JP3097198B2 - 直線切形の断路器及びこれを使用する開閉装置 - Google Patents
直線切形の断路器及びこれを使用する開閉装置Info
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- JP3097198B2 JP3097198B2 JP03211201A JP21120191A JP3097198B2 JP 3097198 B2 JP3097198 B2 JP 3097198B2 JP 03211201 A JP03211201 A JP 03211201A JP 21120191 A JP21120191 A JP 21120191A JP 3097198 B2 JP3097198 B2 JP 3097198B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は直線切形の断路器及び
これを使用する開閉装置に関し、なかでもキュービクル
内の上下に遮断器を配置する開閉装置に係わる。
これを使用する開閉装置に関し、なかでもキュービクル
内の上下に遮断器を配置する開閉装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例の直線切形の断路器の内部
透視側面図である。図において、断路器の主な構成は、
母線1に接続して奥側に取付けられるめす形の母線側固
定接触子2と、この母線側固定接触子に軸心を一致して
前面側に設けられる図示しない遮断器に接続するめす形
の負荷側固定接触子3と、この負荷側固定接触子を前面
側からコンタクトガイド10を介して貫通して前記母線
側固定接触子2に接触可能な棒形の可動接触子4と、こ
の可動接触子を軸心方向に駆動するリンク機構5と、こ
のリンク機構と前記3個の各接触子2、3及び4とを収
納する箱体6と、この箱体の前面側の開口を覆い前記リ
ンク機構5を据付ける取付板7とからなる。めす形の固
定接触子2や3は、周方向に分割されてコイルばねで中
心方向に押されるように束ねられているセグメント構造
のもので、可動接触子に対し弾性的に接触する。重ね板
ばねを使用するものもある。また可動接触子は丸棒とは
限らず、矩形、平板等のものもある。
透視側面図である。図において、断路器の主な構成は、
母線1に接続して奥側に取付けられるめす形の母線側固
定接触子2と、この母線側固定接触子に軸心を一致して
前面側に設けられる図示しない遮断器に接続するめす形
の負荷側固定接触子3と、この負荷側固定接触子を前面
側からコンタクトガイド10を介して貫通して前記母線
側固定接触子2に接触可能な棒形の可動接触子4と、こ
の可動接触子を軸心方向に駆動するリンク機構5と、こ
のリンク機構と前記3個の各接触子2、3及び4とを収
納する箱体6と、この箱体の前面側の開口を覆い前記リ
ンク機構5を据付ける取付板7とからなる。めす形の固
定接触子2や3は、周方向に分割されてコイルばねで中
心方向に押されるように束ねられているセグメント構造
のもので、可動接触子に対し弾性的に接触する。重ね板
ばねを使用するものもある。また可動接触子は丸棒とは
限らず、矩形、平板等のものもある。
【0003】前記リンク機構5と各接触子2、3及び4
との保守点検を容易にするため、この従来例では更に、
次の構造を採用する。保守点検を容易にするために大き
く開いた箱体6の開口を覆い、前記リンク機構5を据付
けるフレーム8を固着した前記取付板7に絶縁材からな
る筒形サポート51が固定される。この筒形サポート5
1には前記リンク機構5のレバー5aが入り込むスリッ
ト51aが設けられ、リンク5bを介してこの筒形サポ
ート51の中にある前記可動接触子4を駆動するととも
に、筒形サポート51の端面にコンタクトガイド10を
介して前記負荷側固定接触子3が固定される。コンタク
トガイド10は両端内周にふっ素樹脂等の固体潤滑材1
0aを備え可動接触子4を案内する。こうして、この負
荷側固定接触子3は筒形サポート51を介して前記取付
板7側に固定されるので、取付板7を箱体6から外した
時にも、可動接触子4は負荷側固定接触子3に保持され
る。この時、図示しない遮断器のブッシング9の端子9
aを負荷側固定接触子3から切り離すため、おすコネク
タ52aとめすコネクタ52bとからなるコネクタ52
が前記負荷側固定接触子3と前記端子9aとの間に設け
られる。
との保守点検を容易にするため、この従来例では更に、
次の構造を採用する。保守点検を容易にするために大き
く開いた箱体6の開口を覆い、前記リンク機構5を据付
けるフレーム8を固着した前記取付板7に絶縁材からな
る筒形サポート51が固定される。この筒形サポート5
1には前記リンク機構5のレバー5aが入り込むスリッ
ト51aが設けられ、リンク5bを介してこの筒形サポ
ート51の中にある前記可動接触子4を駆動するととも
に、筒形サポート51の端面にコンタクトガイド10を
介して前記負荷側固定接触子3が固定される。コンタク
トガイド10は両端内周にふっ素樹脂等の固体潤滑材1
0aを備え可動接触子4を案内する。こうして、この負
荷側固定接触子3は筒形サポート51を介して前記取付
板7側に固定されるので、取付板7を箱体6から外した
時にも、可動接触子4は負荷側固定接触子3に保持され
る。この時、図示しない遮断器のブッシング9の端子9
aを負荷側固定接触子3から切り離すため、おすコネク
タ52aとめすコネクタ52bとからなるコネクタ52
が前記負荷側固定接触子3と前記端子9aとの間に設け
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例によれば、
取付板7を外せば、負荷側固定接触子3とコンタクトガ
イド10とに保持される可動接触子4とリンク機構5と
が一挙に取り出せ、可動接触子4とリンク機構5との組
立や位置合せの調整が簡単である。しかし母線側固定接
触子2と負荷側固定接触子3との軸心を一致させるため
に、例えば棒状の治具を使おうとしても筒状サポート5
1や取付板7を組付けた状態となって位置合せが困難で
あり、同時に行うコネクタ52の位置合せも困難であ
る。またリンク機構5と可動接触子4との結合を筒状サ
ポート51の中で行うことも作業が困難である。そして
コネクタ52は部品点数を増すだけでなく電気的接触箇
所が増すこととなり電気的信頼性の低下につながる。
取付板7を外せば、負荷側固定接触子3とコンタクトガ
イド10とに保持される可動接触子4とリンク機構5と
が一挙に取り出せ、可動接触子4とリンク機構5との組
立や位置合せの調整が簡単である。しかし母線側固定接
触子2と負荷側固定接触子3との軸心を一致させるため
に、例えば棒状の治具を使おうとしても筒状サポート5
1や取付板7を組付けた状態となって位置合せが困難で
あり、同時に行うコネクタ52の位置合せも困難であ
る。またリンク機構5と可動接触子4との結合を筒状サ
ポート51の中で行うことも作業が困難である。そして
コネクタ52は部品点数を増すだけでなく電気的接触箇
所が増すこととなり電気的信頼性の低下につながる。
【0005】この発明の目的は、取付板を外した状態で
の可動接触子とリンク機構との組立調整及び固定接触子
同志の軸心合せを容易にし、あわせて電気的接触箇所を
少くすることができる直線切形の断路器及びこれを使用
する開閉装置を提供することにある。
の可動接触子とリンク機構との組立調整及び固定接触子
同志の軸心合せを容易にし、あわせて電気的接触箇所を
少くすることができる直線切形の断路器及びこれを使用
する開閉装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1の直線切形の断路
器は、奥側に取付けられるめす形の母線側固定接触子
と、この母線側固定接触子に軸心を一致して前面側に設
けられるめす形の負荷側固定接触子と、この負荷側固定
接触子を前面側からコンタクトガイドを介して貫通して
前記母線側固定接触子に接触可能な棒形の可動接触子
と、この可動接触子を駆動するリンク機構と、このリン
ク機構と前記3個の各接触子とを収納する箱体と、この
箱体の前面側の開口を覆い前記リンク機構を据付ける取
付板とからなる直線切形の断路器において、前記負荷側
固定接触子と前記コンタクトガイドとを負荷側の端子に
固着して接続し、前記負荷側固定接触子の前面側に前記
可動接触子がわずかな隙間を介して貫通する保持具を配
置し、この保持具を前記取付板に固着するものである。
器は、奥側に取付けられるめす形の母線側固定接触子
と、この母線側固定接触子に軸心を一致して前面側に設
けられるめす形の負荷側固定接触子と、この負荷側固定
接触子を前面側からコンタクトガイドを介して貫通して
前記母線側固定接触子に接触可能な棒形の可動接触子
と、この可動接触子を駆動するリンク機構と、このリン
ク機構と前記3個の各接触子とを収納する箱体と、この
箱体の前面側の開口を覆い前記リンク機構を据付ける取
付板とからなる直線切形の断路器において、前記負荷側
固定接触子と前記コンタクトガイドとを負荷側の端子に
固着して接続し、前記負荷側固定接触子の前面側に前記
可動接触子がわずかな隙間を介して貫通する保持具を配
置し、この保持具を前記取付板に固着するものである。
【0007】発明2の直線切形の断路器は、奥側に取付
けられるめす形の母線側固定接触子と、この母線側固定
接触子に軸心を一致して前面側に設けられるめす形の負
荷側固定接触子と、この負荷側固定接触子を前面側から
コンタクトガイドを介して貫通して前記母線側固定接触
子に接触可能な棒形の可動接触子と、この可動接触子を
駆動するリンク機構と、このリンク機構と前記3個の各
接触子とを収納する箱体と、この箱体の前面側の開口を
覆い前記リンク機構を据付ける取付板とからなる直線切
形の断路器において、前記負荷側固定接触子を負荷側の
端子に固着して接続し、前記負荷側固定接触子の前面側
のコンタクトガイドを前記取付板に固着するものであ
る。
けられるめす形の母線側固定接触子と、この母線側固定
接触子に軸心を一致して前面側に設けられるめす形の負
荷側固定接触子と、この負荷側固定接触子を前面側から
コンタクトガイドを介して貫通して前記母線側固定接触
子に接触可能な棒形の可動接触子と、この可動接触子を
駆動するリンク機構と、このリンク機構と前記3個の各
接触子とを収納する箱体と、この箱体の前面側の開口を
覆い前記リンク機構を据付ける取付板とからなる直線切
形の断路器において、前記負荷側固定接触子を負荷側の
端子に固着して接続し、前記負荷側固定接触子の前面側
のコンタクトガイドを前記取付板に固着するものであ
る。
【0008】発明3の直線切形の断路器は、発明1又は
2において、前記取付板の1個に2組の前記リンク機構
と2組の前記可動接触子とをそれぞれ設けるものであ
る。
2において、前記取付板の1個に2組の前記リンク機構
と2組の前記可動接触子とをそれぞれ設けるものであ
る。
【0009】発明4の直線切形の断路器を使用する開閉
装置は、発明1、2又は3の直線切形の断路器を使用す
る開閉装置において、キュービクル内の上段と下段とに
遮断器を、中段に2組の前記直線切形の断路器を配置す
るものである。
装置は、発明1、2又は3の直線切形の断路器を使用す
る開閉装置において、キュービクル内の上段と下段とに
遮断器を、中段に2組の前記直線切形の断路器を配置す
るものである。
【0010】
【作用】発明1において、負荷側固定接触子3とコンタ
クトガイド10とを負荷側の端子9aに固着したままの
状態で取付板7を取外すことができる。取外した状態で
可動接触子4は取付板に固着した保持具12で保持さ
れ、かつ保持具を貫通するだけなので、可動接触子4と
リンク機構5との組立調整が簡単にできる。しかも取付
板7を取外したこの状態では、母線側固定接触子2と負
荷側固定接触子3とコンタクトガイド10とが箱体6の
前面外側からまる見えなので、棒状の治具等を通して軸
心合せが簡単にでき、保守点検も容易である。そして、
着脱による電気的接触箇所は、本来的に必要な可動接触
子4に対す両固定接触子2及び3の2個所のみとなる。
クトガイド10とを負荷側の端子9aに固着したままの
状態で取付板7を取外すことができる。取外した状態で
可動接触子4は取付板に固着した保持具12で保持さ
れ、かつ保持具を貫通するだけなので、可動接触子4と
リンク機構5との組立調整が簡単にできる。しかも取付
板7を取外したこの状態では、母線側固定接触子2と負
荷側固定接触子3とコンタクトガイド10とが箱体6の
前面外側からまる見えなので、棒状の治具等を通して軸
心合せが簡単にでき、保守点検も容易である。そして、
着脱による電気的接触箇所は、本来的に必要な可動接触
子4に対す両固定接触子2及び3の2個所のみとなる。
【0011】発明2の作用は発明1に類似するが、保持
具が無く、しかもコンタクトガイド10が取付板7側に
固着されるため、コンタクトガイド10と可動接触子4
とリンク機構5との組立調整が簡単にできる。このた
め、取付板7を外すときでも、可動接触子4がコンタク
トガイド10に嵌まり合っていて、コンタクトガイド1
0の内周を可動接触子4が傷めることがない。
具が無く、しかもコンタクトガイド10が取付板7側に
固着されるため、コンタクトガイド10と可動接触子4
とリンク機構5との組立調整が簡単にできる。このた
め、取付板7を外すときでも、可動接触子4がコンタク
トガイド10に嵌まり合っていて、コンタクトガイド1
0の内周を可動接触子4が傷めることがない。
【0012】発明3において、1個の取付板を取外すだ
けで2組のリンク機構5及び可動接触子4とが取外せ
る。
けで2組のリンク機構5及び可動接触子4とが取外せ
る。
【0013】発明4において、発明1、2又は3の作用
が直線切形の断路器を使用する開閉装置に実現できる。
が直線切形の断路器を使用する開閉装置に実現できる。
【0014】
【実施例】図1は実施例1の直線切形の断路器の内部透
視側面図、図2は図1のA−A断面図、図3は実施例2
の内部透視半側面図である。従来例及び各図において、
同一符号を付けるものはおよそ同一機能を持ち、重複説
明を省くこともある。また図2において、可動接触子と
その周辺のリンク等についてはT相上段のみを図示し、
他は省略した。
視側面図、図2は図1のA−A断面図、図3は実施例2
の内部透視半側面図である。従来例及び各図において、
同一符号を付けるものはおよそ同一機能を持ち、重複説
明を省くこともある。また図2において、可動接触子と
その周辺のリンク等についてはT相上段のみを図示し、
他は省略した。
【0015】図1、2において、断路器の主な構成が、
母線1に接続して奥側に取付けられるめす形の母線側固
定接触子2と、この母線側固定接触子に軸心を一致して
前面側に設けられる図示しない遮断器に接続するめす形
の負荷側固定接触子3と、この負荷側固定接触子を前面
側からコンタクトガイド10を介して貫通して前記母線
側固定接触子2に接触可能な棒形の可動接触子4と、こ
の可動接触子を軸心方向に駆動するリンク機構5と、こ
のリンク機構と前記3個の各接触子2、3及び4とを収
納する箱体6と、この箱体の前面側の開口を覆い前記リ
ンク機構5を据付ける取付板7とからなる点と、前記リ
ンク機構5を取付板7のフレーム8に据付ける点とは、
従来例と同一である。
母線1に接続して奥側に取付けられるめす形の母線側固
定接触子2と、この母線側固定接触子に軸心を一致して
前面側に設けられる図示しない遮断器に接続するめす形
の負荷側固定接触子3と、この負荷側固定接触子を前面
側からコンタクトガイド10を介して貫通して前記母線
側固定接触子2に接触可能な棒形の可動接触子4と、こ
の可動接触子を軸心方向に駆動するリンク機構5と、こ
のリンク機構と前記3個の各接触子2、3及び4とを収
納する箱体6と、この箱体の前面側の開口を覆い前記リ
ンク機構5を据付ける取付板7とからなる点と、前記リ
ンク機構5を取付板7のフレーム8に据付ける点とは、
従来例と同一である。
【0016】実施例1の特徴的な構造として、前記負荷
側固定接触子3は前記遮断器のブッシング9の端子9a
にコンタクトガイド10と金具11とを介して直接に固
着して接続される。そして負荷側固定接触子3の前面側
に可動接触子4がわずかな隙間を介して貫通する絶縁材
からなる保持具12を配置し、この保持具12を前記フ
レーム8を介して取付板7にボルト13で固着する。前
記金具11はコンタクトガイド10と一体化して端子9
aに固着してもよいが、金具11とコンタクトガイド1
0とをフランジ結合して母線側固定接触子2と軸心調整
を容易にするとよいし、母線側固定接触子2を母線1に
対し軸心調整可能にしてもよい。可動接触子4等は上下
2組が1個の取付板に据付けられるとよいし、これらを
開閉装置のキュービクルの中段に配し、上下段に遮断器
を配した構成にするとコンパクトになる。当然に、この
直線切形の断路器はR、S、T相によって構成されて各
母線1に接続される。
側固定接触子3は前記遮断器のブッシング9の端子9a
にコンタクトガイド10と金具11とを介して直接に固
着して接続される。そして負荷側固定接触子3の前面側
に可動接触子4がわずかな隙間を介して貫通する絶縁材
からなる保持具12を配置し、この保持具12を前記フ
レーム8を介して取付板7にボルト13で固着する。前
記金具11はコンタクトガイド10と一体化して端子9
aに固着してもよいが、金具11とコンタクトガイド1
0とをフランジ結合して母線側固定接触子2と軸心調整
を容易にするとよいし、母線側固定接触子2を母線1に
対し軸心調整可能にしてもよい。可動接触子4等は上下
2組が1個の取付板に据付けられるとよいし、これらを
開閉装置のキュービクルの中段に配し、上下段に遮断器
を配した構成にするとコンパクトになる。当然に、この
直線切形の断路器はR、S、T相によって構成されて各
母線1に接続される。
【0017】前記実施例1によれば、負荷側固定接触子
3とコンタクトガイド10とを負荷側の端子9aに固着
したままの状態で取付板7を取外すことができる。取外
した状態で可動接触子4は取付板に固着した保持具12
で保持され、かつ保持具を貫通するだけなので、可動接
触子4とリンク機構5との組立調整が簡単にできる。し
かも取付板7を取外したこの状態では、母線側固定接触
子2と負荷側固定接触子3とコンタクトガイド10とが
箱体6の前面外側からまる見えなので、棒状の治具等を
通して軸心合せが簡単にでき、保守点検も容易である。
そして、着脱による電気的接触箇所は、本来的に必要な
可動接触子4に対す両固定接触子2及び3の2個所のみ
となる。
3とコンタクトガイド10とを負荷側の端子9aに固着
したままの状態で取付板7を取外すことができる。取外
した状態で可動接触子4は取付板に固着した保持具12
で保持され、かつ保持具を貫通するだけなので、可動接
触子4とリンク機構5との組立調整が簡単にできる。し
かも取付板7を取外したこの状態では、母線側固定接触
子2と負荷側固定接触子3とコンタクトガイド10とが
箱体6の前面外側からまる見えなので、棒状の治具等を
通して軸心合せが簡単にでき、保守点検も容易である。
そして、着脱による電気的接触箇所は、本来的に必要な
可動接触子4に対す両固定接触子2及び3の2個所のみ
となる。
【0018】図3に示す実施例2が図1と大きく異なる
点は、保持具12が無く、しかもコンタクトガイド10
が取付板7側に固着される点である。このような構造に
よれば、コンタクトガイド10と可動接触子4とリンク
機構5との組立調整が簡単にできる。このため、取付板
7を外すときでも、可動接触子4がコンタクトガイド1
0に嵌まり合っていて、コンタクトガイド10の内周を
可動接触子4が傷めることがない。なおコンタクトガイ
ド10が導電体であれば、フレーム8に対し碍子14a
を用いる。可動接触子4もリンク機構5に対し碍子14
bを用いる。
点は、保持具12が無く、しかもコンタクトガイド10
が取付板7側に固着される点である。このような構造に
よれば、コンタクトガイド10と可動接触子4とリンク
機構5との組立調整が簡単にできる。このため、取付板
7を外すときでも、可動接触子4がコンタクトガイド1
0に嵌まり合っていて、コンタクトガイド10の内周を
可動接触子4が傷めることがない。なおコンタクトガイ
ド10が導電体であれば、フレーム8に対し碍子14a
を用いる。可動接触子4もリンク機構5に対し碍子14
bを用いる。
【0019】
【発明の効果】発明1の直線切形の断路器は、負荷側固
定接触子とコンタクトガイドとを負荷側の端子に固着し
て接続し、負荷側固定接触子の前面側に可動接触子がわ
ずかな隙間を介して貫通する保持具を配置し、この保持
具を取付板に固着することを特徴とするものである。こ
のような構成によれば、負荷側固定接触子とコンタクト
ガイドとを内部に残したまま、可動接触子とリンク機構
とを据付けた取付板を取外すことができ、保持具で保持
される可動接触子とリンク機構との組立調整が外部で簡
単にできるという効果があり、この時固定接触子同志の
軸心調整や点検も前面外側から簡単にできるという効果
があり、しかもコネクタのような無駄な接触個所や部品
を必要としないで電気的信頼性が向上するという効果が
ある。
定接触子とコンタクトガイドとを負荷側の端子に固着し
て接続し、負荷側固定接触子の前面側に可動接触子がわ
ずかな隙間を介して貫通する保持具を配置し、この保持
具を取付板に固着することを特徴とするものである。こ
のような構成によれば、負荷側固定接触子とコンタクト
ガイドとを内部に残したまま、可動接触子とリンク機構
とを据付けた取付板を取外すことができ、保持具で保持
される可動接触子とリンク機構との組立調整が外部で簡
単にできるという効果があり、この時固定接触子同志の
軸心調整や点検も前面外側から簡単にできるという効果
があり、しかもコネクタのような無駄な接触個所や部品
を必要としないで電気的信頼性が向上するという効果が
ある。
【0020】発明2の直線切形の断路器は、発明1と比
べ、保持具が無く、しかもコンタクトガイドが取付板側
に固着されるものである。このため、コンタクトガイド
と可動接触子とリンク機構との組立調整が簡単にできる
という効果があり、また取付板を外すときでも、可動接
触子がコンタクトガイドに嵌まり合っていて、コンタク
トガイドの内周を可動接触子が傷めることがないという
効果がある。
べ、保持具が無く、しかもコンタクトガイドが取付板側
に固着されるものである。このため、コンタクトガイド
と可動接触子とリンク機構との組立調整が簡単にできる
という効果があり、また取付板を外すときでも、可動接
触子がコンタクトガイドに嵌まり合っていて、コンタク
トガイドの内周を可動接触子が傷めることがないという
効果がある。
【0021】発明3の直線切形の断路器は、1個の取付
板を取外せば、2組の接触子と2組のリンク機構に対す
る保守点検ができるという効果がある。そして発明4の
直線切形の断路器を使用する開閉装置は、上段と下段と
に遮断器を配置したキュービクルに、この発明になる断
路器を使用してよりコンパクトになるという効果があ
る。
板を取外せば、2組の接触子と2組のリンク機構に対す
る保守点検ができるという効果がある。そして発明4の
直線切形の断路器を使用する開閉装置は、上段と下段と
に遮断器を配置したキュービクルに、この発明になる断
路器を使用してよりコンパクトになるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の直線切形の断路器の内部透視側面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】実施例2の直線切形の断路器の内部透視半側面
図
図
【図4】従来例の直線切形の断路器の内部透視側面図
1 母線 2 母線側固定接触子 3 負荷側固定接触子 4 可動接触子 5 リンク機構 5a レバー 5b リンク 6 箱体 7 取付板 8 フレーム 9 ブッシング 9a 端子 10 コンタクトガイド 10a 固体潤滑材 11 金具 12 保持具 14a 碍子 14b 碍子
Claims (4)
- 【請求項1】奥側に取付けられるめす形の母線側固定接
触子と、この母線側固定接触子に軸心を一致して前面側
に設けられるめす形の負荷側固定接触子と、この負荷側
固定接触子を前面側からコンタクトガイドを介して貫通
して前記母線側固定接触子に接触可能な棒形の可動接触
子と、この可動接触子を駆動するリンク機構と、このリ
ンク機構と前記3個の各接触子とを収納する箱体と、こ
の箱体の前面側の開口を覆い前記リンク機構を据付ける
取付板とからなる直線切形の断路器において、負荷側の
端子に固着して接続された前記負荷側固定接触子および
前記コンタクトガイドと、前記可動接触子をわずかな隙
間を介して貫通した状態で保持し、前記負荷側固定接触
子の前面側で前記負荷側固定接触子と略同軸となる位置
で前記取付板に固定された保持具とを備えたことを特徴
とする直線切形の断路器。 - 【請求項2】奥側に取付けられるめす形の母線側固定接
触子と、この母線側固定接触子に軸心を一致して前面側
に設けられるめす形の負荷側固定接触子と、この負荷側
固定接触子を前面側からコンタクトガイドを介して貫通
して前記母線側固定接触子に接触可能な棒形の可動接触
子と、この可動接触子を駆動するリンク機構と、このリ
ンク機構と前記3個の各接触子とを収納する箱体と、こ
の箱体の前面側の開口を覆い前記リンク機構を据付ける
取付板とからなる直線切形の断路器において、前記負荷
側固定接触子を負荷側の端子に固着して接続し、前記負
荷側固定接触子の前面側のコンタクトガイドを前記取付
板に固着することを特徴とする直線切形の断路器。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の直線切形の断路器に
おいて、前記取付板に前記可動接触子それぞれに対応す
る前記リンク機構を設けることを特徴とする直線切形の
断路器。 - 【請求項4】請求項1、2又は3記載の直線切形の断路
器を使用する開閉装置において、キュービクル内の上段
と下段とに遮断器を、中段に2組の前記直線切形の断路
器を配置することを特徴とする直線切形の断路器を使用
する開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03211201A JP3097198B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-08-23 | 直線切形の断路器及びこれを使用する開閉装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-87114 | 1991-04-19 | ||
JP8711491 | 1991-04-19 | ||
JP03211201A JP3097198B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-08-23 | 直線切形の断路器及びこれを使用する開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052952A JPH052952A (ja) | 1993-01-08 |
JP3097198B2 true JP3097198B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=26428418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03211201A Expired - Fee Related JP3097198B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-08-23 | 直線切形の断路器及びこれを使用する開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097198B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2759200B1 (fr) * | 1997-02-04 | 1999-03-12 | Schneider Electric Sa | Disjoncteur a haute tension et a enveloppe metallique renfermant deux chambres de coupure par pole |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP03211201A patent/JP3097198B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH052952A (ja) | 1993-01-08 |
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