JP3097556U - Assembling case - Google Patents
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Abstract
【課題】テープなどの粘着部材および成形品の蓋を用いなくとも開口部を封止してコンタミネーションを防止し、その容器が使い終わった後も平坦なシートに容易に展開できる使い勝手のよいケースを提供する。
【解決手段】底板11の左右端からそれぞれ左右に延びる左右の側板12、13と、前記底板11の前後端からそれぞれ前後に延びる前後の側板14、15と、前記左右の側板12、13からそれぞれ前後に延びる中間フラップ16、17と、前記前後の側板からそれぞれ前後に延びる内フラップ18とを備え、その内フラップ18の先端に係合突片20が設けられ、底板11にその係合突片20と係合する係合スリット21が設けられたプラスチックダンボール製の組み立て式ケース25。
【選択図】 図1An easy-to-use case that seals an opening without using an adhesive member such as a tape and a lid of a molded product to prevent contamination and that can be easily spread on a flat sheet even after the container has been used. I will provide a.
A left and right side plate extending right and left from left and right ends of a bottom plate, front and rear side plates extending forward and backward from a front and rear end of the bottom plate, and left and right side plates respectively. It has intermediate flaps 16 and 17 extending forward and backward, and inner flaps 18 extending forward and backward from the front and rear side plates, respectively. An engagement projection 20 is provided at the tip of the inner flap 18, and the engagement projection is provided on the bottom plate 11. An assembling type case 25 made of plastic cardboard provided with an engagement slit 21 for engaging with 20.
[Selection diagram] Fig. 1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は組み立て式のケースに関するものであり、さらに詳しくは、衛生面および製函精度に配慮した展開自在な組み立て式のケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
化粧品、歯磨き粉、食品、絵の具、薬品などを充填するチューブ(ラミネートあるいは金属製)で、内容物を充填する前の前記チューブなどを多数梱包または輸送するためのケースであって、そのケース内部に段ボールの紙粉や糊などの異物が混入するのを防止したり、容易に組立や展開したりすることができるプラスチックダンボール製のケースとして以下の公知技術がある。
【0003】
図9aにこのチューブを包装するためのケースの展開体100を、図9bにその組立体109を示す。まず図9aに示す展開体100は、底板101と、その底板101の左右端からそれぞれ左右に延びる一対の左右の側板102、103と、前記底板101の前後端から前後に延びる一対の前後の側板104、105と、前記左右の側板からそれぞれ前後に延びる一対のフラップ106とからなる。そのフラップ106の先端部の下縁には係合突片107が設けられ、底板101の対応する位置には係合突片107を挿入することができる係合スリット108が形成されている。なお、前後の側板104、105とフラップ106とで囲まれる図中の二点鎖線の部分は廃棄される。
【0004】
この組立体109は、まず図9aの一点鎖線で示す折り目線を全て谷折りにする。そしてフラップ106を内側に折込んで、その先端部分に設けられた係合突片107を底板101に設けられた係合スリット108に挿入して固定する。固定した後、向かい合ったフラップ106の先端同士を粘着性のテープで固定する。次いで、そのフラップ106を内側にして前後の側板104、105を外側に重ねるようにして折り曲げ、得られた箱のコーナー部、すなわち前後の側板104、105と、その側板に隣接する左右の側板102、103の端部を粘着性のテープ111で固定して形成される。最後に、組立体109の上部からプラスチックなどで成形された蓋110をかぶせる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術によると、ケースを組み立てるのに、粘着性の粘着テープを用いている。しかしこのような粘着テープを用いると、テープに付着した異物が混入する、材料の種類が増えてリサイクルが困難である、組み立て作業が煩雑であるという問題がある。またケースの上部を覆う蓋は、ケースの上板から側板にかけて延びる鍔110a(図9参照)が設けられた立体的なものが用いられ、別途プラスチックシートからプレス成形などで形成する。このような蓋は廃棄する場合でも、その立体的な形状のため整理しにくく、ケースと別部材で構成されることもあり、リサイクルも煩雑であった。本考案は、テープなどの粘着部材を用いなくとも組み立てることができ、異物の混入を防止して、そのケースおよび蓋が使い終わった後も完全に展開される使い勝手のよい通い容器として用いられる組み立て式のケースおよびそのカバーを提供することを技術課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のケース(請求項1)は、底板と、その底板の左右端から折り目線を介してそれぞれ左および右に延びる左右の側板と、前記底板の前後端から折り目線を介してそれぞれ前および後に延びる前後の側板と、前記左右の側板の前後端から折り目線を介してそれぞれ前および後に延びる中間フラップと、前記前後の側板の前後端からそれぞれ前および後に延びる内フラップとを備え、その内フラップの先端に係合突片が設けられ、前記底板に係合突片と係合する係合スリットが形成されている1枚のプラスチックシートからなることを特徴とする。
【0007】
また、このような組み立て式のケースは、前記シートがプラスチックダンボールであり、前記折り目線が、ハーフカットの線であることが好ましい(請求項2)。また、前記シートがプラスチックダンボールであり、前記折り目線が、V字溝の線であることが好ましい(請求項3)。また、このようなプラスチックダンボールケースは前記前および/または後の側板を切り起こして設けられた引き出し片を備えているのが(請求項4)さらに好ましい。さらに組み立てたときに前記係合突片の先端が前記底板から突出するもの(請求項5)がより好ましい。また、前記中間フラップの先端に、中間フラップを内側に垂直に折り曲げた時に向かい合う相手の中間フラップの先端同士を係止する係止部が設けられているもの(請求項6)が好ましい。
【0008】
また本考案の蓋付きケースは、下板と、その下板の左右端に折り目線を介して接続される左右の側壁と、それらの左右の側壁の他端に折り目線を介して接続される上板とを有し、折り目線で平坦に折りたたむことができる筒状の外カバーと、その外カバーの内部に前後に摺動自在に収納される、底板および前後左右の側板を有する組み立て式の箱状の本体とからなり、前記外カバーおよび本体がそれぞれ1枚のプラスチックシートから形成されていること(請求項7)を特徴とする。このような蓋付きのケースは、前記外カバーがプラスチックダンボールであり、前記折り目線が、ハーフカットの線であること(請求項8)が好ましい。またこのような蓋付きのケースは、前記外カバーがプラスチックダンボールであり、前記折り目線が、V字溝の線であること(請求項9)が好ましい。
【0009】
このような蓋付きケースの本体としては、前述の本考案の組み立て式のケースを用いることができる(請求項10)。また、前記本体が引き出し片を備えていること(請求項11)が好ましい。さらに、前記本体が前記底板から突出する係合突片を備えていること(請求項12)が好ましい。このような蓋付きケースは前記上板の前後から、折り目線を介して、前記本体の前板および後板の上部を覆うフラップが延びているもの(請求項13)が好ましい。また、前記外カバーを筒状に折り曲げたとき、シート端部が外側で張り合わされる接合板を備えているもの(請求項14)が好ましい。
【0010】
【作用および考案の効果】
本考案のケース(請求項1)は左右の側板および前後の側板を折り目線に沿って折り曲げ、中間フラップを内向きに折り曲げ、それらの中間フラップを前後の側板とその前後の側板から延びる内フラップとで挟み込むように内フラップを折り曲げ、次いで折り曲げた内フラップの係合突片を底板に設けられた係合スリットに係合することにより箱状に組み立てることができる。そのため、左右の側板と前後の側板を係合突片で同時に固定することができ、テープ等を用いなくても組立てることができる。テープ等の粘着物を用いていないため、組み立てたり、一枚のシートに展開したりすることが容易にできる。さらに内フラップは、従来では廃棄していた部分(図9a参照)を用いているので、それほど材料を余分に使うこともない。
【0011】
前記ケースをプラスチックダンボール(以下、プラダンという)製とすると共に、前記折り目線が、ハーフカットの線である場合(請求項2)は折り曲げが容易である。さらに板を曲げた時に、折り曲げ部の曲げ半径が小さくなり、組み立てた時の製函精度が向上する。また、前記シートがプラダンであり、前記折り目線が、V字溝の線である場合(請求項3)は、V字が開く方向と閉じる方向に曲げることができる。V字が開く方向に折り曲げる場合は、折り曲げ部の曲げ半径を小さくすることができる。一方、V字を閉じる方向に曲げる場合は、V字溝の開口した面同士が当接するように折り曲げるため、折り曲げ部を上から押えた時の耐圧強度が向上する。
【0012】
また、本考案の組み立て式のケースでは前述したように、前後の側板と内フラップとで中間フラップを挟んで形成されるため、外側に配置される前あるいは後の側板には、その一部を切り起こして引き出し片を設けても(請求項4)、内フラップがあるのでケース内部の密封性を損なうことがない。そのため密閉性を維持しながら引き出し片を形成することができ、この内箱を持ち運ぶのが容易となる。そしてその引き出し片もケースと一体であるため、組み立て時や展開時に引き出し片を取り外したり、取り付けたりする必要がない。さらに同一部材で形成されているので、リサイクルする時にもその分別にかかる労力を軽減することができる。
【0013】
また前後の側壁を固定するために設けられた係合片を底板から突出させるように形成すると(請求項5)、床に置いた時、あるいは後述する筒状の外カバーに収納したときも、底板が底上げされて、床に接触している面積が小さくなるので、摺動時の摩擦が少ない。そのため容易に引き出したり、収納したりすることができる。また床に溜まっている埃などの異物の混入を防ぎ、さらに湿気を防ぐことにもなる。また中間フラップを内側に折り曲げた時に、向かい合う先端部同士にそれぞれが係合し合う係合部を設けること(請求項6)により、さらにこのプラダンケースの側板を折り曲げた部分に向かって上方から押さえた時の強度(耐圧強度)を向上させることができる。そのため前記左右の側板へ内容物などの荷重が加わった場合でもその荷重を支えることができる。そのため輸送時などにプラダンケース内で、内容物が倒れるのを防止すると共に、お互いにぶつかって傷つけ合うのを防止する。
【0014】
また、箱状の本体を内部で摺動自在に収納する外カバーを用いる場合(請求項7)は、箱状の本体の全体を覆うことができるため防塵効果が大きい。また、プラスチックシートを組み立てて形成されるため、前記従来例で説明した(図9b参照)蓋に比べ低コストで製作できる。さらに、この外カバーの折り目線がケースと同様にハーフカットで形成される場合(請求項8)は、折り曲げ部の曲げ半径が小さく、その内部で摺動するケースと、外カバーとの摺動面の間に余分なスペースができないため、異物が溜まることもなく、さらに衛生的なものとなる。また、この外カバーの折り目線がケースと同様にV字溝で形成される場合(請求項9)は、前述したようにV字を開く方向に曲げると、折り曲げ部の曲げ半径が小さくなり、その内部で摺動するケースと、外カバーとの摺動面の間に余分なスペースができないため、異物が溜まることがない。V字を閉じる方向に曲げると、折り曲げ部の耐圧強度が向上する。前記箱状の本体が組み立て式のケースである場合(請求項10)は、ケースも外カバーも板状になるまで折りたたむことができるため、収納時および搬送時に場所をとらない。
【0015】
またケースに引き出し片が設けられている場合(請求項11)は、外カバーからそのケースを引き出すのが容易である。また、ケースの底板に係合突片が突出している場合(請求項12)は、外カバーからケースを引き出すときに、摺動摩擦が減少して、さらに引き出しやすいものとなる。さらに外カバーの上板からフラップが延びている場合は、ケースへの異物の混入を防止しているためさらに防塵効果が大きい(請求項13)。また、この外カバーを組み立てた時には、接合面がケースの外側に配置されるため、内側にケースを収納した時も余分なスペースをとらない。そのためその部分にゴミなどの異物が溜まることがないので、衛生的である(請求項14)。
【0016】
【考案の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本考案の組み立て式のケースの実施形態を説明する。図1aは本考案のケースの一実施形態を示す展開図、図1bはそのケースの組み立て状態を示す斜面図、図2aは本考案のケースに用いられるプラダンの一実施形態を示す斜面図、図2bはそのA−A線断面図、図3aはそのプラダンの折り曲げ方法の一例を示す斜面図、図3bは折り曲げ方法の他の例を示す斜面図、図4aはV字溝を示す斜面図、図4bは図4aのB−B線断面図、図4cはV字溝で折り曲げた例を示す斜面図、図4dはV字溝で折り曲げた他の例を示す斜面図、図5は図1bに示すケースの概略組み立て工程図、図6aは図1bのC−C線断面図、図6bは図6aの他の例を示す断面図、図6cは図6bの一部を展開したときの概略断面図、図7aは本考案のプラダンケースの他の実施の形態を示す平面図、図7bはその組み立て工程を示す概略組み立て工程図、図8aは本考案に関わる外カバーの一実施形態の展開図、図8bはその外カバーの組み立てた状態を示す斜面図、図8cは図8bのD−D概略断面が折りたたまれる様子を示す概略工程図である。
【0017】
はじめに図2を参照して本考案で用いられるプラダンを説明する。本考案で用いられるプラダンの材質は例えばポリプロピレンであり、押出し一体成型の中空部を有する板状部材である。その板状部材1は第1の面3と、第2の面4と、その2つの面の間に、それぞれの面に垂直に、かつ互いに平行に配置される中芯5とからなる、既存のものを使うことができる。また、前記第1の面3と第2の面4および2枚の中芯5で囲まれる断面矩形状の部分は中空部2である(図2b参照)。本考案ではこの板状部材の折り曲げを前記第1の面3と前記第2の面4のどちらか一方の面を切断したハーフカットの折り目線に沿って、もう一方の面を内側にして折り曲げることにより行っている。なお、この板状部材の前記第1の面3および第2の面4に高発泡PEシートや除電不繊布などの素材を貼合することで、その表面の物性を変化させて様々な機能を付加したものも使用することができる。
【0018】
このハーフカットには、図3aに示すような、前記中芯5と平行に一方の面に切れ込みを入れて、もう一方の面を内側にして折り曲げる第1折り曲げ方法と、図3bに示すような一方の面と前記中芯5に切れ込みを入れて、もう一方の面を内側にして折り曲げる第2折り曲げ方法がある。第1折り曲げ方法の場合は、折り曲げの切れ込み部分6aが、中芯5と平行に切られているため中空部2の開口が中芯5によって隠れる。一方、折り曲げ部分9aは前記中芯5によって支えられていないため、折り曲げ部分9aの耐圧強度が弱い。第2折り曲げ方法で折り曲げる場合は、折り曲げの切れ込み部分6bが、中芯5と垂直に切られているため、中空部2の開口が、その開口端まで連通するが、折り曲げ部分9bが曲げの直前まで中芯5によって支えられているため、前記折り曲げ部分9bの耐圧強度が強く、製函精度も良い。
【0019】
次いで、図1を用いて本考案のケースの実施の形態を説明する。図1aの展開体10は、1枚のプラダンから構成されており、底板11と、その左右端から左右に延びる左側板12と、右側板13と、前記底板11の前後端から前後に延びる前側板14と、後側板15とを有する。一点鎖線で示す折り目線は、前述のハーフカットで構成されている。前記左右の側板12、13のそれぞれの上下には、中間フラップが連続している。すなわち左側板12の上下には、一対の中間フラップ16a、16bが折り目線を介して連続しており、右側板13の上下には、一対の中間フラップ17a、17bが折り目線を介して連続している。さらに前側板14の下側には内フラップ18aが、後側板15の上側には内フラップ18bが、それぞれ折り目線を介して連続している。
【0020】
前記内フラップ18a、18bの先端中央部には、それぞれ係合突片20a、20bが設けられている。底板11の前後端にはこれら係合突片20a、20bとそれぞれ係合する係合スリット21a、21bが設けられている。これらの係合突片20は、係合スリット21に対し、後述する組立工程(S2)で突き刺して固定される。すなわち中間フラップ16、17を前後の側板14、15と内フラップ18a、18bとで挟みこむように折り曲げ、次いで、前記内フラップ18a、18bに設けられた前記係合突片20を前記係合スリット21に突き刺すことにより、全体を固定する。このときに前記係合突片20が前記係合スリット21に強く係合されるように、係合スリット21のスリットの寸法を、係合が可能な範囲で少し前記係合突片20より小さくすることもできる。
【0021】
前側板14には、それ自体に大小2つのU字状の切れ込みを入れて、その切れ込みの端部で曲げ起こすことができる取っ手19が形成されている。その取っ手19の小さい方のU字状の内部には、取っ手19の曲げ起こした部分を越えて前記前側板14と底板11との折り曲げ部付近まで矩形状に切り抜かれて設けられた段差部分19aがある。さらに大きい方のU字状の上部には円弧状に切り欠いて設けられた引き出し口19bがある。このように側板14に切れ込みを入れて取っ手19形成しても、内フラップ18aがさらに内側に配置されているので、ケースの密閉性を損なうことなく形成できる。また段差部分19aに指を入れてU字状の下側から取っ手19を引き出して、そのままプラダンケースを引き出すことができる。この時、さらに引き出し口19bから指を入れて取って19を引き出だすの容易である。このように形成される板状部材1の展開体10の打ち抜きとハーフカットの切れ込みは打ち抜き型などで同時に行なわれる。なお、この実施例では折り目線をハーフカットの線としたが、後述するV字溝の線とすることもできる。
【0022】
次に、図5を用いて前記展開体10を図1bに示す組立体(プラダンケース)25まで組み立てる工程を説明する。まず、底板11の左右端からそれぞれ左右に延びる左右の側板12、13を垂直に同じ方向に谷折りする。ここで底板11の中空部2の開口の方向は、前側板14から後側板15に向かって連通している。この連通の方向は図3aまたは図3bに示すように切断部分での耐圧強度や開口部の面積などを考慮して、内容物の重量や組立体25の前後側板14、15と左右側壁13、12の長の比などにより決定される。図5に戻って、次に中間フラップ16、17を内側に折り曲げる(S1)。
【0023】
次いで、底板11の前後端から前後に延びる前後の側板14、15を左右の側板12、13と同じ方向に中間フラップ16、17に重ねるようにして垂直に折り曲げる。そして、その先端から延びる内フラップ18a、18bを、それら内フラップ18a、18bと前後の側板14、15とで挟み込むように内側に折り曲げる。折り曲げた後は内フラップ18a、18bの先端部分に設けられた係合突片20a、20bを底板11に設けられた係合スリット21a、21bに係合する(図6a参照)。この時、前記係合片20a、20bの先端部分を前記係合スリット21a、21bから突き出した状態で固定する(S2)。このように中間フラップ16、17を挟み込むように配置すると、左右の側板12、13が固定され、内容物による荷重をしっかりと支えることができる。なお前後の側板14、15と内フラップ18a、18bの折り曲げの線を後述するV字溝の線とすること(図4d)により図6bに示すようになる。このようにすると、後述するようにプラダンの上方に開口した中空部2を塞ぐことができるので、埃などの異物の沈降を防ぐことができる。また、このときの折り目線は図6cに示すように、ハーフカット35の線と2つのV字溝34の線を組み合わせたものとなる。このように二種類の折り目線を組み合わせても、プラダンの同じ面に折り目線が形成されるので、加工するのも容易である。
【0024】
また、係合突片20を係合スリット21から突き出して固定するため、底板11から突き出た前記係合突片20で、組立体25の前記底板11は底上げされている。このため前記底板11が直接床などに触れている接触面積が小さいので、引き出したり、収納したりするときの摺動摩擦が少ない。さらに底上げされて床と接触していないので衛生的であり、埃などの異物の混入を妨げる。さらに底上げされているので、湿気からこの組立体とその内容物を守ることもできる。
【0025】
最後に段差部分19aから指を取っ手19に引っ掛けて、取っ手19を外側に引き倒して折り曲げる。このときに、取っ手19が引き出しにくい場合は、取っ手引き出し口19bに指をかけて取って19の上部から取っ手19を引き出して折り曲げるのを補助しても良い。そうすると組立体25を引き出して使用したり、押し戻して収納したりするのに便利である。なお、図1aでは前側板14に前記取っ手19が設けられているが後側板15にも後述する図7aに示すように同じように取っ手19を形成することもできる。そうすると、両側に指を掛けてそのまま両手で持ち上げることができる。
【0026】
次に、この組立体25を展開するときは、前述した図5の反対の工程で、S2からS1という順に展開する。まず工程S2で係合突片20を係合スリット21から引き出し、内フラップ18を上方に引き起こして、そのまま前後の側板14、15もろとも外側に開く(S2)。次いで、中間フラップ16a、16b、17a、17bと左右の側板12、13を外側に倒して、展開体10となる(S1)。なお、前後の側板14、15から引き出されて形成された取っ手19も、段差部分19aに押し戻すことにより、前後の側壁14、15の内部に収納される。そのため、このプラダンケースを使い終わった後も、取っ手19が邪魔にならず、展開体10を積み重ねて保管したり、通い容器として輸送するときにも省スペースとなる。
【0027】
このようにして形成された組立体25は、折り曲げ線がハーフカットの線であるため、曲げ半径が小さい。そのため製函の精度が向上し内容物を収納するときに、前記折り曲げ部分まで、きれいに並べることができる。そして、このケース内部の角部まで収納物を配置することができ、それらを整然と並ばせることができるため、ケースに内容物を収納した時もケースの側板に無理な荷重がかからないのでケースの輸送時に内容物の転倒などを防止することができる。またテープ等の粘着物を用いていないため、テープ等に付着している異物の混入を防止することができる。そして元の板状部材にまで展開するときにも、テープなどの粘着部材がゴミとして発生しない。また、この組立体25を廃棄するときも全て同じ部材で形成されているため、そのまま廃棄することが可能であり、リサイクル時の分別回収などにかかる煩雑さを軽減することができる。
【0028】
次に本考案のケースの他の実施の形態を説明する。この実施形態は前述したものとほぼ同様であるので同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。図7aに示すように、前記中間フラップのうち左後の中間フラップ16bおよび右前の中間フラップ17aの先端部には係合凸部22aを設け、左前の中間フラップ16aおよび右後の中間フラップ17bの先端部には、それらの係合凸部22aと係合する係合凹部22bを設けている。係合凸部22aは中間フラップの先端部から延びる小片で、その小片の幅が中間フラップから徐々にその先端に向けて幅広となるように形成されている。係合凹部22bは前記中間フラップ16a、17bの先端部を前記係合凸部22aと係合する形状に切り欠いて形成される。
【0029】
このように形成された係合凸部22aと係合凹部22bは、前述した組立工程(S1)時に、図7bに示す組立工程(S1´)として新たに加えられる。この組立工程S1´では、中間フラップ16a、17bを内側に折り曲げたときに、向かい合って配置される中間フラップ先端部の係合凸部22aを係合凹部22bの上からはめ込むように係合する。係合凸部22aはその先端に近づくほど幅広となっているため、係合凹部22bに係合された後は、係合した中間フラップ同士を引張っても簡単に外れない。そのため、左右の側板12、13に内容物などの荷重がかかった場合でもそれに耐えることができる。
【0030】
つぎに本考案の蓋付きケースに用いる外カバーを説明する。図8aに外カバーの展開体26を示す。展開体26は下板27と、その下板の左端に折り目線を介して左に延びる左側壁28と、前記下板から折り目線を介して右に延びる右側壁29と、その右側壁29から折り目線を介して右に延びる上板30と、その上板30から折り目線を介して右に延びる接合板31と、前記上板30から折り目線を介して前後に延びるフラップ32とからなる。これら下板27、左側壁28、右側壁29、上板30をそれぞれ内側に垂直に折り曲げ、前記接合板31を前記左側壁28の外側で接着して外カバー33となる(図8b)。
【0031】
この外カバーの折り曲げ線は図4aに示すようなV字溝の線である。このようなV字溝を形成するには加熱プレスまたは加熱ローラなどが用いられ、折り曲げ線を熱罫線として形成する。ここで図4bは図4aのV字溝のB−B線断面図である。第1の面3が加熱により軟化して、V字溝を形成する。このとき、図4aに示すように中空部2は軟化した第1の面3によって塞がれるため、前述したようにV字が閉じる方向に曲げなくても、中空部2を密閉することができる。そのため、この中空部2にゴミなどの異物が入らずに衛生的である。また、このようなV字溝の折り曲げには2種類あり、V字が開く方向と閉じる方向に曲げることができる。V字が開く方向に折り曲げる場合(図4d)は、折り曲げ部9cの曲げ半径を小さくすることができる。一方、V字を閉じる方向に曲げる場合(図4c)は、折り曲げ部9dが外側に配置され、中空部2同士が当接するように曲げられるので、折り曲げ部の耐圧強度が大きい。なお、このように折り目線に熱罫線を用いずV字状に切り欠いても前述したようにV字を開く方向と閉じる方向に折り曲げることができる。しかし、切り欠いた部分に中空部2が露出するため図4cに示すように中空部2が密閉されるように折り曲げるのが好ましい。また、このように形成される外カバーの展開体26の折り目線をV字溝の線としたが、前述したようなハーフカットの線とすることもできる。
【0032】
図8に戻って、この外カバー33は接合板31を左側壁28の外側に接着して筒状に形成するため、筒状内部に余分な段差がない。そのため図8bの二点鎖線で示すように前述した組立体25をその筒状内部でスムーズに出し入れすることができる。さらにその筒状内部と組立体25とに余分な隙間がないため、その部分にゴミなどの異物が溜まることを防止して、衛生的である。なお、この外カバー33の張り合わせには接着剤や粘着テープなどを用いず、熱融着させるのが好ましい。そうするとリサイクルや廃棄する時の分別回収の手間が省ける。なお、外カバー33と同じ材料を主成分としたホットメルト系の接着剤を用いることもできる。
【0033】
図8bの想像線で示すように、ケースの組立体25を外カバー33の内部に摺動自在に収納することにより随時必要なときに前述した取っ手19を用いて引き出すことができる。またフラップ32が組立体25の上部の開口部を覆っているので、埃などが沈降して組立体25の内部に混入するのを防ぐ。さらに組立体25は前記係合突片20により底上げされているため、底板11と外カバー33の下板27の摺動摩擦は減少している。また、前記底板11と前記下板27の中芯の方向を摺動の方向と一致させると、さらに少ない力で取っ手19を用いて組立体25を引き出すことができる。逆に、中芯の方向が摺動方向に直角となるように組立体25と外カバー33を設けた場合は摺動しにくく、輸送時の振動などにより組立体25と外カバー33がずれたりするのを防止して密閉性の高い容器となる。
【0034】
前記外カバー33の折り曲げ線には前述したハーフカットの線を用いることもできる。ハーフカットの場合は折り曲げ部の耐圧強度が大きい第2折り曲げ方法を用いるのが好ましい。また、V字溝(図4d)を用いた場合は外カバー33の左右の側壁のうち一方の側壁を押し倒すことにより容易に板状になるまでたたむことができる(図8c)。そのため使い終わったあとに、この外カバー33を積み重ねて整理することもでき、通い容器としてもその輸送の効率がよい。また廃棄するときも板状にたたんで棄てることができるため、廃棄場所に放置したままでも見た目がよい。なお、外カバー33のV字が閉じる方向(図4c)に折り曲げて外カバー33を形成することもできる。この場合は、側壁を押し倒すことはできないが、耐圧強度は大きく、この外カバー33の内部に重量のある内容物を収納した組立体25を摺動自在に収納した状態で数段積み重ねることもできる。
【0035】
また、この実施例では図4に示すようにV字溝は中芯5と直角な方向に設けられているが、前述したハーフカットの場合と同様に、中芯5と平行にV字溝を設けることができる。その場合は、折り曲げ部の耐圧強度が弱くなる。しかし、前記展開体10および26の折り曲げ線をプラダンの中芯5と、例えば45度の角度にするように展開体10をプレス型などで打ち抜いて形成すると、前述したような折り曲げ位置、例えば底板11と左右の側壁12、13の間の折り目線と、前後の側壁14、15の折り目線には同じように中芯5が配置され、同じ耐圧強度で折り曲げることができる。
【0036】
このように本考案によれば、組立体25と外カバー33の摺動摩擦と中芯5の方向、ハーフカット、V字溝は容器に収納される内容物の重量、必要とされている密閉性、輸送または整理時に何段積まれるかなどの条件を考慮して最適なものを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1aは本考案のプラダンケースの一実施形態を示す展開図、図1bはその組み立て状態を示す斜面図である。
【図2】図2aは本考案に用いられるプラダンの一実施形態を示す斜面図、図2bはそのA−A線断面図である。
【図3】図3aはプラダンの折り曲げ方法の一例を示す斜面図、図3bは折り曲げ方法の他の例を示す斜面図である。
【図4】図4aはV字溝を示す斜面図、図4bは図4aのB−B線断面図、図4cはV字溝の折り曲げた例を示す斜面図、図4dはV字溝の折り曲げた他の例を示す斜面図である。
【図5】図5は図1bに示すケースの概略組み立て工程図である。
【図6】図6aは図1bのC−C線断面図、図6bは図6aの他の例を示す断面図、図6cは図6bの一部を展開したときの概略断面図である。
【図7】図7aは本考案のケースの他の実施の形態を示す平面図、図7bはその組み立て工程を示す概略組み立て工程図である。
【図8】図8aは本考案に関わる外カバーの一実施形態を示す展開図、図8bはその外カバーの組み立てた状態を示す斜面図、図8cは図8bのD−D概略断面が折りたたまれる様子を示す概略工程図である。
【図9】図9aは従来のケースの一例を示す展開図、図9bはそのケースの組み立て状態を示す斜面図である。
【符号の説明】
1 板状部材
2 中空部
3 第1の面
4 第2の面
5 中芯
6a 切れ込み部分
6b 切れ込み部分
9a 折り曲げ部分
9b 折り曲げ部分
10 展開体
11 底板
12 左側板
13 右側板
14 前側板
15 後側板
16a 中間フラップ(左前)
16b 中間フラップ(左後)
17a 中間フラップ(右前)
17b 中間フラップ(右後)
18a 内フラップ(前)
18b 内フラップ(後)
19 取っ手
19a 段差部分
19b 取っ手取り出し口
20a 係合突片(前)
20b 係合突片(後)
21a 係合孔(前)
21b 係合孔(後)
22a 係合凸部
22b 係合凹部
25 組立体(プラスチックダンボールケース)
26 展開体
27 下板
28 左側壁
29 右側壁
30 上板
31 接合板
32 フラップ
33 外カバー
34 V字溝
35 ハーフカット
S1 第1工程
S2 第2工程
100 展開体
101 底板
102 左側板
103 右側板
104 前側板
105 後側板
106 フラップ
107 係合突片
108 係合スリット
109 組立体
110 蓋
110a 鍔
111 テープ[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to an assembling case, and more particularly, to a deployable assembling case in consideration of hygiene and box making accuracy.
[0002]
[Prior art]
A tube (laminated or metal) for filling cosmetics, toothpaste, food, paint, chemicals, etc. A case for packing or transporting a large number of the tubes before filling the contents, and a cardboard inside the case There are the following known techniques as a plastic cardboard case that can prevent foreign substances such as paper dust and glue from entering, and can be easily assembled and deployed.
[0003]
FIG. 9a shows the
[0004]
In this
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
According to the prior art, an adhesive tape is used to assemble the case. However, when such an adhesive tape is used, there are problems in that foreign substances adhering to the tape are mixed, that the number of types of materials increases, that recycling is difficult, and that the assembling operation is complicated. The lid that covers the upper part of the case is a three-dimensional one provided with a
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The case (Claim 1) of the present invention includes a bottom plate, left and right side plates extending left and right from the left and right ends of the bottom plate via fold lines, respectively, and front and rear sides from the front and rear ends of the bottom plate via fold lines. A front and rear side plate extending rearward, an intermediate flap extending front and rear from a front and rear end of the left and right side plate via a fold line, and an inner flap extending front and rear from a front and rear end of the front and rear side plate, respectively. It is characterized in that the flap is formed of a single plastic sheet in which an engagement projection is provided at the tip and an engagement slit is formed in the bottom plate to engage with the engagement projection.
[0007]
In such an assembling case, it is preferable that the sheet is a plastic cardboard and the fold line is a half-cut line (claim 2). Further, it is preferable that the sheet is a plastic cardboard, and the fold line is a line of a V-shaped groove (claim 3). It is further preferable that such a plastic cardboard case is provided with a drawer piece formed by cutting and raising the front and / or rear side plate (claim 4). Further, it is more preferable that the tip of the engaging projection projects from the bottom plate when assembled. Further, it is preferable that a locking portion for locking the tips of the opposing intermediate flaps when the intermediate flap is vertically bent inward is provided at the tip of the intermediate flap (claim 6).
[0008]
The case with the lid of the present invention is connected to the lower plate, the left and right side walls connected to the left and right ends of the lower plate via the fold line, and connected to the other ends of the left and right side walls via the fold line. An assembling type having a top plate and a tubular outer cover that can be folded flat at the fold line, and a bottom plate and front, rear, left and right side plates that are slidably received in the front and rear of the outer cover. It comprises a box-shaped main body, and the outer cover and the main body are each formed of one plastic sheet (claim 7). In such a case with a lid, it is preferable that the outer cover is a plastic cardboard and the fold line is a half-cut line (claim 8). In such a case with a lid, it is preferable that the outer cover is a plastic cardboard and the fold line is a line of a V-shaped groove (claim 9).
[0009]
As the main body of such a case with a lid, the above-described assembled case of the present invention can be used (claim 10). Further, it is preferable that the main body includes a drawer (claim 11). Furthermore, it is preferable that the main body is provided with an engagement projection protruding from the bottom plate (claim 12). In such a case with a lid, it is preferable that flaps covering the upper portions of the front plate and the rear plate of the main body extend from front and rear of the upper plate via a fold line (claim 13). Further, it is preferable that the outer cover be provided with a joining plate whose end portion is adhered to the outside when the outer cover is bent into a cylindrical shape (claim 14).
[0010]
[Effects of action and invention]
In the case of the present invention, the left and right side plates and the front and rear side plates are bent along the fold line, the intermediate flaps are bent inward, and the intermediate flaps are extended from the front and rear side plates and the front and rear side plates. By folding the inner flap so as to be sandwiched between the inner flap and the engaging projection of the bent inner flap is engaged with an engaging slit provided on the bottom plate, the inner flap can be assembled in a box shape. Therefore, the left and right side plates and the front and rear side plates can be fixed at the same time by the engagement protruding pieces, and can be assembled without using a tape or the like. Since an adhesive such as a tape is not used, it is easy to assemble or unfold into one sheet. Further, since the inner flap uses a portion that has been conventionally discarded (see FIG. 9A), the material is not excessively used.
[0011]
When the case is made of plastic cardboard (hereinafter referred to as "pladan") and the fold line is a half-cut line (claim 2), it is easy to bend. Furthermore, when the plate is bent, the bending radius of the bent portion is reduced, and the accuracy of box making when assembling is improved. Further, when the sheet is made of plastic and the fold line is a line of a V-shaped groove (claim 3), the sheet can be bent in a direction in which the V-shaped opening and a direction in which the V-shaped groove is closed. When bending in the direction in which the V-shape opens, the bending radius of the bent portion can be reduced. On the other hand, when the V-shaped groove is bent in the closing direction, since the open surfaces of the V-shaped groove are bent so as to be in contact with each other, the pressure resistance when the bent portion is pressed from above is improved.
[0012]
Also, in the assembled case of the present invention, as described above, since the intermediate flap is formed between the front and rear side plates and the inner flap, the front or rear side plate disposed outside has a part thereof. Even if the drawer piece is cut and raised (claim 4), the inner flap does not impair the sealing performance inside the case. Therefore, the drawer piece can be formed while maintaining the airtightness, and the inner box can be easily carried. Since the drawer piece is also integral with the case, there is no need to remove or attach the drawer piece during assembly or deployment. Furthermore, since they are formed of the same member, the labor required to separate them during recycling can be reduced.
[0013]
Further, if the engaging pieces provided for fixing the front and rear side walls are formed so as to protrude from the bottom plate (claim 5), when they are placed on the floor or stored in a tubular outer cover described later, Since the bottom plate is raised to reduce the area in contact with the floor, friction during sliding is small. Therefore, it can be easily pulled out and stored. In addition, foreign substances such as dust accumulated on the floor are prevented from being mixed, and moisture is further prevented. Further, when the intermediate flap is bent inward, engaging portions are provided at the opposite end portions to engage with each other (claim 6), so that the side plate of the Pradan case is further pressed from above toward the bent portion. Strength when pressed (pressure resistance strength) can be improved. Therefore, even when a load such as a content is applied to the left and right side plates, the load can be supported. Therefore, it is possible to prevent the contents from falling down in the prdan case at the time of transportation and the like, and also prevent the contents from hitting each other and being damaged.
[0014]
Further, in the case of using an outer cover that houses the box-shaped main body slidably therein (claim 7), the entire box-shaped main body can be covered, so that the dust-proof effect is large. Further, since the cover is formed by assembling a plastic sheet, the cover can be manufactured at a lower cost than the cover described in the conventional example (see FIG. 9B). Further, when the fold line of the outer cover is formed by half-cutting similarly to the case (claim 8), the bending radius of the bent portion is small, and the sliding between the case and the outer cover slides inside the case. Since there is no extra space between the surfaces, there is no accumulation of foreign matter, which makes the device more sanitary. In the case where the fold line of the outer cover is formed by a V-shaped groove similarly to the case (claim 9), when the V-shaped opening is bent as described above, the bending radius of the bent portion becomes small, Since there is no extra space between the case that slides inside the case and the sliding surface with the outer cover, foreign matter does not accumulate. When the V-shape is bent in the closing direction, the pressure resistance of the bent portion is improved. When the box-shaped main body is an assembling case (claim 10), both the case and the outer cover can be folded until they become plate-shaped, so that they do not take up space during storage and transport.
[0015]
When the case is provided with a drawer (claim 11), it is easy to pull out the case from the outer cover. In the case where the engaging projections protrude from the bottom plate of the case (claim 12), when the case is pulled out from the outer cover, the sliding friction is reduced, making the case easier to pull out. Further, when the flap extends from the upper plate of the outer cover, foreign matters are prevented from being mixed into the case, so that the dustproof effect is further enhanced. Also, when the outer cover is assembled, the joining surface is arranged outside the case, so that no extra space is taken when the case is stored inside. Therefore, foreign matter such as dust does not accumulate in that portion, which is sanitary (claim 14).
[0016]
[Embodiment of the invention]
Next, an embodiment of the assembly type case of the present invention will be described with reference to the drawings. 1A is a development view showing an embodiment of the case of the present invention, FIG. 1B is a perspective view showing an assembled state of the case, and FIG. 2A is a perspective view showing an embodiment of the prada used in the case of the present invention. 2b is a cross-sectional view taken along the line AA, FIG. 3a is a perspective view showing an example of a method of bending the prdan, FIG. 3b is a perspective view showing another example of the bending method, FIG. 4a is a slope view showing a V-shaped groove, 4B is a cross-sectional view taken along the line BB of FIG. 4A, FIG. 4C is a perspective view showing an example of bending with a V-shaped groove, FIG. 4D is a perspective view showing another example of bending with a V-shaped groove, and FIG. 6a is a cross-sectional view taken along line CC of FIG. 1b, FIG. 6b is a cross-sectional view showing another example of FIG. 6a, and FIG. 6c is a schematic view when a part of FIG. 6b is developed. FIG. 7A is a cross-sectional view, FIG. 7A is a plan view showing another embodiment of the prdan case of the present invention, and FIG. 8A is a development view of an embodiment of the outer cover according to the present invention, FIG. 8B is a perspective view showing an assembled state of the outer cover, and FIG. 8C is DD in FIG. 8B. It is a schematic process drawing which shows a mode that a schematic cross section is folded.
[0017]
First, referring to FIG. 2, the pradan used in the present invention will be described. The material of the pradan used in the present invention is, for example, polypropylene, and is a plate-like member having a hollow portion integrally formed by extrusion. The plate-shaped
[0018]
As shown in FIG. 3A, a first bending method in which a cut is made in one surface in parallel with the
[0019]
Next, an embodiment of the case of the present invention will be described with reference to FIG. The deploying
[0020]
[0021]
The
[0022]
Next, a process of assembling the unfolded
[0023]
Next, the front and
[0024]
Further, in order to protrude from the engagement slit 21 and fix the
[0025]
Finally, a finger is hooked on the
[0026]
Next, when the
[0027]
The bending radius of the
[0028]
Next, another embodiment of the case of the present invention will be described. Since this embodiment is almost the same as the above-described embodiment, the same portions are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted. As shown in FIG. 7A, of the intermediate flaps, an engagement
[0029]
The engaging
[0030]
Next, the outer cover used in the case with a lid according to the present invention will be described. FIG. 8a shows the outer
[0031]
The bending line of the outer cover is a V-shaped groove line as shown in FIG. 4A. To form such a V-shaped groove, a heating press or a heating roller is used, and the bending line is formed as a thermal ruled line. Here, FIG. 4B is a sectional view taken along line BB of the V-shaped groove of FIG. 4A. The
[0032]
Returning to FIG. 8, since the
[0033]
As shown by the imaginary line in FIG. 8B, the
[0034]
The above-described half-cut line may be used as the bending line of the
[0035]
Further, in this embodiment, as shown in FIG. 4, the V-shaped groove is provided in a direction perpendicular to the
[0036]
As described above, according to the present invention, the sliding friction between the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1a is a developed view showing an embodiment of a prdan case of the present invention, and FIG. 1b is a perspective view showing an assembled state thereof.
FIG. 2A is a perspective view showing an embodiment of a pradan used in the present invention, and FIG. 2B is a cross-sectional view taken along the line AA.
FIG. 3A is a perspective view showing an example of a bending method of a pradadan, and FIG. 3B is a perspective view showing another example of a bending method.
4A is a perspective view showing a V-shaped groove, FIG. 4B is a cross-sectional view taken along the line BB of FIG. 4A, FIG. 4C is a perspective view showing a bent example of the V-shaped groove, and FIG. It is a slope view showing other examples of bending.
FIG. 5 is a schematic assembly process drawing of the case shown in FIG. 1b.
6A is a sectional view taken along the line CC of FIG. 1B, FIG. 6B is a sectional view showing another example of FIG. 6A, and FIG. 6C is a schematic sectional view when a part of FIG. 6B is developed.
FIG. 7A is a plan view showing another embodiment of the case of the present invention, and FIG. 7B is a schematic assembly process diagram showing the assembly process.
8A is a developed view showing an embodiment of the outer cover according to the present invention, FIG. 8B is a perspective view showing an assembled state of the outer cover, and FIG. 8C is a schematic cross-sectional view of FIG. It is a schematic process drawing which shows a mode that it is performed.
FIG. 9A is a developed view showing an example of a conventional case, and FIG. 9B is a perspective view showing an assembled state of the case.
[Explanation of symbols]
1 plate member
2 hollow part
3 First side
4 Second side
5 core
6a Notch
6b Notch
9a bent part
9b bent part
10 unfolded body
11 Bottom plate
12 Left side plate
13 Right side plate
14 Front plate
15 Rear plate
16a Intermediate flap (front left)
16b Intermediate flap (left rear)
17a Intermediate flap (right front)
17b Intermediate flap (right rear)
18a Inner flap (front)
18b Inner flap (rear)
19 Handle
19a Step part
19b Handle outlet
20a Engagement projection (front)
20b Engagement projection (rear)
21a Engagement hole (front)
21b Engagement hole (rear)
22a engaging projection
22b engagement recess
25 assembly (plastic cardboard case)
26 Deployment
27 lower plate
28 Left side wall
29 Right side wall
30 Upper plate
31 Joining plate
32 flaps
33 outer cover
34 V-shaped groove
35 half cut
S1 First step
S2 Second step
100 unfolded body
101 Bottom plate
102 Left side plate
103 Right side plate
104 Front side plate
105 Rear plate
106 flap
107 engaging projection
108 engagement slit
109 Assembly
110 lid
110a Tsuba
111 tape
Claims (14)
その底板の左右端から折り目線を介してそれぞれ左および右に延びる左右の側板と、
前記底板の前後端から折り目線を介してそれぞれ前および後に延びる前後の側板と、
前記左右の側板の前後端から折り目線を介してそれぞれ前および後に延びる中間フラップと、
前記前後の側板の前後端からそれぞれ前および後に延びる内フラップとを備え、その内フラップの先端に係合突片が設けられ、前記底板に係合突片と係合する係合スリットが形成されている1枚のプラスチックシートからなる組み立て式のケース。A bottom plate,
Left and right side plates extending left and right from the left and right ends of the bottom plate via fold lines,
Front and rear side plates respectively extending front and rear from the front and rear ends of the bottom plate via fold lines,
Intermediate flaps extending front and rear from the front and rear ends of the left and right side plates via fold lines, respectively.
An inner flap extending forward and backward from the front and rear ends of the front and rear side plates, an engagement protrusion is provided at a tip of the inner flap, and an engagement slit for engaging the engagement protrusion is formed in the bottom plate. Assembling type case made of one plastic sheet.
その下板の左右端に折り目線を介して接続される左右の側壁と、
それらの左右の側壁の他端に折り目線を介して接続される上板とを有し、折り目線で平坦に折りたたむことができる筒状の外カバーと、
その外カバーの内部に前後に摺動自在に収納される、底板および前後左右の側板を有する組み立て式の箱状の本体とからなり、
前記外カバーおよび本体がそれぞれ1枚のプラスチックシートから形成されている組み立て式の蓋付きケース。Lower plate,
Left and right side walls connected to the left and right ends of the lower plate via fold lines,
A tubular outer cover having an upper plate connected to the other end of each of the left and right side walls via a fold line, and capable of being folded flat at the fold line;
It is composed of an assembled box-shaped main body having a bottom plate and front, rear, left and right side plates that are slidably received in the front and rear of the outer cover,
An assembled lidded case, wherein the outer cover and the main body are each formed from one plastic sheet.
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