JP3097272U - 懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】全体のカバー板が比較的小さい偏動角度で楽に敏捷にレールシートと組み合わせて位置決めでき、或いは分離し取り外せる懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置の提供。
【解決手段】懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置を提供し、それは、レールシートに二つのサイドカバーが組み合わされ、並びに外側にカバー板が接合され、レールシートの上板前端縁よりある距離後退したところに下向きに円弧弯曲部が延伸形成され、並びに円弧弯曲部の上板底面より低いか或いは等しい部分よりさらに上板前端縁を超える円弧部が延伸され、小角度円周面の開口嵌め溝が形成され、カバー板の上折片に該開口嵌め溝に対応する嵌入ブロックが設けられる。
【選択図】 図6
【解決手段】懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置を提供し、それは、レールシートに二つのサイドカバーが組み合わされ、並びに外側にカバー板が接合され、レールシートの上板前端縁よりある距離後退したところに下向きに円弧弯曲部が延伸形成され、並びに円弧弯曲部の上板底面より低いか或いは等しい部分よりさらに上板前端縁を超える円弧部が延伸され、小角度円周面の開口嵌め溝が形成され、カバー板の上折片に該開口嵌め溝に対応する嵌入ブロックが設けられる。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の懸吊ドアのレールシートカバー板枢接構造に係り、特に懸吊ドアのカバー板とレールシートの枢接構造を更に簡単とし、且つ組立分解を快速敏捷に行えるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
公共の場所はドアを開閉する回数が頻繁であるため、大多数は懸吊ドアを採用している。このような懸吊ドアは地面にガイドレールを設置する必要がなく、懸吊ドアの前後進退の電動制御の設計を行い易い長所がある。
【0003】
図1は周知の懸吊ドアのレール組合せ構造であり、そのレールシート10は上下のガイドレール11を具え、懸吊ドア12の吊り輪13を保持し、レールシート10の上部末端に開口嵌め溝14が設けられ、カバー板15の嵌入ブロック16が挿嵌される。このカバー板15の主要な機能は吊り輪装置を遮蔽すると共に、長期使用において修理が必要となった時に、カバー板15をレールシート10より外して内部構造を露出させられるようにすることにある。
【0004】
図2に示されるように、上述のレールシート10の上部末端に設けられた開口嵌め溝14は、上板101の延伸部102、該延伸部102より下向きに一体に延伸された円弧形部103、該円弧形部103の端部に設けられた下垂片104で組成されている。上板の延伸部102と円弧形部103の間に、カバー板15の嵌入ブロック16を回転可能に収容する軸心孔が設けられ、下垂片104と延伸部102の間にカバー板15の嵌入ブロック16を組み付ける或いは取り外すための開口が形成されている。
【0005】
このような周知のカバー板15の枢接構造は、その動作の軸心孔の円弧面が大き過ぎ、図示される円弧円周面はいずれも180度を超え、これによりカバー板15を取り外す時、その施力偏動角度を相当に大きくしなければ、カバー板15の嵌入ブロック16を開口嵌め溝14より離脱させられず、理想的でない。このようなアルミプレス製のレールシート10とカバー板15は6mにも及び、並びに開口嵌め溝14と嵌入ブロック16に140度円周の組合せが採用されるため、挿入困難な現象を発生しやすい。特に、レールシート10及び開口嵌め溝14に変形が発生した時、カバー板15の嵌入ブロック16を順調に挿入或いは取り外すことができない。
【0006】
図3に示されるもう一種類のレール構造では、レールシート20の上板21の中間位置近くに二つの隣り合う開口嵌め溝22、23が設けられ、カバー板24の嵌入ブロック25が選択的にそのうち一つの開口嵌め溝22、23に組み合わされる。このような構造の長所は、カバー板24がそれ自身の重量により圧接してその脱落が防止され、また、選択的な組合せの幅が形成されることである。しかしこのような構造も同様にその円弧面角度が180度を超過するため、組立と分解が容易でない。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、一種の懸吊ドアのレールシートカバー板枢接構造を提供することにあり、それはそのレールシートに二つのサイドカバーが組み合わされ、並びに外側にカバー板が接合され、該レールシートの上板前端縁よりある距離後退したところに下向きに円弧弯曲部が延伸形成され、並びにその上板底面より低いか或いは等しい部分より上板前端縁を超える円弧部が延伸され、小角度円周面の開口嵌め溝が形成され、カバー板の上折片に該開口嵌め溝に対応する嵌入ブロックが設けられ、全体のカバー板が比較的小さい偏動角度で楽に敏捷にレールシートと組み合わせて位置決めでき、或いは分離し取り外せるものとされている。
【0008】
上述の開口嵌め溝と嵌入ブロックは同心で相互に離間した下半円円弧状とされ、これによりその製造生産が簡易とされ、並びに交差制御が正確に行えるものとされ、すなわち誤差と可能な変形範囲内にあって、順調に組合せと分離が行えるものとされる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置において、レールシートの両側にサイドカバーが組み合わされ、該レールシートの前端にカバー板が接合され、該レールシートの上板の前端縁よりある距離後退したところに下向きに円弧弯曲部が延伸形成され、並びに該円弧弯曲部の上板底面より低いか或いは等しい部分より上板前端縁を超える円弧部が延伸されて該円弧部がさらに下向きに弯曲延伸され、こうして着脱口が上向きの開口嵌め溝が形成され、該カバー板にレールシートとの組合せに供される上折片と、適当な長さを具えてレールシート底部を閉合する底折片が設けられ、該上折片に開口嵌め溝に対応する嵌入ブロックが設けられ、該嵌入ブロックが上折片より低い位置に設けられ、並びに前端縁よりある距離後退して上向きに上折片表面に連接され、該レールシートにサイドカバーが固定された状態にあって、該カバー板がレールシートの着脱口と開口嵌め溝により組合せ或いは分離可能とされたことを特徴とする、懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置において、開口嵌め溝と嵌入ブロックが同心で相互に離間された下半円弧状とされたことを特徴とする、懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置としている。
請求項3の考案は、請求項1記載の懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置において、サイドカバーの前端位置にカバー板の当接位置決め用のストッパ板が設けられたことを特徴とする、懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置としている。
【0010】
【考案の実施の形態】
図4、5に示されるように、本考案はレールシート30の左右に二つの相互に対応するサイドカバー40が組み合わされ、これらのサイドカバー40の前端近い位置にカバー板60の当接位置決めに供されるストッパ板42が設けられ、並びに左右の相互に対応する同じ形状のサイドカバー40に、それぞれ6個の貫通孔41が設けられ、ネジ50のレールシート30の螺接条301、302、303へのねじ込みに供される。
【0011】
上述のカバー板60はレールシート30の前端に組み合わされ、且つレールシート30の全長に合わせて設置され、カバー板60と上述のサイドカバー40のストッパ板42相互間はタッピンねじで固定される。
【0012】
図5、6、7に示されるように、カバー板60に上折片61が設けられてレールシート30との組合せに供され、及び適当な長さの底折片62が設けられてレールシート30の底部を閉合している。前述のレールシート30の上板31はその前端縁32からある距離後退した部分の底面33が下向きに延伸されて円弧弯曲部34が形成され、該円弧弯曲部34の該前端縁32より突出した該底面33より低いか或いは等しい部分よりさらに円弧部35が延伸され、好ましくはさらにこの円弧部35より下向きに弯曲部36が延伸され、これにより着脱口37が上向きとされた開口嵌め溝38が形成される。カバー板60の上折片61の前端に開口嵌め溝38に合わせて嵌入ブロック63が形成され、この嵌入ブロック63は上折片61より低く設けられ、並びに前端縁64よりある距離後退した後に上向きに上折片61表面に連接されている。
【0013】
本考案のカバー板60は図7に示されるように閉じた組合せ状態の時、その嵌入ブロック63の前端縁64表面がカバー板60の自然な下垂重量により、反対方向にレールシート30の前端縁32と円弧弯曲部34の連接部分の底面に当接し、並びに円弧部35と上折片61内底面の相互圧接により位置決めされる。この組合せ状態のカバー板60を取り外したい時は、図8に示されるように、僅かに嵌入ブロック63に施力して係止状態を離脱させれば、矢印方向にカバー板60とレールシート30を分離させることができる。反対に組み合わせたい時は、ただ嵌入ブロック63を比較的小さい持ち上げ角度を以て、着脱口37より開口嵌め溝38中に挿入させることができる。上述の開口嵌め溝38と嵌入ブロック63は同心で相互に離間した下半円弧状とされ、これにより製造生産が簡易であり、並びに交差制御が正確に行え、則ち誤差と変形範囲内にあって順調に挿嵌組合せ及び取り外しが行える。
【0014】
【考案の効果】
本考案はレールシート前端縁よりある距離後退した位置に開口嵌め溝が下向きに延伸形成され、並びにカバー板の嵌入ブロックが開口嵌め溝中に組み合わされる構造形態により、その枢接構造が簡易化され、長期間使用後に修理を行う時、全体のカバー板の取り付け取り外しを快速敏捷に行え、サイドカバーを取り外す必要がなく、並びに誤差と変形の範囲内にあって順調に挿嵌組合せ及び取り外しが行え、確実に実際の使用効果と産業上の利用価値を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の懸吊ドアのレール組合せ構造図である。
【図2】図1のレールシートとカバー板の組合せ動作表示図である。
【図3】もう一種類の周知の懸吊ドアのレール組合せ構造図である。
【図4】本考案の実施例の斜視図である。
【図5】図4のカバー板をある角度引き起こした状態図である。
【図6】図4の表示図である。
【図7】本考案のレールシートとカバー板の連接部分の拡大図である。
【図8】図7の動作表示図である。
【符号の説明】
30 レールシート 31 上板
32 前端縁 33 底面
34 円弧弯曲部 35 円弧部
36 弯曲部 37 着脱口
301、302、303 ロック条
40 サイドカバー 41 貫通孔
42 ストッパ板 50 ネジ
60 カバー板 61 上折片
62 底折片 63 嵌入ブロック
64 前端縁
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の懸吊ドアのレールシートカバー板枢接構造に係り、特に懸吊ドアのカバー板とレールシートの枢接構造を更に簡単とし、且つ組立分解を快速敏捷に行えるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
公共の場所はドアを開閉する回数が頻繁であるため、大多数は懸吊ドアを採用している。このような懸吊ドアは地面にガイドレールを設置する必要がなく、懸吊ドアの前後進退の電動制御の設計を行い易い長所がある。
【0003】
図1は周知の懸吊ドアのレール組合せ構造であり、そのレールシート10は上下のガイドレール11を具え、懸吊ドア12の吊り輪13を保持し、レールシート10の上部末端に開口嵌め溝14が設けられ、カバー板15の嵌入ブロック16が挿嵌される。このカバー板15の主要な機能は吊り輪装置を遮蔽すると共に、長期使用において修理が必要となった時に、カバー板15をレールシート10より外して内部構造を露出させられるようにすることにある。
【0004】
図2に示されるように、上述のレールシート10の上部末端に設けられた開口嵌め溝14は、上板101の延伸部102、該延伸部102より下向きに一体に延伸された円弧形部103、該円弧形部103の端部に設けられた下垂片104で組成されている。上板の延伸部102と円弧形部103の間に、カバー板15の嵌入ブロック16を回転可能に収容する軸心孔が設けられ、下垂片104と延伸部102の間にカバー板15の嵌入ブロック16を組み付ける或いは取り外すための開口が形成されている。
【0005】
このような周知のカバー板15の枢接構造は、その動作の軸心孔の円弧面が大き過ぎ、図示される円弧円周面はいずれも180度を超え、これによりカバー板15を取り外す時、その施力偏動角度を相当に大きくしなければ、カバー板15の嵌入ブロック16を開口嵌め溝14より離脱させられず、理想的でない。このようなアルミプレス製のレールシート10とカバー板15は6mにも及び、並びに開口嵌め溝14と嵌入ブロック16に140度円周の組合せが採用されるため、挿入困難な現象を発生しやすい。特に、レールシート10及び開口嵌め溝14に変形が発生した時、カバー板15の嵌入ブロック16を順調に挿入或いは取り外すことができない。
【0006】
図3に示されるもう一種類のレール構造では、レールシート20の上板21の中間位置近くに二つの隣り合う開口嵌め溝22、23が設けられ、カバー板24の嵌入ブロック25が選択的にそのうち一つの開口嵌め溝22、23に組み合わされる。このような構造の長所は、カバー板24がそれ自身の重量により圧接してその脱落が防止され、また、選択的な組合せの幅が形成されることである。しかしこのような構造も同様にその円弧面角度が180度を超過するため、組立と分解が容易でない。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、一種の懸吊ドアのレールシートカバー板枢接構造を提供することにあり、それはそのレールシートに二つのサイドカバーが組み合わされ、並びに外側にカバー板が接合され、該レールシートの上板前端縁よりある距離後退したところに下向きに円弧弯曲部が延伸形成され、並びにその上板底面より低いか或いは等しい部分より上板前端縁を超える円弧部が延伸され、小角度円周面の開口嵌め溝が形成され、カバー板の上折片に該開口嵌め溝に対応する嵌入ブロックが設けられ、全体のカバー板が比較的小さい偏動角度で楽に敏捷にレールシートと組み合わせて位置決めでき、或いは分離し取り外せるものとされている。
【0008】
上述の開口嵌め溝と嵌入ブロックは同心で相互に離間した下半円円弧状とされ、これによりその製造生産が簡易とされ、並びに交差制御が正確に行えるものとされ、すなわち誤差と可能な変形範囲内にあって、順調に組合せと分離が行えるものとされる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置において、レールシートの両側にサイドカバーが組み合わされ、該レールシートの前端にカバー板が接合され、該レールシートの上板の前端縁よりある距離後退したところに下向きに円弧弯曲部が延伸形成され、並びに該円弧弯曲部の上板底面より低いか或いは等しい部分より上板前端縁を超える円弧部が延伸されて該円弧部がさらに下向きに弯曲延伸され、こうして着脱口が上向きの開口嵌め溝が形成され、該カバー板にレールシートとの組合せに供される上折片と、適当な長さを具えてレールシート底部を閉合する底折片が設けられ、該上折片に開口嵌め溝に対応する嵌入ブロックが設けられ、該嵌入ブロックが上折片より低い位置に設けられ、並びに前端縁よりある距離後退して上向きに上折片表面に連接され、該レールシートにサイドカバーが固定された状態にあって、該カバー板がレールシートの着脱口と開口嵌め溝により組合せ或いは分離可能とされたことを特徴とする、懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置において、開口嵌め溝と嵌入ブロックが同心で相互に離間された下半円弧状とされたことを特徴とする、懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置としている。
請求項3の考案は、請求項1記載の懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置において、サイドカバーの前端位置にカバー板の当接位置決め用のストッパ板が設けられたことを特徴とする、懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置としている。
【0010】
【考案の実施の形態】
図4、5に示されるように、本考案はレールシート30の左右に二つの相互に対応するサイドカバー40が組み合わされ、これらのサイドカバー40の前端近い位置にカバー板60の当接位置決めに供されるストッパ板42が設けられ、並びに左右の相互に対応する同じ形状のサイドカバー40に、それぞれ6個の貫通孔41が設けられ、ネジ50のレールシート30の螺接条301、302、303へのねじ込みに供される。
【0011】
上述のカバー板60はレールシート30の前端に組み合わされ、且つレールシート30の全長に合わせて設置され、カバー板60と上述のサイドカバー40のストッパ板42相互間はタッピンねじで固定される。
【0012】
図5、6、7に示されるように、カバー板60に上折片61が設けられてレールシート30との組合せに供され、及び適当な長さの底折片62が設けられてレールシート30の底部を閉合している。前述のレールシート30の上板31はその前端縁32からある距離後退した部分の底面33が下向きに延伸されて円弧弯曲部34が形成され、該円弧弯曲部34の該前端縁32より突出した該底面33より低いか或いは等しい部分よりさらに円弧部35が延伸され、好ましくはさらにこの円弧部35より下向きに弯曲部36が延伸され、これにより着脱口37が上向きとされた開口嵌め溝38が形成される。カバー板60の上折片61の前端に開口嵌め溝38に合わせて嵌入ブロック63が形成され、この嵌入ブロック63は上折片61より低く設けられ、並びに前端縁64よりある距離後退した後に上向きに上折片61表面に連接されている。
【0013】
本考案のカバー板60は図7に示されるように閉じた組合せ状態の時、その嵌入ブロック63の前端縁64表面がカバー板60の自然な下垂重量により、反対方向にレールシート30の前端縁32と円弧弯曲部34の連接部分の底面に当接し、並びに円弧部35と上折片61内底面の相互圧接により位置決めされる。この組合せ状態のカバー板60を取り外したい時は、図8に示されるように、僅かに嵌入ブロック63に施力して係止状態を離脱させれば、矢印方向にカバー板60とレールシート30を分離させることができる。反対に組み合わせたい時は、ただ嵌入ブロック63を比較的小さい持ち上げ角度を以て、着脱口37より開口嵌め溝38中に挿入させることができる。上述の開口嵌め溝38と嵌入ブロック63は同心で相互に離間した下半円弧状とされ、これにより製造生産が簡易であり、並びに交差制御が正確に行え、則ち誤差と変形範囲内にあって順調に挿嵌組合せ及び取り外しが行える。
【0014】
【考案の効果】
本考案はレールシート前端縁よりある距離後退した位置に開口嵌め溝が下向きに延伸形成され、並びにカバー板の嵌入ブロックが開口嵌め溝中に組み合わされる構造形態により、その枢接構造が簡易化され、長期間使用後に修理を行う時、全体のカバー板の取り付け取り外しを快速敏捷に行え、サイドカバーを取り外す必要がなく、並びに誤差と変形の範囲内にあって順調に挿嵌組合せ及び取り外しが行え、確実に実際の使用効果と産業上の利用価値を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の懸吊ドアのレール組合せ構造図である。
【図2】図1のレールシートとカバー板の組合せ動作表示図である。
【図3】もう一種類の周知の懸吊ドアのレール組合せ構造図である。
【図4】本考案の実施例の斜視図である。
【図5】図4のカバー板をある角度引き起こした状態図である。
【図6】図4の表示図である。
【図7】本考案のレールシートとカバー板の連接部分の拡大図である。
【図8】図7の動作表示図である。
【符号の説明】
30 レールシート 31 上板
32 前端縁 33 底面
34 円弧弯曲部 35 円弧部
36 弯曲部 37 着脱口
301、302、303 ロック条
40 サイドカバー 41 貫通孔
42 ストッパ板 50 ネジ
60 カバー板 61 上折片
62 底折片 63 嵌入ブロック
64 前端縁
Claims (3)
- 懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置において、レールシートの両側にサイドカバーが組み合わされ、該レールシートの前端にカバー板が接合され、該レールシートの上板の前端縁よりある距離後退したところに下向きに円弧弯曲部が延伸形成され、並びに該円弧弯曲部の上板底面より低いか或いは等しい部分より上板前端縁を超える円弧部が延伸されて該円弧部がさらに下向きに弯曲延伸され、こうして着脱口が上向きの開口嵌め溝が形成され、該カバー板にレールシートとの組合せに供される上折片と、適当な長さを具えてレールシート底部を閉合する底折片が設けられ、該上折片に開口嵌め溝に対応する嵌入ブロックが設けられ、該嵌入ブロックが上折片より低い位置に設けられ、並びに前端縁よりある距離後退して上向きに上折片表面に連接され、該レールシートにサイドカバーが固定された状態にあって、該カバー板がレールシートの着脱口と開口嵌め溝により組合せ或いは分離可能とされたことを特徴とする、懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置。
- 請求項1記載の懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置において、開口嵌め溝と嵌入ブロックが同心で相互に離間された下半円弧状とされたことを特徴とする、懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置。
- 請求項1記載の懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置において、サイドカバーの前端位置にカバー板の当接位置決め用のストッパ板が設けられたことを特徴とする、懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置。
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JP2003002156U JP3097272U (ja) | 2003-04-18 | 2003-04-18 | 懸吊ドアのレールシートとカバー板の枢接装置 |
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Date | Code | Title | Description |
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