JP3100954U - 空気層式洗顔用具。 - Google Patents

Abstract

【課題】 洗顔の際にお湯、または水で洗顔した場合でも汚れ、油分、古い角質をきれいに拭き取ることが望ましい。また、肌に押し当てる際の肌触りを従来品よりも、もっと優しい感触で提供したい。
【解決手段】 本考案は、お湯、水での洗顔時でも油分、古い角質などの汚れをきれいに拭き取るために表面の布体に極細繊維を使用し、さらに空気の層をクッションとする肌触りの良い洗顔用具を提供するものである。

Description

本考案は洗顔を容易にし、肌に感触の良いエアークッションを利用した洗顔用具に関するものである。

朝の出勤前等、時間の無いときの洗顔として、フェイスタオルを用いてお湯または、水で洗顔する場合が多い。しかし、この洗顔では油分、古い角質などの汚れをきれいに落とすことができない。多角断面極細繊維を不織布に加工しての洗顔クリーナー（特開平７−２５０７７９）は本考案の狙いと一致しているが多角断面極細繊維を不織布に加工するためにコストが高くなる。安価にするためには一般繊維の混合も可能ではあるが効果が落ちてしまう可能性がある。

また、肌に押し当てる際に肌触りを良くするためにスポンジなどが多く利用されている。

お湯、水での洗顔時に油分、古い角質などの汚れをきれいに取り除くことが容易にできない。

また、肌に押し当てる際の肌触りを従来品よりも、もっと優しい感触で提供したい。

本考案は、お湯、水での洗顔時でも油分、古い角質などの汚れをきれいに取り除くと共に空気の弾力を利用した優しい肌触りを実現するために、表面の布体に極細繊維を使用し、さらにこの繊維の特性を利用してできる空気の層をクッションとさせる洗顔用具を提供するものである。

図−１に示すように従来のフェイスタオル等は繊維が太くて汚れ分、特に油分、古い角質などは良く拭き取れない。しかし、図−２のように極細でしかもくさび状になっている繊維だと特に油分、古い角質までもきれいに拭き取ることが可能である。

さらに図−５のように下半分をつまむように絞り込む、または図−６のように下半分を折り込むと上半分の表面布体とスポンジの隙間に空気の層（図−５・６・７の３）ができる。この部分で洗顔するとエアークッションにより今までにない優しい感触で洗顔できる。肌の弱い人にもだいじょうぶである。

本考案については複雑な構造を避けて、できるだけ簡単にそして、コストも低くし、安価で提供できるようにした。

形状としては、空気の層を作りやすく、さらに使いやすくするために、長めの楕円形とする。（図−３）中に入れるスポンジの厚みであるが、薄すぎては空気の層のボリュウムに欠けてしまう。また、厚すぎると使い勝手が良くない。１８ｍｍがちょうど良い。

次に表面布体であるが、例としてカネボウ合繊株式会社のベリーマＸ（商標）を使用する。このベリーマＸは０．１デニール（１〜５ミクロン）の極細繊維で図−２で示すように繊維がくさび状になっているために汚れを拭き取りやすいことが特徴である。

さらにこの布体は乾いていると通気性があり、濡れると通気性がなくなる。空気層を作るにはこの特性を充分に引き出さなくてはならず、図−３の本体の周り１は密閉するものである。そして、この布体はほとんど伸縮性がないために図−４の２に示すようにスポンジより布体がすこし大きめな構造でなければならない。

空気層を作るためには、まず表面を濡らし、図−５のように下半分をつまむか、図−７のように下半分を折り曲げて下の部分の空気を上半分に移動させて空気の層をつくる。

本考案は超極細繊維の布体を表面に使用し、空気の層をクッションに利用した洗顔用具である。

図−１

従来のフェイスタオルの拭き取り図。

図−２

超極細繊維ベリーマＸ（商標）の拭き取り図。

図−３

全体の形状を示す図。

図−４

縦の断面図。

図−５

下半分をつまんで空気の層を作る図。（正面）

図−６

下半分をつまんで空気の層を作る図。（側面）

図−７

下半分を折り曲げて空気の層を作る図。（側面）

符号の説明

１ 本体の周り
２ スポンジと布体の間隔
３ 表面布体とスポンジの間にできる空気の層

Claims (2)

1. ０．１デニール（１〜５ミクロンの太さ）以下の極細繊維からなる布体を表面に使用し、その布体でスポンジを包み込んだ洗顔用具。
2. 肌に押し当てる際のクッションとして空気の層が利用される洗顔用具。

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