを現フレームのビデオ信号の正規の量子化デー
    タとする量子化方法。
  15. 【請求項15】前記仮の量子化データは、前記ビデオ信
    号を量子化したままのシフトなし仮量子化データと、該
    仮量子化データを所定値だけプラス側にシフトした仮プ
    ラス側シフト量子化データと、前記仮量子化データを所
    定値だけマイナス側にシフトした仮マイナス側シフト量
    子化データである請求項14記載の量子化方法。
  16. 【請求項16】前記周囲の画素は、量子化対象の画素に
    隣接する斜め上の画素である請求項15記載の量子化方
    法。
  17. 【請求項17】前記周囲の画素は、量子化対象の画素に
    隣接する上部画素である請求項15または16記載の量
    子化方法。
  18. 【請求項18】前記周囲の画素は、量子化対象の画素に
    隣接する左側画素である請求項15〜17いずれか記載
    の量子化方法。
  19. 【請求項19】ビデオ信号を量子化する量子化装置にお
    いて、 現フレームのビデオ信号を量子化した仮の量子化データ
    から前フレームの対応するビデオ信号の正規の量子化デ
    ータを減じた値と、現フレームのビデオ信号から前フレ
    ームの対応するビデオ信号を減じた値との差の絶対値を
    算出する第1の量子化誤差算出手段と、 前記仮量子化データをプラス側に所定値ずらした仮プラ
    ス側シフト量子化データから前記前フレームの対応する
    ビデオ信号の正規の量子化データを減じた値と、現フレ
    ームのビデオ信号から前フレームの対応するビデオ信号
    を減じた値との差の絶対値を算出する第2の量子化誤差
    算出手段と、 前記仮量子化データをマイナス側に所定値ずらした仮マ
    イナス側シフト量子化データから前記前フレームの対応
    するビデオ信号の正規の量子化データを減じた値と、現
    フレームのビデオ信号から前フレームの対応するビデオ
    信号を減じた値との差の絶対値を算出する第3の量子化
    誤差算出手段と、 前記仮の仮量子化データから前フレームの当該画素の周
    囲の画素のビデオ信号についての正規の量子化データを
    減じた値と、現フレームの前記当該画素のビデオ信号か
    ら前フレームの当該画素の周囲の画素のビデオ信号を減
    じた値との差の第4の絶対値を算出する第4の量子化誤
    差算出手段と、 前記仮量子化データをプラス側に所定値ずらしたプラス
    側仮量子化データから前フレームの当該画素の周囲の画
    素のビデオ信号についての正規の量子化データを減じた
    値と、現フレームの当該画素のビデオ信号から前フレー
    ムの当該画素の周囲の画素のビデオ信号を減じた値との
    差の第5の絶対値を算出する第5の量子化誤差算出手段
    と、 前記仮量子化データをマイナス側に所定値ずらしたマイ
    ナス側仮量子化データから前フレームの当該画素の周囲
    の画素のビデオ信号についての正規の量子化データを減
    じた値と、現フレームの当該画素のビデオ信号から前フ
    レームの当該画素の周囲の画素のビデオ信号を減じた値
    との差の第6の絶対値を算出する第6の量子化誤差算出
    手段と、 第1〜第6の量子化誤差算出手段からの量子化誤差のう
    ちの最小値を判断する判断手段と、 前記仮量子化データ、前記仮プラス側シフト量子化デー
    タおよび前記仮マイナス側シフト量子化データを入力
    し、前記判断手段の判断結果に応答して最小量子化誤差
    をもたらした前記3つの仮量子化データの1つを正規の
    量子化データとして選択出力する選択手段とを有するこ
    とを特徴とする量子化装置。
  20. 【請求項20】前記周囲の画素は、量子化対象の当該画
    素に隣接する斜め上の画素である請求項19記載の量子
    化装置。
  21. 【請求項21】前記周囲の画素は、量子化対象の当該画
    素に隣接する上部画素である請求項19または20記載
    の量子化装置。
  22. 【請求項22】前記周囲の画素は、量子化対象の当該画
    素に隣接する左側画素である請求項19〜21いずれか
    記載の量子化装置。
  23. 【請求項23】現フレームのビデオ信号を量子化した仮
    の量子化データから前フレームの対応するビデオ信号に
    ついての正規の量子化データを減じた値と、現フレーム
    のビデオ信号から前フレームの対応するビデオ信号を減
    じた値との差に所定の係数を乗じた第1の絶対値を算出
    し、 前記仮の量子化データから該量子化データの元のビデオ
    信号を減じた値に所定の係数を乗じた第2の絶対値を算
    出し、 第1および第2の絶対値の和が最も小さくなる仮の量子
    化データを現フレームのビデオ信号の正規の量子化デー
    タとする量子化方法。
  24. 【請求項24】前記仮の量子化データは、前記ビデオ信
    号を量子化したままのシフトなし仮量子化データと、該
    仮量子化データを所定値だけプラス側にシフトした仮プ
    ラス側シフト量子化データと、前記仮量子化データを所
    定値だけマイナス側にシフトした仮マイナス側シフト量
    子化データである請求項23記載の量子化方法。
  25. 【請求項25】ビデオ信号を量子化する量子化装置にお
    いて、 現フレームのビデオ信号を量子化した仮の量子化データ
    から前フレームの対応するビデオ信号の正規の量子化デ
    ータを減じた値と、現フレームのビデオ信号から前フレ
    ームの対応するビデオ信号を減じた値との差の絶対値を
    算出する第1の量子化誤差算出手段と、 前記仮量子化データをプラス側に所定値ずらした仮プラ
    ス側シフト量子化データから前記前フレームの対応する
    ビデオ信号の正規の量子化データを減じた値と、現フレ
    ームのビデオ信号から前フレームの対応するビデオ信号
    を減じた値との差の絶対値を算出する第2の量子化誤差
    算出手段と、 前記仮量子化データをマイナス側に所定値ずらした仮マ
    イナス側シフト量子化データから前記前フレームの対応
    するビデオ信号の正規の量子化データを減じた値と、現
    フレームのビデオ信号から前フレームの対応するビデオ
    信号を減じた値との差の絶対値を算出する第3の量子化
    誤差算出手段と、 前記仮量子化データから該仮の量子化データの元のビデ
    オ信号のを減じた値の第4の絶対値を算出する第4の量
    子化誤差算出手段と、 前記仮量子化データをプラス側に所定値ずらした仮プラ
    ス側シフト量子化データから前記仮の量子化データの元
    のビデオ信号のを減じた値の第5の絶対値を算出する第
    5の量子化誤差算出手段と、 前記仮量子化データをマイナス側に所定値ずらした仮マ
    イナス側シフト量子化データから前記仮の量子化データ
    の元のビデオ信号のを減じた値の第6の絶対値を算出す
    る第6の量子化誤差算出手段と、 第1〜第6量子化誤差算出手段において算出した量子化
    誤差のうちの最小値を判断する判断手段と、 前記仮量子化データ、前記仮プラス側シフト量子化デー
    タおよび前記仮マイナス側シフト量子化データを入力
    し、前記判断手段における判断結果に応答し最小量子化
    誤差をもたらした前記3つ仮量子化データの1つを正規
    の量子化データとして選択出力する選択手段とを有する
    ことを特徴とする量子化装置。
  26. 【請求項26】現フレームのビデオ信号を量子化した仮
    の量子化データからそのビデオ信号の画素に隣接する周
    囲の画素の前フレームのビデオ信号についての正規の量
    子化データを減じた値と、前記現フレームのビデオ信号
    から該ビデオ信号に対応する前フレームのビデオ信号の
    画素に隣接する周囲の画素のビデオ信号を減じた値との
    差の第1の絶対値を算出し、 前記仮の量子化データから該量子化データの元のビデオ
    信号を減じた値に所定の係数を乗じた第2の絶対値を算
    出し、 第1および第2の絶対値の和が最も小さくなる仮の量子
    化データを現フレームのビデオ信号の正規の量子化デー
    タとする量子化方法。
  27. 【請求項27】前記仮の量子化データは、前記ビデオ信
    号を量子化したままのシフトなし仮量子化データと、該
    仮量子化データを所定値だけプラス側にシフトした仮プ
    ラス側シフト量子化データと、前記仮量子化データを所
    定値だけマイナス側にシフトした仮マイナス側シフト量
    子化データである請求項26記載の量子化方法。
  28. 【請求項28】前記周囲の画素は、量子化対象の画素に
    隣接する斜め上の画素である請求項27記載の量子化方
    法。
  29. 【請求項29】前記周囲の画素は、量子化対象の画素に
    隣接する上部画素である請求項27または28記載の量
    子化方法。
  30. 【請求項30】前記周囲の画素は、量子化対象の画素に
    隣接する左側画素である請求項27〜29いずれか記載
    の量子化方法。
  31. 【請求項31】ビデオ信号を画素ごとに量子化する量子
    化装置において、 現フレームのある量子化対象の画素のビデオ信号を量子
    化した仮の仮量子化データから前フレームの当該画素の
    周囲の画素のビデオ信号についての正規の量子化データ
    を減じた値と、現フレームの前記当該画素のビデオ信号
    から前フレームの当該画素の周囲の画素のビデオ信号を
    減じた値との差の絶対値を算出する第1の量子化誤差算
    出手段と、 前記仮量子化データをプラス側に所定値ずらしたプラス
    側仮量子化データから前フレームの当該画素の周囲の画
    素のビデオ信号についての正規の量子化データを減じた
    値と、現フレームの当該画素のビデオ信号から前フレー
    ムの当該画素の周囲の画素のビデオ信号を減じた値との
    差の絶対値を算出する第2の量子化誤差算出手段と、 前記仮量子化データをマイナス側に所定値ずらしたマイ
    ナス側仮量子化データから前フレームの当該画素の周囲
    の画素のビデオ信号についての正規の量子化データを減
    じた値と、現フレームの当該画素のビデオ信号から前フ
    レームの当該画素の周囲の画素のビデオ信号を減じた値
    との差の絶対値を算出する第3の量子化誤差算出手段
    と、 前記仮量子化データから該仮の量子化データの元のビデ
    オ信号のを減じた値の第4の絶対値を算出する第4の量
    子化誤差算出手段と、 前記仮量子化データをプラス側に所定値ずらした仮プラ
    ス側シフト量子化データから前記仮の量子化データの元
    のビデオ信号のを減じた値の第5の絶対値を算出する第
    5の量子化誤差算出手段と、 前記仮量子化データをマイナス側に所定値ずらした仮マ
    イナス側シフト量子化データから前記仮の量子化データ
    の元のビデオ信号のを減じた値の第6の絶対値を算出す
    る第6の量子化誤差算出手段と、 第1〜第6量子化誤差算出手段において算出した量子化
    誤差のうちの最小値を判断する判断手段と、 前記仮量子化データ、前記仮プラス側シフト量子化デー
    タおよび前記仮マイナス側シフト量子化データを入力
    し、前記判断手段における判断結果に応答し最小量子化
    誤差をもたらした前記3つ仮量子化データの1つを正規
    の量子化データとして選択出力する選択手段とを有する
    ことを特徴とする量子化装置。
  32. 【請求項32】前記周囲の画素は、量子化対象の当該画
    素に隣接する斜め上の画素である請求項31記載の量子
    化装置。
  33. 【請求項33】前記周囲の画素は、量子化対象の当該画
    素に隣接する上部画素である請求項31または32記載
    の量子化装置。
  34. 【請求項34】前記周囲の画素は、量子化対象の当該画
    素に隣接する左側画素である請求項31〜33いずれか
    記載の量子化装置。
  35. 【請求項35】請求項26〜30いずれか記載の量子化
    方法において、 さらに、現フレームのビデオ信号を量子化した仮の量子
    化データから前フレームの対応するビデオ信号について
    の正規の量子化データを減じた値と、現フレームのビデ
    オ信号から前フレームの対応するビデオ信号を減じた値
    との差の第3の絶対値を算出し、 第1〜第3の絶対値の和が最も小さくなる仮の量子化デ
    ータを現フレームのビデオ信号の正規の量子化データと
    することを特徴とする量子化方法。
  36. 【請求項36】請求項31〜34いずれか記載の量子化
    装置において、さらに、 前記仮仮量子化データから前フレームの当該画素の周囲
    の画素のビデオ信号についての正規の量子化データを減
    じた値と、現フレームの前記当該画素のビデオ信号から
    前フレームの当該画素の周囲の画素のビデオ信号を減じ
    た値との差の第7の絶対値を算出する第7の量子化誤差
    算出手段と、 前記仮量子化データをプラス側に所定値ずらしたプラス
    側仮量子化データから前フレームの当該画素の周囲の画
    素のビデオ信号についての正規の量子化データを減じた
    値と、現フレームの当該画素のビデオ信号から前フレー
    ムの当該画素の周囲の画素のビデオ信号を減じた値との
    差の第8の絶対値を算出する第8の量子化誤差算出手段
    と、 前記仮量子化データをマイナス側に所定値ずらしたマイ
    ナス側仮量子化データから前フレームの当該画素の周囲
    の画素のビデオ信号についての正規の量子化データを減
    じた値と、現フレームの当該画素のビデオ信号から前フ
    レームの当該画素の周囲の画素のビデオ信号を減じた値
    との差の第9の絶対値を算出する第9の量子化誤差算出
    手段とを有し、 第1〜第9の量子化誤差算出手段からの量子化誤差のう
    ちの最小値を判断し、 前記判断手段の判断結果に基づき、前記仮量子化デー
    タ、前記仮プラス側シフト量子化データおよび前記仮マ
    イナス側シフト量子化データのうち、最小量子化誤差を
    もたらした前記3つの仮量子化データの1つを正規の量
    子化データとして選択出力することを特徴とする量子化
    装置。
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