JP3099668U - ブックカバーコーティング用スクィジー - Google Patents
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Abstract
【課題】 本の表紙に保護フィルムをコーティングする際に誰でも簡単かつ上手に、その上すばやくコーティング作業を行うことのできるブックカバーコーティング用スクィジーを提供する。
【解決手段】 細長の薄板10と、薄板10の幅方向一側において当該薄板両面に折り返されかつ当該薄板の長手方向全体にわたって所定の幅で当該薄板表面に付着したフェルト20とを備え、薄板10の幅方向他側が長手方向一定領域にわたって直線状の縁部12を形成したブックカバーコーティング用スクィジー1を用いることで、本の表紙に保護フィルムをコーティングする際にこのコーティング作業の作業効率を高めることができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 細長の薄板10と、薄板10の幅方向一側において当該薄板両面に折り返されかつ当該薄板の長手方向全体にわたって所定の幅で当該薄板表面に付着したフェルト20とを備え、薄板10の幅方向他側が長手方向一定領域にわたって直線状の縁部12を形成したブックカバーコーティング用スクィジー1を用いることで、本の表紙に保護フィルムをコーティングする際にこのコーティング作業の作業効率を高めることができる。
【選択図】 図3
Description
本考案は、本の表紙に保護フィルムをコーティングする際に使用するブックカバーコーティング用スクィジーに関する。
図書館では、図書館に保管する図書に対してその補強と保護のために透明のコーティングフィルムを貼ることが一般的に行われている。これによって図書館に保管する図書の表紙の汚れを防止し、その図書の見た目の新しさを保つことで保管する図書の価値を高く維持することができる。このようなコーティングフィルムとしては様々な名称のものが現在市販されているが、その貼り付け(コーティング)は作業の難しさから現状のところ手作業で行われている。
このようなコーティング作業は、本より若干大きいコーティングフィルムを本の一方の例えばおもて表紙に重ね、そして、いわゆる一般的なアクリル定規などを用いてその定規を本のおもて表紙に押し当てながら当該フィルムを本のおもて表紙に貼り付ける。コーティングフィルムの片面には、全体にわたって接着剤が塗布されているので、これによってコーティングフィルムが本のおもて表紙に全体的に付着する。そして、定規の縁を使って本の背表紙にコーティングフィルムを押し付け、その後、本のうら表紙にコーティングフィルムの残りを重ねて同じように定規を押し付けて、ずらしながら当該フィルムを本のうら表紙に貼り付ける。そして、コーティングフィルムの余った部分を本の表紙の裏側に折り返してその折り返し部を本の見返紙にくっ付け、かつ背表紙の近くの余分なコーティングフィルムを切り取ってコーティング作業を終了する。
上述したように従来のコーティング作業は本の上にコーティングフィルムを貼り付けるに際して、いわゆる通常のアクリル定規を使っていた。このような定規は一般にアクリル板のみからできているので、かかる定規をコーティングフィルムの上から押し付けながら当該フィルムを本の表紙に貼り付けていくと、コーティングフィルムに均一な圧力がどうしても作用せず、コーティング面の所々に気泡が生じていた。
そして、このような気泡が生じると、それぞれの気泡ごとに例えば針で刺してその中の空気を抜いたりするような面倒な作業を必要としていた。また、気泡が生じないようにするためには必要以上の力で定規を本の表紙に押さえ付けなければならず、例えば女性がこのようなコーティング作業を多数の本に対して行う場合、疲れが非常にたまるという問題を生じていた。
一方、フィルムに定規を押し付けるに当たって、フィルムと定規との間に例えばハンカチなどを介在させて定規を押し付けることも考えられたが、作業するごとに本の表紙をコーティングフィルムで覆い、その上にハンカチを平らな状態になるようにきれいにひき、そして、定規をそのハンカチの上に当てて押し付ける必要があった。その結果、余分な工数がかさみ作業効率が著しく低下していた。また、定規をフィルムに押し付けている最中に、ハンカチがずれてしまう場合もあった。
上述のように、コーティングフィルム貼り付け作業はコーティングフィルムと本の表紙との間に空気を入れずに当該フィルムを貼り付けることが必須とされるにも関わらず、一般的に使用されているアクリル樹脂でできたものさし型の補助道具では作業しづらく、効率よく貼ることと仕上がりの美しさとを同時に実現させるにために技能のかなりの熟練が必要であった。
本考案の目的は、本の表紙に保護フィルムをコーティングする際に誰でも簡単かつ上手に、その上すばやくコーティング作業を行うことのできるブックカバーコーティング用スクィジーを提供することにある。
上述の課題を解決するために、本考案にかかるブックカバーコーティング用スクィジーは、細長の薄板と、薄板の幅方向一側において当該薄板両面に折り返されかつ当該薄板の長手方向全体にわたって所定の幅で当該薄板表面に付着したフェルトとを備え、薄板の幅方向他側が長手方向一定領域にわたって直線状の縁部を形成している。
フェルトが薄板両面の幅方向一側に長手方向全体にわたって貼り付けられているので、本にかぶせたコーティングフィルムの上に当該フェルトを押し付けて移動させるだけで押し付け力がフェルトの弾力性によりコーティングフィルムに均一に作用し、コーティングフィルムを小さい力で本の表紙にぴったりと貼り付けることができる。
また、フェルト表面の細かい凹凸により、フェルトをコーティングフィルムに沿って押し付けながら移動させる際にコーティングフィルムと本との間の空気層が外部に確実に押し出され、コーティングフィルムと本との間に細かい気泡が生じたままコーティングフィルムが本の表紙にコーティングされるのを防止する。
また、フェルトは薄板の幅方向一側で折り返してアクリル板の両面に貼り付けてあるので、ブックカバーコーティング用スクィジーを本のコーティングフィルムに押し付けながら移動させてもフェルトが薄板からずれたり剥がれたりすることはない。
また、薄板の幅方向他側は長手方向一定領域にわたって直線状の縁部を形成しており、この部分にはフェルトは貼り付けられていないので、本の背表紙の近傍に溝がある場合、この溝に薄板の直線状縁部を押し付けることによってコーティングフィルムをこの溝の凹みに沿って押し付けることができ、当該溝部にもコーティングフィルムをきれいに貼り付けることができる。
また、本考案の請求項3に記載のブックカバーコーティング用スクィジーは、細長の薄板と、薄板の幅方向一側において当該薄板両面に折り返されかつ当該薄板の長手方向全体にわたって所定の幅で当該薄板表面を付着したフェルトとを備え、薄板の幅方向他側が長手方向一定領域にわたってテーパ部を備えた直線状の縁部を形成している。
薄板の幅方向他側が長手方向一定領域にわたってテーパをなして直線状に形成されていると、このテーパ先端のとがった部分を用いて本の背表紙近傍の溝部に沿ってコーティングフィルムを押し付けることができ、この溝部にコーティングフィルムを更にきれいに貼り付けることが可能となる。
また、本考案の請求項2に記載のブックカバーコーティング用スクィジーは、細長のアクリル板と、アクリル板の幅方向一側において当該アクリル板両面に折り返されかつ当該アクリル板の長手方向全体にわたって所定の幅で当該アクリル板表面に付着したフェルトとを備え、アクリル板の幅方向他側が長手方向一定領域にわたって直線状の縁部を形成し、アクリル板の幅が5cm乃至10cmである。
また、本考案の請求項4に記載のブックカバーコーティング用スクィジーは、細長のアクリル板と、アクリル板の幅方向一側において当該アクリル板両面に折り返されかつ当該薄板の長手方向全体にわたって所定の幅で当該アクリル板表面に付着したフェルトとを備え、アクリル板の幅方向他側が長手方向一定領域にわたってテーパ部を備えた直線状の縁部を形成し、アクリル板の幅が5cm乃至10cmである。
このような幅寸法を有することで、ブックカバーコーティング用スクィジーを手で本の表紙に押し付けたとき、アクリル板の重量感とフェルトの弾力性が協働してコーティングフィルムを本の表紙に密着させると共に、フェルトを介することで当該スクィジーがコーティングフィルム上で滑り易くしてコーティングの作業効率を高める。
以上のように、ブックカバーコーティング用スクィジーは、細長の薄板両面の幅方向一側に当該アクリル板の長手方向全体にわたってフェルトが貼り付けられているので、本にかぶせたコーティングフィルムの上にブックカバーコーティング用スクィジーをこのフェルトを介して押し付けることによって、押し付け力がフェルトを介してコーティングフィルム上に均一に作用する。
このようにフェルトを介して押し付け力が均一に分散されるので、従来のように本の表紙にコーティングフィルムをかぶせてこのコーティングフィルムに普通の定規を押し付けて移動させながら当該フィルムを貼りつけるような場合に比べて、小さな力でコーティングフィルムを本の表紙に貼り付けることができる。そのため、一度の作業で非常に多くの本のコーティングをしなしなければならない場合、特に女性がこのような作業する場合、作業に伴う疲労の程度が格段に少なくて済み、コーティング作業を快適に行うことができるようになる。
又、フェルトの表面に細かな凹凸があるため、ブックカバーコーティング用スクィジーをコーティングフィルムに沿って押し付けながら移動させると、その移動に伴ってコーティングフィルムと本の表紙との間のフェルトで押された部分の空気層が確実に外部に押し出される。これによって、通常の定規を使ったコーティング作業において気泡が生じるという従来の不具合が生じなくなる。これによって、従来のように多数の気泡をその後に例えば針を用いて一つづつつぶすというような面倒で本来無駄な後処理も行わなくて済む。
すなわち、従来においてこのような気泡が多くできてしまうと、そのような本を例えば図書館に納入することができなくなり、かつコーティングを剥がすこともできないので見栄えの悪い本となってしまい、全くその本の利用価値が無くなってしまっていたが、本考案にかかるブックカバーコーティング用スクィジーを用いれば、このような不都合を防止することができる。
また、気泡を生じることがなくなるので、例えばブックカバー(本のジャケット)ごとコーティングフィルムを貼り付ける場合、ブックカバーにおいて外観上目立つ気泡を生じることなくブックカバーの優れたデザインをそのままきれいな状態でコーティングすることができ、外見上非常に見栄えの良い本としてコーティングすることが可能となる。
以下、本考案の一実施形態にかかるブックカバーコーティング用スクィジーについて図面に基づいて説明する。本考案の一実施形態にかかるブックカバーコーティング用スクィジー1は、図1及び図2に示すように、幅が例えば6.5cm乃至9.0cmで長さが例えば27cmのアクリル板10において、その幅方向一側にアクリル板10の長手方向全体にわたってアクリル板両面にフェルト20が貼り付けられている。なお、このフェルト20は、アクリル板10の幅方向一側の縁部11において折り返した一枚のフェルトからなり、フェルト20の幅方向両端部はアクリル板10の幅方向ほぼ中央部まで達しており、デザイン上の観点から波型部21を形成している。
フェルト20には羊毛などを原料としてこれを圧縮して作った不織布からなる一般的なフェルトを用いており、当該フェルト20は、アクリル板10を本のコーティングフィルムF(図3参照)の上に押し付けて動かした際に容易にずれないようにスプレータイプの強力な接着剤(図示せず)を用いてアクリル板10に貼付されている。
アクリル板10の幅方向他側の縁部12はその両端部12a,12bを除いていわゆる通常の定規のように直線上に形成され、この長手方向全体にわたってテーパ部12cが備わり、テーパ部12cの先端がある程度尖って直線上に形成されている。また、アクリル板10の他側の縁部12における両端部12a,12bは平面視で一定の曲率をなすように安全上丸く形成されている。
なお、アクリル板10の幅寸法は好ましくは6.5cm乃至9.0cmの範囲であるが、これに限定されず5cm乃至10cmの範囲であっても良い。このような幅寸法を有するアクリル板10の適所にフェルト20を貼り付けることで、ブックカバーコーティング用スクィジー1を手で本の表紙に押し付けた場合、アクリル板10の重量感とフェルト20の弾力性が協働してコーティングフィルムFを本の表紙に密着させると共に、フェルト20を介することでブックカバーコーティング用スクィジー1がコーティングフィルムF上で滑り易くして作業効率を高めることができる。
すなわち、アクリル板10のサイズ(幅)を従来のものさし型のアクリル定規より広く取ったことと、フェルト20の重みが追加されることによって、より軽い力でのコーティングが可能になる。このようにアクリル板10の幅方向を上述の寸法としたことだけでもコーティング作業時間が短縮され、これに伴いコーティング作業による疲労が軽減される。
一方、アクリル板10の長さは、27cmに限定されず例えば30cm又は40cmのものも考えられ、又はこれ以外であっても良い。なお、アクリル板10の長さは本の高さに対応してブックカバーコーティング用スクィジー1を一回のコーティング作業で本の高さ方向全体にわたって一度にコーティングできる程度の長さが必要であるので、アクリル板10の長さはコーティングする本の高さと同等かそれより若干大きい程度の長さであることが好ましい。
続いて、かかるブックカバーコーティング用スクィジー1を用いたコーティング作業の具体的方法について説明する。このコーティング作業は、図3に示すように、例えば、ブックカバー(本のジャケット)をつけた状態において、本より若干大きいコーティング用フィルムFを本の一方の例えばおもて表紙に重ね、そして、本実施形態にかかるブックカバーコーティング用スクィジー1を本のおもて表紙に押し当てながらコーティングフィルムFを本のおもて表紙にコーティングする。
コーティングフィルムFの片面には全体にわたって接着剤が塗布されているので、このようにしてコーティング作業を行うと、コーティングフィルムFが本のおもて表紙に全体的に付着する。そして本の背表紙にもブックカバーコーティング用スクィジー1を押し付ける。
ブックカバーコーティング用スクィジー1の幅方向片側はアクリル板のみからなり、長手方向両端部を除いて直線状に形成されかつこの直線状の縁部12全体にわたってテーパ部12cが形成されている。そのため、本の背表紙の近くに溝がある場合、テーパ部12cの先端をこの溝に沿って押し込むことでコーティングフィルムFを溝に沿ってぴったりと貼り付けることができ、本の表紙全体にわたって気泡のない見栄えの良いコーティングを行うことができる。
その後、作業テーブル上で本を裏返し、本のうら表紙にコーティングフィルムFの残りを重ねて同じようにブックカバーコーティング用スクィジー1を押し付けて、ずらしながらコーティングフィルムを本のうら表紙にくっ付ける。
図3は、本の一方の表紙及び背表紙のコーティングを終了し、本の反対側の表紙についてコーティング作業を行っている状態を示している(押し付け作業を表す図3の太線矢印参照)。
また、図3では、ブックカバーコーティング用スクィジー1のフェルト20の折り返し部(ブックカバーコーティング用スクィジーの幅方向一方の縁部11)をコーティングフィルムFに押し付けているが、このような押し付け方には限定されず、ブックカバーコーティング用スクィジー1の一方のフェルト面を本の表紙のコーティングフィルムF上に重ねて、ブックカバーコーティング用スクィジー1の全体に例えば手のひらを押し当てながらブックカバーコーティング用スクィジー1をずらしてしていっても良い。
そして、コーティングフィルムFの余った部分を本の表紙裏側(見返紙側)に折り返してその部分を本にくっ付け、かつ背表紙の近くの余分なコーティングフィルムFを切り取ってコーティング作業を終了する。
このコーティング作業中、フェルト20の表面には細かい凹凸があるので、フェルト20の部分をコーティングフィルムFに沿って押し付けていくことによって、通常のアクリル板の定規と異なりフェルト20の細かい凹凸を利用してコーティングフィルムFと本の表紙との間の境界面から空気を一斉に押し出すことができる。
また、フェルト20は弾力性を有するため、通常の定規を単に押し付けた場合と異なり、小さな力で押し付けてもこれがフェルト全体に均一に分配されて作用し、定規で押し付けた場合のように不均一な圧力のかかり具合いが生じることがない。従って、不均一な圧力の作用による多数の気泡の発生を確実に防止することができる。
このようなブックカバーコーティング用スクィジーを用いることによって、ブックカバー(本のジャケット)自体も一緒にコーティングする場合にも気泡を生じなくコーティングできる。一般的にブックカバーには工夫のこらされたイラストやデザインがなされているが、ブックカバーを取り去ることなくそれ自体も一緒にコーティングした場合に、本実施形態にかかるブックカバーコーティング用スクィジー1を用いることで、優れたデザインがなされたブックカバーの美観を気泡の発生で損なうことなくきれいにコーティングすることができる。そして、その本の外観デザイン上の価値を維持したまま図書館でこの本を長期間保管することができ、図書閲覧者も長期にわたってブックカバーのデザインを楽しむことができる。
なお、本実施形態にかかるブックカバーコーティング用スクィジー1を実際に用いて一ヶ月の間に1200冊以上の本へのコーティングフィルムFの貼り付けを行った。その結果、作業担当者は殆どが初心者であったにもかかわらず、その仕上がりは熟練者と変わらない素晴らしいものであった。これに加えて作業時間も大幅に短縮され、全てのコーティング作業を予定の数日前に仕上げることができた。なお、ものさし型の従来のアクリル定規を用いて同様の作業を行ったが、その結果は、コーティングフィルムFを貼り付けた本全体の10%ほどに空気の入ったムラが発生した上、コーティング作業の納期に間に合わるために予定より多いコーティング作業要員を必要とした。以上のことから本考案にかかるブックカバーコーティング用スクィジー1の有用性について立証することができた。
なお、以上説明したブックカバーコーティング用スクィジーの薄板はアクリル樹脂でできていたが、必ずしもこの材質に限定されず、例えば従来のものさしに使用されていた竹などを用いても良い。また、アクリル樹脂以外の適当に弾力性のある硬質樹脂やプラスチックを薄板として用いても良い。
また、アクリル板10の幅方向他側に設けられたテーパ部12cは本の溝にフィルムをコーティングするのに適したように設けたものである。しかしながら、必ずしもこのようにテーパ部12cを設けていなくてもこの部分が直線状に形成されていれば、コーティング作業中その部分を溝に押し込むことでコーティングフィルムFを本の溝にある程度きれいにコーティングすることができる。
また、アクリル板10の幅方向他側に丸く形成された両端部12a,12bはブックカバーコーティング用スクィジー1の安全上の観点で設けたもので、本考案の機能を発揮するに当っては必ずしも必要とはしない。
また、本実施形態にかかるブックカバーコーティング用スクィジー1のフェルト20の幅方向両端は波形部21として形成されているが、これは単なるデザイン上のために波形にしたのであって、直線的に形成されていても良い。
また、本実施形態にかかるブックカバーコーティング用スクィジー1のフェルト20とアクリル板10との接着はスプレータイプ(吹き付けタイプ)の接着剤に限定されず、適度な柔らかさを有する両面テープや接着に適した粘着剤を用いても良い。
また、フェルト20はアクリル板10の一側長手方向ほぼ全体にわたって付着していれば良く、厳密な意味でその一側長手方向全体にわたって付着していなくても良い。
また、上述の実施形態ではブックカバー(本のジャケット)ごとコーティングフィルムでコーティングする実施例について説明したが、必ずしもこれに限定されず、ブックカバーを取り外した本の表紙にコーティングフィルムをコーティングする際にも適用可能であることは言うまでもない。
1 ブックカバーコーティング用スクィジー
10 アクリル板
11,12 縁部
12a,12b 両端部
12c テーパ部
20 フェルト
F コーティングフィルム
10 アクリル板
11,12 縁部
12a,12b 両端部
12c テーパ部
20 フェルト
F コーティングフィルム
Claims (4)
- 細長の薄板と、前記薄板の幅方向一側において当該薄板両面に折り返されかつ当該薄板の長手方向全体にわたって所定の幅で当該薄板表面に付着したフェルトとを備え、前記薄板の幅方向他側が長手方向一定領域にわたって直線状の縁部を形成していることを特長とするブックカバーコーティング用スクィジー。
- 細長のアクリル板と、前記アクリル板の幅方向一側において当該アクリル板両面に折り返されかつ当該アクリル板の長手方向全体にわたって所定の幅で当該アクリル板表面に付着したフェルトとを備え、前記アクリル板の幅方向他側が長手方向一定領域にわたって直線状の縁部を形成し、前記アクリル板の幅が5cm乃至10cmであることを特徴とするブックカバーコーティング用スクィジー。
- 細長の薄板と、前記薄板の幅方向一側において当該薄板両面に折り返されかつ当該薄板の長手方向全体にわたって所定の幅で当該薄板表面に付着したフェルトとを備え、前記薄板の幅方向他側が長手方向一定領域にわたってテーパ部を備えた直線状の縁部を形成していることを特長とするブックカバーコーティング用スクィジー。
- 細長のアクリル板と、前記アクリル板の幅方向一側において当該アクリル板両面に折り返されかつ当該アクリル板の長手方向全体にわたって所定の幅で当該アクリル板の表面に付着したフェルトとを備え、前記アクリル板の幅方向他側が長手方向一定領域にわたってテーパ部を備えた直線状の縁部を形成し、前記アクリル板の幅が5cm乃至10cmであることを特徴とするブックカバーコーティング用スクィジー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003270384U JP3099668U (ja) | 2003-08-04 | 2003-08-04 | ブックカバーコーティング用スクィジー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003270384U JP3099668U (ja) | 2003-08-04 | 2003-08-04 | ブックカバーコーティング用スクィジー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3099668U true JP3099668U (ja) | 2004-04-15 |
Family
ID=43253355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003270384U Expired - Lifetime JP3099668U (ja) | 2003-08-04 | 2003-08-04 | ブックカバーコーティング用スクィジー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3099668U (ja) |
-
2003
- 2003-08-04 JP JP2003270384U patent/JP3099668U/ja not_active Expired - Lifetime
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