JP3100596U - 葬祭用ポータブル天幕 - Google Patents

Abstract

【課題】開閉自在になるよう２枚の角盆型取付板を繋ぎ合わせ、その両方の板に天幕を固定収納し、葬祭会場での簡易迅速な天幕飾りの設置並びに撤去を行う。
【解決手段】１の天幕取付用の角盆型取付板２枚に２の蝶番を両方の板の一片に取り付け、板の表面に５の天幕を固定することによって、開閉自在で移動簡易になった装飾用天幕を、左右に開き、板の縦方向に取り付けた４のコ型金具に３の閂を差し込んで固定し、６のポールで１の角盆型天幕板を支えることによって簡易な設置と同時に撤去移動が十分行える。
また６のポールの上部にある６ａのフックに７の蛍光灯を吊り下げることで、会場の照度調節ができる。
【選択図】　図１

Description

本考案は、２枚の角盆型取付板と伸縮自在の支えポールを利用した葬祭用の天幕の飾りに関する。

葬祭会場での飾付けに天幕を利用して固定する場合、一枚一枚の幕を釘や画鋲を使って天井に取り付けるため、時間と労力がかかった。また撤去時には天井裏に刺し傷が残ってしまう状態である。

一枚一枚の幕を釘や画鋲を使って会場に取り付ける場合、時間と労働の負担がある。
同時に、会場の天井裏に画鋲等の刺し傷がつく。

また会場での設置時間が限られ短時間に飾り付けを行わなければならないことが多いが、釘や画鋲以外の固定方法では不十分であり困難であることから、一枚一枚の天幕を釘や画鋲であらかじめ角盆型取付板に取り付けし固定することによって簡易迅速な移動と設置、撤去が容易に行え前述の欠点を解決しようとするものである。

本考案は会場の大きさを想定し、天幕取付用の角盆型取付板２枚を用意し、蝶番を両方の板の一片に取り付け、板の表面に天幕を固定することによって、開閉自在で簡易なポータブル式の天幕装飾品になる。
設置する際は、２枚の取付板を左右に開き、角盆型取付板の縦方向に取り付けたコ型金具に閂を差し込んで固定し、天幕が下方へ垂れ下がる下向きの状態をつくりながら、伸縮自在の支えポールで天幕板を支えることによって容易に設置と撤去ができ、問題点が解決される。

ポールは概ね後方６本、前方４本の合計１０本で板の四隅を支え、会場の高さと広さ及び視界のバランスを考慮して高さの調節を行い、しかもポール上部にあるフックに蛍光灯を吊して会場の照度調節ができる。

上述のように、本考案のポータブル式葬祭用天幕は、持ち運び可能な開閉自在の機能を持ち、会場の広さ、大きさ、形状、明るさを考慮した簡易迅速な設置ができる祭壇装飾用品として役立つ。

以下、本考案の実施形態を図１〜図２に基づいて説明する。

図１〜図２において、１はベニア合板等、軽量な素材で作られた盆型天幕取付板、２は１の板を繋ぐ蝶番、３は両方の板が開いた状態を固定する支え閂、４は支え閂を囲うコ型金具で、１の取付板の表面に、５の天幕を画鋲や釘で押さえ、盆型天幕取付板を天幕が下方に垂れ下がる下向きの状態にしながら、３の支え閂で開いた状態を保持する。

１の天幕取付板を地面から約２メートル上方へ設置固定するために、６のフック付きポールを立てて伸ばす。天幕板の大きさと設置場所地面の強度を考慮し、ポールの数を増減させる。

６のポールには伸縮性の調節機能と６ａのフック機能があり、会場の高低の調節と６ａのフックに７蛍光灯を吊り下げての照度調節を行い、昼夜に合わせた会場設置を行う。

本考案の設置取付時の正面図 本考案のポータブル天幕の実施取付例に示す開板時の正面図

符号の説明

１．　　取り付け板
２．　　蝶番
３．　　支え閂
４．　　コ型金具
５．　　天幕
６．　　ポール
６ａ．　ポールフック
７．　　蛍光灯

Claims (1)

1. 開閉可能になるよう蝶番で繋いだ２枚の角盆型取付板に、多種の葬祭用天幕（以下天幕という。）を固定し、保管や移動の際は板を閉じ、また使用会場では板を開いて四隅をナイスポール（長さ１２尺、２段。以下ポールという。）で支えることによって角盆型取付板に取り付けられた天幕が下方に垂れ下がる状態を簡易迅速にセットできることを特徴とする葬祭用ポータブル天幕。

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