JP3102456U - 携帯用袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】袋の開口部を巾着状に閉じて持ち運ぶ際に、宣伝広告部を表面に設けた補強板を開口部に有するため、該宣伝広告部を平坦に保って持ち運ぶことができる。
【解決手段】 合成樹脂フイルムにより形成した柔軟な袋体の上部に形成した開口部を設け、該袋体の上端を内側に折り返して前記開口部の内側に沿って設けた挿通孔内に、表面に宣伝広告部を設けた補強板を取付けてある。袋体の少なくとも補強板が内部に位置する部分を透明または半透明に形成し、前記袋体の肩掛用と開口部の開閉用と袋体の手提用を兼ねた少なくとも1以上の紐片を該開口部に沿って具えてある。
【選択図】図1

Description

本考案は、柔軟な合成樹脂フイルムにより形成した携帯用袋の改良に関する。
従来から買物をした商品や、持ち運び可能な品物を収容するのに丈夫で水濡れに強い合成樹脂材で形成した手提げ袋が多く使用されているが、この袋には、手持ち型、ナップザック型またはリュックサック型など多種多様なものがある。
手持ち型の袋は、開口部が広く開くため品物の収納に便利であるが、持ち運び中や床上に置いた場合に、袋内の品物が外部から覗かれたり、テーブルなどの上に寝かせて置いた時に袋内の品物が開口部からこぼれ落ちるおそれがあって不便である。また、前記袋を床上に置いたときや寝かせた時に、袋内を外部から覗かれたり開口部から品物がこぼれ落ちるのを防ぐため、運搬時に開口部を巾着状に締着して閉口するナップザック型またはリュックサック型などの包装袋が広く一般に使用されている。
袋の開口部を巾着状に締着して閉口する従来の包装袋61は、図15に示すごとく、柔軟で変形可能な合成樹脂フイルムにより形成した袋体62の上部に位置する開口部63の周縁に挿通孔を形成し、該挿通孔の両端部分に設けた紐孔64から紐65をそれぞれ反対方向に引き出し、それぞれの紐の端部を結んで輪状に形成して手提げようにしてある。この開口部63を閉口させる場合は、前記開口部の挿通孔内に挿通した紐65をそれぞれ反対方向に引き出すことにより、開口部の周縁部分に多数の縦じわ(いわゆる巾着状態)を形成しながら締着して閉口するものが知られている(特許文献1、2)。
特開平7−303510号公報 特開平10−272008号公報
しかし、包装袋61の開口部63を閉口する際、開口部を巾着状に締着するため、閉口したときに開口部に多数の縦じわができて外観上見栄えが良くなかった。また、袋体62の開口部付近の表面に印刷した宣伝広告は、該袋の開口部に縦じわが生じて宣伝広告部分を見えにくくなる欠点があった。さらに、開口部63の開閉を繰り返す経年変化によって袋の表面に設けた印刷部分が薄くなったり剥がれて消えたりまだらになって汚らしくなって宣伝効果が薄れる等の問題点を有していた。
本考案が解決しようとする課題は、巾着状に閉口した柔軟な袋体の開口部が閉じたときでも、宣伝広告部に皺が生じないように平面状態を保って宣伝効果を高め、この宣伝広告部の印刷表示部分が薄くなったり剥がれたりするのを防止するものである。
請求項1の考案は、合成樹脂フイルムにより形成した柔軟な袋体の下方に位置する折曲部分に底面部をなすマチ部を設け、該袋体の上端を内側に折り返して開口部を設けると共に、該開口部の内側に設けた挿通孔の一端内に宣伝広告部を表面に設けた補強板を取付け、該袋体の少なくとも前記補強板が裏面に位置する部分に透明または半透明の透明窓部2aを形成し、前記袋体の肩掛用と開口部の開閉用と袋体の手提用を兼ねた少なくとも1本以上の紐片を前記挿通孔内に挿通して輪状に連結してなることを特徴とする。
したがって、袋体の開口部の内側に宣伝広告部を表面に設けた補強板を取付けたことにより、該補強板を有した開口部の一部に縦じわが生じないので開口部をきれいに閉口でき、袋体の開口部が閉口しても宣伝広告部に皺が出来ない。また、袋体の表面に位置すると透明窓部の内側に宣伝広告部が位置するので、該宣伝広告部の表面が風雨にさらされない構成のため、該宣伝広告部の印刷部分が薄くなったり剥がれたりして見えなくなるのを防止できる。さらに、開口部の一部分が巾着状に閉じて補強板を有する部分が平面であるため、補強板を有する部分がアクセントとなり袋体の見栄えを良くする作用を有する。
請求項2の考案は、合成樹脂フイルムを折り重ねた表面部と裏面部の下方に位置する折曲部分に底面部をなすマチ部を設け、前記表面部と裏面部の両側を連結して上方に開口部を有した柔軟な袋体を形成し、該開口部の内側に前記表裏両面部の上端を内側に折り返して袋状に設けた挿通孔内に表面を無模様にした補強板を取付け、前記袋体の少なくとも前記補強板が裏面に位置する部分の表面に直接宣伝広告部を形成し、前記袋体の肩掛用と開口部の開閉用を兼ねて前記挿通孔内に挿通させた紐片の両端を前記マチ部の一端に設けた輪環に通して輪状に連結し、前記開口部の一端に位置させた補強板部分を除いた開口部を巾着状に締着可能に形成してなることを特徴とする。
したがって、袋体の少なくとも前記補強板を裏面に位置する表面部分に宣伝広告部を設けてあるので、該袋体の開口部を閉口させても該宣伝広告部が縦じわ等を生じないため見えなくなるのを防止できる。
請求項3の考案は、合成樹脂フイルムを折り重ねた表面部と裏面部の下方の折曲部分に底面部をなすマチ部を設け、該表面部と裏面部の両側を連結して上方に開口部を有した柔軟な袋体を形成し、該開口部の内側に前記表裏両面部の上端を夫々内側に折り返して袋状に形成した挿通孔内の中央に宣伝広告部を表面に設けた補強板を取付け、前記袋体の少なくとも補強板が裏面に位置する部分に透明または半透明の透明窓部を形成し、前記袋体の肩掛用と開口部の開閉用を兼ねて前記挿通孔の両端から引き出した紐片の端部を前記マチ部の両端に設けた輪環に挿通して輪状に連結し、前記開口部の中央部分に位置した補強板部分を除いた開口部を巾着状に締着可能に形成してなることを特徴とする。
したがって、袋体の開口部の内側中央に宣伝広告部を表面に設けた補強板を位置させたことにより、開口部を巾着状に閉口しても、袋体の中央に設けた透明窓部の内側に位置する宣伝広告部が剥がれたり消えたりするのを防止でき、また、補強板が位置する中央部分を除く左右両側を巾着状に閉じるため閉口時における袋体の左右バランスが良く、開口部の見栄えのよい袋体を得ることができる。
請求項4の考案は、合成樹脂材フイルムを折り重ねた表面部と裏面部の下方の折曲部分に底面部をなすマチ部を形成し、前記表裏両面部の両側を連結して上方に開口部を有した柔軟な袋体を形成し、前記表裏両面部の開口部の上縁を内側に折り返して形成した覆面部と表裏両面部との間に宣伝広告部を表面に設けた補強板を収容し、該袋体の少なくとも前記補強板が裏面に位置する部分に透明または半透明の透明窓部を形成し、前記表裏両面部と補強板と覆面部とを貫通する複数の吊下孔及び紐孔をそれぞれ設け、該吊下孔及び紐孔に袋体の手提用と開口部の開閉用を兼ねる紐片を挿通して両端を結んで輪状に連結し、袋体を吊下げることにより前記開口部を互いに接合させるようにして閉口させることを特徴とする。
したがって、袋体の開口部の内側にやや長い補強板を設けたことにより、該補強板の表面に設けた宣伝広告部が袋体の表面に設けた透明窓部の内側に位置するため、経年変化によって剥がれたり消えたりするのを防止することができ、また、紐片を持って袋体を吊下げたときに、該袋体内に収容した商品の自重で紐片が緊張して袋体の両側を内側に引き込んで折曲げることにより、開口部周縁に縦じわが生じることなく綺麗に閉口させることができる。
本考案の携帯用袋は、袋体の上部に設けた開口部の内部に挿通孔を設け、この挿通孔内に表面に宣伝広告部を設けた補強板を収容して取付けてあるため、柔軟な袋体の開口部を巾着状に締着すると皺ができるが、補強部を具えた開口部に皺ができないので該宣伝広告部が見えにくくなることがない。また、補強板の表面は透明または半透明の透明窓部を有する袋体で覆われており、風雨にさらされないので長期間広告機能を有する。この袋体の表面は透明窓部以外は自由に装飾できるのでデザイン表現を拡大でき、さらに、量産された既成のフイルム製袋体に印刷加工することなく補強版の表面に設ける宣伝広告部を変更することにより、この補強板を変えるだけで比較的安価に宣伝広告機能を有して多種類で少量の携帯用袋の製造に適する利点を有するものである。
本考案の第1の実施形態である第1包装袋を図面により説明すると、図1は全体をショルダー型に形成した第1の袋の正面図、図2は開口部の要部拡大断面図、図3は開口部を閉じた状態の正面図、図4は補強板の表面に設けた宣伝広告部を示す要部拡大説明図、図5は袋体の表面に宣伝広告部を設けた状態の要部拡大説明図である。ショルダー型袋(以下第1袋という)1は、合成樹脂フイルム、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニルなどで形成した袋体2と、該袋体の上端に設けた開口部8の上端を内側に折り曲げて内部に設けた袋状の挿通孔10の内部に収容して該挿通孔内の所定個所に取り付け、表面に各種の宣伝文句や図形などを印刷して宣伝広告部14を設けた補強部13と、前記袋体2の開口部8の開閉用及び該袋体の肩掛用の紐片16とで構成してある。
前記袋体2は、略方形に形成したフイルムからなる表面部3と裏面部4を折り重ねて下方の折返部分にマチ部6を設け、該マチ部の一端に前記紐片16を挿通させる輪環7を取付け、前記表面部3および裏面部4の両側部分をヒート加工や接着剤等により連結して袋状に形成して上方に開口部8を設けてある。
図2において、袋体の開口部8を形成する前記表面部3と裏面部4の上端をそれぞれ内側に折り返して内部に袋状の挿通孔10、10を設けてあり、該挿通孔の両端部分には紐片16を出し入れする紐孔11a,11bを設けてある。
前記補強板13は、合成樹脂板または厚紙、好ましくは材料費の安価なダンボール材により形成することができ、前記開口部8の口径の約四分の一から約二分の一の長さ、好ましくは約三分の一の長さに形成してある。この補強板13は前記挿通孔10の内部に収容させて表面部3および裏面部4の一端部にそれぞれ裏面を接着固定し、該補強板を内部に位置させて設けることにより開口部の部分に巾着状の縦じわが生じるのを防いでいる。この場合、表裏両面部の挿通孔10、10内に収容して固定した補強部13は、互いに重なるように位置させてある。
図4に示す如く、前記補強板13の表面に各種の宣伝文句や広告文さらには図形などを印刷して形成した宣伝広告部14を設けてあり、前記袋体2の表裏両面部3、4の表面であって少なくとも補強板13が裏面に位置する部分には、透明または半透明の透明窓部2aをそれぞれ形成してある。この透明窓部2aの周囲には各種のデザインを施したり、独特の柄の装飾を施した枠部を設けることができるためデザイン装飾の範囲を拡大することができる。
袋体2の表裏両面部3、4の内部に設けた挿通孔10内の一端に前記補強板13を位置させてあるので、袋体2の開口部8を図3に示すように閉口させると該開口部8の大部分は巾着状に閉口するが、補強板13を内部に具えた開口部には縦じわが生じないで平坦のままである。そのため、補強板の表面に設けた広告宣伝部14は袋体の透明窓部2aを通してよく見え、宣伝広告の作用が低下することはない。
補強板13の表面に設けた宣伝広告部14は、袋体2の開口部8を閉口させた場合に装飾デザインのアクセントになり、袋体全体の見栄えを良くすることができる。即ち、袋体の閉口時に、挿通孔内に固定した補強板13と略合致する個所の袋体の表面に設けた透明窓部2aの部分に縦じわが生じないので、広告宣伝部14が見え難くなることはない。また、宣伝広告部14は袋体2の表面に直接印刷してないので、宣伝広告部14を折り曲げたり、さらに、長年風雨にさらされて文字が剥がれたり、一部が消えてまだらになるのを防ぎ、長期間有効に宣伝広告機能を有するものである。
紐片16は、図1に示すごとく、開口部8の内部に設けた挿通孔10の内部の一端に取付けた補強板13と反対側の紐孔11aから挿通孔10内に挿入して他端の紐孔11bから引き出し、さらに裏面部4の紐孔11bから挿通孔内に挿入して他端の紐孔11aから引き出して開口部の周縁に設けた挿通孔10内に紐片16を挿通してある。さらに、該紐片の一端を前記袋体2の下端に位置するマチ部6の一端に設けた輪環7に挿通し、該紐片の両端を結んで輪状に形成してある。紐片16の長さは、袋体2を広げたときに、開口部周縁に環回させて紐孔11a,11bから露出した部分と、該紐孔11aからマチ部6の輪環7に挿通した部分とが引っ張られない程度の長さにしてある。この紐片16の長さが長すぎると、肩に掛けたとき袋体は下方に位置して歩行が不便であり、紐片が短すぎると窮屈になり見栄えは良くない。
第1の袋1の作用について説明すると、この袋体2の開口部8を閉口させる場合、補強板13が一端に位置する開口部の他端に設けた紐孔11aから引き出した紐片16は、補強板13を内部に有しない開口部8の部分は巾着状に縮まり、該縮まり部分の先端が補強板13に当接しても、該補強板13は表面部3及び裏面部4の裏面の所定個所に固着しているため、該補強板3を具えた開口部8は平坦のままで閉口する。
袋体2の開口部が巾着状に閉口しても、補強板13を具えた部分は平坦であるから表面に宣伝広告部14を設けた補強板13はおしゃれなアクセントとなって、見た目もきれいで見栄えはよい。その結果、袋体2の透明窓部2aを通して補強板13の表面に設けた宣伝広告部14にしわなどによってゆがんだり、見え難くなったりしないので宣伝効果を劣化させない作用を有している。
袋体2の開口部8を開口させるには、開口部8の殆どの部分は巾着状に締着されているが補強板13を内部に具えた部分は平坦に維持されているため、補強板の間に指を入れて開口部を容易に押し広げて袋体内部の品物を簡単に取りだすことができる。また、補強板13の宣伝広告部14は、開口部8の開閉にかかわらず平面を保っているので、袋体の表面に設けた透明窓部2aを通して袋体の外部から明瞭に見ることができ、宣伝広告機能を向上させる作用を有する。また、前記補強板13は、その表面を袋体でカバーされているため,該印刷部分が風雨にさらされたり、印刷部分の表面を直接こすることがないので印刷文字が消えにくく、宣伝広告部の広告機能を長期間保つことができる。
袋体2の表面が雨水で濡れても補強板13は挿通孔10の内部、即ち、袋体2の内側に位置しているので濡れることがなくダンボール材などの安価な材料も使用してコストダウンを図ることができる。また、補強板の表面に印刷して設けた宣伝広告部14は,袋体の開口部8の開閉時に皺などが生じないので折れ曲がることがないため印刷部の表面がこすれて薄くなったり剥れたりするのを防止できる。
第2の実施形態である第2の袋の実施例を図面により説明すると、図6は全体をナップザック型に形成した携帯袋の正面図、図7は開口部を一部破断した平面図、図8は開口部を閉じた状態の正面図である。ナップザック型袋(以下第2の袋という)21は、合成樹脂フイルム、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルまたはポリ塩化ビニルなどにより形成した袋体22と、該袋体の開口部28の一部分に取付ける折れ曲がりやしわを防止して表面に宣伝広告部33を設けた補強板32と、前記袋体の上端に設けた開口部の内側に挿通孔29を形成して該開口部の開閉および該袋体の肩掛を兼ねる複数の紐片35とで構成されている。
図6において、前記袋体22は略方形に形成したフイルムを折り重ねて表面部23と裏面部24の両側部分をヒート加工、接着剤等により接着して袋状に形成し、該表裏両面部の下方の折返部分にマチ部25を形成した袋体の上端に開口部28を形成し、前記マチ部25の両端に紐片を挿通して掛止させる輪環26、26を夫々取付けてある。
この開口部28の内側には、表面部23と裏面部24の上端をそれぞれ内側に折り返して袋状をした挿通孔29を設け、該挿通孔の両端に前記紐片35a,35bを夫々反対側から挿入させるための紐孔30a、30b、30c、30dを設けてあり、該紐孔からそれぞれ引き出してある。各紐片35a,35bの端部は、前記マチ部25の両端に取り付けた輪部26、26に挿通して結んで輪状に形成してある。この紐片35a,35bの機能は、前記紐片16と同じ作用効果を有するものである。
前記補強板32は、合成樹脂材または紙材、好ましくはダンボール材により形成して該補強板の長さは前記開口部の約四分の一から約二分の一の長さ、好ましくは約三分の一の長さに形成し、開口部の内側に設けた挿通孔29内の中央部分に位置させてそれぞれ接着固定してある。
前記袋体22の開口部28を閉口させると、該開口部の両側部分は紐片35a,35bによって引っ張られて縦じわを生じながら中央方向に寄せられるが、開口部の中央部分に位置する挿通孔29内に補強板13を固定してあるため、該補強板を内部に具えた部分の開口部28に縦じわを生じないで平面のまま閉口する。したがって、補強板32の表面または袋体の表面に印刷した宣伝広告部が皺になって見えにくくなるのを防止できる。このように、補強板32が内部に位置する袋体の表面にしわが寄らないので該印刷部分の表面が直接こすられることがなくまた経年変化などにより印刷部が剥がれて消えたり、まだらになるのを防止して長期間宣伝広告する作用を有する。
前記開口部28を閉口させると、開口部の両側部分は巾着状の皺をつくりながら締付けられるが、補強板32を内部に具えた開口部28の中央部分は平面のままで開口部は閉口させられるため閉口時に開口部28のバランスがよく、袋体全体の見栄えを良くできる。この補強板32の表面には、前記第1の袋1の補強板13と同様に宣伝広告部を設けてある。この場合、袋体の外部から宣伝広告部が見えるように袋体の少なくとも該補強板32が裏面に位置する部分は透明または半透明の透明窓部22aに形成してある。
図7において、第2の袋21の開口部28は複数の紐片35a,35bを用いて開閉するもので、一方の紐片35aは、一端を表面部23の紐孔30aから挿通孔29内に挿入して他端の紐孔30bから引き出し、さらに、裏面部24の紐孔30dから挿通孔内に挿入して他端の紐孔30cから引き出してある。また、他方の紐片35bは、前記紐片35aと反対側の表面部23の紐孔30bから挿通孔内に挿入して他端の紐孔30aから引き出し、さらに裏面部24の紐孔30cから挿通孔内に挿入して他端の紐孔30dから引き出してある。各紐孔の両端から引き出した紐片35a、35bの両端は、前記袋体22の下部に設けたマチ部25の両端に設けた輪環26、26にそれぞれ挿通して、紐片35a,35bの両端を結んで輪状に形成してある(図6)。
各紐片35a、35bの長さは、袋体22の開口部28を広げたとき、開口部周縁に設けた挿通孔29に挿通させて紐孔30a,30bから露出した部分と、該紐孔からマチ部25の両端に設けた輪環26に挿通した部分とが引っ張られない長さに形成してある。紐片35a,35bが長すぎると袋体を肩に掛けたとき袋体が腰に当たって不便であり、また、紐片35a,35bが短すぎると、肩に掛けたときに窮屈になって美観が良くない。
第2の袋21の作用について説明すると、図8に示すごとく、袋体22の開口部28の開閉は、開口部28の両端から引き出ている紐片35a、35bをそれぞれ左右方向に引くと、開口部28の両端部分は巾着状の皺を生じながら引き寄せられ、中央部分に位置する補強板32を残して閉口させられるが、補強板の表面に設けた宣伝広告部33にはひだや皺ができずに平坦状のままであるから宣伝広告機能が劣化することはない。
袋体22の開口部28は、その全体が巾着状に閉口するのではなく、補強板32を内部に具えた部分を除く開口部の長さの約二分の一または約三分の二程度を巾着状に閉口させるもので、約三分の一程度の開口部は平面のままであるから閉口時の袋体全体の見た目をきれいにし、特に補強板32を内部に収容した開口部分は平面を保っておしゃれなアクセントになる利点を有する。そして、この袋体22の開口部を開口させる場合には、第1の袋1と同様に補強板32の部分は平坦に狭着するだけであるため、補強板の間の隙間に指を入れて簡単に開口部を押し広げて商品の出し入れを行うことができる。
表面に宣伝広告部33を印刷した補強板32を開口部の内部の所定位置に固定して位置させてあるので、開口部28の開閉にかかわらず宣伝広告部33は折畳まれないで平面状態を保つことができる。この補強板32の表面は袋体22でカバーされているので経年変化によって剥がれたり薄くなったりせず長期間良好に見せることができるので、宣伝広告機能を向上させて付加価値を高める作用を有する。
補強板32の表面に宣伝広告部33を設けた場合、前記第1の袋1の補強板13と同様に、袋体22の少なくとも補強板を裏面に位置させた部分は透明または半透明にすることにより、開口部の開閉にかかわらず常に宣伝広告部33を明瞭に見せることができる。さらに、袋体が雨水で濡れても補強板32が挿通孔29内に位置しているので、印刷部分が濡れて剥がれて劣化するのを防止して長期間宣伝広告することができる。
本考案の第3の実施形態である第3の袋41を図面により説明すると、図9は全体を手提げ型に形成した第3の袋の斜視図、図10は開口部の要部拡大断面図、図11は開口部を開けた状態の斜視図、図12aは開口部を閉口するときに稜線部分が折り畳まれる方向を示す要部拡大断面図、図12bは開口部が閉口したときの稜線部分の折り畳み状態の要部拡大断面図、図13は包装袋を吊下げて開口部を閉口させた状態の斜視図である。手提げ型袋(以下第3の袋という)41は、合成樹脂材フイルム、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルまたはポリ塩化ビニルなどにより形成した袋体42と、該袋体の開口部にしわの発生を防止する補強板52と、前記袋体42の開口部48を開閉すると共に、肩掛を兼ねる紐片58とにより構成されている。
図9−11に示すように、前記袋体42は略方形に形成したフイルムを折り重ねて表面部43と裏面部44を重ねて下部にひだ状に折り重ねた底面部をなすマチ部45を形成し手ある。この表面部43と裏面部44の両側部分をヒート加工、接着剤などで接続して稜線部46aを設け、上方に開口部48を設けて袋体42を形成し、該袋体42の上縁の表面部43と裏面部44を内側に折り返して覆面部49を一体に形成してある。この覆面部49と表裏両面部43、44の間に補強板52を介在させてあるため、開口部48が折れ曲がったり、しわが寄って変形するのを防いでいる。この開口部48の折畳側面46bと補強板52を内臓した表裏面部と覆面部との重合部分には、前記紐片58を挿通させる複数の吊下孔55と紐孔56を一定間隔毎に同一直線上に設けてある。吊下孔55は表裏両面部43、44の上方中央部分に、また、紐孔56は吊下孔55の外側にそれぞれ設けてある。
図10に示す如く、前記紐片58は袋体42の手提用と開口部48の開閉用を兼ねるもので、該紐片の先端を前記表面部43の表側から一方の吊下孔55内に挿入し、隣接する折畳側面46bに設けた一方の紐孔56の裏側から表側に引き出し、他方の紐孔56の表側から裏側に挿入し、さらに、裏面部44の一方の吊下孔55の裏側から表側に引き出し、他方の吊下孔55の表側から裏側に挿入し、ついで、隣接する折畳側面46bに設けた一方の紐孔56の裏側から表側に引き出し、他方の紐孔56の表側から裏側に装入し、隣接する表面部43に設けた他方の吊下孔56から表側に引き出し、該紐片58の端部を結んで輪状に連結してある。紐片58の長さは、袋体42の開口部を広げた際の開口部48の周縁とほぼ同じ長さに形成してあるが、必要に応じて自由に長さの調整ができる。
前記補強板52は、前記第1、2の袋1、21の補強板13、32と同様に合成樹脂材または紙材、好ましくはダンボール材で形成してあり、該補強板の長さは前記開口部48の約半分の長さに形成し、開口部の内側に設けた覆面部49と表裏両面部43、44の内部中央に位置させて、該補強板に設けた吊下孔55に挿通させた紐片58により袋体42を支持している。この補強板52は覆面部49と表裏両面部43、44との間に位置させてあるため、袋体42が雨水で濡れても該補強板の表面に設けた宣伝広告部53が濡れて剥がれたり劣化するのを防止できる。
この補強板52の表面に設けた宣伝広告部53が、袋体の外部から見えるように袋体の少なくとも補強板が裏面に位置する部分は透明または半透明の透明窓部を形成してある。前記第1、2の袋1、21と同様に袋体の表面に直接宣伝広告部を設けても、該透明窓部22aの裏面に補強板を具えてあるので、該宣伝広告部が皺になったりしないのでよく見え,その上、良好なデザインを構成して宣伝広告作用が劣化することはない。
第3の袋41の作用について説明すると、合成樹脂フィルムで形成した袋体42の下方にひだ状に折り重ねて底面部をなすマチ部45を形成することにより、嵩張る品物も容易に収納できて便利である。次いで、袋体42の開口部48を閉口させる場合、表裏両面部43、44の吊下孔55から引き出して輪状に連結した紐片58を持ち上げると、図12に示す如く、袋体42内に収容した商品の自重によって表面部に設けた吊下孔55bと裏面部に設けた吊下孔55aに挿通した紐片58が引張されて直線状になって紐孔56の内側から外側に挿通した紐片58a部分によって稜線46aが内側にV字状に引込められて折り畳まれる。この稜線部分の両側は補強板52の両端から内側に引き寄せられて折り畳める。このとき、袋体42を吊り上げる吊下孔55は補強板52によって補強されているので開口部48が折れ曲がったり、しわができることなく持ち上げることができる。
輪状に形成した紐片58を持ち上げて袋体42を吊下げると、図13に示す如く、緊張された紐片58によって表面部43と裏面部44の上端部分を互いに中央方向に引き寄せて当接することによりきれいに閉口させることができる。
前記したように、開口部48の表裏両面部の内部に補強板52を設けたことにより、開口部48を開閉するとき、補強板52の表面に設けた宣伝広告部53にしわができないので、印刷部が経年変化によって剥がれたり薄くなったりせず、長期間宣伝広告をすることができて付加価値を高める作用を有する。
この宣伝広告部53を袋体42の表面でなく、補強板52の表面に設けた場合の効果は前記第1、2の袋1、21と同様に、袋体の該当部分を透明または半透明の透明窓部42aに形成してあるので、開口部の開閉にかかわらず宣伝広告部53を明瞭に見せることができる。また、袋体42が雨水に濡れても補強板52は袋体の内部に位置しているので宣伝広告部53が濡れて剥がれたり劣化するのを防止でき、長期間宣伝広告を行うことができる。
図14において、第3の袋41の携帯中は、袋体の内部に収容した品物の自重により開口部48が閉口し、内部の品物が外部から覗かれたり、袋体42を置いたときに品物がこぼれ落ちるのを防止できる。また、紐片58を補強板52に挿通して袋体42を持ち運ぶ際に開口部48周縁の袋体42にかかる負荷を軽減し、運搬中に開口部付近の袋体が破れたり、裂けたりするのを防ぐことができる。
第1の袋の正面図である。 開口部の要部拡大断面図である。 開口部を閉じた状態を示す正面図である。 補強板の表面に宣伝広告部を設けた状態を示す要部拡大説明図である。 袋体の表面に宣伝広告部を設けた状態を示す要部拡大説明図である。 第2の袋の正面図である。 開口部を一部破断した平面図である。 開口部を閉じた状態の正面図である。 第3の袋の斜視図である。 開口部の要部拡大断面図である。 開口部を開けた状態の斜視図である。 開口部を閉じた時の稜線部の折り畳み状態を示す要部拡大断面図である。 開口部を閉じた時の稜線部の折り畳み状態を示す要部拡大断面図である。 開口部を閉じた状態を示す斜視図である。 開口部を巾着状に締着した状態を示す従来の包装袋の斜視図である。
符号の説明
1 第1の袋
2 袋体
2a 透明窓部
3 表面部
4 裏面部
6 マチ部
7 輪環
8 開口部
10 挿通孔
11 紐孔
13 補強板
13a 補強板
14 宣伝広告部
14a 宣伝広告部
16 紐片
21 第2の袋
22 袋体
22a 透明窓部
23 表面部
24 裏面部
25 マチ部
26 輪環
28 開口部
29 挿通孔
30 紐孔
32 補強板
33 宣伝広告部
35 紐片
41 第3の袋
42 袋体
42a 透明窓部
43 表面部
44 裏面部
45 底面部
48 開口部
49 覆面部
52 補強板
53 宣伝広告部
58 紐片

Claims (4)

  1. 合成樹脂フイルムにより形成した柔軟な袋体の下方に位置する折曲部分に底面部をなすマチ部を設け、該袋体の上端を内側に折り返して開口部を設けると共に、該開口部の内側に設けた挿通孔内の一端に宣伝広告部を表面に設けた補強板を取付け、該袋体の少なくとも前記補強板が裏面に位置する部分に透明または半透明の透明窓部を形成し、前記袋体の肩掛用と開口部の開閉用と袋体の手提用を兼ねた紐片を前記挿通孔内に挿通して輪状に連結しなることを特徴とする携帯用袋。
  2. 合成樹脂フイルムを折り重ねた表面部と裏面部の下方に位置する折曲部分に底面部をなすマチ部を設け、前記表面部と裏面部の両側を連結して上方に開口部を有した柔軟な袋体を形成し、該開口部の内側に前記表裏両面部の上端を内側に折り返して袋状に設けた挿通孔内に補強板を取付け、前記袋体の少なくとも前記補強板が裏面に位置する部分に宣伝広告部を形成し、前記袋体の肩掛用と開口部の開閉用を兼ねて前記挿通孔内に挿通させた紐片の両端を前記マチ部の一端に設けた輪環に通して輪状に連結し、前記開口部の一端に位置させた補強板部分を除いた開口部を巾着状に締着可能に形成してなることを特徴とする携帯用袋。
  3. 合成樹脂フイルムを折り重ねた表面部と裏面部の下方の折曲部分に底面部をなすマチ部を設け、該表面部と裏面部の両側を連結して上方に開口部を有した柔軟な袋体を形成し、該開口部の内側に前記表裏両面部の上端を夫々内側に折り返して袋状に形成した挿通孔内の中央に宣伝広告部を表面に設けた補強板を取付け、前記袋体の少なくとも該補強板が裏面に位置する部分に透明または半透明の透明窓部を形成し、前記袋体の肩掛用と開口部の開閉用を兼ねて前記挿通孔の両端から引き出した紐片の端部を前記マチ部の両端に設けた輪環に挿通して輪状に連結し、前記開口部の補強板部分を除いた開口部を巾着状に締着可能に形成してなることを特徴とする携帯用袋。
  4. 合成樹脂材フイルムを折り重ねた表面部と裏面部の下方の折曲部分に底面部をなすマチ部を形成し、前記表裏両面部の両側を連結して上方に開口部を有した柔軟な袋体を形成し、前記表裏両面部の開口部の上縁を内側に折り返して形成した覆面部と表裏両面部との間に宣伝広告部を表面に設けた補強板を収容し、該袋体の少なくとも前記補強板が裏面に位置する部分に透明または半透明の透明窓部を形成し、前記表裏両面部と補強板と覆面部とを貫通する複数の吊下孔及び紐孔をそれぞれ設け、該吊下孔及び紐孔に袋体の手提用と開口部の開閉用を兼ねる紐片を挿通して両端を結んで輪状に連結し、袋体を吊下げることにより前記開口部を互いに接合して閉口させるようにしてなることを特徴とする携帯用袋。
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