JP3103422U - 銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した水栓 - Google Patents

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勝幸 田中
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株式会社クリーン・マット
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Abstract

【課題】滅菌浄化して清潔で安全な水を提供する。
【解決手段】浄水器や給水器のコックや水道の蛇口などの水栓1の吐水口2の内外周囲に銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布し、その他部位や本体カバー部3にも銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した。銀系酸化チタン抗菌コート材の主成分である酸化チタンは、太陽や蛍光灯などの光が当たると、水素や酸素と反応してOHラジカルなどの活性酸素を作り、接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を分解・除去することができ、この光触媒作用により抗菌、脱臭、防汚、浄化を行う。
【選択図】図1

Description

考案の詳細な説明
産業上の利用分野
この考案は浄水器や給水器のコックや水道の蛇口などの水栓1の吐水口2などに銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布して、酸化チタンの光触媒作用と銀の抗菌作用により化学物質や細菌などの有害物質を分解するし、細菌やウイルスの活動を阻止することにより水栓1の吐水口2を滅菌浄化して清潔で安全な水を提供することを目的とした銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した水栓に関するものである。
従来からある浄水器や給水器のコックや水道の蛇口などの水栓1は使用素材の状態やメッキ加工などが一般的であり、製品完成後に於いて必要な部位に銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布して光触媒作用により浄化する技術は存在しなかった。
考案が解決しようとする課題
浄水器や給水器のコックや水道の蛇口などの水栓1の吐水口2は露出しているため、どうしても空気中に浮遊している化学物質や汚染物質や細菌やウイルスなどと接触して汚染されるため、吐水口2から吐水される流水も汚染されることになり、安全な浄水を得る事が困難であった。
尚、塩素殺菌される水道水に於いてはこの種の問題はあまりないが、塩素自体の有害性が懸念されている今日、安全で美味しい水を得るため塩素を除去している浄水器や給水器などに於いては問題であった。
特に逆浸透膜を使った浄水器においては、逆浸透膜の孔の直径は0.0001ミクロンと極小であるためバクテリアやウイルスなどの細菌や鉄錆や鉛や塩素やトリハロメタンや環境ホルモンなどの有害物質などを完全に除去する最も安全な水であるにもかかわらず、空気中の浮遊菌などにより汚染された水栓1の吐水口2に接触することにより汚染され問題であった。
この汚染現象は水栓1の吐水口2から常時吐水しているときは少ないが、止水時間が長くなると空気中の浮遊菌などによる汚染が酷くなり問題であった。
この現象を確認するため、当社では逆浸透膜を使った浄水器において実験を行った、その一例を示す。
(イ)環境条件は温度は5℃から12℃で湿度は50%から60%の室内において10日間水栓1を止水した状態での実験。
(ロ)試験方法は水に浸した30mm×30mmの角綿をオートクレーブで滅菌後、水栓1の吐水口2周囲を拭き取り、シャーレに角綿の水分を絞り出し、標準寒天培地を加え、混釈した後35℃で48時間培養した。
(ハ)生菌数は288個であった。
尚、水栓1や吐水口2に抗菌素材を使う場合もあるが、素材からの加工であり技術的、コスト的問題もあるし、必要や用途に応じたフレキシブルな対応が困難であったし、光触媒作用のように付着した有機物を酸化分解・除去する効能が無いため滅菌力などの問題があった。
また、酸化チタンだけの光触媒作用に於いては太陽や蛍光灯などの光が当たる場所のみに限定して抗菌、脱臭、防汚、浄化に有効に作用するため、光が当たらない場所や部位では有効性がなく問題であった。
課題を解決するための手段
本考案は、これらの課題を解決するためのもので、いまその構成を図面により説明すれば、
(イ)浄水器や給水器のコックや水道の蛇口などの水栓1の吐水口2の内側や外部周囲に水溶性の銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した水栓。
(ロ)銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布していない水栓で構成した浄水器や給水器のコックや水道の蛇口などの水栓1を水溶性の銀系酸化チタン抗菌コート剤で塗布した水栓1の構成。
(ハ)銀系酸化チタン抗菌コート剤を定期的に水栓1に塗布して効能を再生持続させる水栓1の構成。
(ニ)浄水器や給水器のコックや水道の蛇口などの水栓1の内外周囲に銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布すると共に、その他の部位や本体カバー部3にも銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した水栓。
(ホ)銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布していない浄水器や給水器のコックや水道の蛇口などの水栓1やその他の部位や本体カバー部3にも水溶性の銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した構成。
(ヘ)銀系酸化チタン抗菌コート剤を定期的に水栓1やその他の部位や本体カバー部3にも水溶性の銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布して効能を再生持続させる構成。
作用
次に、本考案の作用を述べると、
(イ)銀系酸化チタン抗菌コート材の主成分である酸化チタンは、太陽や蛍光灯などの光が当たると、水素や酸素と反応してOHラジカルなどの活性酸素を作ります。この活性酸素は非常に大きなエネルギーを持っており、接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を分解・除去することができ、この光触媒作用により抗菌、脱臭、防汚、浄化を行う。
(ロ)銀系酸化チタン抗菌コート材に含まれている銀イオンは細菌内の酵素やDNAと反応しますので、太陽や蛍光灯の光が当たらない場所でもその細菌等の機能を失わせ繁殖をできなくする作用がある。
(ハ)以上の酸化チタンと銀イオンの相乗作用により、室内など環境において浄水器や給水器のコックや水道の蛇口などの水栓1やその他の部位や本体カバー部3などの抗菌や防汚作用や周囲の大気浄化や脱臭作用や吐水の浄水作用を有効化するものである。
(ニ)銀系酸化チタン抗菌コート材でコーティングされていない浄水器や給水器のコックや水道の蛇口などの水栓1や本体カバー部3に於いても、水溶性の銀系酸化チタン抗菌コート剤をミスト状にして塗布すれば、抗菌や防汚作用や周囲の大気浄化や脱臭や吐水の浄水に有効に作用する。
具体実施例を述べる、
(イ)銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した水栓は逆浸透膜方式の浄水器や各種浄水器や給水器に適応する。
(ロ)銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した水栓はポットや急須や吸呑器などの飲料容器にも適応する。
(ハ)銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した水栓はストローなどの飲料備品にも適応する。
(ニ)銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した水栓は蒸留水タンクや飲料水タンクなどの浄水用機器にも適応する。
発明の効果
この効果を認証するため、逆浸透膜を使った浄水器で銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した水栓1の吐水口2へ付着した生菌数を調査した。
(イ)環境条件は温度は5℃から12℃で湿度は50%から60%の室内において10日間止水した状態での実験値。
(ロ)試験方法は水に浸した30mm×30mmの角綿をオートクレーブで滅菌後、水栓1の吐水口2周囲を拭き取り、シャーレに角綿の水分を絞り出し、標準寒天培地を加え、混釈した後35℃で48時間培養した。
(ハ)生菌数は9個であった。
前記に述べたように銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布していない水栓1に付着した生菌数は288個であったため、銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した場合の生菌付着率は約3%と少なく大変有効であった。
上述した効果に示すように銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した水栓1は滅菌効果があり、浄水器を長期間止水していても安全な水を得ることができますし、病院などでの院内感染防止や食品加工場や厨房などでの食中毒防止や幼児への安全な授乳などに有効作用するものでありますし、水栓1以外の本体カバー部3にも銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布することにより周辺の大気浄化や脱臭や抗菌や防汚などの環境浄化を促進するものでありますし、急須や水呑器などの身近な容器についての安全性向上にも貢献しますし、且つ本銀系酸化チタン抗菌コート剤は水溶性であるため必要な部位に容易にコーティングすることが可能で多岐な用途に活用でき、清潔で安全で健康で明るく楽しい社会づくりに大きく貢献するものであります。
本考案の銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した水栓の一例を示す浄水器の斜視図 本考案の銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した水栓の一例を示す一部断面図
符号の説明
1は水栓
2は吐水口
3は本体カバー部

Claims (2)

  1. 浄水器や給水器のコックや水道の蛇口などの水栓1の吐水口2に銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布したことを特徴とした銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した水栓。
  2. 浄水器や給水器のコックや水道の蛇口などの水栓1に銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布すると共に、その他の部位や本体カバー部3にも銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布したことを特徴とした請求項1の銀系酸化チタン抗菌コート剤を塗布した水栓。
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