JP3098192B2 - 移動体通信システム及びサービスエリア拡大方法 - Google Patents

移動体通信システム及びサービスエリア拡大方法

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JP3098192B2
JP3098192B2 JP08189722A JP18972296A JP3098192B2 JP 3098192 B2 JP3098192 B2 JP 3098192B2 JP 08189722 A JP08189722 A JP 08189722A JP 18972296 A JP18972296 A JP 18972296A JP 3098192 B2 JP3098192 B2 JP 3098192B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムにおいて加入者密度の低い領域であるサテライトゾー
ンに移動体通信サービスエリアを経済的に拡大すべくサ
テライトゾーンを効率的に接続する移動体通信システム
とそのサービスエリア拡大方法に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信サービスエリアは、移動体通
信網に設置された多数の各無線基地局の通信可能領域
(ゾーンまたはセルと呼ばれる)により構成されてい
る。
【0003】図1は、従来の移動体通信システムの網構
成例を示す図である。同図に示す移動体通信システムに
おいては、移動体通信網(MCN)81は固定公衆網1
と相互接点(POI)2を経由して移動体通信関門交換
局(MGS)3にて相互接続されている。
【0004】移動体通信関門交換局3は相互に接続され
るとともに移動体通信加入者交換局(MLS)4と接続
され、各移動体通信加入者交換局4はそれぞれ複数の無
線基地局(BS)5と接続されている。各無線基地局5
はその通信可能領域6内の移動局(MS)と相互通信を
行い、移動局は現在在圏しているゾーン6の無線基地局
5を介し、更に移動体通信加入者交換局4、移動体通信
関門交換局3を介して公衆網1の加入者端末と通信する
ことができる。これらのゾーン6により移動体通信網8
1のサービス領域がカバーされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】移動体通信システム
は、主要都市や幹線道路を中心に展開されており、現在
の日本のサービスエリアは、面積率で30%以上、人口
カバー率で70%以上に達しているといわれている。し
かしながら、これら現状のサービスエリアの他の地域に
も、潜在的トラヒックは少ないがサービスエリアとした
い地域(ここではこのような地域をサテライトゾーンと
呼ぶ)が多数存在するのは事実である。しかしながら、
図1に示した従来の移動体通信システムの網構成から明
らかなように、従来のシステムによるサービスエリアの
拡大は移動体通信用交換局3,4と無線基地局5の増設
が不可欠であり、ユーザ数の少ないサテライトゾーンま
でサービスエリアを拡大するのは、局コストと伝送路コ
ストの点で非常に不経済である。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、加入者密度の比較的低いサテ
ライトゾーンを移動体通信網に経済的に接続し得る移動
体通信システムとそのサービスエリア拡大方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、サービスエリアを拡大するための追加エ
リアをカバーする追加ゾーンを提供するための複数の追
加基地局であって、各追加基地局は公衆網との接続を行
うための基地局回線接続手段を有するものを設置するス
テップと、前記追加基地局を移動体通信網と接続するた
めの追加移動体通信加入者交換局であって、該追加移動
体通信加入者交換局は前記公衆網との接続を行うための
交換局回線接続手段を有するものを提供するステップ
と、該基地局回線接続手段及び該交換局回線接続手段を
用いて、該追加基地局を該追加移動体通信加入者交換局
と前記公衆網を介して選択的に接続するステップとを有
することを特徴とする移動体通信システムのサービスエ
リア拡大方法を提供する。
【0008】又、本発明は、前記追加エリアは、ユーザ
数の少なく潜在的トラヒックが少ないエリアであること
を特徴とする。
【0009】又、本発明は、前記公衆網は、ISDN網
及びアナログ電話網のうちの1つであることを特徴とす
る。
【0010】又、本発明は、前記選択的に接続するステ
ップは、各追加基地局によって提供される追加ゾーン内
に位置する移動局の通信を移動体通信網に接続する必要
があるときのみ、該各追加基地局を前記追加移動体通信
加入者交換局と接続することを特徴とする。
【0011】又、本発明は、前記設置するステップによ
って設置される各追加基地局は、移動体通信システムの
通常の基地局の機能を有する基地局部と、該基地局部を
前記公衆網と接続するための前記基地局回線接続手段を
含んだ網アダプタとを有することを特徴とする。
【0012】又、本発明は、前記設置するステップによ
って設置される各追加基地局の網アダプタは、前記公衆
網と接続された前記基地局回線接続手段と、前記基地局
部と接続された回線多重分離交換部と、該基地局回線接
続手段と該回線多重分離交換部との接続を制御する共通
制御部とを有することを特徴とする。
【0013】又、本発明は、前記提供するステップによ
って提供される追加移動体通信加入者交換局は、移動体
通信システムの通常の移動体通信加入者交換局の機能を
有する移動体通信加入者交換局部と、該移動体通信加入
者交換局部を前記公衆網と接続するための前記交換局回
線接続手段を含む網アダプタとを有することを特徴とす
る。
【0014】又、本発明は、前記提供するステップによ
って提供される追加移動体通信加入者交換局の網アダプ
タは、前記公衆網と接続された前記交換局回線接続手段
と、前記移動体通信加入者交換局部と接続された回線多
重分離交換部と、該交換局回線接続手段と該回線多重分
離交換部との接続を制御する共通制御部とを有すること
を特徴とする。
【0015】更に、本発明は、移動体通信網と、移動体
通信システムのサービスエリアをカバーするゾーンを提
供する複数の基地局と、該複数の基地局を該移動体通信
網と接続するための複数の移動体通信加入者交換局とを
有する移動体通信システムであって、前記複数の基地局
は複数のサテライトゾーン用無線基地局を含み、各サテ
ライトゾーン用無線基地局は公衆網との接続を行うため
の基地局回線接続手段を有し、前記複数の移動体通信加
入者交換局は該各サテライトゾーン用無線基地局を前記
移動体通信網に接続するためのサテライトゾーン用移動
体通信加入者交換局を含み、該サテライトゾーン用移動
体通信加入者交換局は前記公衆網との接続を行うための
交換局回線接続手段を有し、該複数のサテライトゾーン
用無線基地局及び該サテライトゾーン用移動体通信加入
者交換局は、該基地局回線接続手段及び該交換局回線接
続手段を用いることによって、前記公衆網を介して選択
的に接続されることを特徴とする移動体通信システムを
提供する。
【0016】又、本発明は、前記サテライトゾーン用無
線基地局は、ユーザ数の少なく潜在的トラヒックが少な
いエリアに設置されることを特徴とする。
【0017】又、本発明は、前記公衆網は、ISDN網
及びアナログ電話網のうちの1つであることを特徴とす
る。
【0018】又、本発明は、前記各サテライトゾーン用
無線基地局及びサテライトゾーン用移動体通信加入者交
換局は、該各サテライトゾーン用無線基地局によって提
供されるゾーン内に位置する移動局の通信を移動体通信
網に接続する必要があるときのみ、選択的に接続される
ことを特徴とする。
【0019】又、本発明は、前記各サテライトゾーン用
無線基地局は、移動体通信システムの通常の基地局の機
能を有する基地局部と、該基地局部を前記公衆網と接続
するための前記基地局回線接続手段を含んだ網アダプタ
とを有することを特徴とする。
【0020】又、本発明は、前記各サテライトゾーン用
無線基地局の網アダプタは、前記公衆網と接続された前
記基地局回線接続手段と、前記基地局部と接続された回
線多重分離交換部と、該基地局回線接続手段と該回線多
重分離交換部との接続を制御する共通制御部とを有する
ことを特徴とする。
【0021】又、本発明は、前記サテライトゾーン用移
動体通信加入者交換局は、移動体通信システムの通常の
移動体通信加入者交換局の機能を有する移動体通信加入
者交換局部と、該移動体通信加入者交換局部を前記公衆
網と接続するための前記交換局回線接続手段を含む網ア
ダプタとを有することを特徴とする。
【0022】又、本発明は、前記サテライトゾーン用移
動体通信加入者交換局の網アダプタは、前記公衆網と接
続された前記交換局回線接続手段と、前記移動体通信加
入者交換局部と接続された回線多重分離交換部と、該交
換局回線接続手段と該回線多重分離交換部との接続を制
御する共通制御部とを有することを特徴とする。
【0023】更に、本発明は、サービスエリアを拡大す
るための追加エリアをカバーする追加ゾーンを提供する
ための複数の追加基地局であって、各追加基地局は通信
衛星との接続を行うための基地局衛星接続手段を有する
ものを設置するステップと、前記追加基地局を移動体通
信網と接続するための追加移動体通信加入者交換局であ
って、該追加移動体通信加入者交換局は前記通信衛星と
の接続を行うための交換局衛星接続手段を有するものを
提供するステップと、該基地局衛星接続手段及び該交換
局衛星接続手段を用いて、該追加基地局を該追加移動体
通信加入者交換局と前記通信衛星を介して選択的に接続
するステップとを有することを特徴とする移動体通信シ
ステムのサービスエリア拡大方法を提供する。
【0024】又、本発明は、前記追加エリアは、ユーザ
数の少なく潜在的トラヒックが少ないエリアであること
を特徴とする。
【0025】又、本発明は、前記選択的に接続するステ
ップは、制御回線として固定して用いられる特定の衛星
回線を介して各追加基地局と追加移動体通信加入者交換
局との間の制御データを伝送し、制御回線に含まれる制
御データに従ってデマンドアサイン制御によって設定さ
れる衛星回線を用いることによって該各追加基地局を該
追加移動体通信加入者交換局と接続することを特徴とす
る。
【0026】又、本発明は、前記設置するステップによ
って設置される各追加基地局は、移動体通信システムの
通常の基地局の機能を有する基地局部と、該基地局部を
前記通信衛星と接続するための前記基地局衛星接続手段
を含んだ衛星中継用端局部とを有することを特徴とす
る。
【0027】又、本発明は、前記設置するステップによ
って設置される各追加基地局の衛星中継用端局部は、前
記通信衛星との接続を行うための前記基地局衛星接続手
段と、前記基地局部と接続された回線多重分離交換部
と、該基地局衛星接続手段と該回線多重分離交換部との
接続を制御するデマンドアサイン制御部とを有すること
を特徴とする。
【0028】又、本発明は、前記提供するステップによ
って提供される追加移動体通信加入者交換局は、移動体
通信システムの通常の移動体通信加入者交換局の機能を
有する移動体通信加入者交換局部と、該移動体通信加入
者交換局部を前記通信衛星と接続するための前記交換局
衛星接続手段を含む衛星中継用基地局部とを有すること
を特徴とする。
【0029】又、本発明は、前記供給するステップによ
って供給される追加移動体通信加入者交換局の衛星中継
用基地局部は、前記通信衛星との接続を行うための前記
交換局衛星接続手段と、前記移動体通信加入者交換局部
と接続された回線多重分離交換部と、該交換局衛星接続
手段と該回線多重分離交換部との接続を制御するデマン
ドアサイン制御部とを有することを特徴とする。
【0030】更に、本発明は、移動体通信網と、移動体
通信システムのサービスエリアをカバーするゾーンを提
供する複数の基地局と、該複数の基地局を該移動体通信
網と接続するための複数の移動体通信加入者交換局とを
有する移動体通信システムであって、前記複数の基地局
は複数の衛星対応無線基地局を含み、各衛星対応無線基
地局は通信衛星との接続を行うための基地局衛星接続手
段を有し、前記複数の移動体通信加入者交換局は該各衛
星対応無線基地局を前記移動体通信網に接続するための
衛星対応移動体通信加入者交換局を含み、該衛星対応移
動体通信加入者交換局は前記通信衛星との接続を行うた
めの交換局衛星接続手段を有し、該複数の衛星対応無線
基地局及び該衛星対応移動体通信加入者交換局は、基地
局衛星接続手段及び該交換局衛星接続手段を用いること
によって、前記通信衛星を介して選択的に接続されるこ
とを特徴とする移動体通信システムを提供する。
【0031】又、本発明は、前記各衛星対応無線基地局
は、ユーザ数の少なく潜在的トラヒックが少ないエリア
に設置されることを特徴とする。
【0032】又、本発明は、前記各衛星対応無線基地局
及び衛星対応移動体通信加入者交換局は、制御回線とし
て固定して用いられる特定の衛星回線を介して各衛星対
応無線基地局と衛星対応移動体通信加入者交換局との間
の制御データを伝送し、該制御回線に含まれる制御デー
タに従ってデマンドアサイン制御によって設定される衛
星回線を用いて、該各衛星対応無線基地局を該衛星対応
移動体通信加入者交換局と接続することによって、選択
的に接続されることを特徴とする。
【0033】又、本発明は、前記各衛星対応無線基地局
は、移動体通信システムの通常の基地局の機能を有する
基地局部と、該基地局部を前記通信衛星と接続するため
の前記基地局衛星接続手段を含んだ衛星中継用端局部と
を有することを特徴とする。
【0034】又、本発明は、前記各衛星対応無線基地局
の衛星中継端局部は、前記通信衛星との接続を行うため
の前記基地局衛星接続手段と、前記基地局部と接続され
た回線多重分離交換部と、該基地局衛星接続手段と該回
線多重分離交換部との接続を制御するデマンドアサイン
制御部とを有することを特徴とする。
【0035】又、本発明は、前記衛星対応移動体通信加
入者交換局は、移動体通信システムの通常の移動体通信
加入者交換局の機能を有する移動体通信加入者交換局部
と、該移動体通信加入者交換局部を前記通信衛星と接続
するための前記交換局衛星接続手段を含む衛星中継用基
地局とを有することを特徴とする。
【0036】又、本発明は、前記衛星対応移動体通信加
入者交換局の衛星中継用基地局は、前記通信衛星との接
続を行うための前記交換局衛星接続手段と、前記移動体
通信加入者交換局部と接続された回線多重分離交換部
と、該交換局衛星接続手段と該回線多重分離交換部との
接続を制御するデマンドアサイン制御部とを有すること
を特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】まず、図2〜図8を用いて本発明
の第1の実施形態について説明する。
【0038】図2は、本発明の第1の実施形態に係る移
動体通信システムの構成を示す。同図に示す移動体通信
システムは、図1に示した従来の移動体通信の網構成に
おいて1つの移動体通信関門交換局3にサテライトゾー
ン用移動体通信加入者交換局(RMLS)7、公衆網1
0、サテライトゾーン用無線基地局(RBS)8を接続
した点が異なるものであり、その他の構成は図1に示す
移動体通信システムの構成と同じであり、同じ構成要素
には同じ符号が付されている。
【0039】図2の移動体通信システムの構成におい
て、移動体通信網(MCN)80は、移動体通信関門交
換局(MGS)3にて相互接点(POI)2を介して、
固定公衆網1と相互接続される。移動体通信関門交換局
3は互いに接続されるとともに、1つを除く移動体通信
関門交換局3は、各々対応する移動体通信加入者交換局
(MLS)4と接続され、各移動体通信加入者交換局4
は複数の無線基地局(BS)5と接続される。各無線基
地局5は自局のゾーン(通信がサポートされるエリア)
6を提供し、自局のゾーン6内に位置する移動局と通信
する。
【0040】更に、1つの移動体通信関門交換局3は、
サテライトゾーン用移動体通信加入者交換局(RML
S)7と接続され、これは公衆網10を介してサテライ
トゾーン用無線基地局(RBS)8と接続される。各サ
テライトゾーン用無線基地局8は、ユーザ数が少なく潜
在的トラヒックの少ないエリアに移動体通信サービスを
提供するための自局のサテライトゾーン9をカバーす
る。
【0041】各サテライトゾーン用無線基地局8は、公
衆網10を介してサテライトゾーン用移動体通信加入者
交換局7と接続し、更にこのサテライトゾーン用移動体
通信加入者交換局7から移動体通信関門交換局3を介し
て公衆網1へ接続されることによって、公衆網1の通信
端末と接続できる。各サテライトゾーン用無線基地局8
は、公衆網10を介してサテライトゾーン用移動体通信
加入者交換局7と接続し、更にこのサテライトゾーン用
移動体通信加入者交換局7から移動体通信関門交換局3
及び移動体通信加入者交換局4を介して無線基地局5と
接続することによって、無線基地局5とも接続できる。
【0042】公衆網10は、サテライトゾーン用無線基
地局8を必要に応じてサテライトゾーン用移動体通信加
入者交換局7に接続するためのものであるが、この公衆
網10は例えばISDN網、アナログ電話網等を使用し
得るものである。なお、図2以降に示す構成において
は、公衆網10としてISDN網を使用した場合につい
て説明している。
【0043】また、図2に示すように、サテライトゾー
ン用無線基地局8は3局の場合を例にとって説明すると
ともに、更に説明の簡単化のために、移動体通信加入者
交換局4と無線基地局5とのインタフェースおよびサテ
ライトゾーン用移動体通信加入者交換局7とサテライト
ゾーン用無線基地局8とのインタフェースは、各無線基
地局当りディジタル1次群(64kbpsの伝送路24
回線分)1本とし、そのうち、制御チャネルとして64
kbps1回線を、残りの回線を必要に応じて通信チャ
ネルとして使用していると仮定する。また、このうち、
制御チャネルはLAP−B等のパケット伝送を使用して
おり、トラヒックの少ないサテライトゾーン用無線基地
局8に対する制御回線の使用率は通常非常に少なくなっ
ている。
【0044】図2の移動体通信システムに使用されてい
るサテライトゾーン用移動体通信加入者交換局7は、詳
細には図3に示すように、移動体通信加入者交換局(M
LS)4と交換局用ISDNアダプタ11から構成され
ている。なお、図3では、上述したように、公衆網10
としてISDN網が使用されている。また、上述したよ
うに、移動体通信加入者交換局4と交換局用ISDNア
ダプタ11とのインタフェースはディジタル1次群3回
線12であり、これはISDN網を経由して接続するサ
テライトゾーン用無線基地局8が3局であることに対応
している。
【0045】交換局用ISDNアダプタ11は回線多重
分離交換部13、共通制御部14、複数の回線接続部
(DSU)15−1〜15−5から構成される。
【0046】回線多重分離交換部13は、ディジタル1
次群3回線12中の制御チャネル3回線を共通制御部1
4に接続するとともに、残りの通信チャネルを共通制御
部14の指示に従ってDSU15−1〜15−5に接続
する機能を有する。DSU15−1〜15−5はサテラ
イトゾーン用移動体通信加入者交換局7を、ISDN網
10を経由してサテライトゾーン用無線基地局8に接続
する機能を有しており、この例はINSネット64を5
回線使用する場合を想定している。図中にも記載してあ
るとおり、INSネット64とはBチャネル(64kb
ps)2回線と、Dチャネル(16kbps)1回線を
伝送する能力を有している。DSU−1〜3(15−1
〜15−3)はそれぞれ3局のサテライトゾーン用無線
基地局8専用に使用され、DSU−4〜5(15−4〜
15−5)はトラヒックに応じて回線を割り当てるべく
使用することを想定している。すなわち、DSU−1〜
3(15−1〜15−3)の接続すべき局の着信アドレ
スは固定割り当てであり、DSU−4〜5(15−4〜
15−5)については、次に述べるように共通制御部1
4によってダイナミックに指定されることとなる。
【0047】共通制御部14は、制御チャネル3回線分
の制御情報の解析・シーケンス管理、DSU15−1〜
15−5の制御・管理、サテライトゾーン用無線基地局
8の管理等の機能を有し、制御チャネル中の制御情報に
基づいて、通信チャネルの接続制御を実施する。なお、
3局分の制御チャネルの制御情報については、それぞれ
DSU−1〜3(15−1〜15−3)が収容している
Dチャネルのパケットに載せ変えて、固定的に対応する
サテライトゾーン用無線基地局8と接続する構成をと
る。Dチャネルの信号速度は16kbpsで、制御チャ
ネル64kbpsの1/4であるが、前にも述べたよう
に、トラヒックの少ない無線基地局8に対する制御情報
は少ないのでDチャネルパケットで十分取り扱うことが
できる。
【0048】サテライトゾーン用無線基地局8は、詳細
には図4に示すように、従来と同じ無線基地局5と基地
局用ISDNアダプタ16とから構成されている。ま
た、上述したように、無線基地局5と基地局用ISDN
アダプタ16との間のインタフェースはディジタル1次
群1回線である。
【0049】基地局用ISDNアダプタ16は回線多重
分離交換部17、共通制御部18、複数の回線接続部
(DSU)19−1〜19−2から構成される。
【0050】回線多重分離交換部17はディジタル1次
群中の制御チャネルを共通制御部18に接続するととも
に、残りの通信チャネルを共通制御部18の指示に従っ
てDSU19−1〜19−2に接続する機能を有する。
DSU19−1〜19−2はサテライトゾーン用無線基
地局8を、ISDN網10を経由してサテライトゾーン
用移動体通信加入者交換局7に接続する機能を有してお
り、この例はINSネット64を回線使用する場合を想
定している。この例におけるDSU−1(19−1)
は、サテライトゾーン用移動体通信加入者交換局7のD
SU群15−1〜15−5の固定接続分(DSU−1〜
3(15−1〜15−3)のどれか)に接続するDSU
であり、DSU−2(19−2)がトラヒックに応じて
接続されるDSUに対応する。
【0051】共通制御部18は、制御チャネルの制御情
報の解析・シーケンス管理、DSU19−1〜19−2
の制御・管理等の機能を有し、制御チャネル中の制御情
報に基づいて、通信チャネルの接続制御を実施する。な
お、制御チャネルの制御情報については、DSU−1
(19−1)が収容しているDチャネルのパケットに載
せ変えて固定的に対応するサテライトゾーン用移動体通
信加入者交換局7のDSUと接続する構成をとる。
【0052】次に、以上のように構成される第1の実施
形態の移動体通信システムにおけるサテライトゾーン用
移動体通信加入者交換局7とサテライトゾーン用無線基
地局8の動作を図5〜図8に示すシーケンス図を参照し
て説明する。図2の移動体通信システムにおける他の要
素の動作は、図1の従来の移動体通信システムにおける
ものと実質的に同じである。
【0053】まず、図5を参照して、発信シーケンスに
ついて説明する。
【0054】移動局から「発信要求」があると、この発
信要求はサテライトゾーン用無線基地局8の無線基地局
5、基地局用ISDNアダプタ16、ISDN網10、
交換局用ISDNアダプタ11を介してサテライトゾー
ン用移動体通信加入者交換局7の移動体通信加入者交換
局4で受け付けられ、該移動体通信加入者交換局4は
「発信受付」を移動局に逆方向の同様の経路を介して返
送するとともに、通信回線を起動するための「通信回線
起動」を交換局用ISDNアダプタ11に返送する。
「通信回線起動」を受信した交換局用ISDNアダプタ
11は、DSUを起動して所定のサテライトゾーン用無
線基地局8に対しBチャネルを接続し、この接続したB
チャネルと所定のディジタル1次群の通信回線とを接続
する等を実施するとともに移動体通信加入者交換局4か
ら受信した「通信回線起動」をサテライトゾーン用無線
基地局8側に中継する。サテライトゾーン用無線基地局
8の基地局用ISDNアダプタ16側では受信した「通
信回線起動」により、着信接続されたBチャネルとディ
ジタル1次群の接続を決定する。無線基地局5では、受
信した「通信回線起動」に従って、指定された通信回線
を起動する(キャリアオン)。
【0055】その後、発信シーケンスは、無線基地局5
から移動体通信加入者交換局4への「起動確認」の送
出、移動体通信加入者交換局4から移動局への「チャネ
ル指定」の送出、移動局から移動体通信加入者交換局4
への「接続完了」の送出、無線基地局5から移動体通信
加入者交換局4への「起動完了」の送出、移動体通信加
入者交換局4から移動局への「呼出中」の送出、及び、
移動体通信加入者交換局4から移動局への「応答」の送
出を含む通常の発信シーケンスと同様の動作を続けて実
行し、サテライトゾーン用無線基地局8、ISDN網1
0及びサテライトゾーン用移動体通信加入者交換局7を
介して移動局を通信状態にする。
【0056】次に、図6を参照して、着信シーケンスに
ついて説明する。
【0057】サテライトゾーン用移動体通信加入者交換
局7からISDN網10、サテライトゾーン用無線基地
局8を介して移動局に「着信信号」が送信されると、移
動局は該着信信号に対して「着信応答」を発生し、この
「着信応答」はサテライトゾーン用無線基地局8、IS
DN網10を介してサテライトゾーン用移動体通信加入
者交換局7に返送される。サテライトゾーン用移動体通
信加入者交換局7の移動体通信加入者交換局4は該着信
応答を受信すると、通信回線を起動するための「通信回
線起動」を交換局用ISDNアダプタ11に返送する。
「通信回線起動」を受信した交換局用ISDNアダプタ
11は、DSUを起動して所定のサテライトゾーン用無
線基地局8に対しBチャネルを接続し、この接続したB
チャネルと所定のディジタル1次群の通信回線とを接続
する等を実施するとともに移動体通信加入者交換局4か
ら受信した「通信回線起動」をサテライトゾーン用無線
基地局8側に中継する。サテライトゾーン用無線基地局
8の基地局用ISDNアダプタ16側では受信した「通
信回線起動」により、着信接続されたBチャネルとディ
ジタル1次群の接続を決定する。無線基地局5では、受
信した「通信回線起動」に従って、指定された通信回線
を起動する(キャリアオン)。
【0058】その後、着信シーケンスは、無線基地局5
から移動体通信加入者交換局4への「起動確認」の送
出、移動体通信加入者交換局4から移動局への「チャネ
ル指定」の送出、移動局から移動体通信加入者交換局4
への「接続完了」の送出、無線基地局5から移動体通信
加入者交換局4への「起動完了」の送出、移動体通信加
入者交換局4から移動局への「呼設定」の送出、移動局
から移動体通信加入者交換局4への「呼出中」の送出、
及び、移動局から移動体通信加入者交換局4への「応
答」の送出を含む通常の着信シーケンスと同様の動作を
続けて実行し、サテライトゾーン用無線基地局8、IS
DN網10及びサテライトゾーン用移動体通信加入者交
換局7を介して移動局を通信状態にする。
【0059】次に、図7を参照して、網側からの終話シ
ーケンスについて説明する。
【0060】通信中にサテライトゾーン用移動体通信加
入者交換局7の移動体通信加入者交換局4から呼処理動
作を終了するための「切断」がISDN網10、サテラ
イトゾーン用無線基地局8を介して移動局に送信されて
くると、移動局は「解放」を返送し、この解放信号が逆
方向の同様な経路を介して移動体通信加入者交換局4に
伝達されてBチャネルが切断される。そして、移動体通
信加入者交換局4からISDN網10及びサテライトゾ
ーン用無線基地局8を介して移動局へ「解放完了」が送
信される。
【0061】その後、終話シーケンスは、移動体通信加
入者交換局4から移動局への移動局を解放するための
「無線チャネル切断」の送出、移動局から移動体通信加
入者交換局4への「切断確認」の送出、移動体通信加入
者交換局4から無線基地局5への無線基地局5を解放す
るための「復旧指令」の送出、及び、無線基地局5から
移動体通信加入者交換局4への「復旧確認」の送出を含
む通常の終話シーケンスと同様の動作を続けて実行す
る。
【0062】ここで、通常の終話シーケンスとの違い
は、交換局用ISDNアダプタ11が、移動体通信加入
者交換局4から「解放完了」を受信した時点で、対応す
るBチャネルを解放することだけである。
【0063】次に、図8を参照して、移動局側からの終
話シーケンスについて説明する。
【0064】移動局が通信中に、呼処理動作を終了する
ための「切断」が移動局からISDN網10及びサテラ
イトゾーン用無線基地局8を介してサテライトゾーン用
移動体通信加入者交換局7の移動体通信加入者交換局4
へ送信されてくると、移動体通信加入者交換局4は同じ
経路を逆方向に介して移動局に対して「解放」を返送し
てBチャネルを切断する。
【0065】そして、移動局はISDN網10及びサテ
ライトゾーン用無線基地局8を介して移動体通信加入者
交換局4へ「解放完了」を送信する。
【0066】その後、終話シーケンスは、移動体通信加
入者交換局4から移動局への移動局を解放するための
「無線チャネル切断」の送出、移動局から移動体通信加
入者交換局4への「切断確認」の送出、移動体通信加入
者交換局4から無線基地局5への無線基地局5を解放す
るための「復旧指令」の送出、及び、無線基地局5から
移動体通信加入者交換局4への「復旧確認」の送出を含
む通常の終話シーケンスと同様の動作を続けて実行す
る。
【0067】ここで、通常の終話シーケンスとの違い
は、交換局用ISDNアダプタ11が、移動局から「解
放完了」を受信した時点で、対応するBチャネルを解放
することだけである。
【0068】なお、上述した第1の実施形態において
は、図2に示される公衆網1と公衆網10は同一の公衆
網であってもよい。
【0069】次に、図9〜図15を参照して本発明の第
2の実施形態を説明する。
【0070】図9にこの第2の実施形態に係る移動体通
信システムの構成を示し、図1と対応する部分には同一
符号をつけてある。
【0071】図9の移動体通信システムの構成において
は、移動体通信網(MCN)90は、移動体通信関門交
換局(MGS)3にて相互接点(POI)2を介して、
固定公衆網1と相互接続される。移動体通信関門交換局
3は互いに接続されるとともに、1つを除く移動体通信
関門交換局3は、各々対応する移動体通信加入者交換局
(MLS)4と接続され、各移動体通信加入者交換局4
は複数の無線基地局(BS)5と接続される。各無線基
地局5は自局のゾーン(通信がサポートされるエリア)
6を提供し、自局のゾーン6内に位置する移動局と通信
する。
【0072】更に、1つの移動体通信関門交換局3は、
サテライトゾーン用の衛星対応移動体通信加入者交換局
(SMLS)27と接続され、これは通信衛星28を介
してサテライトゾーン用の衛星対応無線基地局(SB
S)29と接続される。各衛星対応無線基地局29は、
ユーザ数が少なく潜在的トラヒックの少ないエリアに移
動体通信サービスを提供するための自局のサテライトゾ
ーン30をカバーする。
【0073】各衛星対応無線基地局29は、通信衛星2
8を介して衛星対応移動体通信加入者交換局27と接続
し、更にこの衛星対応移動体通信加入者交換局27から
移動体通信関門交換局3を介して公衆網1と接続するこ
とによって、公衆網1の通信端末と接続できる。各サテ
ライトゾーン用無線基地局8は、通信衛星28を介して
衛星対応移動体通信加入者交換局27と接続し、更にこ
の衛星対応移動体通信加入者交換局27から移動体通信
関門交換局3及び移動体通信加入者交換局4を介して無
線基地局5と接続することによって、無線基地局5とも
接続できる。
【0074】図9の構成に従い、以下では衛星対応無線
基地局29が3局の場合を例にとって説明する。また、
説明を簡単にするため、移動体通信加入者交換局4と無
線基地局5のインタフェースは、無線基地局5当たりデ
ィジタル1次群(64kbpsの伝送路24回線分)1
本とし、そのうちの制御チャネルとして64kbps1
回線を、残りの回線を必要に応じて通信チャネルとして
使用していると仮定する。
【0075】図10に図9中の衛星対応移動体通信加入
者交換局27の構成例を示す。衛星対応移動体通信加入
者交換局27は、従来と同じ構成の移動体通信加入者交
換局4と衛星中継用基地局41から構成されている。先
の仮定に従い、移動体通信加入者交換局4と衛星中継用
基地局41とのインタフェースはディジタル1次群3回
線49であり、この回線49は3つの衛星対応無線基地
局29と対応して3回線設けられている。
【0076】衛星中継用基地局41は、回線多重分離交
換部42と、複数の通信回線用変復調部43−1〜43
−nと、各無線基地局29対応の制御回線用変復調部4
4−1〜44−3と、デマンドアサイン制御部45と、
分離合成部46と、RF(高周波)部47及び、アンテ
ナ部48とから構成される。
【0077】回線多重分離交換部42は、ディジタル1
次群3回線49中の制御チャネル3回線をデマンドアサ
イン制御部45に接続するとともに、残りの通信チャネ
ルをデマンドアサイン制御部45の指示に従って、通信
回線用変復調部43−1〜43−nに接続する機能を有
する。
【0078】デマンドアサイン制御部45は、制御チャ
ネル3回線分の制御情報の解析・シーケンス管理、通信
回線用変復調部43−1〜43−nの制御・管理、衛星
対応無線基地局29の管理等の機能を有し、制御チャネ
ル中の制御情報に基づいて、デマンドアサインで衛星回
線を割り当てる。なお、制御チャネル用の衛星回線は、
3局分の制御回線用変復調部44−1〜44−3を用い
てプリアサインで設定する。
【0079】分離合成部46は互いに異なる搬送波とさ
れた変復調部43−1〜43−n,44−1〜44−3
よりの出力信号を電力合成してRF部47に供給し、R
F部47よりの信号を搬送周波数ごとに分離して、変復
調部43−1〜43−n,44−1〜44−3へ供給す
る。
【0080】RF部47からの送信信号はアンテナ部4
8から通信衛星28へ送信され、他方、通信衛星28か
らの受信信号はアンテナ部28によって受信されてRF
部47へ供給される。
【0081】図11は図9中の衛星対応無線基地局29
の構成例を示しており、衛星対応無線基地局29は、従
来と同じ無線基地局5と衛星中継用端局50から構成さ
れている。先の仮定に従い、無線基地局5と衛星中継用
端局50とのインタフェースはディジタル1次群58で
ある。衛星中継用端局50は、アンテナ部51、RF部
52、分離合成部53、通信回線用変復調部54−1〜
54−3、制御回線用変復調部55、多重分離交換部5
6、デマンドアサイン制御部57から構成される。な
お、この例は、無線基地局5が使用できる通信チャネル
が3回線の場合を示している。
【0082】デマンドアサイン制御部57は、制御回線
用変復調部55経由で送受信される制御チャネル中の制
御情報の解析・シーケンス管理、通信回線用変復調部5
4−1〜54−3の制御・管理等の機能を有し、制御チ
ャネル中の制御情報に基づいて、デマンドアサインで衛
星回線の設定・解放を実施する。
【0083】回線多重分離交換部56は、ディジタル1
次群中の制御チャネルをデマンドアサイン制御部57に
接続するとともに、残りの必要な通信チャネルをデマン
ドアサイン制御部57の指示に従って、通信回線用変復
調部54−1〜54−3と接続する機能を有する。
【0084】分離合成部53は、通信回線用変復調部5
4−1〜54−3及び制御回線用変復調部55からの互
いに異なるキャリアとされた出力信号を合成して合成信
号をRF部52に供給し、RF部52からの信号を異な
るキャリア周波数成分に分離し、分離されたキャリア周
波数成分を通信回線用変復調部54−1〜54−3及び
制御回線用変復調部55に供給する。
【0085】RF部52からの送信信号は、アンテナ部
51から通信衛星28へ送信され、他方、通信衛星28
からの受信信号はアンテナ部51によって受信されてR
F部52へ供給される。
【0086】次に以上のように構成される第2の実施形
態の移動体通信システムにおける衛星対応移動体通信加
入者交換局27と衛星対応無線基地局29の動作を図1
2ー図15に示すシーケンス図を参照して説明する。図
9の移動体通信システムにおける他の要素の動作は図1
の従来の移動体通信システムのものと実質的に同じであ
る。以下の説明において、衛星中継用基地局41と衛星
中継用端局50間の制御信号は先に説明したプリアサイ
ンの制御回線用変復調部44−1〜44−3、55を用
いて中継する。
【0087】まず、図12を参照して、発信シーケンス
について説明する。
【0088】移動局からの「発信要求」は衛星対応無線
基地局29−通信衛星28(制御回線)を介して衛星対
応移動体通信加入者交換局27の移動体通信加入者交換
局4へ通知され、この加入者交換局4はその発信受付を
移動局側に同様の経路で返すとともに、通信回線を起動
するための「通信回線起動」を衛星中継用基地局41へ
返送する。「通信回線起動」を受信した衛星中継用基地
局41は、(a)衛星回線中で使用可能な周波数を決定
し、対応する通信回線用変復調部43(43−1〜43
−nのうちの特定の一つ)を起動し(キャリアオン)、
(b)回線多重分離交換部42に接続されたディジタル
1次群の所定チャネルと起動した通信回線用変復調部4
3との接続等を実施し、対応する周波数情報を「衛星チ
ャネル指定」で対応する衛星中継用端局50に送信す
る。衛星中継用端局50は指示された周波数で使用可能
な通信回線用変復調部54を起動(キャリアオン、受信
同期確立)し、起動が完了すると衛星中継用基地局11
に「接続完了」を返送する。衛星中継用基地局41は、
「接続完了」を受信すると、自局の通信回線用変復調部
43の同期確立を確認し、先に移動体通信加入者交換局
4から受信した「通信回線起動」を衛星中継用端局50
(移動局側)に中継する。衛星中継用端局50側では受
信した「通信回線起動」より、自局の通信回線用変復調
部54とディジタル1次群の接続を決定する。無線基地
局5では、受信した「通信回線起動」に従って、指定さ
れた通信回線を起動する(キャリアオン)。
【0089】その後、送信シーケンスは、無線基地局5
から移動体通信加入者交換局4への「起動確認」の送
出、移動体通信加入者交換局4から移動局への「チャネ
ル指定」の送出、移動局から移動体通信加入者交換局4
への「接続完了」の送出、無線基地局5から移動体通信
加入者交換局4への「起動完了」の送出、移動体通信加
入者交換局4から移動局への「呼出中」の送出、及び、
移動体通信加入者交換局4から移動局への「応答」の送
出を含む通常の送信シーケンスと同様の動作を続けて実
行し、衛星対応無線基地局29、通信衛星28及び衛星
対応移動体通信加入者交換局27を介して移動局を通信
状態にする。
【0090】次に、図13を参照して、着信シーケンス
について説明する。
【0091】衛星対応移動体通信加入者交換局27から
制御チャネルを通じ移動局へ「着信信号」が通知され、
その「着信信号」に対する移動局からの「着信応答」を
受信した移動体通信加入者交換局4は、通話回線を起動
するための「通信回線起動」を衛星中継用基地局41に
返送する。「通信回線起動」を受信した衛星中継用基地
局41は、(a)使用可能な周波数を決定し、対応する
通信回線用変復調部43を起動(キャリアオン)し、
(b)回線多重分離交換部42に接続されたディジタル
1次群の所定チャネルと起動した通信回線用変復調部4
3との接続、等を実施し、対応する周波数情報を「衛星
チャネル指定」で対応する衛星中継用端局50に送信す
る。衛星中継用端局50は、指示された周波数で使用可
能な通信回線用変復調部54を起動(キャリアオン、受
信同期確立)し、起動が完了すると衛星中継用基地局4
1に「接続完了」を返送する。衛星中継用基地局41
は、「接続完了」を受信すると、自局の通信回線用変復
調部43の同期確立を確認し、先に移動体通信加入者交
換局4から受信した「通信回線起動」を衛星中継用端局
50(移動局側)に中継する。衛星中継用端局50側で
は受信した「通信回線起動」より、自局の通信回線用変
復調部54とディジタル1次群の接続を決定する。無線
基地局5では、受信した「通信回線起動」に従って、指
定された通信回線を起動する(キャリアオン)。
【0092】その後、着信シーケンスは、無線基地局5
から移動体通信加入者交換局4への「起動確認」の送
出、移動体通信加入者交換局4から移動局への「チャネ
ル指定」の送出、移動局から移動体通信加入者交換局4
への「接続完了」の送出、無線基地局5から移動体通信
加入者交換局4への「起動完了」の送出、移動体通信加
入者交換局4から移動局への「呼設定」の送出、移動局
から移動体通信加入者交換局4への「呼出中」の送出、
及び、移動局から移動体通信加入者交換局4への「応
答」の送出を含む通常の着信シーケンスと同様の動作を
続けて実行し、衛星対応無線基地局29、通信衛星28
及び衛星対応移動体通信加入者交換局27を介して移動
局を通信状態にする。
【0093】次に、図14を参照して、網側からの終話
シーケンスについて説明する。
【0094】通信中に移動体通信加入者交換局4から、
呼処理動作を終了するための「切断」が送信され、移動
局側から「解放」が返送され、最後に「解放完了」が移
動体通信加入者交換局4から送信される。
【0095】その後、終話シーケンスは、移動体通信加
入者交換局4から移動局への移動局を解放するための
「無線チャネル切断」の送出、移動局から移動体通信加
入者交換局4への「切断確認」の送出、移動体通信加入
者交換局4から無線基地局5への無線基地局5を解放す
るための「復旧指令」の送出、及び、無線基地局5から
移動体通信加入者交換局4への「復旧確認」の送出を含
む通常の終話シーケンスと同様の動作を続けて実行す
る。
【0096】ここで、通常の終話シーケンスとの違い
は、衛星中継用基地局41が、移動体通信加入者交換局
4から「解放完了」を受信した時点で、対応する衛星回
線を解放するために、「衛星チャネル切断」を衛星中継
用端局50に送信するとともに、自局の通信回線用変復
調部43を停止することと、「衛星チャネル切断」を受
信した衛星中継用端局50が、対応する通信回線用変復
調部54の動作を停止し、「切断確認」を衛星中継用基
地局41に返送することだけである。
【0097】次に、図15を参照して、移動局側からの
終話シーケンスについて説明する。
【0098】移動局が通信中に、呼処理動作を終了する
ための「切断」が移動局から通信衛星28及び衛星対応
無線基地局29を介して衛星対応移動体通信加入者交換
局27の移動体通信加入者交換局4へ送信されてくる
と、移動体通信加入者交換局4は、同じ経路を逆方向に
介して移動局に対して「解放」を返送する。
【0099】そして、移動局は、通信衛星28及び衛星
対応無線基地局29を介して移動体通信加入者交換局4
へ「解放完了」を送信する。
【0100】その後、終話シーケンスは、移動体通信加
入者交換局4から移動局への移動局を解放するための
「無線チャネル切断」の送出、移動局から移動体通信加
入者交換局4への「切断確認」の送出、移動体通信加入
者交換局4から無線基地局5への無線基地局5を解放す
るための「復旧指令」の送出、及び、無線基地局5から
移動体通信加入者交換局4への「復旧確認」の送出を含
む通常の終話シーケンスと同様の動作を続けて実行す
る。
【0101】ここで、通常の終話シーケンスとの違い
は、衛星中継用基地局41が、移動体通信加入者交換局
4から「解放完了」を受信した時点で、対応する衛星回
線を解放するために「衛星チャネル切断」を衛星中継用
端局50に送信するとともに、自局の通信回線用変復調
部43を停止することと、「衛星チャネル切断」を受信
した衛星中継用端局50が、対応する通信回線用変復調
部54の動作を停止し、「切断確認」を衛星中継用基地
局41に返送することだけである。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の実
施形態によれば、サテライトゾーン用の無線基地局およ
び移動体通信加入者交換局をそれぞれの回線接続装置を
介して公衆網に接続することにより、サテライトゾーン
の無線基地局と移動体通信加入者交換局との間の相互接
続を公衆網を介して接続を必要とする時のみ行うことが
できるので、ユーザ数の少ない各地に点在するサテライ
トゾーンをサテライトゾーン用の1つの移動体通信加入
者交換局に収容することができ、交換局コストおよび地
上伝送路コストを大幅に低減することができる。
【0103】また、サテライトゾーンの無線基地局と移
動体通信加入者交換局との間の通信回線を必要に応じて
設定するものであるため、伝送路コストを更に低減する
ことができる。
【0104】更に、無線基地局と移動体通信加入者交換
局をそれぞれ公衆網に接続する回線接続装置をそれぞれ
設けるだけ(インタフェース部分を機能追加するだけ)
であって、両者間の局間インタフェースを全く作り変え
る必要はないので、従来の移動体通信用交換局と無線基
地局との間のインタフェースを容易に利用することがで
き、全く新たな加入者交換局や無線基地局の開発が不要
である。
【0105】本発明の第2の実施形態によれば、通信衛
星を用いることにより、ユーザ数の少ない各地に点在し
ているエリアを1つの移動体通信加入者交換局に収容で
きるので、交換局コストと、地上伝送路コストを大幅に
低減できる。
【0106】また、無線基地局と移動体通信加入者交換
局との衛星回線をデマンドアサインで設定することか
ら、衛星伝送路コストを低減できる。
【0107】更に、移動体通信加入者交換局と無線基地
局間の制御チャネルに含まれる制御情報に基づいてデマ
ンドアサイン制御を行うために、従来の移動体通信加入
者交換局と無線基地局間インタフェースが容易に利用可
能となり、全く新たな加入者交換機や無線基地局の開発
が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の移動体通信システムの網構成例を示す図
である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る移動体通信シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図3】図2の移動体通信システムに使用されているサ
テライトゾーン用移動体通信加入者交換局の構成を示す
ブロック図である。
【図4】図2の移動体通信システムに使用されているサ
テライトゾーン用無線基地局の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】図2の移動体通信システムにおける発信シーケ
ンスを示す図である。
【図6】図2の移動体通信システムにおける着信シーケ
ンスを示す図である。
【図7】図2の移動体通信システムにおける網側からの
終話シーケンスを示す図である。
【図8】図2の移動体通信システムにおける移動局側か
らの終話シーケンスを示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る移動体通信シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図10】図9の移動体通信システムに使用されている
衛星対応移動体通信加入者交換局の構成を示すブロック
図である。
【図11】図9の移動体通信システムに使用されている
衛星対応無線基地局の構成を示すブロック図である。
【図12】図9の移動体通信システムにおける発信シー
ケンスを示す図である。
【図13】図9の移動体通信システムにおける着信シー
ケンスを示す図である。
【図14】図9の移動体通信システムにおける網側から
の終話シーケンスを示す図である。
【図15】図9の移動体通信システムにおける移動局側
からの終話シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1 固定公衆網 2 相互接点 3 移動体通信関門交換局 4 移動体通信加入者交換局 5 無線基地局 6 ゾーン 7 サテライトゾーン用移動体通信加入者交換局 8 サテライトゾーン用無線基地局 9 サテライトゾーン 10 公衆網(ISDN網) 11 交換局用ISDNアダプタ 16 基地局用ISDNアダプタ 27 衛星対応移動体通信加入者交換局 28 通信衛星 29 衛星対応無線基地局 30 サテライトゾーン 81 移動通信網 90 移動通信網
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−284143(JP,A) 特開 平6−253356(JP,A) 特開 平8−149571(JP,A) 特開 平8−51657(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38 H04B 7/24 - 7/26 102

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスエリアを拡大するための追加エ
    リアをカバーする追加ゾーンを提供するための複数の追
    加基地局であって、各追加基地局は公衆網との接続を行
    うための基地局回線接続手段を有するものを設置するス
    テップと、 前記追加基地局を移動体通信網と接続するための追加移
    動体通信加入者交換局であって、該追加移動体通信加入
    者交換局は前記公衆網との接続を行うための交換局回線
    接続手段を有するものを提供するステップと、 該基地局回線接続手段及び該交換局回線接続手段を用い
    て、該追加基地局を該追加移動体通信加入者交換局と前
    記公衆網を介して選択的に接続するステップとを有する
    ことを特徴とする移動体通信システムのサービスエリア
    拡大方法。
  2. 【請求項2】 前記追加エリアは、ユーザ数の少なく潜
    在的トラヒックが少ないエリアであることを特徴とする
    請求項1記載のサービスエリア拡大方法。
  3. 【請求項3】 前記公衆網は、ISDN網及びアナログ
    電話網のうちの1つであることを特徴とする請求項1記
    載のサービスエリア拡大方法。
  4. 【請求項4】 前記選択的に接続するステップは、各追
    加基地局によって提供される追加ゾーン内に位置する移
    動局の通信を移動体通信網に接続する必要があるときの
    み、該各追加基地局を前記追加移動体通信加入者交換局
    と接続することを特徴とする請求項1記載のサービスエ
    リア拡大方法。
  5. 【請求項5】 前記設置するステップによって設置され
    る各追加基地局は、移動体通信システムの通常の基地局
    の機能を有する基地局部と、該基地局部を前記公衆網と
    接続するための前記基地局回線接続手段を含んだ網アダ
    プタとを有することを特徴とする請求項1記載のサービ
    スエリア拡大方法。
  6. 【請求項6】 前記設置するステップによって設置され
    る各追加基地局の網アダプタは、前記公衆網と接続され
    た前記基地局回線接続手段と、前記基地局部と接続され
    た回線多重分離交換部と、該基地局回線接続手段と該回
    線多重分離交換部との接続を制御する共通制御部とを有
    することを特徴とする請求項5記載のサービスエリア拡
    大方法。
  7. 【請求項7】 前記提供するステップによって提供され
    る追加移動体通信加入者交換局は、移動体通信システム
    の通常の移動体通信加入者交換局の機能を有する移動体
    通信加入者交換局部と、該移動体通信加入者交換局部を
    前記公衆網と接続するための前記交換局回線接続手段を
    含む網アダプタとを有することを特徴とする請求項1記
    載のサービスエリア拡大方法。
  8. 【請求項8】 前記提供するステップによって提供され
    る追加移動体通信加入者交換局の網アダプタは、前記公
    衆網と接続された前記交換局回線接続手段と、前記移動
    体通信加入者交換局部と接続された回線多重分離交換部
    と、該交換局回線接続手段と該回線多重分離交換部との
    接続を制御する共通制御部とを有することを特徴とする
    請求項7記載のサービスエリア拡大方法。
  9. 【請求項9】 移動体通信網と、移動体通信システムの
    サービスエリアをカバーするゾーンを提供する複数の基
    地局と、該複数の基地局を該移動体通信網と接続するた
    めの複数の移動体通信加入者交換局とを有する移動体通
    信システムであって、 前記複数の基地局は複数のサテライトゾーン用無線基地
    局を含み、各サテライトゾーン用無線基地局は公衆網と
    の接続を行うための基地局回線接続手段を有し、 前記複数の移動体通信加入者交換局は該各サテライトゾ
    ーン用無線基地局を前記移動体通信網に接続するための
    サテライトゾーン用移動体通信加入者交換局を含み、該
    サテライトゾーン用移動体通信加入者交換局は前記公衆
    網との接続を行うための交換局回線接続手段を有し、 該複数のサテライトゾーン用無線基地局及び該サテライ
    トゾーン用移動体通信加入者交換局は、該基地局回線接
    続手段及び該交換局回線接続手段を用いることによっ
    て、前記公衆網を介して選択的に接続されることを特徴
    とする移動体通信システム。
  10. 【請求項10】 前記サテライトゾーン用無線基地局
    は、ユーザ数の少なく潜在的トラヒックが少ないエリア
    に設置されることを特徴とする請求項9記載の移動体通
    信システム。
  11. 【請求項11】 前記公衆網は、ISDN網及びアナロ
    グ電話網のうちの1つであることを特徴とする請求項9
    記載の移動体通信システム。
  12. 【請求項12】 前記各サテライトゾーン用無線基地局
    及びサテライトゾーン用移動体通信加入者交換局は、該
    各サテライトゾーン用無線基地局によって提供されるゾ
    ーン内に位置する移動局の通信を移動体通信網に接続す
    る必要があるときのみ、選択的に接続されることを特徴
    とする請求項9記載の移動体通信システム。
  13. 【請求項13】 前記各サテライトゾーン用無線基地局
    は、移動体通信システムの通常の基地局の機能を有する
    基地局部と、該基地局部を前記公衆網と接続するための
    前記基地局回線接続手段を含んだ網アダプタとを有する
    ことを特徴とする請求項9記載の移動体通信システム。
  14. 【請求項14】 前記各サテライトゾーン用無線基地局
    の網アダプタは、前記公衆網と接続された前記基地局回
    線接続手段と、前記基地局部と接続された回線多重分離
    交換部と、該基地局回線接続手段と該回線多重分離交換
    部との接続を制御する共通制御部とを有することを特徴
    とする請求項13記載の移動体通信システム。
  15. 【請求項15】 前記サテライトゾーン用移動体通信加
    入者交換局は、移動体通信システムの通常の移動体通信
    加入者交換局の機能を有する移動体通信加入者交換局部
    と、該移動体通信加入者交換局部を前記公衆網と接続す
    るための前記交換局回線接続手段を含む網アダプタとを
    有することを特徴とする請求項9記載の移動体通信シス
    テム。
  16. 【請求項16】 前記サテライトゾーン用移動体通信加
    入者交換局の網アダプタは、前記公衆網と接続された前
    記交換局回線接続手段と、前記移動体通信加入者交換局
    部と接続された回線多重分離交換部と、該交換局回線接
    続手段と該回線多重分離交換部との接続を制御する共通
    制御部とを有することを特徴とする請求項15記載の移
    動体通信システム。
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