JP3095749U - 動物飼育用ケージ - Google Patents

動物飼育用ケージ

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JP3095749U JP2003000541U JP2003000541U JP3095749U JP 3095749 U JP3095749 U JP 3095749U JP 2003000541 U JP2003000541 U JP 2003000541U JP 2003000541 U JP2003000541 U JP 2003000541U JP 3095749 U JP3095749 U JP 3095749U
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隆三 鳥居
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株式会社ケー・エー・シー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ケージ本体の下方に動物の糞尿を受けるトレイ
を設けている動物飼育用ケージにおいて、動物の糞尿を
受けるトレイの清掃の手間を軽減するとともに動物の糞
尿による悪臭の発散を抑える。 【解決手段】動物を収容可能なケージ本体1と、ケージ
本体1を床面から離間させて支持可能な架台2と、ケー
ジ本体1の下方に位置して架台2に支持され、動物の糞
尿を受けるトレイ3とを具備する動物飼育用ケージCに
おいて、トレイ3内に給水を行う給水機構4をさらに具
備し、トレイ3の下面の幅方向における一側端部を駆動
して傾斜させることにより糞尿を排出することを可能に
構成するとともに、傾斜を解除した状態のトレイ3内部
に水をためておくことを可能に構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本発明は、特に実験用動物の飼育に好適に使用される動物飼育用ケージに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来から、実験用動物を飼育する際には、架台にケージ本体を床面から離間さ せて支持させるとともに、ケージ本体の下方に動物の糞尿等を受けるトレイを設 けている動物飼育用ケージが広く用いられている。このような動物飼育用ケージ においては、動物の糞尿等を受けるトレイは、その底面に傾斜を設け、排水ダク トに向けて糞尿が流れるように構成しているものが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような動物飼育用ケージを用いると、動物の糞が排水ダクトに向かって移 動せずトレイに付着してしまい、尿も全量が排水ダクトに流れきらず少量がトレ イ上に乾燥して残る。従って、トレイに付着した動物の糞尿を除去してトレイを 清掃する手間が発生する。また、動物の糞尿により悪臭が周囲に拡散してしまう 不具合や、糞尿中に存在する微生物により飼育室が汚染される不具合も起こり得 る。
【0004】 本考案は、以上に述べた課題を解決し、前記トレイの清掃の手間を低減すると ともに、動物の糞尿による悪臭の拡散を抑え、さらに微生物による飼育室の汚染 を軽減しやすくすべく構成するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案に係る動物飼育用ケージは、動物を収容可能なケージ本体と、 前記ケージ本体を床面から離間させて支持可能な架台と、ケージ本体の下方に位 置して前記架台に支持され、動物の糞尿を受けるトレイとを具備するものであっ て、前記トレイ内に給水を行う給水機構をさらに具備し、該トレイ内部に水をた めておくことを可能に構成しているとともに、該トレイの下面の幅方向における 一側端部に外力を作用させて傾斜させることにより水とともに糞尿を排出するこ とを可能にしていることを特徴とする。
【0006】 このようなものであれば、給水機構を用いてトレイ内に水をためておくことに より、トレイ内に動物の糞尿が付着することを防ぐことができるとともに、動物 の糞尿による悪臭が周囲に拡散してしまうことも軽減できる。さらに、水中に消 毒・殺菌剤を混入しておけば、糞尿中の微生物を殺菌し、トレイ内の微生物によ る汚染を軽減しやすくできる。加えて、該トレイの下面の幅方向における一側端 部に外力を作用させて傾斜させることにより水とともに糞尿を排出することを可 能にしていること、及びトレイ内に動物の糞尿が付着することを防ぐことができ ることから、トレイの清掃の手間の軽減を図ることができる。
【0007】 より少ない操作力で排水を行うことができる構成として、前記トレイを下面の 幅方向中央近傍において回転可能に支持されるよう構成しているものが挙げられ る。このように構成すれば、トレイの下面の幅方向における一側端部を支点とし て他端部を駆動する構成と比較して、トレイを傾斜させるための操作力を少なく できるからである。
【0008】 大型動物を飼育する場合、架台及びトレイもまた大型のものとなり、トレイ内 に水をためると重量が大きくなりトレイが撓んでしまう不具合が生じ得るが、こ のような不具合を起こりにくくするために好適な構成として、前記トレイが側断 面視上方に開口したチャネル状をなすものであって、その側断面視下隅部に丸み を有する湾曲部を設けているものが挙げられる。このように構成すれば、該トレ イに対幅方向折り曲げ剛性を付与できるからである。
【0009】 トレイを傾斜させる作業をさらに楽に行えるようにする構成として、前記トレ イの幅方向における一側端部に該トレイを傾斜させる力を作用させる機能を有す るトレイ傾斜機構を設けているものが挙げられる。
【0010】 トレイ内に大量の糞尿等が溜まる不具合の発生を有効に予防できる構成の一例 として、前記トレイ傾斜機構及び前記給水機構に接続され、予め設定した所定時 刻ないし所定時間間隔に作動して、前記トレイ傾斜機構に前記トレイの一側端部 に該トレイを傾斜させる力を作用させるようにしているとともに、前記給水機構 に水を供給させるように構成しているタイマを具備するものが挙げられる。この ように構成すれば、前記所定時刻ないし所定時間間隔ごとにタイマが作動して、 糞尿がトレイ内から自動的に排出されるからである。
【0011】 複数の動物を飼育する際に、ケージ本体の洗浄の際に動物を濡らさず行えるよ うにするのに好適な構成として、前記架台が、前記ケージ本体を幅方向に隣接さ せて複数配置可能なものであって、前記ケージ本体の側面に開口部を設けている ものが挙げられる。このようなものであれば、動物が開口部を通り隣接するケー ジ本体に移動できるので、ケージ本体の洗浄の際に動物を隣接するケージ本体に 移動させることができるからである。また、動物が移動できる範囲が広くなるの で、ケージ内に収容した動物のストレスを軽減しうる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0013】 本実施形態に係る動物飼育用ケージCは、サルの飼育に特に好適に用いられ、 図1に全体斜視図、図2に正面図をそれぞれ示すように、サル等の動物を収容可 能なケージ本体1と、このケージ本体1を支持する架台2と、ケージ本体1の下 方に位置して前記架台2に支持され、動物の糞尿を受けるトレイ3とを具備する 。なお、前記図2において、ケージ本体1は想像線により示している。
【0014】 前記ケージ本体1は、前側方からの斜視図を図3、側後方からの斜視図を図4 にそれぞれ示すように、角パイプを直方体状に組み合わせた外枠11と、左右の 壁面を構成する側板12と、背面を構成し前後方向に移動可能な背板13と、正 面に取り付けられる前扉14と、天井部材(図示略)とを具備する。
【0015】 前記外枠11の背面には、下方に開口するチャネル状の部材である係止部15 を、上下に離間させて2箇所に設けている。この係止部15は、ケージ本体1の 略幅寸法全域にわたっていて、前記開口に架台2を嵌め入れることにより該架台 2に係止するように構成している。
【0016】 前記側板12には開口部1sを設けていて、この開口部1sを閉塞可能なスラ イド板121を取付可能に構成している。このスライド板121は、最大限に後 方に移動した状態ではこの開口部1sを閉塞し、前方に移動させることによりケ ージ本体1の側方の一部を開口させるように構成している。
【0017】 前記前扉14は、格子状をなし、一方の側板にラッチ錠16を用いて係止可能 に構成している。また、高さ方向中央部の格子幅は40〜60mmとしていて、 サルが四肢を格子間から出すことができ、サルをケージ本体1に収容した状態で 四肢の静脈から採血や投薬をできるようにしている。また、この前扉14には、 給餌器17を取付可能である。
【0018】 さらに、このケージ本体1の底部には、図示はしないが、動物の生活空間の床 面を形成するスノコをスライド可能に取り付けるようにしている。このスノコは 、サルの噛み付きに耐えることができるようにすべく粉体焼付け塗装していると ともに、糞便を落とす糞便落とし孔を設けている。この糞便落とし孔の直径は2 0〜23mmであり、サルが手首をこの糞便落とし孔から出せない直径にしてい る。また、このスノコは、前扉を係止する前記ラッチ錠とは別体に構成したスノ コ止め金具により固定できるようにしている。さらに、前記スノコの下方に、動 物の糞便を採取するための受け皿を必要に応じてスライド可能に取り付けるよう に構成している。この受け皿も前記ラッチ錠及び前記スノコ止め金具とは別体に 構成した受け皿止め金具により固定できるようにしている。
【0019】 加えて、前記天井部材には、サルがぶら下がることができるぶら下がり棒を前 後方向に掛け渡して設けているとともに、高さ方向中央部にも、止まり木(図示 略)を前後方向に掛け渡して設けている。一方、前記背板13には、これらぶら 下がり棒及び止まり木が背板の前後運動を妨げないようにすべく、前記ぶら下が り棒を奥行き方向に挿し通すぶら下がり棒挿通孔と、前記止まり木を奥行き方向 に挿し通す止まり木挿通孔とを設けている。
【0020】 一方、前記架台2は、本実施形態では壁面に図示しないアンカーボルトを介し て固定可能であり、前記図1及び図2に示すように、幅方向に所定距離ずつ離間 させて複数設けられる支柱21と、支柱21の前方に架台2の幅寸法の略全域に わたって横架して取り付けられ、前記ケージ本体1を支持する支持棒22とを有 する。より具体的には、前記支持棒22に前記図4に示すケージ本体1の係止部 15を係り合わせることにより、この架台2に前記ケージ本体1を支持させるよ うにしている。そして、この架台2に前記ケージ本体1を横方向に複数台、本実 施形態では5台隣接させて取り付けることが可能であるとともに、前記ケージ本 体1を平面視重合させて上下2段に配置することができる。すなわち、前記ケー ジ本体1を床面から離間させて支持可能であるとともに、その下方において前記 トレイ3を支持させ、さらに前記トレイ3の下方に他のケージ本体1を配置でき る。
【0021】 しかして本実施形態では、前記図2に示すように、前記トレイ3内に給水を行 う給水機構4をさらに具備し、トレイ内に水をためておくことを可能にしている とともに、該トレイ3の下面の幅方向における一側端部に外力を作用させて、前 記図2、及びその機構を示す簡略図である図5の想像線に示す位置まで移動させ て傾斜させ、水とともに糞尿を排出することを可能にしている。
【0022】 具体的には、前記図1、図2、図5、及び図2における領域Rの拡大図である 図6に示すように、前記トレイ3は、下面の幅方向中央近傍において回転可能に 支持されるようにすべく、その下面の幅方向中央近傍に奥行き方向に延伸し下方 に開口するチャネル状をなす補強材31を設けていて、この補強材31の開口部 に、前記架台2の幅方向中央近傍に位置する支柱21の前面から前方に突出して 設けられた支点たる回転支持金具32を嵌め入れるようにしている。また、前記 架台2に、前記トレイ3の一側端部に該トレイ3を傾斜させる力を作用させる外 力、本実施形態では押し上げ力を作用させて該トレイ3を傾斜させる機能を有す るトレイ傾斜機構5を設け、さらに架台2の他側端部に排水ダクトDを設けてい る。さらに詳述すると、このトレイ3は、側断端面図を図7に示すように、側断 面視上方に開口したチャネル状をなして前縁部及び後縁部に起立壁33を設けて いるものであって、その側断面視下隅部に丸みを有する湾曲部3rを設け、長手 方向、すなわち幅方向への対折り曲げ剛性を付与している。また、このトレイ3 には、図5に示すように、前記幅方向における一側端部には起立壁34を設けて いるとともに、他側端部には仕切り板35を設け、内部に水をためておくことが できる。このトレイ3への給水は、給水機構4により自動的に行うようにしてい る。
【0023】 前記給水機構4は、給水パイプ41の中間に電動バルブ42を介在させて構成 しているものであり、電動バルブ42を作動させて給水のON/OFFを行うよ うにしている。また、本実施形態では、停電時等に用いるための手動バルブ43 をも設けている。
【0024】 前記トレイ傾斜機構5は、インジェクトモータ51に送りねじ52を接続して いるとともに、送りねじの上方にトレイ3の前記幅方向における一側端部を当接 させて構成している。すなわち、インジェクトモータ51を作動させて送りねじ 52を昇降させ、送りねじ52に当接する前記トレイ3の前記幅方向における一 側端部に押し上げ力を作用させてトレイ3を傾斜させ、またトレイ3の傾斜を解 除するようにしている。
【0025】 そして、前記給水機構4及びトレイ傾斜機構5は、いずれもタイマ6に接続し ていて、予め設定した所定時刻に該タイマ6が作動し、前記トレイ傾斜機構5を 作動させて前記トレイ3の一側端部を押し上げるとともに、前記給水機構4から 水を供給するようにしている。
【0026】 このように構成した動物飼育用ケージCにおいて、トレイ3を傾斜させて糞尿 を排出する際の各部の作用を以下に示す。まず、予め設定した所定時刻になると 、タイマ6が作動して、このタイマ6により前記トレイ傾斜機構5及び給水機構 4もまた作動する。すなわち、前記トレイ傾斜機構5がトレイ3の一側端部に押 し上げ力を作用させて図2及び図5の想像線に示す位置まで移動させ、該トレイ 3を傾斜させるとともに、前記給水機構4から水を流して前記トレイ3内の糞尿 をためておいた水とともに押し流すようにしている。そして、前記タイマの作動 開始から所定時間が経過した後、前記トレイ傾斜機構5が前記トレイ3の一側端 部を押し上げている状態が解除され、トレイ3はもとの姿勢に戻る。前記給水機 構4からはさらに所定時間だけ水が流れてトレイ3内に水を供給してトレイ3内 に水をためるようにしている。なお、前記タイマ6は、所定期間間隔で作動する ようなものであってももちろんよい。
【0027】 このように、本実施形態に係る動物飼育用ケージCは、トレイ内3に水を供給 する給水機構4を具備し、トレイ3内に水をためておくようにしているとともに 、該トレイ3の下面の幅方向における一側端部に押し上げ力を作用させて傾斜さ せ、糞尿を水とともに架台2の他側端部に設けた排水ダクトDに排出するように しているので、トレイ3内に動物の糞尿が付着することを防ぐことができる。ま た、該トレイ3の下面の幅方向における一側端部に押し上げ力を作用させて傾斜 させることにより糞尿を排出できるので、トレイの清掃を簡単に行うことができ るようになる。加えて、動物の糞尿による悪臭が周囲に拡散してしまうことも軽 減できる。また、水の中に消毒・殺菌剤を混入しておくことで、糞尿中の微生物 が殺菌され飼育室の微生物汚染を軽減できる。
【0028】 さらに、前記トレイ3の下面の幅方向中央近傍に支点を設けているので少ない 操作力で排水を行うことができるようになる。
【0029】 加えて、前記トレイ3の幅方向における一側端部に押し上げ力を作用させる機 能を有するトレイ傾斜機構5を設けているので、トレイ3を傾斜させる作業をさ らに楽に行うことができる。
【0030】 また、前記給水機構4及びトレイ傾斜機構5は、いずれもタイマ6に接続して いて、予め設定した所定時刻に該タイマ6が作動し、前記トレイ傾斜機構5を作 動させて前記トレイ3の幅方向における一側端部に押し上げ力を作用させ、該ト レイ3を傾斜させるとともに、前記給水機構4から水を供給するようにしている ので、飼育係がトレイ3から排水する操作を行う手間を省きつつトレイ3内に大 量の糞尿等がたまらないようにすることができる。
【0031】 一方、前記架台2が、前記ケージ本体1を幅方向に隣接させて複数配置可能な ものであって、前記ケージ本体1の側面に開口部を設けているので、ケージ本体 1の清掃の際に、サル等の動物を開口部を通して隣接するケージ本体1まで移動 させることができ、従って動物を濡らすことなくケージ本体1の清掃を行うこと ができる。また、動物が移動できる範囲が広くなり、複数の動物を飼育する際に 、動物のストレスの軽減を図ることもできる。
【0032】 また、ケージ本体1内部に、止まり木を掛け渡して設けているとともに、天井 部材にぶら下がり棒を設けているので、動物飼育用ケージC内に飼育する動物の 運動不足を好適に解消することができる。
【0033】 そして、ケージ本体1の前扉を、ラッチ錠を用いてケージ本体1の側壁に係止 可能に構成しているので、動物が力ずくで前扉の施錠を解除することが起こりに くく、動物の脱走を有効に防ぐことができる。. なお、本発明は以上に述べた実施の形態に限られない。
【0034】 例えば、サル以外の動物、例えばラット、モルモット、ウサギ、犬、猫、その 他中大型動物の飼育にこのような動物飼育用ケージを用いてもよい。
【0035】 また、タイマを省略する代わりにトレイ傾斜機構に駆動スイッチを設け、駆動 スイッチの操作によりトレイの傾斜を行うように構成してもよいし、トレイの駆 動操作自体を手動により行うよう構成してもよい。また、トレイ傾斜機構はトレ イの幅方向における一端部に押し上げ力を作用させるものでなく、前記一端部に 引き上げ力を作用させるものであってもよく、さらに前記一端部を下降させるよ う構成しているものであってもよい。一方、トレイの支点は幅方向中央近傍でな く、トレイ傾斜機構の動力が十分得られるならば昇降端と反対側の端部に設けて もよい。また、給水操作も完全に手動により行うよう構成してもよい。
【0036】 さらに、ケージ本体の側面の開口部は必ずしも設けなくてもよい。
【0037】 加えて、トレイの側断面形状は上述した実施形態に述べた以外のものであって もよい。例えば、上方に開口するとともに、奥行き方向に延伸した半楕円状に構 成してもよい。
【0038】 加えて、ケージ本体の前扉は、ラッチ錠でなく、例えばシリンダー錠を用いて ケージ本体の側壁に係止するようにしてもよい。
【0039】 その他、本考案の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
【0040】
【考案の効果】
本考案に係る動物飼育用ケージは、動物の糞尿を受けるトレイ内に給水を行う 給水機構を具備し、トレイ内部に水をためておくことを可能に構成しているとと もに、該トレイの下面の幅方向における一側端部に外力を作用させて傾斜させる ことにより水とともに糞尿を排出することを可能にしている。従って、給水機構 を用いてトレイ内に水をためておくことにより、トレイ内に動物の糞が付着する ことを防ぐことができ、該トレイの下面の幅方向における一側端部を押し上げて 傾斜させることにより糞尿を排出できるので、トレイの清掃の手間の軽減を図る ことができる。さらに、動物の糞尿により悪臭が周囲に拡散してしまうことも軽 減できる。また、水の中に消毒・殺菌剤を混入しておけば、糞尿中の微生物が殺 菌されるので、微生物による汚染を軽減しやすくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態に係る動物飼育用ケージの
全体斜視図。
【図2】同実施形態に係る動物飼育用ケージの正面図。
【図3】同実施形態に係る動物飼育用ケージのケージ本
体の前側方からの斜視図。
【図4】同実施形態に係る動物飼育用ケージのケージ本
体の側後方からの斜視図。
【図5】同実施形態に係る動物飼育用ケージのトレイ傾
斜機構及び給水機構を示す簡略図。
【図6】図2における領域Rの拡大図。
【図7】同実施形態に係る動物飼育用ケージのトレイの
側断端面図。
【符号の説明】
C…動物飼育用ケージ 1…ケージ本体 2…架台 3…トレイ 4…給水機構 5…トレイ傾斜機構 6…タイマ

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】動物を収容可能なケージ本体と、前記ケー
    ジ本体を床面から離間させて支持可能な架台と、ケージ
    本体の下方に位置して前記架台に支持され、動物の糞尿
    を受けるトレイとを具備するものであって、 前記トレイ内に給水を行う給水機構をさらに具備し、該
    トレイ内部に水をためておくことを可能に構成している
    とともに、該トレイの下面の幅方向における一側端部に
    外力を作用させて傾斜させることにより水とともに糞尿
    を排出することを可能にしていることを特徴とする動物
    飼育用ケージ。
  2. 【請求項2】前記トレイを下面の幅方向中央近傍におい
    て回転可能に支持されるよう構成していることを特徴と
    する請求項1記載の動物飼育用ケージ。
  3. 【請求項3】前記トレイが側断面視上方に開口したチャ
    ネル状をなすものであって、その側断面視下隅部に丸み
    を有する湾曲部を設けていることを特徴とする請求項1
    又は2記載の動物飼育用ケージ。
  4. 【請求項4】前記トレイの幅方向における一側端部に該
    トレイを傾斜させる力を作用させる機能を有するトレイ
    傾斜機構を設けていることを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の動物飼育用ケージ。
  5. 【請求項5】前記トレイ傾斜機構及び前記給水機構に接
    続され、予め設定した所定時刻ないし所定時間間隔に作
    動して、前記トレイ傾斜機構に前記トレイの一側端部に
    該トレイを傾斜させる力を作用させるようにしていると
    ともに、前記給水機構に水を供給させるように構成して
    いるタイマを具備することを特徴とする請求項4記載の
    動物飼育用ケージ。
  6. 【請求項6】前記架台が、前記ケージ本体を幅方向に隣
    接させて複数配置可能なものであって、前記ケージ本体
    の側面に開口部を設けていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4又は5記載の動物飼育用ケージ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010081854A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Mitsubishi Chemical Medience Corp チャンバー装置

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JP2010081854A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Mitsubishi Chemical Medience Corp チャンバー装置

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