JP3104187U - 自動閉扉用蝶番 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】扉が収まる開口部付近に固定されるハウジングと、扉を軸支する枢軸と、往復動自在に配設される駆動板セットと、扉の開閉に伴う枢軸の回動を駆動板セットの往復動に変更させる連動機構と、扉の勢いを緩衝し、自動的に閉じるための閉扉力を蓄積する緩衝・復帰機構と、を備え、連動機構及び緩衝・復帰機構は、ハウジング内に収容され、連動機構は、枢軸の回転に連動して回転するカムと、カムの回転により往復動する駆動板セットと、を備え、緩衝・復帰機構は、駆動板セットの往復動の方向に沿って配置されるピストンロッド及びシリンダー体を有する流体圧シリンダーを備え、ピストンロッド及びシリンダー体のうちの一方が固定され、他方が駆動板セットの往復動に伴って往復動する。
【選択図】図4
Description
しかしながら、このような自動閉扉用蝶番におけるハウジング11は図示のように偏平状であって、ハウジングが結合される部材との接触面積が大きくなるので、作動油がハウジングから漏れ出し易くなるので、緩衝機能の降下及び蝶番周囲への汚染という欠点がある。また、復帰機構としてのコイルばねが長期間わたって使用されると、弾性疲労で復帰力が徐々に低下して部品交換が必要になるうえ、ハウジング内に作動油によって交換作業が一層面倒になるという欠点もある。
図2は本考案の自動閉扉用蝶番の好ましい実施形態を示す分解図である。図3は前記自動閉扉用蝶番を示す側面断面図である。図4は前記自動閉扉用蝶番の閉扉時の状態を示す断面図である。図5は前記自動閉扉用蝶番を示す部分断面図である。図6は前記自動閉扉用蝶番の開扉時の状態を示す断面図である。
また、ピストンロッド42は、両端が開口する外管421と該外管421に密封的且つ摺動可能に内嵌している芯棒422とからなっている。
逆に、開状態の扉を解き放つと、第3室63に蓄積されたエネルギーが解放されることによってシリンダー体41を左方向へ移動させると共に、ピストンロッド42を相対的に第1室61から右へ退出させると共に固定ピストン43を相対的に右へ移動させて第1室61を縮小させ、第2室62と第3室63との総合空間を増加させる。
上述した実施形態から分かるように、本考案の自動閉扉用蝶番においては、その緩衝・復帰機構としての前記流体圧シリンダーは蝶番のハウジングから独立した円筒形のシリンダー体で構成され、結合接触面積が小であるので、前記流体圧シリンダーは油圧シリンダーとしても、オイルがハウジング内から外部へ漏れ難い上、ハウジング内の部品点数が少ないため、メンテナンスが簡易になる。
21 上側ハウジング
22 下側ハウジング
3 連動機構
31 枢軸
32 カム
321 切欠
33 駆動板セット
331 上駆動板
332 下駆動板
333 駆動軸
4 流体圧シリンダー
41 シリンダー体
42 ピストンロッド
421 外管
422 芯棒
422a 右端
422b 左端
43 固定ピストン
431 回流通路
431a 第1の回流通孔
431b 第2の回流通孔
432 入油通路(入油通孔)
44 遊動ピストン
45 一方向弁
451 ばね
452 シール片
46 オイルシール
5 調整手段
51 調整ねじ
52 作動ブロック
521 傾斜面
53 移動ブロック
531 傾斜面
54 制動ブロック
61 第1室
62 第2室
63 第3室
Claims (7)
- 扉が収まる開口部付近に固定されるハウジングと、前記扉を軸支する枢軸と、往復動自在に配設される駆動板セットと、前記扉の開閉に伴う前記枢軸の回動を駆動板セットの往復動に変更させる連動機構と、前記駆動板セットの往復動により前記扉の勢いを緩衝し、かつ前記扉を開くことにより該扉を自動的に閉じるための閉扉力を蓄積する緩衝・復帰機構と、を備え、
前記連動機構及び前記緩衝・復帰機構は、前記ハウジング内に収容され、
前記連動機構は、前記枢軸の回転に連動して回転するカムと、該カムの回転により前記往復動する前記駆動板セットと、を備え、
前記緩衝・復帰機構は、前記駆動板セットの往復動の方向に沿って配置されるピストンロッド及びシリンダー体を有する流体圧シリンダーを備え、前記ピストンロッド及び前記シリンダー体のうちの一方が固定され、他方が前記駆動板セットの往復動に伴って往復動するように構成されたことを特徴とする自動閉扉用蝶番。 - 前記流体圧シリンダーのシリンダー室は、前記ピストンロッドの末端に装着されている固定ピストンと、該固定ピストンと前記シリンダー体の末端との間に遊動可能に装着されている遊動ピストンとによって3室に分けられ、
該3室のうち隣り合う2室は前記緩衝機構を構成し、残りの一室は空気ばねによる前記復帰機構を構成することを特徴とする請求項1に記載の自動閉扉用蝶番。 - 前記3室は、前記流体圧シリンダーの一端側から他端側に向けて第1室、第2室及び第3室の順に配設され、前記第1室及び第2室は前記緩衝機構とされ、前記第3室は前記復帰機構とされることを特徴とする請求項2に記載の自動閉扉用蝶番。
- 前記固定ピストンに、前記緩衝機構とされる2室を連通する通路を設け、該2室にそれぞれ作動油が充満させたことを特徴とする請求項2又は3に記載の自動閉扉用蝶番。
- 前記ピストンロッドは、両端が開口する外管と該外管に密封的且つ摺動可能に内嵌される芯棒とからなり、
前記通路は、二つあり、一つは、前記固定ピストンの前記ピストンロッドの末端が装着される部分に形成され、かつ前記芯棒の摺動によりその開度が調整される回流通路であり、他の一つは、前記部分以外の部位に形成される入油通路であり、
前記入油通路に、前記第2室から前記第1室へのみ作動油が通行できる一方向弁を設けたことを特徴とする請求項4に記載の自動閉扉用蝶番。 - 前記芯棒は前記外管の一端から突出し、
前記芯棒を前記外管内に摺動させる調整手段を、前記流体圧シリンダーの一端近くに設け、
該調整手段は、上下動可能に前記ハウジングに形成されたねじ孔に螺合する調整ねじと、傾斜面を有し、かつ前記芯棒の突出端に固定される作動ブロックと、該作動ブロックの前記傾斜面に当接される傾斜面を有し、かつ前記作動ブロックと前記調整ねじの下端との間に配置されいて前記作動ブロックと共に機能して前記調整ねじの上下動を前記芯棒の横向きの摺動に変換させる移動ブロックと、を有することを特徴とする請求項5に記載の自動閉扉用蝶番。 - 前記駆動板セットは、前記カムを回動可能に挟み、かつ前記往復動の方向に移動できるように前記枢軸が挿通される貫通孔を有する上下一対の駆動板と、前記カムに当接されて回転駆動可能となるように前記下駆動板上に軸着され、開扉時の前記枢軸の回動による前記カムの回動によって回転駆動して前記駆動板セット全体を前記往復動方向に移動させる駆動軸と、を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の自動閉扉用蝶番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004001519U JP3104187U (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | 自動閉扉用蝶番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004001519U JP3104187U (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | 自動閉扉用蝶番 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3104187U true JP3104187U (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=43257611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004001519U Expired - Lifetime JP3104187U (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | 自動閉扉用蝶番 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3104187U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012177396A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Nifco Inc | ダンパー装置 |
JP2013501174A (ja) * | 2009-08-06 | 2013-01-10 | ゴシオ,ディアノラ | 冷蔵室や旋回ゲートなどのための蝶番 |
JP2017505391A (ja) * | 2014-01-27 | 2017-02-16 | イン&テック エス.アール.エル. | 嵩の低い油圧式ヒンジ |
-
2004
- 2004-03-24 JP JP2004001519U patent/JP3104187U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013501174A (ja) * | 2009-08-06 | 2013-01-10 | ゴシオ,ディアノラ | 冷蔵室や旋回ゲートなどのための蝶番 |
JP2013079573A (ja) * | 2009-08-06 | 2013-05-02 | Dianora Gosio | 冷蔵室や旋回ゲートなどのための蝶番 |
JP2012177396A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Nifco Inc | ダンパー装置 |
JP2017505391A (ja) * | 2014-01-27 | 2017-02-16 | イン&テック エス.アール.エル. | 嵩の低い油圧式ヒンジ |
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