JP3097837U - Chair cushions and chairs - Google Patents
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Abstract
【課題】座った人の腰に負担が掛からないように体圧を分散させる座椅子用クッション材及びその座椅子用クッション材を備えた座椅子の提供。
【解決手段】座部1に座わる人の臀部に対して当該臀部の下及び後方側から当たるよう座部の内部後端縁に沿って座部の幅方向にわたって設置されるクッション材10であって、断面を上辺12より下辺13が長い台形にして上辺及び下辺を除く2辺の内の一辺を略垂直14とし他の一辺を傾斜する辺15としたことを特徴とする座椅子用クッション材、及びこの座椅子用クッション材を備えた座椅子。
【選択図】 図1An object of the present invention is to provide a cushion material for a seat chair which disperses body pressure so that a burden is not applied to a waist of a seated person, and a seat chair provided with the cushion material for the seat chair.
A cushion material (10) is provided along the inner rear edge of the seat so as to hit the buttocks of a person sitting on the seat (1) from below and behind the buttocks, in the width direction of the seat. A cross-section having a trapezoid whose lower side 13 is longer than the upper side 12, wherein one of two sides excluding the upper side and the lower side is substantially vertical 14, and the other side is an inclined side 15, characterized in that it is a cushion for a chair and chair. Material and a chair provided with the cushion material for a chair.
[Selection diagram] Fig. 1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、座椅子用クッション材とそのクッション材を用いた座椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の座椅子では、座る人に接する座部及び背部の面が基本的に平坦な面であるため、座部に座った人が背部に寄り掛かると、座った人の臀部から腰部側にかけての人体部分と座椅子の座部及び背部との間に空隙が生じ、座った人の腰に無理な負担が生じていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記のような不都合を解消し、座った人の腰に負担が掛からないように体圧を分散させる座椅子用クッション材及びその座椅子用クッション材を備えた座椅子の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の座椅子用クッション材の考案は、座部に座わる人の臀部に対して当該臀部の下及び後方側から当たるよう座部の内部後端縁に沿って座部の幅方向にわたって設置されるクッション材であって、断面を上辺より下辺が長い台形にして上辺及び下辺を除く2辺の内の一辺を略垂直とし他の一辺を傾斜する辺としたことを特徴とする。
【0005】
請求項2の考案は、請求項1に記載の座椅子用クッション材において、傾斜する辺は傾斜角度を30度としたことを特徴とする。
【0006】
請求項3の座椅子の考案は、請求項1又は請求項2に記載の座椅子用クッション材を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項4の考案は、請求項3に記載の座椅子において、座椅子用クッション材は座部の内部に積層される少なくとも上下二枚の他のクッション材の間に設置されたことを特徴とする。
【0008】
請求項5の座椅子の考案は、座部と背部とからなる座椅子の座部に背筋を伸ばして座った人がそのまま背部に寄り掛かった姿勢において、座った人の臀部側から腰部側にかけて前記座部及び背部との間に生ずる空隙が埋まるよう、座部の内部にクッション材を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項6の座椅子の考案は、座部と背部とからなる座椅子の座部に背筋を伸ばして座った人がそのまま背部に寄り掛かった姿勢において、座った人の臀部の腰側よりの部分と前記座部との間に生ずる空隙が埋まるよう、座部の内部にクッション材を設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項7の考案は、請求項3乃至請求項5の何れかに記載の座椅子において、座部に座った人の腰部に対して当該腰部の左右後方側に当たるように膨出された一対の突起部を備えた腰当用の座椅子用クッション材が背部に設けられたことを特徴とする。
【0011】
請求項8の考案は、請求項6又は請求項7の座椅子において、突起部は半球状であることを特徴とする。
【0012】
【考案の実施の形態】
実施の形態1.
実施の形態1は、座部と背部とからなる座椅子の座部に背筋を伸ばして座った人が、そのまま背部に寄り掛かった姿勢において、座った人の臀部側から腰部側にかけて前記座部及び背部との間、或いは臀部の腰側寄り部分と座部との間に生ずる空隙が埋まるよう、座部の内部にクッション材を設けた座椅子である。
【0013】
本考案において、座部の内部に設けられる上記のクッション材を臀部用の座椅子用クッション材或いは単に臀部用クッションともいう。以下、この臀部用クッションを実施の一例を示す図面に基づいて説明する。図1は座椅子の要部を示す斜視図、図2は説明図である。
【0014】
図1及び図2において、この臀部用クッション10は、座部1に背筋を自然に伸ばして座わった人の臀部2に対して、臀部2の下及び後方側から当該臀部2に当たるように、背部3の下端縁31側と平行に延在する座部1の内部後端縁11に沿って、当該座部1の幅方向にわたって設置されるクッション材である。
【0015】
図に示す臀部用クッション10は、横断面において、上辺12より下辺13が長い台形であり、上辺12及び下辺13を除く2辺の内の背部3側の一辺14を略垂直とし、臀部2に当接される側の他の一辺を傾斜する辺15とした台形状であって、その傾斜する辺15の傾斜角度を下辺13に対して30度としてある。以下、この略垂直な辺14を垂直辺、傾斜する辺15を傾斜辺ともいう。
【0016】
又、図に示す臀部用クッション10は、座部1の内部に積層される上下二枚の他のクッション材4、5の間に配置されているが、上下側とも2枚以上の他のクッション材(図示せず)を積層してもよいし、臀部用クッション10の上部には他のクッション材を置かない構成、即ち、図1の例で言えば、他のクッション材4がなく、図2に示すように直接臀部に当てられる構成としてもよい。
尚、図1及び図2ともに、座椅子の座部1及び背部3を包み込む表生地は省略されている。
【0017】
このように座部1の後端縁11側に沿って配設される臀部用クッション10は、座部1に背筋を自然に伸ばして座った人がそのまま背部3に寄り掛かった姿勢にて、座った人の臀部2側から腰部側にかけての座部1及び背部3との間に生ずる空隙が埋まり、臀部2から腰部側にわたる部分の体圧が適度に分散されるように設けることが好ましい。
【0018】
又、臀部2から腰部側にわたる部分の体圧が適度に分散される弾性力を備えた臀部用クッション10を用いる場合には、図2に示すように、腰部と背部3との間に空隙を残したままでの設置であってもよい。
即ち、座部1に背筋を伸ばした状態で座った状態において、少なくとも座部1と臀部の腰側寄りの部分との間の空隙が埋まるように、臀部用クッション10が形成されて、配置されておればよい。
何れにしても、この当該臀部用クッション10は、座部1に座る人の臀部、より正確には臀部の腰側寄りの部分が臀部用クッション10の傾斜面16に乗るように座部10に配設する。
【0019】
この実施の形態1によれば、座った人の臀部2側から腰部側にかけての座部1及び背部3との間に生ずる空隙、或いは、少なくとも座部1と臀部の腰側寄りの部分との間の空隙が埋まるように臀部用クッション10が形成されているので、これを座部1に配置することにより、臀部2から腰部側にわたる部分の体圧、或いは、少なくとも従来では座部1に接していなかった臀部2の腰側寄りの部分が当該臀部用クッション10に接し、これを介して座部1により支えられる。
これにより、臀部2の体圧が適度に分散され、腰に負担が掛からない楽な姿勢、即ち、背筋がS字状に自然に伸ばされた状態を保つことができる。
【0020】
尚、実験の結果によると、臀部用クッション10の傾斜する辺15の傾斜角度は水平に置かれる下辺13に対して30度とした場合が最適であった。
勿論、この傾斜角度は正確に30度である必要はなく、座った状態において背筋が自然に伸ばされるに十分な角度であればよく、その角度は30度前後であった。
【0021】
実施の形態2.
実施の形態2は、上記実施の形態1の臀部用クッション10が座部1に設けられた座椅子において、図1及び図2に示すように、座部1に座った人の腰部に対して当該腰部の左右後方側に当たるよう半球状に膨出された一対の突起部31、31を備えた腰当用の座椅子用クッション材(腰当用クッション材)30を背部3に設けた構成としたものである。
【0022】
腰部の左右後方側に当たるよう設けられる突起部31、31は、必ずしも半球状である必要はなく、要は背部3に体を預けた際に、背筋が垂直に伸ばされた状態にて腰の左右側から保持する突起であればよい。
尚、図示のように、一対の突起部31、31を半球状に形成すれば、圧力点を強調して体感させることができると共に、腰を左右から心地よく保持させることができる。
【0023】
この実施の形態2によれば、背中に受ける両突起部31、31の圧力感覚によって、背を両突起部31、31間の中央に容易に位置させることができ、背筋を自ずと垂直に維持させることができる。
又、これにより、座部1の臀部用クッション10と相俟って、座る人の背筋をS字状に垂直に伸ばした自然な姿勢に誘うことができるので、腰に掛かる余計な負担を解消させることができる。
【0024】
【考案の効果】
請求項1乃至請求項8の各考案によれば、何れも、座部に座った人の腰に掛かる負担が従来に比べて大きく解消されるので、長時間にわたって楽に座ることができる。
【0025】
請求項1乃至請求項2の座椅子用クッション材(臀部用クッション)によれば、これを座部の内部に設けるだけでなく、座椅子とは別体の単体として形成して、座部が平坦な従来型の座椅子の当該座部表面の適所において用いることにより、従来型の座椅子においても、腰に負担を掛けずに使用することができる。
【0026】
請求項6の考案によれば、座部の臀部用クッションと相俟って、座る人の背筋をS字状に垂直に伸ばした自然な姿勢に誘うことができ、一層、腰に掛かる余計な負担を解消させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】座椅子の要部を示す斜視図である。
【図2】座椅子の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 座部(座椅子)、 2 臀部、
3 背部(座椅子)、
10 座椅子用クッション材(臀部用クッション)
12 上辺、 13 下辺、
14 垂直辺、 15 傾斜辺、
30 座椅子用クッション材(腰部用クッション)、
31 突起部。[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a cushion material for a chair and a chair using the cushion material.
[0002]
[Prior art]
In the conventional seat chair, since the surface of the seat and the back in contact with the seated person are basically flat surfaces, when a person sitting on the seat leans on the back, the seated person's buttocks to the waist side A gap was created between the human body part and the seat and back of the chair, and an excessive burden was imposed on the waist of the seated person.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves the above-mentioned inconveniences, and provides a cushion material for a seat chair which disperses body pressure so that a burden is not applied to the waist of a seated person, and a seat chair provided with the cushion material for the seat chair. The purpose is to provide.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The cushioning material for a seat chair according to claim 1, wherein the width direction of the seat along the inner rear edge of the seat so as to hit the buttocks of a person sitting on the seat from under and behind the buttocks. A cushion member having a trapezoidal section whose lower side is longer than the upper side, wherein one side of the two sides excluding the upper side and the lower side is substantially vertical and the other side is an inclined side.
[0005]
According to a second aspect of the present invention, in the cushioning material for a seat and chair according to the first aspect, an inclined side has an inclination angle of 30 degrees.
[0006]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a seat chair cushion material according to the first or second aspect.
[0007]
According to a fourth aspect of the present invention, in the seat chair according to the third aspect, the cushion material for the chair is installed between at least two other upper and lower cushion materials laminated inside the seat portion. Features.
[0008]
The seat chair according to claim 5 is characterized in that, in a posture in which a person sitting with his / her back stretched on the seat part of the seat chair composed of the seat part and the back part leans on the back as it is, from the buttocks side of the seated person to the waist. A cushioning material is provided inside the seat portion so as to fill a gap formed between the seat portion and the back portion toward the side.
[0009]
The invention of the chair according to claim 6, wherein the person sitting on the back of the chair with the back stretched on the seat of the seat consisting of the seat and the back rests on the back as it is. A cushioning material is provided inside the seat so as to fill a gap generated between the twisted portion and the seat.
[0010]
According to a seventh aspect of the present invention, in the chair according to any one of the third to fifth aspects, a pair of swelling portions are formed so as to bulge against the waist of a person sitting on the seat and to the left and right sides of the waist. And a cushion member for a seat for a lumbar seat provided with a projection portion is provided on a back portion.
[0011]
According to an eighth aspect of the present invention, in the seat chair according to the sixth or seventh aspect, the protrusion is hemispherical.
[0012]
[Embodiment of the invention]
Embodiment 1 FIG.
In the first embodiment, in a posture in which a person sitting with his / her back stretched on a seat portion of a chair composed of a seat portion and a back portion leans against the back portion as it is, the seated portion extends from the buttocks side to the waist side of the seated person. A seat chair provided with a cushioning material inside a seat portion so as to fill a gap generated between a portion and a back portion, or a waist side portion of a hip and a seat portion.
[0013]
In the present invention, the cushion material provided inside the seat portion is also referred to as a buttocks cushion material for a buttocks or simply a buttocks cushion. Hereinafter, the buttocks cushion will be described with reference to the drawings showing an example of the embodiment. FIG. 1 is a perspective view showing a main part of a chair, and FIG. 2 is an explanatory view.
[0014]
In FIG. 1 and FIG. 2, the
[0015]
The
[0016]
In addition, the
In both FIGS. 1 and 2, the outer cloth surrounding the seat 1 and the back 3 of the chair is omitted.
[0017]
In this manner, the
[0018]
In addition, when using the
That is, in a state where the user sits on the seat 1 with the back muscles extended, the
In any case, the
[0019]
According to the first embodiment, the gap generated between the seat 1 and the back 3 from the hip 2 side to the waist side of the seated person, or at least the gap between the seat 1 and the waist side of the hip. Since the
As a result, the body pressure of the buttocks 2 is appropriately dispersed, and a comfortable posture in which no load is applied to the waist, that is, a state in which the back muscles are naturally stretched in an S shape can be maintained.
[0020]
According to the results of the experiment, it was optimal that the angle of inclination of the
Of course, the inclination angle does not need to be exactly 30 degrees, but may be any angle that is sufficient to allow the back muscles to be naturally stretched while sitting, and the angle was about 30 degrees.
[0021]
Embodiment 2 FIG.
The second embodiment is directed to a seat chair in which the buttocks cushion 10 according to the first embodiment is provided on the seat 1, as shown in FIGS. 1 and 2 with respect to the waist of a person sitting on the seat 1. The seat back cushion material (waist cushion material) 30 provided with a pair of
[0022]
The
As shown in the figure, if the pair of
[0023]
According to the second embodiment, the back can be easily positioned at the center between the two
In addition, in combination with the buttocks cushion 10 of the seat 1, it is possible to invite the occupant's back muscles to a natural posture in which the back is stretched vertically in an S-shape, thereby eliminating an extra burden on the waist. Can be done.
[0024]
[Effect of the invention]
According to the first to eighth aspects of the present invention, the burden on the waist of the person sitting on the seat is greatly reduced as compared with the related art, so that the user can sit comfortably for a long time.
[0025]
According to the cushion material for a seat chair (buttock cushion) of claim 1 or claim 2, the cushion material is not only provided inside the seat portion but also formed as a single body separate from the seat chair. By using the conventional seat chair having a flat portion at an appropriate position on the surface of the seat portion, the conventional seat chair can be used without burdening the waist.
[0026]
According to the invention of claim 6, in combination with the buttocks cushion for the seat portion, the back of the occupant can be invited to a natural posture in which the back muscle is vertically extended in an S-shape, and the extra sitting on the waist is further required. The burden can be eliminated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a main part of a chair.
FIG. 2 is a sectional view showing a main part of the chair.
[Explanation of symbols]
1 seat (chair), 2 buttocks,
3 back (chairs),
10 Cushion material for sitting chair (Cushion for buttock)
12 upper side, 13 lower side,
14 vertical sides, 15 inclined sides,
30 cushion material for sitting chair (waist cushion),
31 Projection.
Claims (8)
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JP3097837U true JP3097837U (en) | 2004-02-12 |
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Cited By (1)
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-
2003
- 2003-05-15 JP JP2003003592U patent/JP3097837U/en not_active Expired - Lifetime
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