JP3099263U - 防寒用帯体 - Google Patents

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Abstract

【課題】着脱および長さ調整を簡単かつ確実に行うことができ、また、体の複数箇所に使用可能な防寒用帯体を提供する。
【解決手段】本考案の防寒用帯体1は、表裏に毛状材が設けられた帯部1aを有する防寒用帯体において、帯部1aの一方の面の一端部に設けられたレール状の掛合部材7と、帯部1aの他方の面の他端部に設けられ掛合部材7を内部に挿入して掛止可能な掛止部材8とを、着脱可能かつ掛合位置の調整を可能な状態に設けた差し込み式調整部2を備え、差し込み式調整部2を、帯部1aの両端部を重ねた状態で掛合可能な位置に配置し、レール状の掛合部材7は、帯部1aに、掛合部材7の幅より広い絡み防止用布材9を介して設け、絡み防止用布材を、矩形に形成して帯部の一方の面の一端部に縫合し、掛合部材7と掛止部材8とを掛合させたときに、帯部1aの他方の面の他端部に重合するように配置した。
【選択図】 図1

Description

 本考案は、体に装着して使用する防寒用帯体に関する。
 寒さを感じる季節になると、首、手首、足首等の衣類から外に出た部分を防寒する必要がある。このような部分に巻き付ける防寒用帯体として、従来、マフラー、襟巻、リストバンドが用いられている。なお、ここでいう襟巻とは、首廻りに装着したときに環状に形成されるものをいい、両端部が余るものを除いたものである。
 リストバンドは、通常、環状に形成され、ゴム等を利用して伸縮できるように形成されている。また、襟巻は、両端に掛止金具を有して首の回りに巻き付けて固定できるように形成されている。また、マフラーは、1つの長い帯状物からなり、首に巻き付けた状態で使用する。マフラーは、通常、複数の部材に分離しないように形成されているが、安全のため、中央で分離するように形成したマフラーが特許文献1に記載されている。
 近年、毛糸等の他に、ボアやファーまたはフェイクファーと呼ばれる毛状材付きの帯体を用いた防寒用帯体も市販されるようになっている。毛状材とは、糸状の繊維を所定長さに切り揃えたもので、その基端部を基材に固定し、先側を非固定状態にして使用するものをいうが、天然の動物の毛も含まれるものとする。
特開2002−180313公報 (第2頁、第1図)
 しかしながら、毛状材付きの帯体は、伸縮性がないので、リストバンドとして用いるときは、ゴム状のバンドの周囲の一部だけに飾りとして用いることしかできないので、見栄えはよくなるが、防寒性がないという問題がある。
 また、毛状材付きの帯体を襟巻に用いるときは、両端部を金具で連結する方式なので、長さの変更ができないという問題がある。
 また、特許文献1に記載されたマフラーは、面ファスナによって連結されているので、毛状材が面ファスナに絡まり、着脱が困難になるとともに、毛状材が抜け落ちるので外観性を損なうという問題がある。
 一方、特許文献1に記載されたマフラーを分離した部材は、面ファスナがそれぞれ1つずつしか設けられておらず、単独で使用することができないので、非使用時には邪魔になるという問題がある。
 そして、リストバンドやマフラーは、使用箇所が限定されているので、体の他の部分に使用することができないという問題がある。
 そこで本考案が解決しようとする課題は、着脱および長さ調整を簡単かつ確実に行うことができ、また、体の複数箇所に使用可能な防寒用帯体を提供することにある。
 前記課題を解決するため、本考案の防寒用帯体は、表裏に5mm〜70mmの長さの毛状材が設けられた帯部を有する防寒用帯体において、前記帯部の一方の面の一端部に、先端を一端に揃えて設けられたレール状の掛合部材と、前記帯部の他方の面の他端部に設けられ前記掛合部材を内部に挿入して掛止可能な掛止部材とを、着脱可能かつ掛合位置の調整を可能な状態に設けた差し込み式調整部を備え、前記差し込み式調整部は、前記帯部の両端部を重ねた状態で掛合可能な位置に配置され、レール状の前記掛合部材は、前記掛合部材の幅より広い絡み防止用布材を介して設けられ、前記絡み防止用布材は、矩形に形成されて前記帯部の一方の面の一端部に縫合され、前記掛合部材と前記掛止部材とを掛合させたときに、前記帯部の他方の面の他端部に重合して配置されることを特徴とする。
 毛状材の長さを5mm〜70mm程度としたのは、5mm未満では、毛状材が空気を保持することが困難になって防寒性に乏しくなり、また、70mmを超えると、掛合部材と掛止部材の間に入り込み、着脱が困難になるからである。
 レール状の掛合部材とは、プラスチック等の可撓性の部材からなって直線状に形成され、その途中位置に複数の突起部を有するものをいう。レール状の掛合部材は、毛状材と略直交する方向から掛合されるため、面状ファスナやボタン等の固定手段を用いたときのように毛状材を挟みこむことが少なくなる。また、面状ファスナやボタン等を用いた場合には、長さ調整を行うときに、端部を一度離してから再度取り付ける必要があるが、レール状の掛合部材を用いることによって、端部を重ねた状態のまま長さ調整を行うことができるので、端部からの寒気の侵入を防止しながら長さ調整を行うことができる。
 差し込み式調整部を両端部を重ねた状態で掛合可能な位置に配置するには、掛止部材を掛合部材に外挿し、帯部の端部に一番近い位置で固定したときに、帯部の両端部が離れた状態とならないように掛止部材および掛合部材の相対位置を設定すればよい。掛止部材を掛合部材のさらに奥側に差し込んだときには、両端部の重なり部分の面積がさらに広くなることになる。
 このとき、掛合部材と掛止部材の一方の端部が、帯部の端部から側方に突出するように設けてもよいが、外観性を考慮すると、両方とも突出しないように設けることが好ましい。
 掛合部材と掛止部材は、どちらを表側に配置してもよいが、掛合部材を表側に配置した方が着脱の作業性が向上する。掛合部材に掛止部材を外挿し、掛止部材を掛合部材に所定位置で掛止させることにより、防寒用帯体を環状に形成して、体の各部に密着状態で装着することができる。このとき、絡み防止用布材を設けているので、毛状材がレール状の掛合部材に絡みついて掛合部材と掛止部材との間に入り込むことが少なくなる。
 前記防寒用帯体は、両端部に互いに掛合可能な掛合部材および掛止部材を有しているので、他の防寒用帯体に連結することもできる。複数連結すると、隣接する帯部の端部を重ねて形成することができ、この端部を毛状材で隠すことができるので、端部が目立たなくなり、1本の長い帯体になる。また、各防寒用帯体にそれぞれ差し込み式調整部が設けられているので、連結数を多くして長く形成した場合も、分離した1本ずつに形成した場合もそれぞれ環状に形成でき、体の各部に装着することができる。
 前記掛止部材の基部を、前記帯部に回動可能に設けると、掛合部材が挿入される掛止部材の先部が毛状材の基部から離反するので、毛状材が掛止部材にからみついて掛合部材と掛止部材との間に入り込むことがなくなる。また、掛合部材の長手方向に掛止部材の挿入部を合わせて掛合部材を挿入することができ、操作性が向上する。
 また、掛止部材および掛合部材を有して、帯部の端部を重ねた状態で掛合できるので、隙間からの冷気の侵入を防止して、保温性を高めることができ、また、帯部に毛状材が形成されているので、毛状材によって端部を隠すことができ、外観性を向上させることができる。
 絡み防止用布材を、掛合部材と掛止部材とを掛合させたときに、帯部の他方の面の他端部に重合するように配置すると、毛状材が設けられている部分より保温性が劣る絡み防止部材を他端部の毛状材に重ねて、空気が逃げることを防止し、端部の保温性を向上させることができる。さらに、絡み防止用布材が、他方の面の他端部に重合して配置されるので、端部の隙間がない状態でレール状の掛合部材で長さ調整を行うことができる。
 前記防寒用帯体を、リストバンドまたはアンクレットとすると、手首や足首を保温することができる。リストバンドまたはアンクレットとするためには、防寒用帯体の長さを、例えば、200〜400mm程度に形成することが好ましい。200mm未満では手首や足首に巻き付けることができなくなり、400mmを超えると、手首や足首に密着しなくなるからである。
 前記防寒用帯体を、2つの帯部を環状に形成した襟巻とすると、通常は襟巻として使用することができ、また、2つの防寒用帯体を分離させた場合は、手首等の細い部位にも使用することができる。
 前記防寒用帯体を、3つ以上の帯部を紐状に形成したマフラーとすると、通常は、マフラーとして使用することができ、また、2つ連結した帯部を、前記マフラーから分離させて襟巻として使用することもでき、さらに、1つの帯部を分離させてリストバンドやアンクレットとして使用することもできる。
 本考案によれば次の効果を奏する。
(1)本考案の防寒用帯体は、表裏に毛状材が設けられた帯部を有する防寒用帯体において、互いに掛合可能なレール状の掛合部材および掛止部材をそれぞれ有して掛合位置の調整が可能な差し込み式調整部を備え、差し込み式調整部は、帯部の両端部を重ねた状態で掛合可能な位置に配置され、レール状の掛合部材は、帯部に、掛合部材の幅より広い絡み防止用布材を介して設けられているので、防寒用帯体を環状に形成して、体の各部に密着状態で装着することができ、毛状材がレール状の掛合部材に絡みついて掛合部材と掛止部材との間に入り込むことが少なくなり、着脱および長さ調整を簡単かつ確実に行うことができる。
 また、防寒用帯体は、両端部に互いに掛合可能な掛合部材および掛止部材を有しているので、他の防寒用帯体に連結することもでき、複数連結すると、隣接する帯部の端部を重ねて形成することができ、この端部を毛状材で隠すことができるので、端部が目立たなくなり、1本の長い帯体として使用することができる。また、各防寒用帯体にそれぞれ差し込み式調整部が設けられているので、連結数を多くして長く形成した場合も、分離した1本ずつに形成した場合もそれぞれ環状に形成でき、体の複数箇所に装着することができる。
(2)掛止部材の基部を、帯部に回動可能に設けると、掛合部材が挿入される掛止部材の先部が毛状材の基部から離反するので、毛状材が掛止部材にからみついて掛合部材と掛止部材との間に入り込むことがなくなる。また、掛合部材の長手方向に掛止部材の挿入部を合わせて掛合部材を挿入することができ、操作性が向上するので、着脱および長さ調整を簡単かつ確実に行うことができる。
(3)防寒用帯体を、リストバンドまたはアンクレットとすると、手首や足首を保温することができる。
(4)防寒用帯体を、2つの帯部を環状に形成した襟巻とすると、通常は襟巻として使用することができ、また、2つの防寒用帯体を分離させた場合は、手首等の細い部位にも使用することができる。
(5)防寒用帯体を、3つ以上の帯部を紐状に形成したマフラーとすると、通常は、マフラーとして使用することができ、また、2つ連結した帯部を、前記マフラーから分離させて襟巻として使用することもでき、さらに、1つの帯部を分離させてリストバンドやアンクレットとして使用することもできる。
 以下、本考案の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
 図1は本考案の第1の実施の形態の防寒用帯体の正面図、図2(A)は同防寒用帯体の背面図である。図1、図2に示すように、本考案の防寒用帯体1は、表裏に毛状材4が設けられた帯部1aと、掛合部材7および掛止部材8を備えた差し込み式調整部2とを有している。
 図3は、帯部を構成するボア材の平面図である。図3に示すように、帯部1aを構成するボア材5は、布製基材3の表面に20〜70mm程度の長さの毛状材4を織り込んだものである。なお、本実施の形態では、直線状の毛状材を使用しているが、他に巻毛状のものを使用することも可能である。また、色や模様が付されたものもあるが、特に限定しない。色の種類としては、例えば、白、ピンク、茶、アイボリー、ベージュ、グレー、黒、ショッキングピンク等があり、模様として、例えば、ヒョウ柄等の動物の外観を模したものがある。
 また、長さ5mm程度の毛状材を有するタオル生地を用いることも可能である。
 ボア材5は、例えば、100〜200mmの幅で、200〜400mmの長さの矩形に切断され、外周に約10mmの幅の縫合部6を形成している。縫合部6は、毛状材4を5mm程度の長さに切断したもので、縫合部6を設けることによって、毛状材4が縫い糸に絡まることを防止している。
 ボア材5は、毛状材4を内側に向けて二つ折りにされ、縫合部6の内側端に沿って、二辺を縫合した後、裏返して毛状材4を表側に出し、残った縫合部6の一辺を表側に出した状態で縫合する。このようにして帯部1aが形成される。
 縫合部6の一辺を表側に出した状態で縫合するのは、掛合部材7に毛状材4が絡まることを防止するためである。
 また、長辺の縫合部6は、裏面側にずらして形成することが好ましい。かかる構成によって、装着時に表側から縫合部6が見えなくなり、外観性がよくなる。
 図2(B)は差し込み式調整部の掛合部材の断面図、(C)は差し込み式調整部の掛止部材の断面図である。
 図1、図2(A)〜(C)に示すように、差し込み式調整部2は、帯部1aの一方の面の一端部に設けられたレール状の掛合部材7と、他方の面の他端部に設けられた掛止部材8とを有している。
 掛合部材7は、絡み防止用布材9を介して設けられている。絡み防止用布材9は、長さ70mm程度、幅20mm程度の矩形に形成され、帯部1aの一端部に縫合されている。また、絡み防止用布材9の幅は、掛合部材7の幅よりも広く形成されている。絡み防止用布材9が設けられているので、帯部1aの毛状材4が掛合部材7に接触しにくくなっており、掛合部に絡みにくくなり、差し込み式調整部2の操作性が向上するとともに、毛状材4が抜けにくくなり、製品の寿命が長くなる。
 掛合部材7は、ナイロン等の樹脂材料により形成され、5mm程度の幅で50mm程度の長さに形成されたレール部10と、本体部の他側の端部に形成された幅広のストッパ部11とを有し、先端を帯部の一端に揃えて絡み防止用布材9に縫合されている。レール部10の表側には、多数の突起部12が長手方向に3mm程度の間隔をあけて2列に形成されている。
 掛止部材8は、ポリアセタール等の樹脂材料により形成され、環状に形成されたリング状基部13と、その先側に設けられた外挿部14とを有している。
 リング状基部13は、二つ折りにして環状取付部を形成した固定用布材19に回動可能に保持され、固定用布材19は、帯部1aに縫合されている。掛止部材8の先端位置は、帯部1aの他端より少し内側に配置されている。
 外挿部14は、掛合部材7のレール部10を内部に挿入可能な断面C字状のレール保持部15と、レール部10の長手方向に対して直交する方向に移動でき、レール部10の突起部12の間に進退可能な爪部16を有している。ばね部17を備えた押し釦部18を押圧すると、爪部16が突起部12の間から退避してレール部10をその長手方向に移動させることができ、押し釦部18を離すと、爪部16が突起部12の間に進入して突起部12に掛合し、レール部10が移動できなくなる。このように、互いに掛合可能な掛合部材7および掛止部材8を用いているので、帯部1aを手首等に密着させて使用しても、押し釦部18を押さない状態では簡単に外れることがなく、安心して使用することができる。
 防寒用帯体1は、単体で、例えば、リストバンドやアンクレットとして用いることができる。
 図4(A)、(B)は、本考案の防寒用帯体の使用状態を示す斜視図である。図4(A)に示すように、防寒用帯体1をリストバンドとして用いるときには、まず、掛止部材8の押し釦部18を押しながら、掛合部材7のレール部10を、掛止部材8の外挿部14に挿入し、レール部10の端部に近い位置で押し釦部18から手を離して、防寒用帯体1を環状に形成する。
 このとき、掛止部材8の外挿部14を帯部1aに対して直立状態となるように回動させると、外挿部14の先端が帯部1aの他方の面から離反するので、毛状材4が外挿部14に絡みつくことが防止され、操作性が向上する。また、掛合部材7が帯部1aに絡み防止用布材9を介して設けられているので、毛状材4が掛合部に絡みにくくなり、差し込み式調整部2の操作性がさらに向上するとともに、毛状材4が抜けにくくなり、製品の寿命が長くなる。
 次いで、環状に形成された防寒用帯体1内に手首を挿入し、掛止部材8の押し釦部18を押しながら、レール部10を、外挿部14の奥側にさらに挿入し、所定位置で押し釦部18から手を離す。
 防寒用帯体1は、図4(B)に示す状態で使用される。図4(B)は、レール部10を外挿部14の一番奥まで差し込んで掛合した状態を示しているが、一番手前で掛合した場合でも、帯部1aの両端部は重なった状態となるので、冷気の侵入が防止され、防寒を確実に行うことができる。また、表面に毛状材4が設けられているので、帯部1aの端部に露出している縫合部6を隠すことができ、外観性が向上する。
(第2の実施の形態)
 図5は、本考案の第2の実施の形態の防寒用帯体の使用状態を示す斜視図である。図5に示すように本考案の第2の実施の形態の防寒用帯体20は、防寒用帯体1を2つ用いて、それぞれの両端部を連結して環状に形成し、襟巻として使用するものである。
 防寒用帯体20は、まず、一方の防寒用帯体1のレール部10を他方の防寒用帯体1の外挿部14に挿入して掛合させて帯状に形成する。次いで、連結された2つの防寒用帯体1を首に掛け、他方の防寒用帯体1のレール部10を、一方の防寒用帯体の外挿部14に挿入して、長さを調整して掛合する。
 外挿部14の先端を帯部1aの他方の面から回動させ離反させることができるので、毛状材4が外挿部14に絡みつくことが防止され、操作性が向上する。また、掛合部材7が帯部1aに絡み防止用布材9を介して設けられているので、毛状材4が掛合部に絡みにくくなり、差し込み式調整部2の操作性がさらに向上するとともに、毛状材4が抜けにくくなり、製品の寿命が長くなる。
 それぞれの端部は、重なった状態になるので、端部からの冷気の侵入が防止され、防寒を確実に行うことができる。また、表面に毛状材4が設けられているので、帯部1aの端部に露出している縫合部6を隠すことができ、外観性が向上する。
 また、防寒用帯体20を使用しないときは、2つの防寒用帯体1に分離して、リストバンドやアンクレットとして使用することができるので、汎用性が高まり、例えば外出中に、不要な荷物が増えることを防止することができる。
(第3の実施の形態)
 図6は、本考案の第3の実施の形態の防寒用帯体21の正面図である。図6に示すように、第3の実施の形態の防寒用帯体21は、第1の実施の形態の防寒用帯体1を3以上連結して紐状に形成し、マフラーとして使用するものである。
 防寒用帯体21は、第1の防寒用帯体1のレール部10を第2の防寒用帯体1の外挿部14に挿入して掛合させ、第2のレール部10を第3の防寒用帯体1の外挿部14に挿入して掛合させる。これを繰り返して、所定長さのマフラーを形成することができる。
 外挿部14の先端を帯部1aの他方の面から回動させ離反させることができるので、毛状材4が外挿部14に絡みつくことが防止され、操作性が向上する。また、掛合部材7が帯部1aに絡み防止用布材9を介して設けられているので、毛状材4が掛合部に絡みにくくなり、差し込み式調整部2の操作性がさらに向上するとともに、毛状材4が抜けにくくなり、製品の寿命が長くなる。
 それぞれの端部は、重なった状態になるので、端部からの冷気の侵入が防止され、防寒を確実に行うことができる。また、表面に毛状材4が設けられているので、帯部1aの端部に露出している縫合部6を隠すことができ、外観性が向上する。
 また、防寒用帯体20を使用しないときは、2つの防寒用帯体1を取り外して、襟巻として使用することができ、また、1つずつに分離して、リストバンドやアンクレットとして使用することができるので、汎用性が高まり、例えば外出中に、不要な荷物が増えることを防止することができる。
 以上、本考案の実施の形態について説明してきたが、本考案は、前記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、表側に露出させる縫合部6の面積を狭く形成し、掛合部材の周辺部だけにすることも可能である。
 本考案の防寒用帯体は、体に装着して使用する防寒用帯体として有用であり、特に、リストバンドやマフラーに適している。
本考案の第1の実施の形態の防寒用帯体の正面図である。 (A)は同防寒用帯体の背面図、(B)は差し込み式調整部の掛合部材の断面図、(C)は差し込み式調整部の掛止部材の断面図である。 帯部を構成するボア材の平面図である。 (A)、(B)は、本考案の防寒用帯体の使用状態を示す斜視図である。 本考案の第2の実施の形態の防寒用帯体の使用状態を示す斜視図である。 本考案の第3の実施の形態の防寒用帯体の使用状態を示す正面図である。
符号の説明
 1 防寒用帯体
 1a 帯部
 2 差し込み式調整部
 3 布製基材
 4 毛状材
 5 ボア材
 6 縫合部
 7 掛合部材
 8 掛止部材
 9 絡み防止用布材
 10 レール部
 11 ストッパ部
 12 突起部
 13 リング状基部
 14 外挿部
 15 レール保持部
 16 爪部
 17 ばね部
 18 押し釦部
 19 固定用布材
 20 防寒用帯体
 21 防寒用帯体

Claims (5)

  1.  表裏に5mm〜70mmの長さの毛状材が設けられた帯部を有する防寒用帯体において、
     前記帯部の一方の面の一端部に、先端を一端に揃えて設けられたレール状の掛合部材と、前記帯部の他方の面の他端部に設けられ前記掛合部材を内部に挿入して掛止可能な掛止部材とを、着脱可能かつ掛合位置の調整を可能な状態に設けた差し込み式調整部を備え、
     前記差し込み式調整部は、前記帯部の両端部を重ねた状態で掛合可能な位置に配置され、
     レール状の前記掛合部材は、前記掛合部材の幅より広い絡み防止用布材を介して設けられ、
     前記絡み防止用布材は、矩形に形成されて前記帯部の一方の面の一端部に縫合され、前記掛合部材と前記掛止部材とを掛合させたときに、前記帯部の他方の面の他端部に重合して配置されることを特徴とする防寒用帯体。
  2.  前記掛止部材の基部は、前記帯部に回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の防寒用帯体。
  3.  前記防寒用帯体は、リストバンドまたはアンクレットであることを特徴とする請求項2に記載の防寒用帯体。
  4.  前記防寒用帯体は、2つの前記帯部を環状に形成した襟巻であることを特徴とする請求項3に記載の防寒用帯体。
  5.  前記防寒用帯体は、3つ以上の帯部を紐状に形成したマフラーであることを特徴とする請求項3に記載の防寒用帯体。
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