JP3095719U - 水中観察器 - Google Patents

水中観察器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、容易かつ確実に観察対象物を視認す
ることのできる、小型で操作性のよい水中観察器を提供
することを目的とする。 【解決手段】本考案の水中観察器は、筒体の上部に観察
窓が、筒体の側面下部に透光窓が、当該筒体の底部に反
射鏡がそれぞれ設けられた水中観察器であって、反射鏡
の傾斜角度が筒体の軸方向に対して45度未満であるこ
とを特徴とするものであり、反射鏡の傾斜角度が26度
以上32度以下であることが好ましい。さらに、反射鏡
の傾斜角度を変更させる角度変更手段を有していてもよ
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、水中にある観察対象物、例えば、船舶のスクリューやシャフトなど の様子を船上において視認するための水中観察器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の水中観察器Sには、図8に示すように、上部に観察窓Aを有し、下部に 透光窓Bを有する筒体Cと、筒体Cの下部に設けられ、前記透光窓Bから入る光 を前記観察窓Aに屈折させる反射鏡Mとを備えているものがある(例えば、特許 文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】 特開2000−305025号公報
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の水中観察器Sは、反射鏡Mが、筒体Cの軸方向に対して 45度の角度で設けられているので、上部の観察窓Aで観察対象物としてのスク リューTを見るためには、図8に示すように、透光窓BがスクリューTの位置す る深さL1まで筒体Cを水中に下ろして、スクリューTに対して反射鏡Mを対向 配置させる必要がある。すなわち、従来の水中観察器Sでは、筒体Cの長さが観 察対象物までの距離だけ必要となり、器具が長さ方向に大型化するため、操作性 が悪いという不具合がある。
【0005】 本考案は、上記問題点に鑑みて提案されたものであって、容易かつ確実に観察 対象物を視認することのできる、小型で操作性のよい水中観察器を提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 以上の目的を達成するために、請求項1記載の考案の水中観察器は、筒体の上 部に観察窓が、筒体の側面下部に透光窓が、当該筒体の底部に反射鏡がそれぞれ 設けられた水中観察器であって、反射鏡の傾斜角度が筒体の軸方向に対して45 度未満であることを特徴とするものである。 請求項2記載の考案の水中観察器は、傾斜角度が26度以上32度以下である ことを特徴とするものである。 請求項3記載の考案の水中観察器は、反射鏡の傾斜角度を変更させる角度変更 手段を有することを特徴とするものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の水中観察器の実施形態について詳細に説明する。
【0008】 本実施形態の水中観察器1は、図1から図3に示すように、筒体2と、筒体2 の下方に取り付けられる透明なガラス板3と、筒体2の内部に所定の角度で設け られる反射鏡4とを備えている。
【0009】 筒体2は、前面部21と、背面部22と、傾斜面部20と、左右の側面部23 ,23と、底部29とを備えてなる水密構造の強化プラスチック製の角筒で、上 部に観察者が覗き込んで観察するための観察窓としての開口部24を備えている 。筒体2の下方は幅方向に拡開しており、前面部21の下部にはほぼ矩形に開口 された透光用開口部25が形成されている。透光用開口部25には、図3に示す ように、外部からガラス板3が水密に取り付けられて、透光窓30を構成してい る。
【0010】 背面部22には、上部が開口した縦長の有底筒状の錘収納部28が形成されて おり、錘収納部28には、棒状の錘8が収納されている。なお、錘8は、異なる 重さのものが数個用意されており、水中観察器1の沈め具合に応じた重さの錘を 使用する。
【0011】 傾斜面部20は、背面部22の下方に、透光窓30の上端と対向する位置から 前面部21の下端に向かって形成されており、筒体2の軸方向Nに対して28度 傾斜している。
【0012】 反射鏡4は、筒体2の内部における傾斜面部20に取り付けられており、筒体 2の軸方向Nに対する傾斜角度をθとすると、反射鏡4の傾斜角度θは28度と なっている。
【0013】 左右の側面部23,23には、上端部に断面コの字状の取っ手27,27が取 り付けられており、取っ手27,27の下方に、筒体2の内部に貫通する雌ネジ が形成されたネジ孔26,26が形成されている。
【0014】 次に、本実施形態の水中観察器1の使用方法について、図7、図8を用いて、 船舶のスクリューTを観察する場合について説明する。
【0015】 まず、錘8を錘収納部28に収納した後、取っ手27,27を両手で持ち、図 7に示すように、水中観察器1を水中に下ろしていく。そして、開口部24を覗 いて反射鏡4に映し出される水中の様子を見ながら、スクリューTを視認できる 位置で水中観察器1を静止させ、スクリューTの様子を観察する。
【0016】 ところで、従来の水中観察器Sでは、図8に示すように、透光窓Bがスクリュ ーTの位置する深さL1まで筒体Cを水中に下ろして、スクリューTに対して反 射鏡Mを対向配置させる必要があるのに対して、本実施の形態の水中観察器1で は、反射鏡4の傾斜角度θが28度であるので、水中観察器1の透光窓30をス クリューTの水深L1よりも浅い水深L2まで下ろしただけで、反射鏡4にスク リューTを映すことができる。
【0017】 このように、本実施形態の水中観察器1は、観察対象物の位置する水深まで下 ろさなくても観察対象物を観察することができるので、水中観察器1の軸方向長 さを短くすることができる。したがって、水中観察器1を小型化でき、取り扱い やすい。また、水中観察器1が受ける水の抵抗力も少なくなるため、水中観察器 1を所望の位置に静止させやすい。
【0018】 なお、反射鏡4に観察対象物全体を映すことができない場合には、取っ手27 ,27を前後に揺動させるだけで、容易に観察対象物の周辺部分を映し出すこと ができる。
【0019】 ところで、水面から観察対象物までの距離が長く、水中観察器1の軸方向長さ では足らない場合には、図4に示すように、別個に形成された延長用筒体5を水 中観察器1に取り付けて、水中観察器1の軸方向長さを延長してもよい。延長用 筒体5は、水中観察器1の筒体2よりも一回り小さい水密構造の強化プラスチッ ク製の角筒で、両端が開口しており、上端開口部側の左右側面部に取っ手51、 51を備えている。そして、水中観察器1の筒体2の内部に水密に収納可能とな っている。使用の際には、延長用筒体5を所要の長さだけ水中観察器1から引き 出して、ネジ孔26,26に固定ネジ6、6を螺合させて、水中観察器1に取り 付ける。
【0020】 また、本実施形態では、筒体2および延長用筒体5を強化プラスチック製とし たが、材料はこれに限られず、例えば、他の合成樹脂、木材、金属などで形成し てもよい。また、透明板としてガラス板3を使用したが、例えば、透明のアクリ ル板など他の材料であってもよい。
【0021】 さらに、延長用筒体5を水中観察器1の内部に収納した状態で使用してもよい 。このようにすれば、観察対象物までの距離に応じて容易に伸縮することができ るので、延長用筒体5を取り付ける時間と手間を短縮できる。
【0022】 また、反射鏡4の傾斜角度θは、28度に限られることはなく、45度未満で あればよいが、26度未満では、反射鏡4の映像を観察窓24から見づらく、3 2度を超えると、水中観察器1をスクリューTの近傍まで下ろさないと反射鏡4 に映像を映すことができなくなるため、26度から32度の範囲が適当である。
【0023】 次に、本発明にかかる他の実施形態の水中観察器9として、図5、図6に示す ように、反射鏡4の傾斜角度θを変更可能な角度変更手段としての角度変更機構 7を有するものでもよい。なお、角度変更機構7以外の構成は、上述した実施の 形態と同様である。
【0024】 角度変更機構7は、揺動板11と、操作部12と、揺動板11を操作部12に 連結するワイヤー13とを備えている。 揺動板11は、反射鏡4を取り付け可能な大きさの略矩形に形成されており、 その下端部が、ヒンジ部材10を介して筒体2の底部29に揺動自由に取り付け られている。 操作部12は、一端が側面部23の内面に揺動可能に枢支され、筒体2の内部 に配置される操作レバー15と、操作レバー15の他端に設けられ、側面部23 に穿設された円弧状の長孔17を貫通して、筒体2の外部に配置される操作ツマ ミ16とを備えている。長孔17は、操作レバー15の揺動時に、操作ツマミ1 6が描く円弧形状に形成されている。
【0025】 角度変更機構7は、操作ツマミ16を上下に揺動させると、操作レバー12に 取り付けられたワイヤー13を介して揺動板11が揺動し、揺動板11に取り付 けられた反射鏡4の傾斜角度θを変更させるもので、26度から32度の範囲で 変更可能となっている。
【0026】 したがって、観察者Pは、操作ツマミ16による容易な操作をするだけで、反 射鏡4の傾斜角度を所定の範囲内で自由に変更でき、観察対象物を視認できる範 囲を大幅に増加させることができ、作業効率を向上させることができる。
【0027】
【考案の効果】 請求項1記載の考案の水中観察器は、筒体の上部に観察窓が、筒体の側面下部 に透光窓が、当該筒体の底部に反射鏡がそれぞれ設けられており、反射鏡の傾斜 角度が筒体の軸方向に対して45度未満であるので、観察対象物のある水深まで 水中観察器を挿入しなくても反射鏡に映った観察対象物の映像を視認することが できる。したがって、水中観察器の全長を短縮させることができ、操作性が向上 する。 請求項2記載の考案の水中観察器は、反射鏡の傾斜角度が26度以上32度以 下であるので、観察対象物のある水深よりも浅い位置で観察対象物の映像を視認 することができる。したがって、水中観察器の全長が従来よりも短縮でき、水中 観察器の小型化を実現できる。したがって、特に、観察者が水中観察器を手で保 持して、観察対象物を観察するのに適している。 請求項3記載の考案の水中観察器は、反射鏡の傾斜角度を変更させる角度変更 手段を有するので、反射鏡の傾斜角度を変更することにより、反射鏡に観察対象 物の異なる部分の映像を容易に映し出すことができる。したがって、観察範囲を 拡大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態の水中観察器の正面図。
【図2】 図1に示す水中観察器の一部を破断して示す
側面図。
【図3】 図2に示す水中観察器の一部を拡大して示す
部分断面図。
【図4】 図1に示す水中観察器に延長用筒体を取り付
けた状態を示す説明図。
【図5】 本考案の他の実施形態の水中観察器の一部
を拡大して示す部分断面図。
【図6】 図5に示す水中観察器の背面の一部を示す説
明図。
【図7】 従来の水中観察器の使用状態を示す説明図。
【図8】 本考案の一実施形態の水中観察器の使用状態
を示す説明図。
【符号の説明】
1 水中観察器 2 筒体 24 開口部(観察窓) 30 透光窓 4 反射鏡 7 角度変更機構(角度変更手段)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒体の上部に観察窓が、筒体の側面下部に
    透光窓が、当該筒体の底部に反射鏡がそれぞれ設けられ
    た水中観察器であって、反射鏡の傾斜角度が筒体の軸方
    向に対して45度未満であることを特徴とする水中観察
    器。
  2. 【請求項2】反射鏡の傾斜角度が26度以上32度以下
    であることを特徴とする請求項1記載の水中観察器。
  3. 【請求項3】反射鏡の傾斜角度を変更させる角度変更手
    段を有することを特徴とする請求項1または2記載の水
    中観察器。
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