JP3098019U - 手提げバック - Google Patents
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Abstract
【課題】高級な手提げバックが底が痛んで傷がつき、型崩れして使用ができなくなることを防ぎ、永い間愛着をもって使用できる手提げバックを提供する。
【解決手段】手提げバックの底を2重の構造とし、しかもこの中底と表底の接合に当っては、靴底の製法であるグッドイヤー・ウエルト製法を用いて縫合する。完成されたバックは型崩れし難く、安定性があって修理が可能で、永い間の使用に耐えられる。
【選択図】 図1
【解決手段】手提げバックの底を2重の構造とし、しかもこの中底と表底の接合に当っては、靴底の製法であるグッドイヤー・ウエルト製法を用いて縫合する。完成されたバックは型崩れし難く、安定性があって修理が可能で、永い間の使用に耐えられる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、手提げバックの底の構造であって、型崩れや傷みの少ない丈夫な底を有する手提げバックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されている手提げバックは、本体である筒状部分と底部分が同じ材料で簡単に作られているため、永い間使用しているうちに、バックをぶつけたり、地面に直に置いたり粗末に取扱うため、この底の部分が傷み易く、型崩して高価なバックもあわれな形となって処分されてしまう結果となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
考案者は、この点に鑑み鋭意研究を重ねた結果本考案に到達したものであって、本考案は、手提げバックの底の部分に中底を配し、この中底の表に本底を設けて、この中底と本底を接合して2重構造とし、これにバックAの本体である筒状体の下端を接合し、細革(ウエルト)を介して縫合するいわゆる、靴の底部分の本格的なグッドイヤー・ウエルト製法を用いて手提げバックの底を形成するもので、これによって強固な底を有する手提げバックが提供できる。
【0004】
【考案の実施の形態】
添付図面により本考案の実施の形態を説明すると、図1は本考案の手提げバックAの底部分の構成を説明する分解図であり、図2は完成された手提げバックAの斜視を示している。
【0005】
【実施例】
図1において、(4)は手提げバックAの本体を示す筒状体で、この筒状体(4)に底を取り付けることによって手提げバックAが完成される。図示において、(1)は中底であり筒状体(4)の下端の内側に配し、この中底(1)の表に本底を接合して2重構造とする。
【0006】
そしてこの接合に当っては、一般にウエルトと称する細革(3)を介して縫合するもので、具体的にはバックの筒状体(4)の下端に中底(1)を固定し、筒状体(4)と細革(3)を中底(1)に設けてあるリブ(図示していない)にすくい縫いをし、さらに細革(3)と表底(2)を縫い合せて底部分を2重構造とするものである。
【0007】
この縫合は、靴の製法で最も技術の高いグッドイヤー・ウエルト製法と同じであって、このようにして手提げバックAの底を形成することによって、図2に示す完成された手提げバックAは、地面に置く際に安定して置くことができる。
【0008】
また底が頑強なため型崩れがなく永い間使用してもあきが来ない。さらに万一底面が痛んだときには修理が可能である。なお本考案の手提げバックAは、革製の高級バックである。図中の符号(5)は、すくい縫いの縫い目を示している。
【0009】
【考案の効果】
上述のように、本考案の手提げバックは、2重構造のグッドイヤー・ウエルト製法によって強固に形成されているため、地面に直に置く際に安定して置くことができ、型崩れがし難く長持ちが可能で、さらに万一底面が痛んでも修理が可能であるという、従来の手提げバックには見られない卓越した作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成を示す分解図
【図2】手提げバックの斜視図
【符号の説明】
1 中底
2 表底
3 細革
4 バックの筒体
5 縫い目
【考案の属する技術分野】
本考案は、手提げバックの底の構造であって、型崩れや傷みの少ない丈夫な底を有する手提げバックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されている手提げバックは、本体である筒状部分と底部分が同じ材料で簡単に作られているため、永い間使用しているうちに、バックをぶつけたり、地面に直に置いたり粗末に取扱うため、この底の部分が傷み易く、型崩して高価なバックもあわれな形となって処分されてしまう結果となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
考案者は、この点に鑑み鋭意研究を重ねた結果本考案に到達したものであって、本考案は、手提げバックの底の部分に中底を配し、この中底の表に本底を設けて、この中底と本底を接合して2重構造とし、これにバックAの本体である筒状体の下端を接合し、細革(ウエルト)を介して縫合するいわゆる、靴の底部分の本格的なグッドイヤー・ウエルト製法を用いて手提げバックの底を形成するもので、これによって強固な底を有する手提げバックが提供できる。
【0004】
【考案の実施の形態】
添付図面により本考案の実施の形態を説明すると、図1は本考案の手提げバックAの底部分の構成を説明する分解図であり、図2は完成された手提げバックAの斜視を示している。
【0005】
【実施例】
図1において、(4)は手提げバックAの本体を示す筒状体で、この筒状体(4)に底を取り付けることによって手提げバックAが完成される。図示において、(1)は中底であり筒状体(4)の下端の内側に配し、この中底(1)の表に本底を接合して2重構造とする。
【0006】
そしてこの接合に当っては、一般にウエルトと称する細革(3)を介して縫合するもので、具体的にはバックの筒状体(4)の下端に中底(1)を固定し、筒状体(4)と細革(3)を中底(1)に設けてあるリブ(図示していない)にすくい縫いをし、さらに細革(3)と表底(2)を縫い合せて底部分を2重構造とするものである。
【0007】
この縫合は、靴の製法で最も技術の高いグッドイヤー・ウエルト製法と同じであって、このようにして手提げバックAの底を形成することによって、図2に示す完成された手提げバックAは、地面に置く際に安定して置くことができる。
【0008】
また底が頑強なため型崩れがなく永い間使用してもあきが来ない。さらに万一底面が痛んだときには修理が可能である。なお本考案の手提げバックAは、革製の高級バックである。図中の符号(5)は、すくい縫いの縫い目を示している。
【0009】
【考案の効果】
上述のように、本考案の手提げバックは、2重構造のグッドイヤー・ウエルト製法によって強固に形成されているため、地面に直に置く際に安定して置くことができ、型崩れがし難く長持ちが可能で、さらに万一底面が痛んでも修理が可能であるという、従来の手提げバックには見られない卓越した作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成を示す分解図
【図2】手提げバックの斜視図
【符号の説明】
1 中底
2 表底
3 細革
4 バックの筒体
5 縫い目
Claims (1)
- 手提げバックAの筒状体の胴部分(4)に対して、この下端に中底(1)と本底(2)を設けて2重構造とし、筒状体の胴部分(4)の下端と中底(1)と本底(2)を細革(3)を介して縫合し、頑丈な底としたことを特徴とした手提げバック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002940U JP3098019U (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 手提げバック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002940U JP3098019U (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 手提げバック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3098019U true JP3098019U (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=43251788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003002940U Expired - Fee Related JP3098019U (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 手提げバック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098019U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021154043A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 株式会社 リフト | 本底部を有するバッグおよびその製造方法 |
-
2003
- 2003-05-23 JP JP2003002940U patent/JP3098019U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021154043A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 株式会社 リフト | 本底部を有するバッグおよびその製造方法 |
JP7175933B2 (ja) | 2020-03-30 | 2022-11-21 | 株式会社 リフト | 本底部を有するバッグおよびその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |