JP3100898U

JP3100898U - 紙容器

Info

Publication number: JP3100898U
Application number: JP2003271663U
Authority: JP
Inventors: 文欽劉
Original assignee: 文欽劉
Priority date: 2003-10-07
Filing date: 2003-10-07
Publication date: 2004-05-27
Anticipated expiration: 2009-10-07

Abstract

【課題】異なる特性を有する内層と外層から成る紙容器を提供する。
【解決手段】互いに対応し合う形状を成す内層１０及び外層２０を備え、内層１０は上面にフィルム層が設けられ、中央に収容空間１０１が形成されると共に、外周縁に下表面１０３を有する第一リング状縁１０２が設けられ、外層２０は前記内層１０の下方に設けられ、周縁に第一リング状縁１０２と対応する、上表面２０３を有する第二リング状縁２０１が設けられると共に、外側面にフィルム層２０２が設けられ、内層１０と外層２０は第一リング状縁１０２の下表面１０３と第二リング状縁２０１の上表面２０３との接着により、組合されることを特徴とする。
【選択図】図２

Description

本考案は、特に異なる特性を有する内層と外層から成る紙容器に関するものである。

従来の使い捨て容器は主にプラスチック製及び紙製の二種類に分けられであり、その内のプラスチック製の容器は環境に悪影響を及ぼすことから、使用の制限が厳しくなり、又、従来の紙製の容器は強度不足及び断熱効果が悪いなどの問題を有するので、使用上非常に不便であった。

図５に示すように、従来の紙容器は上モールド（６０）と下モールド（６１）の間に紙原料を注入すると共に、排水を行うことにより、紙容器（５０）を得るが、この紙容器（５０）の内部にはフィルム層（５１）が設けられるので、液体用としても用いることができる。

しかしながら、前記従来の紙容器（５０）は水分を排水しやすくするために、下モールド（６１）に排水溝が設けられると共に、紙容器（５０）の外表面（５２）はフィルム層を設置することができないほど凹凸面となるので、美観性に優れない。

そこで、案出されたのが本考案であって、異なる特性を有する内層と外層から成る紙容器を提供することを目的としている。

本願の請求項１の考案は、互いに対応し合う形状を成す内層（１０）及び外層（２０）を備え、内層（１０）は上面にフィルム層が設けられ、中央に収容空間（１０１）が形成されると共に、外周縁に下表面（１０３）を有する第一リング状縁（１０２）が設けられ、外層（２０）は前記内層（１０）の下方に設けられ、周縁に第一リング状縁（１０２）と対応する、上表面（２０３）を有する第二リング状縁（２０１）が設けられると共に、外側面にフィルム層（２０２）が設けられ、内層（１０）と外層（２０）は第一リング状縁（１０２）の下表面（１０３）と第二リング状縁（２０１）の上表面（２０３）との接着により、組合されることを特徴とする紙容器及び、
本願の請求項２の考案は、前記内層（１０）と外層（２０）との間に隙間が形成されることを特徴とする請求項１に記載の紙容器、を提供する。

本考案は上記の課題を解決するものであり、内層の内側と外層の外側にフィルム層が設けられると共に、美観を向上させることができ、且つ内層と外層の間に隙間が設けられるので、断熱効果も向上させることができる。

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。

図１は本考案に係る紙容器の斜視図であり、図２は本考案に係る紙容器の分解斜視図であり、図３は本考案に係る紙容器の一部断面図であり、図４は本考案に係る紙容器の他の実施例を示す斜視図である。

図１及び図２に示すように、本考案に係る紙容器は互いに対応し合う形状を成す内層（１０）及び外層（２０）を備え、内層（１０）は上面にフィルム層が設けられ、中央に収容空間（１０１）が形成されると共に、外周縁に下表面（１０３）を有する第一リング状縁（１０２）が設けられる。

前記外層（２０）は内層（１０）の下方に設けられ、周縁に第一リング状縁（１０２）と対応する、上表面（２０３）を有する第二リング状縁（２０１）が設けられると共に、外側面にフィルム層（２０２）が設けられる。

前記内層（１０）と外層（２０）は第一リング状縁（１０２）の下表面（１０３）と第二リング状縁（２０１）の上表面（２０３）との接着により、組合される。

又、前記内層（１０）と外層（２０）との間に隙間が形成されることにより、断熱効果を向上することができる。

又、図４に示すように、本考案に係る紙容器の他の実施例においては現有の紙容器の外側に外層（２０）を設けることにより、前記の実施例と同様の効果を達成することができる。

本考案は上記の構成を有するので、内層の内側と外層の外側にフィルム層が設けられると共に、美観を向上させることができ、且つ内層と外層の間に隙間が設けられるので、断熱効果も向上させることができる。

本考案に係る紙容器の斜視図である。本考案に係る紙容器の分解斜視図である。本考案に係る紙容器の一部断面図である。本考案に係る紙容器の他の実施例を示す斜視図である。従来の紙容器の製造状態を示す一部断面図である。

符号の説明

１０内層
１０１収容空間
１０２第一リング状縁
１０３下表面
２０外層
２０１第二リング状縁
２０２フィルム層
２０３上表面
５０紙容器
５１フィルム層
５２外表面
６０上モールド
６１下モールド

Claims

互いに対応し合う形状を成す内層（１０）及び外層（２０）を備え、内層（１０）は上面にフィルム層が設けられ、中央に収容空間（１０１）が形成されると共に、外周縁に下表面（１０３）を有する第一リング状縁（１０２）が設けられ、外層（２０）は前記内層（１０）の下方に設けられ、周縁に第一リング状縁（１０２）と対応する、上表面（２０３）を有する第二リング状縁（２０１）が設けられると共に、外側面にフィルム層（２０２）が設けられ、
内層（１０）と外層（２０）は第一リング状縁（１０２）の下表面（１０３）と第二リング状縁（２０１）の上表面（２０３）との接着により、組合されることを特徴とする紙容器。
前記内層（１０）と外層（２０）との間に隙間が形成されることを特徴とする請求項１に記載の紙容器。