JP3098939U - タッパ−の仕組み - Google Patents
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Abstract
【課題】タッパーに色を変化させる圧力表示セットを設け、また、圧力ボタンと圧力感知スイッチを連結しておき、空気抜き用のエンジンのオン/オフを自動的に制御すること。
【解決手段】本考案は底箱、上蓋、中隔層、空気抜きセット、エンジン及びバッテリーセット、コントロールボタンによって組み立てられたタッパーである。その特徴は、中隔層の上に圧力表示セットを設置し、圧力表示セットは圧力ボタン、スプリング、表示カバーによって組み立てられている。この表示カバーは圧力ボタンが浮き沈む際に偏転が生じ、表面の色を変化させることにより、タッパー内の圧力状態を表示している。また、圧力ボタンの底側には感知コーナーを設けており、この感知コーナーはタッパー内が負気圧の時には、圧力ボタンが底まで沈み、抵触する為にエンジンの電源が中断される。逆に圧力ボタンが上まで上昇した時には、エンジンは起動させる。
【選択図】 図1
【解決手段】本考案は底箱、上蓋、中隔層、空気抜きセット、エンジン及びバッテリーセット、コントロールボタンによって組み立てられたタッパーである。その特徴は、中隔層の上に圧力表示セットを設置し、圧力表示セットは圧力ボタン、スプリング、表示カバーによって組み立てられている。この表示カバーは圧力ボタンが浮き沈む際に偏転が生じ、表面の色を変化させることにより、タッパー内の圧力状態を表示している。また、圧力ボタンの底側には感知コーナーを設けており、この感知コーナーはタッパー内が負気圧の時には、圧力ボタンが底まで沈み、抵触する為にエンジンの電源が中断される。逆に圧力ボタンが上まで上昇した時には、エンジンは起動させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、タッパー仕組み、特にタッパー内の圧力の視認が確実にでき、また、空気を抜くために時間も労力も必要とせず操作が簡単でタッパー仕組みに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のタッパーは人の手によって空気を抜く方法のものがある。また、このようなタッパーにおいて、人の手によって空気を抜くことが、時間も労力も大変である場合を考慮して、電動式で空気抜きを行なうようにしたものも従来のものとして提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような公知のタッパーは人の手によって空気を抜く方法である為、時間も労力も大変であり、電動式の空気抜きの方がより実用的である。旧式の電動タッパーの中身は本当に真空状態になっているか否かは、測定することができず、圧力の値さえも測ることができないものもある。故に、タッパーの気密度が正常か否か、漏れているか否かを知るのは難しい。次に、エンジンは真空状態の時点でストップできず、人工的に電源を切らなければならない。過度に空気を脱いだ際に、タッパー内外の圧力の差が大きくなりすぎる為、タッパー本体が変形する。しかし、一旦タッパー内の圧力が正常気圧に戻った際、エンジンは自動的に空気抜き装置を起動できず、人工的に起動するしか方法が無い為、タッパー内に空気が入った後は、中にある食物は腐ってしまう。
【0004】
更に、公知のタッパーの蓋には日時を表示する数字盤があるが、タッパーを重ねて収納する際、そこは隠れてしまう為、その数字盤はその役割を果たせなくなる。
【0005】
本考案は上記従来の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、タッパーに色を変化させる圧力表示セットを設け、また、圧力ボタンと圧力感知スイッチを連結しておき、空気抜き用のエンジンのオン/オフを自動的に制御することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のタッパーは底箱、上蓋、中隔層、空気抜きセット、エンジン及びバッテリーセット、コントロールボタンによって組み立てられている。その特徴は:中隔層の上には圧力表示セットが設けられており、圧力表示セットは圧力ボタン、スプリング、表示カバーによって組み立てられている。この表示カバーは圧力ボタンが浮き沈む際に偏転が生じ、表面の色を変化させることにより、タッパーの中の圧力状態を表している;又、圧力ボタンの底側には感知スイッチが設けられており、この感知スイッチは圧力ボタンが底まで沈下した際、接触によりエンジンの電流がストップする。逆に圧力ボタンが頂部まで上昇した場合、エンジンを起動し、空気を抜き始める。
【0007】
次に、圧力ボタンの下に密閉式気嚢を設けることができる;又、上蓋の隅にダイヤル式の時間表示器を設け、その部分のみ外側に露出させることにより、ユーザーが見やすくなる。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1はタッパーの立体外観図である。図2は図1の2〜2断面図である。タッパー100 には底箱10、中隔層20、上蓋30などに分けられている。中隔層20は上蓋30の底面に固定されており、同時に底箱10を密閉する蓋としても使用できる。中隔層20の上には片方向の空気バルブ21及び圧力解除バルブ24( 図4.および図9にて掲示) を設けている。
【0009】
図3が示すのは、中隔層20の上に空気抜きセット40、圧力表示セット50、感知スイッチ60、圧力解除装置70、時間表示器80の部品である。空気抜きセット40は二本の空気抜きパイプ41及びパイプ41中に設けている片道の通気活栓42、片道通気活栓42と偏心に繋がる歯車セット、中隔層20の上に位置する歯車を起動するエンジン46;中隔層20の上に位置するエンジンに電源を供給するバッテリーセット47;上蓋30に位置し、タッパー内の電源をON、OFF するコントロールボタン48によって組み立てられている。前述の歯車セットは歯車43、及び歯車43と噛み合わせる伝動歯車44、伝動歯車44と噛み合わせるウォーム45によって組み立てられている。このウォーム45はエンジン46によって動く。
【0010】
図4が示すのは、空気抜きパイプ41の底側と中隔層20の上にある片道空気バルブ21は互いに密接している。電気が通った後は、エンジン46の起動により、歯車セットが回転を始め、歯車43の上にある偏心凸棒を回転させる。凸棒431 は二つの通気活栓42の後端と連結する横棒420 の長い溝の中に設置している為、凸棒431 が回転することにより横棒は縦方向の往復動作を行う。この動作により、二つの通気活栓42は空気抜きパイプ21の中で片道の空気抜き作用が生まれる。活栓42が前に進む時、空気抜きパイプ41の中にある空気は片道の空気バルブ21によって遮られる為、底箱10の中に入り込むことができず、活栓42の上にある通気ワッシャー421 の縁より排出される。
【0011】
図5にて示すのは、活栓42が後に移動する場合、通気ワッシャー421 は空気抜きパイプ42に密接して空気抜きパイプ42の内側で後に向かって移動する為、空気抜きパイプ42の後にある空気を後側に排出させることにより、空気抜きパイプ42の前は負気圧状態になる;この時の空気抜きパイプ42の中は負気圧になる為、底箱10内の空気は片道空気バルブ21より空気抜きパイプ42の中に入り、エンジン46及び歯車セットの連続動作( 図4および図5にて掲示) を通じて、迅速に底箱10内の空気を排出する。これによりタッパー内の保存物101 が長期に渡り鮮度を保つ効果に達することができる。
【0012】
図6にて示すのは、手動用レバー49が上蓋の穴32を突き抜けた後、伝動歯車44の軸にセットし、レバー49を回すことにより、空気抜きセット40が空気を抜く動作を始める。これは本考案の特徴ではないが、エンジン46を使用しない時は、手動でも実施できることを説明している。
【0013】
図7にて示すのは、中隔層20の上に設置している圧力表示セット50。それは圧力ボタン51、気密リング52、スプリング53、表示カバー54によって組み立てられている。圧力ボタン51の側面はT の形をしており、気密リング52(O型のゴムリングに似ている) を介して、中隔層20が予め設置した圧力穴22の中に垂直に設ける。スプリング53は圧力ボタンの底及び圧力穴22外縁の間にある。表示カバー54の底辺は凸耳23の上に設置され、表示カバー54のサイドより一本の棒540 が圧力ボタン51と繋がっている;この他表示カバー54は扇形の透明蓋であり、上の面には少なくとも二色の表示541 、542(例えば赤、青) があり、参考用の圧力値のメモリーがある。
【0014】
底箱10内の圧力が下がった時、圧力ボタン51は負気圧の吸込む力の影響を受けて沈む。図8にて示すように、沈んだ際に棒540 を押す為に表示カバー54が偏転する。この時表示カバー54の上の色表示541 、542 はそれにより回転し、元の赤から青に変わる( 赤は気圧、青は負気圧を表示) 。ユーザーは上蓋30にある検視穴31で色表示を見ることにより、外箱10内の圧力状態を知ることができる。
【0015】
更に、感知スイッチ60は圧力ボタン51の底下側の縁に設置している。上蓋30に設置しているコントロールボタン48が押された後(ON)、タッパー内の電路は通電している状態を保つ為、底箱10が正常気圧状態である場合、エンジン46は直ちに空気抜きセット40を起動して空気を抜く。底箱10内の負気圧が徐々に高くなり、圧力ボタン51は下がり始める。圧力ボタンが感知スイッチ60の感知ボタンに接触するまで下がり、感知スイッチに接触すると、エンジン46はストップする。この時底箱10は既に真空状態になっている。このようにすれば、エンジン46が空回りする、或いは底箱10内外の圧力の差が大きすぎる為に変形するのを避けることができる。
【0016】
コントロールボタン48は尚もONの状態を保っている為、タッパーは常に通電状態である;タッパー100 は長時間使用する時に圧力が抜ける時がある為、この時底箱10内の負気圧が徐々に低くなり、圧力ボタン51がスプリング53の働きによって浮き上がり、感知スイッチ60の感知シートも戻り、表示カバー54も回転し、色表示も青542・から赤541 に変わる;圧力ボタン51が頂上まで上昇した際、表示カバー54も端まで回転した時には、底箱10の中は正常気圧に限りなく近づいている( つまり負気圧が殆どゼロ、或いはゼロになった) 。この時感知スイッチ60は感知シートが頂上まで上昇した為、エンジンが電気を得て回転し始め、空気抜きセット40は空気抜きを始め、底箱10内が再度真空状態になってからエンジン46の電源が切られる。このようにして、タッパー100 はいつも真空負気圧状態を保たせることができ、空気が入ったことにより、タッパー内の食材が変質するのを避けることができる。コントロールボタン48がOFF の時だけ、タッパーは通電の状態ではなくなるので、底箱10に空気が入った後でも感知スイッチ60はエンジン46を動かせることができない。よって、コントロール48がONの状態である時のみ、感知スイッチ60がエンジン46を動かせることができる。
【0017】
図9が示すのは、圧力解除装置70は圧力解除ボタン71、気密リング72、スプリング73によって組み立てられている。気密リング72は圧力解除ボタン71の底縁にセットし、気密リング72のてっ辺、すなわち頂部は中隔層20にて設置している圧力漏れ穴24の入り口に宛がっている。スプリング73は圧力解除ボタン71と圧力漏れ穴24入り口上方の間に設置。圧力解除ボタン71の上部分は上蓋30の穴の所に露出しており、ユーザーが指で押せるようにしている。
【0018】
図10にて示すのは、ユーザーが圧力解除ボタン71を押した後、気密リング72が圧力漏れ穴24の口から離脱する為、外部の空気が圧力漏れ穴24から底箱10の中に入り、内外の圧力を均衡させることにより、タッパー内の負気圧を解除する;このようにすれば、上蓋30と結合している中隔層20は底箱10から離すことができる。底箱10内の負気圧を解除することができなければ、上蓋30と結合している中隔層20は底箱10と離すことができない。
【0019】
この他、図1および図3では上蓋30と中隔層20の隅に設置している回転可能の時間表示器80( 円形の回転盤) を掲示している。それは一部分のみ上蓋30の外側に露出しており、外側には日時を表示している。タッパー100・を重ねて収納しても、サイド縁に日時が露出している為、確認しやすくなる。又、中隔層20の溝82の中にはT・字型の弾力性のある定置シート81を固定。定置シートの叉棒を時間表示器の外側ラチェットに差込むことにより、随意に回転することができなくな・・る;これは旧式の公知技でもある為、ここでは簡単に述べるのみとする。
【0020】
図11にて示すのは、別種の圧力表示セット50の構造である。前述と異なるのは、圧力ボタン51とスプリング53の外側は気嚢55を包んでいる。気嚢55はギャザーのあるゴム製の長い管であり、先端は圧力ボタン51上蓋511・の下に密接し、もう一方は圧力穴22を覆い、弾力性のあるリングで固く縛っている為、気嚢55は密閉する上に定置について回転することはない。スプリング53は気嚢55が迅速に上昇するのを助ける為のものである。圧力穴22の中には気密リング52が無い為、気嚢55は底箱10内の負気圧の影響を受け、圧力ボタン51と一緒に上昇下降する;底箱10内に負気圧が生じた際、図12にて示すように、気嚢55は圧力ボタン51と一緒に下降する。逆に、底箱10内に正常気圧が生じた際、図11にて示すように、気嚢55は圧力ボタン51と一緒に上昇する。
【0021】
更に、表示カバー54が夜間でも上蓋にある色表示の色が見えるように、下方或いは内部に発光二極体56(LED)・を設置することができる。この時凸耳23は左右に二つが必要である。そうすることにより発光二極体56は表示カバー54の真下に設置しやすくなり、底箱10の中も正常気圧の時だけ発光し、真空時は感知スイッチ60が電源を中断している為に発光しない。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、タッパーに色を変化させる圧力表示セットを設け、また、圧力ボタンと圧力感知スイッチを連結しておき、空気抜き用のエンジンのオン/オフを自動的に制御するようにしたため、タッパー内の圧力の視認が確実にできる。また、空気を抜くために時間も労力も必要とせず操作が簡単である。さらに、タッパーの中の状態(真空状態)が正確に判別することができ、より適切な真空状態を作ることができるなど、種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態に係るタッパーの立体外観図である。
【図2】前記実施の形態における図1の2〜2における断面図である。
【図3】前記実施の形態におけるタッパー中隔層の平面図である。
【図4】前記実施の形態におけるタッパーの電動空気抜き略図である。
【図5】前記実施の形態におけるタッパーの電動空気抜き略図である。
【図6】前記実施の形態におけるタッパーを手動によって空気を抜く略図である。
【図7】図1の7〜7断面図である。
【図8】前記実施の形態におけるタッパーの圧力表示略図である。
【図9】図1の9〜9断面図である。
【図10】前記実施の形態におけるタッパーの圧力解除動作略図である。
【図11】前記実施の形態における別種圧力表示セットの気圧時の断面図である。
【図12】前記実施の形態における別種圧力表示セットの圧力がマイナスになった時の断面図である。
【符号の説明】
10 底箱
20 中隔層
21 空気バルブ
22 圧力解除バルブ
30 上蓋
40 空気抜きセット
50 圧力表示セット
41 空気抜きパイプ
42 片道通気活栓
43 歯車
44 伝動歯車
45 ウォーム
46 エンジン
47 バッテリーセット
48コントロールボタン
【考案の属する技術分野】
本考案は、タッパー仕組み、特にタッパー内の圧力の視認が確実にでき、また、空気を抜くために時間も労力も必要とせず操作が簡単でタッパー仕組みに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のタッパーは人の手によって空気を抜く方法のものがある。また、このようなタッパーにおいて、人の手によって空気を抜くことが、時間も労力も大変である場合を考慮して、電動式で空気抜きを行なうようにしたものも従来のものとして提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような公知のタッパーは人の手によって空気を抜く方法である為、時間も労力も大変であり、電動式の空気抜きの方がより実用的である。旧式の電動タッパーの中身は本当に真空状態になっているか否かは、測定することができず、圧力の値さえも測ることができないものもある。故に、タッパーの気密度が正常か否か、漏れているか否かを知るのは難しい。次に、エンジンは真空状態の時点でストップできず、人工的に電源を切らなければならない。過度に空気を脱いだ際に、タッパー内外の圧力の差が大きくなりすぎる為、タッパー本体が変形する。しかし、一旦タッパー内の圧力が正常気圧に戻った際、エンジンは自動的に空気抜き装置を起動できず、人工的に起動するしか方法が無い為、タッパー内に空気が入った後は、中にある食物は腐ってしまう。
【0004】
更に、公知のタッパーの蓋には日時を表示する数字盤があるが、タッパーを重ねて収納する際、そこは隠れてしまう為、その数字盤はその役割を果たせなくなる。
【0005】
本考案は上記従来の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、タッパーに色を変化させる圧力表示セットを設け、また、圧力ボタンと圧力感知スイッチを連結しておき、空気抜き用のエンジンのオン/オフを自動的に制御することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のタッパーは底箱、上蓋、中隔層、空気抜きセット、エンジン及びバッテリーセット、コントロールボタンによって組み立てられている。その特徴は:中隔層の上には圧力表示セットが設けられており、圧力表示セットは圧力ボタン、スプリング、表示カバーによって組み立てられている。この表示カバーは圧力ボタンが浮き沈む際に偏転が生じ、表面の色を変化させることにより、タッパーの中の圧力状態を表している;又、圧力ボタンの底側には感知スイッチが設けられており、この感知スイッチは圧力ボタンが底まで沈下した際、接触によりエンジンの電流がストップする。逆に圧力ボタンが頂部まで上昇した場合、エンジンを起動し、空気を抜き始める。
【0007】
次に、圧力ボタンの下に密閉式気嚢を設けることができる;又、上蓋の隅にダイヤル式の時間表示器を設け、その部分のみ外側に露出させることにより、ユーザーが見やすくなる。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1はタッパーの立体外観図である。図2は図1の2〜2断面図である。タッパー100 には底箱10、中隔層20、上蓋30などに分けられている。中隔層20は上蓋30の底面に固定されており、同時に底箱10を密閉する蓋としても使用できる。中隔層20の上には片方向の空気バルブ21及び圧力解除バルブ24( 図4.および図9にて掲示) を設けている。
【0009】
図3が示すのは、中隔層20の上に空気抜きセット40、圧力表示セット50、感知スイッチ60、圧力解除装置70、時間表示器80の部品である。空気抜きセット40は二本の空気抜きパイプ41及びパイプ41中に設けている片道の通気活栓42、片道通気活栓42と偏心に繋がる歯車セット、中隔層20の上に位置する歯車を起動するエンジン46;中隔層20の上に位置するエンジンに電源を供給するバッテリーセット47;上蓋30に位置し、タッパー内の電源をON、OFF するコントロールボタン48によって組み立てられている。前述の歯車セットは歯車43、及び歯車43と噛み合わせる伝動歯車44、伝動歯車44と噛み合わせるウォーム45によって組み立てられている。このウォーム45はエンジン46によって動く。
【0010】
図4が示すのは、空気抜きパイプ41の底側と中隔層20の上にある片道空気バルブ21は互いに密接している。電気が通った後は、エンジン46の起動により、歯車セットが回転を始め、歯車43の上にある偏心凸棒を回転させる。凸棒431 は二つの通気活栓42の後端と連結する横棒420 の長い溝の中に設置している為、凸棒431 が回転することにより横棒は縦方向の往復動作を行う。この動作により、二つの通気活栓42は空気抜きパイプ21の中で片道の空気抜き作用が生まれる。活栓42が前に進む時、空気抜きパイプ41の中にある空気は片道の空気バルブ21によって遮られる為、底箱10の中に入り込むことができず、活栓42の上にある通気ワッシャー421 の縁より排出される。
【0011】
図5にて示すのは、活栓42が後に移動する場合、通気ワッシャー421 は空気抜きパイプ42に密接して空気抜きパイプ42の内側で後に向かって移動する為、空気抜きパイプ42の後にある空気を後側に排出させることにより、空気抜きパイプ42の前は負気圧状態になる;この時の空気抜きパイプ42の中は負気圧になる為、底箱10内の空気は片道空気バルブ21より空気抜きパイプ42の中に入り、エンジン46及び歯車セットの連続動作( 図4および図5にて掲示) を通じて、迅速に底箱10内の空気を排出する。これによりタッパー内の保存物101 が長期に渡り鮮度を保つ効果に達することができる。
【0012】
図6にて示すのは、手動用レバー49が上蓋の穴32を突き抜けた後、伝動歯車44の軸にセットし、レバー49を回すことにより、空気抜きセット40が空気を抜く動作を始める。これは本考案の特徴ではないが、エンジン46を使用しない時は、手動でも実施できることを説明している。
【0013】
図7にて示すのは、中隔層20の上に設置している圧力表示セット50。それは圧力ボタン51、気密リング52、スプリング53、表示カバー54によって組み立てられている。圧力ボタン51の側面はT の形をしており、気密リング52(O型のゴムリングに似ている) を介して、中隔層20が予め設置した圧力穴22の中に垂直に設ける。スプリング53は圧力ボタンの底及び圧力穴22外縁の間にある。表示カバー54の底辺は凸耳23の上に設置され、表示カバー54のサイドより一本の棒540 が圧力ボタン51と繋がっている;この他表示カバー54は扇形の透明蓋であり、上の面には少なくとも二色の表示541 、542(例えば赤、青) があり、参考用の圧力値のメモリーがある。
【0014】
底箱10内の圧力が下がった時、圧力ボタン51は負気圧の吸込む力の影響を受けて沈む。図8にて示すように、沈んだ際に棒540 を押す為に表示カバー54が偏転する。この時表示カバー54の上の色表示541 、542 はそれにより回転し、元の赤から青に変わる( 赤は気圧、青は負気圧を表示) 。ユーザーは上蓋30にある検視穴31で色表示を見ることにより、外箱10内の圧力状態を知ることができる。
【0015】
更に、感知スイッチ60は圧力ボタン51の底下側の縁に設置している。上蓋30に設置しているコントロールボタン48が押された後(ON)、タッパー内の電路は通電している状態を保つ為、底箱10が正常気圧状態である場合、エンジン46は直ちに空気抜きセット40を起動して空気を抜く。底箱10内の負気圧が徐々に高くなり、圧力ボタン51は下がり始める。圧力ボタンが感知スイッチ60の感知ボタンに接触するまで下がり、感知スイッチに接触すると、エンジン46はストップする。この時底箱10は既に真空状態になっている。このようにすれば、エンジン46が空回りする、或いは底箱10内外の圧力の差が大きすぎる為に変形するのを避けることができる。
【0016】
コントロールボタン48は尚もONの状態を保っている為、タッパーは常に通電状態である;タッパー100 は長時間使用する時に圧力が抜ける時がある為、この時底箱10内の負気圧が徐々に低くなり、圧力ボタン51がスプリング53の働きによって浮き上がり、感知スイッチ60の感知シートも戻り、表示カバー54も回転し、色表示も青542・から赤541 に変わる;圧力ボタン51が頂上まで上昇した際、表示カバー54も端まで回転した時には、底箱10の中は正常気圧に限りなく近づいている( つまり負気圧が殆どゼロ、或いはゼロになった) 。この時感知スイッチ60は感知シートが頂上まで上昇した為、エンジンが電気を得て回転し始め、空気抜きセット40は空気抜きを始め、底箱10内が再度真空状態になってからエンジン46の電源が切られる。このようにして、タッパー100 はいつも真空負気圧状態を保たせることができ、空気が入ったことにより、タッパー内の食材が変質するのを避けることができる。コントロールボタン48がOFF の時だけ、タッパーは通電の状態ではなくなるので、底箱10に空気が入った後でも感知スイッチ60はエンジン46を動かせることができない。よって、コントロール48がONの状態である時のみ、感知スイッチ60がエンジン46を動かせることができる。
【0017】
図9が示すのは、圧力解除装置70は圧力解除ボタン71、気密リング72、スプリング73によって組み立てられている。気密リング72は圧力解除ボタン71の底縁にセットし、気密リング72のてっ辺、すなわち頂部は中隔層20にて設置している圧力漏れ穴24の入り口に宛がっている。スプリング73は圧力解除ボタン71と圧力漏れ穴24入り口上方の間に設置。圧力解除ボタン71の上部分は上蓋30の穴の所に露出しており、ユーザーが指で押せるようにしている。
【0018】
図10にて示すのは、ユーザーが圧力解除ボタン71を押した後、気密リング72が圧力漏れ穴24の口から離脱する為、外部の空気が圧力漏れ穴24から底箱10の中に入り、内外の圧力を均衡させることにより、タッパー内の負気圧を解除する;このようにすれば、上蓋30と結合している中隔層20は底箱10から離すことができる。底箱10内の負気圧を解除することができなければ、上蓋30と結合している中隔層20は底箱10と離すことができない。
【0019】
この他、図1および図3では上蓋30と中隔層20の隅に設置している回転可能の時間表示器80( 円形の回転盤) を掲示している。それは一部分のみ上蓋30の外側に露出しており、外側には日時を表示している。タッパー100・を重ねて収納しても、サイド縁に日時が露出している為、確認しやすくなる。又、中隔層20の溝82の中にはT・字型の弾力性のある定置シート81を固定。定置シートの叉棒を時間表示器の外側ラチェットに差込むことにより、随意に回転することができなくな・・る;これは旧式の公知技でもある為、ここでは簡単に述べるのみとする。
【0020】
図11にて示すのは、別種の圧力表示セット50の構造である。前述と異なるのは、圧力ボタン51とスプリング53の外側は気嚢55を包んでいる。気嚢55はギャザーのあるゴム製の長い管であり、先端は圧力ボタン51上蓋511・の下に密接し、もう一方は圧力穴22を覆い、弾力性のあるリングで固く縛っている為、気嚢55は密閉する上に定置について回転することはない。スプリング53は気嚢55が迅速に上昇するのを助ける為のものである。圧力穴22の中には気密リング52が無い為、気嚢55は底箱10内の負気圧の影響を受け、圧力ボタン51と一緒に上昇下降する;底箱10内に負気圧が生じた際、図12にて示すように、気嚢55は圧力ボタン51と一緒に下降する。逆に、底箱10内に正常気圧が生じた際、図11にて示すように、気嚢55は圧力ボタン51と一緒に上昇する。
【0021】
更に、表示カバー54が夜間でも上蓋にある色表示の色が見えるように、下方或いは内部に発光二極体56(LED)・を設置することができる。この時凸耳23は左右に二つが必要である。そうすることにより発光二極体56は表示カバー54の真下に設置しやすくなり、底箱10の中も正常気圧の時だけ発光し、真空時は感知スイッチ60が電源を中断している為に発光しない。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、タッパーに色を変化させる圧力表示セットを設け、また、圧力ボタンと圧力感知スイッチを連結しておき、空気抜き用のエンジンのオン/オフを自動的に制御するようにしたため、タッパー内の圧力の視認が確実にできる。また、空気を抜くために時間も労力も必要とせず操作が簡単である。さらに、タッパーの中の状態(真空状態)が正確に判別することができ、より適切な真空状態を作ることができるなど、種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態に係るタッパーの立体外観図である。
【図2】前記実施の形態における図1の2〜2における断面図である。
【図3】前記実施の形態におけるタッパー中隔層の平面図である。
【図4】前記実施の形態におけるタッパーの電動空気抜き略図である。
【図5】前記実施の形態におけるタッパーの電動空気抜き略図である。
【図6】前記実施の形態におけるタッパーを手動によって空気を抜く略図である。
【図7】図1の7〜7断面図である。
【図8】前記実施の形態におけるタッパーの圧力表示略図である。
【図9】図1の9〜9断面図である。
【図10】前記実施の形態におけるタッパーの圧力解除動作略図である。
【図11】前記実施の形態における別種圧力表示セットの気圧時の断面図である。
【図12】前記実施の形態における別種圧力表示セットの圧力がマイナスになった時の断面図である。
【符号の説明】
10 底箱
20 中隔層
21 空気バルブ
22 圧力解除バルブ
30 上蓋
40 空気抜きセット
50 圧力表示セット
41 空気抜きパイプ
42 片道通気活栓
43 歯車
44 伝動歯車
45 ウォーム
46 エンジン
47 バッテリーセット
48コントロールボタン
Claims (6)
- 底箱と;上蓋と;上蓋の底に固定され、底箱を密閉する層としても用いられ、また上部には片道空気バルブ及び圧力漏れバルブが設置された中隔層と;中隔層に設置された空気抜きセットと;空気抜きパイプ内にあり、中隔層の片道空気バルブに連結する片道通気活栓と;片道通気活栓と接続する歯車セットと;歯車セットを起動するエンジンと;エンジンに電源を供給するバッテリーセットと;タッパー内の電源をON、OFF するコントロールボタンと;を有し、中隔層に圧力表示セットを設置し、
気密リングを介して中隔層圧力穴内に設置される圧力ボタンと、圧力ボタンの下に設置しているスプリングと、圧力ボタン上蓋の下及びスプリングの外回りに設置する密閉式気嚢と、圧力ボタンと接続する表示カバーによって組み立てられており;表示カバーは扇形の透明蓋であり、中隔層の凸耳の上に設置し、上には少なくとも二つの異なる色表示があり;圧力ボタンの下側の縁には感知スイッチを設けていることを特徴とするタッパーの仕組み。 - 底箱と;上蓋と;上蓋の底に固定され、底箱を密閉する層としても用いられ、また上部には片道空気バルブ及び圧力漏れバルブが設置された中隔層と;中隔層に設置された空気抜きセットと;空気抜きパイプ内にあり、中隔層の片道空気バルブに連結する片道通気活栓と;片道通気活栓と接続する歯車セットと;歯車セットを起動するエンジンと;エンジンに電源を供給するバッテリーセットと;タッパー内の電源をON、OFF するコントロールボタンと;を有し、中隔層に圧力表示セットを設置し、
気密リングを介して中隔層圧力穴内に設置される圧力ボタンと、圧力穴内に設置される気密リングと、圧力ボタンの上蓋の下を支えるスプリングと、圧力ボタン上蓋の下及びスプリングの外回りに設置する密閉式気嚢と、圧力ボタンと接続する表示カバーによって組み立てられており;表示カバーは扇形の透明蓋であり、中隔層の凸耳の上に設置し、上には少なくとも二つの異なる色表示があり;圧力ボタンの下側の縁には感知スイッチを設けていることを特徴とするタッパーの仕組み。 - 中隔層の上に−圧力解除装置を設置。これは−気密リングを介して中隔層圧力漏れ穴入り口に圧力解除ボタンを設置する。−圧力ボタンの底を支えるスプリングによって組み立てられている;圧力解除ボタンの上部は上蓋に空けた穴に露出していることを特徴とする請求項1記載のタッパー仕組み。
- 表示カバーの片側から一本の棒が延伸し、圧力ボタンを上に載せている。表示カバーは上蓋が予め空けた検視穴の下に露出していることを特徴とする請求項1記載のタッパー仕組みことことを特徴とする請求項1又は2を特徴とする請求項1記載のタッパー仕組み。
- 上蓋と中隔層の隅のサイド縁にはダイヤル式の時間表示器を設置し、その外縁には日時を表示していることを特徴とする請求項1又は2記載のタッパー仕組み。
- 圧力指示コーナーの下に、発光二極体(LED)・を設置していることを特徴とする請求項1又は2記載のタッパー仕組み。
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