JP3099320U - リストバンド - Google Patents
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Abstract
【課題】 筋肉に過剰な負荷を与えることなく通常の競技練習の中で効率よく筋力を鍛えることができるリストバンドを提供する。
【解決手段】 伸縮性及び吸水性を有する生地が二枚重なり合った筒状体10からなるリストバンド1において、筒状体10の表生地と裏生地との間13に軽量のウェイト2が収納させることである。
【選択図】 図2
【解決手段】 伸縮性及び吸水性を有する生地が二枚重なり合った筒状体10からなるリストバンド1において、筒状体10の表生地と裏生地との間13に軽量のウェイト2が収納させることである。
【選択図】 図2
Description
本考案は、リストバンドに関する。特に、ウェイト入りの練習用リストバンドに関する。
各種スポーツ選手にとって、競技において持久力や瞬発力を発揮するためには肉体の筋力増強が必須であり、トップレベルの選手であればあるほど、競技練習とは別に十分な筋力トレーニングを行なって筋力増強に努めている。一般的な筋力トレーニングとしては、ダンベルやバーベルなどのウェイトや、チューブ、各種トレーニングマシン等が利用されている。
また、格闘技のように筋力量が勝敗に直結するスポーツにおいては、より強靭な肉体を作るために、練習及びトレーニング以外の時間も数kgの鉛や砂袋などのウェイトを手足や腰に取付けて筋肉に負荷を与えるという徹底した筋力トレーニングを行う場合もある。
しかしながら、上記のような方法では過剰なトレーニングにより筋肉に疲労が蓄積され怪我や故障の原因となったり、実際の競技に必要とされる筋肉を効率的に鍛えることができずトレーニングの成果が結果に結びつかないということもある。
また、野球やテニス,卓球などのように手具やボールなどの競技用具を用いるものでは、過剰な負荷による筋肉のわずかな損傷が競技の結果に多大な影響を与えるため、競技用具を操る腕などの筋力トレーニングには十分な注意を払う必要がある。
競技に必要な筋肉を鍛えるトレーニングとして、練習用の競技用具の重量を増加させるという方法があるが、実際の競技に用いるものと使用感に差異がない練習用具を作製することは困難であり、特に、野球のボール等のように重心の微妙なズレが投球に影響するものでは筋力トレーニング用の競技用具を作製することは至難の業である。
本考案は、上記事情を鑑みてなされたものであり、故障の原因となる過剰な負荷を筋肉に与えることなく通常の競技練習の中で効率よく筋力を鍛えることができるリストバンドを提供することを課題とする。
(1)請求項1に係る考案は、『伸縮性及び吸水性を有する生地が二枚重なり合った筒状体であり、前記筒状体の表生地と裏生地との間に軽量のウェイトが収納されている』ことを特徴とする。
これによれば、本考案のリストバンドを汗拭きとして装着すると、リストバンドに収容された軽量のウェイト分だけ競技用具を操作する腕が重くなり、前記競技用具の操作のときに腕の動作に大きな力を要するから、未装着のときよりも筋肉にかかる負荷が大きくなる。
これによれば、本考案のリストバンドを汗拭きとして装着すると、リストバンドに収容された軽量のウェイト分だけ競技用具を操作する腕が重くなり、前記競技用具の操作のときに腕の動作に大きな力を要するから、未装着のときよりも筋肉にかかる負荷が大きくなる。
また、前記ウェイトは前記筒状体の表生地と裏生地によって挟持されると共に、前記筒状体の収縮力によって腕に圧着されるから、競技練習中に前記ウェイトがズレにくい。
なお、前記筒状体に収納される軽量のウェイトは、総重量が50g〜500g程度のものであり、使用される競技や選手の年齢、性別などに合わせてその重量が決定されるものである。
なお、前記筒状体に収納される軽量のウェイトは、総重量が50g〜500g程度のものであり、使用される競技や選手の年齢、性別などに合わせてその重量が決定されるものである。
(2)請求項2に係る考案は、『前記ウェイトは、前記筒状体の周方向に沿う態様で巻かれた弾性板からなる』ことを特徴とする。
これにより、リストバンドに腕を挿入して装着するときに、利用者の腕の太さに合わせて自動的に前記ウェイトのロール径が拡縮されるから、利用者の腕の太さに関係なく略同じ締付け力で前記ウェイトが巻き付けられることとなる。そのため、利用者によって締付けが緩過ぎたり、強過ぎたりすることがなく使用感が優れている。
これにより、リストバンドに腕を挿入して装着するときに、利用者の腕の太さに合わせて自動的に前記ウェイトのロール径が拡縮されるから、利用者の腕の太さに関係なく略同じ締付け力で前記ウェイトが巻き付けられることとなる。そのため、利用者によって締付けが緩過ぎたり、強過ぎたりすることがなく使用感が優れている。
また、前記弾性板は、腕の外周形状や動きに合わせて弾性変形されて前記腕にしっかりと圧着されるので、ウェイトを収納させたことによる違和感が少ないと共に、前記弾性板によって筋肉組織が保護されるから無理な動きによる筋肉の損傷も防止される。
(3)請求項3に係る考案は、『前記弾性板は磁性を有しないフェライト板からなり、前記弾性板の周方向の両端部が所定の範囲にわたって摺動自在に重なり合う態様で巻かれている』ことを特徴とする。
これにより、リストバンドの装着時に、前記フェライト板が腕全体に巻き付けられ前記周方向に切れ目が存在しないから、装着時の違和感が少なく使用感がよい。また、前記フェライト板は磁性を有しないから、装着時に摺動自在に重ね合わされた両端部が磁力によって互いに引き合って前記ウェイトのロール径のスムーズな拡縮を妨げることがなく、リストバンドを装着しやすい。
これにより、リストバンドの装着時に、前記フェライト板が腕全体に巻き付けられ前記周方向に切れ目が存在しないから、装着時の違和感が少なく使用感がよい。また、前記フェライト板は磁性を有しないから、装着時に摺動自在に重ね合わされた両端部が磁力によって互いに引き合って前記ウェイトのロール径のスムーズな拡縮を妨げることがなく、リストバンドを装着しやすい。
ここで、前記所定の範囲は、リストバンドの装着によって前記フェライト板のロール径が最も拡大された場合にも、前記両端部が互いに重なり合った状態となるように設定されるものである。
(4)請求項4に係る考案は、『前記ウェイトは、前記筒状体の円周方向への長さが小さく且つ弾性を有する複数のウェイトからなる』ことを特徴とする。
これにより、競技練習中の腕の外周形状や硬さの変化に合わせて前記ウェイトが弾性変形されて前記腕にしっかり圧着されるから、ウェイトを収納させたことによる違和感が少ない。
これにより、競技練習中の腕の外周形状や硬さの変化に合わせて前記ウェイトが弾性変形されて前記腕にしっかり圧着されるから、ウェイトを収納させたことによる違和感が少ない。
(5)請求項5に係る考案は、『前記ウェイトは、前記筒状体の表生地と裏生地との間に収容される伸縮性を有する筒状の袋部材内に封入されており、前記袋部材は、前記円周方向に区切られ且つ前記円周方向に前記ウェイトを移動可能に収容する複数の収容部が形成されている』ことを特徴とする。
これにより、前記ウェイトが袋部材と筒状体とによって二重に包まれているから、前記筒状体に通気性の良いメッシュ状の生地が利用される場合にも、競技練習中や洗濯中に前記ウェイトが外部に突出することがなく耐久性及び安全性が高い。
これにより、前記ウェイトが袋部材と筒状体とによって二重に包まれているから、前記筒状体に通気性の良いメッシュ状の生地が利用される場合にも、競技練習中や洗濯中に前記ウェイトが外部に突出することがなく耐久性及び安全性が高い。
さらに、前記ウェイトは前記袋部材に形成された収容部に所定の数量ずつそれぞれ封入されているから、前記ウェイトが前記筒状体の一部分に偏ってしまうという不都合を防止することができる。また、前記ウェイトは各収容部内に移動自在に封入されているから、リストバンドを装着した後に、前記筒状体の外側から前記ウェイトの位置を調整してより自然な装着状態とすることができる。
(6)請求項6に係る考案は、『前記ウェイトは、複数の細長い平板状のフェライト磁石板からなり、腕の筋肉繊維に沿うように配置される』ことを特徴とする。
これにより、前記フェライト磁石板が筋肉の動きの邪魔になりにくい共に、前記フェライト磁石板により筋肉組織が保護されるから無理な動きによる筋肉の損傷も防止される。
これにより、前記フェライト磁石板が筋肉の動きの邪魔になりにくい共に、前記フェライト磁石板により筋肉組織が保護されるから無理な動きによる筋肉の損傷も防止される。
また、フェライト磁石板は、汗や水分によって腐食又は溶解されず安定性が高いと共に適度な弾性を有しているから、普通のリストバンドと同様に洗濯して繰り返し使用することができる。さらに、フェライト磁石の磁力により血行が促進され筋肉がほぐされるから、競技練習中の筋肉の損傷や故障が防止されると共に、筋肉内の老廃物がスムーズに運搬され溜まりにくいから疲労回復が早いという効果もある。
上記のような構成であるから本考案は次の特有の効果を有する。
請求項1に係る考案によれば、リストバンドの表生地と裏生地との間に軽量のウェイトを収容させたことで、競技練習中に腕に装着して汗拭きとして利用できると共に、競技用具を操作する腕に故障の原因とならない軽い負荷を継続的に与えることで、実際の競技において必要とされる筋肉を無理なく効率よく鍛えることができる。
請求項1に係る考案によれば、リストバンドの表生地と裏生地との間に軽量のウェイトを収容させたことで、競技練習中に腕に装着して汗拭きとして利用できると共に、競技用具を操作する腕に故障の原因とならない軽い負荷を継続的に与えることで、実際の競技において必要とされる筋肉を無理なく効率よく鍛えることができる。
また、競技練習中の動きにより前記ウェイトはズレにくいから、前記ウェイト付きリストバンドの装着によって競技用具の操作性が悪くなることもない。
請求項2に係る考案によれば、筒状に巻かれた弾性板からなるウェイトを用いることで、利用者の腕の太さに関係なく使用感が優れている。また、弾性板の使用により前記リストバンドの装着時に違和感が少ないと共に、無理な動きによる筋肉の損傷も防止される。
請求項3に係る考案によれば、磁性を有しないフェライト板を両端部が重なり合う態様で巻いたものウェイトを用いることで、前記フェライト板の周方向に切れ目が生じる場合と比べて装着時の違和感が少なく使用感がよいと共に、フェライト板が磁性を有する場合と比べてリストバンドを装着しやすい。
請求項4に係る考案によれば、円周方向への長さが小さく且つ弾性を有する複数のウェイトを用いることで、前記リストバンドの装着時に違和感が少ない。
請求項5に係る考案によれば、筒状体内にウェイトを封入させた袋部材を収容させることで、メッシュ状の生地からなる筒状体から前記ウェイトが突出することがなく耐久性及び安全性が高い。また、前記ウェイトを複数の収容部に移動自在に封入させたことで、前記ウェイトの偏りを防止できると共にリストバンドの装着後に前記ウェイトの位置を調整してより自然な装着状態とすることができる。
請求項6に係る考案によれば、細長いフェライト磁石板を筋肉繊維に沿うように配置させたことで、前記フェライト磁石板が筋肉の邪魔になりにくいと共に、筋肉の損傷や故障も防止される。
また、普通のリストバンドと同じように洗濯できると共に筋肉の損傷や故障を防止したり疲労回復を早めるという効果もある。
また、普通のリストバンドと同じように洗濯できると共に筋肉の損傷や故障を防止したり疲労回復を早めるという効果もある。
以下に、本考案の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本考案実施の形態の一例であるリストバンドを図1に示している。
この例のものは、図1に示されるように、手首から肘にかけて装着される野球用のリストバンド1であり、通気性の高いパイル生地からなる筒状体10と、前記筒状体10の表生地11と裏生地12との間に形成される隙間13に収容されたロール状のフェライト板2からなるウェイトとから構成されている。
(実施の形態1)
本考案実施の形態の一例であるリストバンドを図1に示している。
この例のものは、図1に示されるように、手首から肘にかけて装着される野球用のリストバンド1であり、通気性の高いパイル生地からなる筒状体10と、前記筒状体10の表生地11と裏生地12との間に形成される隙間13に収容されたロール状のフェライト板2からなるウェイトとから構成されている。
前記筒状体10は、伸縮性及び吸水性の高いパイル生地が表裏二枚重なり合うように円筒状に編み上げられたものであり、その内径は伸張によって指先から腕4までを挿通可能であると共に、図1に示されるように、収縮によって前記筒状体10が前記腕4に圧着状態で装着される大きさに設定されている。
前記筒状体10の表生地11と裏生地12との間に形成されるわずかな隙間13には、図2に示されるように、両端部21a,21bが重なり合うように巻かれたロール状のフェライト板2が収容されている。
前記フェライト板2は、磁性を有しない一枚の弾性板からなり、図2に示されるように、自然状態において両端部21a,21bが所定の範囲にわたって前記筒状体10の周方向に摺動自在に重なり合う態様となっている。これより、この例のリストバンド1を装着するときには、前記腕の太さ及び形状に合わせて前記フェライト板2のロール径が拡大されるから腕をスムーズに挿入することができる。また、前記リストバンド1を腕から外すと、前記フェライト板2は自身の弾性復帰力によって図3中の破線で示される自然状態のロール径に戻る。
この例のものでは、前記両端部21a,21bは、図3に示されるように、装着時に前記フェライト板2のロール径が最も拡大された時にも、重なり合った状態を維持できるように、自然状態において十分な範囲にわたって重なり合うように形成されている。
上記のような構成であるから、本考案のリストバンドを装着すると、競技練習中に汗拭きとして利用することができるだけでなく、バットやラケット、ボール等の競技用具を操作する腕がウェイトの重量分だけ重くなり、前記競技用具の操作のときに腕4の筋肉に負荷がかかる。これにより、リストバンド1を装着して競技練習を行うと、練習中継続して軽い負荷を筋肉に与えることができ、競技において必要とされる筋肉を無理なく効率よく鍛えることができる。また、過剰な筋力トレーニングが原因の筋肉の損傷や故障も防止することができる。
前記フェライト板2は、前記表生地11と裏生地12によって挟持されているからズレにくく、前記リストバンド1への前記フェライト板2の付加によって競技用具の操作性が悪くなることがない。
この例のものでは、ロール状に巻かれたフェライト板2を用いているから、リストバンドの装着時に、利用者の腕の太さに合わせて自動的に前記フェライト板2のロール径が拡縮されて最適なロール径に調整されるため、利用者の腕の太さによって締付け力の強弱がなく使用感が優れている。また、前記フェライト板2によって筋肉組織が保護されるから無理な動きによる筋肉の損傷や怪我も防止される。
前記フェライト板2は、装着時において周方向の両端部21a,21bが摺動自在に重り合っているから、周方向に切れ目なく前記フェライト板2が腕に巻きつけられるため、フェライト板2に切れ目がある場合と比べて違和感が少なく、使用感が優れている。また、この例のフェライト板2は磁性を有していないから、摺動自在に重ね合わされた前記フェライト板2の両端部21,21bが磁力によって互いに引き合って前記フェライト板2のロール径のスムーズな拡縮を妨げることがないため、リストバンド1を装着しやすい。
前記フェライト板2は適度な弾性を有しており、腕の形状変化や動きに合わせて弾性変形することができるから、リストバンド1にフェライト板2を付加させたことによる装着時の違和感が少ない。また、前記フェライト板2は、汗や水により腐食・溶解されにくく安定であり且つ形状記憶板であるから、ウェイト入のままで普通に洗濯することができると共に、鉛や鉄等の水溶性の金属のように人体への悪影響について心配する必要がない。
(実施の形態2)
図4には、ウェイトの形状及び収納態様が異なるリストバンドを示している。
この例のものも、前述の実施の形態1と同様に野球用のリストバンド1であり、通気性の高いパイル生地からなる筒状体10と、前記筒状体10の表生地11と裏生地12との間の隙間13に収容された筒状の袋部材3と、前記袋部材3の収容部30内に封入されたウェイトであるフェライト磁石板20とから構成されている。前記筒状体10は、前述の実施の形態1と同じ構成のものを使用している。
図4には、ウェイトの形状及び収納態様が異なるリストバンドを示している。
この例のものも、前述の実施の形態1と同様に野球用のリストバンド1であり、通気性の高いパイル生地からなる筒状体10と、前記筒状体10の表生地11と裏生地12との間の隙間13に収容された筒状の袋部材3と、前記袋部材3の収容部30内に封入されたウェイトであるフェライト磁石板20とから構成されている。前記筒状体10は、前述の実施の形態1と同じ構成のものを使用している。
前記筒状体10の表生地11と裏生地12との間に形成されるわずかな隙間13には、図5に示されるように、6枚のフェライト磁石板20を収容部30内にそれぞれ封入した袋部材3が収納されている。
前記袋部材3は、伸縮性を有する生地から形成されており、図6に示されるように、2枚の矩形状の生地を重ね合わせて縫合して、所定の間隔毎に縫い目31を形成することで並列する4つの収容部30に区切られている。また、前記袋部材3の両端部には、シート状から筒状に縫合するための縫い代32a,32bがそれぞれ形成されている。
前記収容部30は、図6の矢印に示されるように、前記フェライト磁石板20を前記筒状体10の円周方向に移動可能であるように、横幅Wを前記フェライト磁石板20の横幅Sの1.5倍に設定している。また、図5に示されるように、前記4つの収容部30には、交互に1枚又は2枚のフェライト磁石板20がそれぞれ収容されている。
前記収容部30は、前記フェライト磁石板20を挿入後に縫合により挿入口が完全に閉塞されており、前記フェライト磁石板20は前記袋部材3に封入された状態で前記筒状体10内に収納されている。
前記フェライト磁石板20は、外力によって容易に弾性変形する細長いフェライト磁石の平面板から形成されており、図6に示されるように、上下端部は鋭い角部をなくすために円弧状に切削されている。また、この例のリストバンド1に用いられる6枚のフェライト磁石板20は同形であり、長さが12cm、横幅Sが3cm、板厚が0.3cmであり、一枚あたりの重量が36g〜40gである。そのため、この例のリストバンド1に収納されているウェイトの総重量は、220〜240g程度になる。
上記のような構成であるから、前述の実施の形態1と同様に、本考案のリストバンドを装着することで、競技練習中に汗拭きとして利用できると共に競技において必要とされる筋肉を無理なく効率よく鍛えることができる。また、前記表生地11と裏生地12によって前記フェライト磁石板20が、挟持されているからズレにくく、競技用具の操作性が悪くなることがない。
また、前記フェライト磁石板20を筋肉組織に沿って配置され、前記フェライト磁石板20が筋肉の動きに合わせて弾性変形されて腕にしっかり圧着し筋肉の動きを邪魔することがないから、リストバンド1の装着時の違和感が少ない。また、前記フェライト磁石板20によって筋肉が保護されるから、競技練習中の無理な動きによる筋肉の損傷や故障も防止される。
さらに、前記フェライト磁石板20の磁力により、腕の血行や筋肉内の老廃物の運搬が促進されるから筋肉の損傷や故障を予防できると共に、疲労回復を早めるという効果がある。また、前述の例のフェライト板2と同様に、フェライト磁石も腐食・溶解されることなく安定であるから普通に洗濯できると共に人体への悪影響を及ぼすことがない。
この例のものでは、前記フェライト磁石板20を袋部材3の収容部30内に封入しているから、競技練習中や洗濯中に前記フェライト磁石板20が前記筒状体10から外側に突出することがなく、この例のリストバンド1の耐久性及び安全性が高い。前記フェライト磁石板20は前記収容部30内に移動自在に封入されているから、前記フェライト磁石板20が前記筒状体10の一部分に偏ってしまうことがなく、また、リストバンドを装着後に前記筒状体10の外側から前記袋部材3内の前記フェライト磁石板20を動かして位置を調整することができるから、前記フェライト磁石板20による違和感の少ない自然な状態で装着することができる。
*その他
本考案のリストバンド1は上記実施の形態に限られるものではない。
上述の例において、前記筒状体10に収納されるウェイトとしてフェライト板2又はフェライト磁石板20が用いられているが、ウェイトは合成樹脂材やゴム、金属などの他の材料から形成されるものであってもよい。ただし、汗拭きとして利用されること及び洗濯の必要があることから耐水性・耐腐食性を有するものでなければリストバンド1として実用性が低いと考えられる。
本考案のリストバンド1は上記実施の形態に限られるものではない。
上述の例において、前記筒状体10に収納されるウェイトとしてフェライト板2又はフェライト磁石板20が用いられているが、ウェイトは合成樹脂材やゴム、金属などの他の材料から形成されるものであってもよい。ただし、汗拭きとして利用されること及び洗濯の必要があることから耐水性・耐腐食性を有するものでなければリストバンド1として実用性が低いと考えられる。
前記ウェイトの形状は、上述の例のロール状に巻かれた一枚板又は細長い平板に限られるものではなく、前記筒状体10の前記筒状体の表生地11と裏生地12に収納し得るものであれば、円形や四角形、その他の形状でもよい。しかしながら、リストバンド1としての用途と使用感とを考慮すると、前記ウェイトは平板状かそれに近い薄肉の板状に形成されているものが好ましいと考えられる。
実施の形態1において、前記フェライト板2は周方向の両端部21a,21bが重なり合う態様で巻かれているが、前記両端部21a,21bは必ずしも重なり合う必要はなく、前記フェライト板2は断面C字状や半円状に巻かれたものであってもよい。
実施の形態2において、前記筒状体10内にフェライト磁石板20を封入した筒状の袋部材3を収納する二重袋構造となっているが、前記フェライト磁石板20を前記筒状体10内に直に収納するものであってもよい。また、前記袋部材3は、複数の収容袋30に区切らなくてもよく、実施の形態2よりも多くの収容袋30に、例えば碁盤目状に、区切るものであってもよい。
また、上述の例においては、前記フェライト板2及びフェライト磁石板20は、前記筒状体10に取出し不能に収納されているが、利用者が自己のトレーニングレベルに合わせて自由にウェイトを前記筒状体10や袋部材3から取出し又は追加してリストバンド1の総重量を調節できるようにするものであってもよい。
1 リストバンド
10 筒状体
13 隙間
2 フェライト板
20 フェライト磁石板
21a,21b 両端部
3 袋部材
30 収容部
4 腕
10 筒状体
13 隙間
2 フェライト板
20 フェライト磁石板
21a,21b 両端部
3 袋部材
30 収容部
4 腕
Claims (6)
- 伸縮性及び吸水性を有する生地が二枚重なり合った筒状体であり、前記筒状体の表生地と裏生地との間に軽量のウェイトが収納されていることを特徴とするリストバンド。
- 請求項1に記載のリストバンドにおいて、
前記ウェイトは、前記筒状体の周方向に沿う態様で巻かれた弾性板からなることを特徴とするリストバンド。 - 請求項2に記載のリストバンドにおいて、
前記弾性板は磁性を有しないフェライト板からなり、前記弾性板の周方向の両端部が所定の範囲にわたって摺動自在に重なり合う態様で巻かれていることを特徴とするリストバンド。 - 請求項1に記載のリストバンドにおいて、
前記ウェイトは、前記筒状体の円周方向への長さが小さく且つ弾性を有する複数のウェイトからなることを特徴とするリストバンド。 - 請求項4に記載のリストバンドにおいて、
前記ウェイトは、前記筒状体の表生地と裏生地との間に収容される伸縮性を有する筒状の袋部材内に封入されており、
前記袋部材は、前記円周方向に区切られ且つ前記円周方向に前記ウェイトを移動可能に収容する複数の収容部が形成されていることを特徴とするリストバンド。 - 請求項5に記載のリストバンドにおいて、
前記ウェイトは、腕の筋肉繊維に沿うように配置される複数の細長い平板状のフェライト磁石板からなることを特徴とするリストバンド。
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