JP3098408U - ブラスト用研掃材 - Google Patents

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小笠原 康治
山内 一夫
寺尾 一也
三浦 将史
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開発工事株式会社
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Abstract

【課題】研掃材として基材樹脂を使用するものは、基材が樹脂であるための粉塵対策上の作業環境を良くし、また、基材の後処理としても手間のかからない、環境保全に好適な、ブラスト用研掃材とその製造装置の提供。
【解決手段】研掃材としての基材に樹脂等を使用せず、全くの無機材料を調整して研掃材として供する考案であり、天然結晶質石灰岩を採掘し、選鉱、水洗、乾燥、粗砕、中砕、粉砕、篩分の各工程を介して、CaCO3含有成分が99%以上、粒子径を45ミクロン〜2360ミクロンになるように篩分けしたことを特徴とし、且つ、天然結晶質石灰岩を採掘し、選鉱、水洗、乾燥、粗砕、中砕、粉砕、篩分の各工程を介して、CaCO3含有成分が99%以上で、粒子径を45ミクロン〜2360ミクロンになるように篩分けすることを特徴とするブラスト用研掃材の製造装置である。
【選択図】  図1

Description

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】天然結晶質石灰岩を採掘し、選鉱、水洗、乾燥、粗砕、中砕、粉砕、篩分の各工程を介して調製されたブラスト用研掃材において、CaCO含有成分が99%以上、粒子径が45ミクロン〜2360ミクロン、粒子の形態が六方晶型であることを特徴とするブラスト用研掃材。
【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はブラスト用研掃材及びその製造装置に関するもので、CaCO含有成分が99%以上の天然結晶質石灰岩を選鉱し、粒子径を45ミクロン〜2360ミクロンになるように篩分けしたブラスト用研掃材であって、粒子の形態が六方晶型であることを特徴とするブラスト用研掃材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開2001−277128公報の「投射材及びブラスト処理方法」が開示されている。この公報では、自動車のバンパーやプレジャーボート等の塗装としてウレタン塗装やアクリル塗装等の除去に適し、その成分としては基材樹脂100重量部に対し無機充填材0.1〜20重量部を配合したものであると開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記せる特開平2001−277128に開示されているような投射材では、基材樹脂としてメラミン樹脂、フェノール樹脂、ケトン樹脂、エポキシ樹脂及びグアナミン樹脂の1種又は2種以上の配合が好適であると記載されているが、基材が樹脂であるために粉塵対策上の作業環境が悪く、また、基材の後処理としても手間がかかり、環境保全に於ける問題が生じている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記せるような従来の課題を解決するために鋭意研究の結果創案されたものであり、研掃材としての基材に樹脂等を使用せず、全くの無機材料を調整して研掃材として供する考案であり、天然結晶質石灰岩を採掘し、選鉱、水洗、乾燥、粗砕、中砕、粉砕、篩分の各工程を介して、CaCO含有成分が99%以上、粒子径を45ミクロン〜2360ミクロンになるように篩分けし、且つ、粒子の形態が六方晶型であることを特徴とするブラスト用研掃材である。各装置の具体的な構造は図示しないが、本考案のブラスト用研掃材は、天然結晶質石灰岩を採掘し、選鉱、水洗、乾燥、粗砕、中砕、粉砕、篩分の各工程を介して、CaCO含有成分が99%以上、粒子径を45ミクロン〜2360ミクロンになるように篩分けすることのできる製造装置によって調製される。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案のブラスト用研掃材ついて詳細に説明する。図面に於いて、図1は本考案ブラスト用研掃材の製造装置のフローチャートを示す工程図であり、石灰岩の採掘工程1、選鉱工程2、水洗工程3、乾燥工程4、粗砕工程5、中砕工程6、粉砕工程7、篩分工程8を経て、最終的にCaCO含有成分が99%以上、粒子径が45ミクロン〜2360ミクロンになるように篩分けされたブラスト用研掃材であり、この粒子の形態は六方晶型である。
【0006】
本考案のブラスト用研掃材の分析例はCaCO99%、Mg0.2%、Al0.00
3%、Fe0.003%、SiO0.2%、As3ppm以下、重金属15ppm以下であった。モース硬度は3.5であった。
【0007】
本考案の研掃材を使用してブラスト作業を行う場合、塵肺の危険性がない研掃材であるので、軽装備での作業が可能であり、作業性が向上され、圧縮空気圧は0.69Mpa以下での施行が可能であり、研掃材自体の切削力も低いので人や物を傷つけず、安全性も向上されている。
【0008】
【実施例】
図2に示すブラスト工程に基づくブラスト処理とガーネットブラスト及びサンダーケレン処理した試験片の塗装付着性試験を行った結果、塗膜のふくれ目視調査、付着性試験及び碁盤目試験に於いて、本考案の研掃材による試験片での評価は他の試験片に比べて優れた評価を得ることができた。
【0009】
本考案の研掃材を使用したブラスト工程を図2で説明すると、ブラストタンク11に本考案の研掃材13を投入し、コンプレッサー9による圧縮空気0.5Mpaにてエアーホース10を経てブラストタンク11に圧送し、更にブラストホース12を経てノズル14より試験対象16、乃至17に対して噴射又は照射工程15を実施した結果、前記せる優れた評価を得ることができた。
【0010】
本考案のブラスト用研掃材を用いるブラスト処理によれば、塗装剥ぎ取り、外壁の汚れ・落書き落とし、コンクリート面の目粗し、コンクリートノロの剥ぎ取り、機械類の洗浄、油脂類の洗浄、溶接跡の洗浄、鉄類の錆落とし、母材から軟かいものの洗浄等の広範囲の用途に応用できる。
【0011】
【考案の効果】
本考案は以上説明したような構成であるので次のような効果を有するものである。即ち、モース硬度が3.5なのでブラスト対象物を傷めず、粉塵が少なく、粒子が六方晶型なので破砕能力が高く、固まりにくいため保管が容易であり、軽保護具で作業が可能であり、化学変化をおこしにくく、ブラスト処理時に於いて水と混在した場合でも本考案の研掃材は不溶性のため水と容易に分離できるので分離した水に対する特別な排水処理が不要である等の実用的効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のブラスト用研掃材の製造装置のフローチャートである。
【図2】本考案のブラスト用研掃材を用いたブラスト処理工程図である。
【符号の説明】
1.石灰岩の採掘工程
2.選鉱工程
3.水洗工程
4.乾燥工程
5.粗砕工程
6.中砕工程
7.粉砕工程
8.篩分工程
9.コンプレッサー
10.エアホース
11.ブラストタンク
12.ブラストホース
13.研掃材
14.ノズル
15.噴射工程
16.対象物
17.対象物

Claims (3)

  1. 天然結晶質石灰岩を採掘し、選鉱、水洗、乾燥、粗砕、中砕、粉砕、篩分の各工程を介して、CaCO含有成分が99%以上、粒子径を45ミクロン〜2360ミクロンになるように篩分けしたことを特徴とするブラスト用研掃材。
  2. 粉砕、篩分けされた粒子の形態が六方晶型であることを特徴とする請求項1に記載のブラスト用研掃材。
  3. 天然結晶質石灰岩を採掘し、選鉱、水洗、乾燥、粗砕、中砕、粉砕、篩分の各工程を介して、CaCO含有成分が99%以上、粒子径を45ミクロン〜2360ミクロンになるように篩分けすることを特徴とするブラスト用研掃材の製造装置。
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