JP3098767U - 排水トラップ装置及び排水トラップ用蓋体 - Google Patents
排水トラップ装置及び排水トラップ用蓋体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】排水トラップ内が直接見えず、しかも、排水口の開閉が可能な排水トラップ装置を提供する。
【解決手段】排水トラップ1と、該排水トラップ1の上部周壁3aに取り付けられる蓋体2とから構成される排水トラップ装置であって、蓋体2は、周壁3aに螺合される胴部2aと、胴部2aの上部に形成され、上部周壁3aを覆うカバー部2bとを備え、蓋体2は、胴部2aを回転することで排水トラップ1に対して上昇による開口姿勢と、下降による閉鎖姿勢とに切換え可能とされ、胴部2aに、胴部上昇時にのみ露出する開口部を形成する。
【選択図】図2
【解決手段】排水トラップ1と、該排水トラップ1の上部周壁3aに取り付けられる蓋体2とから構成される排水トラップ装置であって、蓋体2は、周壁3aに螺合される胴部2aと、胴部2aの上部に形成され、上部周壁3aを覆うカバー部2bとを備え、蓋体2は、胴部2aを回転することで排水トラップ1に対して上昇による開口姿勢と、下降による閉鎖姿勢とに切換え可能とされ、胴部2aに、胴部上昇時にのみ露出する開口部を形成する。
【選択図】図2
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、流し、手洗い所、浴室等の排水口に設置される排水トラップの蓋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、流し等の排水口部には、下水管からの臭気や害虫の侵入を防止するために排水トラップが設置されている。この排水トラップとしては、有底筒状のトラップ本体内にトラップ部を備えたものが用いられている。トラップ部の具体的な構成としては、トラップ本体内の底部に伏設する椀状体と、一端部が下水管に接続され、他端部がトラップ本体の底部を貫通して椀状体内まで立設される防臭筒とからなるものが知られている。
【0003】
上記構造の排水トラップは、トラップ本体の周壁上端部が流し等の排水口部に接合され、このトラップ本体の周壁により排水口が形成されている。この排水口から排水トラップ内に流入した水は、防臭筒から外部に排出される。
【0004】
また、排水トラップの多くは、トラップ部の上方に、流しから水とともに流れ込むゴミを収容するゴミ収容籠を備えたものが一般的に使用されている。
【0005】
ところで、上記排水トラップにおいては、ゴミ収容籠内のゴミを見えなくするために、例えば、特許文献1に示すように、排水トラップを覆う覆蓋が提案されている。この覆蓋は、排水口を覆うカバー部が対向する二つの半円状部から構成され、半円状部の自由端縁に上下方向の段差を設けることにより、横向きのゴミ投入口が形成された構造を有しており、これにより上方から見たときに排水トラップ内部のゴミ収容籠を見えにくくするというものである。
【0006】
【特許文献1】
実開平4−84472号公報
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記覆蓋は、常時開口されているため、食器洗浄時に流し内に水を貯めるときは、別途、止水栓が必要とされていた。さらに、排水トラップのトラップ部に付着するカビやゴミ収容籠から発生する臭気を防止することができないといった問題が生じていた。
【0008】
そこで、本考案においては、排水トラップ内が直接見えず、しかも、排水口の開閉が可能な排水トラップ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、排水トラップと、排水トラップの上部周壁に取り付けられる蓋体とから構成される排水トラップ装置であって、蓋体は、周壁に螺合される胴部と、胴部の上部に形成され、上部周壁を覆うカバー部とを備え、蓋体は、胴部を回転することで排水トラップに対して上昇による開口姿勢と、下降による閉鎖姿勢とに切換え可能とされ、胴部に、胴部上昇時にのみ露出する開口部を形成したことを特徴とする。なお、胴部を回転するとは、蓋体を胴部の周方向に回転することを意味するものである。
【0010】
上記構成によれば、蓋体の胴部に、排水口に連通する開口部を形成しているため、排水時に蓋体を上昇させて開口部を露出させて開口姿勢とした場合でも、カバー部により排水トラップの内部を見えなくすることが可能となり、美観を損なうことがない。
【0011】
また、蓋体を回しながら下降させることによって閉鎖姿勢とすれば、蓋体を排水口に圧接させることができ、これにより排水口を確実に閉鎖可能な止水栓として用いることができる。また、水を使用しないときに、蓋体を閉鎖姿勢とすれば、排水トラップ内の臭気を遮断することができる。さらに、開口姿勢の際に、蓋体に荷重がかかっても蓋体の下降を防止することができる。
【0012】
上記排水トラップ装置は、排水トラップの周壁及び蓋体胴部の両者に螺合手段を設けているため、既存の排水トラップに上記蓋体を適用するのが困難となる。そこで、本考案においては、排水トラップに対して上昇による開口姿勢と下降による閉鎖姿勢とに切換え可能とされた蓋体であって、排水トラップの周壁に嵌合する胴部と、胴部の上部に形成され、周壁を覆うカバー部とを備え、胴部に、胴部上昇時にのみ露出する開口部を形成した構成を採用可能とした。
【0013】
蓋体の胴部は、排水トラップの周壁に嵌合して上昇及び下降が可能な構造であればよく、例えば、蓋体の胴部を排水トラップの周壁に対してスライド可能に嵌合させることができる。
【0014】
上記構成によれば、排水トラップの周壁の内径に合わせて胴部の外径を形成することで、蓋体を既存の排水トラップにも容易に装着することが可能となる。このようにして得られた蓋体は、前述の排水トラップ装置における蓋体と同様、排水トラップの内部を見えなくすることが可能となり、美観を損なうことがなく、さらに閉鎖姿勢とすることで、蓋体を止水栓として用いることが可能となる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜3は、本考案に係る排水トラップ装置の一実施形態を示す図であり、図1は閉鎖姿勢における排水トラップ装置の断面図を、図2は開口姿勢における排水トラップ装置の断面図を、図3は蓋体の斜視図をそれぞれ示す。
【0016】
図1及び2に示すように、本考案に係る排水トラップ装置は、排水トラップ1と、排水トラップ1に取り付けられる蓋体2とを備えている。
【0017】
排水トラップ1は、トラップ本体3と、トラップ本体3の底部に伏設された椀状体4と、一端部が下水管に接続され、他端部がトラップ本体の底部を貫通して椀状体内まで立設される防臭筒5とから構成されるトラップ部6とを備えており、トラップ部6には、トラップ用水Wが常時貯水される構造となっている。
【0018】
上記排水トラップ1は、トラップ本体の円筒状の周壁3aが上端部で外方に折り曲げられてフランジ状の拡径部3bが形成され、この拡径部3bが流し等の排水口部Aに接合されている。すなわち、トラップ本体3の周壁3aにより排水口7が形成されている。
【0019】
この排水口7から排水トラップ1内に流入した水は、防臭筒5から外部に排出される。また、トラップ本体3内には、椀状体4の上方にゴミを収容するゴミ収容籠8が収納されており、トラップ本体周壁3aの上部には、蓋体2の胴部2aを回転自在に螺合するための雄ねじ9が形成されている。
【0020】
蓋体2は、図3に示すように、円筒状の胴部2aと、胴部2aの上部に形成されるカバー部2bとを備えており、カバー部2bは、排水口7及び拡径部3bを覆う大きさとされている。
【0021】
胴部2aの下部には、複数の開口部2cが形成されており、胴部2aの外周表面には、雌ねじ10が形成され、周壁3aに形成された雄ねじ9と螺合するようになっている。また、カバー部2bの頂部には蓋体2の中心を回転軸として蓋体2を胴部2a周方向に回転させるための摘み部11が形成されている。
【0022】
蓋体2において、カバー部2bの周縁下部には、パッキング材12が周状に突設されており、拡径部3bにはパッキング材12が嵌合する周状の凹部13が形成されている。
【0023】
上記構造の排水トラップ装置において、排水口7を閉鎖するときは、摘み部11を回転させて蓋体2を下降させ、パッキング材11を凹部13に嵌合させて閉鎖姿勢とする。
【0024】
排水口7を開放するときは、摘み部11を反対方向に回転させて蓋体2を上昇させ、胴部2aの開口部2cを露出させて開口姿勢とする。これにより、流し内の水は、開口部2cから排水口7を通って排出される。
【0025】
本実施形態においては、排水トラップ装置について説明したが、これに限定されず、例えば、既存の排水トラップに排水トラップ用蓋体を装着することも可能である。
【0026】
この場合は、図4に示すように、胴部2cの外周表面には雌ねじを形成せず、排水トラップの周壁に嵌合可能となるように、胴部2aの外径を調節する。そして、蓋体2の胴部2aを排水トラップの周壁に嵌合し、蓋体2を押し下げてカバー部2bをトラップ本体の拡径部に密着させることによって蓋体を閉鎖姿勢とすることができる。また、蓋体2を引き上げて開口部2cを露出させることによって開口姿勢とすることができる。
【0027】
なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で修正・変更を加えることができるのは勿論である。例えば、上記実施形態において、排水トラップのトラップ本体3内にはゴミ収容籠8が収納されているが、これに限らず、単にトラップ部6のみを備えているものであってもよい。
【0028】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によると、蓋体が、排水トラップの周壁に螺合される胴部と、胴部の上部に形成され、周壁を覆うカバー部とを備え、胴部を回転することで排水トラップに対して上昇による開口姿勢と、下降による閉鎖姿勢とに切換え可能とし、胴部に、胴部上昇時にのみ露出する開口部を形成したため、排水時に排水トラップの内部を見えなくすることが可能で、しかも閉鎖姿勢とすれば、排水口を閉鎖することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における排水トラップ装置の閉鎖姿勢を示す断面図
【図2】上記排水トラップ装置の開口姿勢を示す断面図
【図3】上記排水トラップ装置における蓋体の斜視図
【図4】蓋体の別の実施形態を示す斜視図
【符号の説明】
1 排水トラップ
2 蓋体
2a 胴部
2b カバー部
2c 開口部
3 トラップ本体
3a 周壁
3b 拡径部
4 椀状体
5 防臭筒
6 トラップ部
7 排水口
8 ゴミ収容籠
9 雄ねじ
10 雌ねじ
11 摘み部
12 パッキング材
13 凹部
【考案の属する技術分野】
本考案は、流し、手洗い所、浴室等の排水口に設置される排水トラップの蓋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、流し等の排水口部には、下水管からの臭気や害虫の侵入を防止するために排水トラップが設置されている。この排水トラップとしては、有底筒状のトラップ本体内にトラップ部を備えたものが用いられている。トラップ部の具体的な構成としては、トラップ本体内の底部に伏設する椀状体と、一端部が下水管に接続され、他端部がトラップ本体の底部を貫通して椀状体内まで立設される防臭筒とからなるものが知られている。
【0003】
上記構造の排水トラップは、トラップ本体の周壁上端部が流し等の排水口部に接合され、このトラップ本体の周壁により排水口が形成されている。この排水口から排水トラップ内に流入した水は、防臭筒から外部に排出される。
【0004】
また、排水トラップの多くは、トラップ部の上方に、流しから水とともに流れ込むゴミを収容するゴミ収容籠を備えたものが一般的に使用されている。
【0005】
ところで、上記排水トラップにおいては、ゴミ収容籠内のゴミを見えなくするために、例えば、特許文献1に示すように、排水トラップを覆う覆蓋が提案されている。この覆蓋は、排水口を覆うカバー部が対向する二つの半円状部から構成され、半円状部の自由端縁に上下方向の段差を設けることにより、横向きのゴミ投入口が形成された構造を有しており、これにより上方から見たときに排水トラップ内部のゴミ収容籠を見えにくくするというものである。
【0006】
【特許文献1】
実開平4−84472号公報
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記覆蓋は、常時開口されているため、食器洗浄時に流し内に水を貯めるときは、別途、止水栓が必要とされていた。さらに、排水トラップのトラップ部に付着するカビやゴミ収容籠から発生する臭気を防止することができないといった問題が生じていた。
【0008】
そこで、本考案においては、排水トラップ内が直接見えず、しかも、排水口の開閉が可能な排水トラップ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、排水トラップと、排水トラップの上部周壁に取り付けられる蓋体とから構成される排水トラップ装置であって、蓋体は、周壁に螺合される胴部と、胴部の上部に形成され、上部周壁を覆うカバー部とを備え、蓋体は、胴部を回転することで排水トラップに対して上昇による開口姿勢と、下降による閉鎖姿勢とに切換え可能とされ、胴部に、胴部上昇時にのみ露出する開口部を形成したことを特徴とする。なお、胴部を回転するとは、蓋体を胴部の周方向に回転することを意味するものである。
【0010】
上記構成によれば、蓋体の胴部に、排水口に連通する開口部を形成しているため、排水時に蓋体を上昇させて開口部を露出させて開口姿勢とした場合でも、カバー部により排水トラップの内部を見えなくすることが可能となり、美観を損なうことがない。
【0011】
また、蓋体を回しながら下降させることによって閉鎖姿勢とすれば、蓋体を排水口に圧接させることができ、これにより排水口を確実に閉鎖可能な止水栓として用いることができる。また、水を使用しないときに、蓋体を閉鎖姿勢とすれば、排水トラップ内の臭気を遮断することができる。さらに、開口姿勢の際に、蓋体に荷重がかかっても蓋体の下降を防止することができる。
【0012】
上記排水トラップ装置は、排水トラップの周壁及び蓋体胴部の両者に螺合手段を設けているため、既存の排水トラップに上記蓋体を適用するのが困難となる。そこで、本考案においては、排水トラップに対して上昇による開口姿勢と下降による閉鎖姿勢とに切換え可能とされた蓋体であって、排水トラップの周壁に嵌合する胴部と、胴部の上部に形成され、周壁を覆うカバー部とを備え、胴部に、胴部上昇時にのみ露出する開口部を形成した構成を採用可能とした。
【0013】
蓋体の胴部は、排水トラップの周壁に嵌合して上昇及び下降が可能な構造であればよく、例えば、蓋体の胴部を排水トラップの周壁に対してスライド可能に嵌合させることができる。
【0014】
上記構成によれば、排水トラップの周壁の内径に合わせて胴部の外径を形成することで、蓋体を既存の排水トラップにも容易に装着することが可能となる。このようにして得られた蓋体は、前述の排水トラップ装置における蓋体と同様、排水トラップの内部を見えなくすることが可能となり、美観を損なうことがなく、さらに閉鎖姿勢とすることで、蓋体を止水栓として用いることが可能となる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜3は、本考案に係る排水トラップ装置の一実施形態を示す図であり、図1は閉鎖姿勢における排水トラップ装置の断面図を、図2は開口姿勢における排水トラップ装置の断面図を、図3は蓋体の斜視図をそれぞれ示す。
【0016】
図1及び2に示すように、本考案に係る排水トラップ装置は、排水トラップ1と、排水トラップ1に取り付けられる蓋体2とを備えている。
【0017】
排水トラップ1は、トラップ本体3と、トラップ本体3の底部に伏設された椀状体4と、一端部が下水管に接続され、他端部がトラップ本体の底部を貫通して椀状体内まで立設される防臭筒5とから構成されるトラップ部6とを備えており、トラップ部6には、トラップ用水Wが常時貯水される構造となっている。
【0018】
上記排水トラップ1は、トラップ本体の円筒状の周壁3aが上端部で外方に折り曲げられてフランジ状の拡径部3bが形成され、この拡径部3bが流し等の排水口部Aに接合されている。すなわち、トラップ本体3の周壁3aにより排水口7が形成されている。
【0019】
この排水口7から排水トラップ1内に流入した水は、防臭筒5から外部に排出される。また、トラップ本体3内には、椀状体4の上方にゴミを収容するゴミ収容籠8が収納されており、トラップ本体周壁3aの上部には、蓋体2の胴部2aを回転自在に螺合するための雄ねじ9が形成されている。
【0020】
蓋体2は、図3に示すように、円筒状の胴部2aと、胴部2aの上部に形成されるカバー部2bとを備えており、カバー部2bは、排水口7及び拡径部3bを覆う大きさとされている。
【0021】
胴部2aの下部には、複数の開口部2cが形成されており、胴部2aの外周表面には、雌ねじ10が形成され、周壁3aに形成された雄ねじ9と螺合するようになっている。また、カバー部2bの頂部には蓋体2の中心を回転軸として蓋体2を胴部2a周方向に回転させるための摘み部11が形成されている。
【0022】
蓋体2において、カバー部2bの周縁下部には、パッキング材12が周状に突設されており、拡径部3bにはパッキング材12が嵌合する周状の凹部13が形成されている。
【0023】
上記構造の排水トラップ装置において、排水口7を閉鎖するときは、摘み部11を回転させて蓋体2を下降させ、パッキング材11を凹部13に嵌合させて閉鎖姿勢とする。
【0024】
排水口7を開放するときは、摘み部11を反対方向に回転させて蓋体2を上昇させ、胴部2aの開口部2cを露出させて開口姿勢とする。これにより、流し内の水は、開口部2cから排水口7を通って排出される。
【0025】
本実施形態においては、排水トラップ装置について説明したが、これに限定されず、例えば、既存の排水トラップに排水トラップ用蓋体を装着することも可能である。
【0026】
この場合は、図4に示すように、胴部2cの外周表面には雌ねじを形成せず、排水トラップの周壁に嵌合可能となるように、胴部2aの外径を調節する。そして、蓋体2の胴部2aを排水トラップの周壁に嵌合し、蓋体2を押し下げてカバー部2bをトラップ本体の拡径部に密着させることによって蓋体を閉鎖姿勢とすることができる。また、蓋体2を引き上げて開口部2cを露出させることによって開口姿勢とすることができる。
【0027】
なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で修正・変更を加えることができるのは勿論である。例えば、上記実施形態において、排水トラップのトラップ本体3内にはゴミ収容籠8が収納されているが、これに限らず、単にトラップ部6のみを備えているものであってもよい。
【0028】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によると、蓋体が、排水トラップの周壁に螺合される胴部と、胴部の上部に形成され、周壁を覆うカバー部とを備え、胴部を回転することで排水トラップに対して上昇による開口姿勢と、下降による閉鎖姿勢とに切換え可能とし、胴部に、胴部上昇時にのみ露出する開口部を形成したため、排水時に排水トラップの内部を見えなくすることが可能で、しかも閉鎖姿勢とすれば、排水口を閉鎖することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における排水トラップ装置の閉鎖姿勢を示す断面図
【図2】上記排水トラップ装置の開口姿勢を示す断面図
【図3】上記排水トラップ装置における蓋体の斜視図
【図4】蓋体の別の実施形態を示す斜視図
【符号の説明】
1 排水トラップ
2 蓋体
2a 胴部
2b カバー部
2c 開口部
3 トラップ本体
3a 周壁
3b 拡径部
4 椀状体
5 防臭筒
6 トラップ部
7 排水口
8 ゴミ収容籠
9 雄ねじ
10 雌ねじ
11 摘み部
12 パッキング材
13 凹部
Claims (2)
- 排水トラップと、該排水トラップの上部周壁に取り付けられる蓋体とから構成される排水トラップ装置であって、前記蓋体は、前記周壁に螺合される胴部と、該胴部の上部に形成され、前記上部周壁を覆うカバー部とを備え、前記蓋体は、胴部を回転することで排水トラップに対して上昇による開口姿勢と、下降による閉鎖姿勢とに切換え可能とされ、前記胴部に、胴部上昇時にのみ露出する開口部を形成したことを特徴とする排水トラップ装置。
- 排水トラップに対して上昇による開口姿勢と下降による閉鎖姿勢とに切換え可能とされた蓋体であって、前記排水トラップの周壁に嵌合する胴部と、該胴部の上部に形成され、前記周壁を覆うカバー部とを備え、前記胴部に、胴部上昇時にのみ露出する開口部を形成したことを特徴とする排水トラップ用蓋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003720U JP3098767U (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 排水トラップ装置及び排水トラップ用蓋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003720U JP3098767U (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 排水トラップ装置及び排水トラップ用蓋体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3098767U true JP3098767U (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=43252516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003003720U Expired - Fee Related JP3098767U (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 排水トラップ装置及び排水トラップ用蓋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098767U (ja) |
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2003
- 2003-06-24 JP JP2003003720U patent/JP3098767U/ja not_active Expired - Fee Related
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