JP3103954B2 - 偏光解析器 - Google Patents

偏光解析器

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JP3103954B2
JP3103954B2 JP04185553A JP18555392A JP3103954B2 JP 3103954 B2 JP3103954 B2 JP 3103954B2 JP 04185553 A JP04185553 A JP 04185553A JP 18555392 A JP18555392 A JP 18555392A JP 3103954 B2 JP3103954 B2 JP 3103954B2
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笠原一郎
松浦寛
波平宣敬
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株式会社応用光電研究室
ケイディディ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバー通信、光
計測、光制御などの分野で用いられる偏光解析器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、図1に示すような従来の偏光解
析器では、光ファイバー5からの入射光束は、レンズ1
0を通って、ビームスプリッター1で透過光Aと反射光
Bに分け、反射光Bは、λ/4波長板7、偏光子8を通
って、全反射ミラー4で左回り円偏光成分を得る、そし
て、透過光Aはビームスプリッター2で透過光Cと反射
光Dに分け、反射光Dは偏光子9を通って、全反射ミラ
ー4で45°偏光成分を得る。更に、透過光Cは偏光ビ
ームスプリッター3で透過光Eと反射光Fに分け、反射
光Fは、全反射ミラー4で90°偏光成分を得る。透過
光Eは0°偏光成分を得る。そして、各々の光束B、
D、F、Eに対して各々の光検出器6で各偏光成分が検
出される。即ち、従来の光ファイバーによる通信等にお
いては、偏光の回転角、回転方向を観測するための偏光
解析器には、従来、多数の楔型プリズムを用いて光束を
分解していく光成分分解器を用いて、偏光光束を4つの
偏光成分に分けている。
【0003】このような従来技術のビームスプリッター
を用いた反射を利用した偏光解析器では、分岐するため
の各々のビームスプリッターに、偏光特性、位相の飛び
があり、入射光の位相情報を保持しない。更に、入力光
を4等分するために、第1のビームスプリッターと第2
のビームスプリッターの分岐比を変えなければならない
ために、偏光特性位相の飛びが各々異なることになる。
以上のようなことにより、光学的性能が上がらない。こ
れは、入力光の偏光解析の目的に不十分なものとなり、
偏光解析器としては、致命的な欠陥を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上
記のような反射を利用する光学部品に起因する偏光特
性、位相の飛びが無い偏光解析器を提供することを目的
とする。更に、本発明は、光検出器1つで偏光解析する
ことができる偏光解析器を提供することを目的とする。
また、本発明は、出射光が斜めに出ることを補正し、且
つ、偏光特性、位相の飛びのない偏光解析器を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の技術的
な課題を解決するために、偏光解析すべき平行光束の光
路に、4つの楔型プリズムを一体化した組合わせプリズ
ムを配置して、全光束を直交座標系の4象限で4分岐
し、第1の分岐光路には、1/4波長板と偏光子からな
る左回り又は右回りの偏光成分を取り出すフィルタを設
け、第2の分岐光束の光路には0°方向の偏光成分を透
過する偏光子を設け、第3の分岐光路には、45°方向
の偏光成分を透過する偏光子を設け、第4の分岐光路に
は、何も設けないことにしたことを特徴とする偏光解析
器を提供する。更に、組合わせ楔型プリズムの後に、更
に、逆形となる第2の複合組合わせ楔型プリズムを設け
て、分岐された4つの光束が、互いに平行な光束にして
あることが好適である。
【0006】
【作用】本発明の偏光解析器によると、楔型プリズムを
利用し、4つの楔型プリズムで1度に4つの光束に分岐
するものである。図2は、本発明の偏光解析器の基本的
な構成を説明する。即ち、図2(a)は、本発明の偏光
解析器の光分岐装置の側面断面図であり、分岐すべき光
束は、光ファイバー5からレンズ10を通して、複合
(組合わせ)楔型プリズムに平行光束として入射する。
そして、図2(b)は、その組合わせ楔型プリズムの入
射側から見た正面図である。即ち、図2(b)のB−
B’線に沿う断面を示すものが、図2(a)の断面図で
ある。そして、A−A’線に沿う断面を見たものが、図
2(c)である。即ち,偏光解析すべき平行光束に対し
て、4分岐する、各々90°の中心角で分岐された4つ
の楔型プリズム11,12,13,14を一体化した複
合組合わせプリズムを設け、該平行光束を4つに分岐
し、その複合プリズムで4つの分岐された4つの平行光
束に対して、各々所定の光束に対して、即ち、第1の分
岐光束の光路には所定のλ/4波長板15と左回り偏光
特性の偏光子16を設け、第2の分岐光束の光路には0
°方向の透過方向軸の偏光子17を設け、第3の分岐光
束の光路には、45°方向の透過方向軸の偏光子17を
設け、第4の分岐光束の光路には、何も設けない。
【0007】シングルモード光ファイバー5からの光束
は、レンズ10により平行光にされる。楔型プリズムの
角度のついた面に入射した光は屈折し、楔型プリズムの
他の面に進み、更に屈折し出射する。図示のように、光
束B、C、A、Dとなる。このように光学膜を使用しな
い光分岐方式により、偏光特性、位相の飛びの無い分岐
が可能となる。また、入出射面に反射防止膜(ARコ−
ト)をしても、偏光特性、位相の飛びの無い偏光光束
は、十分可能である。その楔の角度は、複合組合わせプ
リズムを設計するときに任意に決定すれば良い。
【0008】更に、本発明の偏光解析器では、もう1つ
の組合わせ楔型プリズムを、第1の組合わせ楔型プリズ
ムの後に設けられ、光路を補正して、平行な光束が4つ
得られるようにする。即ち、楔型の分岐プリズムを利用
して透過させて即ち楔型の光路補正プリズムを用いて、
平行な4つの光束に分岐できるものである。
【0009】図3は、その第1及び第2の組合わせ楔型
プリズムと光路を断面図で示すものである。即ち、光フ
ァイバー5から光は、レンズ10で平行光束にされ、第
1の複合組合わせ楔型プリズム11、12に入射し、更
に、第2の複合組合わせ楔型プリズム21、22に入射
し、互いに平行な光束にされる。即ち光路を補正するた
めの第2の複合組合わせ楔型プリズムが用いられる。以
上の分岐した4つの光束から、各々、偏光子、λ/4波
長板などにより、偏光成分It、偏光成分Ix、偏光成
分I45そして、4分の1波長板15と偏光子16を通過
する偏光成分をIQ45とする。本発明の偏光解析器にお
いて、この4つの偏光成分It、Ix、I45、IQ45
出力し、計算を行ない、偏光状態を観測することができ
る。
【0010】次に、本発明を具体的に実施例により説明
するが、本発明はそれらによって限定されるものではな
い。
【0011】
【実施例1】図2は、本発明の偏光解析器を、組合わせ
楔型プリズムと光路で説明するものである。11〜14
は楔型プリズムであり、入射光は光ファイバー5からレ
ンズ10を通って平行光束となって入射する。図2の
A、B、C、Dは、組合わせプリズムにより分岐された
出射光である。光束Bは、プリズム12で分岐された光
束で、光束Cは、プリズム13で分岐された光束で、光
束Aはプリズム11で分岐された光束で、光束Dは、プ
リズム14で分岐された光束である。
【0012】即ち、4枚の全面高精度研磨された(角度
精度5”以内、面精度λ/20以内)楔型プリズム1
1、12、13、14から構成されている。各々のプリ
ズムは、オ−トコリメータ及び万能投影器で精密で各々
の角度位置の調整が行なわれており、光学接着剤で極力
薄く、即ち、1μm以下の薄さで、貼り合わせている。
例えば、プリズム11は、中心角90°で各面はλ/4
の精度で研磨されており、そしてプリズム11の縁部の
2等角は、45°であり、精度は±5”にされている。
その断面の楔形の角度は15°で±5”の精度である。
【0013】図2において、Z軸方向から4mm径の平
行光ビームを入射し、一体式楔型プリズム11、12、
13、14をXY方向に調整し、光分岐比を均等となる
ようにした。その結果、光出力で0.01dB以下の均
等分岐が可能であった。
【0014】
【実施例2】図4は、本発明の偏光解析器を、複合組合
わせ楔型プリズムと光路で説明するものである。実施例
1と同様に、11〜14は楔型プリズムであり、入射光
は光ファイバー5からレンズ10を通って入射する。図
示のように、更に、第1の複合組合わせ楔型プリズム1
1、12、13、14の後に、第2の複合組合わせ楔型
プリズム21、22、23、24を設けたものである。
その分岐され互いに平行な4つの光束を、4分の1波長
板15と偏光子16で、左回り円偏光成分を得る、そし
て、偏光子17により45°偏光成分を得る。更に、偏
光子18により、0°偏光成分を得る。そして、何ら偏
光子を介さないで、入射光の1/4出力を得る。
【0015】即ち、4枚の全面高精度研磨された(角度
精度5”以内、面精度λ/20以内)の楔型プリズム1
1、12、13、14から第1の組合わせプリズムは、
構成されている。各々のプリズムは、オ−トコリメータ
及び万能投影器で精密で各々の角度位置の調整が行なわ
れており、光学接着剤で極力薄く、即ち、1μm以下の
薄さで、貼り合わせている。そして、第2の組合わせプ
リズムも同様の精度と接着剤で薄く接着されたプリズム
21、22、23、24から構成されている。
【0016】図4において、Z軸方向から4mm径の平
行光ビームを入射し、一体式楔型プリズム11、12、
13、14をXY方向に調整し、光分岐比を均等となる
ようにした。そして、第2の組合わせプリズム21、2
2、23、24もXY方向に調整し、光分岐比が均等に
なるように調整設置されている。その結果、光出力で
0.01dB以下の均等分岐が可能であった。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の偏光解析
器により、次のような顕著な技術的効果が得られた。第
1に、偏光特性がない偏光解析器を可能にした。第2
に、位相の飛びがない偏光解析器ができる。第3に、従
って、光分岐比が、0.01dB以下の差で調整するこ
とができる偏光解析器が提供された。第4に、透過損失
はフレネル損失分のみの偏光解析器が得られた。第5
に、分岐した光束同士の相対角度が±0.05°以内に
した互いに平行な分岐光束がえられ、光学部品及び光検
出器の組み立てが簡単な偏光解析器が得られた。従っ
て、光アイソレ−タ、光アッテネ−タ、光偏光制御、光
センサなどの幅広い範囲に応用することができる偏光解
析器を得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の偏光解析器で用いる光分岐の方法を示す
説明図である。
【図2】本発明の偏光解析器の光分岐方式を説明する説
明図である。
【図3】本発明の偏光解析器の他の例の構造を示す断面
図である。
【図4】本発明の偏光解析器の図4の構成の偏光解析器
を具体的に説明する説明図である。
【符号の説明】
5 シングルモード光フ
ァイバー 10 レンズ 11、12、13、14 楔型プリズム 21、22、23、24 光路補正のための楔
型プリズム 15 4分の1波長板 16、17、18 偏光子 31、32、33、34 光検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波平宣敬 埼玉県上福岡市大原2丁目1番15号国際 電信電話株式会社上福岡研究所内 (56)参考文献 特開 平2−196930(JP,A) 実開 平4−9913(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 4/00 - 4/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光解析すべき平行光束の光路に、4つ
    の楔型プリズムを一体化した組合わせプリズムを配置し
    て、全光束を直交座標系の4象限で4分岐し、第1の分
    岐光路には、1/4波長板と偏光子からなる左回り又は
    右回りの偏光成分を取り出すフィルタを設け、第2の分
    岐光束の光路には0°方向の偏光成分を透過する偏光子
    を設け、第3の分岐光路には、45°方向の偏光成分を
    透過する偏光子を設け、第4の分岐光路には、何も設け
    ないことにしたことを特徴とする偏光解析器。
  2. 【請求項2】前記の複合組合わせ楔型プリズムの後に、
    更に、逆形となる第2の複合組合わせ楔型プリズムを設
    けて、分岐された4つの光束が、互いに平行な光束にし
    てあることを特徴とする請求項1に記載の偏光解析器。
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