JP3100649U - 鉄分を付着させない鋏と植物の小枝折り挟み爪つきの鋏 - Google Patents

Abstract

【課題】 本案は、鉄分を嫌う植物植木草花の剪定鋏に関するものです。
従来は、非鉄植物の剪定は人手の指先の爪で行っていましたが、近年外来種の植物が増え、その上肥料も多種類になり、素手の作業は危険です。手袋をして指爪での剪定は思うようにできず困っていました。
【解決手段】その課題を解決したのが、本案の鉄分のない材料で作った剪定鋏です。なお、この剪定鋏には鋏の刃の奥部に、小枝を挟み込める窪みが着けてあります。
この窪みの形は、一度挟んだ小枝が外れないよう出口が深く作られています。これは小枝折り円形鋏装置部です。そして剪定鋏に小枝折り円形構造を装置した鋏を製作し課題を解決しています。
【選択図】 図１

Description

考案の詳細な説明

本案は、主に植物に使用する鉄分を付着させない鋏と植物植木の枝を折るために使用する植物枝折り具に関するものです。

従来、鋏は多種多様な形状のものや材料も鉄を主としステンレス製などが日常用具として存在しますが、植物用のセラミックや竹製木製の鋏はありません。
また、植物の枝折り具や枝折りはさみ爪つきの鋏も剪定鋏もありません。

考案が解決しようとする課題

従来の技術で述べた、鉄を主材料とした鋏は切断面に鉄分が付着する欠点がありました。市販されている多くの植木鋏は鉄製であるため、剪定した切り口に鉄分が付着し腐れや枝枯れの被害がありました。エリカ・枝垂れ楓。

考案が解決するための手段

上記の課題を解決するため、従来存在しなかった鉄分抜き材料のセラミックや竹、木材で制作し問題を解決しています。

また、植物の剪定には刃物を使わず小枝を折る方法で行うことが良い。とされる種類があります。この小枝折りは、従来人の指の爪で折っていました。そのため指の爪を傷めるなどの問題がありました。考案の小枝折り具爪は、この問題を解決しています。鉄分抜き材で制作しています。

本考案の実施の形態を図面により、材料竹を一例として説明します。
図１，は剪定鋏の見取り図で（１）は鋏の本体Ａ。（２）は鋏の本体Ｂ。です。本体Ａ，Ｂ，は構造も形も同じです。
（３）と（４）は、鋏の本体の刃の部分で竹の皮の部分が刃先になるように作られています。竹の皮の部分が堅く刃物に適しているからです。（５）と（６）は鋏の本体の背の部分で厚みがあります。竹の肉の部分を多く露出させ使用中の安全を図っています。（７）と（８）は指差入れ部です。（９）は鋏の要。合せ止め具です。
（１０）は小枝折りの小枝はさみ込み部の窪み構造部で、鋏のＡＢの刃の奥、元部に付けてあります。この略円形の窪みに小枝をしっかと挟み込み、簡単に折れます。
図２，は剪定鋏の側面見取り図で（１）は鋏の本体背の部分（２）は鋏の本体刃の部分です。
なお、セラミック等を使用した場合は、竹材による場合より簡単に制作できます。

考案の効果

本考案は上述の通りです。

本案はますます外来種の草花が増加するベランダ園芸に安心して使用できる無鉄鋏は園芸愛好家の愛用品になるでしょう。肥料など薬品の付いた植木の植え替えの根切りにもサビが出なく、作業後鋏を水洗できるのも効果の一つです。

また、魚貝類、肉類、漬物などの用具としても鉄分の付かない鋏として効果的に活用できます。

図面１

竹を材料とした小枝折り挟み爪つき剪定鋏の見取り図

図面２

竹を材料とした小枝折り挟み爪つき剪定鋏の刃と背の見取り図

符号の説明

図面１について
（１）は鋏の本体Ａ。 （２）は鋏の本体Ｂ。
（３）本体Ａの刃の部分（４）本体Ｂの刃の部分（５）本体Ａの背の部分
（６）本体Ｂの背の部分。
（７）本体Ａの指入れ（８）本体Ｂの指入れ
（９）は鋏の要合せ止め具。
（１０）は小枝折りの小枝はさみ込み部。
図面２について。
（１）本体Ａの背（２）は本体Ａの刃の部
（３）本体Ｂの背（４）は本体Ｂの刃の部

Claims (1)

1. 鉄分を付着させない材料セラミックや竹木で製造した鋏と植物の小枝折り挟み爪つきの鋏。

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