JP3101303U - 温熱用クッション - Google Patents
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Abstract
【課題】別に連結部材を設けることなく、発熱積層体の両端縁が強固に結合するようにされている温熱用クッションを提供する。
【解決手段】中空筒形の発熱積層体と、この発熱積層体に接続されて外部電源から電力を導入して発熱積層体を発熱させる外部電源コネクタとを備える。発熱積層体は、2枚の絶縁シート71,72で発熱シート73を挟み、相対可能な両端縁74,74を有する積層体に形成されていて、これら両端縁74,74を相対させるようにして重ね合わせ、2枚の絶縁シート71,71がそれぞれ内外層になり且つ両側が開口するように巻かれた後、両端縁74,74が溶接されてなる。外部電源コネクタが、導線で外部から2枚の絶縁シート中の1つを通して発熱シート72と電気的に接続されている温熱用クッション。
【選択図】図3
【解決手段】中空筒形の発熱積層体と、この発熱積層体に接続されて外部電源から電力を導入して発熱積層体を発熱させる外部電源コネクタとを備える。発熱積層体は、2枚の絶縁シート71,72で発熱シート73を挟み、相対可能な両端縁74,74を有する積層体に形成されていて、これら両端縁74,74を相対させるようにして重ね合わせ、2枚の絶縁シート71,71がそれぞれ内外層になり且つ両側が開口するように巻かれた後、両端縁74,74が溶接されてなる。外部電源コネクタが、導線で外部から2枚の絶縁シート中の1つを通して発熱シート72と電気的に接続されている温熱用クッション。
【選択図】図3
Description
本考案は、外部電源から電力を導入して発熱させる温熱用クッションに関する。
従来の使い捨てカイロや電気毛布など携帯可能な温熱用具の使用上の不便を解決するために、本考案者は、米国特許第6353211号にて、中空筒形の発熱積層体と、この発熱積層体に接続されていて外部電源から電力を導入して前記発熱積層体を発熱させる外部電源コネクタとを備えてなる温熱用クッションを提案した。図7に示すのは、この従来の温熱用クッション1における発熱積層体2の断面図である。中空筒形の発熱積層体2は、2枚の絶縁シート21で発熱シート22を挟むと共に、相対向する両端縁23,23を有する積層体を、これら両端縁が互いに対向し、且つ両側が開口するように巻いてから、対向する両端縁23,23をそれぞれ連結ブロック3の凹溝31,31に挿入固設してなるものである。使用時に、変圧器を経由する固定電源または電池ケースと接続されている外部電源コネクタ(図示せず)によって、電力を発熱シート22に導入して発熱積層体2を発熱させることができる。
図8に示すのは、従来の温熱用クッション1における発熱積層体2の他の実施形態例を示す断面図である。この実施形態例と前例との相違点は、発熱積層体2における積層体の両端縁23,23に、複数の雄ボタン4及びそれらと相対する複数の雌ボタン5がそれぞれ設けられていること、及び、前記発熱積層体2は前記積層体を巻いてから、これら複数の雄ボタン4及び雌ボタン5を互いにかけることによって固定してなることにある。
上記した従来例の温熱用クッションは、従来の温熱用具の欠点を解決するためになされたものであるが、実際上は、別に設けられた連結ブロックのような部材により発熱積層体の両端縁が連結されるため、製造コストが増加するのみならず、両端縁の連結によって生じる隙間が繰り返しにあって応力集中のため裂けやすい欠点があったり、両端縁が連結ブロックの浅い凹溝に挿入固定されていることから脱着しやすいという欠点があり、十分な強さを有しておらず、更に改良する必要があった。
上記従来技術の有する問題点に鑑みて、本考案の目的は、別に連結部材を設けることなく、発熱積層体の両端縁が強固に結合するようにされている温熱用クッションを提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案の特徴構成は、中空筒形の発熱積層体と、この発熱積層体に接続されて外部電源から電力を導入して前記発熱積層体を発熱させる外部電源コネクタとを備える温熱用クッションにおいて、前記中空筒形の発熱積層体は、2枚の絶縁シートで発熱シートを挟み、相対可能な両端縁を有する積層体に形成されていて、これら両端縁を相対させるようにして重ね合わせ、前記2枚の絶縁シートがそれぞれ内外層になり且つ両側が開口するように巻かれた後、両端縁が溶接されてなると共に、前記外部電源コネクタが、導線で外部から前記2枚の絶縁シート中の1つを通して前記発熱シートと電気的に接続されていることにある。
前記発熱積層体の互いに重ね合わせた両端縁は高周波溶接されており、且つ、前記外部電源コネクタの導線は前記2枚の絶縁シート中の内層側の絶縁シートを通して前記発熱シートと電気的に接続されていることが好ましい。両端縁が高周波溶接されているので、生産性が高く、生産コストを低くできるだけでなく、接合が強固となる。
前記発熱積層体は、ホットプレスによって前記2枚の絶縁シートと前記発熱シートとが互いに密着・接合されていることが好ましい。絶縁シートと発熱シートとが互いに強固に密着・接合されることになる。
前記外層側の絶縁シートの外側面に被覆材が敷設されていることが好ましい。接触した際に、感触が良く、快適に使用できる。従って、被覆材としては、肌触りの良く、柔軟性のある各種織物などの繊維製品、樹脂製品などを使用することが好ましい。
前記発熱積層体の両側を構成する開口端縁に沿って、縁取りとしてリボンが装着されていることが好ましい。外観が向上して商品価値が高められると共に、積層体が直接使用者に触れることを防止できる。
前記の発熱積層体の中空筒形内部には緩衝体が詰め込まれていることが好ましい。クッション性が向上すると共に、耐久性も向上する。緩衝体としては、エアークッション等を使用できる。
前記2枚の絶縁シートは、グラスファイバからなることが好ましい。グラスファイバは絶縁性に優れるだけでなく、強度的にも優れ、かつ容易に円筒状に成形できる。
本発明に係る温熱用クッションは、発熱積層体を相対の両端縁が互いに畳むように中空筒形に巻いてから畳んだ両端縁を溶接して済むため、別に連結部材を設けるコストが省けるばかりでなく、連結構造も堅固であるので、前記した2つの欠点を一挙に解消することができる。
以下、本考案の好ましい実施形態を詳しく説明する。なお、以下の説明においては、そのサイズに拘わらず、略同一の機能および構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
まず、図1〜図3を参照しながら本考案に係る温熱用クッション6の好ましい実施形態例を説明する。図1から分かるように、この温熱用クッション6は、中空筒形の発熱積層体7と、この発熱積層体7に接続されていて外部電源から電力を導入して発熱積層体7を発熱させる外部電源コネクタ8とを備える。発熱積層体7は、図2に示すように、グラスファイバからなる2枚の絶縁シート71,72により、発熱シート73を挟んだ相対可能な両端縁74,74を有する積層体からなっている。これら積層体は、ホットプレスによって2枚の絶縁シート71,72と発熱シート73とを互いに密着・接合させている。発熱積層体7は、この発熱積層体7の両端縁74,74を互いに相対させるようにして円筒状に成形し、2枚の絶縁シート71,72がそれぞれ内外層になり、且つ両側が開口する(開口75)ように巻いてから、重ね合わせた両端縁74,74を高周波溶接して結合した、図3に示すような中空円筒体である。このようにすると、従来のように連結部材で相対の両端縁を連結することに比べて一層連結構造が堅固となる。また、図1に示すように、外層側の絶縁シート72の外側面には柔らかい織物からなる被覆材76が装着されているので、もたれ心地の良い感じをもたらすことができる。そして、発熱積層体7の両側に形成されている開口75,75の端縁に沿って、縁取りとして幅を有する布状のリボン77が取り付けられているので、外観が良く、且つ開口75の周縁を形成する積層体のグラスファイバ端縁が緩んで分散すること及びそれによって人を傷つけることを防止することができる。
また、外部電源コネクタ8は、外部から導線81により2枚の絶縁シートの内、図では内層側に位置する絶縁シート71を通して発熱シート73と電気的に接続している。外部電源コネクタ8は、図1に示すように、変圧器120を経由した固定電源または電池ケース130と接続することにより、電力を導入して発熱シート73を発熱させることができるので、室内だけでなく商用電源のない室外のいずれにも適用される。さらに、導線81にはサーミスタ82が接続されており、このサーミスタ82によって発熱温度を調節することができる。また、電流が漏れることを避けるために、図1に示すように、内層になった絶縁シート71を通して発熱シート73と導線81とを接続する部分には、絶縁材、例えばシリコーンゴム等でカバーされる。
なお、発熱積層体7の中空筒形内部にはエアクッションである緩衝体100が詰め込まれている(図4〜6参照)ので、中空筒形の発熱積層体7にかかる外力およびこの外力による変形を適度に和らげることができる。
次に、前記温熱用クッションが使用される場合、電流を流して発熱させると、図4〜6に示すように、温熱用クッションを首筋、腰または手首など身体の異なる部位に当てて温めることにより、肩凝り、腰痛、筋肉痛などの症状を改善することができる。更に、使用と携帯に便利なので、いつでもどこでも適用できる。
上記実施形態例の構造による温熱用クッションは、発熱によって筋肉を緩めることができるばかりでなく、溶接による連結構造が堅固で製造コストも低いため、安全性と実用性が共に向上する。従って、椅子、テーブル、ベッドなど各種室内家具に取り付けて使用できるのみならず、自動車、電車、航空機など各種乗物のシート等に取り付けて使用することもできる。
以上に説明した実施形態は、あくまでも本考案の技術的内容を明らかにする意図のものにおいてなされたものであり、本考案はそうした具体例に限定して狭義に解釈されるものではなく、本考案の精神とクレームに述べられた範囲で、種々変更して実施できるものである。
1 従来の温熱用クッション
2 発熱積層体
21 絶縁シート
22 発熱シート
23 発熱積層体の端縁
3 連結ブロック
31 凹溝
4 雄ボタン
5 雌ボタン
6 温熱用クッション
7 発熱積層体
71 内層の絶縁シート
72 外層の絶縁シート
73 発熱シート
74 発熱積層体の端縁
75 開口
76 被覆材
77 リボン
8 外部電源コネクタ
81 導線
82 サーミスタ
100 緩衝体
120 変圧器
130 電池ケース
2 発熱積層体
21 絶縁シート
22 発熱シート
23 発熱積層体の端縁
3 連結ブロック
31 凹溝
4 雄ボタン
5 雌ボタン
6 温熱用クッション
7 発熱積層体
71 内層の絶縁シート
72 外層の絶縁シート
73 発熱シート
74 発熱積層体の端縁
75 開口
76 被覆材
77 リボン
8 外部電源コネクタ
81 導線
82 サーミスタ
100 緩衝体
120 変圧器
130 電池ケース
Claims (7)
- 中空筒形の発熱積層体と、この発熱積層体に接続されて外部電源から電力を導入して前記発熱積層体を発熱させる外部電源コネクタとを備える温熱用クッションにおいて、
前記中空筒形の発熱積層体は、2枚の絶縁シートで発熱シートを挟み、相対可能な両端縁を有する積層体に形成されていて、これら両端縁を相対させるようにして重ね合わせ、前記2枚の絶縁シートがそれぞれ内外層になり且つ両側が開口するように巻かれた後、両端縁が溶接されてなると共に、
前記外部電源コネクタが、導線で外部から前記2枚の絶縁シート中の1つを通して前記発熱シートと電気的に接続されていることを特徴とする温熱用クッション。 - 前記発熱積層体の互いに重ね合わせた両端縁は高周波溶接されており、且つ、前記外部電源コネクタの導線は前記2枚の絶縁シート中の内層側の絶縁シートを通して前記発熱シートと電気的に接続されている請求項1に記載の温熱用クッション。
- 前記発熱積層体は、ホットプレスによって前記2枚の絶縁シートと前記発熱シートとが互いに密着・接合されている請求項1又は2に記載の温熱用クッション。
- 前記外層側の絶縁シートの外側面に被覆材が敷設されている請求項1又は2に記載の温熱用クッション。
- 前記発熱積層体の両側を構成する開口端縁に沿って、縁取りとしてリボンが装着されている請求項1又は2に記載の温熱用クッション。
- 前記の発熱積層体の中空筒形内部には緩衝体が詰め込まれている請求項1又は2に記載の温熱用クッション。
- 前記2枚の絶縁シートは、グラスファイバからなる請求項1又は2に記載の温熱用クッション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003272137U JP3101303U (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 温熱用クッション |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003272137U JP3101303U (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 温熱用クッション |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3101303U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097016A1 (ja) * | 2006-02-27 | 2007-08-30 | Taduko Ono | 充電池式椅子加温方法並びに充電池式椅子加温装置及び充電池式加温椅子 |
-
2003
- 2003-10-30 JP JP2003272137U patent/JP3101303U/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2007097016A1 (ja) * | 2006-02-27 | 2007-08-30 | Taduko Ono | 充電池式椅子加温方法並びに充電池式椅子加温装置及び充電池式加温椅子 |
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