JP3103613U - 包装用袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】果物や野菜等を販売する際に使用される包装用袋であって、不要となった該包装用袋をゴミとして排出した場合にも、環境にやさしく無害である包装用袋の提供。
【解決手段】果物や野菜等の包装に用いられる包装用袋であって、包装用袋の材質として生分解性プラスチックを用いて製造し、さらには、包装用袋を網状に形成する構成を採る。
【選択図】図3
【解決手段】果物や野菜等の包装に用いられる包装用袋であって、包装用袋の材質として生分解性プラスチックを用いて製造し、さらには、包装用袋を網状に形成する構成を採る。
【選択図】図3
Description
本発明は、果物や野菜等を包装する際に用いられる包装用袋に関するものである。
果物や野菜等を販売する際には、内容物たる果物や野菜等を包装用袋に詰めて販売される。購入者はそれを持ち帰って内容物を取出すが、取出した後の包装用袋はゴミとして捨てられることとなる。
従来、包装用袋の一般的な材質としてビニールが用いられており、ゴミとして該包装用袋を排出することは環境にとって有害である。すなわち、ビニール製品を焼却処分すれば、ダイオキシンの発生による大気汚染が問題となり、焼却せずにそのまま土壌中に埋めてしまえば、分解に長期間を要し土壌汚染の問題が生じてしまう。だからと言って、果物や野菜等の販売において、強制的に包装用袋を使用しないで販売を行わせるにも、種々の問題を生じてしまう。
上記問題点に鑑み、本考案は、果物や野菜等を販売する際に包装用袋を使用した場合にも、環境にやさしい無害の包装用袋を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本考案は、果物や野菜等の包装に用いられる包装用袋であって、該包装用袋の材質として生分解性プラスチックを用いて製造したものでる。
また、本考案は、前記包装用袋が網状に形成されている構成とすることができる。
本考案にかかる包装用袋によれば、不要となった包装用袋をゴミとして排出した場合に、焼却してもダイオキシンが発生せず、大気汚染の心配はない。
また、不要となった包装用袋を土壌中に埋めたとしても、微生物の働きによって短期間で分解され、土壌を汚染する心配がなく、環境にとって無害である。
また、本考案にかかる包装用袋を網状に形成することにより、不要となった包装用袋は台所で使用する水切りネットとして再利用可能であり、さらに、かかる水切りネットとして使用した場合に、微生物の働きにより、包装用袋と生ゴミとを一緒に堆肥化できるという効果もある。
以下、本考案にかかる包装用袋を図面に基づいて説明する。
図1は、本考案にかかる包装用袋1の一の実施形態を示す斜視図である。該包装用袋1は、材質として生分解性プラスチックを用いて製造される。形状や色彩、大きさは特に限定は無く、内容物を収容するための開口部1aが設けてあれば足りるが、収容された内容物を外部から目視可能であることが望ましく、そのため、色彩については透明あるいは半透明であることが望ましい。
本考案にかかる包装用袋1の材質として使用される生分解性プラスチックとは、落ち葉等と同じように、自然界に存在する微生物の働きによって、最終的に水と二酸化炭素とに分解される、地球環境にやさしいプラスチックをいう。
さらに、本考案に使用する生分解性プラスチックは、有害重金属等を含まず、生分解性プラスチック研究会の安全基準を満たすものが材料として使用される。したがって、焼却処分した場合にもダイオキシンが発生しない。
本考案にかかる包装用袋1は上部に開口部1aを有しており、該開口部1aから内容物として果物や野菜等を挿入し、内容物が収容された状態で該開口部1aを係止具等により閉鎖させ、店頭に並べて販売される。開口部の閉鎖方法については特に限定はなく、通常使用される係止具により閉鎖したり、あるいは、粘着テープにより閉鎖することも可能である。
本考案にかかる包装用袋1に収容された内容物を購入した購入者は、該内容物を包装用袋1から取出した後、その包装用袋1をゴミとして排出することとなる。その際、焼却によるダイオキシンが発生しないことから、燃えるゴミとして出して焼却処分してもよく、また、生分解性プラスチックの特性から、不燃ゴミとして出して土壌中に埋めてもよい。すなわち、いずれの処理を行う場合であっても、環境にやさしく無害である。
図2は、本考案にかかる包装用袋2の他の実施形態を示す斜視図である。該包装用袋2は、前記同様、材質として生分解性プラスチックを用いて製造される。形状や色彩、大きさは特に限定は無く、内容物を収容するための開口部2aが設けてあれば足りるが、袋自体が網状に形成されている。
袋自体が網状に形成されているため、その網の隙間から収容した内容物は容易に視認することができる。
尚、本考案にかかる網状の包装用袋2は、前記同様、上部に開口部2aを有しており、該開口部2aから内容物として果物や野菜等を挿入し、内容物が収容された状態で該開口部2aを係止具等により閉鎖させ、店頭に並べて販売される。開口部2aの閉鎖方法については特に限定はなく、通常使用される係止具により閉鎖したり、あるいは、粘着テープにより閉鎖することも可能である。
本考案にかかる網状の包装用袋2に収容された内容物を購入した購入者は、前記同様、該内容物を包装用袋2から取出した後、その包装用袋2をゴミとして排出することとなる。その際、焼却によるダイオキシンが発生しないことから、燃えるゴミとして出して焼却処分してもよく、また、生分解性プラスチックの特性から、不燃ゴミとして出して土壌中に埋めてもよい。すなわち、いずれの処理を行う場合であっても、環境にやさしく無害である。
また、包装用袋2を網状にすることにより、不要となった包装用袋2をそのままゴミとして排出するのではなく、台所において使用する水切りネットとして再利用することも可能である。すなわち、網状であるため水切れが良く、また、伸縮性もあるため排水口や三角コーナー等にきれいに収めることが可能である。
不要となった網状の包装用袋2を水切りネットとして使用した場合、使用後は通常ネット内に生ゴミが溜まることとなるが、本考案にかかる包装用袋は材質として生分解性プラスチックを使用していることから、微生物の働きにより、該包装用袋2と生ゴミとを一緒に堆肥化させることが可能となる。このことは、環境問題の改善が叫ばれている昨今において、排出されるゴミの量を削減することにもつながり、また、生ゴミの堆肥化において包装用袋2と生ゴミとを分別する必要はなくなり、作業効率の改善にも有益である。
図3は、本考案にかかる網状の包装用袋2の使用状態の一例を示す斜視図である。網状の包装用袋2の上部に設けられた開口部2aから内容物4として果物や野菜等が挿入されており、内容物4が収容された状態で該開口部2aを係止具3により閉鎖して、店頭に並べて販売される。図面においては係止具3により開口部を閉鎖した状態を示しているが、閉鎖方法についてはこれに限定されるものではなく、他の形式の係止具や粘着テープにより閉鎖することも可能である。
1 包装用袋
1a 開口部
2 包装用袋
2a 開口部
3 係止具
4 内容物
1a 開口部
2 包装用袋
2a 開口部
3 係止具
4 内容物
Claims (2)
- 果物や野菜等の包装に用いられる包装用袋であって、該包装用袋の材質として生分解性プラスチックを用いて製造されていることを特徴とする包装用袋。
- 前記包装用袋が網状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装用袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004000858U JP3103613U (ja) | 2004-02-26 | 2004-02-26 | 包装用袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004000858U JP3103613U (ja) | 2004-02-26 | 2004-02-26 | 包装用袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3103613U true JP3103613U (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=43257071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004000858U Expired - Lifetime JP3103613U (ja) | 2004-02-26 | 2004-02-26 | 包装用袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3103613U (ja) |
-
2004
- 2004-02-26 JP JP2004000858U patent/JP3103613U/ja not_active Expired - Lifetime
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