JP3096682U - 枕および枕用led装置 - Google Patents
枕および枕用led装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で肩や首のこりを解消し得る枕等
を提供する。 【解決手段】 弾性部材で構成される芯体1と、芯体1
を被覆するカバー2とを備える枕において、芯体1表面
から光を放射する姿勢で保持される複数の発光素子であ
るLEDと、発光素子に電力を供給するため発光素子と
電気的に接続される電源端子4と、発光素子と電源端子
4との間に接続され、発光素子のON/OFFを切り替
えるためのスイッチ10とを備える。またスイッチ10
は芯体1からコード5を介して延長された操作部3に備
えられ、さらに設定された時間の経過後に発光素子への
電力供給のON/OFFを切り替えるためのタイマ9を
備える。
を提供する。 【解決手段】 弾性部材で構成される芯体1と、芯体1
を被覆するカバー2とを備える枕において、芯体1表面
から光を放射する姿勢で保持される複数の発光素子であ
るLEDと、発光素子に電力を供給するため発光素子と
電気的に接続される電源端子4と、発光素子と電源端子
4との間に接続され、発光素子のON/OFFを切り替
えるためのスイッチ10とを備える。またスイッチ10
は芯体1からコード5を介して延長された操作部3に備
えられ、さらに設定された時間の経過後に発光素子への
電力供給のON/OFFを切り替えるためのタイマ9を
備える。
Description
【0001】
本考案は、枕および枕に使用されるLED6装置に関し、特に首や肩の凝りを
軽減して安眠を得られ得る安眠枕および枕用LED装置に関する。
【0002】
首や肩の凝りを軽減する枕は、様々なものが開発されている。例えば、複数の
突起状を枕の表面に設けて接触面の人肌を刺激するよう構成したものや(例えば
特許文献1)、圧縮空気や振動可能なモミ体等の機械的な動作によって揉みほぐ
す機構(例えば特許文献2)を備えるもの等が開発されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−186973号公報
【特許文献2】
特開2001−224477号公報
【0004】
しかしながら、突起状を複数設ける枕は、枕の表面を特殊な形状に整形する必
要がある、あるいは別途整形された部材を設ける必要があるため、製造工程が複
雑になる、また既存の枕に装着することができないといった問題があった。さら
に機械的な動作によって揉みほぐす枕では、機械的な可動部分を駆動させるため
の機構が必要となり、構造が複雑でコストがかかるという問題があった。また駆
動部分があるため機械的な動作不良を生じる可能性があり、メンテナンス作業が
必要となっていた。
【0005】
本考案は、このような問題に鑑みて成されたものである。本考案の目的は、簡
単な構成で、かつ機械的な動作部分が無くとも肩凝りを軽減、解消し得る枕およ
び枕用LED装置を提供することにある。
【0006】
上記目的を解決するために、本考案の請求項1に記載される枕は、芯体1と、
前記芯体1を被覆するカバー2とを備える。この枕はさらに、前記芯体1表面か
ら光を放射する姿勢で保持される複数の発光素子と、前記発光素子に電力を供給
するため発光素子と電気的に接続される電源端子4とを備えることを特徴とする
。
【0007】
また、請求項2の枕は、請求項1に記載される枕であって、さらに、前記発光
素子と電源端子4との間に接続され、前記発光素子のON/OFFを切り替える
ためのスイッチ10を備えることを特徴とする。
【0008】
さらに、請求項3の枕は、請求項2に記載される枕であって、前記スイッチ1
0は前記芯体1からコード5を介して延長された操作部3に備えられてなること
を特徴とする。
【0009】
さらにまた、請求項4の枕は、請求項1から3のいずれかに記載される枕であ
って、さらに、前記芯体1に印加される圧力を検知して前記発光素子のON/O
FFを切り替え可能な圧力センサを備えることを特徴とする。
【0010】
さらにまた、請求項5の枕は、請求項1から4のいずれかに記載される枕であ
って、予め設定された時間経過後に前記発光素子への電力供給のON/OFFを
切り替えるためのタイマ9を備えてなることを特徴とする。
【0011】
さらにまた、請求項6の枕は、請求項1から5のいずれかに記載される枕であ
って、前記芯体1は、ウレタンフォーム系素材で構成され、前記発光素子は、発
光波長400nm〜500nmのLED6であることを特徴とする。
【0012】
さらにまた、請求項7の枕は、請求項1から6のいずれかに記載される枕であ
って、前記発光素子は、青色系LED6であることを特徴とする。
【0013】
さらにまた、請求項8の枕は、請求項1から7のいずれかに記載される枕であ
って、前記発光素子は交換可能に装着されてなることを特徴とする。
【0014】
さらにまた、請求項9の枕は、請求項1から8のいずれかに記載される枕であ
って、前記電源端子4は、外部の商用電源と接続するためのプラグを備えること
を特徴とする。
【0015】
さらにまた、請求項10の枕は、請求項1から9のいずれかに記載される枕で
あって、前記電源端子4は、前記芯体1に内蔵される電池ケースと接続されるこ
とを特徴とする。
【0016】
さらにまた、請求項11の枕用LED装置は、請求項1から10のいずれかに
記載される枕であって、前記発光素子は前記芯体1の表面から10mm以上の深
さに埋設されるよう、前記芯体1に穿孔された発光素子保持穴8に保持されてな
ることを特徴とする。
【0017】
さらにまた、請求項11の枕用LED装置は、芯体1と、前記芯体1を被覆す
るカバー2とを備える枕に装着して、枕を使用する使用者の頭部から首、肩部に
かけての領域の内少なくとも一部にLED6からの光を照射するための枕用LE
D装置であって、前記枕用LED装置は、前記芯体1表面から光を放射する姿勢
で保持される複数のLED6と、前記LED6に電力を供給するため発光素子と
電気的に接続される電源端子4とを備えることを特徴とする。
【0018】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実
施の形態は、本考案の技術思想を具体化するための枕および枕用LED装置を例
示するものであって、本考案は枕および枕用LED装置を以下のものに特定しな
い。さらに、この明細書は、実用新案登録請求の範囲を理解し易いように、実施
の形態に示される部材に対応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、お
よび「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、
実用新案登録請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するもので
は決してない。また各図面が示す部材の大きさや位置関係などは、説明を明確に
するため誇張していることがある。さらに、本考案を構成する各要素は、複数の
要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよい
。
【0019】
本考案の一実施の形態に係る枕を図1および図2に示す。図1は枕の外観を示
す斜視図であり、図2は断面図である。これらの図に示す枕は、芯体1にカバー
2を被覆し、さらに外部に操作部3と電源端子4を引き出している。
【0020】
芯体1は弾性を備える部材が好ましい。例えば、低反発ウレタンフォーム等の
合成樹脂発泡体や合成ゴム等の弾性素材によって所望の硬度、形状、大きさに形
成され、その表面には大小の山部が形成されている。ウレタンフォーム等を使用
して適度な堅さとした枕は、程よい感触で使用者の頭部を保持して快適に使用で
きる。
【0021】
さらにこの芯体1には、発光素子としてLED6を複数組み込んでいる。発光
素子は芯体1の表面から突出しないよう、好ましくは10mm以上の深さに埋設
される。図2の断面図に示すように、芯体1には発光素子を保持するための発光
素子保持穴8が複数設けられている。発光素子保持穴8は発光素子であるLED
6の外形とほぼ同じ口径に形成される。発光素子保持穴8に挿入されるLED6
は、発光素子保持穴8の壁面で弾性的に強着されて保持される。また、枕の使用
時において使用者の頭や首を載せた際に、枕が押圧されて弾性変形してもLED
6が突出して使用者の接触面で肌を刺激しないように、また使用時や運搬時の衝
撃や接触等でLED6が破損しないように、発光素子保持穴8の深さは設定され
る。好ましくは、LED6の直径2mm〜12mm、深さ10mm〜50mmの
範囲に位置するように、発光素子保持穴8は設定される。LED6が枕表面から
突出しないように芯体1に埋設することで、使用者は枕に凹凸等の違和感なく使
用でき、さらに外力からLEDが保護される。
【0022】
発光素子には、発光波長400nm〜500nmのLED6が使用できる。こ
の波長域で白、赤、緑、青色系等様々な発光色を得ることができる。好ましくは
、波長が460nm付近の青色領域にある青色系LED6を使用する。また、複
数の色調のLED同士、あるいはLEDと蛍光体を組み合わせて様々な発光色や
発光パターンを構成できる。複数色のLEDや蛍光体を混色させて所望の色を発
光させることもでき、あるいは混色させずに多色発光させることもできる。この
ように、LEDの発光色を調整することで、単に肩凝りをほぐす健康枕としてだ
けでなく、暗がりで綺麗な色に発光する意匠的にも優れた枕とすることができる
。また図2の例は、いわゆる砲弾型のLED6を使用しているが、チップ型のL
ED6を使用することもできる。
【0023】
LED6は、小型で電力効率が高く鮮やかな色の発光をする。また、LED6
は半導体素子であるため球切れなどの心配がない。さらに初期駆動特性が優れ、
振動やオン・オフ点灯の繰り返しに強い。
【0024】
LED6は点灯可能なように電気的に接続されている。各LED6素子は脱着
自在にLEDソケット7に挿入され、LEDソケット7が電源端子4やスイッチ
10やタイマ9等と配線されている。LEDソケット7はLED6の+−端子を
それぞれ挿入する穴を設けており、挿入されたLED6を弾性的に狭着して保持
する。
【0025】
発光素子保持穴8は芯体1に多数設けておき、使用者が好みの位置を選択して
、LEDソケット7に自分でLED6をセットして使用するように構成してもよ
い。これによって、使用者は自分のツボの位置や気持ちのよくなる位置、あるい
は好みのパターンにLEDの配置を変更、調整できるので、各々の使用者の嗜好
に応じた最適な使用が実現される。
【0026】
LED6の駆動回路例を図3に示す。この図に示す回路は、電源端子4と、ス
イッチ10と、タイマ9と、抵抗11と、並列接続された複数のLED6とを備
える。複数のLED6を並列に接続することで、LED6への印加電圧を容易に
一定に調整でき、また一のLED6に故障等不具合が生じても、他のLED6は
点灯させることができる。LED6のアノード側には、電圧調整、回路保護等の
ため抵抗11が接続されている。
【0027】
また、タイマ9は、所定時間経過後に回路を遮断してOFFするために設けら
れる。タイマ9を動作させることで、予め設定された時間、例えば30分、1時
間、2時間等の経過後に電源を自動的にOFFにすることができる。あるいはユ
ーザが電源をOFFにするまでの時間を自由に設定できるようにしてもよい。こ
の構成によって、使用者が睡眠はじめの期間のみLED6を点灯して、こりの解
消機能を使用し、所定時間経過後はこの機能をOFFにして熟睡するように選択
できる。またこの構成は、ON時間を一晩中としないので電力の消費量を低減す
ることもできる。
【0028】
さらに、上記と逆に一定時間経過後にLED6がONするようにONタイマを
設けてもよい。例えば、LED6の点灯がまぶしくて寝付きが悪いという使用者
には、この機能を使用してはじめにLED6消灯状態で睡眠し、その後LED6
を点灯して睡眠中にこりを解消するという使用態様が実現される。また、一のタ
イマでON/OFFタイマを兼用する構成とすることも可能であることはいうま
でもない。なお、タイマ自体は本考案において付加的な要素であって、タイマを
省略した構成としてもよい。
【0029】
スイッチ10やタイマ9は、操作部3に設けられ、コード5を介して枕の外部
に引き出されている。これによって、使用者は枕に寝ながら操作部3を手元に引
き寄せて使用でき、使い勝手がよくなる。操作部3は電源スイッチやタイマのス
イッチ等の必要な操作ボタン、つまみ等を備えている。また、必要に応じてLE
D6の明るさや輝度を調整可能な調光機能を設けることもできる。コードは固定
長とする他、カールコードを採用してもよい。あるいは図4に示すように巻き取
り式として、任意の長さまで引き出して使用できるように構成してもよい。この
場合、コードの巻き取り機構を枕の芯体に内蔵する。
【0030】
あるいはまた、操作部3は別体として外部に引き出すことなく、図5に示すよ
うに枕の側面などに備え付ける構成としてもよい。この操作部3Aではコードを
省略できるのでより安価に実現でき、またコードが絡まる等の問題もなく枕の取
り扱いを簡素にする。
【0031】
さらに、スイッチ10に代わって、もしくはこれに加えて、芯体1に印加され
る圧力を検知して発光素子のON/OFFを切り替え可能な圧力センサを備えて
もよい。圧力センサは芯体1の表面に設けるか、あるいは芯体1に内蔵される。
【0032】
LED6は、枕の使用時において点灯したLED6の光が使用者の頭から首に
かけて照射される位置に配置される。図1の例においては、9個のLED6をほ
ぼ等間隔に配置している。好ましくは左右のパターンに配置する。また使用者が
寝返り等で頭を左右に移動させてもほぼ等しいパターンの光が照射されるように
、一定周期のパターンの繰り返しとしてもよい。また、使用者のツボの位置に近
接するようなパターンにLED6を配置してもよい。LED6を配置するパター
ンや数は、この例に限られず、様々なパターンや数で使用できる。
【0033】
芯体1を被覆するカバー2は、芯体1を丁度被覆できる大きさおよび形状に構
成され、一端に芯体1を挿入するための開口部12を設けている。開口部12は
ファスナや面ファスナ、ボタン、フック等で開閉自在とする。なおカバー2は、
芯体1に直接縫合、接着する等して一体的に接合してもよく、本発明はこの状態
もカバーが「芯体を被覆する」と呼ぶ。カバー2の素材には通気性の良い繊維材
料等が使用でき、洗濯可能な素材とすることが好ましい。例えば一定の厚みで形
成された不織布が利用できる。
【0034】
また、電源線等のコード5を外部に引き出すための引き出し穴13を設けてい
る。引き出し穴13は、好ましくは枕をカバー2で被覆した状態で枕の側面に面
するよう、側面部に位置して設けられる。
【0035】
枕の電源は、外部から供給される。図1、2の例では、電源端子4にコンセン
ト用のプラグを使用し、100Vの商用電源に接続してLED6に電力を供給す
る。LED6の定格電圧に応じて降圧するために、電源端子4にはAC−DCア
ダプタ等が接続される。電源端子4を備える電源コードは、必要に応じて枕と脱
着可能な別部材とすることもできる。例えば、電気接点の部分を磁石やフック等
で係止可能とすることで、枕の使い回しがよくなる。特に、電源コードに足を引
っかけても電源コードが抜けるように構成することで、安全に使用できる。また
、この構成であればスイッチを別途設けなくとも、電源コードを枕と脱着するこ
とで、スイッチとして機能させることができる。あるいは、枕に電源を内蔵する
構成としてもよい。例えば、芯体1に電池ケースを設ける。
【0036】
以上の実施の形態では、専用の枕を使用した。さらに、本考案の他の実施の形
態として、既存の枕にLED6を付加することもできる。枕用LED装置は、図
3の回路図に示すような、並列接続された複数のLED6と、抵抗11と、スイ
ッチ10と、電源端子4と、タイマ9とを備え、リード線等で予め配線されてい
る。作業性を向上させるため、各LED6はLEDソケット7を介して脱着自在
とすることが望ましい。この枕用LED装置は、使用者が使用したい枕に自身で
装着できる。使用者は、まず枕の芯体1を取り出して、LED6を設けたい位置
を決定する。次に、決定された位置にカッター等でウレタンフォーム製の芯体1
に切り込みや穴を設けてLED6を挿入するための発光素子保持穴8とする。そ
して、LEDソケット7からLED6を分離した状態で各LEDソケット7を発
光素子保持穴8に挿入する。その後、各LED6をLEDソケット7にセットす
る。スイッチ10やリード線を接続したコード5は、図1に示すようにカバー2
の開口部12から引き出され、ファスナを閉塞してコード5は固定される。
【0037】
この構成であれば、新たな枕を用意することなく既存の枕に装着できるため、
使用者の好みの枕が選択でき、例えば愛用の枕に枕用LED装置を付加して肩、
首等の凝りを解消し、さらに快適な安眠を享受できる。
【0038】
さらにまた、図6に示すように芯体に穴等を設けることなく、芯体の表面にL
EDを装着する構成としてもよい。図6に示す枕用LED装置は、LED6を設
けた発光体14を面状に構成している。発光体14は、表面側に凹部を形成して
おり、凹部にLED6を配置している。また発光体14の裏面側は、接着面15
としており、面ファスナや両面テープ、縫合等により芯体表面の所望の位置に装
着される。発光体14は相互にリード線等で接続されており、端部に位置する発
光体14から伸びたリード線に操作部3や電源端子4が接続されている。この構
成の枕用LED装置は、既存の枕に極めて容易に装着できる。
【0039】
上記の枕あるいは枕用LED装置は、通常の枕と同様に使用する。すなわち、
使用者は枕に頭や首をおいて横になる。この状態で操作部3のスイッチ10を切
り替えてLED6を点灯する。もし就寝時にLED6の明るさが気になる場合は
、アイマスク等を適宜利用できる。また必要に応じてタイマ9をセットしてもよ
い。LED6の光が首や肩に照射されることによって、肩や首がほぐれて凝りが
解消されるという効用が得られる。また、肩や首以外にも、所望に応じて腰の下
に枕を当てたり、膝の裏、ふくらはぎの裏など様々な部位を枕に載置して使用す
ることも可能である。
【0040】
以上の枕あるいは枕用LED装置を使用すると、肩や首等の凝りを軽減、解消
できるという効果が得られる。これは実際に本考案の実施の形態を、肩凝りのひ
どい使用者に対してモニタ使用した結果により確認されている。上記の構成によ
って肩凝り等の解消効果が奏される詳細な機構は不明であるが、LED6から照
射される光が使用者の皮膚から吸収されて活性化され、血行を促進し、それによ
り使用者の免疫力向上、精神安定、体の機能向上、老廃物の排出、呼吸器の機能
向上、疲労感の軽減、肩こりや首こりの改善等の効用が得られているものと推測
される。
【0041】
以上のようにLED6を使用する枕は、白熱電球等と比して発光効率が高く、
発熱を殆ど生じないので火災等の事故の心配もなく安心して使用できる。また消
費電力も少ないので、ランニングコストも低く抑えることができる。さらにLE
D6の寿命は白熱球等と比して極めて長く、加えて機械的な衝撃にも優れている
ため、球切れの心配もなく長期にわたって安定して使用できる。さらにまた機械
的な駆動部分がないため、メンテナンスフリーで使用できる。
【0042】
また、上記の枕および枕用LED装置は、他の機器に追加、組み込み等によっ
て組み合わせて使用することもできる。例えばマッサージ機やあんま機等で、使
用者の頭部が保持される位置に枕を付加したり、あるいは枕用LED装置を組み
込むことによって、使用者の肩、首の凝りをほぐし、マッサージやあんま等をよ
り効果的に実行することが可能となる。
【0043】
以上説明したように、本考案の枕あるいは枕用LED装置を使用することによ
って、肩や首等のこりが解消されるという優れた効果が実現される。特に本考案
は、機械的な動作部を有さないため、極めて信頼性高く長期にわたって安定して
使用できる。特に、発光素子にLEDを使用することによって低消費電力で、機
械的な衝撃にも強く、また球切れの心配も殆ど無いため、毎日のように使用され
る枕においても安心して使用できるというメリットがある。
【図1】本考案の一実施の形態に係る枕を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1に示す枕の断面図である。
【図3】本考案の一実施の形態に係る枕用LED装置を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図4】本考案の他の実施の形態に係る枕を示す斜視図
である。
である。
【図5】本考案の他の実施の形態に係る枕を示す斜視図
である。
である。
【図6】本考案の他の実施の形態に係る枕を示す斜視図
である。
である。
1・・・芯体
2・・・カバー
3・・・操作部
4・・・電源端子
5・・・コード
6・・・LED
7・・・LEDソケット
8・・・発光素子保持穴
9・・・タイマ
10・・・スイッチ
11・・・抵抗
12・・・開口部
13・・・引き出し穴
14・・・発光体
15・・・接着面
Claims (12)
- 【請求項1】 芯体(1)と、前記芯体(1)を被覆するカバ
ー(2)とを備える枕において、 前記芯体(1)表面から光を放射する姿勢で保持される複
数の発光素子と、 前記発光素子に電力を供給するため発光素子と電気的に
接続される電源端子(4)と、を備えることを特徴とする
枕。 - 【請求項2】 請求項1に記載される枕であって、さら
に、前記発光素子と電源端子(4)との間に接続され、前
記発光素子のON/OFFを切り替えるためのスイッチ
(10)を備えることを特徴とする枕。 - 【請求項3】 請求項2に記載される枕であって、前記
スイッチ(10)は前記芯体(1)からコード(5)を介して延長
された操作部(3)に備えられてなることを特徴とする
枕。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載される
枕であって、さらに、前記芯体(1)に印加される圧力を
検知して前記発光素子のON/OFFを切り替え可能な
圧力センサを備えることを特徴とする枕。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載される
枕であって、予め設定された時間経過後に前記発光素子
への電力供給のON/OFFを切り替えるためのタイマ
(9)を備えてなることを特徴とする枕。 - 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載される
枕であって、前記芯体(1)は、ウレタンフォーム系素材
で構成され、前記発光素子は、発光波長400nm〜5
00nmのLED(6)であることを特徴とする枕。 - 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載される
枕であって、前記発光素子は、青色系LED(6)である
ことを特徴とする枕。 - 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載される
枕であって、前記発光素子は交換可能に装着されてなる
ことを特徴とする枕。 - 【請求項9】 請求項1から8のいずれかに記載される
枕であって、前記電源端子(4)は、外部の商用電源と接
続するためのプラグを備えることを特徴とする枕。 - 【請求項10】 請求項1から9のいずれかに記載され
る枕であって、前記電源端子(4)は、前記芯体(1)に内蔵
される電池ケースと接続されることを特徴とする枕。 - 【請求項11】 請求項1から10のいずれかに記載さ
れる枕であって、前記発光素子は前記芯体1の表面から
10mm以上の深さに埋設されるよう、前記芯体1に穿
孔された発光素子保持穴8に保持されてなることを特徴
とする枕。 - 【請求項12】 芯体(1)と、前記芯体(1)を被覆するカ
バー(2)とを備える枕に装着して、枕を使用する使用者
の頭部から首、肩部にかけての領域の内少なくとも一部
にLED(6)からの光を照射するための枕用LED装置
であって、前記枕用LED装置は、 前記芯体(1)表面から光を放射する姿勢で保持される複
数のLED(6)と、 前記LED(6)に電力を供給するため発光素子と電気的
に接続される電源端子(4)と、を備えることを特徴とす
る枕用LED装置。
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Cited By (8)
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WO2006038593A1 (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-13 | Shinya Matsuyama | 操作装置 |
JP2008264310A (ja) * | 2007-04-23 | 2008-11-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 発光クッション |
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- 2003-03-25 JP JP2003001565U patent/JP3096682U/ja not_active Expired - Fee Related
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