JP3101004U - 浴槽用水中ヒーターシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 還元塩をユニットバスのような浴槽で用いても、浴槽本体に加え、金属製の各配管部材や給湯器の内部等が還元塩の塩分によって腐食されてしまうことを防止できるようにする。
【解決手段】 外周縁部が防水テープによって密閉されるビニールシートによって浴槽の内側及び外側を覆い、その浴槽内に還元塩を混ぜた水を張り、ヒーターカバー30によって覆われたヒーター本体24を水中に浸け、商用コンセントに接続される漏電ブレーカー10からの電力を水中ヒーター20に供給することで、浴槽内の還元塩を混ぜた水を暖めるようにする。
【選択図】 図1

Description

本考案は、たとえば活性酸素による生活習慣病の予防のために用いられる還元塩を浴槽で使用する場合に適した浴槽用水中ヒーターシステムに関するものである。
たとえば活性酸素は、体外の異物等が体内に新入してきた際、それから身体を守ることができるといった有益な物質であるが、環境汚染、紫外線、食品添加物、過労、ストレス等により、体内で必要以上に作り出されると、年と共に徐々に細胞が酸化され、その結果、老化、病気、美容障害等の生活習慣病を招く要因となる物質でもある。
そこで、近年では、たとえば還元塩による還元力によって、活性酸素を無害なものにし、老化、病気、美容障害等の生活習慣病を予防することが話題になっている。還元塩の利用の一つとして、入浴に用いる方法がある。これは、40度くらいのお風呂に身体を入れてから所定量の還元塩を浴槽内に入れ、溶液が全身にゆきわたるようにかき混ぜて浸かる方法である。
ところで、一般家庭等での浴槽は、特許文献1に示されているように、浴槽本体と給湯器との間で給湯が循環できるように、給湯用の金属製の各配管部材が浴槽本体に接続されるユニットバスとなっている。そのため、上述した還元塩をこのような浴槽で用いようとすると、浴槽本体に加え、金属製の各配管部材や給湯器の内部等が還元塩の塩分によって腐食されてしまう。
特開2000−146059
解決しようとする問題点は、還元塩をユニットバスのような浴槽で用いようとすると、浴槽本体に加え、金属製の各配管部材や給湯器の内部等が還元塩の塩分によって腐食されてしまう点である。
本考案の浴槽用水中ヒーターシステムは、商用コンセントに接続される漏電ブレーカーと、水中に浸けられるヒーター本体を有する水中ヒーターと、ヒーター本体全体を覆うように装着されるヒーターカバーとを備え、外周縁部が防水テープによって密閉されるビニールシートによって浴槽の内側及び外側を覆い、その浴槽内に還元塩を混ぜた水を張り、ヒーターカバーによって覆われたヒーター本体を水中に浸け、漏電ブレーカーからの電力を水中ヒーターに供給することで、浴槽内の還元塩が混ぜられている水が暖められることを特徴とする。
また、漏電ブレーカーには、先端に第1のプラグが装着されたコードが接続され、ヒーター本体には、先端に第1のプラグに接続される第2のプラグが装着されたコードが接続されているようにすることができる。
また、漏電ブレーカーには、動作確認を行う際に操作されるテストボタンと、所定の定格感度電流での漏電感知をセットする際に操作されるセットボタンとが設けられているようにすることができる。
また、漏電ブレーカーと水中ヒーターとの間には、切替えスイッチを有する延長コンセントが設けられ、切替えスイッチにより水中ヒーターへの電力の供給がオン/オフされるようにすることができる。
また、延長コンセントには、第2のプラグに接続されるコンセント本体と、コンセント本体から延び、先端に第1のプラグに接続される第3のプラグが装着されたコードとが設けられているようにすることができる。
また、延長コンセントには、複数の水中ヒーターの第2のプラグが接続される複数の差込口が設けられているようにすることができる。
また、漏電ブレーカーと水中ヒーターとの間には、水中ヒーターによって暖められた水温を検出して水中ヒーターへの電力供給を断続するサーモ・コントローラが設けられ、サーモ・コントローラは、検出した温度が所定の温度に到達すると、水中ヒーターへの電力供給を遮断し、検出した温度が所定の温度を下回ると、水中ヒーターへの電力供給を続行させるようにすることができる。
また、漏電ブレーカーと延長コンセントとの間には、水中ヒーターによって暖められた水温を検出して水中ヒーターへの電力供給を断続するサーモ・コントローラが設けられ、サーモ・コントローラは、検出した温度が所定の温度に到達すると、水中ヒーターへの電力供給を遮断し、検出した温度が所定の温度を下回ると、水中ヒーターへの電力供給を続行させるようにすることができる。
また、延長コンセントと水中ヒーターとの間には、水中ヒーターによって暖められた水温を検出して水中ヒーターへの電力供給を断続するサーモ・コントローラが設けられ、サーモ・コントローラは、検出した温度が所定の温度に到達すると、水中ヒーターへの電力供給を遮断し、検出した温度が所定の温度を下回ると、水中ヒーターへの電力供給を続行させるようにすることができる。
また、サーモ・コントローラは、温度設定ダイヤルを有するコントローラ本体を有し、温度設定ダイヤルによって水中ヒーターへの電力供給を断続させる温度の設定が行われるようにすることができる。
また、コントローラ本体には、内部の電源回路のオン/オフと水中ヒーターへの電力供給のオン/オフとを行う際に切り替えられるオン/オフスイッチが設けられているようにすることができる。
また、コントローラ本体には、オン/オフスイッチがオン側に切り替えられたときに点灯する第1のランプと、温度センサからの検出温度が温度設定ダイヤルによって設定された温度に到達すると点灯する第2のランプとが設けられているようにすることができる。
また、コントローラ本体には、先端に第1のプラグに接続される第4のプラグが装着されたコードと、先端に第2のプラグに接続される第5のプラグが装着されたコードと、先端に水温を検出する温度センサが接続されたコードとが設けられているようにすることができる。
また、ヒーター本体は、耐候性、耐塩性及び耐熱性を有しているようにすることができる。
また、ヒーターカバーは、ゴム製又は耐熱樹脂製であるようにすることができる。
また、ヒーター本体と第2のプラグが装着されたコードとの接続部位には、第1の温度で動作するバイメタルサーモと、第1の温度より高い第2の温度で動作する温度ヒューズとが内装されたゴムキャップが嵌合されているようにすることができる。
また、第2のプラグには、アース線が設けられているようにすることができる。
また、第4のプラグには、アース線が設けられているようにすることができる。
また、ヒーター本体とゴムキャップとの嵌合部分にはシリコン接着剤が塗布されているようにすることができる。
また、ゴムキャップ及び第2のプラグが装着されたコードは、耐候性・耐塩性を有しているようにすることができる。
本考案の浴槽用水中ヒーターシステムは、外周縁部が防水テープによって密閉されるビニールシートによって浴槽の内側及び外側を覆い、その浴槽内に還元塩を混ぜた水を張り、ヒーターカバーによって覆われたヒーター本体を水中に浸け、商用コンセントに接続される漏電ブレーカーからの電力を水中ヒーターに供給することで、浴槽内の還元塩が混ぜられている水を暖めることができる。
本考案の浴槽用水中ヒーターシステムは、外周縁部が防水テープによって密閉されるビニールシートによって浴槽の内側及び外側を覆い、その浴槽内に還元塩を混ぜた水を張り、ヒーターカバーによって覆われたヒーター本体を水中に浸け、商用コンセントに接続される漏電ブレーカーからの電力を水中ヒーターに供給することで、浴槽内の還元塩を混ぜた水を浴槽内でのみ暖めることができることから、還元塩をユニットバスのような浴槽で用いても、浴槽本体に加え、金属製の各配管部材や給湯器の内部等が還元塩の塩分によって腐食されてしまうことを防止できる。
浴槽の内側及び外側をビニールシートで覆い、浴槽内の還元塩を混ぜた水を、その浴槽内のみで暖めるようにした。
(実施例)
図1は、本考案の浴槽用水中ヒーターシステムの一実施の形態を示す図、図2は、図1の漏電ブレーカーを示す図、図3は、図1の水中ヒーターにゴム製のヒーターカバーを装着する場合を説明するための図、図4は、図1の浴槽用水中ヒーターシステムの使用方法を説明するための図、図5は、図1の浴槽用水中ヒーターシステムの構成を変えた場合の他の実施形態を説明するための図、図6は、図5の浴槽用水中ヒーターシステムの構成を変えた場合の他の実施形態を説明するための図、図7は、図1の浴槽用水中ヒーターシステムの構成を変えた場合の他の実施形態を説明するための図、図8は、図7のサーモ・コントローラを説明するための図である。
図1に示す浴槽用水中ヒーターシステムは、漏電ブレーカー10、水中ヒーター20、ヒーターカバー30とを備えている。漏電ブレーカー10は、図示しない商用コンセントに接続されるものであって、商用電源からの電力を水中ヒーター20に与えるものである。漏電ブレーカー10には、先端に第1のプラグとしての雌型プラグ11が装着されたコード12が接続されている。漏電ブレーカー10の仕様としては、たとえば12A、100V、定格感度電流15mAのものを用いることができる。なお、これら12A、100V、定格感度電流15mAは、あくまでも一例であり、適宜、それぞれの値が異なるものを使用してもよい。
また、漏電ブレーカー10には、図2に示すように、テストボタン13とセットボタン14とが設けられている。テストボタン13は動作確認を行う際に操作されるものであり、セットボタン14は定格感度電流15mAでの漏電感知をセットする際に操作されるものである。
水中ヒーター20は、一端にゴムキャップ21を介し、先端にアース線22a付きの第2のプラグとしての雄型プラグ22が装着されたコード23が接続されるヒーター本体24を有している。また、ゴムキャップ21の内部には、たとえば70℃〜80℃で動作するバイメタルサーモ(図示省略)と、たとえば98℃で動作する温度ヒューズ(図示省略)が内装されている。これは、漏電ブレーカー10による電力供給遮断が行われないときの安全策である。
ここで、ゴムキャップ21やコード23は、耐候性、耐塩性に優れたものが好ましく、たとえばシリコンゴム等を用いることができる。また、ヒーター本体24にあっては、耐候性、耐塩性、耐熱性に優れたものが好ましく、たとえばチタン、耐熱ガラス、耐熱樹脂等を用いることができる。また、ヒーター本体24内部の機密性を保持するために、ヒーター本体24とゴムキャップ21との嵌合部分にはシリコン接着剤を塗布してもよい。
ヒーターカバー30は、ヒーター本体24を覆うことで、ヒーター本体24に誤って手等が触れないようにしたり、ヒーター本体24が後述のビニールシート41に直接触れないようにするものであり、たとえばゴム製又は耐熱樹脂製よりなるものである。ヒーターカバー30は、図3に示すように、軸方向に沿って2分割されたカバー体31,32を備えている。カバー体31の内側には、ヒーター本体24を保持する保持部33と、ゴムキャップ21を保持する保持部34と、コード23を保持する保持部35とが設けられている。また、カバー体31の外周縁部には、カバー体32側の図示しない係止突起が係止される複数の係止孔36が設けられている。
カバー体32の内側には、上述した図示しない係止突起が係止孔36に対応させて複数設けられている。また、カバー体32には、複数のスリット37が設けられている。これらのスリット37を介し、ヒーター本体24によって暖められた水がカバー体32から外部に移動する。そして、ヒーター本体24にヒーターカバー30を装着する場合には、カバー体31の保持部33〜35にヒーター本体24、ゴムキャップ21、コード23を保持させた後、カバー体32側の図示しない係止突起をカバー体31側の係止孔36に係止させる。これにより、ヒーター本体24をヒーターカバー30によって覆うことができる。
次に、浴槽用水中ヒーターシステムの使用方法について説明する。
まず、図4に示すように、浴槽40の内側及び外側をビニールシート41によって覆い、そのビニールシート41の外周縁部を防水テープ42によって止めて密閉した後、その浴槽40内に水を張り、さらにその中に適量の還元塩を投入する。ここで、還元塩は、たとえば水200リットルに対し、30g程度でよい。還元塩は、水の状態で投入してもよいし、お湯の状態で投入してもよい。いずれにしても、還元塩を投入したならば、よくかき混ぜるようにしておく。
次いで、ヒーターカバー30を装着した水中ヒーター20のヒーター本体24を水中に浸ける。この場合、コード23をフック43等に掛けるようにしておけば、コード23が邪魔になることもない。このような準備ができたならば、上述した漏電ブレーカー10を商用コンセントに接続する。このとき、商用コンセント側にアース金具が設けられている場合には、そのアース金具にコード23の先端に設けられているアース線22aを接続しておくことが好ましい。
そして、商用電源からの電力が水中ヒーター20に与えられることで、ヒーター本体24により浴槽40内の水が暖められる。浴槽40内の水が適温まで暖められたら、入浴可能である。この場合、水中ヒーター20のヒーター本体24はヒーターカバー30によって覆われているため、水中ヒーター20を水中に浸けた状態で入浴しても安全である。また、ヒーター本体24がビニールシート41に直接触れないので、ビニールシート41がヒーター本体24の熱によって溶けてしまうようなこともない。なお、浴槽40内の水が熱すぎると感じた場合には、漏電ブレーカー10を商用コンセントから外せばよい。また、仮に漏電が発生した場合には、漏電ブレーカー10によって直ちに水中ヒーター20への電力供給が遮断されるので、極めて安全である。また、漏電ブレーカー10による電力供給遮断が行われないとき、上述したゴムキャップ21内部のたとえば70℃〜80℃で動作するバイメタルサーモ(図示省略)又はたとえば98℃で動作する温度ヒューズ(図示省略)によって電力供給が遮断されるので、極めて安全である。
このように、本実施形態では、外周縁部が防水テープ42によって密閉されるビニールシート41によって浴槽40の内側及び外側を覆い、その浴槽40内に還元塩を混ぜた水を張り、ヒーターカバー30によって覆われたヒーター本体24を水中に浸け、商用コンセントに接続される漏電ブレーカー10からの電力を水中ヒーター20に供給することで、浴槽40内の還元塩を混ぜた水を浴槽40内でのみ暖めることができることから、還元塩をユニットバスのような浴槽40で用いても、浴槽本体に加え、金属製の各配管部材や給湯器の内部等が還元塩の塩分によって腐食されてしまうことを防止できる。
なお、本実施形態では、第1のプラグとして雌型プラグ11を示し、第2のプラグとして雄型プラグ22を示しているが、第1のプラグを雄型プラグとし、第2のプラグを雌型プラグとしてもよい。
図5は、図1の浴槽用水中ヒーターシステムの構成を変えた場合の他の実施形態を示す図である。なお、以下に説明する図において、図1と共通する部分には同一符号を付し重複する説明を省略する。
図5に示す浴槽用水中ヒーターシステムは、漏電ブレーカー10のコード12の先端の雌型プラグ11と、水中ヒーター20のコード23の先端の雄型プラグ22との間に、切替えスイッチ付き延長コンセント50が装着される構成となっている。
切替えスイッチ付き延長コンセント50は、切替えスイッチ51を有する雌型コンセント本体52と、先端に第3のプラグとしての雄型プラグ53が装着されたコード54とを有している。切替えスイッチ51は、水中ヒーター20への電力の供給をオン/オフする際に切り替えられるものである。なお、第3のプラグを雌型プラグとしてもよい。この場合には、雌型プラグ11を雄型プラグとすればよい。
使用に際しては、雄型プラグ53を漏電ブレーカー10のコード12の先端の雌型プラグ11に接続し、雌型コンセント本体52を水中ヒーター20のコード23の先端の雄型プラグ22に接続する。
また、図4で説明したように、水中ヒーター20を浴槽40内の水中に浸けるとき、予め漏電ブレーカー10を商用コンセントに接続しておいてもよい。この場合、切替えスイッチ51によって水中ヒーター20への電力の供給をオフ状態にしておけばよい。このとき、商用コンセント側にアース金具が設けられている場合には、上記同様に、そのアース金具にコード23の先端に設けられているアース線22aを接続しておくことが好ましい。
そして、水中ヒーター20へ電力を供給する場合には、切替えスイッチ51を切り替えて水中ヒーター20への電力の供給をオン状態とする。これにより、商用電源からの電力が水中ヒーター20に与えられることで、ヒーター本体24により浴槽40内の水が暖められる。浴槽40内の水が適温まで暖められたら、入浴可能である。
この場合、水中ヒーター20のヒーター本体24はヒーターカバー30によって覆われているため、上記同様に、水中ヒーター20を水中に浸けた状態で入浴しても安全であるばかりか、ビニールシート41がヒーター本体24の熱によって溶けてしまうようなこともない。浴槽40内の水が熱すぎると感じた場合には、切替えスイッチ51を切り替えて水中ヒーター20への電力の供給をオフ状態とすればよく、浴槽40内の水温が下がったら切替えスイッチ51を切り替えて水中ヒーター20への電力の供給をオン状態とすればよい。
このように、本実施形態では、切替えスイッチ付き延長コンセント50の雌型コンセント本体52の切替えスイッチ51を切り替えることにより、水中ヒーター20への電力の供給をオン/オフできるので、漏電ブレーカー10を商用コンセントに接続したり、外したりする手間が省ける。
図6は、図5の浴槽用水中ヒーターシステムの構成を変えた場合の他の実施形態を示す図である。図6に示す浴槽用水中ヒーターシステムは、漏電ブレーカー10のコード12の先端の雌型プラグ11と、水中ヒーター20のコード23の先端の雄型プラグ22との間に、切替えスイッチ付き延長コンセント50aが装着される構成となっている。
切替えスイッチ付き延長コンセント50aは、切替えスイッチ51及び複数の差込口55を有する雌型コンセント本体52と、先端に雄型プラグ53が装着されたコード54とを有している。切替えスイッチ51は、水中ヒーター20への電力の供給をオン/オフする際に切り替えられるものである。
使用に際しては、上記同様に、雄型プラグ53を漏電ブレーカー10のコード12の先端の雌型プラグ11に接続し、雌型コンセント本体52を水中ヒーター20のコード23の先端の雄型プラグ22に接続する。また、雌型コンセント本体52には、複数の差込口55が設けられているため、差込口55の数だけ水中ヒーター20を接続することができる。
また、上記同様に、ヒーター本体24を浴槽40内の水中に浸けるとき、予め漏電ブレーカー10を商用コンセントに接続しておいてもよい。この場合、切替えスイッチ51によって水中ヒーター20への電力の供給をオフ状態にしておけばよい。そして、水中ヒーター20へ電力を供給する場合には、上記同様に、切替えスイッチ51を切り替えて水中ヒーター20への電力の供給をオン状態とする。
これにより、商用電源からの電力が水中ヒーター20に与えられることで、水中ヒーター20により浴槽40内の水が暖められる。この場合、複数の水中ヒーター20を雌型コンセント本体52に接続しておくことで、浴槽40内の水を素早く暖めることができる。
浴槽40内の水が適温まで暖められたら、入浴可能である。
この場合、上記同様に、水中ヒーター20のヒーター本体24はヒーターカバー30によって覆われているため、複数の水中ヒーター20を水中に浸けた状態で入浴しても安全であるばかりか、ビニールシート41がヒーター本体24の熱によって溶けてしまうようなこともない。また、浴槽40内の水が熱すぎる場合には、切替えスイッチ51を切り替えて複数の水中ヒーター20への電力の供給をオフ状態とすればよく、浴槽40内の水温が下がったら切替えスイッチ51を切り替えて複数の水中ヒーター20への電力の供給をオン状態とすればよい。
このように、本実施形態では、切替えスイッチ付き延長コンセント50aの雌型コンセント本体52に複数の差込口55を設け、複数の水中ヒーター20を接続できるようにしているので、浴槽40内の水を素早く暖めることができる。
図7は、図1の浴槽用水中ヒーターシステムの構成を変えた場合の他の実施形態を示す図である。図7に示す浴槽用水中ヒーターシステムは、漏電ブレーカー10のコード12の先端の雌型プラグ11と、水中ヒーター20のコード23の先端の雄型プラグ22との間に、サーモ・コントローラ60が装着される構成となっている。
サーモ・コントローラ60は、図8に示すように、温度設定ダイヤル61、オン/オフスイッチ62a、ランプ62b,62cを有するコントローラ本体63を備えている。温度設定ダイヤル61は、浴槽40内の水の温度を設定するものであり、たとえば0〜180℃まで設定可能である。オン/オフスイッチ62aは、コントローラ本体63内部の電源回路のオン/オフと、漏電ブレーカー10から水中ヒーター20への電力供給のオン/オフの切り替えを行う場合に操作されるものである。第1のランプとしてのランプ62bは、漏電ブレーカー10が商用コンセントに接続されていて、オン/オフスイッチ62aがオン側に切り替えられたときに点灯する。第2のランプとしてのランプ62cは、後述の温度センサ68からの検出温度が温度設定ダイヤル61によって設定された温度に到達すると、点灯する。なお、後述の温度センサ68による検出温度が設定された温度に到達すると、コントローラ本体63が水中ヒーター20への電力供給を遮断する。また、後述の温度センサ68による検出温度が設定された温度を下回ると、コントローラ本体63が水中ヒーター20への電力供給を続行させる。
コントローラ本体63には、先端にアース線64a付きの第4のプラグとしての雄型プラグ64が装着されたコード65と、先端に第5のプラグとしての雌型プラグ66が装着されたコード67と、先端に温度センサ68が装着されたコード69とが接続されている。なお、雄型プラグ64を雌型プラグとしてもよいし、雌型プラグ66を雄型プラグとしてもよい。この場合、雌型プラグ11を雄型プラグとし、雄型プラグ22を雌型プラグとすればよい。
使用に際しては、雄型プラグ64を漏電ブレーカー10のコード12の先端の雌型プラグ11に接続し、雌型プラグ66を水中ヒーター20のコード23の先端の雄型プラグ22に接続する。また、コントローラ本体63の温度設定ダイヤル61を回して所定の温度に設定しておく。また、商用コンセント側にアース金具が設けられている場合には、上記同様に、そのアース金具にアース線22a又は64aを接続しておくことが好ましい。
この状態で、ヒーター本体24及び温度センサ68を浴槽40内の水中に浸ける。このとき、温度センサ68はなるべく水中ヒーター20から離しておくようにすればよい。これは、水中ヒーター20による浴槽40内の水の暖め開始時では、水中ヒーター20近傍のみの水が暖められるためであり、温度センサ68を水中ヒーター20の近くに配置すると、浴槽40内全体の水が所定の温度に到達する前に所定の温度に到達したと検出されてしまうためである。
また、上記同様に、ヒーター本体24を浴槽40内の水中に浸けるとき、予め漏電ブレーカー10を商用コンセントに接続しておいてもよい。この場合、サーモ・コントローラ60側のオン/オフスイッチ62aをオフ状態にしておけばよい。そして、水中ヒーター20へ電力を供給する場合には、オン/オフスイッチ62aをオンさせて水中ヒーター20へ電力を供給する。このとき、ランプ62bが点灯する。水中ヒーター20への電力の供給が開始されると、水中ヒーター20により浴槽40内の水が暖められる。
このとき、温度センサ68からの検出温度が温度設定ダイヤル61によって設定された温度に到達すると、コントローラ本体63が水中ヒーター20への電力供給を遮断する。これにより、浴槽40内の水が必要以上に暖められることがなくなる。また、温度センサ68からの検出温度が温度設定ダイヤル61によって設定された温度を下回ると、コントローラ本体63が水中ヒーター20への電力供給を続行させる。これにより、浴槽40内の水が設定された温度に保持される。
温度センサ68からの検出温度が温度設定ダイヤル61によって設定された温度に到達してランプ62cが点灯したら、入浴可能である。この場合、上記同様に、水中ヒーター20のヒーター本体24はヒーターカバー30によって覆われているため、水中ヒーター20を水中に浸けた状態で入浴しても安全である。また、入浴中にあっては、温度センサ68からの検出温度に応じてコントローラ本体63が水中ヒーター20への電力供給を制御し、浴槽40内の水が設定された温度に保持されるため、常に一定の温度で入浴することができる。
このように、本実施形態では、温度センサ68からの検出温度が温度設定ダイヤル61によって設定された温度に到達すると、コントローラ本体63が水中ヒーター20への電力供給を遮断するため、浴槽40内の水が必要以上に暖められることがなくなる。また、温度センサ68からの検出温度が温度設定ダイヤル61によって設定された温度を下回ると、コントローラ本体63が水中ヒーター20への電力供給を続行させるため、浴槽40内の水が設定された温度に保持される。
なお、本実施形態では、サーモ・コントローラ60側の雌型プラグ66と、水中ヒーター20側の雄型プラグ22との間、又はサーモ・コントローラ60側の雄型プラグ64と漏電ブレーカー10側の雌型プラグ11との間に、図5及び図6に示した切替えスイッチ付き延長コンセント50,50aを接続してもよいことは勿論である。
上述した浴槽40に限らず、大きな寸胴鍋でスープ等を作る場合や大きな鑑賞用水槽内の水温を上げる場合等にも適用できる。
本考案の浴槽用水中ヒーターシステムの一実施の形態を示す図である。 図1の漏電ブレーカーを示す図である。 図1の水中ヒーターにゴム製のヒーターカバーを装着する場合を説明するための図である。 図1の浴槽用水中ヒーターシステムの使用方法を説明するための図である。 図1の浴槽用水中ヒーターシステムの構成を変えた場合の他の実施形態を説明するための図である。 図5の浴槽用水中ヒーターシステムの構成を変えた場合の他の実施形態を説明するための図である。 図1の浴槽用水中ヒーターシステムの構成を変えた場合の他の実施形態を説明するための図である。 図7のサーモ・コントローラを説明するための図である。
符号の説明
10 漏電ブレーカー
11 雌型プラグ
12 コード
13 テストボタン
14 セットボタン
20 水中ヒーター
21 ゴムキャップ
22 雄型プラグ
22a アース線
23 コード
24 ヒーター本体
30 ヒーターカバー
40 浴槽
41 ビニールシート
42 防水テープ
50 延長コンセント
50a 延長コンセント
51 切替えスイッチ
52 雌型コンセント本体
53 雄型プラグ
54 コード
55 差込口
60 サーモ・コントローラ
61 温度設定ダイヤル
62a オン/オフスイッチ
62b ランプ
62c ランプ
63 コントローラ本体
64 雄型プラグ
64a アース線
65 コード
66 雌型プラグ
67 コード
68 温度センサ
69 コード

Claims (20)

  1. 商用コンセントに接続される漏電ブレーカーと、
    水中に浸けられるヒーター本体を有する水中ヒーターと、
    前記ヒーター本体全体を覆うように装着されるヒーターカバーとを備え、
    外周縁部が防水テープによって密閉されるビニールシートによって浴槽の内側及び外側を覆い、その浴槽内に還元塩を混ぜた水を張り、前記ヒーターカバーによって覆われた前記ヒーター本体を水中に浸け、前記漏電ブレーカーからの電力を前記水中ヒーターに供給することで、浴槽内の還元塩が混ぜられている水が暖められる
    ことを特徴とする浴槽用水中ヒーターシステム。
  2. 前記漏電ブレーカーには、先端に第1のプラグが装着されたコードが接続され、
    前記ヒーター本体には、先端に前記第1のプラグに接続される第2のプラグが装着されたコードが接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  3. 前記漏電ブレーカーには、
    動作確認を行う際に操作されるテストボタンと、
    所定の定格感度電流での漏電感知をセットする際に操作されるセットボタンとが設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  4. 前記漏電ブレーカーと水中ヒーターとの間には、切替えスイッチを有する延長コンセントが設けられ、
    前記切替えスイッチにより前記水中ヒーターへの電力の供給がオン/オフされる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  5. 前記延長コンセントには、
    前記第2のプラグに接続されるコンセント本体と、
    前記コンセント本体から延び、先端に前記第1のプラグに接続される第3のプラグが装着されたコードとが設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  6. 前記延長コンセントには、複数の前記水中ヒーターの第2のプラグが接続される複数の差込口が設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  7. 前記漏電ブレーカーと水中ヒーターとの間には、前記水中ヒーターによって暖められた水温を検出して前記水中ヒーターへの電力供給を断続するサーモ・コントローラが設けられ、
    前記サーモ・コントローラは、検出した温度が所定の温度に到達すると、前記水中ヒーターへの電力供給を遮断し、検出した温度が所定の温度を下回ると、前記水中ヒーターへの電力供給を続行させる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  8. 前記漏電ブレーカーと延長コンセントとの間には、前記水中ヒーターによって暖められた水温を検出して前記水中ヒーターへの電力供給を断続するサーモ・コントローラが設けられ、
    前記サーモ・コントローラは、検出した温度が所定の温度に到達すると、前記水中ヒーターへの電力供給を遮断し、検出した温度が所定の温度を下回ると、前記水中ヒーターへの電力供給を続行させる
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  9. 前記延長コンセントと水中ヒーターとの間には、前記水中ヒーターによって暖められた水温を検出して前記水中ヒーターへの電力供給を断続するサーモ・コントローラが設けられ、
    前記サーモ・コントローラは、検出した温度が所定の温度に到達すると、前記水中ヒーターへの電力供給を遮断し、検出した温度が所定の温度を下回ると、前記水中ヒーターへの電力供給を続行させる
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  10. 前記サーモ・コントローラは、
    温度設定ダイヤルを有するコントローラ本体を有し、
    前記温度設定ダイヤルによって前記水中ヒーターへの電力供給を断続させる温度の設定が行われる
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  11. 前記コントローラ本体には、内部の電源回路のオン/オフと前記水中ヒーターへの電力供給のオン/オフとを行う際に切り替えられるオン/オフスイッチが設けられていることを特徴とする請求項10に記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  12. 前記コントローラ本体には、
    前記オン/オフスイッチがオン側に切り替えられたときに点灯する第1のランプと、
    温度センサからの検出温度が前記温度設定ダイヤルによって設定された温度に到達すると点灯する第2のランプとが設けられている
    ことを特徴とする請求項11に記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  13. 前記コントローラ本体には、
    先端に前記第1のプラグに接続される第4のプラグが装着されたコードと、
    先端に前記第2のプラグに接続される第5のプラグが装着されたコードと、
    先端に水温を検出する温度センサが接続されたコードとが設けられている
    ことを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  14. 前記ヒーター本体は、耐候性、耐塩性及び耐熱性を有していることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  15. 前記ヒーターカバーは、ゴム製又は耐熱樹脂製であることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  16. 前記ヒーター本体と前記第2のプラグが装着されたコードとの接続部位には、第1の温度で動作するバイメタルサーモと、前記第1の温度より高い第2の温度で動作する温度ヒューズとが内装されたゴムキャップが嵌合されていることを特徴とする請求項2に記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  17. 前記第2のプラグには、アース線が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  18. 前記第4のプラグには、アース線が設けられていることを特徴とする請求項13に記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  19. 前記ヒーター本体とゴムキャップとの嵌合部分にはシリコン接着剤が塗布されていることを特徴とする請求項16に記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
  20. 前記ゴムキャップ及び前記第2のプラグが装着されたコードは、耐候性・耐塩性を有していることを特徴とする請求項16に記載の浴槽用水中ヒーターシステム。
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