JP3097235U6

JP3097235U6 - Lock device for panic doors on station platform safety fence

Info

Publication number: JP3097235U6
Application number: JP2003002116U
Authority: JP
Inventors: 俊二佐々木
Original assignee: Takigen Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Takigen Manufacturing Co Ltd
Filing date: 2003-04-16
Publication date: 2004-12-02
Anticipated expiration: 2006-02-23

Abstract

【課題】パニックドアの開放状態において錠止ロッドの先端部が突出しないように拘束され、閉鎖時に該拘束が解除されてロックが自動的に成立する、駅ホームの安全柵におけるパニックドア用ロック装置を提供する。
【解決手段】本体ケース２にトリガープレート１４の主体部分部１４ｂが当たる位置決め板部１８を安全柵２１側に設け、検知端部１４ｂがパニックドア１の背面側に大きく突出した待機位置にあるとき、トリガープレート１４の主体部分１４ａの内面に錠止ロッド１２の先端が当接する一方、パニックドア１の閉鎖時に該位置決め板部１８によって押された検知端部１４ｂが所定位置まで移動したとき、主体部分１４ａに形成した垂直孔１４ｃと錠止ロッド１２の位置が合致するように配置する。
【選択図】図１３A lock device for a panic door in a safety fence of a station platform, wherein a lock rod is restrained so that a distal end portion of the lock rod does not protrude when the panic door is open, and the lock is released automatically when the panic door is closed. I will provide a.
A positioning plate (18) is provided on a side of a safety fence (21) where a main body portion (14b) of a trigger plate (14) abuts on a main body case (2), and a detection end (14b) is in a standby position protruding greatly toward the back side of the panic door (1). When the tip of the locking rod 12 abuts on the inner surface of the main body portion 14a of the trigger plate 14, while the detection end 14b pushed by the positioning plate portion 18 when the panic door 1 is closed moves to the predetermined position, The vertical hole 14c formed in the portion 14a and the position of the locking rod 12 are arranged so as to coincide with each other.
[Selection diagram] FIG.

Description

【０００１】
【考案が属する技術分野】本考案は、駅のプラットホームの端部に設置される安全柵の適所に配備され、電車が定位置停車しない緊急時に開放回転されて乗客の脱出用通路を形成するパニックドアに使用されるロック装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ホームからの乗客の転落、高速車両の風圧に伴う乗客の不測の事故などを防止するために、安全柵がホームの線路側の端部に設置されている。
この安全柵は車両の乗降口に対応した部位に開口部が設けられ、該開口部は安全柵の長さ方向に沿って移動するスライドドアによって常時は閉鎖されている。
電車が所定位置に停車したとき、電動や油圧などの駆動手段によってスライドドアが開放位置に駆動され、該開口部を通して乗客が電車に乗り降りすることになる。
【０００３】
しかしながら、前記開口部は電車が所定位置に正しく停車することを前提として設けられているため、何らかの原因によって電車が定位置停車しないときには、電車の乗降口が該開口部に対面しないことになる。安全柵までの間隔に余裕のあるホームでは、ホーム端部に沿って乗客が安全柵の前記開口部まで移動することができるが、ホーム端部の間隔が狭いときには、乗客のこのような移動は困難であり、また、狭いところに多数の乗客が殺到することは危険である。
乗客の殺到によるパニック事故を防止するために安全柵の適所に、または安全柵の全長にわたって前記通常時用の開口部の他に非常時用の開口部を設け、該非常時用の開口部をパニックドアと称するドア部材によって常時は閉鎖して置くことが提案されている。このパニックドアはホーム側と電車側のいずれからも開放操作できるものである。
【０００４】
このようなパニックドアでは、ロック装置の本体ケースがパニックドアのドアフレームに内蔵固定され、該本体ケースに収納装備したリンク機構がハンドルの回転操作で駆動されることによって、該リンク機構に連結された上下一対の錠止ロッドが本体ケース側に引き戻され、錠止ロッドの先端部が安全柵側の受金部とホーム側の受金部から脱出する。そして、ハンドルからの回転力が無くなったとき、復帰バネの作用によって錠止ロッドの先端部が本体ケースより押し出され、パニックドアの上下端面から突き出るようになっている。
開放状態においてパニックドアの上端面から突出している錠止ロッドの先端部には乗客の体や衣服が引っ掛かる危険性があり、また、パニックドアの下端面から突出している錠止ロッドの先端部はホーム床面と擦れることによって不快音を発生させる不都合がある。
また、パニックドアの上端面から錠止ロッドの先端部が突出したままパニックドアを閉鎖回転させたときには、錠止ロッドの先端部が安全柵の上部枠に激突することによって錠止ロッドの歪曲変形や安全柵の塗装面の剥離などの問題を発生させる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】したがって本考案の目的は上記問題を解消し、パニックドアの解錠操作をホーム側と電車側から的確に行なえ、かつ解錠操作手段が通行や乗降の支障とならないパニックドア用ロック装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本考案のパニックドア用ロック装置は、本体ケース２がパニックドア１の垂直軸２２とは反対側のドアフレーム２３に内蔵固定され、本体ケース２に収納装備したリンク機構１７がハンドル４の回転操作によって駆動され、リンク機構１７に連結された錠止ロッド１２が本体ケース２側に引き戻されて、錠止ロッド１２の先端部が安全柵２１側の受金部２７とホーム２０側の受金部２８から脱出する一方、ハンドル４からの回転力が無くなったとき、復帰バネ１５の作用によって錠止ロッド１２が錠止方向に突出するものであり、本体ケース２にトリガープレート１４の主体部分１４ａをパニックドア１の前後方向に移動可能に収納し、トリガープレート１４をパニックドア１の背面側方向に戻しバネ１６によって移動付勢し、パニックドア１の背面板１ｂに対して進退する検知端部１４ｂを主体部分１４ａに連続して形成し、該検知端１４ｂが当たる位置決め板部１８を安全柵２１側に設け、検知端部１４ｂがパニックドア１の背面側に大きく突出した待機位置にあるとき、トリガープレート１４の主体部分１４ａの内面に錠止ロッド１２の先端が当接する一方、パニックドア１の閉鎖時に該位置決め板部１８によって押された検知端部１４ｂが所定位置まで移動したとき、主体部分１４ａに形成した垂直孔１４ｃと錠止ロッド１２の位置が合致するものである。
【０００７】
そして、前記ハンドル４は通常時は前記ドアフレーム２３から取外されており、非常時に前記ドアフレーム２３のホーム側の側壁２４の透孔２５から本体ケース２に挿入されたハンドル４の駆動軸部４ａは、本体ケース２の水平軸孔３に回転可能に装着したハンドルカム５の受動孔５ｂに挿入されるものであり、
前記パニックドア１の背面側の凹部内には電車側から操作されるパニックレバー６が配置され、パニックレバー６の基端部は水平枢軸６ａによって前記ドアフレーム２３に枢着され、水平枢軸６ａより離れた位置に偏心駆動突子６ｂが突設されており、
前記本体ケース２内に前記復帰バネ１５によって上方に摺動付勢して収納されたスライダー７には、ハンドルカム５の偏心駆動突起５ａが係合する受動段部７ａと、パニックレバー６の偏心駆動突子６ｂが係合する受動溝７ｂを設けてあり、水平軸回りに回転可能に本体ケース２に収納配置されたカム軸８には、スライダー７の横長スロット７ｃに係合する偏心突起８ａを端面に設けてあり、
前記リンク機構１７は、中間部のガイド突起９ａを本体ケース２の縦長スロット２ａに挿入され、前記カム軸８の側面アーム部８ｂに枢軸９ｂによって基端部が連結された上下一対の揺動リンク９，９と、基端部が枢軸１０ａによって揺動リンク９の先端部に連結された上下一対の中継リンク１０，１０と、基端部が中継リンク１０の先端部にガイド枢軸１１ａによって連結され、ガイド枢軸１１ａが本体ケース２の縦長スロット２ａに挿入された上下一対のスライドリンク１１，１１と、前記カム軸８とによって構成されており、上下一対の錠止ロッド１２はスライドリンク１１の先端部に枢軸１２ａによって連結されている。
【０００８】
【考案の実施の形態】図示の実施形態では、本体ケース２はパニックドア１の垂直軸２２とは反対側のドアフレーム２３内に縦長に収納固定されており、ハンドル４はドアフレーム２３のホーム側の側壁２４の透孔２５から本体ケース２に挿入される。本体ケース２の水平軸孔３にはハンドルカム５が回転可能に装着され、中央部の受動孔５ｂにはハンドル４の駆動軸部４ａが挿入される。ドアフレーム２３には電車側から操作されるパニックレバー６が装着されている。
本体ケース２内にはスライダー７が縦長に収納されており、スライダー７には、ハンドルカム５の偏心駆動突起５ａが係合する受動段部７ａと、パニックレバー６の偏心駆動突子６ｂが係合する受動溝７ｂを設けてある。本体ケース２には、水平軸回りに回転可能にカム軸８が収納配置されており、カム軸８の端面にはスライダー７の横長スロット７ｃに係合する偏心突起８ａを設けてある。
【０００９】
前記リンク機構１７は、前記カム軸８と、中間部のガイド突起９ａを本体ケース２の縦長スロット２ａに挿入され、カム軸８の側面アーム部８ｂに枢軸９ｂによって基端部が連結された上下一対の揺動リンク９，９と、基端部が枢軸１０ａによって揺動リンク９の先端部に連結された上下一対の中継リンク１０，１０と、基端部が中継リンク１０の先端部にガイド枢軸１１ａによって連結され、ガイド枢軸１１ａが本体ケース２の縦長スロット２ａに挿入された上下一対のスライドリンク１１，１１とで構成されている。
スライドリンク１１の先端部には枢軸１２ａによって上下一対の錠止ロッド１２，１２を連結してあり、錠止ロッド１２の先端部は安全柵２１の上部枠２６の受金部２７とホーム２０の床面の受金部２８に係脱する。前記復帰バネ１５は本体ケース２とスライダー７の間に装備され、スライダー７を上方に摺動付勢している。
【００１０】
本体ケース２には固定ベース板２９が固着されており、前記スライダー７は固定ベース板２９の一側に配置され、前記リンク機構は固定ベース板２９の他側に配置されている。カム軸８は本体ケース２の中央部の水平軸孔３０と固定ベース板２９の中央部の水平軸孔３１に前後端部を回転可能に嵌め込み支持されている。固定ベース板２９には、スライダー７の縦長のガイドスロット７ｄに挿入されるガイドピン３２が突設されている。また、固定ベース板２９には、スライダー７の上下動ストロークの大きさを規制するストッパーピン３３が突設されており、スライダー７にはストッパーピン３３が係合する規制溝７ｅを設けてある。
【００１１】
本体ケース２の内面にはバネ受けピン２ｃが突設され、スライダー７にはバネ受けピン７ｆが突設されている。バネ受けピン７ｆは固定ベース板２９の縦長の逃げ３４から本体ケース２内に挿入される。これらバネ受けピン２ｃとバネ受けピン７ｆの間には引張りコイルバネで構成された復帰バネ１５が架設されている。固定ベース板２９には、揺動リンク９のガイド突起９ａとスライドリンク１１のガイド枢軸１１ａが案内される縦長ガイド孔３５を設けてある。
パニックドア１の垂直軸２２は蝶番軸によって構成されている。ハンドル４の駆動軸部４ａは角軸に形成され、ハンドルカム５の受動孔５ｂは角孔に形成されている。
【００１２】
パニックドア１は、図５に示したようにドアフレーム２３で囲まれた空間にガラス板１ａと背面板１ｂを取付けたものであり、ガラス板１ａの正面はドアフレーム２３の正面壁２４と面位置が合致している。パニックレバー６は、背面板１ｂの一部をくり貫いた凹部内に配置されており、パニックレバー６の基端部は水平枢軸６ａによってドアフレーム２３に枢着され、水平枢軸６ａより離れた位置に偏心駆動突子６ｂが突設されている。
図１２と図１３に示したようにパニックドア１の上端部内には、端面板１ｃと平行にガイド板１ｄがビス１ｆによって固定されており、背面板１ｂの横長スリット１ｅからトリガープレート１４の主体部分１４ａが、端面板１ｃとガイド板１ｄの間に前後方向に摺動可能に挿入されている。ガイド板１ｄには、錠止ロッド１２の大径な先端部１２ｂが嵌挿されるガイド筒部１ｇを連結してある。
パニックドア１の端面板１ｃにはガイド筒部１ｇと合致した位置に垂直孔１ｈを設けてある。
戻しバネ１６としては圧縮コイルバネが使用されており、主体部分１４ａの前端とガイド板１ｄの折り曲げ板部との間に挿入されている。位置決め板部１８は安全柵２１の上部枠２６の下面に固着されている。位置決め板部１８には、上部枠２６の垂直孔からなる受金部２７に合致させて縦孔１８ａを設けてある。
【００１３】
図示は省略したが、パニックドア１の下端部にも同様にトリガープレート１４が装着されている。安全柵２１に下部枠が存在する場合には、位置決め板部１８は該下部枠の上面側に固着されるが、下部枠が存在しない構成の安全柵においては、パニックドア１の自由端に近接して安全柵の柱が存在していれば、該柱の側面部に固着される。そのような下部枠や柱が存在しないときには、ホーム床面に設けられる。
下側の錠止ロッド１２はホーム床面側の受金部２８に係脱するようになっているが、安全柵２１に下部枠を上部枠２６と平行に設けたときには、受金部２８を該下部枠に設けることもできる。パニックドア１で開閉される非常時用の開口部は、図１と図２に示したようにスライドドア３７で開閉される通常時用の開口部に隣接させて設けることには限定されず、安全柵２１の長さ方向に沿った任意の位置に単独あるいは連続して複数個設けることもできる。
【００１４】
このように構成されたパニックドア用ロック装置では、平常時にはハンドル４がハンドルカム５とドアフレーム２３の透孔２５から抜き取られ、指定駅員らの管理者によって保管されている。ハンドル４の抜取り状態では、図６と図７に示したようにスライダー７は復帰バネ１５の付勢によって最大限位置まで押し上げられており、図８と図９に示したように、前記カム軸８を介して連結された上下各一対の揺動リンク９と中継リンク１０とスライドリンク１１よりなるリンク機構は伸張状態にある。また、トリガープレート１４は位置決め板部１８に押されて最も前方に移動した位置にあり、主体部分１４ａの前端がガイド板１ｄの立ち上がり板部に当接している。
そのため、図５と図１４、図１５に示したように上側の錠止ロッド１２の先端部１２ｂは、トリガープレート１４の垂直孔１４ｃから突出して安全柵２１の上部枠２６の受金部２７に係合し、下側の錠止ロッド１２はトリガープレート１４の垂直孔１４ｃから突出してホーム２０の床面の受金部２８に係合している。
これらの係合は前記リンク機構１７とスライダー７を介して作用する復帰バネ１５によって的確に維持され、安全柵２１の途中に開設された非常用開口部は閉鎖状態にある。
【００１５】
電車が所定位置に停止しなかった非常時には、指定駅員らの管理者が保管場所からハンドル４を取り出し、ホーム側からハンドル４の駆動軸部をドアフレーム２３の透孔２５を通してハンドルカム５の受動孔５ｂに嵌め込み、ハンドル４を所定方向に回転させる。あるいは、電車側であるホーム端部よりパニックドア１に接近した電車乗務員や乗客が、パニックレバー６を押し下げ回転させる。
ハンドルカム５の偏心駆動突起５ａが復帰バネ１５の付勢に抗してスライダー７の受動段部７ａを押し下げることによって、あるいは、パニックレバー６の偏心駆動突子６ｂがスライダー７の受動溝７ｂを押し下げることによって、スライダー７が下方に摺動する。
このスライダー７の下方摺動によって、スライダー７の横長スロット７ｃに係合しているカム軸８の偏心突起８ａが下方に引かれるため、カム軸８が本体ケース２に対して水平軸回りに回転し、図１０と図１１に示したように前記リンク機構が縮められる。このとき、揺動リンク９の中間部のガイド突起９ａとスライドリンク１１の基端部のガイド枢軸１１ａは、本体ケース２の縦長スロット２ａ内を、上側のセットについては下方に移動し、下側のセットについては上方に移動する。
【００１６】
前記リンク機構１７のこのような動きによって上下のスライドリンク１１，１１が本体ケース２側に引き戻されるから、上側の錠止ロッド１２の先端部は安全柵２１の上部枠２６の受金部２７から脱出し、下側の錠止ロッド１２はホーム２０の床面の受金部２８から脱出することになる。かくして、パニックドア１は手で押すことによって前記垂直軸２２を中心にホーム２０の内部側に開放され、非常用開口部が開放されることになる。
上記のように錠止ロッド１２の先端部１２ｂが本体ケース２内に引戻され、先端面がガイド板１ｄの外面より退没すると、前記戻しバネ１６の付勢によってトリガープレート１４がパニックドア１の背面方向に移動する。この移動は、主体部分１４ａの基端部に形成したフック部１４ｄが前記ビス１ｆの軸部に係合することによって停止する。
【００１７】
このようにしてトリガープレート１４の背面方向への移動が終了したときには、図１２と図１３に示したようにトリガープレート１４の垂直孔１４ｃは、錠止ロッド１２と位相がずれており、錠止ロッド１２の先端部１２ｂの先端面の約半分は垂直孔１４ｃに対面しているが、残りの約半分が主体部分１４ａの内面に当接する位置にあるため、錠止ロッド１２はパニックドア１の内部に閉じ込められた状態となる。
パニックドア１の開放後ハンドル４又はパニックレバー６から手を離すことによって、リンク機構１７への回転力が無くなったときには、復帰バネ１５によって錠止ロッド１２は突出方向に移動付勢されるのであるが、戻しバネ１６によってトリガープレート１４が背面方向に押され続けられるため、錠止ロッド１２はパニックドア１の開放中、パニックドア１の内部に拘束保持された状態となる。
【００１８】
パニックドア１を垂直軸２２を中心に閉鎖回転させると、トリガープレート１４の検知端部１４ｂが安全柵２１側やホーム２０側の位置決め板部１８に当たるため、トリガープレート１４は戻しバネ１６の付勢に抗してパニックドア１の正面方向に押されることになる。
トリガープレート１４のフック部１４ｄがガイド板１ｄの立ち上がり板部に当接するまで移動したとき、トリガープレート１４の垂直孔１４ｃと錠止ロッド１２の位相が合致し、錠止ロッド１２は復帰バネ１５の付勢によって突出駆動され、先端部１２ｂが安全柵２１側の受金部２７とホーム２０側の受金部２８に係合することになる。
【００１９】
【考案の効果】以上のように本考案のパニックドア用ロック装置においては、錠止ロッド１２によるロックを解除してパニックドア１を開放した状態では、トリガープレート１４が戻しバネ１６によってパニックドア１の背面方向に押され、錠止ロッド１２の先端がトリガープレート１４の主体部分１４ａの内面に突き当たっているため、錠止ロッド１２は本体ケース２内に拘束保持される。そのため、パニックドア１の上端面より突き出た錠止ロッド１２の先端部１２ｂに乗客の体や衣服などが引っ掛かることがなく、また、パニックドア１の下端面より突き出た錠止ロッド１２の先端部１２ｂがホーム２０の床面に擦れて不快音を立てたり、床面を損傷することがない。
また、パニックドア１を所定の閉鎖位置まで回転させると、パニックドア１の背面側に突出していたトリガープレート１４の検知端部１４ｂが安全柵２１の位置決め板部２１ａに押されることによって、トリガープレート１４の主体部分１４ａの垂直孔１４ｃと錠止ロッド１２の位置が合致するため、錠止ロッド１２の先端部１２ｂは復帰バネ１５の作用によって瞬時に突出して、安全柵２１側の受金部２７やホーム２０側の受金部２８に係合し、パニックドア１が自動的に閉鎖位置にロックされる。このようにパニックドア１の閉鎖と錠止が一連の動作によって簡単かつ的確になされる。
【００２０】
このパニックドア用ロック装置は、本体ケース２内に前記復帰バネ１５によって上方に摺動付勢して収納したスライダー７に、ハンドルカム５の偏心駆動突起５ａが係合する受動段部７ａと、パニックレバー６の偏心駆動突子６ｂが係合する受動溝７ｂを設け、水平軸回りに回転可能に本体ケース２に収納配置したカム軸８の端面に、スライダー７の横長スロット７ｃに係合する偏心突起８ａを設け、前記リンク機構１７を、中間部のガイド突起９ａを本体ケース２の縦長スロット２ａに挿入され、前記カム軸８の側面アーム部８ｂに枢軸９ｂによって基端部が連結された上下一対の揺動リンク９，９と、基端部が枢軸１０ａによって揺動リンク９の先端部に連結された上下一対の中継リンク１０，１０と、基端部が中継リンク１０の先端部にガイド枢軸１１ａによって連結され、ガイド枢軸１１ａが本体ケース２の縦長スロット２ａに挿入された上下一対のスライドリンク１１，１１と、前記カム軸８とによって構成し、上下一対の錠止ロッド１２がスライドリンク１１の先端部に枢軸１２ａによって連結したものであり、非常時にはホーム側からハンドル４の駆動軸部４ａをドアフレーム２３の透孔２５を通して受動孔５ｂに嵌め込んでハンドルカム５を所定方向に回転させ、ハンドルカム５の偏心駆動突起５ａでスライダー７の受動段部７ａを押し下げることによって、あるいは、電車側のホーム端部よりパニックレバー６を押し下げ回転させ、パニックレバー６の偏心駆動突子６ｂでスライダー７の受動溝７ｂを押し下げることによって、前記スライダー７を下方に摺動させ、スライダー７の横長スロット７ｃに係合している偏心突起８ａを下方に引いてカム軸８を回転させ、前記リンク機構を縮めて上下のスライドリンク１１，１１を本体ケース２側に引き戻し、錠止ロッド１２によるパニックドア１のロックを解除するものであり、パニックドア１の解錠と開放操作がホーム側あるいは電車側から的確になされる。
前記ハンドル４は通常時は前記ドアフレーム２３から取外されており、非常時に前記ドアフレーム２３のホーム側の側壁２４の透孔２５から本体ケース２に挿入されるものであり、パニックレバー６はパニックドア１の背面側の凹部内には配置されたものであるから、ハンドル４とパニックレバー６は平常時において駅員や乗客の通行あるいは乗客の乗降の支障となることがない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一実施例に係るパニックドア用ロック装置を使用した駅ホームの安全柵の概略的な正面図である。
【図２】図１の安全柵の概略的な平面図である。
【図３】前記ロック装置の分解斜視図である。
【図４】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図５】図４のＢ−Ｂ線断面図である。
【図６】図４のＣ−Ｃ線断面図である。
【図７】図４のＤ−Ｄ線断面図である。
【図８】図４のＥ−Ｅ線断面図であり、ロック状態を示す。
【図９】図４のＦ−Ｆ線断面図であり、ロック状態を示す。
【図１０】図４のＥ−Ｅ線断面図であり、ロック解除状態を示す。
【図１１】図４のＦ−Ｆ線断面図であり、ロック解除状態を示す。
【図１２】前記パニックドアの上端部の水平断面図であり、ロック解除状態を示す。
【図１３】図１２のＧ−Ｇ線断面図であり、ロック解除状態を示す。
【図１４】前記パニックドアの上端部の水平断面図であり、ロック状態を示す。
【図１５】図１４のＨ−Ｈ線断面図であり、ロック状態を示す。
【符号の説明】
１パニックドア
２本体ケース
２ａ縦長スロット
３ハンドルカムの水平軸孔
４ハンドル
５ハンドルカム
６パニックレバー
７スライダー
８カム軸
８ａ偏心突起
８ｂ側面アーム部
９揺動リンク
９ａガイド突起
１０中継リンク
１１スライドリンク
１１ａガイド枢軸
１２錠止ロッド
１４トリガープレート
１４ａ主体部分
１４ｂ検知端部
１４ｃ垂直孔
１５復帰バネ
１６戻しバネ
１７リンク機構
１８位置決め板部
２０ホーム
２１安全柵
２６上部枠
２７受金部
２８受金部[0001]
[Technical Field to which the Invention Belongs] The present invention is a panic that is installed at an appropriate position of a safety fence installed at an end of a platform of a station and is opened and rotated in an emergency when a train does not stop at a fixed position to form a passage for passengers to escape. The present invention relates to a lock device used for a door.
[0002]
2. Description of the Related Art A safety fence is installed at an end of a platform on a track side in order to prevent a passenger from falling off a platform or an unexpected accident caused by wind pressure of a high-speed vehicle.
The safety fence is provided with an opening at a position corresponding to the entrance of the vehicle, and the opening is always closed by a slide door that moves along the length of the safety fence.
When the train stops at a predetermined position, the sliding door is driven to the open position by a driving means such as electric or hydraulic pressure, and the passenger gets on and off the train through the opening.
[0003]
However, since the opening is provided on the premise that the train stops correctly at the predetermined position, when the train does not stop at the fixed position for some reason, the entrance of the train does not face the opening. On platforms where there is room for the safety fence, passengers can travel along the edge of the platform to the opening in the safety fence, but when the spacing between the platform edges is narrow, such movement of passengers It is difficult, and it is dangerous that a large number of passengers flood in a narrow space.
In order to prevent a panic accident due to the influx of passengers, an emergency opening is provided in place of the safety fence or over the entire length of the safety fence, in addition to the normal opening, and the emergency opening is provided. It has been proposed to always keep the door closed by a door member called a panic door. This panic door can be opened from both the platform side and the train side.
[0004]
In such a panic door, the body case of the lock device is fixedly incorporated in the door frame of the panic door, and the link mechanism housed in the body case is driven by rotating the handle to be connected to the link mechanism. The pair of upper and lower locking rods is pulled back to the main body case side, and the distal ends of the locking rods escape from the metal receiving part on the safety fence side and the metal receiving part on the home side. Then, when the rotational force from the handle is lost, the tip of the locking rod is pushed out of the main body case by the action of the return spring, and protrudes from the upper and lower end surfaces of the panic door.
At the end of the locking rod projecting from the upper end surface of the panic door in the open state, there is a risk that the body or clothing of the passenger may be caught, and the tip of the locking rod projecting from the lower end surface of the panic door may be There is an inconvenience that uncomfortable sound is generated by rubbing against the home floor surface.
Also, when the panic door is closed and rotated with the tip of the locking rod projecting from the upper end surface of the panic door, the locking rod distorts due to the tip of the locking rod crashing into the upper frame of the safety fence. And problems such as peeling of the painted surface of the safety fence.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to solve the above-mentioned problems, to enable the unlocking operation of the panic door to be performed accurately from the platform side and the train side, and to prevent the unlocking operation means from interfering with getting on and off. An object of the present invention is to provide a locking device for a panic door.
[0006]
The panic door lock device according to the present invention will be described below with reference to the reference numerals in the accompanying drawings. In the lock device for a panic door, the main body case 2 has a door opposite to the vertical shaft 22 of the panic door 1. The link mechanism 17 built in and fixed to the frame 23 and housed in the main body case 2 is driven by the rotation operation of the handle 4, and the locking rod 12 connected to the link mechanism 17 is pulled back to the main body case 2 side to lock. While the tip of the rod 12 escapes from the receiving part 27 on the safety fence 21 side and the receiving part 28 on the platform 20 side, when the rotational force from the handle 4 is lost, the locking spring 12 is actuated by the return spring 15. There are those projecting locking direction, movably accommodating the main portion 14a of the trigger plate 14 in the longitudinal direction of the panic door 1 to the main body casing 2, the trigger plate 14 Urges moved by the return spring 16 on the back side direction of the panic door 1, in succession to form a detection end 14b to advance and retreat in main portion 14a to the back plate 1b of the panic door 1, strikes the 該検knowledge end 14b The positioning plate 18 is provided on the side of the safety fence 21, and when the detection end 14 b is at a standby position that protrudes greatly to the rear side of the panic door 1, the tip of the locking rod 12 is attached to the inner surface of the main portion 14 a of the trigger plate 14. On the other hand, when the detecting end portion 14b pushed by the positioning plate portion 18 moves to a predetermined position when the panic door 1 is closed, the vertical hole 14c formed in the main body portion 14a and the position of the locking rod 12 match. Things.
[0007]
The handle 4 is normally removed from the door frame 23, and the drive shaft portion of the handle 4 inserted into the main body case 2 through the through hole 25 of the home side wall 24 of the door frame 23 in an emergency. 4a is inserted into the passive hole 5b of the handle cam 5 rotatably mounted in the horizontal shaft hole 3 of the main body case 2,
A panic lever 6 operated from the train side is arranged in a concave portion on the back side of the panic door 1, and a base end of the panic lever 6 is pivotally attached to the door frame 23 by a horizontal pivot 6a. An eccentric drive projection 6b is protruded at a remote position ,
The slider 7 housed in the main body case 2 by being slid upwardly by the return spring 15 is engaged with the passive stepped portion 7a with which the eccentric drive projection 5a of the handle cam 5 engages, and the eccentricity of the panic lever 6 An eccentric projection 8a engaged with a horizontally long slot 7c of the slider 7 is provided on a camshaft 8 housed and disposed in the main body case 2 so as to be rotatable about a horizontal axis. Is provided on the end face,
The link mechanism 17 has a pair of upper and lower swing links in which a guide protrusion 9a at an intermediate portion is inserted into a vertically elongated slot 2a of the main body case 2 and a base end portion is connected to a side arm portion 8b of the cam shaft 8 by a pivot 9b. 9, 9 and a pair of upper and lower relay links 10, 10 whose base ends are connected to the distal end of the swing link 9 by a pivot 10a, and the base end is connected to the distal end of the relay link 10 by a guide pivot 11a. A pair of upper and lower slide links 11 and 11 having a guide pivot 11a inserted into the vertically elongated slot 2a of the main body case 2 and the cam shaft 8. The part is connected by a pivot 12a.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS In the illustrated embodiment, a main body case 2 is vertically fixed in a door frame 23 opposite to a vertical axis 22 of a panic door 1, and a handle 4 is provided at the home of the door frame 23. It is inserted into the main body case 2 through the through hole 25 of the side wall 24 on the side. A handle cam 5 is rotatably mounted in the horizontal shaft hole 3 of the main body case 2, and a drive shaft portion 4a of the handle 4 is inserted into a passive hole 5b at the center. The panic lever 6 operated from the train side is mounted on the door frame 23.
A slider 7 is accommodated in the main body case 2 in a vertically long state, and the slider 7 is associated with a passive step 7a with which the eccentric drive projection 5a of the handle cam 5 is engaged, and an eccentric drive projection 6b of the panic lever 6. A matching passive groove 7b is provided. A camshaft 8 is accommodated in the main body case 2 so as to be rotatable about a horizontal axis. An eccentric projection 8a that engages with a horizontally long slot 7c of the slider 7 is provided on an end face of the camshaft 8.
[0009]
The link mechanism 17 includes a cam shaft 8 and a guide protrusion 9a at an intermediate portion inserted into a vertically elongated slot 2a of the main body case 2, and a base end connected to a side arm 8b of the cam shaft 8 by a pivot 9b. A pair of swing links 9, 9, a pair of upper and lower relay links 10, 10 whose base ends are connected to the distal end of the swing link 9 by a pivot 10 a, and a base end guides the distal end of the relay link 10. The guide shaft 11 a is connected by a pivot 11 a, and is constituted by a pair of upper and lower slide links 11, 11 inserted into a vertically long slot 2 a of the main body case 2.
A pair of upper and lower locking rods 12 and 12 are connected to a tip end of the slide link 11 by a pivot 12 a, and the tip end of the locking rod 12 is connected to the metal receiving portion 27 of the upper frame 26 of the safety fence 21 and the platform 20. It is disengaged from the receiving part 28 on the floor. The return spring 15 is provided between the main body case 2 and the slider 7 and slidably biases the slider 7 upward.
[0010]
A fixed base plate 29 is fixed to the main body case 2, the slider 7 is arranged on one side of the fixed base plate 29, and the link mechanism is arranged on the other side of the fixed base plate 29. The cam shaft 8 is rotatably fitted at the front and rear ends thereof in a horizontal shaft hole 30 at the center of the main body case 2 and a horizontal shaft hole 31 at the center of the fixed base plate 29 and is supported. The fixed base plate 29 is provided with a guide pin 32 that is inserted into a vertically long guide slot 7d of the slider 7. The fixed base plate 29 is provided with a stopper pin 33 for regulating the vertical movement stroke of the slider 7, and the slider 7 is provided with a regulating groove 7e with which the stopper pin 33 is engaged.
[0011]
A spring receiving pin 2c protrudes from the inner surface of the main body case 2, and a spring receiving pin 7f protrudes from the slider 7. The spring receiving pin 7f is inserted into the main body case 2 from the vertically long escape 34 of the fixed base plate 29. A return spring 15 composed of a tension coil spring is provided between the spring receiving pin 2c and the spring receiving pin 7f. The fixed base plate 29 is provided with a vertically long guide hole 35 through which the guide projection 9a of the swing link 9 and the guide pivot 11a of the slide link 11 are guided.
The vertical axis 22 of the panic door 1 is constituted by a hinge axis. The drive shaft 4a of the handle 4 is formed in a square axis, and the passive hole 5b of the handle cam 5 is formed in a square hole.
[0012]
As shown in FIG. 5, the panic door 1 has a glass plate 1a and a back plate 1b mounted in a space surrounded by a door frame 23, and the front of the glass plate 1a is flush with the front wall 24 of the door frame 23. The positions match. The panic lever 6 is disposed in a recess penetrating a part of the back plate 1b, and the base end of the panic lever 6 is pivotally attached to the door frame 23 by the horizontal pivot 6a, and is located away from the horizontal pivot 6a. An eccentric drive projection 6b is protruded.
As shown in FIGS. 12 and 13, a guide plate 1d is fixed by screws 1f in the upper end portion of the panic door 1 in parallel with the end face plate 1c. The portion 14a is slidably inserted in the front-rear direction between the end plate 1c and the guide plate 1d. The guide plate 1d is connected to a guide cylinder 1g into which the large-diameter distal end 12b of the locking rod 12 is inserted.
The end plate 1c of the panic door 1 is provided with a vertical hole 1h at a position corresponding to the guide cylinder 1g.
A compression coil spring is used as the return spring 16, and is inserted between the front end of the main body portion 14a and the bent plate portion of the guide plate 1d. The positioning plate 18 is fixed to the lower surface of the upper frame 26 of the safety fence 21. The positioning plate 18 is provided with a vertical hole 18a in conformity with a metal receiving portion 27 formed of a vertical hole of the upper frame 26.
[0013]
Although not shown, a trigger plate 14 is similarly attached to the lower end of the panic door 1. When the lower frame exists in the safety fence 21, the positioning plate portion 18 is fixed to the upper surface side of the lower frame. However, in the safety fence having no lower frame, the positioning plate portion 18 is close to the free end of the panic door 1. If there is a pillar of the safety fence, it is fixed to the side surface of the pillar. When there is no such lower frame or pillar, it is provided on the home floor.
The lower locking rod 12 is adapted to be engaged with and disengaged from the metal receiving portion 28 on the home floor surface, but when the lower frame is provided on the safety fence 21 in parallel with the upper frame 26, the metal receiving portion 28 is disengaged. It can also be provided on the lower frame. The emergency opening that is opened and closed by the panic door 1 is not limited to being provided adjacent to the normal opening that is opened and closed by the slide door 37 as shown in FIGS. 1 and 2. A single or a plurality of safety fences 21 may be provided at an arbitrary position along the length direction.
[0014]
In the lock device for a panic door configured as described above, the handle 4 is pulled out from the handle cam 5 and the through hole 25 of the door frame 23 in a normal state, and is stored by an administrator such as a designated station staff. In the state in which the handle 4 is removed, the slider 7 is pushed up to the maximum position by the bias of the return spring 15 as shown in FIGS. 6 and 7, and as shown in FIGS. The link mechanism consisting of a pair of upper and lower swing links 9, a relay link 10, and a slide link 11, which are connected via the link 8, is in an extended state. In addition, the trigger plate 14 is located at a position where the trigger plate 14 is pushed forward by the positioning plate portion 18 and the front end of the main body portion 14a is in contact with the rising plate portion of the guide plate 1d.
Therefore, as shown in FIGS. 5, 14 and 15, the distal end portion 12 b of the upper locking rod 12 projects from the vertical hole 14 c of the trigger plate 14 to the receiving portion 27 of the upper frame 26 of the safety fence 21. The lock rod 12 on the lower side protrudes from the vertical hole 14 c of the trigger plate 14 and engages with the metal receiving portion 28 on the floor of the home 20.
These engagements are properly maintained by the return spring 15 acting via the link mechanism 17 and the slider 7, and the emergency opening formed in the middle of the safety fence 21 is closed.
[0015]
In an emergency, when the train does not stop at the predetermined position, the manager of the designated station staff takes out the handle 4 from the storage location, and drives the drive shaft of the handle 4 from the platform side through the through hole 25 of the door frame 23 so that the handle cam 5 is The handle 4 is fitted in the hole 5b and the handle 4 is rotated in a predetermined direction. Alternatively, a train crew or passenger approaching the panic door 1 from the platform end on the train side pushes down and rotates the panic lever 6.
The eccentric drive protrusion 5a of the handle cam 5 pushes down the passive step 7a of the slider 7 against the bias of the return spring 15, or the eccentric drive protrusion 6b of the panic lever 6 causes the passive groove 7b of the slider 7 to move. By pushing down, the slider 7 slides downward.
When the slider 7 slides downward, the eccentric projection 8a of the camshaft 8 engaged with the horizontally long slot 7c of the slider 7 is pulled downward, so that the camshaft 8 rotates around the horizontal axis with respect to the main body case 2. Then, as shown in FIGS. 10 and 11, the link mechanism is contracted. At this time, the guide projection 9a at the intermediate portion of the swing link 9 and the guide pivot 11a at the base end of the slide link 11 move downward in the vertically elongated slot 2a of the main body case 2 for the upper set, and move downward. Move upward for the set.
[0016]
Since the upper and lower slide links 11, 11 are pulled back toward the main body case 2 by such a movement of the link mechanism 17, the distal end of the upper locking rod 12 is moved from the metal receiving portion 27 of the upper frame 26 of the safety fence 21. After escape, the lower locking rod 12 escapes from the metal receiving portion 28 on the floor of the platform 20. Thus, the panic door 1 is opened to the inside of the home 20 around the vertical shaft 22 by pushing by hand, and the emergency opening is opened.
As described above, when the distal end portion 12b of the locking rod 12 is pulled back into the main body case 2 and the distal end surface is retracted from the outer surface of the guide plate 1d, the trigger plate 14 is biased by the return spring 16 to cause the panic door 1 to move. Move to the back of. This movement stops when the hook portion 14d formed at the base end of the main body portion 14a engages with the shaft portion of the screw 1f.
[0017]
When the rearward movement of the trigger plate 14 is completed in this way, the vertical hole 14c of the trigger plate 14 is out of phase with the locking rod 12 as shown in FIGS. Approximately half of the distal end surface of the distal end portion 12b of the rod 12 faces the vertical hole 14c, but the other approximately half is at a position where it abuts the inner surface of the main body portion 14a. It will be trapped inside.
When the rotating force to the link mechanism 17 is lost by releasing the handle 4 or the panic lever 6 after the panic door 1 is opened, the locking rod 12 is urged to move in the projecting direction by the return spring 15. However, since the trigger plate 14 is continuously pressed in the rear direction by the return spring 16, the locking rod 12 is restrained and held inside the panic door 1 while the panic door 1 is opened.
[0018]
When the panic door 1 is closed and rotated about the vertical axis 22, the detection end 14 b of the trigger plate 14 hits the positioning plate 18 on the safety fence 21 side or the home 20 side. Is pushed in front of the panic door 1.
When the hook portion 14d of the trigger plate 14 moves until it comes into contact with the rising plate portion of the guide plate 1d, the phase of the vertical hole 14c of the trigger plate 14 matches the phase of the locking rod 12, and the locking rod 12 The distal end portion 12b is engaged with the metal receiving portion 27 on the safety fence 21 side and the metal receiving portion 28 on the platform 20 side by the urging.
[0019]
As described above, in the panic door lock device of the present invention, when the lock by the locking rod 12 is released and the panic door 1 is opened, the trigger plate 14 is returned by the return spring 16 to the panic door 1. , And the tip of the locking rod 12 abuts against the inner surface of the main portion 14 a of the trigger plate 14, so that the locking rod 12 is restrained and held in the main body case 2. Therefore, the end of the locking rod 12 protruding from the upper end face of the panic door 1 does not catch the body or clothes of the passenger, and the front end of the locking rod 12 protruding from the lower end face of the panic door 1. The floor 12b does not rub against the floor of the platform 20 to generate unpleasant noise or damage the floor.
When the panic door 1 is rotated to a predetermined closed position, the detection end 14b of the trigger plate 14 protruding to the rear side of the panic door 1 is pushed by the positioning plate 21a of the safety fence 21, thereby causing the trigger plate Since the position of the locking rod 12 coincides with the vertical hole 14c of the main body portion 14a, the distal end portion 12b of the locking rod 12 instantaneously projects by the action of the return spring 15, and the metal receiving portion 27 on the safety fence 21 side. The panic door 1 is automatically locked to the closed position. In this manner, the closing and locking of the panic door 1 can be simply and accurately performed by a series of operations .
[0020]
The lock device for a panic door includes a passive stepped portion 7a in which an eccentric drive projection 5a of a handle cam 5 is engaged with a slider 7 housed in the main body case 2 by being slid upwardly and urged by the return spring 15; A passive groove 7b with which the eccentric drive projection 6b of the panic lever 6 engages is provided, and engages with the laterally elongated slot 7c of the slider 7 on the end face of the cam shaft 8 housed and disposed in the main body case 2 so as to be rotatable around the horizontal axis. An eccentric projection 8a is provided, and the link mechanism 17 is provided with the guide projection 9a in the middle part inserted into the longitudinal slot 2a of the main body case 2 and the base end connected to the side arm 8b of the cam shaft 8 by the pivot 9b. A pair of upper and lower swing links 9, 9, a pair of upper and lower relay links 10 and 10 whose base ends are connected to the distal end of the swing link 9 by a pivot 10a, and the base end is a distal end of the relay link 10. A pair of upper and lower slide links 11, 11 inserted into a vertically long slot 2a of the main body case 2 and the cam shaft 8 are connected by a guide pivot 11a, and a pair of upper and lower locking rods 12 slide. In the case of an emergency, the drive shaft 4a of the handle 4 is fitted into the passive hole 5b through the through hole 25 of the door frame 23 from the home side, and the handle cam 5 is moved in a predetermined direction. The eccentric drive projection 6b of the panic lever 6 is rotated by pushing down the passive step 7a of the slider 7 with the eccentric drive projection 5a of the handle cam 5 or by pushing down and rotating the panic lever 6 from the platform end on the train side. By pushing down the passive groove 7b of the slider 7, the slider 7 is slid downward. Then, the eccentric protrusion 8a engaged with the horizontally long slot 7c of the slider 7 is pulled downward to rotate the camshaft 8, contracting the link mechanism, pulling the upper and lower slide links 11, 11 back to the main body case 2 side, and locking the lock. The lock of the panic door 1 by the stop rod 12 is released, and the operation of unlocking and opening the panic door 1 is accurately performed from the platform side or the train side.
The handle 4 is normally removed from the door frame 23, and is inserted into the main body case 2 through a through hole 25 in the side wall 24 on the home side of the door frame 23 in an emergency. since in the recess of the rear side panic door 1 in which are arranged, the handle 4 and the panic lever 6 does not become an obstacle in the passenger-way or passengers station attendants and passengers in normal times.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic front view of a safety fence of a station platform using a lock device for a panic door according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic plan view of the safety fence of FIG. 1;
FIG. 3 is an exploded perspective view of the lock device.
FIG. 4 is a sectional view taken along line AA of FIG. 1;
FIG. 5 is a sectional view taken along line BB of FIG. 4;
6 is a sectional view taken along line CC of FIG. 4;
FIG. 7 is a sectional view taken along line DD of FIG. 4;
FIG. 8 is a sectional view taken along line EE of FIG. 4, showing a locked state.
FIG. 9 is a sectional view taken along line FF of FIG. 4, showing a locked state.
FIG. 10 is a cross-sectional view taken along line EE of FIG. 4, showing an unlocked state.
FIG. 11 is a sectional view taken along line FF of FIG. 4, showing an unlocked state.
FIG. 12 is a horizontal sectional view of an upper end portion of the panic door, showing an unlocked state.
FIG. 13 is a sectional view taken along line GG of FIG. 12, showing an unlocked state.
FIG. 14 is a horizontal sectional view of an upper end portion of the panic door, showing a locked state.
FIG. 15 is a sectional view taken along line HH of FIG. 14, showing a locked state.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Panic door 2 Main body case 2a Vertical slot 3 Handle shaft horizontal hole 4 Handle 5 Handle cam 6 Panic lever 7 Slider 8 Cam shaft 8a Eccentric projection 8b Side arm 9 Swing link 9a Guide projection 10 Relay link 11 Slide link 11a Guide pivot 12 Lock rod 14 Trigger plate 14a Main part 14b Detecting end 14c Vertical hole 15 Return spring 16 Return spring 17 Link mechanism 18 Positioning plate 20 Home 21 Safety fence 26 Upper frame 27 Reception part 28 Reception part

Claims

The main body case 2 is built in and fixed to a door frame 23 on the opposite side of the vertical axis 22 of the panic door 1, and the link mechanism 17 housed and mounted in the main body case 2 is driven by rotating the handle 4 to be connected to the link mechanism 17. The locking rod 12 is pulled back to the body case 2 side, and the distal end of the locking rod 12 escapes from the metal receiving part 27 on the safety fence 21 side and the metal receiving part 28 on the platform 20 side, while the locking rod 12 When the rotation force is lost, the locking rod 12 projects in the locking direction by the action of the return spring 15 , and the main body 14a of the trigger plate 14 can be moved in the body case 2 in the front-rear direction of the panic door 1. The detection end is retracted, and the trigger plate 14 is moved and urged by the return spring 16 toward the back side of the panic door 1 to advance and retreat with respect to the back plate 1 b of the panic door 1. 14b continuously formed mainly portion 14a and is provided with a positioning plate portion 18 which is 該検knowledge end 14b hits the safety fence 21 side, when the detection end 14b is at the standby position largely protrudes to the rear side of the panic door 1 When the tip of the locking rod 12 abuts on the inner surface of the main body portion 14a of the trigger plate 14, while the detection end 14b pushed by the positioning plate portion 18 when the panic door 1 is closed moves to the predetermined position, In a lock device for a panic door in a safety fence of a station platform, a position of a vertical hole 14c formed in a portion 14a and a position of a locking rod 12 are matched .
The handle 4 is normally removed from the door frame 23, and the drive shaft portion 4a of the handle 4 inserted into the main body case 2 through the through hole 25 in the side wall 24 on the home side of the door frame 23 in an emergency is Is inserted into the passive hole 5b of the handle cam 5 rotatably mounted in the horizontal shaft hole 3 of the main body case 2,
A panic lever 6 operated from the train side is arranged in a concave portion on the back side of the panic door 1, and a base end of the panic lever 6 is pivotally attached to the door frame 23 by a horizontal pivot 6a. An eccentric drive projection 6b is protruded at a remote position,
The slider 7 housed in the main body case 2 by being slid upwardly by the return spring 15 is engaged with the passive stepped portion 7a with which the eccentric drive projection 5a of the handle cam 5 engages, and the eccentricity of the panic lever 6 An eccentric projection 8a engaged with a horizontally long slot 7c of the slider 7 is provided on a camshaft 8 housed and disposed in the main body case 2 so as to be rotatable about a horizontal axis. Is provided on the end face,
The link mechanism 17 has a pair of upper and lower swing links in which a guide protrusion 9a at an intermediate portion is inserted into a vertically elongated slot 2a of the main body case 2 and a base end portion is connected to a side arm portion 8b of the cam shaft 8 by a pivot 9b. 9, 9 and a pair of upper and lower relay links 10, 10 whose base ends are connected to the distal end of the swing link 9 by a pivot 10a, and the base end is connected to the distal end of the relay link 10 by a guide pivot 11a. A pair of upper and lower slide links 11 and 11 having a guide pivot 11a inserted into the vertically elongated slot 2a of the main body case 2 and the cam shaft 8. A panic door lock device for a safety fence of a station platform, wherein the lock device is connected to the section by a pivot 12a .