JP3098343U - 頸痛及び腰痛治療用押圧器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造でより積極的で短時間に頸椎、腰椎等の脊柱、仙腸閣節の変性部分を矯正することで治療期間を短縮し、身体本来の状態に復して痛みを取り除き正常な身体形状を維持する治療器具を提供する事である。
【解決手段】頸椎、腰椎それぞれに伸縮性を有する弾性材で形成するベルトB、Cを両端を固定する事で人体の要部に回して固定装着し、前記両ベルトとは別体の空気を閉じ込め密閉された円錐台形状容器Aを前記ベルトと人体間に挿入し、直接患部を押圧する。
【選択図】  図6

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は頸部痛の主な原因となる鞭打ち症、加齢等による頸椎の変性、交通事故等による腰椎捻挫、椎間板ヘルニア等による腰痛の主なる原因となる腰椎、仙腸関節等の変性による障害の矯正治療用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のベルト体のみからなる治療ベルトは、均等な力で身体の筋力の衰えをカバーし患部を安定させるサポートタイプの消極的、現状維持的なもので、早急で劇的な効果は期待できなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は簡単な構造で、より積極的に頚椎、腰椎などの脊柱、仙腸関節等の変性部分を空気圧で押圧矯正することで、身体本来の状態に復して痛みを取り除き、正常な身体形状を維持する事である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は頸椎、腰椎それぞれに伸縮性素材によるベルトの両端を固定することで身体に装着し、その後ベルトと身体の間に中が空洞で円錐台形状の空気を封じ込め密封する容器を挟み、前記容器の空気圧と伸縮性素材ベルトによる圧力で直接患部を押圧する事である。
【0005】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について図面によって説明する。
図1は布で包まれた円錐台形状の容器Aで、高さは5センチメートル位である。1は前記容器Aの小円面であり、直径は8センチメートル位で面ファスナー等の接着面となっており、頸椎治療にはこの小円面を使う。2は前記容器Aの大円面であり、直径14センチメートル位で腰椎治療にはこの大円面を使う。
【0006】
図2は頸椎治療用の頸椎ベルトBで、幅は5センチメートル位、長さは220センチメートルから240センチメートル位である。頸椎治療にはこの頸椎ベルトBの中央部を背中に当て、面ファスナー等の両端接着面3、4を前にもってきて両肩の上から背中へ回し中央で交差させてから、両端接着面3と4を前胸の中央部に固定する。その後身体と頸椎ベルトBの背側交差部分の間に、図1の容器Aの小円面1が身体に付くように挟め患部に当てる。図4はその装着図である。
【0007】
図3は腰椎治療用の骨盤ベルトCで外側表面5と内側裏面6の二重構造で、外側表面5の幅は12センチメートル位で、内側裏面6は9センチメートル位が適当である。長さは120センチメートルから140センチメートル位で、内側裏面6の中央部分に20センチメートル位の面ファスナー等の接着面7をもつ。腰椎治療には前記ベルトCの内側裏面6の中央部を骨盤の背側中央に当て、ベルトCの面ファスナー等の両端接着面8、9を前に持ってきて固定し、身体とベルトCの内側裏面6の中央部接着面7の間に、図1の容器Aの大円面2を下肢に疼痛叉は障害が出ていない側の仙腸関節の右側か左側(あるいは中央)のどちらか自分が心地良いと感じる所へ当てて挟み込む。すなわち骨盤ベルトCの内側裏面6の中央部接着面7と円錐台形状容器Aの接着面1が固着される。図5はその装着図である。
【0008】
【考案の効果】
頸椎治療用押圧器具を使用して、何年間も交通事故の鞭打ち症で首の可動範囲が極端に狭く、ひどい肩こりを伴い日常生活に不自由していた人が、劇的に上を向けるようになり肩こりも改善された。
腰椎治療用押圧器具を使用する事で、それまで車椅子だった人が自力で歩行可能に、歩行器を使って背中を丸めやっと歩いていた人が背筋を伸ばしスタスタ歩行でき、交通事故後に歩幅が急に狭くなり歩行困難に陥っていた人が瞬間的に治療効果を得て歩幅が広くなり歩行が容易になる等多数の症例があり、これまでになかった症例として現在大學病院の整形外科の医師が研究中である。
何故、前記のような劇的な治療効果が上がるのかまだ理由は明らかでないが、通常脊柱の変性は事故や加齢による変化などで前屈み(猫背状態等)になり、脊椎が変性し神経を圧迫して痛みが増幅すると考えられるので、脊柱、腰椎を後ろ側から押して、身体本来の形状である前側に戻して矯正する事で、神経を圧迫していた部分が改善されると思われる。
現に腰椎椎間板ヘルニアの疼痛で、手術を受けることになっていた人が、本治療用押圧器具を使用して仕事が続けられるようになったが、腰椎のMRI検査の結果、フィルム上では以前と何らの変化も見られないのに、手術をせずに痛みがなくなり日常生活が可能になっている。
この治療用押圧器具は軽くて単純な構造なので着脱が簡単であり、頸椎治療には頸椎ベルトBの交差で円錐台形状の容器Aを固定し、叉腰椎治療には骨盤ベルトCの接着面7と円錐台形状の容器Aの接着面1を固着するので、トイレ等での落下や装着中にずれる事がないので患部を的確に治療できる。
また円錐台形状の容器Aと伸縮性の頸椎ベルトB、骨盤ベルトCの押圧による矯正効果は即効性があり短時間の装着で充分効果があるので、外出時は装着の必要がない上、治療期間も従来のベルトのみの治療より短期間で治療効果が出る。頸椎ベルトB、骨盤ベルトCは円錐台形状の容器Aをはずした後、そのままベルトのみを装着している事で、矯正した身体状態を保つサポーターとなるので、首と腰に負担がかからないので日常生活がとても楽である。
【図面の簡単な説明】
【図1】円錐台形状の容器である。
【図2】頸椎治療用の頸椎ベルトである。
【図3】腰椎治療用の骨盤ベルトである。
【図4】頸椎ベルトと円錐台形状容器の装着図である。
【図5】骨盤ベルトと円錐台形状容器の装着図である。
【図6】頸椎ベルトと骨盤ベルトに円錐台形状の容器を装着した図である。
【符号の説明】
A 容器
B 頸椎ベルト
C 骨盤ベルト
1 容器の円錐台面の小円面
2 容器の円錐台面の大円面
3 頸椎ベルト端の接着面
4 頸椎ベルト端の接着面
5 骨盤ベルトの幅広の外側表面
6 骨盤ベルトの内側裏面
7 骨盤ベルトの内側裏面中心部の接着面
8 骨盤ベルト端の接着面
9 骨盤ベルト端の接着面

Claims (1)

  1. 両端に、互いに係合して成る固定手段を施す伸縮性を有する弾性材で形成する頸椎ベルトと、該ベルトより幅の広い別体に設ける両端に固定手段を施す弾性材で形成される骨盤ベルトと、両ベルトとは別体の空気を閉じ込め密封された円錐台形状の容器とからなり、人体の要部に回して固定する前記ベルトと人体間に、前記容器を挿入して使用する頸痛及び腰痛治療用押圧器具。
JP2003004037U 2003-06-04 2003-06-04 頸痛及び腰痛治療用押圧器具 Expired - Lifetime JP3098343U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010000196A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Nobuyuki Tsuzuki 脊柱治療用コルセット
JP2013112912A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Wacoal Corp 姿勢補整機能を有する衣類

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