JP3098555U - Nail cutting - Google Patents

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JP3098555U
JP3098555U JP2003003493U JP2003003493U JP3098555U JP 3098555 U JP3098555 U JP 3098555U JP 2003003493 U JP2003003493 U JP 2003003493U JP 2003003493 U JP2003003493 U JP 2003003493U JP 3098555 U JP3098555 U JP 3098555U
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operation lever
nail clipper
blade body
projection
case
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野尻 進
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野尻 進
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Abstract

【課題】使用時はもちろんのこと、不使用時においても操作レバーの旋回動作を規制でき、しかも旋回規制構造を簡素化して爪切りの構成部品点数を増やさず、その分だけ製造コストが少なくて済む爪切りを提供する。
【解決手段】上下一対の刃体2・3を備えた爪切り本体1と、両刃体2・3を接近操作する操作レバー4とを備えている。操作レバー4と上側の刃体2との間に、縦軸8まわりの操作レバー4の旋回動作を規制する旋回規制構造を設ける。旋回規制構造は、上側の刃体2の上面に形成した突起15と、使用姿勢および折り畳み姿勢において突起15と対向する操作レバー4の上下面に形成した凹部16とで構成する。突起15は、上側の刃体2の壁面を上向きに塑性変形させて形成する。凹部16は、縦軸8との接当干渉を避ける逃げ溝9を利用して形成する。
【選択図】    図1
An object of the present invention is to control a turning operation of an operation lever not only when not in use but also when not in use. In addition, the turning control structure is simplified and the number of nail clipper components is not increased. Provide a complete nail clipper.
A nail clipper body (1) having a pair of upper and lower blades (2, 3) and an operation lever (4) for operating the two blades (2, 3) to approach each other are provided. Between the operation lever 4 and the upper blade body 2, a turning restricting structure for restricting the turning operation of the operation lever 4 about the longitudinal axis 8 is provided. The rotation restricting structure includes a protrusion 15 formed on the upper surface of the upper blade body 2 and a concave portion 16 formed on the upper and lower surfaces of the operation lever 4 facing the protrusion 15 in the use posture and the folding posture. The protrusion 15 is formed by plastically deforming the wall surface of the upper blade body 2 upward. The recess 16 is formed by using the escape groove 9 for avoiding contact interference with the longitudinal axis 8.
[Selection diagram] Fig. 1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は爪切りに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な爪切りは、ピンセット状に構成される上下の刃体と、両刃体の切刃どうしを接近操作する操作レバーなどで構成してある。操作レバーは、上下の刃体を上下に貫通する縦軸まわりに旋回操作でき、さらに、縦軸で支持される横軸まわりに起伏揺動できる。この種の爪切りにおいて、使用姿勢にした操作レバーが縦軸まわりに旋回移動するのを規制するために、操作レバーと上側の刃体との間に、互いに係合する旋回規制構造を設けることは公知である(特許文献1参照)。そこでは、支点突起が設けられる側の操作レバーの面壁に規制リブを設け、操作レバーと対向する上側の刃体の面壁に、先の規制リブと係合する溝を形成している。使用状態においては規制リブが溝内に嵌り込むので、操作レバーが縦軸まわりに旋回するのを規制できる。
【0003】
使用時における操作レバーの旋回動作を規制することに加え、不使用時における操作レバーの旋回動作をも規制できるようにした爪切りが提案されている(特許文献2参照)。そこでは、不使用時における操作レバーをレバー長手方向へスライド操作することにより、操作レバーに固定した押板の切欠が上側の刃体に通設したスリットの周縁壁に係合して、不使用姿勢を保持し、同時に操作レバーの旋回動作を規制できるようになっている。
【0004】
また、刃体によって切り取られた爪の破片が飛び散るのを防ぐため、爪切り本体の外側にケースを被せた爪切りが提案されている(特許文献3参照)。そこでは、爪切り本体のケースに対する前後動の限界を規制するために、下側の刃体の案内孔に、ケースの底壁に内向きに設けたストッパを係合させている。
【0005】
【特許文献1】
実公平6−30085号公報(第2頁右欄中段、第1図)
【特許文献2】
特開平11−113624号公報(段落番号0019、図2)
【特許文献3】
実公平7−29922号公報(第3頁左欄中段、第1図)
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
特許文献1の爪切りによれば、使用時における操作レバーの旋回動作を規制して、上下の刃体を適正に接近操作できる。しかし、操作レバーを折り畳んで上側の刃体に沿わせた状態においては、操作レバーが縦軸まわりに自由に旋回でき、しかも規制リブが操作レバーの上面に突出するので、ポケットやバッグに爪切りを収納した場合に、旋回した操作レバーや規制リブが引っ掛かって取り出しにくいことがある。操作レバーとは別に、規制リブを備えた装飾板が必要になるので、爪切りの構成部品点数が多くなり、その分だけ爪切りのコストが高く付く。規制リブを操作レバーと一体に形成することは不可能ではないが、加工コストが高く付く。
【0007】
特許文献2の爪切りによれば、使用時はもちろんのこと、不使用時における操作レバーの旋回動作も規制できるので、ポケットやバッグに爪切りを収納する場合でも、問題なく出し入れできる。しかし、操作レバーの縦軸の近傍にてこ支点が設けられているにもかかわらず、使用状態においては、押板に設けた溝(切欠)を支点にして、操作レバーがてこ作用を発揮する構造になっている。つまり、縦軸近傍のてこ支点より離れた位置にある押板の溝が、操作レバーのてこ支点になっており、その分だけ強い力で操作レバーを押し下げなければならず、操作しにくい。
【0008】
特許文献3の爪切りによれば、上下の両刃体間の側面がケースで覆われているため、切爪が飛び散ることを防止でき、さらに案内孔とストッパとの係合が爪切り本体のケースに対する前後動の限界を規制するので、爪切り本体がケースから抜け外れない。しかし、爪切り本体のケースに対する前後動はどの位置においても固定されないので、使用の最中に前後方向にぐらつくことがあって使い勝手が悪い。また不使用時には両刃体の刃先が、ケースよりも前方でむき出しになっているため、爪切りをポケットやバッグに収納した場合に、刃先が他物を傷つけるおそれがある。
【0009】
本考案の目的は、使用時はもちろんのこと、不使用時における操作レバーの旋回動作をも規制でき、従って、ポケットやバッグに収納する場合でも支障なく出し入れできる爪切りを提供することにある。本考案の目的は、旋回規制構造を備えていながらも、その構造を簡素化して爪切りの構成部品点数を増やさず、その分だけ製造コストが少なくて済む爪切りを提供することにある。本考案の目的は、切爪飛散防止用のケースを備えた爪切りにおいて、爪切り本体とケースとの前後方向の位置決めを図り、不使用時には刃先をケース内に収納して固定することができる爪切りを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案の爪切りは、図2に示すように上下一対の刃体2・3を備えた爪切り本体1と、両刃体2・3を接近操作する操作レバー4とを備えている。操作レバー4と爪切り本体1とは、爪切り本体1を上下に貫通する縦軸8と、縦軸8で支持される横軸10とを介して連結されている。操作レバー4は、縦軸8まわりに旋回でき、また横軸10まわりに起伏揺動できる。操作レバー4の揺動基端に、上側の刃体2と接当する支点突起5を設ける。操作レバー4と上側の刃体2との間に、操作レバー4の縦軸8まわりの旋回動作を規制する旋回規制構造を設ける。旋回規制構造は、上側の刃体2と操作レバー4との接当面に設けられて、互いに係合する突起15と凹部16とで構成する。これにより、使用姿勢と折り畳み姿勢のいずれの姿勢においても操作レバー4を旋回不能に姿勢保持できる。
【0011】
具体的には、上側の刃体2の上面に突起15を形成し、使用姿勢および折り畳み姿勢において突起15と対向する操作レバー4の上下面に凹部16を形成する。
【0012】
突起15は、上側の刃体2の壁面を上向きに塑性変形させて形成する。操作レバー4の揺動基端に、縦軸8との接当干渉を避ける逃げ溝9を利用して凹部16を形成する。
【0013】
別の旋回規制構造においては、操作レバー4の上下面に突起15を形成し、操作レバー4を使用姿勢および折り畳み姿勢にした状態において、前記突起15と対向する上側の刃体2の上面に凹部16を形成する。
【0014】
凹部16は上側の刃体2の壁面を下向きに塑性変形させて形成し、操作レバー4の揺動基端の上下面のそれぞれに突起15を形成する。
【0015】
爪切り本体1の前方を開放して少なくともその両側方を覆う切爪飛散防止用のケース13を備えた爪切りにおいては、上下の刃体2・3の両側縁に切欠30を設け、ケース13の側壁26の内側には、係合突起27を設ける。上下の両刃体2・3の前端及びこの切欠30が、係合突起27に係合することにより、爪切り本体1のケース13に対する前後方向の位置決めを図る。
【0016】
また、ケース13は、前方を開放する箱体であって、底壁24は前方に行くに従って天壁23と離れるように傾斜しており、天壁23と底壁24とはそれぞれ前端から中央部にかけて切り欠かれて左右両側壁26・26が外方に弾性拡開変形するよう構成されている。前記切欠30は、上下の刃体2・3の前方寄りの両側縁に前後二対ずつ設けることができる。
【0017】
ケース13を備えた爪切りにおいては、操作レバー4の縦軸8まわりの旋回動作を規制する上記の旋回規制構造を、操作レバー4と上側の刃体2又はケース13の天壁23との間に、設けることができる。この場合に旋回規制構造は、操作レバー4と上側の刃体2又はケース13の天壁23との接当面に設けられて、互いに係合する突起15と凹部16とで構成される。これによって使用姿勢と折り畳み姿勢のいずれの姿勢においても操作レバー4を旋回不能に姿勢保持できる。
【0018】
【考案の作用効果】
本考案の爪切りにおいては、上側の刃体2と操作レバー4との接当面に設けられて互いに係合する突起15と凹部16とで旋回規制構造を構成し、使用姿勢と折り畳み姿勢のいずれの姿勢においても突起15と凹部16とが係合する。これによって使用時はもちろんのこと、不使用時における操作レバー4の旋回動作をも規制でき、ポケットやバッグに収納する場合でも支障なく出し入れできる爪切りが得られる。
【0019】
上側の刃体2の上面に突起15を形成し、使用姿勢および折り畳み姿勢において突起15と対向する操作レバー4の上下面に凹部16を形成した爪切りによれば、使用姿勢と折り畳み姿勢のいずれの状態においても、突起15が凹部16内に収容されるので、突起15に他物が引っ掛かるのを防止でき、ポケットやバッグに収納した爪切りの出し入れをさらに円滑に行うことができる。
【0020】
上側の刃体2の壁面を上向きに塑性変形させて突起15を形成し、縦軸8との接当干渉を避ける逃げ溝9を利用して凹部16を形成した爪切りによれば、旋回規制構造を備えていながら爪切りの構成部品点数を増やさずに済み、その分だけ構造を簡素化して爪切りの製造コストを削減できる。
【0021】
操作レバー4の上下面に突起15を形成し、突起15と対向する上側の刃体2の上面に凹部16を形成した爪切りによれば、使用姿勢と折り畳み姿勢のいずれの姿勢においても突起15と凹部16とが係合して、使用時はもちろんのこと、不使用時における操作レバー4の旋回動作をも規制できる。刃体2の側に突起15を設けると、操作レバー4を旋回操作して姿勢を変更するときに、操作レバー4の側縁が突起15に接当干渉する可能性があるが、操作レバー4の側に突起15を設けると、そのように接当干渉することがなく、使い勝手のよい爪切りが得られる。
【0022】
上側の刃体2の壁面を下向きに塑性変形させて凹部16を形成し、操作レバー4の揺動基端の上下面のそれぞれに突起15を形成した爪切りによれば、旋回規制構造を備えていながら爪切りの構成部品点数を増やさずに済み、その分だけ構造を簡素化して爪切りの製造コストを削減できる。
【0023】
ケース13を備えた爪切りにおいて、上下の刃体2・3の両側縁に切欠30が設けられていると、切欠30とケース13の内側に設けられた係合突起27とが係合して爪切り本体1とケース13との前後方向の位置決めを図ることができ、使用時には刃の位置が前後にぐらつくことなく安定して使用することができる。また不使用時には刃先がケース13内に収納されて上下の刃体2・3の前端と係合突起27とが係合して固定されるので、刃先が他物を傷つけることがない。
【0024】
前記切欠30が、上下の刃体2・3の前方寄りの両側縁に前後二対ずつ設けられていると、使用時、切爪清掃時、不使用時のそれぞれの場合において爪切り本体1をケース13に対して前後方向に位置決めすることができる。その際に、ケース13が、前方を開放する箱体であって、底壁24が前方に行くに従って天壁23と離れるように傾斜していると、ケース13を握って操作レバー4を前方に押し出すことにより本体1を前方に移動させやすい。また、天壁23と底壁24とがそれぞれ前端から中央部にかけて切り欠かれていると、左右両側壁26・26が弾性的に外方に拡開変形し、上下の刃体2・3の両側縁が係合突起27を乗り越えて各固定位置間で爪切り本体1を移動させやすい。
【0025】
このようなケース13を備えた爪切りに、前記の操作レバー4の旋回規制構造が設けてあると、使用時の操作レバー4の旋回を防止するので使い勝手がさらによくなり、不使用時には他物への引っ掛かりをなくすことができる。
【0026】
【実施例】
(第1実施例)
本考案に係る爪切りの実施例を図1ないし図4に示す。図3において爪切りは、上下一対の刃体2・3を有する爪切り本体1と、両刃体2・3を接近操作する操作レバー4とからなる。両刃体2・3は、それぞれプレス加工と研削加工を経て形成してあり、一端上下に対向する切刃2a・3aを備えており、他端の接合面同士がスポット溶接によって分離不能に一体化してある。上下の切刃2a・3aは適当な隙間を間にして上下に対向している。
【0027】
操作レバー4は亜鉛ダイキャスト成形品からなり、前端(揺動基端)の下面側に三角形状の支点突起5を一体に備えており、支点突起5に連続する前端周面を丸めて上側の刃体2の上面と摺接する摺接面6を形成している。レバー後端には指掛部7が形成してある。レバー前端には、縦軸8との接当干渉を避ける逃げ溝9が形成され、さらに横軸10を装着するための水平のピン穴11が形成してある。
【0028】
操作レバー4と爪切り本体1とは、上下の切刃2a・3aの遊端寄りにおいて爪切り本体1を上下に貫通する縦軸8と、縦軸8で支持される横軸10を介して連結する。これにより、操作レバー4は縦軸8まわりに旋回移動でき、さらに横軸10まわりに起伏揺動して、使用姿勢(図1の状態)と折り畳み姿勢(図2の状態)とを切り換えることができる。縦軸8は頭付きの丸ピンからなり、その上端寄りに横軸10用のピン穴12が形成してある。横軸10は小径の金属ピンからなる。
【0029】
使用姿勢と折り畳み姿勢のいずれの姿勢においても操作レバー4を旋回不能に姿勢保持するために、操作レバー4と上側の刃体2との間に旋回規制構造を設ける。旋回規制構造は、上側の刃体2と操作レバー4との接当面に設けられて、互いに係合する突起15と凹部16とで構成する。操作レバー4の刃体2との接当面は、使用姿勢と折り畳み姿勢とで異なり、使用姿勢においては支点突起5の揺動基端側の傾斜面5aが刃体2と接当し(図1参照)、折り畳み姿勢においては支点突起5と対向する平坦面4aが刃体2と接当する(図2参照)。
【0030】
図3および図4に示すように、突起15は上側の刃体2の壁面を上向きに突出変形させて形成し、使用姿勢および折り畳み姿勢において突起15と対向する操作レバー4の上下面に凹部16を形成する。この実施例では、先に説明した逃げ溝9の上下の開口縁部を利用して凹部16とした。本来、逃げ溝9は、例えば図7に示すように縦軸8との接当干渉を避ける奥行き寸法があればよいが、逃げ溝9を利用して凹部16とするために、図2に示すように、従来の爪切りに比べてその奥行き寸法Wを拡大し、溝奥端が支点突起5の支点部分より後ろ側の傾斜面5bの途中まで開口するようにした。
【0031】
図3に示すように、突起15の塑性加工を容易にするために、その前後の壁面に捨穴17を打抜き形成する。これら捨穴17のうち、前側の捨穴17を縦軸8の挿通穴18として利用することにより、別途、挿通穴18を形成する手間を省いて、刃体2の加工工数を減らすことができる。下側の刃体3には、縦軸8の直径寸法よりやや大きめの挿通穴19が通設してある。
【0032】
上記のように、突起15を刃体2と一体に形成し、凹部16を逃げ溝9を利用して形成すると、旋回規制構造を付加しているにもかかわらず部品点数が増加するのを防止できるので、旋回規制構造を備えている爪切りを従来の爪切りと同程度のコストで製造できる。また、使用時はもちろんのこと、不使用時においても操作レバー4が縦軸8まわりに旋回するのを規制できるので、爪切りをポケットやバッグに収納する場合でも他物に引っ掛かることなく出し入れできる。この実施例の爪切りは、従来の爪切りと同様に使用する。
【0033】
図5は突起15の変形例を示す。そこでは、上側の刃体2の壁面を上向きに折り起こして、左右一対の突起15を形成した。この実施例によれば、突起15と凹部16の係合長さを大きくとることができるので、操作レバー4の旋回をさらに確実に防止できる。上下の凹部16は区分壁21によって区切られて独立した凹みとして形成してある。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同じ扱いとする。
【0034】
(第2実施例) 図6および図7は、本考案に係る爪切りの別の実施例を示す。そこでは、操作レバー4の上下面のそれぞれに突起15を形成し、両突起15と対向する上側の刃体2の上面に凹部16を形成する点が先の実施例と異なる。詳しくは、片方の突起15を、支点突起5の支点部分の近傍で、前側の傾斜面5aの幅方向中央部に形成し、他方の突起15を、レバーの前端寄りの平坦面4aの幅方向中央部に形成する。凹部16は上側の刃体2の壁面を下向きに塑性変形させて形成する。
【0035】
(第3実施例) 図8および図9は、本考案に係る爪切りのさらに別の実施例を示す。そこでは、操作レバー4の下面に突起15を、上面に凹部16をそれぞれ形成し、これら両者に対応する凹部16と突起15とを上側の刃体2の上面に形成する点が、先の実施例と異なる。詳しくは、操作レバー4の支点突起5の近傍に突起15を形成し、指掛部7の上面に凹部16を形成する。上側の刃体2の側には、上面の前端寄りに、操作レバー4の突起15に対応する凹部16を形成し、上下の刃体2・3の接合固定部分の上面に、指掛部7の凹部16に係合する突起15を設ける。両刃体2・3の接合固定部分に設けた突起15は、上下の刃体2・3をかしめ固定する締結具を兼ねることができ、その場合には、両刃体2・3をスポット溶接することは必ずしも要しない。
【0036】
(第4実施例)
図10ないし図13は、爪切り本体1と操作レバー4とのほかに、切爪飛散防止用のケース13を備えた爪切りに関する実施例を示す。図13に示すように、上下の刃体2・3のそれぞれ前方寄りの両側縁には、半円形の切欠30が、前側の切欠30a・30a、後ろ側の切欠30b・30bのそれぞれ二対ずつ設けられている。操作レバー4の平坦面4aの後端には、旋回規制構造として突起15が設けられている。突起15の前側面は図11に示すようになだらかに傾斜している。また、操作レバー4の傾斜面5aには突起15を設け、これに対応する凹部16を上側の刃体2に設ける。
【0037】
合成樹脂製のケース13は、前方を開放した略箱体であって、図13に示すように底壁24は前方に行くに従って天壁23と離れるように傾斜している。天壁23と底壁24とは、それぞれ前端から長手方向中央部にかけて大きく切り欠かれており、ケース13の左右両側壁26・26が外方に向かって弾性的に拡開変形するように構成されている。左右両側壁26・26の前端には、前記切欠30に係合し得るこれよりやや小径の半円柱状の係合突起27が上下にわたって設けてある。ケース13の後ろ側には、後端から中央方向に向かって上下に貫通する溝28が設けられている。これにより爪切り本体1の後端寄りにストラップ孔31を設けた場合に、ケース13のうえからストラップ孔31にキーホルダなどを通すことができる。溝28は同時に、操作レバー4の後端の突起15が係合する凹部16の役割も果たす。
【0038】
ケース13の係合突起27は、不使用時、使用時、切爪清掃時のそれぞれにおいて、図12に示すように、両刃体2・3の前端、両刃体2・3の前側の切欠30a、後ろ側の切欠30bにそれぞれ係合して爪切り本体1をケース13に対して各位置で固定する。ケース13の左右両側壁26・26を外方に弾性変形させることにより、爪切り本体1の両側縁は係合突起27を乗り越えて各位置間を移動することができる。不使用時には両刃体2・3の前端に係合突起27が係合することにより、両切刃2a・3aを完全にケース13内に収納して固定することができ、携帯の際に他物を傷つけることがない。また、使用時には前側の切欠30aと係合突起27とが係合し、使用時に前後方向にぐらつくことなく安定して爪切り作業を行うことができ、切爪の飛散も確実に防止できる。後ろ側の切欠30bと係合突起27とを係合させると、両刃体2・3内にたまった切爪を捨てる際に爪切り本体1がケース13に対して前後に移動することがなく、便利である。
【0039】
上記の構成の爪切りにおいて、操作レバー4を折り畳んだ状態においては、図11に示すようにケース13の溝28に、操作レバー4の突起15が係合しており、操作レバー4の旋回が規制される。この状態から、操作レバー4の後端を前方に押すと、操作レバー4の後端に設けられた突起15の前側の傾斜面が溝28の前端縁に乗り上がり、操作レバー4がケース13の天壁23から浮き上がって指でつかみやすくなる。操作レバー4を旋回移動した使用姿勢においては、図10に示すように傾斜面5a側の突起15が、上刃体2の上面に設けた凹部16に嵌り込み、使用時の旋回を規制する。
【0040】
上記の実施例以外に、図1で説明した凹部16は、逃げ溝9とは別に形成することができ、その場合の凹部16は、図5で説明した凹部16と同様に区分壁21を設けて形成することができる。図6で説明した突起15は、操作レバー4に別体のピンを打ち込んで形成することができる。係合突起27は、縦長に形成する以外に、上下の各刃体2・3の切欠30にそれぞれ係合するように上下の各位置に複数設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作レバーを使用姿勢にした状態での第1実施例の要部の縦断側面図
【図2】操作レバーを折り畳み姿勢にした状態での第1実施例の要部の縦断側面図
【図3】第1実施例の構成部材の分解斜視図
【図4】図2におけるA−A線断面図
【図5】第1実施例の突起の変形例を示す図4に相当する縦断正面図
【図6】第2実施例の要部の縦断側面図
【図7】第2実施例において操作レバーを折り畳み姿勢にした状態での要部の縦断側面図
【図8】第3実施例を示す縦断側面図
【図9】第3実施例の操作レバーを折り畳み姿勢にした状態での一部切り欠き縦断側面図
【図10】第4実施例を示す一部切り欠き縦断側面図
【図11】第4実施例の操作レバーを折り畳み姿勢にした状態での一部切り欠き側面図
【図12】第4実施例の要部の平面図
【図13】第4実施例の爪切りとケースとを示す斜視図
【符号の説明】
1 爪切り本体
2 上側の刃体
3 下側の刃体
4 操作レバー
5 支点突起
8 縦軸
9 逃げ溝
10 横軸
13 ケース
15 突起
16 凹部
27 係合突起
30 切欠
[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to nail clippers.
[0002]
[Prior art]
A general nail clipper includes upper and lower blades configured in a tweezer shape, an operation lever for operating the cutting blades of both blades to approach each other, and the like. The operation lever can be turned around a vertical axis penetrating the upper and lower blades vertically, and can swing up and down around a horizontal axis supported by the vertical axis. In this type of nail clipper, a rotation restricting structure that engages with each other is provided between the operation lever and the upper blade in order to restrict the operation lever in the use posture from turning around the vertical axis. Is known (see Patent Document 1). In this case, a regulating rib is provided on the face wall of the operation lever on the side where the fulcrum projection is provided, and a groove for engaging with the preceding regulating rib is formed on the face wall of the upper blade body facing the operation lever. In the use state, the restricting rib fits into the groove, so that the operation lever can be restricted from turning around the longitudinal axis.
[0003]
There has been proposed a nail clipper that can restrict the turning operation of the operating lever when not in use, in addition to restricting the turning operation of the operating lever when not in use (see Patent Document 2). Here, when the operating lever is not used, the notch of the push plate fixed to the operating lever is engaged with the peripheral wall of the slit provided in the upper blade body by sliding the operating lever in the longitudinal direction of the operating lever. The posture is maintained, and at the same time, the turning operation of the operation lever can be restricted.
[0004]
Further, a nail clipper in which a case is placed on the outside of a nail clipper body has been proposed to prevent fragments of the nail clipped by the blade body from scattering (see Patent Document 3). Here, in order to regulate the limit of forward and backward movement of the nail clipper body with respect to the case, a stopper provided inward on the bottom wall of the case is engaged with the guide hole of the lower blade body.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 6-30085 (page 2, right column, middle, Fig. 1)
[Patent Document 2]
JP-A-11-113624 (paragraph number 0019, FIG. 2)
[Patent Document 3]
Japanese Utility Model Publication No. 7-29922 (page 3, left column, middle, Fig. 1)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
According to the nail clipper of Patent Literature 1, the turning operation of the operation lever during use can be restricted, and the upper and lower blades can be appropriately approached. However, when the operating lever is folded and aligned with the upper blade, the operating lever can freely rotate around the vertical axis, and the regulating rib projects from the upper surface of the operating lever. When the is stored, the swiveled operation lever or the regulating rib may be caught and difficult to remove. Since a decorative plate having a regulating rib is required separately from the operation lever, the number of components of the nail clipper increases, and the cost of the nail clipper increases accordingly. Although it is not impossible to form the regulating rib integrally with the operation lever, the processing cost is high.
[0007]
According to the nail clipper of Patent Literature 2, since the turning operation of the operation lever when not in use, as well as during use, can be restricted, even when the nail clipper is stored in a pocket or a bag, it can be taken in and out without any problem. However, in spite of the fact that a lever is provided near the longitudinal axis of the operating lever, the operating lever exerts a lever action using the groove (notch) provided in the push plate as a supporting point in a use state. It has become. That is, the groove of the push plate at a position away from the lever fulcrum near the vertical axis is the lever fulcrum of the operation lever, and the operation lever must be pushed down by a correspondingly strong force, making it difficult to operate.
[0008]
According to the nail clipper of Patent Literature 3, since the side surface between the upper and lower blades is covered with the case, it is possible to prevent the cutting nail from scattering, and furthermore, the engagement between the guide hole and the stopper is performed by the case of the nail clipper body. Limit the forward and backward movement of the nail clipper so that the nail clipper body does not come off the case. However, since the fore-and-aft movement of the nail clipper body relative to the case is not fixed at any position, it may fluctuate in the fore-and-aft direction during use, which is inconvenient. In addition, when not in use, the blade edges of both blades are exposed in front of the case, so that when the nail clipper is stored in a pocket or bag, the blade edge may damage other objects.
[0009]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a nail clipper which can regulate not only the use but also the turning operation of the operation lever when not in use. SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a nail clipper which has a swivel restricting structure but does not increase the number of components of the nail clipper, thereby reducing the manufacturing cost. An object of the present invention is to achieve positioning of a nail clipper body and a case in a front-rear direction in a nail clipper having a case for preventing cutting nails from scattering, and to store and fix a cutting edge in the case when not in use. To provide nail clippers.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
As shown in FIG. 2, the nail clipper of the present invention includes a nail clipper body 1 having a pair of upper and lower blades 2.3, and an operation lever 4 for operating the two blades 2.3 closely. The operation lever 4 and the nail clipper main body 1 are connected via a vertical axis 8 vertically penetrating the nail clipper main body 1 and a horizontal axis 10 supported by the vertical axis 8. The operation lever 4 can pivot around a vertical axis 8 and can swing up and down around a horizontal axis 10. A fulcrum protrusion 5 that contacts the upper blade body 2 is provided at the swing base end of the operation lever 4. Between the operation lever 4 and the upper blade body 2, there is provided a turning restriction structure for restricting the turning operation of the operation lever 4 around the longitudinal axis 8. The rotation restricting structure is provided on a contact surface between the upper blade body 2 and the operation lever 4 and includes a projection 15 and a concave portion 16 which engage with each other. Thus, the operating lever 4 can be held in a non-turnable position in both the use position and the folded position.
[0011]
Specifically, the protrusion 15 is formed on the upper surface of the upper blade body 2, and the concave portion 16 is formed on the upper and lower surfaces of the operation lever 4 facing the protrusion 15 in the use posture and the folding posture.
[0012]
The protrusion 15 is formed by plastically deforming the wall surface of the upper blade body 2 upward. A concave portion 16 is formed at the base end of the swing of the operation lever 4 by using a clearance groove 9 that avoids contact interference with the longitudinal axis 8.
[0013]
In another rotation restricting structure, projections 15 are formed on the upper and lower surfaces of the operation lever 4, and when the operation lever 4 is in the use posture and the folded posture, a concave portion is formed on the upper surface of the upper blade body 2 facing the projection 15. 16 are formed.
[0014]
The recess 16 is formed by plastically deforming the wall surface of the upper blade body 2 downward, and the protrusion 15 is formed on each of the upper and lower surfaces of the swinging base end of the operation lever 4.
[0015]
In a nail clipper provided with a case 13 for opening the front of the nail clipper body 1 and covering at least both sides of the nail clipper body 1, cutouts 30 are provided at both side edges of the upper and lower blades 2 and 3. An engagement protrusion 27 is provided inside the side wall 26. The front ends of the upper and lower blades 2 and 3 and the notch 30 are engaged with the engagement projections 27 to position the nail clipper body 1 in the front-rear direction with respect to the case 13.
[0016]
In addition, the case 13 is a box body that opens forward, and the bottom wall 24 is inclined so as to move away from the top wall 23 as going forward, and the top wall 23 and the bottom wall 24 are respectively located at the center from the front end. The left and right side walls 26 are elastically expanded and deformed outward. The cutouts 30 can be provided in two pairs at the front and rear sides of the upper and lower blades 2 and 3, respectively.
[0017]
In the nail clipper provided with the case 13, the above-mentioned turning restricting structure for restricting the turning operation of the operating lever 4 about the longitudinal axis 8 is provided between the operating lever 4 and the upper blade body 2 or the top wall 23 of the case 13. Can be provided. In this case, the turning restricting structure is provided with a projection 15 and a recess 16 which are provided on the contact surface between the operation lever 4 and the upper blade body 2 or the top wall 23 of the case 13 and engage with each other. Thus, the operation lever 4 can be held in a non-turnable position in both the use position and the folded position.
[0018]
[Effects of the invention]
In the nail clipper of the present invention, a rotation restricting structure is formed by a projection 15 and a concave portion 16 provided on the contact surface between the upper blade body 2 and the operation lever 4 and engaged with each other. The projections 15 and the recesses 16 are engaged with each other also in the posture of FIG. Thereby, not only the use but also the turning operation of the operation lever 4 at the time of non-use can be restricted, and a nail clipper which can be taken in and out without trouble even when stored in a pocket or a bag can be obtained.
[0019]
According to the nail clipper in which the protrusion 15 is formed on the upper surface of the upper blade body 2 and the concave portion 16 is formed on the upper and lower surfaces of the operation lever 4 facing the protrusion 15 in the use posture and the folding posture, either the use posture or the folding posture is used. In the state described above, the projections 15 are accommodated in the recesses 16, so that it is possible to prevent other objects from being caught on the projections 15, so that the nail clippers stored in the pocket or the bag can be more smoothly taken in and out.
[0020]
According to the nail clipper in which the projection 15 is formed by plastically deforming the wall surface of the upper blade body 2 upward and the recess 16 is formed using the escape groove 9 for avoiding contact with the vertical axis 8, the rotation is restricted. While having the structure, it is not necessary to increase the number of component parts of the nail clipper, so that the structure can be simplified and the manufacturing cost of the nail clipper can be reduced.
[0021]
According to the nail clipper in which the protrusion 15 is formed on the upper and lower surfaces of the operation lever 4 and the concave portion 16 is formed on the upper surface of the upper blade body 2 facing the protrusion 15, the protrusion 15 is provided in any of the use posture and the folding posture. And the recess 16 are engaged, so that not only the use but also the turning operation of the operation lever 4 when not in use can be restricted. When the projection 15 is provided on the side of the blade body 2, there is a possibility that the side edge of the operation lever 4 may abut and interfere with the projection 15 when the operation lever 4 is turned to change the posture. When the projections 15 are provided on the side of, a user-friendly nail clipper can be obtained without such contact interference.
[0022]
According to the nail clipper in which the recess 16 is formed by plastically deforming the wall surface of the upper blade body 2 downward and the projection 15 is formed on each of the upper and lower surfaces of the swinging base end of the operation lever 4, the turning control structure is provided. However, the number of components of the nail clipper does not need to be increased, and the structure can be simplified by that much, and the manufacturing cost of the nail clipper can be reduced.
[0023]
In the nail clipper provided with the case 13, if the notches 30 are provided on both side edges of the upper and lower blades 2 and 3, the notches 30 engage with the engagement protrusions 27 provided inside the case 13. The positioning of the nail clipper body 1 and the case 13 in the front-rear direction can be achieved, and the blade position can be used stably without being fluctuated back and forth during use. When not in use, the cutting edge is housed in the case 13 and the front ends of the upper and lower blades 2 and 3 are engaged with and fixed to the engaging projections 27, so that the cutting edge does not damage other objects.
[0024]
When the notch 30 is provided on each side edge of the upper and lower blades 2 and 3 on the front side, the nail clipper body 1 is used in each case of use, cleaning of the nail, and non-use. It can be positioned in the front-back direction with respect to the case 13. At this time, if the case 13 is a box opening forward, and the bottom wall 24 is inclined so as to move away from the top wall 23 as going forward, the case 13 is grasped and the operation lever 4 is moved forward. By pushing out, the main body 1 can be easily moved forward. When the top wall 23 and the bottom wall 24 are cut away from the front end to the center, respectively, the left and right side walls 26, 26 are elastically expanded and deformed outward, and the upper and lower blades 2, 3 are deformed. Both sides of the nail clipper body 1 can easily move between the fixed positions by overriding the engagement protrusions 27.
[0025]
If the nail clipper provided with such a case 13 is provided with the rotation restricting structure of the operating lever 4, the turning of the operating lever 4 during use is prevented, so that the usability is further improved. Can be eliminated.
[0026]
【Example】
(First embodiment)
1 to 4 show an embodiment of the nail clipper according to the present invention. In FIG. 3, the nail clipper includes a nail clipper main body 1 having a pair of upper and lower blades 2.3 and an operation lever 4 for operating the two blades 2.3 closely. The two blades 2 and 3 are formed through press working and grinding, respectively, and are provided with cutting edges 2a and 3a which are vertically opposed at one end, and the joining surfaces at the other end are integrally formed by spot welding so that they cannot be separated. It is. The upper and lower cutting blades 2a and 3a are vertically opposed with an appropriate gap therebetween.
[0027]
The operation lever 4 is made of a die-cast zinc product and is provided with a triangular fulcrum projection 5 integrally on the lower surface side of the front end (oscillation base end). A sliding contact surface 6 that is in sliding contact with the upper surface of the blade body 2 is formed. A finger hook 7 is formed at the rear end of the lever. At the front end of the lever, an escape groove 9 for avoiding contact with the vertical axis 8 is formed, and a horizontal pin hole 11 for mounting the horizontal axis 10 is formed.
[0028]
The operating lever 4 and the nail clipper body 1 are connected via a vertical axis 8 vertically penetrating the nail clipper body 1 near the free ends of the upper and lower cutting blades 2a and 3a, and a horizontal axis 10 supported by the vertical axis 8. connect. As a result, the operation lever 4 can be turned around the vertical axis 8 and further swung up and down around the horizontal axis 10 to switch between the use posture (the state of FIG. 1) and the folding posture (the state of FIG. 2). it can. The vertical axis 8 is a round pin with a head, and a pin hole 12 for the horizontal axis 10 is formed near the upper end thereof. The horizontal axis 10 is made of a small diameter metal pin.
[0029]
In order to hold the operating lever 4 in a non-turnable position in both the use position and the folding position, a turning control structure is provided between the operation lever 4 and the upper blade body 2. The rotation restricting structure is provided on a contact surface between the upper blade body 2 and the operation lever 4 and includes a projection 15 and a concave portion 16 which engage with each other. The contact surface of the operating lever 4 with the blade body 2 differs between the use posture and the folding posture. In the use posture, the inclined surface 5a of the fulcrum projection 5 on the rocking base end side contacts the blade body 2 (FIG. 1). In the folded posture, the flat surface 4a facing the fulcrum projection 5 contacts the blade body 2 (see FIG. 2).
[0030]
As shown in FIGS. 3 and 4, the protrusion 15 is formed by deforming the wall surface of the upper blade body 2 so as to protrude upward, and a concave portion 16 is formed on the upper and lower surfaces of the operation lever 4 facing the protrusion 15 in the use posture and the folding posture. To form In this embodiment, the recess 16 is formed by using the upper and lower opening edges of the escape groove 9 described above. Originally, the clearance groove 9 only needs to have a depth dimension that avoids contact interference with the vertical axis 8 as shown in FIG. 7, for example. However, in order to form the recess 16 using the clearance groove 9, FIG. As described above, the depth dimension W is enlarged as compared with the conventional nail clipper, and the deep end of the groove is opened halfway of the inclined surface 5b behind the fulcrum of the fulcrum projection 5.
[0031]
As shown in FIG. 3, in order to facilitate the plastic working of the projection 15, a discarded hole 17 is punched and formed on the front and rear wall surfaces. By using the front-side bore 17 among the bores 17 as the through-hole 18 of the longitudinal axis 8, the labor for forming the through-hole 18 can be saved separately, and the number of processing steps for the blade body 2 can be reduced. . The lower blade body 3 is provided with an insertion hole 19 slightly larger than the diameter of the vertical axis 8.
[0032]
As described above, when the protrusions 15 are formed integrally with the blade body 2 and the recesses 16 are formed using the escape grooves 9, the number of components is prevented from increasing despite the addition of the turning restriction structure. Therefore, a nail clipper having a rotation restricting structure can be manufactured at a cost similar to that of a conventional nail clipper. Also, since the operation lever 4 can be restricted from turning around the longitudinal axis 8 not only during use but also when not in use, even when the nail clipper is stored in a pocket or bag, it can be taken in and out without being caught by another object. . The nail clipper of this embodiment is used in the same manner as a conventional nail clipper.
[0033]
FIG. 5 shows a modification of the projection 15. There, the wall surface of the upper blade body 2 was bent upward to form a pair of left and right protrusions 15. According to this embodiment, since the engagement length between the projection 15 and the concave portion 16 can be increased, the turning of the operation lever 4 can be more reliably prevented. The upper and lower recesses 16 are separated by partition walls 21 and formed as independent recesses. The other parts are the same as those of the previous embodiment, and the same members are denoted by the same reference numerals and description thereof will be omitted. The same applies to the following embodiments.
[0034]
Second Embodiment FIGS. 6 and 7 show another embodiment of the nail clipper according to the present invention. In this embodiment, a projection 15 is formed on each of the upper and lower surfaces of the operation lever 4, and a recess 16 is formed on the upper surface of the upper blade body 2 opposed to both projections 15, which is different from the previous embodiment. More specifically, one protrusion 15 is formed near the fulcrum of the fulcrum protrusion 5 at the center in the width direction of the front inclined surface 5a, and the other protrusion 15 is formed in the width direction of the flat surface 4a near the front end of the lever. Formed in the center. The recess 16 is formed by plastically deforming the wall surface of the upper blade body 2 downward.
[0035]
Third Embodiment FIGS. 8 and 9 show still another embodiment of the nail clipper according to the present invention. In this case, the projection 15 is formed on the lower surface of the operating lever 4 and the concave portion 16 is formed on the upper surface, and the concave portion 16 and the projection 15 corresponding to these are formed on the upper surface of the upper blade body 2. Different from the example. Specifically, a protrusion 15 is formed near the fulcrum protrusion 5 of the operation lever 4, and a concave portion 16 is formed on the upper surface of the finger hook 7. On the upper blade body 2 side, a recess 16 corresponding to the projection 15 of the operation lever 4 is formed near the front end of the upper surface, and a finger hook 7 is formed on the upper surface of the joint fixing portion of the upper and lower blade bodies 2 and 3. The projection 15 which engages with the concave part 16 of this is provided. The projection 15 provided on the joint fixing portion of the two blades 2 and 3 can also serve as a fastener for caulking and fixing the upper and lower blades 2 and 3. In this case, the two blades 2 and 3 are spot-welded. Is not necessarily required.
[0036]
(Fourth embodiment)
FIGS. 10 to 13 show an embodiment relating to a nail clipper provided with a case 13 for preventing the nail clippers from scattering in addition to the nail clipper body 1 and the operation lever 4. As shown in FIG. 13, semicircular notches 30 are provided on both sides of the upper and lower blades 2 and 3 on the front side, respectively, two pairs of front notches 30 a and 30 a and rear notches 30 b and 30 b. Is provided. At the rear end of the flat surface 4a of the operation lever 4, a projection 15 is provided as a rotation restricting structure. The front side surface of the projection 15 is gently inclined as shown in FIG. A projection 15 is provided on the inclined surface 5 a of the operation lever 4, and a corresponding concave portion 16 is provided on the upper blade body 2.
[0037]
The case 13 made of a synthetic resin is a substantially box body with an open front, and the bottom wall 24 is inclined so as to move away from the top wall 23 toward the front as shown in FIG. The top wall 23 and the bottom wall 24 are each largely cut away from the front end to the center in the longitudinal direction, and the left and right side walls 26 of the case 13 are elastically expanded and deformed outward. Have been. At the front ends of the left and right side walls 26, semi-cylindrical engagement projections 27 each having a slightly smaller diameter than the above and which can be engaged with the notch 30 are provided vertically. On the rear side of the case 13, there is provided a groove 28 that penetrates vertically from the rear end toward the center. Thus, when the strap hole 31 is provided near the rear end of the nail clipper body 1, a key holder or the like can be passed through the strap hole 31 from above the case 13. At the same time, the groove 28 also serves as a concave portion 16 with which the projection 15 at the rear end of the operation lever 4 is engaged.
[0038]
As shown in FIG. 12, the engaging projections 27 of the case 13 are not in use, in use, and in cleaning of the cutting nails, respectively, as shown in FIG. The nail clipper body 1 is fixed to the case 13 at each position by engaging with the rear cutouts 30b. By elastically deforming the left and right side walls 26, 26 of the case 13 outward, the side edges of the nail clipper body 1 can move between the positions over the engaging projections 27. When not in use, the engaging projections 27 engage with the front ends of the two blades 2, 3, so that the two cutting blades 2a, 3a can be completely housed in the case 13 and fixed. Will not hurt. In use, the notch 30a on the front side engages with the engagement projection 27, so that the nail clipper can be stably performed without shaking in the front-rear direction during use, and scattering of the cut nail can be reliably prevented. When the notch 30b on the rear side is engaged with the engagement protrusion 27, the nail clipper body 1 does not move back and forth with respect to the case 13 when discarding the nails accumulated in the two blades 2.3. It is convenient.
[0039]
In the nail clipper having the above configuration, when the operation lever 4 is folded, the protrusion 15 of the operation lever 4 is engaged with the groove 28 of the case 13 as shown in FIG. Be regulated. When the rear end of the operation lever 4 is pushed forward from this state, the front inclined surface of the projection 15 provided at the rear end of the operation lever 4 rides on the front edge of the groove 28, and the operation lever 4 Floating from the top wall 23 makes it easy to grasp with a finger. In the use posture in which the operation lever 4 is swiveled, the protrusion 15 on the inclined surface 5a fits into the recess 16 provided on the upper surface of the upper blade body 2 as shown in FIG.
[0040]
In addition to the above-described embodiment, the concave portion 16 described in FIG. 1 can be formed separately from the clearance groove 9, and in this case, the concave portion 16 is provided with the partition wall 21 similarly to the concave portion 16 described in FIG. Can be formed. The protrusion 15 described in FIG. 6 can be formed by driving a separate pin into the operation lever 4. In addition to forming the engagement protrusion 27 in a vertically long shape, a plurality of engagement protrusions 27 can be provided at respective upper and lower positions so as to engage with the notches 30 of the upper and lower blades 2 and 3 respectively.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional side view of a main part of a first embodiment in a state where an operation lever is in a use posture. FIG. 2 is a vertical sectional side view of a main part of a first embodiment in a state where an operation lever is in a folded posture. 3 is an exploded perspective view of components of the first embodiment; FIG. 4 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 2; FIG. 5 is a longitudinal sectional front view corresponding to FIG. FIG. 6 is a vertical sectional side view of a main part of the second embodiment. FIG. 7 is a vertical side view of a main part of the second embodiment with the operation lever in a folded posture. FIG. 9 is a partially cutaway longitudinal side view showing the operation lever of the third embodiment in a folded position. FIG. 10 is a partially cutaway longitudinal side view showing a fourth embodiment. FIG. 12 is a partially cutaway side view of the operation lever of the fourth embodiment in a folded position. FIG. 12 is a plan view of a main part of the fourth embodiment. Figure 13 is a perspective view showing a nail clipper and the case of the fourth embodiment EXPLANATION OF REFERENCE NUMERALS
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Nail cutter main body 2 Upper blade body 3 Lower blade body 4 Operating lever 5 Support point projection 8 Vertical axis 9 Escape groove 10 Horizontal axis 13 Case 15 Projection 16 Recess 27 Engagement projection 30 Notch

Claims (8)

上下一対の刃体2・3を備えた爪切り本体1と、両刃体2・3を接近操作する操作レバー4とを備えており、
操作レバー4と爪切り本体1とは、爪切り本体1を上下に貫通する縦軸8と、縦軸8で支持される横軸10とを介して連結されて、操作レバー4が縦軸8まわりに旋回でき、かつ横軸10まわりに起伏揺動でき、
操作レバー4の揺動基端に、上側の刃体2と接当する支点突起5が設けられており、
操作レバー4と上側の刃体2との間に、操作レバー4の縦軸8まわりの旋回動作を規制する旋回規制構造が設けてある爪切りであって、
旋回規制構造が、上側の刃体2と操作レバー4との接当面に設けられて、互いに係合する突起15と凹部16とで構成されており、
使用姿勢と折り畳み姿勢のいずれの姿勢においても操作レバー4を旋回不能に姿勢保持できることを特徴とする爪切り。
A nail clipper main body 1 having a pair of upper and lower blades 2 and 3; and an operation lever 4 for operating the two blades 2 and 3 to approach each other.
The operation lever 4 and the nail clipper body 1 are connected via a vertical axis 8 vertically penetrating the nail clipper body 1 and a horizontal axis 10 supported by the vertical axis 8, and the operation lever 4 is moved to the vertical axis 8. It can turn around and swing up and down around the horizontal axis 10,
A fulcrum projection 5 that contacts the upper blade body 2 is provided at a swing base end of the operation lever 4.
A nail clipper provided with a rotation restricting structure for restricting a turning operation of the operation lever 4 about the longitudinal axis 8 between the operation lever 4 and the upper blade body 2,
A rotation restricting structure is provided on a contact surface between the upper blade body 2 and the operation lever 4 and includes a projection 15 and a concave portion 16 that engage with each other,
A nail clipper characterized in that the operation lever 4 can be held in a non-turnable position in both the use position and the folding position.
上側の刃体2の上面に突起15が形成され、使用姿勢および折り畳み姿勢において突起15と対向する操作レバー4の上下面に凹部16が形成されている請求項1記載の爪切り。The nail clipper according to claim 1, wherein a projection (15) is formed on the upper surface of the upper blade body (2), and a concave portion (16) is formed on upper and lower surfaces of the operation lever (4) facing the projection (15) in the use posture and the folding posture. 突起15が、上側の刃体2の壁面を上向きに塑性変形させて形成されており、
操作レバー4の揺動基端に、縦軸8との接当干渉を避ける逃げ溝9を利用して凹部16が形成されている請求項2記載の爪切り。
The protrusion 15 is formed by plastically deforming the wall surface of the upper blade body 2 upward,
The nail clipper according to claim 2, wherein a concave portion (16) is formed at a base end of the swing of the operation lever (4) by utilizing a clearance groove (9) for avoiding contact interference with the longitudinal axis (8).
操作レバー4の上下面に突起15が形成され、操作レバー4を使用姿勢および折り畳み姿勢にした状態において、前記突起15と対向する上側の刃体2の上面に凹部16が形成されている請求項1記載の爪切り。A projection (15) is formed on the upper and lower surfaces of the operation lever (4), and a recess (16) is formed on the upper surface of the upper blade body (2) facing the projection (15) when the operation lever (4) is in the use posture and the folded posture. The nail clipper described in 1. 凹部16が、上側の刃体2の壁面を下向きに塑性変形させて形成されており、
操作レバー4の揺動基端の上下面のそれぞれに突起15が形成されている請求項4記載の爪切り。
The recess 16 is formed by plastically deforming the wall surface of the upper blade body 2 downward,
The nail clipper according to claim 4, wherein projections (15) are formed on the upper and lower surfaces of the swing base end of the operation lever (4).
上下一対の刃体2・3を備えた爪切り本体1と、両刃体2・3を接近操作する操作レバー4と、爪切り本体1の前方を開放して少なくともその両側方を覆う切爪飛散防止用のケース13とを備えており、
操作レバー4と爪切り本体1とは、爪切り本体1を上下に貫通する縦軸8と、縦軸8で支持される横軸10とを介して連結されて、操作レバー4が縦軸8まわりに旋回でき、かつ横軸10まわりに起伏揺動でき、
操作レバー4の揺動基端に、上側の刃体2と接当する支点突起5が設けられており、
上下の刃体2・3の両側縁に切欠30を有し、上下の刃体2・3の前端及び前記切欠30が、前記ケース13の両側壁26の内側に設けられた係合突起27に係合することにより爪切り本体1のケース13に対する前後方向の位置決めを図ることを特徴とする爪切り。
A nail clipper body 1 having a pair of upper and lower blade bodies 2, 3; an operating lever 4 for operating the two blade bodies 2.3 approaching each other; and a nail clipper scatter that opens the front of the nail clipper body 1 and covers at least both sides thereof. And a case 13 for prevention.
The operation lever 4 and the nail clipper body 1 are connected via a vertical axis 8 vertically penetrating the nail clipper body 1 and a horizontal axis 10 supported by the vertical axis 8, and the operation lever 4 is moved to the vertical axis 8. It can turn around and swing up and down around the horizontal axis 10,
A fulcrum projection 5 that contacts the upper blade body 2 is provided at a swing base end of the operation lever 4.
Notches 30 are provided on both side edges of the upper and lower blades 2 and 3, and the front ends of the upper and lower blades 2 and 3 and the notches 30 are engaged with engagement projections 27 provided on both sides 26 of the case 13. The nail clipper is characterized in that the nail clipper body 1 is positioned in the front-rear direction with respect to the case 13 by being engaged.
前記ケース13は、前方を開放する箱体であって、底壁24は前方に行くに従って天壁23と離れるように傾斜しており、
天壁23と底壁24とはそれぞれ前端から中央部にかけて切り欠かれて左右両側壁26・26が外方に弾性拡開変形するよう構成されており、
前記切欠30は、上下の刃体2・3の前方寄りの両側縁に前後二対ずつ設けられており、
前記係合突起27は、ケース13の両側壁26の内側前端に設けられている請求項6記載の爪切り。
The case 13 is a box body opening forward, and the bottom wall 24 is inclined so as to move away from the top wall 23 as going forward,
The top wall 23 and the bottom wall 24 are cut away from the front end to the center, respectively, and the left and right side walls 26 are configured to elastically expand outward.
The notch 30 is provided on each side edge of the upper and lower blades 2 and 3 near the front, two pairs in front and rear,
The nail clipper according to claim 6, wherein the engagement protrusions 27 are provided at inner front ends of both side walls 26 of the case 13.
操作レバー4と上側の刃体2又はケース13の天壁23との間に、操作レバー4の縦軸8まわりの旋回動作を規制する旋回規制構造が設けてあり、
旋回規制構造が、操作レバー4と上側の刃体2又はケース13の天壁23との接当面に設けられて、互いに係合する突起15と凹部16とで構成されており、使用姿勢と折り畳み姿勢のいずれの姿勢においても操作レバー4を旋回不能に姿勢保持できることを特徴とする請求項6記載の爪切り。
Between the operation lever 4 and the upper blade body 2 or the top wall 23 of the case 13, there is provided a turning restriction structure for restricting the turning operation of the operation lever 4 around the longitudinal axis 8,
A rotation restricting structure is provided on a contact surface between the operation lever 4 and the upper blade body 2 or the top wall 23 of the case 13, and is constituted by a projection 15 and a concave portion 16 which engage with each other. 7. The nail clipper according to claim 6, wherein the operation lever 4 can be held in a non-turnable position in any of the positions.
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020130650A (en) * 2019-02-20 2020-08-31 株式会社ソルクス・デザイン Nail clipper
CN111671222A (en) * 2018-11-09 2020-09-18 朴圣薰 Toenail sword that people used convenient to stoop difficulty

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