JP3098693U - 照明灯用補助カバー - Google Patents

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小林 康弘
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有限会社ケイエスケイ
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Abstract

【課題】着脱が容易であり、しかも装着状態での蛍光灯の照度低下を抑制し、且つ消灯後の残光照度を十分に確保することのできる照明灯用補助カバーを提供する。
【解決手段】透明な軟質合成樹脂材からなる筒状体の一部に蓄光材層3を成膜する。あるいは、2枚の透明なシート材2a・2bの両側端縁を接続し、その片面に蓄光材層3を成膜する。これにより、蛍光管に密着させるわけではなく、袋を被せるようにカバーを被着するだけであるので、装着が簡単であるばかりでなく脱却も容易である。また蓄光材層をカバーの一部あるいは片面のみに成膜することで透明部分の面積を十分に残すことができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、照明灯用補助カバーに関し、さらに詳しく言うと、蛍光管が破損した際の破片の飛散を防止し得ると共に、蓄光材の発する残光で消灯後の明かりを確保し得るように構成された照明灯用補助カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
主としてガラス管で作られた蛍光灯が地震災害などの際に破損してガラス片が飛散することを防止するために、熱収縮性を有する合成樹脂材に蓄光材を混入して形成したチューブで蛍光灯を被覆する技術が知られている(特開平11−030964号公報などを参照されたい)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−030964号公報
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記公報に提案された技術によると、蛍光灯が切れた場合には、蛍光管に密着した熱収縮性合成樹脂チューブを傷つけずに取り外すことは実質的に不可能なため、合成樹脂チューブも廃棄しなければならない。これは不経済である上にあたら資源の無駄遣いでもある。しかも、ガラス材と合成樹脂材とは廃棄物の処理方法が異なるために分別する必要があるが、この分別作業が比較的厄介になりがちである。また、蓄光材を混入するために合成樹脂チューブの透明度が低下し、消灯後の残光照度を確保し得るだけの蓄光材を混入すると、装着状態での蛍光灯の照度が著しく低下するという欠点がある。
【0005】
本考案は、このような従来技術の問題点を解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、着脱が容易であり、しかも装着状態での蛍光灯の照度低下を抑制し、且つ消灯後の残光照度を十分に確保することのできる照明灯用補助カバーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を果たすために、本考案においては、透明な軟質合成樹脂材からなる筒状体の一部に蓄光材層3を成膜したこと、あるいは、2枚の透明なシート材2a・2bの両側端縁を接続し、その片面に蓄光材層3を成膜したことを特徴とする照明灯用補助カバーを提供することによって達成される。
【0007】
このようにすれば、蛍光管に密着させるわけではなく、袋を被せるようにカバーを被着するだけであるので、装着が簡単であるばかりでなく脱却も容易である。従って、蛍光灯が切れても補助カバー自体は何度でも再利用が可能であるし、廃棄処分する際にも容易に分別することができる。また蓄光材層をカバーの一部あるいは片面のみに成膜することで透明部分の面積を十分に残すことができるので、カバーを装着した状態での蛍光灯の照度低下を抑えることができる。
【0008】
特に、粘着材の塗布部(接着片5)を一端に設ければ、直立配置の蛍光灯に適用した場合のずれ止めを簡単に行うことができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下に添付の図面を参照して本考案の構成を詳細に説明する。
【0010】
図1は、本考案に基づき構成された照明灯用補助カバーを示している。この補助カバー1は、特に材質は選ばないが、例えばPVC等の透明な軟質合成樹脂材で形成された2枚の細長いシート材2a・2bを、その両側端縁を加熱溶着などで綴じることによって連続的に形成された筒状体を適宜な長さに切断して形成されたものであり、両側縁が完全に潰されて2枚のシート材2a・2bが重なり合った形態をなしている。
【0011】
扁平な透明筒状をなす補助カバー1の片面、換言すると図1における上側に位置するシート材2aの上面には、蓄光材層3が成膜されている。この蓄光材層3は、適宜な透明樹脂メディウムに微細粉末からなる蓄光材を混入した蓄光インクをシルク印刷などでシート材の表面に直接塗布するか、あるいは片面に粘着材を塗布したステッカー状のシートに蓄光インクを塗布したものを貼り付ける等して形成されている。蓄光材層3は、膜厚を10〜50μm程度とし、長手方向についての全長に渡って連続的に成膜しても良いし、適宜な長さで断続的に成膜しても良い。また適宜な繰り返しパターンなどで成膜しても良い。
【0012】
蓄光インクに用いる蓄光材としては、アルカリ土類アルミン酸塩を母体結晶とし、ユウロピウム(Eu)を賦活剤とし、そしてデスプロシウム(Dy)、又はネジウム(Nd)を賦活助剤とした酸化物系蓄光材と、CaS:Bi(紫青色発光)、CaSrS:Bi(青色発光)、ZnS:Cu(緑色発光)、ZnCdS:Cu(黄色〜橙色発光)等の硫化物蛍光体からなる硫化物系蓄光材とが知られているが、これらを適宜に混合することにより、多彩な発光の態様を得ることができる。
【0013】
図2に示すように、補助カバー1は、広げて円筒状にした際の直径Dが、装着対象の蛍光管4を緩く挿通できる程度の寸法に設定されている。これにより、蛍光管4に対する補助カバー1の装着及び脱却作業性が高められている。また、この補助カバー1は、図3に示したように、蛍光管4に被せた際に、その両側端縁の加熱溶着で綴じた部分Eが僅かに外方へ突出するので、これが周方向に回すときの手掛かりとなり、装着時の捻れを修正するのに役立つ。
【0014】
補助カバー1は、蛍光管4の全長に被せる必要はなく、所望に応じた長さに切断したものを、蛍光灯の軸線方向上の任意の位置に装着することができる。
【0015】
補助カバー1の軸線方向端部には、被着した蛍光管4の外面との対向面に粘着材を塗布し、且つ剥離紙でカバーした接着片5が形成されている。この接着片5から剥離紙を除去して粘着材塗布面を蛍光管4の外面に貼り付ければ、蛍光灯を垂直配置した場合のずれ止めがなし得る。
【0016】
この補助カバー1によると、一方の面、即ち図1における下側に位置するシート材2bは透明なので、被着した蛍光灯の照度低下を招かずに済む。さらに蓄光材自体も、その粒度や濃度を適宜に設定して蓄光材層3の成膜面を半透明にすることにより、蛍光灯の照度低下を最低限に抑えることができる。また蛍光管4の発光面に直接的に接触して蓄光材層3が光エネルギを吸収するので、消灯後の発光量が大きく且つ発光時間が長く、緊急時の避難路誘導灯としての機能が得られる。特に長残光性及び初期照度の高い蓄光材を選択すれば、より一層顕著な効果を得ることができる。
【0017】
なお、扁平な補助カバー1は、上記の製造方法に限定されず、押し出し成型などを利用して連続的な筒状体を形成し、それをプレスして扁平に押し潰すことで形成しても良い。
【0018】
【考案の効果】
以上詳述した通り本考案によれば、蛍光管にカバーを密着させるわけではなく、袋を被せるように蛍光管に被着するだけであるので、装着が簡単であるばかりでなく脱却も容易である。従って、蛍光灯が切れても補助カバー自体は何度でも再利用が可能であるし、廃棄処分する場合も容易に分別することができる。従って、経済性、省資源性を高める上に大きな効果を奏することができる。また蓄光材層をカバーの一部あるいは片面のみに成膜することで透明部分の面積を十分に確保することができるので、カバー装着時の蛍光灯の照度低下を抑えることができる。従って、通常時の蛍光灯の照明機能と消灯時の蓄光材の発光機能とを高次元に両立する上に多大な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による補助カバーの要部斜視図
【図2】蛍光灯に対する補助カバーの装着要領を示す要部斜視図
【図3】垂直状態での使用要領を示す要部斜視図
【符号の説明】
1 補助カバー
2a・2b シート材
3 蓄光材層
4 蛍光管
5 接着片

Claims (4)

  1. 透明な軟質合成樹脂材からなる筒状体の一部に蓄光材層を成膜したことを特徴とする照明灯用補助カバー。
  2. 透明な軟質合成樹脂材からなる筒状体の一部に蓄光材層を成膜すると共に、前記筒状体の軸線方向一端に粘着材の塗布部を設けたことを特徴とする照明灯用補助カバー。
  3. 2枚の透明なシート材の両側端縁を接続し、その片面に蓄光材層を成膜したことを特徴とする照明灯用補助カバー。
  4. 2枚の透明なシート材の両側端縁を接続し、その片面に蓄光材層を成膜すると共に、その長手方向一端に粘着材の塗布部を設けたことを特徴とする照明灯用補助カバー。
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