JP3099770B2 - ネットワーク監視システムにおける障害情報管理方式 - Google Patents

ネットワーク監視システムにおける障害情報管理方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク監視シ
ステムにおける障害情報管理方式に関し、特に通信ネッ
トワークにおいて複数の障害が同時に検出された場合に
障害原因となる障害情報、障害箇所を特定するための障
害情報の管理方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通信ネットワークの状態を監視す
る監視システムにおいては、装置,回線の障害を監視シ
ステム上に表示する場合、検出した個別の障害単位に表
示を行っていた。そのため、ある障害が原因で他の装置
・回線に影響を与えた場合には、影響による障害も含
め、複数の障害が監視システムに表示され、その情報を
基に運用者が調査・判断し、障害原因を特定していた。
【0003】また、近年通信ネットワークの障害箇所を
判定する方法が提案されている。例えば、特開平6−2
84126号公報においては、1つのオブジェクトから
発生する複数のアラーム情報の状態管理を状態管理エリ
アに蓄積されたアラームコードを用いて行う様にしたネ
ットワーク管理システムが示されている。また、特開平
4−100340号公報においては、機種別監視装置か
ら得られる障害情報を相互に比較し、障害発生機器の特
定を自動的に行うネットワーク監視方式が示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方式の問題点
は、複数の障害情報が監視システムに表示された場合、
障害原因を特定するのは運用者であり、ネットワーク内
の装置,回線の構成を把握した上で、過去の経験等を基
に複数の装置の状態の調査を行い、障害原因を判断して
いたことである。つまり、運用者のスキルによって、障
害原因を特定する時間・正確性に差異が生じ、一定レベ
ルでの障害原因の特定を行うことが困難であるため、ネ
ットワークの運用,保守性において問題があった。
【0005】特開平6−284126号公報に示された
ネットワーク管理システムにおいては、アラームコード
の組合わせとアラーム情報の影響関係とを判定パターン
として登録する方法が示されているが、この方法によれ
ば、主原因アラームと影響アラームが発生するオブジェ
クト間の関係については、一般的なオブジェクトの関係
(隣接オブジェクト,対向オブジェクトの様な関係で示
され、影響のある構成の関係を詳細に指定しない)でし
か示すことができない。
【0006】そのため、同じ主原因のアラームである
が、その発生箇所(オブジェクト)によっては、影響ア
ラームとならない様なネットワーク構成の場合、区別が
できないためアラーム情報を見落とす可能性があった。
【0007】特開平4−100340号公報に示された
ネットワーク監視方式においては、他機器に影響を与え
る障害情報と他機器からの影響による障害情報を参照す
ることにより、障害発生箇所を特定する方法が示されて
いるが、障害情報が同一の場合、複数発生した障害の原
因を判別することができない。また、影響を与える障害
情報内に障害箇所も情報として追加すると、障害箇所を
判別することは可能であるが、ネットワークや装置の構
成変更を行う度に、参照するための障害情報の変更も必
要となるため、メンテナンス,運用の面で課題が残る。
【0008】本発明の目的は、複数検出された障害情報
の中から障害原因となる障害箇所を特定可能としたネッ
トワーク監視システムにおける障害情報管理方式を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、通信ネ
ットワークを構成する装置及び回線を監視するネットワ
ーク管理システムにおける障害情報管理方式であって、
発生する可能性のある障害種別とこれ等各障害種別に夫
々対応して対応障害が及ぼす影響度の大小に従って予め
決定された影響優先度と対応障害が及ぼす可能性のある
影響障害種別とを予め定めて格納した障害情報管理テー
ブルと、複数の障害の発生に応答して、前記障害情報管
理テーブルを参照してこれ等発生障害種別の各々に対応
する影響優先度と影響障害種別とに応じて障害原因とな
る障害種別を特定する障害原因特定手段とを含むことを
特徴とする障害情報管理方式が得られる。
【0010】上記構成に加えて、更に、前記装置及び回
線等の管理対象の各構成要素における構成箇所、これ等
各構成箇所に夫々対応して対応構成箇所と互いに関連す
る関連構成箇所とを予め定めて格納した構成情報管理テ
ーブルを含み、前記障害原因特定手段は、前記発生障害
種別の影響優先度と影響障害種別との他に、更にその発
生障害種別の構成箇所に対応する関連構成箇所とに応じ
て障害原因となる障害種別を特定するようにしたことを
特徴としている。
【0011】更には、前記障害原因特定手段により特定
された障害種別を表示蓄積する手段を含み、また前記障
害情報管理テーブルまたは前記構成情報管理テーブルの
内容をシステム構成の変更に従って追加削除をなす手段
を含むことを特徴としている。
【0012】本発明の作用を述べる。障害情報の関連性
を定義した障害情報管理テーブルの情報に従い、検出さ
れた複数の障害情報の中で障害原因となる障害情報を特
定し、また、装置,回線の構成情報と関連する構成情報
の関連構成箇所コードとで定義される構成情報管理テー
ブルの情報に従い、複数検出された障害情報の中で障害
原因となる障害箇所を特定することができる。また、上
記の障害・構成情報管理テーブルに対して、定義を追加
及び削除するための手段を用意することにより、管理テ
ーブルの更新を可能とし、運用中でも動的に障害情報特
定のための参照テーブルを変更し、障害情報の特定をよ
り正確に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1を参照すると、本発明の実施の形態
は、プログラム制御により動作するデータ処理装置1
と、ディスプレイ装置等の出力装置2と、キーボード等
の入力装置3と、情報を記憶する外部記憶装置4とを含
む。
【0015】外部記憶装置4は、障害情報管理DB(デ
ータベース)41,構成情報管理DB42,障害情報ロ
グDB43を含む。障害情報管理DB41は図4のテー
ブルに示す如く、障害の影響優先度、障害種別コード及
び影響障害種別コードを含み、影響度(重要度)の高い
障害種別ほど影響優先度の高いレコードとして記録す
る。
【0016】例えば、図4のA1障害は、A2障害より
影響度が高いことを高いことを示しており、A4障害と
A5障害は影響度が同じであることを示している。ま
た、影響障害種別コードは、障害種別コードで示される
障害が発生した場合に、影響を及ぼす可能性のある障害
の障害種別コードを示す。
【0017】障害情報管理DB42は、図5のテーブル
に示す如く、構成箇所コード,装置識別アドレス,構成
箇所及び関連構成箇所コードを含む。装置識別アドレス
毎に、装置を構成する管理対象を構成箇所として登録
し、夫々に構成箇所コードを割付けている。関連構成箇
所コードは、構成箇所が障害となった場合に、影響を及
ぼす可能性のある構成箇所のコード(構成箇所コード)
を示すものであり、障害が発生した場合の管理対象間の
関連性を知るための情報である。
【0018】障害情報ログDB43は検出した障害の情
報をログとして格納するためのDBであり、障害原因表
示・記録処理部14がその読み書きを行う。
【0019】データ処理装置1は、通信制御部11,障
害検出処理部12,障害・構成情報検索処理部13,障
害原因表示・記録処理部14,障害・構成情報登録処理
部15,障害情報管理テーブル16,構成情報管理テー
ブル17を備えている。
【0020】通信制御部11は管理対象である装置(図
示せず)と通信を行うための通信プロトコルを制御す
る。障害検出処理部12は装置から収集した情報を基
に、障害の発生,復旧を検出する。障害・構成情報検索
処理部13は障害検出処理部12から受信した障害情報
を基に、障害情報管理テーブル16を検索し障害の影響
度を調べる。更に、障害・構成情報検索処理部13は構
成情報管理テーブル17を参照して、障害の発生した構
成箇所の関係を調べ、最終的に障害の原因となっている
障害情報を障害原因表示・記録処理部14に通知する。
【0021】障害原因表示・記録処理部14は障害原因
となる障害情報を出力装置2に表示し、障害情報ログD
B43に記録する。この時、障害原因以外の障害情報に
ついては障害情報ログDB43に格納するだけである。
【0022】障害・構成情報登録処理部15は障害情報
管理DB41,障害情報管理DB42の内容を、入力装
置3から入力されたデータを基に修正する。プログラム
を起動すると、障害情報管理DB41の内容をデータ処
理装置1内の障害情報管理テーブル(メモリ上)16に
読み込み、また、構成情報管理DB42の内容を構成情
報管理テーブル(メモリ上)17に読込むことにより、
各処理部は高速にその内容を参照することが可能であ
る。そのため、障害・構成情報登録処理部15は、障害
情報管理DB41,構成情報管理DB42の内容を更新
する時、障害情報管理テーブル16,構成情報管理テー
ブル17の内容も同時に更新する。
【0023】次に図1,図4〜図10を参照して、本発
明の実施の形態の動作について説明する。
【0024】図6は障害検出処理部12の動作を示すフ
ローチャートであり、図7,8,図10は、障害・構成
情報検索処理部13の動作を示すフローチャートであ
る。図7,8は障害発生時の動作を、図10は障害復旧
時の動作を夫々示している。
【0025】先ず、障害・構成情報検索処理部13の障
害発生検出時の動作を説明する。この時、障害検出処理
部12は、図6に示す如く、通信制御部11を介して管
理対象装置と通信して状態収集を行い(F101)、障
害発生を検出すると(F102),障害・構成情報検索
処理部13に、障害情報を通知する(F103)。
【0026】障害・構成情報検索処理部13は障害検出
部12から通知される障害情報をその内容を解析するた
めに、ある一定時間解析用バッファに蓄積する(F20
1)。ある一定時間経過後、バッファ内の障害情報が複
数存在するかを検索し(F202)、複数存在しない場
合は障害情報をそのまま「原因障害」として、障害原因
表示・記録処理部14に通知する(F210)。
【0027】ここで、「原因障害」は、発生した障害情
報の中で、根本原因となる障害であり、「影響障害」
は、「原因障害」の影響を受けて発生した障害である。
尚、障害・構成情報検索処理部13は、「原因障害」と
して通知した障害情報を発生中原因障害情報として保持
しておく。これは後述する障害復旧情報との対応をとる
ためである(F210)。
【0028】蓄積された障害情報が複数存在する場合
は、それらの障害情報が「原因障害」であるか「影響障
害」であるかの解析を行う。先ず、バッファに蓄積され
た障害情報の中で、最も影響優先度の高い障害情報を障
害情報管理テーブル16を参照して検索する。影響優先
度の高い障害情報(障害情報Aとする)をバッファから
1件取出した後、その障害情報Aが影響障害種別コード
を持つ障害であるかを判断する(F203)。図4に示
す様な障害情報管理テーブル(DB)を用意し、障害種
別コードと影響優先度の対応,影響障害種別コードの対
応がとれる様にしておく。
【0029】その障害情報Aが影響障害種別コードを持
たない場合は(F204)、影響優先度が最も高いた
め、当該障害情報が「原因障害」と判断する。ここで、
障害情報Aをバッファから削除し、「原因障害」として
障害原因表示・記録処理部14に通知する(F21
0)。
【0030】障害情報Aが影響障害種別コードを持つ場
合は(F204)、バッファに蓄積されている障害情報
の中から、障害情報Aの影響障害種別が障害種別コード
である次に影響優先度の高い障害情報(障害情報Bとす
る)を1件取出し(F205)、障害情報Bの発生箇所
コードが障害情報Aの関連構成箇所コードに含まれてい
るかを判断する(F206)。
【0031】関連構成箇所コードが含まれている場合は
(F207)、障害情報Bは「影響障害」として障害原
因表示・記録処理部14に通知する(F208)。障害
情報Bの発生箇所コードが障害情報Aの関連構成箇所コ
ードに含まれていない場合は(F207)、その障害情
報Bはスキップし、次の障害情報を調べる。
【0032】ここで、バッファ内に他の障害情報が残っ
ているかを確認する(F209)。他の障害情報が残っ
ていない場合は、障害情報Aをバッファから削除し、
「原因障害」として障害原因表示・記録処理部14に通
知する(F210)。バッファ内に他の障害情報が残っ
ている場合は(F209)、次に影響優先度の高い障害
情報をバッファから1件取出し(F205)同様に、障
害情報の影響関係を解析する。
【0033】この様にして、バッファに蓄積されている
障害情報の中で、影響優先度の最も高い障害情報Aと他
の障害情報を1件ずつ解析していき、障害情報Aをバッ
ファから削除し、「原因障害」として障害原因表示・記
録処理部14に通知し、発生中原因障害情報として保持
した後、バッファ内に他の障害情報がまだ残っているか
調べる(F211)。バッファ内に他の障害情報が残っ
ていれば、F202に戻り、同様に障害情報の解析を行
う。バッファ内の障害情報が全て解除された後、障害・
構成情報検索処理部の処理は終了する。
【0034】次に、図1,図10を参照して障害・構成
情報検索処理部13の障害復旧検出時の動作を説明す
る。障害検出処理部12は障害復旧を検出すると障害・
構成情報検索処理部13に障害復旧情報を通知する。障
害・構成情報検索処理部13は、当該障害復旧情報が
「原因障害」として保持している障害情報であるかを発
生中原因障害情報を検索して判別する(F401)。
【0035】当該障害情報が発生中原因障害情報に存在
する場合(F402)、「原因障害」の復旧として障害
原因表示・記録処理部14に通知する(F403)。障
害情報が「原因障害」ではない場合(F402)、つま
り発生中原因障害情報に存在しない場合、「影響障害」
の復旧として障害原因表示・記録処理部14に通知する
(F404)。
【0036】次に、図1,図9を参照して障害原因表示
・記録処理部14の動作を説明する。障害原因表示・記
録処理部14は障害・構成情報検索処理部13からの障
害情報(発生/復旧)を受信すると(F301)、当該
障害情報が「原因障害」であるか「影響障害」であるか
を判別する(F302)。障害・構成情報検索処理部1
3は障害情報と共に「原因障害」であるか「影響障害」
であるかの情報も通知するので、その情報を基に判別す
る。
【0037】障害原因表示・記録処理部14は、障害情
報が「原因情報」である場合、出力装置2に「原因障
害」として表示し、障害情報ログDB43に記録する
(F303)。また、障害情報が「影響障害」である場
合、「影響障害」として障害情報ログDB43に記録す
る(F304)。
【0038】次に、障害・構成情報登録処理部15の動
作を説明する。障害・構成情報登録処理部15は、入力
装置3を介してネットワーク運用者から入力される要求
情報に従い、障害情報管理テーブル16,構成情報管理
テーブル17,障害情報管理DB41,障害情報管理D
B42を修正する。ネットワーク運用中に構成変更が発
生した場合や障害情報の影響優先度を変更する場合に上
記テーブル及びDBの修正を行う。
【0039】以上述べた様に、障害情報の関連性を定義
した障害情報管理テーブルの情報に従い、検出された複
数の障害情報の中で「障害原因」となる障害情報を特定
し、また、装置,回線の構成情報と関連する構成情報の
関連構成箇所コードとで定義される構成情報管理テーブ
ルの情報に従い、複数検出された障害情報の中で「障害
原因」となる障害箇所を特定することができる。そのた
め、ネットワークの運用者のスキルによらず一定レベル
で「障害原因」である障害情報,障害箇所の特定を行う
ことが可能となり、ネットワークの運用,保守性が向上
する。
【0040】また、上記の障害情報管理テーブル,構成
情報管理テーブルに対して、定義を追加及び削除するた
めの手段である障害・構成情報登録処理部を用意するこ
とにより、管理テーブルの更新を可能とし、運用中でも
動的に障害情報特定のための参照テーブルを変更し、障
害情報の特定をより正確に行うことができる。
【0041】次に、本発明の実施例の動作を詳細に説明
する。
【0042】図2は本発明のネットワーク監視システム
の障害情報管理方式の概要を示すネットワーク構成の一
例である。ネットワーク監視システム5は装置N1,N
2,N3、装置N1内のカードC1,C2、ポートP1
−1,P1−2,P2−1,P2−2、装置N2内のカ
ードC1,C2、ポートP1−1,P1−2、装置N3
内のカードC1,C2、ポートP1−1,P1−2,P
2−1,P2−2、及びネットワーク内の回線CI0
1,CI02を監視する。
【0043】回線CI01は端末装置N11とN31と
の間を装置N1,N2,N3を経由して接続する回線で
ある。回線CI02は端末装置N12とN32との間を
装置N1,N3を経由して接続する回線である。
【0044】ここでは、回線CI02は構成変更により
後で追加される回線として定義する。そのため、図3,
図5では、追加予定の回線としてハッチングとして他と
区別して示している。この時の回線の経路情報を図3に
示す。
【0045】図4は図2のネットワーク構成において発
生する可能性のある障害情報の障害情報管理テーブル1
6の一例であり、障害・構成情報検索部13,障害・構
成情報登録処理部15に参照される。障害種別は5種類
(A1〜A5)が定義されており、影響優先度は、高い
方から順に、A1,A2,A3であり、A4とA5は同
じ影響優先度でありそれに続く。A1の障害種別は、カ
ード障害であり、この障害が発生した場合には、障害種
別A2〜A5が障害として発生することを示している。
【0046】図5はネットワーク構成における管理対象
の構成情報の関係を示す構成情報管理テーブル17の一
例であり、障害・構成検索部13,障害・構成情報登録
処理部15により参照される。本テーブルは構成箇所コ
ード,装置識別アドレス,構成箇所及び関連構成箇所コ
ードを含み、装置識別アドレス毎に、装置を構成する管
理対象を構成箇所として登録し、夫々に構成箇所コード
を割付けている。
【0047】関連構成箇所コードは、構成箇所が障害と
なった場合に、影響を及ぼす可能性のある構成箇所のコ
ード(構成箇所コード)を示すものであり、障害が発生
した場合の管理対象間の関連性を知るための情報であ
る。
【0048】例えば、装置N1の構成箇所P1−1(ポ
ート)の構成箇所コードは03であり、このポートが障
害となった場合、関連構成箇所コード31、つまり、回
線CI01に影響を及ぼすことを示している。またこの
構成情報管理テーブルは、図2に示されるネットワーク
構成図、図3に示される回線の経路情報に基づく。
【0049】図2のネットワーク構成の中で、装置N1
のカードC1で障害(障害種別コードA1)が発生した
場合の動作の例について説明する。この時、カードC1
障害(A1)により装置N1のポートP1−1障害、ポ
ートP1−2障害(障害種別コードA2)、ネットワー
ク内の回線CI01障害(障害種別コードA3)も同時
に発生する。ここでは、回線CI02は構成追加されて
いないものとして説明する。障害検出処理部12は、上
記の障害が発生したことを障害・構成情報検索処理部1
3に障害情報として通知する。
【0050】障害・構成情報検索処理部13は、これ等
複数(4つ)の障害情報をバッファに蓄積する。障害・
構成情報検索処理部13は、バッファに蓄積された障害
情報が複数存在することを認識すると(F202)、蓄
積されている障害情報の中で、最も影響優先度の高い障
害情報を障害情報管理テーブル16(図4参照)を参照
して検索する。
【0051】影響障害度が最も高い障害情報の障害種別
コードは、カードCI障害(A1)であり、この障害は
影響障害種別コードを持つ障害であることを判別する
(F203,F204)。図4のカードC1障害(A
1)の影響障害種別コードを見ると、ポート障害(A
2)、回線障害(A3)が含まれていることがわかる。
【0052】ここで、カードC1障害(A1)の影響障
害種別コードを障害種別コードとして持つ障害情報の中
から、次に影響優先度の高い障害情報ポートP1−1障
害(A2)をバッファから取出す(F205)。実際は
ポートP1−1障害(A2)とポートP1−2障害(A
2)は、影響優先度は同じであるが、その様な場合、バ
ッファ検索時に先に検出された障害情報を先に調べる
(ここではポートP1−1障害を先に調べる)。
【0053】次にポートP1−1障害(A2)の発生箇
所は、カードC1障害(A1)の関連構成箇所であるか
どうかを、構成情報管理テーブル17(図5参照)に従
い判別する(F207)。図5の構成情報管理テーブル
17によれば、ポートP1−1の構成箇所コードは「0
3」であり、カードC1の関連構成箇所コードに含まれ
ていることがわかる。
【0054】ここで、ポートP1−1障害(A2)情報
をバッファから削除し、「削除障害」として障害原因表
示・記録処理部14に障害情報を通知する(FF20
8)。バッファ内には、他の障害情報が残っているので
(F209)、更にカードC1障害(A1)の影響障害
種別コードを障害種別コードとして持つ障害情報の中か
ら、次に影響優先度の高い障害情報ポートP1−2障害
(A2)をバッファから取出す(F205)。
【0055】同様に、ポートP1−2障害(A2)の発
生箇所は、カードC1障害(A1)の関連構成箇所であ
るかどうかを構成情報管理テーブル17に従い判別する
(F207)。図5の構成情報管理テーブル17によれ
ば、ポートP1−2の構成コードは「04」であり、カ
ードC1の関連構成箇所コードに含まれていることがわ
かる。従って、ポートP1−2障害(A2)情報をバッ
ファから削除し、やはり「影響障害」として障害原因表
示・記録処理部14に障害情報を通知する(F20
8)。
【0056】バッファ内には、他の障害情報が残ってい
るので(F209)、更にカードC1障害(A1)の影
響障害種別コードを障害種別コードとして持つ障害情報
の中から、次に影響優先度の高い障害情報回線CI01
障害(A3)をバッファから取出す(F205)。回線
CI01障害(A3)の発生箇所は、カードC1障害
(A1)の関連構成箇所であるかどうかを構成情報管理
テーブル17に従い判別する(F207)。
【0057】図5の構成情報管理テーブル17によれ
ば、回線CI01の構成コードは「31」であり、カー
ドC1の関連構成箇所コードに含まれていることがわか
る。従って、回線CI01障害(A3)情報をバッファ
から削除し、やはり「影響障害」として障害原因表示・
記録処理部14に障害情報を通知する(F208)。
【0058】ここで、バッファ内に蓄積されている他の
障害情報は存在しなくなるため(F209)、カードC
1障害情報をバッファから削除し、「原因障害」として
障害原因表示・記録処理部14に障害情報を通知し、発
生中原因障害情報として保持する(F210)。
【0059】バッファ内には障害情報が存在しないの
で、障害・構成情報検索処理部13の処理は終了する
(F211)。もし、他に障害情報が存在する場合は、
ステップF202に戻り、上記と同じ処理を繰返す。
【0060】障害原因表示・記録処理部14は、障害・
構成情報検索処理部13から「原因障害」または「影響
障害」として通知されてきた障害情報を「原因障害」の
場合には、出力装置2に表示し、障害情報ログDB43
に記録する(F303)。「影響障害」の場合は、障害
情報ログDB43にのみ記録する(F304)。
【0061】次に、上記で説明した障害が復旧した場合
の動作の例について説明する。装置N1のカードC1障
害(障害種別コードA1)が復旧した場合、「影響障
害」として発生していた装置N1のポートP1−1障
害,ポートP1−2障害,ネットワーク内の回線CI0
1障害も復旧する。
【0062】ここでは、障害検出処理部12は、上記の
障害が復旧したことを障害・構成情報検索処理部13に
通知する。障害・構成情報検索処理部13は、当該障害
復旧情報が「原因障害」として通知した障害情報である
かを発生中原因障害情報を検索して判別する(F40
1)。
【0063】カードC1障害は、発生中原因障害情報に
保持されており「原因障害」であると判別できるが、他
の障害情報は、発生中原因障害情報に保持されていない
ため「影響障害」と判別できる。通知された障害復旧の
障害情報が「原因障害」として発生中原因障害情報にあ
る場合(F402)、「原因障害」の復旧として障害原
因表示・記録処理部14に通知する(F403)。障害
情報が「原因障害」ではない場合(F402)、つまり
発生中原因障害情報に存在しない場合、「影響障害」の
復旧として障害原因表示・記録処理部14に通知する
(F404)。
【0064】次に、回線CI202を構成情報として追
加する場合の動作の例について説明する。図3の回線C
I02の経路情報から、CI02に関連する構成箇所
は、装置N1のカードC1,カードC2,ポートP1−
2,ポートP2−2、装置N3のカードC1,カードC
2,ポートP1−2,ポートP2−2であることがわか
る。
【0065】この経由情報を基に、ネットワーク運用者
は、入力装置3を介して障害・構成情報登録部15に対
して、回線CI02を構成箇所コード32として登録
し、構成箇所コード01,02,04,06,21,2
2,24,26の関連構成箇所コードに32を登録する
様要求する。障害・構成情報登録処理部15は、入力さ
れた情報に従い、構成情報管理テーブル17,構成情報
管理DB42を修正する。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、障害情報の関連性(障
害の影響優先度)を定義した障害情報管理テーブルの情
報に従い、検出された複数の障害情報の中で「障害原
因」となる障害情報を特定し、また、装置,回線等の管
理対象の構成情報と、関連する構成情報の関連構成箇所
コードとで定義される構成情報管理テーブルの情報に従
い、複数検出された障害情報の中で「障害原因」となる
障害箇所を特定することができる。そのため、ネットワ
ークの運用者のスキルによらず、一定レベルで「障害原
因」である障害情報,障害箇所の特定を行うことが可能
となり、ネットワークの運用,保守性が向上するという
効果を有する。
【0067】また、上記の障害情報管理テーブル,構成
情報管理テーブルに対して、定義を追加及び削除するた
めの手段である障害・構成情報登録処理部を用意するこ
とにより、管理テーブルの更新を可能とし、運用中でも
動的に障害情報を特定するための参照テーブルを変更
し、障害情報の特定をより正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワーク監視システムの障害情報
管理方式を構成するブロック図の一例である。
【図2】本発明のネットワーク監視システムの障害情報
管理方式の概要を示すネットワーク構成の一例である。
【図3】図2で示される回線の経路情報を示す図であ
る。
【図4】障害情報管理テーブル(DB)の内容の一例で
ある。
【図5】障害情報管理テーブル(DB)の内容の一例で
ある。
【図6】障害検出処理部の動作を示すフローチャート図
である。
【図7】障害・構成情報検索処理部の障害発生時の動作
の一部を示すフローチャートである。
【図8】障害・構成情報検索処理部の障害発生時の動作
の一部を示すフローチャートである。
【図9】障害原因表示・記録処理部の動作を示すフロー
チャート図である。
【図10】障害・構成情報検索処理部の障害復旧時の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 データ処理装置 2 出力装置 3 入力装置 4 外部記憶装置 11 通信制御部 12 障害検出処理部 13 障害・構成情報検索処理部 14 障害原因表示・記録処理部 15 障害・構成情報登録処理部 16 障害情報管理テーブル 17 構成情報管理テーブル 41 障害情報管理DB 42 構成情報管理DB 43 障害情報ログDB N1,N2,N3 管理対象装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを構成する装置及び回
    線を監視するネットワーク管理システムにおける障害情
    報管理方式であって、 発生する可能性のある障害種別と、これ等各障害種別に
    夫々対応して、対応障害が及ぼす影響度の大小に従って
    予め決定された影響優先度と、対応障害が及ぼす可能性
    のある影響障害種別とを予め定めて格納した障害情報管
    理テーブルと、 複数の障害の発生に応答して、前記障害情報管理テーブ
    ルを参照してこれ等発生障害種別の各々に対応する影響
    優先度と影響障害種別とに応じて障害原因となる障害種
    別を特定する障害原因特定手段と、を含むことを特徴と
    する障害情報管理方式。
  2. 【請求項2】 前記装置及び回線等の管理対象の各構成
    要素における構成箇所、これ等各構成箇所に夫々対応し
    て対応構成箇所と互いに関連する関連構成箇所とを予め
    定めて格納した構成情報管理テーブルを更に含み、 前記障害原因特定手段は、前記発生障害種別の影響優先
    度と影響障害種別との他に、更にその発生障害種別の構
    成箇所に対応する関連構成箇所とに応じて障害原因とな
    る障害種別を特定するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の障害管理方式。
  3. 【請求項3】 前記障害原因特定手段により特定された
    障害種別を表示蓄積する手段を更に含むことを特徴とす
    る請求項1または2記載の障害管理方式。
  4. 【請求項4】 前記障害情報管理テーブルまたは前記構
    成情報管理テーブルの内容をシステム構成の変更に従っ
    て追加削除をなす手段を更に含むことを特徴とする請求
    項1〜3いずれか記載の障害管理方式。
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