JP3098985B2 - 回転式粉末圧縮成形機 - Google Patents

回転式粉末圧縮成形機

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JP3098985B2
JP3098985B2 JP09275858A JP27585897A JP3098985B2 JP 3098985 B2 JP3098985 B2 JP 3098985B2 JP 09275858 A JP09275858 A JP 09275858A JP 27585897 A JP27585897 A JP 27585897A JP 3098985 B2 JP3098985 B2 JP 3098985B2
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/06Platens or press rams
    • B30B15/065Press rams

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末を圧縮して錠
剤等を成形するための回転式粉末圧縮成形機に関し、特
に下杵の取り付け、取り替えを容易にした回転式粉末圧
縮成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の回転式粉末圧縮成形機は、フレ
ーム内に回転盤を立シャフトを介して回転可能に配設
し、その回転盤に臼を設けるとともに、臼の上下に上杵
及び下杵を上下摺動可能に保持させておき、杵先を臼内
に挿入した上杵及び下杵を上ロールと下ロールの間を通
過させることによって、臼内に充填した粉末を圧縮成形
するように構成されている。
【0003】ところで、前記上ロール及び下ロールは上
杵および下杵の回転円に対して接線方向に回転可能に配
設され、その配設位置を通過する際に上杵及び下杵が上
ロール及び下ロールの接圧力によって臼内の粉末を圧縮
する方向に移動する。しかして、臼が成形品の形状に対
応する平面視円形状の臼孔を有し、上杵及び下杵も前記
臼孔に摺動可能に挿入される円柱状をなしている場合に
は、両杵が何らかの原因により臼孔内で回転しても特に
杵に支障が生じるようなことはない。ところが、臼孔が
成形品の形状に対応して例えば平断面矩形状をなし、上
杵及び下杵もこれに対応する矩形状をなしている場合等
には、杵が何らかの原因により臼内で回転力を持った場
合に、杵に曲げ応力が働き、破損等を招く恐れがある。
【0004】そこで、従来、上杵全体を回転盤との間で
キー及びキー溝を介して上下動可能かつ回転不能に取り
付けるとともに、下杵は上端部を下端部に対して相対回
転可能な構造のものにして、たとえ下杵の下端部に回転
力が生じてもこれを上端部に伝達しないようにしたもの
が考えられている。ここで、下杵を上杵のようにキー及
びキー溝を介して回転盤に取り付けない理由を説明す
る。この種の成形機は、先ず上杵を回転盤に固定し、次
にこの上杵に臼を仮挿通し、この状態で上杵の上端部を
叩いて臼を回転盤に設けた孔に打設し、最後に臼に下杵
を挿入する。このように上杵と臼の位置関係が先に定ま
り、後で下杵と臼の位置関係が定まるため、下杵を先に
回転盤に対して位置決めすることは意味をなさないから
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に上端部を下端部に対して相対回転可能とすると、例え
ば卵状の成形品を成形する際に上端部に椀状の凹部を有
しその周縁のエッジの立った異形杵を用いた場合に、杵
が臼に対してどのような回転位相にあるか分からないた
め、挿入時に異形杵のエッジが欠ける不都合が生じ易
い。杵先が小さく見えにくい場合は特に顕著である。ま
た、粉末を扱うこの種の機械では、比較的頻繁に杵や臼
を取り外して清掃する必要がある上に、別異の成形品を
成形する際にも杵や臼を取り替える必要があるため、上
記の不都合が生ずる機会は多い。
【0006】一方、挿入後も、下杵が臼の中で回転力を
もち、下杵や成形品に悪影響が及ぶ場合がある。すなわ
ち、使用時に上方から回転盤を見た場合、圧縮ローラの
転動方向に対して、下杵は回転位置に応じて圧縮ローラ
に対する添接位置が変化し、圧縮ローラから受ける接圧
力の方向が変化するため、これにより杵自体に回転盤の
回転方向とは逆方向の回転力が生じる。そして、下杵の
下端部と上端部とが相対回転可能であると言っても、互
いに解離しない範囲でその間には摺動摩擦があり、その
摩擦によって上端部に回転力が及ぶことが避け難い。
【0007】このため、電子部品のような極小の物品を
成形する際に用いられる1〜0.5mm平方の極細な異
形杵等では、そのような比較的小さい回転力によっても
簡単に杵がねじれ、折れてしまうことがある。このよう
な不都合は臼孔内への粉末の充填量にも起因するところ
がある。充填量が多く、下杵のストロークしたがって杵
先の寸法が長寸になるほど、杵は脆弱となるからであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、下杵の杵先を先に臼に対し位置決め
した後に臼孔に挿入できるようにし、かつその挿入位置
で杵先が臼孔内で回転力を持つことを有効に抑止し得る
構成を採用することとしている。
【0009】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の回転式粉末圧
縮成形機は、フレーム内に回転盤を立シャフトを介して
回転可能に配設し、その回転盤に臼孔を有する臼を設け
るとともに、臼の上下に上杵及び下杵を上下摺動可能に
保持させておき、杵先を臼孔内に挿入した状態で上杵及
び下杵を上ロール及び下ロールの間を通過させることに
よって、臼孔内に充填した粉末を圧縮成形するようにし
たものにおいて、前記臼の一部若しくは臼の下部に一体
的に、下杵の杵先よりも下方部位を上下動可能かつ回転
不能にガイドするガイド孔を設け、下杵の杵先を臼孔に
挿入する際、その挿入に先立って下杵の下方部位がガイ
ド孔に挿入されるように設定してなることを特徴とす
る。
【0010】このように構成すれば、下杵の杵先を臼孔
に挿入する際に、杵先よりも下方部分が先に臼側に設け
たガイド孔に挿入されてガイドされるので、杵先は臼孔
内に確実に挿入され、その杵先が開口部周縁に衝突する
ようなことがない。このため、杵先の破損等を有効に防
止することができる。特に、本発明は、下杵自体と臼と
の間に位置決め機能を持たせているため、上杵と臼の位
置関係を決めれば、臼に対して下杵を容易に位置決めす
ることができ、杵先が小さい場合にも簡単に取付けが可
能となる。しかも、挿入後に下杵の下方部位とガイド孔
との軸方向への相対摺動を許容し、相対回転を禁止する
ため、下ロールの接圧力による回転力を前記下杵の下方
部位とガイド孔との間で支持し、杵先に伝えないように
することができる。
【0011】製作の便を向上させるためには、臼が、臼
孔に連続する位置に部分円筒面を設けてなる臼本体と、
内側に当接面を有する別体の当て板とを具備し、この当
て板を前記臼本体に取着した位置で、部分円筒面と当接
面との間にガイド孔を形成するようにしていることが望
ましい。このようにすれば、臼孔に対しては簡単な孔開
加工のみを行い、当て板に対しては当接面の位置及び臼
への取付精度さえ出せばよいので、たとえ真円でないガ
イド孔を形成する場合にも加工を格段に簡略に行うこと
ができる。
【0012】より好ましい態様としては、臼本体が直交
2面を有し、当て板が前記直交2面に同時に当接する直
交2面を有しているものが挙げられる。下杵の杵先の保
護の実効を高めるためには、下杵の杵先をその下方部位
に対して相対回転自在としていることが有効となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この回転式粉末圧縮成形機は、図1〜図4に
示すように、フレーム1内に回転盤3を立シャフト2を
介して回転可能に配設し、その回転盤3に複数の臼4を
所定のピッチで設けるとともに、各臼4の上下に上杵5
及び下杵6を上下摺動可能に保持させてある。これらの
上杵5及び下杵6は、臼4に設けた臼孔4aに軸心を一
致させて配設され、これら上杵5及び下杵6の各杵先5
1a、61aを臼孔4aに挿入した状態で予圧上ロール
81、予圧下ロール82間および本圧上ロール83、本
圧下ロール84間を通過させることにより、臼4内に充
填した粉末を圧縮成形するようにしている。そして、図
2に示すように、臼4内に粉末を充填するための粉末充
填機構9及び粉末を擦り切るための摺切部10を回転盤
3の上方から回転盤3に向けて取り付けている。
【0014】詳述すると、フレーム1の略中央部には軸
受21により軸支された立シャフト2が配設されるとと
もに、この立シャフト2の下端近傍にウォームホィール
22が固定してあり、このウォームホィール22にウォ
ーム23及びベルト24を介してモータ25の回転駆動
力を伝達するようにしている。そして、この立シャフト
2の上端近傍に、3つの機能部分に分けられる回転盤3
が固定してある。回転盤3は、図4に詳細に示すよう
に、上側部分に設けられて上杵5を上下摺動可能に保持
する上杵保持部31と、下側部分に設けられて下杵6を
上下摺動可能に保持する下杵保持部32と、これら上杵
保持部31と下杵保持部32の間に設けられて、臼4を
着脱可能に嵌装するための臼取付孔33aを同一円周上
に複数個設けてなる臼部33とを具備してなる。
【0015】上杵5は、図4及び図5に示すように、下
端を横断面矩形状の杵先51aとなし、この杵先51a
の上端に軸部51bを有し、更にこの軸部51bの上端
に平面視長円形状の回り止め部51cを形成してなる上
杵本体51と、この上杵本体51の軸部51bを嵌装す
る軸孔52a及び前記回り止め部51cを装入する回り
止め孔52bを有しかつ上端における軸心を挟んだ対向
位置に部分円弧状の突起部52cを形成してなるコマ5
2と、このコマ52の両突起52c間に形成される凹陥
部52dに装入可能な凸部53aをその下端に形成して
なるホルダ53と、内周に前記コマ52を上杵本体51
と共に装入しその上端側の内周に設けた雌ねじ部54a
を前記ホルダ53の下端近傍の外周に設けた雄ねじ部5
3bに螺着することにより上杵本体51をホルダ53に
相対回転不能に取り付けるホルダキャップ54とから構
成される。また、前記ホルダ53の周壁には、軸方向に
延びる長孔53cが形成してあり、この長孔53cに、
図4及び図7に示すキー54を部分的に嵌装して止着す
るとともに、該キー54の外面に突設した軸54aに座
金56及びストップリング57を用いてキーロール55
を軸着している。そして、上杵保持部31に前記ホルダ
5の外径に対応する内径の保持孔31aを設け、この保
持孔31aにホルダ53を上下摺動可能に嵌装してい
る。なお、嵌装位置において、前記キーロール55はフ
レーム1側に固設したガイド面11に転動可能に添接さ
れる。
【0016】一方、下杵6は、図4及び図6に示すよう
に、上端を前記上杵本体51と同様の矩形状杵先61a
となし、この杵先61aの下端側に円柱の等角三箇所を
軸方向に切除して平坦面6zとした横断面異形状の軸部
61bを有し、更にこの軸部61bの下端に円周部cを
介して頭部61dを形成してなる下杵本体61と、この
下杵本体61をその上端に載置するホルダ62と、前記
下杵本体61の円周部61cを嵌装する孔63a及び頭
部61dを収容する内空部63bを有しその内空部63
bの下端側に形成した雌ねじ63cを前記ホルダ62の
上端近傍部の外周に設けた雄ねじ62aに螺着すること
により下杵本体61をホルダ62に止着するホルダキャ
ップ63とから構成される。なお、この下杵6の下端に
は拡径した係合部62bが形成してある。
【0017】これに対して、臼4は、図4、図6、図8
及び図9に示すように、臼本体41と、当て板42とか
ら構成される。臼本体41は、図8及び図9に示すよう
に、下面の一部に一定の高低幅で270°の領域に亘っ
て肉抜きによる凹所41aを設け、この凹所41aの隣
接位置に2つの互いに直交する2面41b、41bが形
成され、これらの直交2面41b、41bの交叉部に下
杵6の異形軸部61bの外周を包絡する円6xの直径に
対応する内径を有する部分円筒面41cが形成されてい
る。この部分円筒面41cの中心は粉末が充填される臼
孔4aの中心に合致している。一方、当て板42は、前
記凹所41aに収まる大きさの平面視概略コ字形をなす
もので、その入り隅部42aの両側に前記臼本体41の
直交2面41b、41bに同時に当接する直交2面42
b、42bが形成されている。これらの直交2面42
b、42bは、前記包絡円6xよりも内側に配設される
下杵6の平坦面6zに2方向から当接する合わせ面とし
ての役割をも担っている。そして、この当て板42に上
下方向に貫通して設けたねじ挿通孔42cにねじ43を
挿通し、その貫通端を臼本体41の対応箇所に設けたね
じ孔41dに螺着することにより、当て板42を臼本体
41に取り付けている。
【0018】しかして、先ず上杵5を図10に示すよう
に上杵保持部31の保持孔31a孔に挿入し、次にこの
上杵5の杵先51aに臼4を仮挿通し、その状態で上杵
5の上端部をハンマー等で叩くことにより臼4を臼部3
3に設けた臼取付孔33aに打設する。その際、臼孔4
aの長辺が図2に示す製品取出位置Mで必ずガイド面m
に平行になるように設定しておく。そして、その状態
で、臼部33の周壁に開口する図示しない横孔より臼押
工棒を挿入して、締付ハンドル等により締め付け、臼4
を臼部33の臼取付孔33aに固定するとともに、図8
に示す下杵6の杵先61aを臼孔4aに下方から挿入す
る。その際、本実施例では、下杵6の杵先61aが臼孔
4aに挿入されるに先立って下杵6の下方部位である軸
部61bが臼本体41の部分円筒面41cと当て板42
の当接面42bとの間に形成されるガイド孔gに挿入さ
れるように設定している。また、図3に示すように、上
杵5は取付位置でキーロール55がフレーム1に形成し
た転動面11に転接し、下杵6は取付位置で下端に設け
た係合部62bがフレーム1の一部に設けた下ガイドレ
ール100に摺動可能に係合するように構成してある。
【0019】以上のようにして組み付けられる本実施例
の回転式粉末圧縮成形機は、図2及び図3に示すよう
に、回転盤3に保持された上杵5が立シャフト2の上端
近傍に取り付けられた転動面11により粉末充填機構9
の近傍で最も高い位置まで案内され、このとき杵先51
aが臼孔4aから抜出するとともに、下杵6がその杵先
61aを臼孔4a内に挿入した状態を維持して、臼孔4
a内に粉末が充填されるとともに、予圧上ロール81や
本圧上ロール83に達する位置でそれら予圧上ロール8
1及び本圧上ロール83の下に入り込む低い位置にまで
案内され、このとき下杵6は予圧下ロール82及び本圧
下ロール84により上方に向け圧接されて前記上杵5と
の間で粉末を圧縮し、その後、上杵5が臼孔4aから再
び抜出する位置にまで上昇しかつ下杵6が臼孔4aの上
端開口部付近にまで上昇した製品取出位置Mで、圧縮に
より成形された成形物Xが臼4から取り出される。以上
のような工程が各対をなす臼4、上杵5及び下杵6の間
で連続的に営まれることになり、成形品Xは次々と製品
取出部Mから送り出されることとなる。
【0020】以上説明したように、本実施例は、臼4の
下部に一体的に、下杵6の杵先6aよりも下方部位であ
る軸部61bを上下動可能かつ回転不能にガイドするガ
イド孔gを設け、下杵6の杵先6aを臼孔4aに挿入す
る際、その挿入に先立って下杵6の軸部61bがガイド
孔gに挿入されるようにしている。このため、杵先6a
が臼孔4aの開口部周縁に衝突することを有効に回避し
て、杵先6aの破損等を確実に防止することができる。
特に、本実施例は、下杵6自体と臼4との間に位置決め
機能を持たせているため、上杵6と臼4との位置関係を
決めて臼4を臼取付孔33aに打設すれば、臼4に対し
て下杵6を容易かつ確実に位置決めすることができ、杵
先61aが小さい場合にも簡単に取付けが可能となる。
しかも、挿入後に下杵6の軸部61bとガイド孔gとの
軸方向への相対摺動を許容し、相対回転を禁止するた
め、下ロール82、84の接圧力により下杵6に生じる
回転力を該下杵6の軸部61bとガイド孔gとの間で有
効に支持し、その回転力を杵先6aに伝えないようにし
て破損防止の実効を高めることができる。なお、上記の
構成において軸部61bの平坦面61zとガイド孔gと
の間にはクリアランスが存在するため、臼孔4a内から
不可避的に落下する粉末をこのクリアランスを介して臼
孔4a外に有効に除去することができる。
【0021】また、臼4を、臼孔4aの下方隣接位置に
部分円筒面41cを有する臼本体41と、内側に当接面
42bを有する別体の当て板42とから構成しているた
め、臼4に対しては簡単な孔開加工のみを行い、当て板
42に対しては当接面42bをその位置及び臼4への取
付精度さえ出して形成すれば、ガイド孔gを極めて簡略
な加工で構成することができる。
【0022】特に、臼本体41に対する当て板42の取
付を、前者に設けた直交2面41b、41bに後者に設
けた直交2面42b、42bを当接することによって行
うようにしているので、簡単な加工で適正な取付状態を
得ることができる。なお、各部の具体的な構成は、図示
実施例のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。例えば、上
記実施例において、例えば杵先が設けられた下杵本体を
それよりも下方部位に対して回転自在となるように構成
すれば、この下杵本体における回転力の発生自体を防止
することができる。また、上記実施例では臼本体に別体
の当て板を取り付けることによってガイド孔を形成した
が、別体の部材を用いることなく、臼本体自体にガイド
孔を作り込むことを妨げるものではない。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明の回転式粉末圧縮成形機は、臼の一部若しく
は臼の下部に一体的に、下杵の杵先よりも下方部位を上
下動可能かつ回転不能にガイドするガイド孔を設け、下
杵の杵先を臼孔に挿入する際、その挿入に先立って下杵
の下方部位がガイド孔に挿入されるように設定したもの
である。このため、杵先が開口部周縁に衝突することを
回避して杵先の破損等を有効に防止することができ、ま
た下杵自体と臼との間に位置決め機能を持たせているた
め杵先が小さい場合等にも臼に対する下杵の取付けを容
易にすることができる。しかも、挿入後に下杵の下方部
位とガイド孔との軸方向への相対摺動を許容し相対回転
を禁止するため、下ロールの接圧力による回転力を前記
下杵の下方部位とガイド孔との間で有効に支持し、細径
な杵先や異形な杵先であっても破損を効果的に防止する
ことが可能となる。
【0024】また、臼を、臼孔に連続する位置に部分円
筒面を設けてなる臼本体と、内側に当接面を有する別体
の当て板とから構成し、これら部分円筒面と当接面との
間にガイド孔を形成するようにすれば、臼孔に対する簡
単な孔開加工と、当て板に対する簡単な当接面の加工を
通じて、異形なガイド孔なども有効に形成することがで
きる。
【0025】さらに、臼本体に直交2面を形成し、当て
板に前記直交2面に同時に当接する直交2面を形成して
おけば、臼本体に対する当て板の取付けを簡略に行うこ
とが可能となる。さらにまた、下杵の杵先をその下方部
位に対して相対回転自在とした場合には、杵先の保護の
実効を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体縦断面図。
【図2】同要部拡大平面図。
【図3】同実施例の作用を回転方向に展開して示す図。
【図4】図1の要部拡大図。
【図5】同実施例の上杵を示す分解斜視図。
【図6】同実施例の下杵を示す分解斜視図。
【図7】同実施例の上杵に付帯するキーロール部分を示
す分解斜視図。
【図8】同実施例の臼を上下反転して示す分解斜視図。
【図9】図4におけるIX−IX線拡大断面図。
【図10】同実施例の取付手順を示す図。
【符号の説明】
1…フレーム 2…立シャフト 3…回転盤 4…臼 4a…臼孔 5…上杵 6…下杵 41…臼本体 41b…直交2面 41c…部分円筒面 42…当て板 42b…当接面(直交2面) 51a…杵先 61a…杵先 61b…下方部位(軸部) 81…予圧上ロール 82…予圧下ロール 83…本圧上ロール 84…本圧下ロール g…ガイド孔

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム内に回転盤を立シャフトを介して
    回転可能に配設し、その回転盤に臼孔を有する臼を設け
    るとともに、臼の上下に上杵及び下杵を上下摺動可能に
    保持させておき、杵先を臼孔内に挿入した状態で上杵及
    び下杵を上ロール及び下ロールの間を通過させることに
    よって、臼孔内に充填した粉末を圧縮成形するようにし
    たものにおいて、 前記臼の一部若しくは臼の下部に一体的に、下杵の杵先
    よりも下方部位を上下動可能かつ回転不能にガイドする
    ガイド孔を設け、下杵の杵先を臼孔に挿入する際、その
    挿入に先立って下杵の下方部位がガイド孔に挿入される
    ように設定してなることを特徴とする回転式粉末圧縮成
    形機。
  2. 【請求項2】臼が、臼孔に連続する位置に部分円筒面を
    設けてなる臼本体と、内側に当接面を有する別体の当て
    板とを具備してなり、この当て板を前記臼本体に取着し
    た位置で、部分円筒面と当接面との間にガイド孔を形成
    するようにしていることを特徴とする請求項1記載の回
    転式粉末圧縮成形機。
  3. 【請求項3】臼本体が直交2面を有し、当て板が前記直
    交2面に同時に当接する直交2面を有していることを特
    徴とする請求項2記載の回転式粉末圧縮成形機。
  4. 【請求項4】下杵の杵先をその下方部位に対して相対回
    転自在としていることを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の回転式粉末圧縮成形機。
JP09275858A 1997-10-08 1997-10-08 回転式粉末圧縮成形機 Expired - Fee Related JP3098985B2 (ja)

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