JP3099592U

JP3099592U - プラスチック光ファイバーコネクタ

Info

Publication number: JP3099592U
Application number: JP2003270313U
Authority: JP
Inventors: スン−ウエン　チェン; ツン−リアン　ファン; ファン　シン　チャン
Original assignee: インサート　エンタープライズ　カンパニ　リミテッド
Priority date: 2003-07-31
Filing date: 2003-07-31
Publication date: 2004-04-08
Anticipated expiration: 2009-07-31

Abstract

【課題】　簡単な防塵蓋の組み合せ構造を有し、容易に弾性パーツを組み立てることができ、製造速度と製造コストを削減できるプラスチック光ファイバーコネクタを提供すること。
【解決手段】　光ファイバープラグを結合するプラスチック光ファイバーコネクタであって、
　光ファイバーを収納する収容室と，当該収容室の開口の内側の両側辺に設けられている枢接槽と，当該収容室の一側壁と結合する挿入端と伸出端を有する弾片と，当該収容室の開口に対応し、かつ当該両枢接槽に収容される凸ほぞと当該伸出端を収納する固定槽を有する防塵蓋と，から構成される殻体からなる。
【選択図】　図６Ａ

Description

　本考案は、プラスチック光ファイバーコネクタに関し、特に、防塵蓋を有する
プラスチック光ファイバーコネクタに関する。

　光ファイバーコネクタは、光ファイバーを光ファイバープラグや光ファイバーソケットに接続するために使用する。使用目的などにより、様々な構造や外形がある。
　図１，図２で示すように、初期の光ファイバーコネクタ１０，２０は、各外殻１１，２１及び収容室１２，２２から構成される。収容室１２，２２は、挿入された光ファイバープラグを収容することができる。その収容室１２，２２に、未だ光ファイバープラグが挿入されていないとき、塵灰が容易に開口から収容室１２，２２の内部に進入し、光ファイバー接続パーツの外表を汚染し、光ファイバー接続パーツの信号情報伝送品質を低下させる。ゆえに、蓋体１３，２３で収容室１２，２２の開口部を遮蔽し、塵灰が進入するのを防止する。外殻１１，２１の概観は異なり、外殻１１の上端には凸出部１４がある。

　台湾専利公告第493760号は、一種の光ファイバーコネクタを掲示し、一種の光ファイバープラグと接続する。この光ファイバーコネクタは、接収部が光ファイバープラグの殻体を収容する。また、穀体と応じた弾力性のある門（弾性門）を有している。この光ファイバープラグがこの光ファイバーコネクタと接合するとき、弾性門は、弾性変形し、殻体の接収部で反転する。
　但し、この弾性門は、可変形プラスチックあるいは綿ゴム材料で作られ、湾折箇所では弾性疲労が生じ断裂しやすい。

　アメリカ特許公開第2001／0017966A1号は、一種の光転送装置（LIGHT TRANSMISSION DEVICE）で、主骨組みが付属骨組みと結合している。主骨組みの内側はねじれ力スプリングに結合する。付属骨組みは活動門と接している。ねじれ力スプリングは、弾力を活動門に与え光ファイバープラグの挿入口を遮蔽できる。

　図３で示すように、既知の光ファイバーコネクタ３０は、殻体３１，スプリング３２，防塵蓋３３，門架３４で構成されている。殻体３１には、収容室３１１があり挿入した光ファイバープラグを格納する。両側には溝３１２があり、門架３４の両側臂３４１を収容する。スプリング３２は収容室３１１の一側辺で固定される。防塵蓋３３の軸３３１は、門架３４開口３４２の内側で枢接する。その内側端は、スプリング３２の一弾腕３２１をを押し、防塵蓋３３が開口３４２を閉じる。光ファイバープラグを開口３４２に挿入した時、防塵蓋３３を内側に回転させ、収容室３１１の一側辺に当たる。光ファイバープラグを抜いたとき、スプリング３２の弾腕３２１の弾力を受け、防塵蓋３３は、開口３４２の遮蔽状態を回復する。

　図４で示すように、一種の既知の光ファイバーコネクタ４０は、殻体４１，スプリング４２，本体４３及び防塵蓋４４で構成されている。殻体４１には、結合槽４１１があり本体４３を結合する。本体４３には収容室４３１があり、挿入された光ファイバープラグを収容する。収容室４３１の一側辺はスプリング４２と結合し、その内側上端は防塵蓋４４の軸４４１に枢接する。防塵蓋４４の下端はスプリング４２の弾腕４２１の力で、収容室４３１の開口を弾性遮閉する。

　光ファイバーコネクタの防塵蓋の組み立てをさらに容易にするために本件申請人が申請したのが台湾専利第91203183号である。
　図５で示すように、一種のプラスチック光ファイバーコネクタ５０で、殻体５１が骨組み５２と結合している。殻体５１には収容室５１１があり、挿入された光ファイバープラグを収容する。骨組み５２には開口５２１があり、開口５２１の内側は防塵蓋５３と枢接し、軸５４はスプリング５５と枢接する。スプリング５５は、防塵蓋５３に開口５２１を弾性遮閉する弾力を供給する。

　スプリングを利用して防塵蓋を開閉する光ファイバーコネクタの設計は、スプリングが非常に小さく、製造や組み立ても容易ではない。そこで、本考案は、一種のプラスチック製光ファイバーコネクタで、簡単な防塵蓋の組み合せ構造を有し、容易に弾性パーツを組み立てることができ、製造速度と製造コストを削減できるプラスチック光ファイバーコネクタを提供することを目的とする。

　本考案ではひとつの弾片を利用し、その挿入端はプラスチック光ファイバーコネクタ収容室の一側壁と結合し、防塵蓋はその側壁の外側で枢接し、この弾片の伸出端はこの防塵蓋の固定槽内に収納され、弾力を提供し防塵蓋が収容室の開口を弾性遮閉できる構成を有する。
　又、前記収容室の開口内側に骨組みが設けられ、その骨組みの相対する両側辺に相対する前記枢接槽が設けられていることが好適である。
　又、前記収容室の一側壁に前記弾片を収容する凹槽が設けられ、その凹槽の底端にこの弾片の挿入端を固定する挿孔が設けられていることが好適である。
　又、前記固定槽の内側に前記弾片の伸出端が接触する弧壁が設けられていることが好適である。
　又、前記弾片の挿入端が前記穀体の内側に折れ曲がっていることが好適である。
　さらに、前記弾片の伸出端が前記穀体の外側に折れ曲がっていることが好適である。

　本考案のプラスチック光ファイバーコネクタの防塵蓋の組み立て構造のパーツは簡単で、組み立ては容易であり、製造速度も早く、コストを削減できるものである。

　図６Ａ，図６Ｂ，図６Ｃで示される本考案の第一実施例のプラスチック光ファイバーコネクタ６０は、穀体６１，弾片６２および防塵蓋６３から構成される。穀体６１には、収容室６１１があり、挿入した光ファーバープラグを収容する。収容室６１１の開口６１２内側には骨組み６１３がある。骨組み６１３の両相対する側辺には各相対した枢接槽６１４，６１５があり、防塵蓋６３の両側辺のそれぞれ外側向きに延びて相対する凸ほぞ６３１，６３２を収納する。防塵蓋６３の外形は開口６１２の大きさに相当する。穀体６１は収容室６１１の一側壁にあり、枢接槽６１４，６１５の同一辺に対応し、凹槽６１６があり弾片６２を収容する。凹槽６１６の底端には挿孔６１７があり、弾片６２の挿入端６２１を固定する（図６Ｂで示す）。防塵蓋６３の枢接端は、弾片６２の伸出端６２２に相対する固定槽６３３がある。防塵蓋６３は、固定槽６３３の内側で弧壁６３４がある。弾片６２の挿入端６２１は穀体６１の内側に湾折し、挿孔６１７の内部で固定される。伸出端６２２は穀体６１の外側に湾折し、防塵蓋６３の固定槽６３３に収納され、弧壁６３４に当たる（図６Ｂ，図６Ｃで示す）。

　本考案を組み立てたとき、弾片６２の挿入端６２１は凹槽６１６の底端の挿孔６１７内に挿入され、弾片６２は凹槽６１６に収納される。防塵蓋６３の両側辺の一対の凸ほぞ６３１，６３２は、それぞれ骨組み６１３の一対の枢接槽６１４，６１５内に置かれ、防塵蓋６３を開口６１２内で枢接させる。弾片６２の伸出端６２２は固定槽６３３内に収納される。弾片６２の両端は、防塵蓋６３の凹槽６３３および穀体６１の挿孔６１７の間に固定される。同時に弾片６２の伸出端６２２は防塵蓋６３を弾性で押し、弧壁６３４に当たり、両凸ほぞ６３１，６３２はそれぞれ骨組み６１３の枢接槽６１４，６１５内に制限される。同時に防塵蓋６３は収容室６１１の開口６１２を弾性遮蔽し、灰燼が収容室６１１内に進入するのを防止する。その他光ファイバープラグが外側内向きに防塵蓋６３を動かす時、防塵蓋６３は両凸ほぞ６３１，６３２を軸として収容室６１１の内側に旋転し、一側辺にあたり光ファイバープラグは穀体６１内部に進入する。このとき、弧壁６３４は弾片６２の伸出端６２２を外側に移動させる。光ファイバープラグを抜いたとき、弾片６２の伸出端６２２は、それ自身の弾力で穀体６１の内側に移動し、防塵蓋６３の弧壁６３４を動かし、防塵蓋６３を外向きに旋転させ、収容室６１１の開口６１２を遮蔽する状態を回復する。

　本考案の弾片６２の構造は、一般のスプリング構造に比べて簡単で、弾性を有する金属材料に鋳型で押し抜いて成型し、弾性のあるプラスチック材料から鋳型で一体成型でき、スプリング構造に比べて、容易に製造できる。本考案の防塵蓋は、穀体収容室開口のいかなる一辺においても枢接できる。

　図７，図８は、本考案第二、三実施例のプラスチック光ファイバーコネクタ７０，８０で、穀体７１，８１をのぞく外型と図６Ａで示すプラスチック光ファイバーコネクタ６０の穀体６１とは異なり、弾片７２，８２，防塵蓋７３，８３および穀体７，８１の組合せ構造は、プラスチック光ファイバーコネクタ６０と同じである。

２種類の従来の結合可能な防塵蓋光ファイバーコネクタの立体図である。２種類の従来の結合可能な防塵蓋光ファイバーコネクタの立体図である。２種類の従来の弾性防塵蓋を有するコネクタの分解図である。２種類の従来の弾性防塵蓋を有するコネクタの分解図である。別のすでに台湾専利を申請した弾性防塵蓋を有するコネクタの分解図である。本考案の第一実施例の分解図である。本考案の第一実施例の部分分解図である。本考案の第一実施例の組合せ図である。本考案の第二実施例の分解図である。本考案の第三実施例の分解図である。

符号の説明

　６１　穀体
　６１４，６１５　枢接槽
　６１６　凹槽
　６１７　挿孔
　６２　弾片
　６２１　挿入端
　６２２　伸出端
　６３　防塵蓋
　６３１，６３２　凸ほぞ
　６３３　固定槽
　６３４　弧壁　

Claims

　光ファイバープラグを結合するプラスチック光ファイバーコネクタであって、
　光ファイバーを収納する収容室と，当該収容室の開口の内側の両側辺に設けられている枢接槽と，当該収容室の一側壁と結合する挿入端と伸出端を有する弾片と，当該収容室の開口に対応し、かつ当該両枢接槽に収容される凸ほぞと当該伸出端を収納する固定槽を有する防塵蓋と，から構成される殻体からなることを特徴とするプラスチック光ファイバーコネクタ。
　前記収容室の開口内側に骨組みが設けられ、その骨組みの相対する両側辺に相対する前記枢接槽が設けられていることを特徴とする請求項１記載のプラスチック光ファイバーコネクタ。
　前記収容室の一側壁に前記弾片を収容する凹槽が設けられ、その凹槽の底端にこの弾片の挿入端を固定する挿孔が設けられていることを特徴とする請求項１記載のプラスチック光ファイバーコネクタ。
　前記固定槽の内側に前記弾片の伸出端が接触する弧壁が設けられていることを特徴とする請求項１記載のプラスチック光ファイバーコネクタ。
　前記弾片の挿入端が前記穀体の内側に折れ曲がっていることを特徴とする請求項１記載のプラスチック光ファイバーコネクタ。
　前記弾片の伸出端が前記穀体の外側に折れ曲がっていることを特徴とする請求項１記載のプラスチック光ファイバーコネクタ。