JP3101674B2 - Cad情報を用いた3次元認識手法及び装置 - Google Patents

Cad情報を用いた3次元認識手法及び装置

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良臣 宗澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動化され
た生産ラインの組立用ロボットを制御するコンピュータ
によって、対象となる物体を3次元的に認識する手法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生産コストを削減し、安全性を高めるた
め、加工又は組立の生産ラインについてはロボットを用
いた大幅な自動化が図られるようになってきている。い
わゆるCAMは、予め作成したCAD情報、例えばCA
Dデータに基づいてロボットを制御しながら、所定の材
料を研削、切断といった加工工程において広く見られる
ところであるが、こうした加工品をアセンブルする組立
工程では、ロボットを制御するコンピュータに被対象物
を3次元的に認識させなければならないため、今だ自動
化が完全には達成されていない。しかしながら、急速な
コンピュータ技術の発達の恩恵から、カメラで物体を捉
え、その画像からコンピュータが3次元的に物体を認識
してロボットを制御できるようになってきている。
【0003】従来における被対象物を3次元的に認識す
る手法は、概ね、この被対象物を捉える方向を予め定め
ておき、その方向から見た被対象物の画像データとコン
ピュータが記憶している比較物の前記方向の図形データ
とを突き合わせることによって被対象物の種類を判別す
るという手順を用いており、比較物と突き合わせる被対
象物の画像を得るために、被対象物を多角的に写すカメ
ラが必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の3次元の認識手
法は、被対象物を多角的に捉えるために、画像を得るカ
メラを複数台用意するか、1台のカメラを物体に対して
方向を変える装置が必要となり、生産ラインの自動化の
コストを引き上げる要因となっていた。しかも、多品種
少量生産を目指した生産ラインでは、外観が類似した物
体も少なくなく、このような従来の手法では認識を誤る
虞があった。
【0005】そこで、生産ラインの自動化を進めるに際
してそのコストを抑制しつつ、より正確かつ高速にロボ
ットを制御することを目標として、新たな3次元認識手
法を開発することとした。
【0006】
【課題を解決するための手段】検討の結果開発したもの
が、複数の対象物の各CAD情報からこれら対象物それ
ぞれを所定方向の直交面に投影した各2次元図形を導い
て、この2次元図形の重心、輪郭線、該輪郭線上に配列
した各点における輪郭線との法線方向、重心から輪郭線
上に配列した各点までの距離等のCAD図形特徴量を算
出し、カメラが所定方向から捉えた特定の対象物(以
下、特定物と称する)から得られる2次元画像における
前記CAD図形特徴量と同様のカメラ図形特徴量を算出
して、CAD図形特徴量とカメラ図形特徴量とを比較し
て、カメラが捉えた特定物の種類、姿勢等を判別するC
AD情報を用いた3次元認識手法である。
【0007】CAD情報は3次元CADデータが好まし
いが、場合によっては三面図を構成する2次元CADデ
ータからまず3次元CADデータを起こし、その3次元
CADデータを利用するようにしてもよい。CADデー
タのファイル形式は、特定するものではないが、汎用性
を考慮すれば、DXF形式が好ましい。
【0008】まず、CADデータからなる対象物の3次
元図形を任意の視点から見た2次元図形に変換する。一
般に、3次元物体は重力下で安定する姿勢(以下、安定
姿勢と呼ぶ)をとるため、固定したカメラが捉える特定
物の画像データは、この安定姿勢にある特定物に限られ
る。なお、水平回転の角度は、位相差として計算時にオ
フセット扱いすればよい。3次元図形を変換して得る2
次元図形は、カメラが捉える前記画像データの種類のみ
について作成すればよい。任意の視点から見た3次元図
形は、特定物に対応する対象物のCADデータについ
て、3次元図形の中心が3次元空間の原点に重なるよう
に平行移動させた各頂点(x,y,z)を、X軸を中心とし
たRx回転(数1)、Y軸を中心としたRy回転(数2)、Z
軸を中心としたRz回転(数3)により座標(X,Y,Z)へ
移動させて得ることができる。
【0009】
【数1】
【0010】
【数2】
【0011】
【数3】
【0012】こうして回転させた3次元図形を2次元図
形に変換するには、3次元図形を投影する仮想スクリー
ンと視点Eとの距離をDとして、3次元座標(X,Y,Z)
を2次元座標(MX,MY)へと座標変換する(数4、数
5)。
【0013】
【数4】
【0014】
【数5】
【0015】本発明は、こうして得られた2次元図形を
塗りつぶして二値化し、特徴量を抽出する。まず、二値
化した2次元図形から、重心(Gx,Gy)(数6、数7)
と、輪郭線追跡処理(「画像処理」:1983,P187〜P188,尾崎
弘,谷口慶治,小川秀夫)によって輪郭線を表わす点(DX
j,DYj)(j=1,2,…,Nc)を得る。特徴量は、前記重
心や輪郭線のほかに、対象物の重心から輪郭線までの距
離(CLj、数8)、輪郭線の法線方向(Vj、数9)があ
る。
【0016】
【数6】
【0017】
【数7】
【0018】
【数8】
【0019】
【数9】
【0020】カメラから取り込んだ特定物を二値化し、
二値化された特定物の画像データの重心から輪郭線まで
の距離ILn(n=1,2,…,dr)と、上記CADデータか
ら導き出して来た対象物の重心から輪郭線までの距離C
Ljとを比較し、同一性を判断する。この場合、画像デ
ータにおけるILnとCADデータからのCLjとは、そ
の尺度とデータ数とが必ずしも一致するとは限らないの
で、尺度については比例定数K(数10)をCLjに掛け合
わせ、データ数については、ILnにおいてILnとIL
n+1との間で一次補間して連続折線に変換し、この連続
折線をNc(CLjの個数)で再分割し、MLjとして整合
を図る。
【0021】
【数10】
【0022】カメラから取り込んだ画像データと、CA
Dデータの3次元図形を任意の視点から見た2次元図形
とは、CLjの各極大値{CLj1,CLj2,…,CLjm}とM
Ljの最大値max{MLj}(1≦j≦Nc)とを一致させた際の
各点と重心との距離CLj及びMLjとの差から求められ
る一致度Pmax(数11)と、CLjの各極小値{CLk1,CL
k2,…,CLkt}とMLjの最小値min{MLj}(1≦j≦Nc)と
を一致させた際の前記同様の一致度Pmin(数11)とが共
に最小になるものが最も同一性が高いと判断でき、この
場合にカメラが捉えた特定物がどのCADデータの対象
物であるか、そしてその対象物をどの方向から見ている
かが特定できるのである。
【0023】
【数11】
【0024】本発明による特定物の認識手法は、コンピ
ュータ内にCAD情報による仮想空間を想像し、カメラ
が捉えた画像データがこの仮想空間内においてどの対象
物をどの方向から見た場合の2次元画像と一致するかを
判断するものであり、1体のCAD情報についても相当
なデータ量が必要となる。そこで、複数の対象物を識別
するには、前記データ量は対象物の数だけ増加すること
になり、現状ではリアルタイムに認識のための計算を実
行することは難しい。そのため、CAD情報からの特徴
量については、予め算出してデータベースを構築してお
くと処理が高速化できる。カメラの画像データについ
て、その尺度を変え、データ数の整合を図るのは、こう
したデータベースの使用を前提とし、計算を要するデー
タが少なくなるように配慮したものである。例えば、将
来より高速のコンピュータが出現すれば、CADデータ
からの2次元図形についても、その都度計算して比較す
ることができる。
【0025】こうして種類と方向とが認識された特定物
について、上記CAD図形特徴量のうち、(1)2次元図
形の重心から輪郭線上に配列した各点までの距離CLj
の極大値CLj1の示す点(DXj1,DYj1)とこの極大値
を除いた次の極大値CLj2の示す点(DXj2,DYj2)と
を結んだ方向の法線方向H(数12)、(2)2次元図形の重
心から輪郭線上に配列した各点までの距離CLjの極小
値CLk1の示す点(DXk1,DYk1)とこの極小値を除い
た次の極小値CLk2の示す点(DXk2,DYk2)とを結ん
だ方向H(数13)、(3)2次元図形の輪郭線上に配列した
各点における輪郭線との法線方向Vjに殆ど変化がない
点が並ぶ輪郭線部分のうち最も長いものの法線方向V
a、又は(4)2次元図形の輪郭線上に配列した各点におけ
る輪郭線との法線方向Vjの度数分布の極大値{Vb1,Vb
2,…,Vbu}を調べ、この極大値のうち約πだけずれた法
線方向の組の一方Vbw、をそれぞれの方法で認識した特
定物の把持方向とする。そして、更に前記把持方向のう
ち複数が一致する方向に平行かつ重心を通過する方向を
把持位置とし、前記把持方向がすべて異なる場合には
(4)の把持方向に平行かつ重心を通過する方向を把持位
置として判別して、ロボットハンドによる対象物の把持
方向及び位置を認識する。
【0026】
【数12】
【0027】
【数13】
【0028】特定物の認識は、概ね何らかの装置又は機
械を動かすための前提(場合によっては、認識だけで十
分な場合もある)であり、上記認識手法により、CAD
図形特徴量を利用して、例えば、認識した特定物をロボ
ットハンドによる把持方向及び把持位置を判別するので
ある。把持方向は、特定物の向きを認識するデータとし
て、そのほか特定物を一定方向に水平回転させるターン
テーブル等の制御にも利用できる。これら把持方向及び
位置は、CAD図形特徴量から導くことができるので、
予め算出しておき、上述同様の理由からデータベースを
構築しておくのが好ましい。把持方向は、算出した複数
の結果を比較して多数決を採ることで、より安定したロ
ボットハンド等による把持を実現できるようにするが、
結果が不一致の場合、CAD図形特徴量として算出した
輪郭線の法線方向Vjが、ロボットハンド等による把持
に最も適正なものとして、把持位置として決定する。
【0029】現在多用されているロボットハンドの殆ど
は、対となる指を対面的に接近、離隔させるものであ
り、こうしたロボットハンドで特定物を掴むためには、
この特定物の輪郭のうち、対向する二辺が平行かつ長い
ことが好ましい。但し、計算による把持位置の認識は、
必ずしもロボットハンドの把持に適したものを算出でき
るとは限らないので、まず把持方向としてCAD図形特
徴量から前記条件(対向する二辺が平行かつ長い)に適合
する方向を複数算出し、どの把持方向が最も好ましいか
を判断して、具体的な把持位置を決定するのである。
【0030】(1)の方法は、2次元図形の重心から輪郭
線に配列した各点までの距離CLjの極大値CLj1の示
す点(DXj1,DYj1)とこの極大値を除いた次の極大値
CLj2の示す点(DXj2,DYj2)とが、それぞれ輪郭線
上大きく凸状に屈曲した点であると判断し、前記点(D
Xj1,DYj1),(DXj2,DYj2)を結んだ間に重心までの
距離CLjの変化が最も少ない辺、すなわち滑らかな辺
の部分が存在するものとして、その法線方向をロボット
ハンドの把持方向と決定する。例えば、台形の場合、4
つの頂点のうち隣り合う2点が選ばれる結果、この2点
を両端に持つ辺の法線方向が把持方向Hと判別されるこ
とになる。(2)の方法は、2つの極小値の示す点(DXk
1,DYk1),(DXk2,DYk2)を結んだ間に、重心までの
距離CLjの変化が最も少ない辺の部分が存在するもの
として、前記点を結んだ方向をロボットハンドの把持方
向Hと決定する。
【0031】(3)の方法は、2次元図形の輪郭線上に配
列した各点における輪郭線との法線方向Vjに殆ど変化
がない点が並ぶ輪郭線の部分は、概ね直線若しくは滑ら
かな曲線であると判断できるので、その輪郭線を把持方
向に直交する対象物の辺として、この辺のうち最も長い
ものの法線方向Vaを把持方向と判別する。(4)の方法
は、辺上の点における法線方向Vjが最も数が多いであ
ろうことから、2次元図形の輪郭線上に配列した各点に
おける輪郭線との法線方向Vjの度数分布の極大値を調
べ、この極大値のうちから約πだけずれた法線方向の組
はそれぞれ対向する二辺に存在するものとして、この法
線方向の一方Vbwを把持方向と判断する。
【0032】対象物が単純な形状のものであれば、上記
各方法で算出した把持方向は一致するはずであり、少な
くとも複数が一致すれば、この一致した把持方向に平行
かつ重心を通る方向は、最も安定してロボットハンド等
で把持できるものとして把持位置として認定できる。す
べてが不一致の場合、少なくとも対向関係にある2点を
結んで得られる(4)の方法による把持方向が、より安定
してロボットハンド等で把持できるであろうから、この
把持方向に平行かつ重心を通る方向を把持位置と判断す
るのである。
【0033】以上の3次元認識手法は、カメラとコンピ
ュータとからなる3次元認識装置として構成することが
できる。例えば、前記コンピュータが複数の対象物の各
CAD情報を作成及び記憶するCAD情報取扱手段、C
AD情報から前記対象物それぞれを所定方向の直交面に
投影した各2次元図形を導いて、2次元図形の重心、輪
郭線、該輪郭線上に配列した各点における輪郭線との法
線方向、重心から輪郭線上に配列した各点までの距離等
のCAD図形特徴量を算出するCAD図形特徴量抽出手
段、カメラが所定方向から捉えた特定の対象物から2次
元画像を得る画像データ取得手段、2次元画像における
前記CAD図形特徴量と同様のカメラ図形特徴量を算出
するカメラ図形特徴量抽出手段、CAD図形特徴量とカ
メラ図形特徴量とを比較して、カメラが捉えた特定の対
象物の種類、姿勢等を判別する判別手段とを備える。
【0034】更に、上記コンピュータに、カメラが捉え
た特定の対象物の種類、姿勢等と一致させた対象物のC
AD情報から導いた2次元図形のCAD図形特徴量から
この対象物の把持方向及び把持位置を算出する把持判定
手段を加えると、例えばロボットハンドでカメラが捉え
た特定物を把持するまでの3次元認識装置を構成するこ
とができる。
【0035】判別する対象物の形状、種類、数にもよる
が、昨今、CPUの性能向上が著しいことから、オフコ
ン、ミニコン等のほか、パーソナルコンピュータを使用
してもよい。また、各手段それぞれに1台ずつのコンピ
ュータを割り当てて分散処理をしてもよいし、手段の実
行に多少の時系列的流れがあることから、1台のコンピ
ュータに集中処理させてもよい。複数のコンピュータを
用いる場合には、各コンピュータはネットワークにより
結合しておくのが好ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の3次元認識手法を
用いた3次元認識装置の構成について、その実施形態を
図により説明する。図1はロボット1のロボットハンド
2にカメラ3を取付けて、このカメラ3で特定物4を上
方から捉えながらコンピュータ5でいずれの対象物6,
7,8かを判別し、同時にこのコンピュータ5が判別し
た対象物7の把持位置のデータに従ってロボットハンド
2を操作する3次元認識装置の装置構成を表わしたブロ
ック図である。コンピュータ5は対象物6,7,8のCA
Dデータを作成、記憶する手段でもあり、コンピュータ
5内では3次元図形のCADデータからCAD図形特徴
量を抽出してデータベース9を構築している。
【0037】このデータベース9に対象物6,7,8ごと
の把持位置を計算して付随させておくと、特定物4を判
別した後すぐにロボットハンド2を操作することができ
る。更に、予め十分な時間を掛けてデータベース9を構
築できる場合には、各対象物6,7,8のCAD図形特徴
量を判別しやすい対象物8と判別しにくい対象物6,7
(転倒状態と起立状態とが考えられる)とでグループ分け
をし、実際の判別の際に、判別しにくいグループの対象
物6,7と認識したら、ロボットハンド2を動かして、
カメラ3が斜め上方からも特定物4を捉えるようにし
て、認識の確度を高めるようにしてもよい。また、特定
物4の水平回転については、CADデータ特徴量とカメ
ラ画像特徴量との突き合わせにおいて、最小値と極小
値、又は最大値と極大値それぞれの重心に対する方向の
位相差をオフセット値として取り扱えばよい。
【0038】CADデータから得られるCAD図形特徴
量は、重心、輪郭線、重心から輪郭線までの距離であ
る。重心から輪郭線までの距離という特徴量からは、更
に極大値及び極小値と、この距離のデータをFFTした
周波数特性とを得ることができる。このFFTは、対象
物の大きさや形状等の外観に惑わされることなく、その
対象物の特徴を捉えることができる点で極めて特徴量と
して優れている。なお、上記CAD図形特徴量を算出す
る手段と、画像データからカメラ図形特徴量を算出する
手段とは同一の処理であるため、両者の手段を同一の装
置、本例ではコンピュータ5で実現することができる。
【0039】CAD図形特徴量とカメラ図形特徴量と
は、図2に見られるフローチャートの順序で比較してい
けば、効率よく特定物を認識できる。手順1では、CA
D図形特徴量及びカメラ図形特徴量の各FFTの結果の
一致具合を見て、明らかに異なれば、カメラ3が捉えた
特定物4と、コンピュータ5内で比較として取り出した
CAD図形特徴量の対象物6,8とは、以後比較検討の
必要がないとして除外する。FFTの一致具合は、CA
DデータのCLjから計算したFFTの値FCLqの最大
値の示す周波数F1と、画像データのILnのFFTの値
FILqの最大値の示す周波数F2とがほぼ等しいかどう
かによって判断する。
【0040】手順2では、CAD図形特徴量とカメラ図
形特徴量との比率を同じにし、手順3では、CAD図形
特徴量のデータ数を再分割してカメラ図形特徴量のデー
タ数と一致させ、両者を比較できる状態にする。各特徴
量に、重心から輪郭線までの距離を選んだ場合、比率は
各特徴量で最も大きなものを比較して計算すれば求める
ことができ、データ数の一致はCAD図形特徴量を一次
補間して連続折線に変換し、カメラ図形特徴量のデータ
数で再分割することで実現できる。
【0041】手順4において、CAD図形特徴量とカメ
ラ図形特徴量とを比較する。この比較は、各特徴量とし
て重心から輪郭線までの距離を選んだ場合、まずカメラ
図形特徴量の最小値を検出してこの最小値にCAD図形
特徴量の極小値を1つずつ一致させながら一致度Pmin
(数11)を算出し、次いでカメラ図形特徴量の最大値を検
出してこの最大値にCAD図形特徴量の極大値を1つず
つ一致させながら一致度Pmax(数11)を算出し、各一致
度Pmin,Pmaxのうち最も低い値を、カメラ3で捉えた
特定物4とコンピュータ5内で比較している対象物7と
の一致度Pとするのである。
【0042】以上の手順1〜手順4について、各対象物
6,7,8が持つ2次元図形の各々について実施し、比較
する対象物7のCAD図形特徴量が判別しにくいグルー
プに属するのであれば、この対象物7を斜めから見た2
次元図形のCAD図形特徴量と比較するようにし、特定
物4の認識の確度を高めるようにする。
【0043】カメラ3で捉えた特定物4が、どの対象物
6,7,8をどの方向から見ているかを認識できれば、次
にこの認識した対象物7のCAD図形特徴量に付随させ
た把持位置のデータを用いて、ロボットハンド2を操作
し、特定物4を把持する。把持位置のデータは、特定物
4が基準座標に従っているものとして算出されているか
ら、上記で求めた水平回転のオフセット値を加算又は減
算して、ロボットハンド4を把持方向にあわせて水平回
転させるものとする。なお、起立状態において認識され
た特定物は、すでに3次元的に把握されているから、ま
ずロボットハンドを軽く当てて転倒させ、転倒状態で把
持位置を確定してロボットハンドで掴むようにするのが
好ましい。
【0044】
【実施例】上記実施形態に基づいた実施例について説明
する。コンピュータ5はPentium(インテル社登
録商標)60Hzのパーソナルコンピュータ、ロボット
1は6軸多関節型の一般的工業用ロボットを使用し、コ
ンピュータ5とロボット1とはRS-232Cで接続してい
る。また、カメラ3については、ロボット1のロボット
ハンド2に備え付け、専用の画像ボードによってコンピ
ュータ5に画像データを取り込むようにしている(図1
参照)。図3に見られる対象物4のCADデータはDX
Fファイル形式にてコンピュータ5内で作成し、更にこ
のCADデータから各頂点の座標ファイル(表1)と面定
義ファイル(表2)とを作成し、保存した。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】上記CADデータから、図4、図5又は図
6に見られるような3次元空間内で対象物6,7,8を回
転させた3次元図形(斜視図1,2,3)を得て、最外隔の
輪郭線を境に内側を塗りつぶすことで、例えば図5の2
次元サーフェースモデルを得る(図7)。CAD図形特徴
量は、この2次元サーフェースモデルについて算出す
る。本実施例のCAD図形特徴量としては、(1)重心、
(2)輪郭線、(3)重心から輪郭線までの距離、(4)重心か
ら輪郭線までの距離における極大値及び極小値、(5)重
心から輪郭線までの距離のFFTデータを選択した。図
8は(3)重心から輪郭線までの距離(CLj)の分布図であ
り、図9は(5)重心から輪郭線までの距離のFFTデー
タの周波数特性図である。
【0048】CAD図形特徴量は、各対象物のCADデ
ータに対してデータベース9にまとめておく。表3は、
上記図4(左端番号1に対応)、図5(左端番号2に対応)
及び図6(左端番号3に対応)から得られる2次元サーフ
ェースモデルのCAD図形特徴量のデータベース9(図
1参照)を一覧にした表である。右から2列目の名称は
グループ名であり、noneは上方から見ただけの特定物4
の画像データと突き合わせればよいグループを、type_a
とtype_bとはそれぞれ上方及び斜め上方の2方向から見
た特定物4の画像データと突き合わせなければならない
グループ(aとbとは図形の外観による組分けであり、更
にc,d,…と増やしてもよい)を意味し、これらのデータ
はグループごとに分類して保管する。
【0049】
【表3】
【0050】ロボットハンド2の下方に特定物4が置か
れた後、カメラ3が特定物を捉え、この画像データにつ
いて二値化による2次元サーフェースモデルを得て、上
記手順に基づきカメラ画像特徴量を算出する。そして、
このカメラ画像特徴量を、CAD図形特徴量のデータベ
ース9との突き合わせるのである。この実施例では、F
FTデータによる大まかな一致を得た後の段階から説明
する。まずCADデータ特徴量(CLj)に比例定数Kを
乗じてカメラ画像特徴量(ILn)の分布の幅とを一致さ
せる。次に、図10の輪郭線の分布図に見られるように、
一次補間によりカメラ画像特徴量の個数をCADデータ
特徴量の個数Ncに一致させる。この状態で、特定物4
と対象物7とが同一であれば、前記分布図の重ね合せは
ほぼ一致(図11参照)し、異なればずれるのである(図12
参照)。なお、以上の比較は、コンピュータ5内で一致
度Pの計算として実施される。
【0051】一致度Pが最も低いCADデータ特徴量を
持つ対象物7がカメラ3で捉えた特定物4であり、CA
Dデータの種類からその特定物4がどのような安定姿勢
を取っているかが判断され、CADデータ特徴量とカメ
ラ画像特徴量との極小値と最小値、又は極大値と最大値
それぞれの重心への方向のずれを対象物7と特定物4と
の位相差として認識し、ロボットハンド2は、この位相
差だけ把持方向を水平回転させ、予め算出しておいた把
持位置に基づいて特定物4を掴むのである。なお、ロボ
ットハンド2の操作については、コンピュータ5を用い
た既存の操作手段を利用した。
【0052】カメラが捉えた特定物がどの対象物である
かを判断するのは、上記手順に沿って計算、比較すれば
よいのであるが、実際の特定物の向きは必ずしも認識し
やすい方向とは限らない。場合によっては、ベルトコン
ベアで送られてくる部品を認識するため、動かしたり、
直立した特定物を倒したりするのが便宜である。本実施
例では、上記手順によりコンピュータが特定物を認識し
た時点でこの特定物の方向も識別されており、例えば、
直立した特定物はロボットハンドが倒すなどして、把持
しやすくするルーチンを付加している。これも、3次元
CADデータを用いて特定物を3次元的に認識できるた
めに、特定物の高さ方向についての認識が可能であるこ
とによる利点である。
【0053】
【発明の効果】本手法は、従来見られたCAD情報を用
いた加工工程と同様に、組立工程においてもCAD情報
を利用するもので、設計から加工、組立に至るまで一貫
したデータ管理を実現できる点が特徴である。しかも、
特定物の認識に利用するCAD情報が3次元データであ
ることから特定物を3次元的に認識できる利点があり、
より柔軟なロボットハンド等の操作が可能になるのであ
る。これは、従来の産業用ロボットを高知能化すること
を意味する。
【0054】工場の生産ライン等で用いられているロボ
ットでは、かなりの高速性が要求されるため、現在では
CAD情報から予めCAD図形特徴量及び把持位置のデ
ータをデータベースにまとめて記憶させ、特定物の認識
の段階では、このデータベースと特定物のカメラ図形特
徴量とを比較するのが便宜である。しかしながら、将来
的によりコンピュータの処理能力が向上すれば、リアル
タイムにCAD情報をコンピュータに移しながら、即座
に特定物の認識が可能になり、より広範な利用が可能に
なる。
【0055】現在段階においては、本発明は、テレオペ
レーションによる工場の無人化に大きく貢献する。近年
では、コンピュータによるネットワークが大きく取り上
げられており、CAD情報をパソコンのネットワークで
やり取りすることも少なくない。本発明の手法及び装置
により、遠隔地からロボットを操作するコンピュータへ
対象物のCAD情報を送り、更にそのデータに基づいて
ロボットが特定物を3次元的に認識、把持できるように
なれば、テレオペレーションによる工場の無人化が実現
できるようになるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロボットハンドを操作する3次元認識装置を表
わしたブロック図である。
【図2】各特徴量を比較する順序を表わしたフローチャ
ートである。
【図3】実施例で使用した対象物の斜視図である。
【図4】図3の対象物のCAD図形を回転させた3次元
図形の斜視図1である。
【図5】図3の対象物のCAD図形を回転させた3次元
図形の斜視図2である。
【図6】図3の対象物のCAD図形を回転させた3次元
図形の斜視図3である。
【図7】図5の3次元図形から得たサーフェースモデル
である。
【図8】CAD図形特徴量である重心から輪郭線までの
距離の分布図である。
【図9】CAD図形特徴量である重心から輪郭線までの
距離のFFTデータの周波数特性図である。
【図10】CAD図形特徴量とカメラ画像特徴量との大
きさ、個数を一致させる状態の輪郭線の分布図である。
【図11】図10の状態で、各輪郭線がほぼ一致状態の輪
郭線の分布図である。
【図12】図10の状態で、各輪郭線が異なり、ずれた状
態の輪郭線の分布図である。
【符号の説明】
1 ロボット 2 ロボットハンド 3 カメラ 4 特定物 5 コンピュータ 6 対象物 7 対象物 8 対象物 9 データーベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宗澤 良臣 岡山県岡山市庭瀬161番地の1 (72)発明者 内田 孝夫 岡山県倉敷市宮前419番地の4 (56)参考文献 特開 平7−98217(JP,A) 特開 平5−127722(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06T 7/00 - 7/60 G01B 11/24 - 11/255

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の対象物の各CAD情報から該対象
    物それぞれを所定方向の直交面に投影した各2次元図形
    を導いて、該2次元図形の重心、輪郭線、該輪郭線上に
    配列した各点における輪郭線との法線方向、重心から輪
    郭線上に配列した各点までの距離等のCAD図形特徴量
    を算出し、カメラが所定方向から捉えた特定の対象物か
    ら得られる2次元画像における前記CAD図形特徴量と
    同様のカメラ図形特徴量を算出して、CAD図形特徴量
    とカメラ図形特徴量とを比較して、カメラが捉えた特定
    の対象物の種類、姿勢等を判別するに際し、2次元図形
    の重心から輪郭線上に配列した各点までの距離の極大値
    と該極大値を除いた次の極大値の示す2点を結んだ方向
    の法線方向からなるCAD図形特徴量をロボットハンド
    による対象物の把持方向として判別するCAD情報を用
    いた3次元認識手法。
  2. 【請求項2】 複数の対象物の各CAD情報から該対象
    物それぞれを所定方向の直交面に投影した各2次元図形
    を導いて、該2次元図形の重心、輪郭線、該輪郭線上に
    配列した各点における輪郭線との法線方向、重心から輪
    郭線上に配列した各点までの距離等のCAD図形特徴量
    を算出し、カメラが所定方向から捉えた特定の対象物か
    ら得られる2次元画像における前記CAD図形特徴量と
    同様のカメラ図形特徴量を算出して、CAD図形特徴量
    とカメラ図形特徴量とを比較して、カメラが捉えた特定
    の対象物の種類、姿勢等を判別するに際し、2次元図形
    の重心から輪郭線上に配列した各点までの距離の極小値
    と該極小値を除いた次の極小値の示す2点を結んだ方向
    からなるCAD図形特徴量をロボットハンドによる対象
    物の把持方向として判別するCAD情報を用いた3次元
    認識手法。
  3. 【請求項3】 複数の対象物の各CAD情報から該対象
    物それぞれを所定方向の直交面に投影した各2次元図形
    を導いて、該2次元図形の重心、輪郭線、該輪郭線上に
    配列した各点における輪郭線との法線方向、重心から輪
    郭線上に配列した各点までの距離等のCAD図形特徴量
    を算出し、カメラが所定方向から捉えた特定の対象物か
    ら得られる2次元画像における前記CAD図形特徴量と
    同様のカメラ図形特徴量を算出して、CAD図形特徴量
    とカメラ図形特徴量とを比較して、カメラが捉えた特定
    の対象物の種類、姿勢等を判別するに際し、2次元図形
    の輪郭線上に配列した各点における輪郭線との法線方向
    の度数分布の極大値を調べ、該極大値のうちから約πだ
    けずれた法線方向の組の一方からなるCAD図形特徴量
    をロボットハンドによる対象物の把持方向として判別す
    るCAD情報を用いた3次元認識手法。
  4. 【請求項4】 複数の対象物の各CAD情報から該対象
    物それぞれを所定方向の直交面に投影した各2次元図形
    を導いて、該2次元図形の重心、輪郭線、該輪郭線上に
    配列した各点における輪郭線との法線方向、重心から輪
    郭線上に配列した各点までの距離等のCAD図形特徴量
    を算出し、カメラが所定方向から捉えた特定の対象物か
    ら得られる2次元画像における前記CAD図形特徴量と
    同様のカメラ図形特徴量を算出して、CAD図形特徴量
    とカメラ図形特徴量とを比較して、カメラが捉えた特定
    の対象物の種類、姿勢等を判別するに際し、特定の対象
    物について複数の把持方向がある場合、該把持方向のう
    ち2つ以上が一致する把持方向に平行かつ重心を通過す
    る方向を把持位置とし、前記把持方向がすべて異なる場
    合、2次元図形の輪郭線上に配列した各点における輪郭
    線との法線方向の度数分布の極大値を調べ、該極大値の
    うちから約πだけずれた法線方向の組の一方からなるC
    AD図形特徴量をロボットハンドによる対象物の把持方
    向とし、該把持方向に平行かつ重心を通過する方向を把
    持位置として判別するCAD情報を用いた3次元認識手
    法。
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