JP3096233U - 表示型ケーブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示型ケーブルの提供。 【解決手段】 ケーブルの二端に設けられたコネクタの
少なくとも一方の内部構造主体に、マイクロ集積回路と
発光ダイオードが設けられ、さらに外部が透明プラスチ
ック絶縁材料で被覆されてカバー体が形成され、ケーブ
ルに導通状態と伝送状態の指示機能が付与されている。
本発明は連結に異常が発生する時、チェックと故障排除
に供され、コンピュータと周辺設備、オーディオビデオ
装置、通信設備のデータ或いは信号伝送の連接に使用さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は一種の表示型ケーブルに係り、特に連結導通状態と伝送状態を表示で きるケーブルとされ、使用者が明確に且つ簡単に判断と掌握できるようにし、連 結に異常が発生する時、チェックと故障排除に供され、コンピュータと周辺設備 、オーディオビデオ装置、通信設備のデータ或いは信号伝送の連接に使用される 表示型ケーブルに関する。 【０００２】 【従来の技術】 図１は周知のケーブルの表示図である。図示されるように、この周知のケーブ ル１０は、ケーブル本体と二端のコネクタ１１で組成されている。そのうちコネ クタ１１に絶縁被覆するカバー体１２が設けられ、使用者が手で抜き差し操作す るのに供される。 【０００３】 前述の周知のケーブル１０は、コンピュータと周辺設備の連結伝送、或いはオ ーディオビデオ設備の連結伝送、或いは通信設備の連結伝送に使用され、図１に はコンピュータと周辺設備に使用される実施例を以て示されている。 【０００４】 図示される周知のＵＳＢに使用されるケーブル１０は、プリンタ連接ポート（ ＬＰＴ）或いは通信連接ポートＣＯＭの伝送線とされる。 【０００５】 この周知のケーブル１０は二端のコネクタ１１により、コンピュータと周辺設 備を連結する。このケーブル１０はデータ或いは信号の伝送を行うだけで、外観 からは伝送状態を知ることができず、ゆえにケーブル１０の内部の芯線が切断さ れてコンピュータと周辺設備の連結が行えない時には故障原因を判断できず、時 にはコンピュータ或いは周辺設備の故障と誤認し、検査、修理に手間取ることが ある。 【０００６】 【考案が解決しようとする課題】 本考案の主要な目的は、伝送線に状態を表示できる構造を設け、使用者がケー ブルの連結が正常であるかを了解できるようにし、故障原因の誤認や設備の検査 修理にかかる手間を防止できるようにすることにある。 【０００７】 本考案の次の目的は、ケーブルに伝送状態を表示できる構造を設け、これによ りコンピュータと周辺設備の連結伝送の運転状況を指示させ、使用者が運転の正 常、安定を了解できるようにすることにある。 【０００８】 【課題を解決するための手段】 請求項１の考案は、ケーブルのケーブル本体の二端或いは一端のコネクタの内 部構造主体中に、マイクロ集積回路と発光ダイオードが設けられ、外部が透明プ ラスチック絶縁材料で被覆されてカバー体が形成され、マイクロ集積回路により ケーブル本体の導通状態と伝送状態の検出を行うと共に、発光ダイオードを制御 して状態の発光指示を行わせることにより、ケーブルの導通状態と伝送状態の表 示を行うように形成されたことを特徴とする、表示型ケーブルとしている。 【０００９】 【考案の実施の形態】 本考案は、ケーブル本体の二端或いは一端のコネクタの内部に、マイクロ集積 回路と発光ダイオードが設けられ、さらに外部が透明プラスチック絶縁材料で被 覆されてカバー体が形成され、マイクロ集積回路でケーブルのケーブル本体の伝 送状態を検出し、並びに発光ダイオードを制御して発光とフラッシュで指示させ 、使用者が明確且つ簡単に連結或いは伝送状態が正常であるかの掌握を行えるよ うにして形成されている。 【００１０】 【実施例】 図２、３は本考案の構造表示図及び外観表示図である。図示されるように、ケ ーブル２０はコンピュータと周辺設備の連結伝送、或いはオーディオビデオオー ディオビデオ設備の連結伝送、或いは通信設備の連結伝送に使用される。図示さ れるのはＵＳＢに使用されるケーブル２０であるが、コネクタ構造を改変するこ とによりプリンタ連接ポート（ＬＰＴ）或いは通信連接ポート（ＣＯＭ）のケー ブルとされうる。ここではＵＳＢに使用されるケーブル２０を実施例として説明 を行う。 【００１１】 該ケーブル２０はケーブル本体と二端のコネクタ２１で組成され、この二つの コネクタ２１或いは一方のコネクタ２１の内部構造主体２２中に、マイクロ集積 回路２３と発光ダイオード２４が設けられ、さらに外部が透明絶縁材料で被覆さ れてカバー体２５が形成されている。 【００１２】 前述のマイクロ集積回路２３と発光ダイオード２４に使用される電源は、それ が連結されるコンピュータ内部の電源回路の電源より取られ、且つ該マイクロ集 積回路２３はケーブルの導線に対する検出を行う。コンピュータと周辺設備が本 考案のケーブル２０により連結されて、状態下で伝送運転を行わない時、該マイ クロ集積回路２３は発光ダイオード２４に恒常発光状態を保持させ、これにより ケーブル２０の導通が正常であることを表示し、発光ダイオードが恒常発光状態 でなければ、即ち、ケーブル２０が不通で故障していることを示す。また、コン ピュータと周辺設備がケーブル２０の伝送により運転する時、該マイクロ集積回 路２３が検出して発光ダイオード２４にフラッシュ発光指示を行わせる。 【００１３】 以上から分かるように、コンピュータと周辺設備が本考案のケーブル２０で連 結され、連結導通が正常な状況では、発光ダイオード２４は恒常発光指示を行な い、正常伝送運転状態では、該発光ダイオード２４がフラッシュ発光指示を行な う。反対に設定された指示状態でなく、発光ダイオード２４が発光指示を行わな ければ、即ちケーブル２０が故障していることを示し、伝送操作時に発光ダイオ ード２４が恒常発光するだけでフラッシュ発光指示しなければ、コンピュータ或 いは周辺設備の運転が不正常であることを示す。 【００１４】 図４は本考案の使用状態表示図である。図示されるように、ケーブル２０のコ ネクタ２１とＭＰ３装置３０或いは携帯型ハードディスク等の周辺設備が連結さ れ、両者の連結状態と伝送状態は、いずれもコネクタ２１の透明絶縁カバー体２ ５内部の発光ダイオードの発光指示により了解される。連結状態と伝送状態が不 正常の時にはそれにより判断して簡単に故障を排除できる。 【００１５】 図５は本考案の実施例表示図である。図示されるように、ケーブル２０の二端 のコネクタ２１の内部構造主体２２にそれぞれマイクロ集積回路２３と発光ダイ オード２４が設けられ、二端にあって連結状態と伝送状態の表示が行えるものと され、使用者がコンピュータと周辺設備に対して連結状態と伝送状態の了解と掌 握が行い易くされ、異常状態が発生した時に判断の根拠となして故障を簡単に排 除できるものとされている。 【００１６】 【考案の効果】 以上から分かるように、本考案は周知のケーブルに較べ、実用性と利用の価値 を有しており、実用新案登録の要件を具備している。

【図面の簡単な説明】 【図１】周知のケーブルの表示図である。 【図２】本考案の構造表示図である。 【図３】本考案の外観図である。 【図４】本考案の使用状態表示図である。 【図５】本考案の実施例表示図である。 【符号の説明】 １０ ケーブル １１ コネクタ １２ カバー体 ２０ ケーブル ２１ コネクタ ２２ 内部構造主体 ２３ マイクロ集積回路 ２４ 発光ダイオード ２５ カバー体 ３０ ＭＰ３装置

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 ケーブルのケーブル本体の二端或いは一
   端のコネクタの内部構造主体中に、マイクロ集積回路と
   発光ダイオードが設けられ、外部が透明プラスチック絶
   縁材料で被覆されてカバー体が形成され、マイクロ集積
   回路によりケーブル本体の導通状態と伝送状態の検出を
   行うと共に、発光ダイオードを制御して状態の発光指示
   を行わせることにより、ケーブルの導通状態と伝送状態
   の表示を行うように形成されたことを特徴とする、表示
   型ケーブル。